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高遠そば復活15周年を祝う
平成9年に復活した高遠そばが今年で15年目を迎え、16日に式典が行われました。
高遠さくらホテルで行われた記念式典には、地域で活動しているそばの会などから80人が出席し、15年の節目を祝いました。
高遠そばは、高遠藩主保科正之が愛したとされています。
福島県会津地方にあって、保科ゆかりの高遠になぜないのかと平成9年に研究会が発足。
以来、そば祭りや各種イベントを精力的に行い、高遠そばの名はじょじょにしられるようになりました。
あいさつした飯島進実行委員長は、「高遠そばは、おいしく食べる知恵や工夫だけでなく、まちづくりの知恵もつまっている」とあいさつしました。
式典では、高遠そばを地域から盛り立てている山室そばの会、弥勒そばの会、芝平そばの会、そば打ち愛好会の代表者に感謝状が贈られました。
来賓として招かれた白鳥孝伊那市長は、「信州そば発祥の地はここだと大きな声で言っていきたい」とあいさつしました。
高遠そばの会では、今後、さらなるブランド化や高遠辛味大根の生産と販売などまちづくりも含め取り組んでいきたいとしています。 -
ポーラ☆スター新体操発表会
伊那市と塩尻市の新体操教室、ポーラ☆スターの発表会が16日伊那市の勤労者福祉センター体育館で開かれました。
発表会では3歳から高校3年生までのおよそ120人が日頃の練習の成果を披露しました。
ポーラ☆スターは伊那市と塩尻市に教室があり、合同で発表会を開いていて、今年で21回目です。
個人のほか、団体では保護者が参加しての演技もありました。
代表の橋爪みすずさんは、「去年20回を迎え、今年は初心に帰り、1回目のような気持ちで挑んだ。子どもたちが一つのことに夢中なり成長していく姿を見守っていきたい」と話していました。 -
ぽかぽか陽気 最高気温11.9度
16日の伊那地域は最高気温11.9度と、11月下旬並みの暖かい一日となりました。
この日の伊那地域の最高気温は11.9度まで上がり、11月下旬並みの暖かさとなりました。
伊那市の春日公園では、子ども達がいつもより薄着で遊んでいました。
長野地方気象台によりますと、これは、低気圧が日本海上空を通過し、暖かく湿った空気が流れ込んだことによるものだということです。
17日の午後からは、再び冬型の気圧配置となり、18日以降は平年並みか平年より寒くなりそうだということです。 -
長谷中学校生徒会が義援金届ける
伊那市長谷の長谷中学校の生徒会役員が文化祭などで集めた東日本大震災への義援金を11日長谷総合支所に届けました。
11日は生徒会長の西村清剛くんが長谷総合支所の池上忍次長に義援金4万337円を手渡しました。
長谷中学校生徒会では、去年から東日本大震災の被災地で役立ててもらおうと義援金をおくっています。
今年は文化祭の来校者に募金を呼びかけたほか、造園委員が育てたパンジーの苗を文化祭や道の駅南アルプスむらで販売し、その売り上げを義援金としておくることにしました。
伊那市に昨日までに集まった東日本大震災への義援金はおよそ7,200万円となっています。
義援金は、伊那市を通して日本赤十字社から東日本大震災の被災地におくられるということです。 -
第46回衆院選 あす投開票
第46回衆議院議員総選挙が、あす、投開票されます。
投票を翌日に控え、伊那市の大型店の入口では、投票を呼び掛ける啓発活動が行われました。
15日は、上伊那地方事務所の職員が、ティッシュを配りながら投票を呼び掛けていました。
啓発活動は、14日から15日にかけて、長野県全域で行われました。
職員は買い物客に「明日は総選挙です。投票をお願いします」と呼びかけながらティッシュを配っていました。
県は、14日までの期日前投票の中間投票者数を、15日に発表しました。
それによりますと、伊那市は有権者の13.59%にあたる7千667人が期日前投票していて、前回平成21年の衆院選に比べて、千231人少なくなっています。
箕輪町は、全体の10.54%にあたる2千117人で、前回に比べ575人少なくなっています。
南箕輪村は、全体の9.6%にあたる千95人で、前回よりも247人少なくなっています。
第46回衆議院議員総選挙は16日に投開票が行われます。
投票時間は午前7時から午後8時までで、伊那市高遠町の東高遠、長藤、山室、荊口、芝平、藤沢の9投票所と、長谷の7投票所については午後7時までとなっています。
開票作業は、市町村ごとに投票箱が集まる午後8時50分頃から、行われることになっています -
年賀はがき受け付け開始
今年も残すところあと半月となりました。日本郵便株式会社は、15日から年賀はがきの受け付けを開始しました。
伊那郵便局には年賀はがき投函用の特設ポストが設置され、訪れた人が早速投函していました。
伊那郵便局管内では、今年の年賀はがきは、去年より1.4%、4万通多い、およそ291万通を予想していて、引き受けのピークは27日頃になりそうだということです。
25日までに投函した年賀はがきは元旦の配達に間に合うということで、伊那郵便局では早めの投函を呼びかけています。 -
舎羅の会 第4回合同展
県内9つの木彫教室でつくる舎羅の会の第4回合同展が、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
会場にはおよそ70人の木彫作品210点が展示されています。
県内9か所の木彫教室でつくる舎羅の会は、2年に1度成果を発表しようと合同発表会を開いています。
ある会員は、「作品の中にこめられた作者の熱意や苦労を感じとってほしい」と話していました。
舎羅の会第4回合同展は、18日火曜日まで、かんてんぱぱホールで開かれています。 -
黒部の太陽 チャリティ上映会
伊那ケーブルテレビジョンとエコーシティー駒ヶ岳による映画「黒部の太陽」のチャリティ上映会が15日伊那市の伊那文化会館で開かれました。
会場には750人ほどが訪れました。
チャリティ上演会は全国のケーブルテレビ局などが連携し約150か所で開いているものです。
「映画は大きなスクリーンで見てほしい」という俳優・石原裕次郎の遺言を実現しようと開かれました。
黒部の太陽は、石原裕次郎主演の映画で、黒部ダム建設の苦闘と人間ドラマを描いた作品です。
現在もDVD化されておらず、全国で上映されるのはおよそ40年ぶりだということです。
経費を除いた収益は日本赤十字社を通して東日本大震災の被災地に義援金として送られます。
映画をみたある女性は、「普段は見ることができない映画を見ることができうれしい。大勢の人が見ることで支援につながってほしい」と話していました。 -
最優秀賞に上牧20会
地域の環境整備や福祉活動、伝統芸能の伝承などに取り組んでいる個人や団体に贈られる伊那市地域づくり大賞の今年度の最優秀賞に上牧20会が選ばれました。
最優秀賞を受賞した上牧20会は地区の高齢者や民生委員など27人で組織し平成12年に発足しました。
地域の園児や小学生と交流したり、花壇の整備などの活動を行っています。
10日は、伊那市役所で表彰式が行われ優秀賞などを受賞した7団体と個人2人に白鳥孝伊那市長から表彰状などが手渡されました。
伊那市地域づくり大賞は地域の活性化を目的に各地域で様々な活動に取り組む団体などを表彰するもので平成22年度から行われています。
上牧20会の代表の小沢つね子さんは「高齢者が多くなる中で少しでもお互いに交流できる場を増やしていきたい」と話していました。
白鳥市長は「こうした活動が一つでも増えていく事が大事。みなさんの取り組みが市民の模範となってほしい」と話していました。 -
補助金新設 空き家バンク登録推進に期待
伊那市は、過疎地域への定住を促進しようと高遠町と長谷地区で空き家バンク制度を実施しています。
今回新たに補助制度を設け、空き家バンク登録に力を入れます。
14日市議会全員協議会で市側が議員に新設する補助制度の概要を報告し、了承されました。
新設される補助制度は、空き家バンク登録促進補助金で、空き家バンクに登録した家の所有者が対象です。
所有者が建物の増改築や修繕をする経費の10分の2以内で150万円を上限に補助が受けられます。
また家財道具の搬出や屋内外の清掃にも10万円を限度に補助金が交付されます。
平成21年の空き家調査で、高遠町には398件、長谷には87件の空き家が確認されています。市では、この補助制度の新設によりバンク登録に弾みをつけたい考えです。
伊那市議会12月定例会は、委員会に付託されていた26議案について委員長報告と採決が行われ、高遠町と長谷地区に設置されている地域自治区の地域協議会の委員の任期を4年から3年にする条例改正案は継続審査となりました。
一般会計補正予算案などを含む残る25の議案は、市側の原案どうり可決され閉会しました。
地域協議会の委員の任期は、伊那市と旧高遠町、長谷村の合併協議で地域自治区の設置に関する協議で4年と決められていましたが、高遠と長谷の地域協議会から任期を3年にしてほしいとの意向が示されていました。
議会側は、「地域自治区のあり方は、任期も含め総体的な議論が必要として継続審査とし、今後の検討事項にしたものです。
伊那市議会は、JR伊那北駅や沢渡駅の無人化方針を示しているJR東海の山田佳臣社長に対し、再考を求める要請書の提出を14日決めました。
12月定例市議会最終日の14日、議員提出議案として提出され全会一致で可決されました。
要請書は、「地域経済の核としての駅を無人化する方針は、地域、自治体にとって大きな損失」とした上で、「飯田線は、将来のリニア新幹線へのアクセス路線として重要で、駅の存在は大きい」などとして、無人化計画を再考するよう要請する内容となつています。
請願・陳情について、「すべての原子力発電所再稼動の中止を求める意見書の提出を求める陳情の委員長の報告は、不採択でしたが、議員からは、反対の意見があり、採決の結果不採択に賛成が13人、反対が7人で原発再稼動中止を求める意見書の提出は見送られました。 -
高遠中の生徒が車いす寄贈
伊那市高遠町の高遠中学校の生徒が10日、特別養護老人ホーム「さくらの里」に車いす2台を寄贈しました。
10日は、高遠中学校3年の吉田ひなたさんと古村翔也君がさくらの里を訪れ、車いすを寄贈しました。
高遠中学校では、年に3回地域住民にアルミ缶回収を呼びかけ通学途中に集めています。
回収したアルミ缶を換金して車いすをさくらの里に贈るのは今年で4年目です。
吉田さんは「地域の人たちの協力で集まったお金で購入しました。ぜひ使ってください」と挨拶しました。
さくらの里では「車いすは利用頻度も高いので大変助かります。有効に使わせていただきます」と感謝していました。 -
アルストロメリア 出荷本格化
出荷量全国一を誇る上伊那の冬の花「アルストロメリア」。
伊那市内のビニールハウスでは、需要の多いクリスマスと正月用を前に出荷作業に追われています。
伊那市美篶の中原睦男さんのビニールハウスでは、中原さん夫妻とパート7人が出荷作業を行っていました。
アルストロメリアは、夏場を除きシーズンを通して出荷していますが、クリスマスや正月前のこの時期は出荷量が多くなるということです。
13棟あるハウス内では、今年から栽培を始めたサンマリノやサフロンなど13品種を栽培しています。
作業は、ハウス内で出荷できる花を選び、機械で同じ長さごとに分けた後、束ねて箱詰めしていきます。
花は、15日に選花場に運ばれ関東や中京方面に出荷されるということです。 -
岡谷工業松田龍之介君 ラグビーで全国へ
伊那市日影在住で岡谷工業高校3年の松田龍之介君は、27日から大阪府で開かれる全国高校ラグビー大会に出場します。
13日は、松田君と両親が伊那市役所を訪れ白鳥孝市長に出場の挨拶をしました。
ラグビーのエースナンバーといわれている背番号8番をつける松田君。
ポジションはフォワードで、攻撃の起点となります。
身長177センチ体重86キロ、ベンチプレスで115キロを持ちあげるチーム1のパワーと、100メートルを12秒で走る俊足が武器です。
2年ぶり25回目の出場となる岡谷工業は、2回戦を突破したことがないということで「岡工の歴史をぬりかえたい」と話します。
全国高校ラグビー大会は、27日から大阪府で開かれます。
岡谷工業の初戦は、広島県代表の尾道高校となっています。 -
来年度から「地域の科学」導入へ
高遠高校将来像検討委員会の専門部会が7日に開かれ、来年度から地域を教材として活用する「地域の科学」を授業に取り入れることが報告されました。
この日は高遠高校で2回目の専門部会が開かれ、高校の関係者や校外の有識者などおよそ30人が出席しました。
高遠高校将来像検討委員会は、定員割れが続いている高遠高校が、県が策定する第2期高校再編計画の廃止対象になる可能性が高いことから、学校の存続を目的に設置されました。
専門部会では、今すぐに始められることとして、PR活動や文理進学コースの充実など8項目について意見を出し合いました。
その中で「文理進学コース」の充実については「進学を目指す生徒と就職を目指す生徒が混在している。それぞれの希望にあった指導ができる環境が必要」といった意見などが出されていました。
また、地域の教材化・地域との連携について石城正志校長から、ジオパークなど地域の自然を活用した「地域の科学」という授業を来年度から始めることが報告されました。
石城校長は「実際に現場に出向き実地で学ぶことができる授業。高遠高校の新たな魅力として発信できれば」と話していました。
来年1月には、石城校長が上伊那郡内の中学校に出向き、学校のPRをすることも計画されているということです。 -
おもちゃ遊びをリハビリに 玩具療法
おもちゃ遊びをリハビリに役立てる玩具療法。
伊那市の玩具療法士古畑愛さんが10日、東春近の生協ケアセンター春近なないろの家を訪れ、玩具療法を行いました。
古畑さんは、今年10月に玩具福祉学会から玩具療法士に認定されました。
玩具療法は、障害者や高齢者がおもちゃで遊び、楽しみながらリハビリに役立てる方法です。
玩具福祉学会によりますと、玩具療法士の資格を持つ人は現在全国に30人ほどで、長野県内では古畑さんだけだということです。
玩具療法では簡単な動作で繰り返し遊べるおもちゃを使います。
おもちゃをつかんだり、手を伸ばす動作を繰り返すことがリハビリになるということです。
この日遊んだ棒を倒さずに引き抜いていくゲームでは、バランス感覚が養われるということです。
古畑さんは、おもちゃを使った療法の講座も開いていて、人材育成に力を入れていきたいとしています。 -
戸草ダムの今後について意見交わす
伊那市三峰川総合開発事業対策協議会が、13日に開かれ、多目的ダムとしての建設中止が決定している伊那市長谷の戸草ダムについて、治水ダムとしての早期建設を求めていこうと、意見交換が行われました。
この日開かれた対策協議会では、三峰川総合開発工事事務所から、多目的ダムとしての建設中止となった経緯の説明があり、治水ダムとしての戸草ダム早期建設について意見が交わされました。
委員からは、「戸草ダムは、上流域だけでなく天竜川流域全体の治水対策として必要であることを具体的に訴えていくべき」「飯田下伊那地域も含めた問題としてとらえてもらうためにも情報発信をしていくべき」「地元の生の声を直接国に届ける機会が必要」「県民の安全を守る立場として県の取り組み方も検討が必要」などの意見が出されていました。
協議会会長の白鳥孝伊那市長は「早期に建設が実現できるよう、期成同盟会などを中心にしっかり国に要望していきたい」と話していました。 -
高遠美術館に響く生の音楽堪能
伊那市のサン工業(株)の社員教育の一環で二胡&ポップスコンサートが8日、伊那市高遠町の信州高遠美術館で開かれました。
サン工業では社員教育の一環として、生の音楽を聴こうと毎年コンサートを開いています。
出演したのは、歌手で元H2Oの赤塩正樹さんです。
赤塩さんは駒ヶ根市在住で、サン工業が行っている英語教育の講師をしていることが縁で今回出演することになりました。
赤塩さんはジャズやクリスマスソングなどを歌ったほか、H2Oのヒット曲も披露しました。
会場には社員や地域住民などおよそ140人が訪れ、美術館に響くプロの歌声を堪能していました。 -
新西箕輪公民館の概要示す
伊那市が老朽化により移転建替を計画している西箕輪公民館の新たな建設位置や基本設計の内容が12日示されました
これは市役所で開かれた、伊那市議会総務委員会協議会の中で市から示めされたものです。
それによりますと、建設場所はJA上伊那西箕輪支所の南側で、敷地面積は約3500平方メートルとなっています。
建物は、平屋建で延床面積は約1200平方メートルあり、現在の公民館の1.5倍の広さだということです。
建設位置や、基本設計についてはこれまで、市と地域住民の代表者が6回にわたり協議し決定したという事です。
市では来年度、新しい公民館の工事に着手し平成26年度の完成を目指します。
また、今日開かれた、総務委員会では、地域協議会の委員の任期を変更する条例改正案が賛成1、継続審査5で、継続審査となっています。 -
仙丈ヶ岳で遭難していた静岡県の兄弟ともに死亡
南アルプスの仙丈ヶ岳で遭難していた静岡県の兄弟が2人ともなくなっていたことが12日、分かりました。
伊那警察署の発表によりますと、遭難したのは静岡県浜松市の兄弟、井上務さん53歳と井上和弘さん47歳です。
行方不明のままだった和弘さんが12日新たに発見されました。
2人の母親の届け出を受け10日から警察などが捜索にあたったところ、昨日午後0時半ころ兄の務さんが六合目付近で、心肺停止状態で見つかりました。
死因は低体温症でした。
弟の和弘さんが見つかったのは、12日午前9時半ころで、兄の務さんの発見現場から北沢峠方面へ約100メートル下った地点です。
長野県側に滑落し、心肺停止状態で発見されたもので、死因は多発外傷だということです。 -
中国の反日運動の影響 県内17社「ある」
長野県は尖閣諸島国有化以降の中国の反日運動の影響調査の結果をまとめました。
それによりますと、県内62社のうち17社が日本製品不買の影響があると答えました。
12日は、伊那市の伊那合同庁舎で上伊那地域経済情報交換会が開かれました。
上伊那の自治体や金融機関など29団体が出席し、情報の共有を図りました。
調査は、長野県が10月に県内の62社にアンケートを行ったものです。
調査によりますと、日本製品不買運動の影響について「ある」と答えたのは17社の27.4%で、「ないが、ある見込み」「ないが、今後に不安あり」と答えた企業は27社で43.6%でした。
また、日本製品不買以外の影響については、「ある」と答えた企業が12社の19.4%で、「通関の遅れにより業務に支障がでている」「現地企業との密な連携が困難」などといった影響があるということです。
情報交換で伊那市は「領土問題があってからすぐに影響がでて、先行きの見通しがたっていない企業もある」と報告しました。 -
東農大生 漆戸醸造で酒造り学ぶ
東京農業大学醸造科学科の学生が、伊那市西町の酒蔵・漆戸醸造で、泊り込みで酒造りを学んでいます。
今年は、醸造科学科の3年生2人が、漆戸醸造でインターンシップ体験をしています。
13日は、もろみの水分や温度などを均一化させるための櫂入れや、現在、酒がどのような状態かをチェックするなどの作業を行っていました。
漆戸醸造の社長漆戸正彦さんが、東京農業大学の卒業生であることが縁で、受け入れを始めて10年になります。
全国で50ほどの醸造会社が学生を受け入れていて、上下伊那では、漆戸醸造のみが受け入れているということです。
受け入れは、21日までの12日間で、学生達は、蒸した米とこうじを合わせる作業から、酒を搾る作業まで、酒造りに関るほぼ全ての工程を泊り込みで学びます。
学生達が仕込んだ南箕輪村産のひとごこちという酒米を使った純米酒は、年明けから楽しめそうだということです。 -
上伊那医師会付属准看護学院の実習室完成
上伊那医師会付属准看護学院実習室の竣工式が12日伊那市狐島の上伊那医師会館で行われました。
実習室は鉄骨平屋建てで、延べ床面積は189平方メートル、総事業費は約5千600万円で、全額を国の補助金である地域医療再生基金で賄いました。
実習室にはベッド10床を入れることになっていて、1学年の定員40人が一度に実習できます。
竣工式には23人が参加しました。
実習室の増築は、上伊那地域医療再生計画に基づき看護師不足の解消のため行われたものです。
上伊那医師会の北原敏久会長は、「引き続き上伊那の看護職員不足への対応を考えていきたい」と話していました。
実習室は、12日から使用されました。 -
赤穂浪士が交通安全呼びかけ
11日から年末の交通安全運動がはじまりました。
伊那市役所前のナイスロードでは、山寺義士踊り保存会のメンバーが赤穂浪士の姿で道行くドラーバーに交通安全を呼びかけました。
11日は、山寺義士踊り保存会のメンバーや伊那交通安全協会など、およそ60人が参加しました。
交通安全運動は飲酒の機会が増えたり、路面が凍結して事故が起きやすいこの時期に毎年行われています。
運動の重点は高齢者の事故防止、飲酒運転の根絶などとなっています。
参加者たちは、ドライバーに「安全運転でお願いします。」などと呼びかけながら啓発チラシを配っていました。
伊那警察署管内の今年1月から12月10日までの交通死亡事故件数は5件で6人が亡くなっています。
年末の交通安全運動は12月31日まで行われます。 -
桜の冬支度本格化
11日の伊那地域の最低気温はマイナス8.7度とこの冬一番の寒さとなりました。
伊那市の高遠城址公園では来年の観桜期に向け桜の冬支度が本格化しています。
11日は、桜守の稲辺謙次郎さんら3人が高所作業車を使って作業を行っていました。
冬支度は、毎年11月中旬からはじまり公園内にある桜およそ1500本の手入れを行います。
作業は雪の重みで枝が折れないよう枯れた枝を払い、切り口には殺菌防腐剤が塗られていました。
この他にも枝を支える支柱の取り替えや木を叩いて中に空洞がないかチェックしていました。
稲辺さんはこの時期に桜の手入れをすることが大切と話していました。
高所作業車を使った作業は今月20日まで行われることになっています。
年明けからは市内各地の桜の木を見て回るということです。 -
南ア仙丈ヶ岳で遭難 1人見つかる
南アルプスの仙丈ケ岳で遭難した静岡県の兄弟2人の捜索が今朝から行われ、11日の午後0時25分に男性1人が心肺停止状態で見つかりました。
伊那警察署の発表によりますと遭難したのは静岡県浜松市の井上務さん53歳と井上和弘さん47歳です。
2人は7日から9日までの予定で仙丈ケ岳に登山に出かけたまま連絡がとれなくなり10日、家族が警察に届け出ました。
11日の朝、警察や南アルプス遭難防止対策協会のメンバーなど20人が捜索に向かい、午後0時25分頃、仙丈ケ岳へ通じる登山道で男性1人を発見しました。
男性は心肺停止の状態だということです。
現場は悪天候のため天候の回復を待って12日の朝から捜索を再開する予定です。 -
飯田線利活用について協議
JR飯田線の駅無人化への対応などについて考えるJR飯田線伊那市利活用検討協議会の初会合が10日、伊那市役所で開かれました。
協議会は学校関係者や商工団体、商店街関係者など25人で構成されています。
10日はJR東海の方針により来年4月から伊那北駅や沢渡駅などが無人化となることについてその対応を協議しました。
委員からは「飯田線は学生の利用者が多く防犯上心配。定期券の購入も不便になる。」
「利用者が減少については観光シーズンに合わせた臨時列車の運行など利用促進対策をとってもらいたい。」
「電車の遅れが常態化するのではないか。」といった声があがっていました。
協議会では駅の無人化対策のほか、駅の利活用、踏切問題、安全対策など、テーマ別に意見を集約するとしています。
駅無人化への対応については、関係自治体がそれぞれ、意見をまとめることになっていて、上伊那と下伊那地域が連携し要望しているJR東海との交渉の場にあげていきたいとしています。 -
高齢者福祉施設で伊那・高遠消防署が合同訓練
伊那消防署と高遠消防署は、高齢者福祉施設での火災を想定し、伊那市長谷の特別養護老人ホームサンハート美和で合同訓練を10日行いました。
訓練はサンハート美和の4階から火災が発生したという想定で行われました。
訓練には消防署の署員とサンハート美和の職員50人ほどが参加しました。
合同訓練は、伊那消防署と高遠消防署が災害時に的確に連携できるよう3年前から行われているもので、高齢者福祉施設で行われるのは初めてです。
署員らは、4階のベランダから利用者に見立てた人形をはしご車を使って救助していました。
煙が充満した建物の中に人が取り残されているとの想定で、署員が退路確保のためのロープと空気呼吸器を付けて捜索を行っていました。
伊那署と高遠署では、今後も合同訓練を行い、連携を強化していきたいとしています。 -
衆院選投票者数中間報告
長野県選挙管理委員会は、5日から9日までの中間投票者数を発表しました。
発表によりますと長野5区では、3日現在の有権者数は28万8947人で、昨日までに期日前投票を済ませた人は前回選挙の同じ時期と比べて2,739人少ない6,521人で、有権者数に対する割合は2.26%となっています。
伊那市は有権者数56,411人のうち、前回選挙の同じ時期と比べ266人少ない1,873人が投票し、割合は3.32%となっています。
箕輪町は有権者数20,085人のうち、前回選挙の同じ時期と比べ309人少ない329人が投票し割合は1.64%となっています。
南箕輪村は有権者数11,412人のうち前回選挙の同じ時期と比べ56人少ない294人が投票し、割合は2.58%となっています。
5区はほとんどの市町村で前回選挙の同じ時期より少なくなっていて、出足が鈍い状況です。
期日前投票は、15日まで行われています。 -
5人のパパが絵本んお読み聞かせ
伊那市の男性5人でつくるパパ,S絵本プロジェクト伊那によるイベントが9日、南箕輪村の村民センターで開かれました。
パパ,S絵本プロジェクト伊那は、医師、小学校教諭、幼稚園の先生、市の職員、本屋とそれぞれ別の仕事をしている5人組グループで、休みの日に読み聞かせを行っています。
2004年に結成し、現在は県内外で活動しています。
9日は、サンタクロースとトナカイに扮したメンバーが絵本10冊を読んだ他、歌を歌いました。
訪れた母親は「ユーモアがあってお腹の底から笑えた。子どもも集中して聞いていたので来てよかった」と話していました。
会場には、親子連れおよそ100人が訪れ、休日のひと時を楽しんでいました。 -
保育園児が平和教育
12月8日の開戦記念日にあわせ、旧陸軍伊那飛行場の跡地に建っている上の原保育園で7日、年長児を対象にした平和学習会が開かれました。
講師は、近くに住む伊那飛行場研究の第一人者久保田誼さんです。
上の原保育園では、伊那飛行場跡地に建設されていることもあり、子どもの時から戦争を考えるきっかけにしてもらおうと、昨年度から年長園児を対象にしたこの平和学習会を開いています。
久保田さんは、小さな子ども用に親しみやすい画面構成で話をしました。
「戦争の時には、ここに飛行機の練習場があったんだよ」と久保田さんが話すと、子どもたちからは「え縲怐vといった驚きの声があがっていました。
学習会は、1時間近くありましたが、子どもたちは、集中力を切らさず話に耳を傾けていました。
板山ひとし園長は、「難しい話だが、やるのとやらないとでは全く違う。こんな場所にも戦争の跡が残っていることを少しでも知ってもらいたい」と話していました。
上の原保育園では、保育士を対象に伊那飛行場の学習会も開いていて、板山園長は、これからもずっと続けて平和の大切さを子どもたちと一緒に学んでいきたいとしています。