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書道香瓔会信州地区展
かな書道の全国的な組織、香瓔会の信州地区展が11月30日から伊那文化会館で始まりました。
兵庫県に本部を置く香瓔会の県内の会員は、300人で、今回は、そのうちのベテラン70人ほどが100点を飾っています。
会場には、かな作品を中心に調和体と言われる読むことができる書が並んでいて、主に短歌や和歌、俳句が題材になっています。
たて2メートル40センチ、横3メートル60センチの屏風に手すき和紙の色紙をはったこの作品は、60人の合作です。
会場には、香瓔会同人で伊那の支部長をつとめる池上信子さんの80歳の傘寿を祝う記念コーナーも設けられています。
漢字やかなに取り組み、大きな作品から小さな作品へと変化し、調和体により井月作品に取り組む現在までの池上さんのここ20年間の代表作が並びます。
映画「ほかいびと」で詠まれた句をすべて書きました。
池上さんは、「過去のものを後世に伝えるために読むことができる書に書き換えたものもある。
書道を通じて地域社会に還元し貢献していきたい。」と話しています。
県内では、4回目となる香瓔会信州地区の展示会は、12月2日までで、2日最終日には、香瓔会会長の榎倉香邨さんの講演会が午後1時半から予定されています -
やまびこリーグ閉会式
40歳以上のソフトボールリーグ・やまびこリーグの今シーズンの閉会式が24日伊那市内で行われました。
今シーズンやまびこリーグは、7チーム総当りのリーグ戦と秋にはケーブルテレビ杯をかけた秋季トーナメントを行ないました。
この日は、リーグ戦で優勝した錦西峰クラブと2位の城南クラブ、3位の三峰球友に賞状などが贈られました。
秋季トーナメントは、5連覇した城南クラブなど4チームに賞状が手渡されました。
やまびこソフトボール連盟の伊藤易明会長は、「好きなソフトボールをみんなで楽しめるよう来シーズンも協力をお願いしたい」と各チームによびかけていました。 -
東西春近公民館が合同でしめ縄づくり講座
伊那市の東春近と西春近の公民館合同のしめ縄づくり講習会が28日東春近の春近郷ふれあい館で開かれました。
28日は東春近公民館の男性対象の講座「チャレンジ!おっとこ塾」と西春近公民館の男性対象の講座「父居屋の会」のメンバーなど15人が集まり、しめ縄を作りました。
おっとこ塾と父居屋の会は交流を深めようと合同講習会を開いています。
10月には西春近公民館で燻製器づくりが行われ、今回は2回目です。
講習会では、おっとこ塾のメンバーなど東春近の住民が中心となり、作り方を教えあっていました。
西春近のある参加者は、「交流しながら作ると知らないことを聞くことができ、勉強になってよかった」と話していました。 -
男性救助で南箕輪村の片桐広樹さんに「小さな親切」実行章
今年8月、田んぼに倒れていた男性を救助した南箕輪村北殿の片桐広樹さんに、公益社団法人「小さな親切」実行本部から表彰状が贈られました。
29日、伊那警察署で伝達式が行われ、田中泰史署長から片桐さんに「小さな親切」実行章が手渡されました。
片桐さんは、今年8月、辰野町で車を運転中、自転車ごと田んぼに転落している男性を中学生が助けようとしているところを発見し、一緒に手伝ったということです。
田んぼに落ちた男性にけがはありませんでした。
片桐さんは、「ごく当たり前のことをしただけ。男性の命に別状がなくてよかった」と話していました。 -
新山小児童が五平餅作り
伊那市の新山小学校の児童は29日、地域の郷土食、五平餅づくりに挑戦しました。
29日は、新山山野草等保護育成会の女性部4人が新山小を訪れ、五平餅作りを指導しました。
五平餅づくりに挑戦したのは、4・5・6年生11人です。
29日は、新山に伝わるクルミ・山椒・ネギの3種類の味のみそを作りました。
女性部のメンバーは、「餅を丸めるときには、しっかりと握らないと形がくずれる。」「もちを串に刺すときは、向きを交互にすると串からおちにくい」などとアドバイスしていました。
みそを塗った五平餅は、屋上に用意しておいた炭火で焼きました。
子どもたちは、焼きたての五平餅を味わっていました。
新山小学校では、子どもたちに、地域の食文化に関心を持ち、地域の人達が郷土食を大切に伝承していることを知ってもらいたいとしています。 -
小笠原商店 天然寒天づくり
県内で唯一、天然の糸寒天づくりを行っている伊那市東春近田原の小笠原商店では、冬の天日干し作業が本格化しています。
伊那市東春近田原の天竜川沿いの田んぼには、寒天を干したよしずがずらりと並んでいます。
100年近く、昔ながらの天日干しで寒天を作り続けている小笠原商店では、朝の気温が氷点下になる時期から、作業がピークを迎えます。
材料は、国内外から仕入れた天草(てんぐさ)。これを洗浄してから釜で煮上げ、一晩置いて成型したものをところてんにして、よしずの上に並べます。
はじめは、太く湿っていた寒天も、10日から2週間ほど天日に干すと、乾燥して細く透明になっていきます。
乾燥した寒天に水をかけて、凍らせることで更にしっかりと乾燥させていきます。
寒さが厳しく日照時間が長い伊那・諏訪地域では、古くから寒天づくりが行われてきましたが、現在では、天然製造は、小笠原商店が伊那地域で唯一、糸寒天の天然製造は県内でも唯一となっています。
出来上がった寒天は、関東や関西の高級和菓子店に出荷するということです。
この作業は、寒さが続く来年4月上旬まで続けられます。 -
伊那フィル本番直前 練習に熱
伊那フィルハーモニー交響楽団は、12月2日の本番を目前に控え練習に熱が入っています。
25日は、富県ふるさと館で練習が行われ、午後1時半に弦楽器のメンバーが、午後5時には、管楽器・打楽器のメンバーも加わり、午後9時半までみっちりと練習が行われました。
東京の早稲田フィルハーモニー管弦楽団をメインにオーケストラの指揮者として、また、ヴァイオリン奏者として活躍する長野県出身の征矢健之介さんが今回の演奏でも指揮を務めます。
演奏するのは、チャイコフスキーのバレエ組曲「くるみ割り人形」とショスタコーヴィチの交響曲第5番「革命」です。
団員らは、何度も繰り返して練習していました。
伊那フィルハーモニー交響楽団の第25回定期演奏会は、12月2日(日)午後2時縲怐A伊那文化会館で開かれます。
入場料は全席自由の500円で、楽団は、多くの来場を呼びかけています。 -
高遠北小3年生が高遠辛味大根の収穫
高遠北小学校3年生の児童が高遠特産品の「高遠辛味大根」の収穫作業を行いました。
19日は高遠町藤沢の伊藤正樹さんの畑5アールに植えられた高遠辛味大根およそ400本を収穫しました。
収穫は地元の特産品や農業に興味を持ってもらおうと行われたもので、高遠北小3年生は9月に間引き作業にも取り組みました。
高遠辛味大根は、保科正之が高遠そばの薬味として食べていたといわれています。
児童は収穫した大根を抱え、大きさごとに仕分けていました。
収穫した辛味大根は12月に学校で行われる高遠そばの試食で使われる他、地域のそば店や、直売所に出荷されます。 -
手作り講座で荒神箒づくり
囲炉裏の灰を集めるときなどに使われた箒、荒神箒を作る手作り体験講座が21日伊那市高遠町の旧馬島家住宅で行われました。
手作り体験講座は、高遠町公民館と高遠町民族資料館が行っているもので、21日は8人が参加しました。
荒神箒は、囲炉裏の灰を集めるときなどに使う手箒で、かまどを守る火の神、荒神さまが由来だといわれています。
参加者は、稲わらを束ねて針金で縛り、きれいな形になるように調節していました。
ある参加者は、「作ってみて昔の人の器用さがわかった。難しくて思うように作れないけれど面白い」と話していました。 -
学校太鼓交流会 子ども太鼓inいな
上伊那の小学生や中学生による学校太鼓交流会が24日伊那市のいなっせで開かれました。
学校太鼓交流会には上伊那の小学校などから11組が出演しました。
この催しはお互いの演奏を聴き、演奏の質を高めあってもらおうと上伊那教育会が毎年開いているものです。
このうち、西春近北小学校4年くぬぎ組は、32人が出演しました。
西春近北小では、毎年4年生が地域のアマチュア太鼓グループ小出太鼓で活躍している住民を講師に招き、太鼓に取り組んでいます。
交流会では講師が制作した曲に新たに挑戦しました。
ある保護者は、「太鼓をたたいている子どもが普段より大きく、立派に見えた」と話していました。 -
橋爪まんぷさん 干支にちなんだ防犯ポスター
伊那市在住の漫画家橋爪まんぷさんは、来年の干支の蛇にちなんだ防犯ポスターを28日伊那市駅前交番に贈りました。
28日は橋爪さんから伊那市駅前交番の小林修所長にポスターが手渡されました。
今回贈られたポスターには、来年の干支にちなんだ「巳からでた蛇」というキャッチコピーと、蛇が泥棒を捕まえる様子が描かれています。
橋爪さんは毎年防犯ポスターを交番に贈っていて、今年で6回目です。
ポスターはいなっせの1階に12月1日から展示されるほか、タウンステーション伊那まちでは、これまで寄贈された4点のポスターも展示されることになっています。 -
東部中「さくらプロジェクト」活動報告
東日本大震災で被災した、宮城県仙台市の高砂中学校へ、タカトウコヒガンザクラの苗木を贈った、伊那市の東部中学校の生徒と職員6人が28日、活動報告の為、伊那市役所を訪れました。
東部中の生徒や職員、保護者の代表16人は、今月15日に高砂中を訪問し両行の生徒らが一緒にタカトウコヒガンザクラの植樹を行いまいた。
今日は、植樹に参加した、生徒会の役員や、百瀬秀明校長ら6人が市役所を訪れ、久保村清一教育長に報告をしました。
高砂中学校の校門には、学校のシンボルとなる桜が2本ありましたが、東日本大震災で津波に会い、枯れてしまったという事です
東部中生徒会では、復興のシンボルにしてもらおうと、「さくらプロジェクト」を企画し、9月に全校でこのプロジェクトに取り組むことを決めました。
報告の中で、生徒達は「多くの人の協力があり実現できた、今回植樹した桜が復興のシンボルとなり、見る人たちを勇気づける物になってほしい」や。
「さくらプロジェクトは、高砂中との交流をつづけていく事が成功の形。自分たちは一歩を踏み出した、後輩たちにも引き継いでいきたい」と話していまいた。
この日は、白鳥孝伊那市長への報告も急遽おこなわれました。
白鳥市長は「さくらプロジェクトは、日本中が被災地を応援する中で、中学生が考え、実行した支援のありかたを形にした成果」と評価し、生徒たちの話を興味深げにきいていました。
東部中生徒会では、5日の全校集会で高砂中での植樹などを報告する事にしています。 -
トンボの楽園に植樹
ハッチョウトンボが生息する伊那市新山のトンボの楽園で23日、地元の小学生が桜の苗木を植樹しました。
苗木を植えたのは、地元の新山小学校の6年生6人でトンボの楽園周辺にジュウガツザクラとエゴノキを植えました。
植樹を通して、子どもたちに環境を見つめ直してもらおうと、地元有志でつくる新山山野草等保護育成会が行ったものです。
小雨が降る中、児童たちは、協力しながら穴を掘り植樹していました。
児童会長の橋爪竜生君は「みんなで植樹できて思い出になりました。」と話していました。
この日は他に、育成会のメンバーなど70人ほどが参加し、ハッチョウトンボの生息地やその周辺の草刈り、遊歩道の修繕などをしました。
新山山野草等保護育成会では「トンボの住みよい環境づくりとを今後も維持していきたい」と話していました。 -
下島省吾さん50万円を伊那市に寄付
秋の叙勲で旭日双光章を受賞した元伊那市議会議員の下島省吾さんが20日、伊那市に50万円を寄付しました。
20日は、下島さんが市役所を訪れ白鳥孝伊那市長に寄付金50万円を手渡しました。
下島さんは伊那市議会議員として地方自治の発展に功績があったとして旭日双光章を受賞しました。
下島さんは上伊那農業高校を卒業し市の職員となりました。
伊那中央病院の事務局としておよそ20年間務めた下島さんは1991 年市議会議員に立候補しトップで初当選。
以来5期19年間市議会議員を務めました。
市町村合併後、新伊那市の初代議長を務めました。
下島さんは「市民のみなさんのおかげで受賞できた。寄付は伊那市の発展のために役立てて欲しい」と話していました。
白鳥市長は「たかずやの里の施設整備の費用に使わせていただきたい」と感謝していました。 -
第6回INAJAZZFESTIBAL
第6回INAJAZZFESTIBALが23日、伊那市のいなっせで開かれました。
これは、ジャズに親しんでもらおうとNPO法人クラシックワールドが毎年開いています。
この日は伊那中学校吹奏楽部や伊那ウインドジャズオーケストラなど4団体が演奏を披露し、会場を訪れたおよそ300人が演奏に聞き入っていました。 -
飯田線利活用の検討会議設置へ
伊那市議会12月定例会が27日開会し、白鳥孝市長はJRが飯田線の無人化の方針を示したことについて「受けいれられるものではない。県にリーダーシップをとってもらい関係機関と連携し、JRと未来志向の話し合いをしていきたい」と話しました。
27日開かれた伊那市議会全員協議会で伊那市は、市独自の飯田線利活用のための検討会議を設置する方針を示しました。
検討会議は伊那北駅、沢渡駅の無人化だけに限らない駅周辺の環境整備など飯田線利活用全般について伊那市全体で協議していきます。
検討会議は、高校を中心とした学校関係者やPTAのほか、商工会、地区住民の代表、観光関係者などで構成するとしています。
市では検討会議について12月中に設置したいとしています。
また、27日開かれた県議会一般質問で向山公人議員が飯田線の駅無人化について質問しました。
阿部守一知事は「地域の皆さんと一緒に取り組み運動をしていきたい」と答弁していました。 -
財政推計平成30年度から赤字
伊那市は平成24年度改訂版の財政健全化プログラムを策定しました。
それによりますと市の財政は平成30年度から歳出が歳入を上回り赤字の状態になると推計しています。
市がまとめた財政健全化プログラムによりますと平成30年度は歳入がおよそ205億円、歳出が208億円で差し引き、およそ3億円の赤字となります。
要因として伊那市では市土地開発公社の解散にともない、22億3千万円の第三セクター等改革推進債を活用することをあげています。
ほかには消防庁舎の移転新築にともない12億9千万円の地方債借り入れも要因としています。
これらにより厳しい財政状況となることから市では健全財政を維持するうえで公社から引き継いだ保有地の売却が優先課題だとしています。 -
第3回日本画院高遠展
第3回日本画院高遠展竏注。に生きる日本の心竏窒ェ28日から伊那市高遠町の信州高遠美術館で始まりました。
会場には日本画院の会員や一般の作品66点が展示されています。
全国の日本画家らでつくる一般社団法人日本画院は、現在約190人の会員がいます。
日本画院は地方で活動を見てもらい、日本画の普及につなげようと信州高遠美術館で展示会を開催していて、今年で3回目です。
伊那ケーブルテレビ放送エリア内からは4作品が出品されています。
日本画院は、「日本画は自然とのふれあいや日常の中で気づいた美しさを表現している。身近なものから受ける情感を味わってほしい」と話していました。
日本画院高遠展竏注。に生きる日本の心竏窒ヘ来月16日日曜日まで信州高遠美術館で開かれています。
入館料は一般が500円、小中学生が150円です。 -
川柳・絵手紙入賞者を表彰
男女共同参画社会実現を目指す伊那市民のつどいが25日市役所で開かれ、市民から募集した川柳や絵手紙の入選者が表彰されました。
川柳は、38作品、絵手紙は、一般が31作品、小学生から134作品が寄せられ、川柳は、5作品、絵手紙は、11作品が選考委員会の審査で入選しました。
川柳は、「キッチンで夫と私腕くらべ」「父さんの料理のメニュー多くなり」など5作品です。
一方絵手紙は、果物や野菜、花などの絵に、とうちゃんかあちゃんにこにこすると子どもも自然と笑い顔などと字がそえられています。
小学生の作品は、素朴な感情が絵と文字で表現された作品が目立ちました。
実行委員会では、「あらゆる分野で個性や能力を発揮できるような社会が実現できれば」と話していました。
伊那市では、昨年度、第2次男女共同参画計画が策定されています。 -
通院費中学3年生までを答申
伊那市医療政策審議会は、現在小学6年生までとする通院費の支給対象を中学3年生までに広げることが適当だとする意見をまとめ26日、白鳥孝伊那市長に答申しました。
26日は伊那市医療政策審議会の飯島尚幸会長と兼子敦彦副会長が伊那市役所を訪れ白鳥市長に答申書を手渡しました。
伊那市では現在、小学生の入院費と通院費、中学生の入院費を支給していて、年間の支給額はおよそ6千万円、
中学生の通院費支給にかかる額は、およそ2千万円を見込んでいます。
県下19市では14の市で中学3年生までの入院費と通院費が支給されています。
上伊那では箕輪町、南箕輪村など5市町村が、中学3年生まで、中川村と飯島町が高校3年生までの入院費、通院費を支給していて南箕輪村も高校3年生までの支給を検討しています。
答申では、附帯意見で、支給対象者の範囲について市町村間の競争となっているが、本来は「国、県の政策として取り上げるべき」だとして国、県に対し継続して働きかけてもらいたいとしています。
白鳥市長は答申に対し「そういう方向で検討していきたい。」と回答しています。 -
12月に拉致被害者救済を願うコンサート
北朝鮮による拉致被害者の救済を願い、12月に東京都で開かれるふるさとの風コンサートに、上伊那地域の60歳以上の愛好者でつくる合唱グループ ザ・シワクチャーズ伊那が出演します。
26日はいなっせで練習が行われました。
ふるさとの風コンサートは拉致問題の解決に向けた想いを合唱を通して発信していこうと政府拉致問題対策本部と法務省が初めて開くものです。
全国を対象に参加団体の募集があり、18団体が出演します。
ザ・シワクチャーズ伊那は上伊那地域の60歳以上の愛好者でつくる女性合唱グループで、伊那市の名誉市民故・・ス木東六さんの遺志をつごうと2007年に結成されました。
今回披露する曲は「落葉松(からまつ)」と、・ス木さんが作詞作曲をした「ニコライの鐘」の2曲です。
ザ・シワクチャーズ伊那の北沢理光代表は、「被害にあわれた家族の皆さんと同年代の団員が歌う想いを聴いてほしい」と話していました。
指揮・指導にあたる藤塚禮子さんは、「何か協力したいと思っていた。ちょうどいい機会を得られたのでその気持ちを歌いたい」と話していました。
ふるさとの風コンサートは、来月22日に東京都千代田区にあるイイノホールで開かれることになっています。 -
フジサワホール29日にオープン
有限会社フジサワ造花は葬儀や各種イベントに使うことができるフジサワホールを伊那市上牧に建設し、29日にオープンします。
オープンを前にホールでは伊那の笑顔をテーマにした写真展が開かれています。
29日にオープンするフジサワホールは、鉄骨平屋建てで床面積はおよそ740平方メートル、収容人数100人ほどのホールが2つあるほか、中央に中庭があります。
葬儀だけでなく地域のよりどころとして、コンサートや展覧会にも利用できます。
25日は、オープンに合わせ初めて行った第1回伊那の笑顔写真コンテストの授賞式が行われ、入賞者に賞状が手渡されました。
大賞に選ばれたのは、伊那市富県の小森夏花さんの作品「どろっどろ!」です。
インパクトがあり、見ていて楽しくなると評価されました。
コンテストには、伊那の笑顔をテーマに市内外から395点が寄せられ、ホール内にはすべての応募作品が展示されています。
伊那の笑顔写真コンテスト作品展示会は27日火曜日までフジサワホールで開かれています。 -
東部中1年鈴木君が長野県将棋選手権大会で優勝
伊那市の東部中学校1年の鈴木麻修くんが11日に松本市で行われた第38回長野県将棋選手権大会小中学生の部で優勝しました。
大会には、地区予選を勝ち抜いた代表16人が出場しました。
決勝では長野市の代表と対局し、鈴木君が勝利し、見事優勝しました。
鈴木君が本格的に将棋を始めたのは小学校4年生の時、クリスマスプレゼントに将棋セットをもらったのがきっかけです。
5年生になると日影区公民館で開かれている日影囲碁将棋教室に通い大人と対局したり、パソコンの将棋ソフトを使って腕を磨いてきたということです。
日影囲碁将棋教室で指導をしている中村忠雄さんは、「鈴木くんは粘り強い将棋ができ、力が安定して出せている。これからの活躍に期待している」と話していました。 -
守屋さん復活 伊那6年ぶり優勝
今年60回の節目となった上伊那郡縦断駅伝競走大会が25日行われ、伊那が6年ぶり7回目の優勝を果たしました。
大会には、上伊那8市町村からオープン参加も含め16チームが参加し、初冬の伊那路を駆け抜けました。
午前9時、駒ヶ根市役所をスタートし、竜東地域を北上、ゴールとなる辰野町役場までの6区間、38.1キロを6人でタスキをつなぎました。
伊那は、2時間9分55秒で6年ぶり7回目の優勝、2位は、駒ヶ根で2時間12分16秒、3位は、飯島で2時間16分30秒でした。
今回の上伊那縦断駅伝競走大会は、一つの復活劇がありました。
伊那チームで6区を走りアンカーでゴールした守屋智春さんは、2年ぶりのレースに興奮気味でした。
大会を4日後に控えた21日、伊那市陸上競技場には、もくもくと練習に励む守屋さんの姿がありました。
53歳の守屋さんは、伊那チームの中核メンバーとして毎年走っていましたが、右ひざのけがで去年は出場できませんでした。
今年4月に手術をし、7月から本格的に走り始めました。
今日最終区の6区をアンカーとして走った守屋さんは、トップでタスキを受け取るとそのままゴールへ。
これまで5連覇していた駒ヶ根を破り、6年ぶりとなる伊那チーム優勝に貢献しました。
2年ぶりの実戦に手ごたえを感じたようです。 -
町に明るさ届ける華やかシャッター
伊那市八幡町の電気店、エルモールヤハタのシャッターに、伊那西高校の生徒が描いていた絵が完成し、25日お披露目されました。
この日は、エルモールヤハタの有賀秀和社長や伊那西高校の生徒が完成を祝い記念写真などを撮影していました。
中心市街地の活性化を目指して活動する「伊那まちの再生やるじゃん会」が行っているもので、今回が3軒目です。
デザインは伊那西高校の美術部が担当し、手紙の袋から花やCDがあふれ出している様子が描かれました。
図柄を考案した3年生の丸山希帆さんは「町に明るさを届けたいと思いこの図柄にした。車で通る人たちの目に止まって、少しでも町に来てもらえたらうれしい」と話していました。 -
JR飯田線で線路に乗り上げ事故
24日午後2時10分ごろ、伊那市御園双葉で、伊那市の男性が運転する軽乗用車が、JR飯田線の線路に乗り上げる事故がありました。
これにより飯田線で最大でおよそ1時間20分の遅れが出ました。
伊那警察署の発表によりますと事故があったのは、伊那市御園双葉の踏み切り近くです。
車は伊那市の85歳の男性が運転していたもので、線路脇の柵を越え線路に乗り上げました。
長野駅午前11時23分発の普通列車を運転していた運転士がこの車を発見し手前で停止しました。
線路内に進入した車を撤去する作業が完了し、安全確認が行われ、午後3時20分に上下線で運転が再開されました。
この事故により、停止した電車が1時間18分遅れたのを最大に上下線合わせて3本が遅れおよそ700人に影響が出ました。
停止した電車の乗員乗客68人に怪我はありませんでした。
また事故を起こした男性が軽い怪我を負いました。
事故の原因については、伊那警察署が調べを進めています。 -
モデル構築に向け学習会
上伊那自然エネルギー普及協議会は、地域独自の自然エネルギーの創出に向けて、24日学習会を開きました。
この日は、伊那商工会館で学習会が開かれ、企業や行政、地域住民などおよそ30人が参加しました。
上伊那自然エネルギー普及協議会は、個人や大学、企業など官民一体となって上伊那らしさを追求した自然エネルギー普及モデルを構築しようと、去年12月に発足しました。
これまでに学習会や先進地視察などを行っていて、この日は、自然エネルギー事業の支援などを行っている東京都のエナジーグリーン(株)の竹村英明さんから「市民ファンド」について学びました。
市民ファンドは、地域独自の取組を地域住民が自らファンド会社となって資金を集めるものです。
竹村さんは飯田市の太陽光自然エネルギー事業に協力していて、市民ファンド「おひさまファンド」の立ち上げに携わりました。
竹村さんは「市民ファンドを運営するためにはおよそ2億円集められる見込みが必要だが、これまで携わった市民ファンドではおおよそその額が集まっている」と話していました。
質疑では、協議会の小澤陽一副会長から、市内の既存のダムを民間で活用して、伊那でも自然エネルギー事業が可能かといった質問があがっていました。
竹村さんは「県にかけあってみてまずはそれから。可能だと思います」と答えていました。
信州大学農学部の教授で協議会の岡野哲郎会長は「待っていても先には進まない。自分たちから動いて、徐々に知識を深めていきたい」と話していました。
協議会では「モデル構築に向け、学習会に多くの人に参加してもらいたい」として今後も学習会を計画していて、次回は太陽光発電について学習する予定です。 -
長野県ミニバス選手権大会1日目
長野県ミニバスケットボール選手権大会が、24日から伊那市の勤労者福祉センター体育館で始まり、伊那ケーブルテレビ放送エリア内からは3チームが25日の準決勝に駒を進めました。
大会には県内各地区の予選を通過した男女32チームが出場しました。
大会はトーナメント方式で行われ、伊那ケーブルテレビ放送エリア内からは男女6チームが出場しました。
このうち伊那市のダイヤモンドツインズ女子は1回戦、長野湯谷と対戦し、50対5で勝利しました。
この日の試合の結果、女子の伊那ダイヤモンドツインズと箕輪健全、男子の伊那ダイヤモンドツインズが、25日行われる準決勝に駒を進めました。
この大会のベスト8進出チームには、全国大会の長野県選抜大会への出場権が与えられ、試合の結果、伊那ケーブルテレビ放送エリア内では4チームが出場を決めています。 -
縄文料理を作るイベント
どんぐりなどを使って縄文時代の料理をつくるイベントが23日、伊那市の創造館で開かれました。
これは、現在開催中の企画展「縄文人の春夏秋冬」に合わせて開かれたもので、親子14人が参加しました。
教室では、縄文時代に食べられていたとされるどんぐりやシカ肉を使い様々な料理に挑戦しました。
どんぐりを石で、すりつぶし片栗粉や、はちみつなどを混ぜたクッキーや豚肉のひき肉と合わせたハンバーグをつくりました。
鹿肉は、黒曜石を包丁代わりにつかって一口大に切っていきました。
調理した食材は、この後炭火で焼きました。
出来上がると全員で料理を囲んで味わいました。
伊那市創造館では12月2日も鹿肉を使った家庭料理教室を企画しています。 -
南ア北部地区遭難対策協会 創立50周年
南アルプス北部地区山岳遭難防止対策協会の創立50周年記念式典が23日、伊那市長谷の気の里ヘルスセンター栃の木で開かれました。
記念式典には南アルプス北部地区山岳遭難防止対策協会会長の白鳥孝伊那市長をはじめ歴代の隊長など80人が出席しました。
南アルプス北部地区山岳遭難防止対策協会は昭和37年12月15日に隊員17人で発足しました。
現在は民間や行政など82人で活動しています。
発足当時からの遭難事故の出動件数は128件で救助者等は168人となっています。
式典では、半世紀を振り返る記念誌とDVDが披露されました。