-
伊那東小1年生川遊び
伊那市の伊那東小学校の1年生は、30日、東春近の三峰川榛原河川公園の水辺で、自然に触れました。
30日は1年生94人が、水着になって、榛原河川公園沿いの三峰川の浅瀬に入りました。
伊那東小では、生活科学習の一環で、毎年1・2年生が、川に出かけ、自然と触れ合っています。
榛原河川公園は、学校から歩いて行ける距離にあり、トイレや水場なども整備されていることから、こうした学習に活用しています。
子どもたちは、川の中を歩いたり、魚を捕まえたりしていました。
また、工作の時間に活用するため、お気に入りの石を探して拾っていました。
伊那東小学校では、「川の中を歩くこと、魚や虫を採ること・触れること、こうした事は、自然の中でしか学べない」と話していました。 -
伊那警察署地震総合防災訓練
伊那警察署は、30日から始まった防災週間に合わせ、地震総合防災訓練を行いました。
30日は、交通確保や、チェーンソーを使った救出訓練などが行われました。
訓練は震度6の地震を想定し行われ、伊那警察署の署員80人ほどが参加しました。
警察署近くの交差点では、電気の供給が途絶えたことを想定し、小型の発電機で信号機に電気を供給する訓練を行いました。
この発電機は以前のものに比べ小型で軽量なものだということで、震災対策として今年導入されました。
また、手信号による誘導の訓練も行われました。
伊那警察署では、災害時に備え、機器の操作訓練などを行うため、毎年防災訓練を行っています。
参加したある署員は、「いざ災害が起きた時にやらなければならないことを確認できよかった。実際の道で誘導するのは初めてだったので、参考になった。」と話していました。 -
手良小学校 被災地支援目的に野菜の苗植える
長野県北部地震の被災地支援に取り組んでいる伊那市の手良小学校の児童は、野菜の苗を29日、学校近くの畑に植えました。
手良小学校の4年生は、育てた野菜を販売して、被災地を支援する活動を行っています。
29日は、広さ7アールの畑にブロッコリーとキャベツの苗を500本ずつ植えました。
野菜は、10月下旬に行われるJA上伊那手良支所の祭りで販売するということです。 -
大地震に備え竜西保育園が中学校と初の合同訓練
伊那市の竜西保育園は、近くの伊那中学校と地震に備えた合同訓練を、29日、初めて行いました。
竜西保育園では、東日本大震災を受け、あらゆる想定での訓練を行おうと、今回初めて伊那中学校にお願いし合同訓練を行うことにしました。
防災ずきんをかぶった園児たちは、一次避難場所の園庭に集まりました。
人員確認が済むと、二次避難場所になっている、伊那中学校のグラウンドを目指して移動しました。
竜西保育園ではこれまで、単独で中学校のグラウンドまで避難する訓練を行ってきましたが、実際に中学生が一緒に避難して来たときはどのような状況になるのか確認し、課題を見つけようと今回の訓練を行いました。
園児たちがグラウンドに到着すると、中学生も続々と避難してきました。
竜西保育園では、年に1回は合同訓練を行うとともに、避難後の具体的な対応についても検討していきたいということです。 -
伊那市小沢の唐澤幸一さん みすず寮に水墨画寄贈
伊那市小沢の唐澤幸一さんは、養護老人ホームみすず寮に水墨画を贈りました。
29日、唐澤さんがみすず寮を訪れ、箱山み江子施設長に水墨画2枚を届けました。
贈られた絵は、伊那市横山からの風景をバックに鷹を描いた作品と、3羽の雀を描いた作品です。
唐澤さんは、2年前に自身の作品をみすず寮で展示していて、「絵を見て、心を和ませてほしい」と話していました。
箱山施設長は「アットホームな温かい絵を飾る事ができうれしい」と話していました。
唐澤さんは、絵のほかに、ボールを転がしてゴールに入れる遊具も自分で手作りし、施設に贈りました。 -
伊那市観光(株)取締役会 四半期の売上状況報告
伊那市観光(株)は、29日、取締役会を開き、今年4月から6月までの売り上げ状況を報告しました。
この日、伊那市役所で取締役会が開かれ、事務局や各施設の支配人から、今年4月から6月の売り上げ状況や経営計画などが報告されました。
伊那市観光では、健全な経営を目指そうと今回初めて四半期の売上状況の報告を行いました。
報告によりますと、伊那市長谷の仙流荘、入野谷は前の年の同じ時期と比べ赤字幅は減り、仙流荘は約490万円の赤字、入野谷は、約200万円の赤字だったということです。
これを受け取締役からは、「宿泊予約をキャンセルした旅行会社に理由を聞いて、キャンセルの原因を追究しているか」「ゼロ磁場を訪れた観光客が駒ヶ根に流れている現状を分析しているのか」「地域振興まで考えると、市の総合支所とも連携していく必要がある」などの意見が出されていました。
伊那市観光では、今後も四半期に一度、経営状況を報告していくということです。 -
南箕輪村役場 オオスズメバチ駆除
小学生の通学路に面する、南箕輪村役場東側の林にオオスズメバチが巣をつくり29日、駆除作業が行われました。
オオスズメバチの巣が見つかったのは、役場東側のサワラの木の根元です。
オオスズメバチは体長およそ4センチで、日本にいる蜂類の中でも強い毒性を持ち、攻撃性も強いと言われています。
巣がある木からおよそ1メートルの所には、小学生の通学路もあり子供たちの安全を守るため、村内のハチの愛好家により巣の駆除が行われました。
最初に入口から殺虫剤を散布し、その後、巣の入り口を粘着剤が着いたダンボールで塞ぎ巣に帰ってきた蜂を捕まえます。
巣の入り口は、土嚢で塞ぎ、中にいる蜂が出られないようにしてしまうという事です。
夏に気温が高いと蜂の発生量が多くなると言われていますが、今年の蜂の傾向について、伊那市地蜂愛好会会長の小木曽大吉さんは「今年は夏が暑すぎて、蜂のエサが無く、発生量は少ない。オオスズメバチは土の中に巣を作るので気をつけてほしい」と話していました。
小木曽さんは、スズメバチの巣を見つけた場合は、刺激をせず、専門家に相談してほしいと話していました。 -
高遠町・長谷地域自治区 あり方検討へ
伊那市の高遠町地域自治協議会と長谷地域自治協議会は、合併から10年が経過する平成28年度以降の地域自治区と総合支所のあり方について検討し、来年2月に検討結果を市長へ建議する事にしています。
28日は、高遠町総合支所で地域自治協議会が開かれ、事務局から、検討の内容や進め方についての案が示され了承されました。
地域自治区の設置は、合併特例法により認められていて、新伊那市の合併では協議により合併の日から10年間と定めました。
しかし、それ以降については何も検討されていない事から、地域の体制について、地域協議会の場で協議を進める事にしました。
協議会では、合併特例法の有効期間以降、地方自治法により地域自治区を設置するかどうかやや、現在と同等な支所としての機能を維持させるか等、地域自治区の存続について検討します。
地域自治区を存続するとした場合の総合支所については、市の内部組織が検討している総合支所のあり方と比較検討を行い、地域密着型の住民サービスについて事務を見直す事に目指します。
高遠町と長谷地域協議会では、検討結果を来年2月に市長へ建議する事になっています。
高遠町地域協議会の小松晃(ひかる)会長は「長谷と歩調を合わせながら、支所としての機能が残せるよう協議を進めていきたい」と話していました。 -
伊那市役所で防災訓練
伊那市役所で職員およそ200人が参加し避難訓練が行われました。
29日の訓練は、市役所1階の食堂から火が出たとの想定で行われ、訓練に参加した職員は火災発生の放送が流れると足早に庁舎の外へと避難していました。
この日の訓練ではこの他に、放水やはしご車による訓練なども合わせて行われました。
白鳥孝市長は「市の職員役所は災害時においても、市民の命を守る事を優先しなければならない。
与えられた仕事を全うするためにも、意識を持ちながら動いてほしい」と話していました -
たかずやの里 プレハブ3棟全焼
29日、午前11時50分頃伊那市富県の児童養護施設たかずやの里で、鉄骨平屋建てのプレハブ3棟を全焼する火事がありました。
伊那警察署の発表によりますと、火事があったのは伊那市富県の児童養護施設たかずやの里です。
火事は、午前11時50分頃発生し男子生徒が一人部屋として利用する鉄骨平屋建てのプレハブ3棟、およそ30平方メートルが全焼しました。
火は、発生から50分後の午後0時40分頃消防により消し止められました。
火事があった時間帯に、この部屋を利用する中学生や高校生は学校や施設内の別の場所にいて怪我はなかったという事です。
たかずやの里によると、この火事により消火活動をおこなった男性職員が、右腕に軽い火傷を負ったという事です
警察と消防では出火原因について調べを進めています。 -
安全・効率的な間伐作業実施へ指導者養成
伊那市内で森林整備を行っている「伊那市フォレスタークラブ」は、26日、小沢の平地林で指導者講習会を開きました。
「伊那市フォレスタークラブ」は、薪ストーブ利用者が森林整備に参加し、そこで出た間伐材を薪として使うことで循環型社会を構築していこうと、2009年に発足しました。
発足当初の会員数は、25人でしが、年々増加し、現在は65人となっています。
講習会は、会員の増加に伴い懸念される、作業の安全性や効率性を高めていこうと指導的立場のインストラクターを育てようと開かれました。
この日は、会員の中から、経験者を中心に5人が参加しました。
講師は、伊那市振興公社の桜守でクラブの指導者でもある、稲邊謙次郎さんが務めました。
稲邊さんは「複数の場所で一斉に作業が行われる場合、安全を確認する事が大切。
現場で作業を指導する場合、木を倒す技術を伝える事より、作業全体をコントロールする事を心がけてほしい」とアドバイスしていました。
森川裕司会長は、「複数の班に分かれ、広い範囲で作業が行えるよう指導者を育て、森林整備の核となるような体制を築いていきたい」と話していました。
クラブでは、今年度民有林を中心に、間伐作業をしていくとしています。 -
福祉の祭典 各種団体が集う
伊那市の福祉の祭典、第6回ふれあい広場が26日、伊那市福祉まちづくりセンターで開かれました。
市内の各種団体やバザーの手伝いをするボランティアなど65団体が参加し、ステージ発表や作品の販売などを通して交流しました。
この日は、好天に恵まれ、昼ごろになると会場は多くの人たちで賑わっていました。
このうち、伊那手話サークルのブースでは、訪れた人達が自分の名前や簡単な挨拶を教わっていました。
サークルのメンバーからは、「手だけでなく、口もいっしょに動かす事。相手の表情を見ながら手話をすると、より気持ちが通じ合えるようになります」と、アドバイスしていました。
ステージでは、参加団体による歌や踊りの発表のほか、家電製品や旅行券などが当たる抽選会が行われ、会場は盛り上がっていました。
実行委員長の伊藤真次さんは、「多く人が交流する事で、福祉についてより身近に考えてもらうきっかけになれば」と話していました。 -
西箕輪小学校の児童が農業水利施設などを見学
伊那市の西箕輪小学校4年生の児童は、28日、地域の農業水利施設などを見学しました。
これは、農業水利施設が地域の中でどのような役割をはたしてきたか理解してもらおうと、上伊那地方事務所などが行ったものです。
28日は西箕輪小4年生30人が、岡谷市から伊那市小沢の西天竜発電所まで続く農業用水路「西天竜幹線用水路」周辺の施設5か所を見学しました。
見学会では西天に作られている「円筒分水工」について上伊那地方事務所の職員が説明しました。
円筒分水工は、田んぼの広さによって決めた穴の数により水の量を分けています。
西天にはおよそ35基があり、一本の水路では日本で一番多いということです。
西箕輪小学校の4年生は社会の授業で地域で使われている水について学習していて、見学で学んだことをレポートにまとめるということです。 -
上伊那年金受給者協会が草刈りで社会貢献
地域の年金受給者らでつくる上伊那年金受給者協会は28日、伊那市の伊那中央病院周辺の草刈りを行いました。
この活動は、地域の人に喜んでもらおうと、年金受給者協会が行ったもので、会員およそ45人が集まりました。
参加者は、病院周辺の芝生や生垣などの雑草を手分けをして刈りました。
上伊那年金受給者協会の吉川大吉協会長は、「炎天下の中、高齢者が一生懸命作業に当たり、地域のために貢献ができてよかった」と話していました。 -
伊那市議会9月定例会開会
伊那市議会9月定例会が28日開会し、一般会計補正予算案など17議案が提出されました。
一般会計補正予算案は1億2千万円を追加するものです。
主な事業は、小黒川パーキングへのスマートインターチェンジ導入に向けた測量・設計委託料に1,000万円、45歳未満で新たに農業を始める人に補助する新規 就農総合支援事業に1,500万円などとなっています。
伊那市議会9月定例会は、9月5日、6日、7日に一般質問、18日に委員長報告、採決が行われます。 -
伊那市土地開発公社のあり方検討委員会 平成25年度末までに解散すべきと答申
伊那市土地開発公社のあり方について検討してきた委員会は、「平成25年度末までに解散すべき」とする検討結果を27日、白鳥孝市長に答申しました。
27日は、あり方検討委員会の平澤春樹委員長ら4人が市役所を訪れ、白鳥市長に答申書を手渡しました。
市土地開発公社では、平成24年3月末現在、およそ28億円の土地を保有しています。
伊那インター工業団地や上の原工業団地など、平成17年度からの6年間で、およそ20社に用地を提供してきました。
平澤委員長は「公社は公共用地の先行取得や開発事業を行い企業誘致に努めてきた。しかし、土地の値段が下がり続ける中でこれまでのような実績を持続するのは厳しい」として、解散すべきとの検討結果を報告しました。
解散の時期については、支払い利息の半分を国が補てんする「第三セクター等改革推進債」が活用できる平成25年度末までとしています。
三セク債を活用した解散は、全国の市町村でこれまでに17件ありますが、県内では初めてとなります。
平成25年度から10年間の市の負担を比較した場合、公社が存続した場合の支出額は4億2千万円、解散した場合の支出額は1億2千万円で、存続が解散より3億円ほど多くなります。
委員会では「取得して間もない土地が多く、すぐに財政破たんすることはないが、解散して処理を進めることが財政健全化につながる」としています。
白鳥市長は「内容を尊重し、検討していきたい」と話しました。
解散する場合市は、三セク債借入にむけた土地の処分計画などを盛り込んだ解散プランを、10月を目処に立て、3月市議会に議案を提出する考えです。 -
俳句雑誌みすヾ発刊750号 節目祝う
伊那地域をはじめ県内外の俳句愛好者でつくる、みすゞ俳句会が発行している俳句雑誌みすゞが創刊750号の節目を迎えました。
俳句雑誌みすゞは戦争が終わった翌年の1946年昭和21年に創刊しました。
66年が経った今年の8月号で750号となりました。
今日は伊那市でみすゞ750号記念大会が開かれ、会員およそ150人が節目を祝いました。
大会では会を主宰する城取信平さんが「750号は夢の数字でした。これからも素晴らしい平成の俳句を作りましょう。」とあいさつしました。
みすゞ俳句会は、伊那谷に新しい俳句文化を定着させようと当時の美すず村に発足しました。
俳句雑誌は月刊誌としてはじまりましたが、年に2回しか発行できない年もあったということです。
現在は伊那地域を中心におよそ450人が活動しています。
大会ではほかに、映画「ほかいびと、伊那の井月」監督の北村皆雄さんの講演会も開かれました。
北村監督は、「井月の俳句から、伊那の風土や生活、営みが分かる。
伊那の地で詠んだ、祝いの句や、あいさつの句を重視すべきだ」と話していました。
みすず俳句会では今回を通過点に800号を目指したいとしています。 -
たかずやの里整備計画について公開質問状
伊那市富県の住民でつくる「たかずやの里 移設整備を考える富県住民有志の会」は児童養護施設たかずやの里の移設整備計画に関する公開質問状を上伊那広域連合長などに送りました。
27日は伊那市の富県公民館で元たかずやの里、施設関係者などでつくる住民有志の会が記者会見を開き公開質問状を送るに至った経緯などについて説明しました。
たかずやの里は東春近の工業団地内が移転候補地に挙げられています。
住民有志の会では移転先は富県小学校の通学区内が好ましく工業団地内に施設ができることは環境面などから適切ではないとしています。
そのうえで候補地が決まった経緯の説明、整備計画の再検討のほか改めて地元の住民代表や施設の新旧関係者に行政関係者を加えた検討委員会の設置を求めています。
公開質問状は、上伊那広域連合長と広域連合議会の議員、たかずや福祉会役員宛で、送るとしています。 -
JA上伊那青壮年部が園児に花をプレゼント
JA上伊那青壮年部東春近支部が、23日伊那市の東春近南部保育園の園児に花を贈りました。
23日は東春近南部保育園の園児ら60人に、青壮年部のメンバーで、花き農家の4人が栽培した花を贈りました。
青壮年部東春近支部の花き農家では、子どもが花に触れることで感受性を養ってもらおうと活動しています。
この活動は、子どもたちが農業に触れる機会をつくる。
「チャイルドファーム21」の一環で、花の贈呈は東春近小学校に続いて2回目です。
贈った花はアルストロメリアとトルコキキョウです。
東春近南部保育園の唐木美代子園長は、「花があるとやさしい気持ちになり、心がやすらぐ。子どもたちにも優しい気持ちが育ってほしい」と話していました。 -
中央区で地震防災訓練
伊那市の中央区は26日、震度6強の地震が発生したとの想定で防災訓練を行いました。
訓練は、中央区が独自に実施したもので情報収集や救助の訓練を行うことで災害時の被害を最小限にする事を目的にしています。
中央区公民館には、災害対策本部が設置され、各総代がけが人などを報告していました。
また、住民有志で作る中央区救助支援隊は、建物内に取り残された人を救助する訓練を行いました。
隊員らは、ホースを使い建物内の人とコミュニケーションを取る方法や、建物に取り残された人を助け出し搬送する手順を確認していました。
このほか、中央区の役員などおよそ20人が参加し、消防団から、消火栓の使い方や放水の方法などを教わりました。
指導した団員は、「冷静でいる事が大切。まずは自分の身を守る事をわすれないでほしい」と話していました。 -
オペラ春香を振り返る
今年6月に伊那市で初めて開催された市民オペラ「春香」を振り返る催しが26日、伊那市のいなっせで開かれました。
この催しは、およそ130人の市民が参加した公演を振り返りその想いを語ろうと開かれたものです。
26日は、伊那の公演で衣装を貸し出した、文化事業団の事務局長、平野由江さん、平成14年のオペラ春香横浜公演発案者の千葉恭さん、実行委員会事務局の北沢理光さんの3人が意見を交わしました。
オペラ春香は韓国南原を舞台にした悲恋の物語で伊那市の名誉市民、・ス木東六さんが疎開していた伊那市で作曲したものです。
市民が参加して行われた6月の公演には、およそ1400人が鑑賞に訪れました。
伊那でのオペラ春香を見た平野さんは「東六さんが目指したオペラが演じられていた」
また千葉さんは「一生懸命やろうという、ひたむきさが伝わった」と話しました。
他にオペラ春香再演の声が上がっていることについて北沢さんは「出演者がはつらつと舞台に立っていた。この人たちががんばればなんとかなる。」話し再演に意欲をみせました。
実行委員会では、公演の時の写真や衣装などを展示する、オペラ春香回顧展を9月10日から伊那市のいなっせで開くことにしています。 -
油流出事故 26地点で基準値上回る
伊那市西町のオリンパス伊那事業所の解体工事現場で発生した油の流出事故で、工事を請け負っている宮下建設は、25日記者会見を開き、伊那市西春近で行った水質検査の結果を公表しました。
油の流出事故は、今月9日に発生し、宮下建設は、最大で180リットルが流出したと調査結果を報告していました。
25日の会見では、これまで行った水質検査の結果が公表され、西春近の水田139地点のうち小出島から沢渡までの間の26地点で油の量が基準値を上回ったことがわかりました。
宮下建設では、米の収穫時期に米への影響を調べるために玄米の調査を行うことにしています。
なお、流出した油の検査では、毒性は、検出されなかったということです。 -
新伊那公民館について考える
伊那市が現地での建て替えの方針を示している、伊那公民館の新しい施設について考えるワークショップが、24日夜、開かれました。
この日は、公民館利用者などおよそ40人が伊那公民館に集まり、新しい施設について意見を出し合いました。
伊那公民館は、昭和46年、1971年に現在の建物が完成。1階の駐車場部分を含む4階建てで、延べ床面積はおよそ1600平方メートルあります。
老朽化が進み、耐震化も必要なことから、伊那市は2015年度までに現地で建て替える方針を決めています。
ワークショップは、広く一般から意見を募集しようと、伊那公民館が開きました。
参加者は4つのグループに分かれて、使いづらい部分や、充実させてほしい部分などについて、意見を出していました。
建て替えに向けて7月に設置された伊那公民館建設検討委員会では、1年かけて施設内容を検討することになっていて、ワークショップでの意見も取り入れていきます。
建設検討委員会の阿部凱人会長は「実際に利用している人たちの意見なので現実的。様々な意見を聞くことができてよかった」と話していました。
伊那公民館の武田登館長は「今まで多くの人が使ってきたが建て替えが必要。建て替えるからには長く使えて新しい時代のニーズに対応した公民館にしていきたい」と話していました。
ワークショップは9月1日にも開かれる予定で、利用者でワークショップに参加できない人のためにアンケートも行う計画です。 -
グランセローズ 伊那で福井に敗戦
プロ野球BCリーグの信濃グランセローズは、25日、伊那市の伊那県営野球場で福井県の福井ミラクルエレファンツと対戦し1-6で敗れました。
この日は開会セレモニーで、地元の小学生で作るダンスチーム、「エムズスターズ」がダンスを披露しました。
グランセローズは、野球を通じて地域の活性化や県民との共生を目指していて、地元の子どもがアトラクションなどで登場します。
始球式では、手良小学校2年の小松快希くんがピッチングを披露しました。
試合は、3回表に先制点を奪った福井ミラクルエレファンツが、その後も追加点を奪い、6-1で信濃グランセローズを下しました -
伊那市高遠町芝平で表現力・感性磨く
舞台上での表現力や感性を磨く、合宿型ワークショップが、伊那市高遠町の廃校になった三義小学校芝平分校で行われています。
このワークショップは、東京を拠点に表現力など舞台芸術の指導を行っている「舞台芸術の学校」が企画したものです。
合宿には、その学校で学ぶ生徒と一般、合わせて15人が参加しています。
舞台芸術の学校では、表現力や感性を効果的に高められる、自然に近い環境で練習をしようと、およそ20年前から高遠町芝平で合宿を行っています。
23日から6日間のプログラムの中で、3人のプロの芸術家から指導を受けます。
合宿では、参加者による共同作品の制作も進められています。
インスピレーションで手に取った物に、自分が大切にしているものを投影して、それを表現するという作品です。
舞台芸術家で指導にあたっている小池博史さんは「都会にいると閉じ込みがちな気持ちを自然の中では解放できる。素晴らしい環境の中で練習をすることで、みんな日を追うごとによくなっているのがわかる」と話していました。
作品は26日に完成させて、全員で演じるということです。 -
講演 植物の縄張りとその移り変わり
長野県自然観察インストラクターの柄山祐希さんによる講演会が8月26日伊那市のいなっせで開かれました。
講演は、上伊那の住民でつくるいななき学舎が開いたもので、60人ほどが訪れました。
柄山さんは自身が撮影した植物の写真を使いながら話しました。
柄山さんは現在87歳。
22歳の時に教員として東京から伊那市に移り、60年以上伊那谷の植物を観察してきました。
その観察の中で気づいた、開発や外来植物の繁茂など環境の変化により見ることができなくなってしまった植物を紹介しました。
柄山さんは、「以前鹿嶺高原ではヤナギランやシシウドといったさまざまな植物を見かけたが、観光による開発で見かけなくなってしまった。植物も動物も人間も一緒に暮らしていける世の中が戻ってきてほしい」と話していました。 -
二十四節気 処暑
23日は二十四節気の一つ、「処暑」です。
処暑を過ぎると、暑さが峠を越えて涼しくなるといわれています。
23日の伊那地域の最高気温は33.7度で、8日連続の真夏日となりました。
長野地方気象台では、7日ぶりとなる高温注意情報を出し、熱中症に注意を呼びかけています。
この先一週間ほどは30度を超える暑い日が続くということです。 -
第2回議会改革フォーラム
伊那市議会の議会改革に関する活動を市民に報告し意見を交換する「議会改革フォーラム」が、22日に開かれました。
議会改革特別委員会が開いたもので、会場には市民125人が訪れました。
議会改革フォーラムは、開かれた議会を目指そうと、去年8月に1回目が開かれ、今回で2回目となります。
この日のフォーラムでは、議会改革特別委員会が取り組んでいる▽議会と市民の意見交換の場設置▽議員の倫理条例制定や通年議会の検討など5項目を基に意見交換が行われました。
意見交換では、「今回のような意見交換会だけでなく、話し合うテーマを設けて年に数回開催してほしい」「公共施設を建設する際のプロセスが見えにくい。議会がどのくらい内容を知っているのか教えてほしい」などの意見が出ていました。
これに対し黒河内委員長は「テーマを設けるかは検討したい」「公共施設の建設は、早い段階から議会がチェック機能をはたせるよう、市に情報を求めていく必要があると思う」と答えていました。また、議会全員協議会の内容を議会」だよりに掲載してほしいとの意見には、「全協では、行政からの重要な説明や議員間討論が行われている。通年議会の検討の中で全協のあり方も検討していきたい」と話していました。
議会改革特別委員会では、今後も意見交換の場を設けていく計画で、市議会のHPでも意見を受け付けています。 -
土地開発公社「平成25年度末までに解散」答申へ
伊那市土地開発公社のあり方について検討する委員会は、土地開発公社は平成25年度末までに解散すべきであるとする検討結果をまとめした。
今回の検討結果は、27日、白鳥孝市長に答申されます。
23日は、市役所で最終となる4回目の委員会が開かれ答申の内容についてまとめの協議を行いました。
その結果、伊那土地開発公社のあり方について、公社の業務である土地の先行取得は減少し役割を終えていて、保有する土地の処分についても見通しが立たない事から解散すべきとの考えをまとめました。
解散する場合は、支払利息の半分を国が補助する「第三セクター等改革推進債」を活用し、解散時期については「三セク債」の発行期限である平成25年度末までとしています。
公社が解散する場合、「伊那市は、公社の保有している土地や預金などを引き継ぎますが、金融機関からのおよそ26億円の借入金を公社に代わり返済します。
伊那市土地開発公社は、平成24年3月末現在、簿価でおよそ28億円の土地を保有していますが、推定時価は24億円と見込まれる事から、その差は、マイナス3億6千万円あまりとなっています。
近年、地価は下落傾向にある事から委員からは、「解散後、市は公社から引き継いだ土地について、期限を決め早い段階で売却するよう弾力的に対応する事が必要」などの意見が出されていました。
伊那市の酒井茂副市長は「前例の少ない中、一定の方向をまとめて頂いた。
財政の健全化と将来への負担を小さくなるよう答申を基に議会とも相談しながら市の方向性を出していきたい」と話していました。 -
富県小5年生が被災地の学校にビデオレター
伊那市の富県小学校5年生が岩手県大船渡市の吉浜中学校に送るビデオレターを23日撮影しました。
富県小5年生は去年、イベントなどで一輪車を披露し、被災地への義援金を集める活動をしていましたが、顔が見える交流をしていきたいと、今回ビデオレター送ることにしました。
児童は班に分かれ、撮影する内容を練習していました。
ビデオレターでは、クラスの紹介をした後、去年の取り組みについて紹介しました。
23日収録したビデオレターは、市の職員が現地に届けるということです。