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木とあかりと家具展
伊那市長谷の木工職人植野忠司さんの作品展「木とあかりと家具展」が、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
会場には、家具や照明器具、小物など手作りの木工品およそ50点が並んでいます。
植野さんは、伊那技術専門校を卒業後、伊那市長谷で工房を構え、20年以上にわたり作品作りを行なっています。
作品のうちこのテーブルは、サクラやクリ、カキの木など5種類の木を組み合わせて作られています。
着色料を使わないことで、木の持つ色あいが楽しめると植野さんは話します。
植野忠司さんの「木とあかりと家具展」は、17日土曜日まで伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。 -
里山集約化の事業費 来年度縮小へ
森林税を活用した事業について住民の意見をきく、みんなで支える森林づくり上伊那地域会議が14日、伊那合同庁舎で開かれ、来年度は、里山集約化の事業費が縮小される事が報告されました。
この日の会議では、今年度の事業実績の見込みと来年度事業について報告がありました。
上伊那での今年度の活用実績では、間伐による里山整備が当初の494haを14ha上回る674haで実施されました。
一方、森林の所有者や区画を明確化して間伐を実施する里山集約化は、当初の要望で412haあったのに対し、実施されたのは280haにとどまりました。
また、来年度、全県で集約に充てられるのは、今年度より900万円少ない、1,500万円となっています。
県の説明によりますと、地域での森林整備への意識が高まり、森林税を活用しなくても集約が進む地域もでてきている事などから集約化の予算を縮小し間伐の予算を充実させたという事です。
来年度の間伐に充てられる予算は、今年度より約6千万円多い、9億9千万円となっています。
なお、長野県森林づくり県民税は、来年度が最終年度となっていますが、県の行ったアンケートでは県民の8割が継続すべきとしています。県ではこれらの結果をふまえ、継続を検討するとしています。 -
小中学校で3学期終業式
上伊那の小中学校で、14日3学期の終業式が行われました。
このうち伊那市の手良小学校では、全校児童153人が体育館に集まり1年生と4年生が発表をしました。
1年生は、4月から学校で習った漢字やカタカタの書き順や暗記した百人一首の句等を発表しました。
4年生は、それぞれが将来なりたい職業の内容や、必要な資格などを調べ発表しました。
柴田惇校長は「今日でそれぞれの学年での学習は修了します。
まだ出来ない事もあると思うが、そのままにせず、人に聞いたり調べたりして、出来るようになるよう努力し、次の学年へ進んで下さい」と話していました。
6年生の教室では小学校生活最後の通知表が担任から手渡されていました。
手良小学校では、15日、卒業式が行われ25人が中学校へと進みます。 -
釜石市東中 訪問の様子を紹介
伊那市の新山小学校から本などを預かり東日本大震災の被災地岩手県の釜石東中学校に届けた小牧学さんは12日、訪問した様子を新山小の児童に紹介しました。
新山小の児童会では、被災地の力になりたいと考え、学校が津波に飲み込まれた釜石東中学校に本を贈ることにしました。
伊那市の職員小牧さんは、両校の縁を取り持ち、3月6日に児童から預かった本やビデオレターを中学校に届けました。
小牧さんは、中学校を訪れた時の映像を見せながら「とても喜んでくれていた。遠い場所だけれど、心の繋がった釜石の友だちができたと思う」と話していました。
小牧さんの話を聞いた児童からは「がれきの片付けは進んでいるのか」「これからどんな交流をすればいいか」などの質問が出されていました。
新山小では、「今の5年生が中心となって今後も交流を続けていきたい」としています。 -
伊那ミニ女子 全国大会へ
伊那市の伊那ミニバスケットボール教室の女子チームは今月東京都で開かれる全国大会に出場します。
12日は、伊那市役所に女子チームのメンバーが訪れ、白鳥孝伊那市長に出場の挨拶をしました。
選手達は一人一人自己紹介をし、全国大会での活躍を誓いました。
伊那ミニは今年1月に開かれた県の予選大会決勝で臼田を42対25、川中島に27対22、松本筑摩に44対36で勝利し3年連続の全国大会出場を決めました。
白鳥市長は「全国大会で伊那の名前をとどろかせて来てください。」とエールを送っていました。
全国大会は3月28日から30日に東京の国立代々木体育館で行われることになっています。 -
西箕輪保育園で桜の植樹
伊那市の西箕輪保育園の園児が13日、園舎の庭にシダレザクラの苗木を植えました。
これは、伊那市が行っている地域桜守講習会の一環で行われたものです。
13日は、地域桜守の指導のもと西箕輪保育園の園児がシダレザクラの苗木を植えました。
年長園児が中心となり、苗木にスコップを使って土をかぶせていました。
地域桜守の指導をしている桜守の稲辺謙次郎さんによると根が伸びるこの時期に桜を植樹する事が適しているということです。
13日植えた桜は早ければ来年の春に花を咲かせるということです -
旗でランナーを応援
3月18日に、伊那市で春の高校伊那駅伝が行われます。
伊那市役所では選手たちを応援するのぼり旗の展示が始まりました。
これは、全国から参加する選手たちを応援しようと市内の園児や児童達が制作したものです。
旗にはイラストや応援メッセージが書かれていて、出場する174チーム分が集まりました。
伊那市役所ではそのうちの47点を3月15日まで展示しています。
大会当日は、伊那市陸上競技場周辺に飾られることになっています。 -
伊那飲食店組合 新春大会
伊那市や南箕輪村の飲食店が加盟している伊那飲食店組合の新春大会が5日、伊那市内で開かれました。
新春大会は組合の交流を図ろうと開かれたもので、会場にはおよそ100人が参加しました。
大会の中で櫻井信久組合長は「厳しい経済状況の中、組合員が一致団結して地域を盛り上げていきたい」と挨拶しました。
伊那飲食店組合は、およそ330店が加盟していて互いの結束を図りながら集客に努めています。
組合では、地域の活性化を目指そうと抽選で景品や利用券などが当たるイベントを今年の秋に行う計画です。 -
振り込め詐欺を防いだ長野銀行伊那東支店に感謝状
振り込め詐欺を未然に防いだとして、長野銀行伊那東支店に7日、伊那警察署から感謝状が贈られました。
この日は、伊那警察署の関原敬泰署長から、長野銀行伊那東支店の伴重徳支店長に感謝状が贈られました。
長野銀行伊那東支店では、伊那市内の70代男性が、窓口で現金を振り込もうとしたところ、対応した女性行員が不審に思い上司に相談し、詐欺を未然に防いだという事です。
70代男性は、借金があるので月末までに振り込むようにと電話で指示され、30万円を振り込もうとしたという事です。
長野銀行伊那東支店では、定期的に振り込め詐欺に関する研修会を開いたり、不審な点があった場合はすぐに相談するよう行員に指示しているという事です。
伊那警察署管内の振り込め詐欺被害は、今年に入って発生していませんが、去年は6件、約459万円の被害が発生しています。 -
一夜の城 現地説明会
今年1月から発掘調査を行い、深さ2.6mの堀が見つかった伊那市富県の一夜の城で、10日、市民を対象にした現地説明会が開かれました。
この日は、伊那市富県桜井にある一夜の城の発掘調査現場で説明会が開かれ、市民80人が参加しました。
一夜の城は、今から400年以上前の戦国時代、高遠城を攻めようとした織田軍が築いたとされています。
現在は、敵の侵入を防ぐため一夜の城を囲むように土を積み上げた「土塁」が残っています。
今年1月から発掘調査を行ってきた伊那市教育委員会はこの日の現地説明会で、土塁の外側に深さ2.6m、幅6mの堀を発見した事を報告しました。
一夜の城については、地元住民から道路の拡幅工事の要望があり、保存か一部取り壊しかが議論されたことから伊那市教育委員会が詳しい調査を行う事になりました。
市教育委員会では、今後、市指定の史跡として保存するのか、指定はせずに記録のみを保存するのか、調査、検討するという事です -
山寺活性化協議会 伊那市山寺の歩道に看板を設置
地域の活性化に取り組む山寺活性化協議会は、伊那市山寺の歩道に看板を設置しました。
設置されたのは、縦30センチ横60センチの笑顔の坂道と書かれた看板です。
12日は、協議会のメンバー4人が、伊那北駅から上伊那農業高校へと続くおよそ1キロの道沿いに看板10個を設置しました。
協議会では、地元の小学校と一緒に朝市を開くなど、伊那北駅を中心とした地域の活性化に取り組んでいて、看板の設置もその一環として行われました。
作業にあたったメンバーは、学生や買い物客が通るこの道で、すれ違う人同士笑顔で挨拶を交わしてもらいたいと話していました。
協議会では、今年80周年を迎える高尾神社の祭りに向け、地域をあげて取り組んでいくということです。 -
調停案合意の議案 委員会で可決
伊那市議会経済建設委員会が12日、伊那市役所で開かれ、NECライティングに対し補助金の返還を求めている問題についての調停案が賛成多数で可決されました。
この問題は、NECライティングの工場閉鎖にともない伊那市が補助金およそ1億5,800円の返還を求めているもので、民事調停によりNEライティングが1,000万円を支払うとする調停案が出されていました。
12日の委員会では、調停案合意についての審議があり、議員から「この問題が長引けば、伊那市のイメージダウンとなり、今後の企業誘致に悪影響を及ぼす」という意見が出されていました。
一方「調停案を受け入れれば白鳥孝伊那市長に対しNECライティングに補助金を返還するよう命令することなどを求めている住民訴訟に影響する」として反対する意見が出されていました。
採決の結果、賛成5、反対1の賛成多数で民事調停合意についての議案は可決されました。
共産党は、この問題について追及するとして16日の本会議最終日に百条委員会設置の議案を提出するとしています。 -
消防広域化 協議参加を了承
伊那市議会全員協議会が12日、伊那市役所で開かれ、伊那消防組合と伊南行政組合消防本部を統合する広域化に向けた協議に参加することが了承されました。
広域化は地震など大規模災害に対応するため消防力の強化を図ろうと進められるものです。
また、今後整備される消防救急無線デジタル化と通信指令センターの整備費用について統合した場合とそれぞれの組合で行ったときの合計では、およそ2億1千万円の経費節減になるということです。
議員からは、反対意見はなく、広域化に向けた協議に参加することが了承されました。
また南箕輪村議会全員協議会も12日、村役場で開かれ、両組合の統合に向けた協議に参加することが了承されました。
今月22日には伊那消防組合議会が開かれ広域化についての判断がされる予定です。 -
伊那消防署の新庁舎建設予定地 富士塚グラウンド周辺に
老朽化などにより新しい伊那消防署庁舎の建設について協議してきた検討委員会は、伊那市の富士塚グラウンド周辺を候補地とする検討結果をまとめました。
12日は、検討委員会の橋爪重利委員長が伊那市の白鳥孝市長と南箕輪村の唐木一直村長に報告書を手渡しました。
委員会では、去年6月から6回にわたり新庁舎の建設場所や規模について協議してきました。
これまでの会議で、旧上伊那農業高校定時制グラウンド、美篶工業団地、伊那中央病院周辺、富士塚グラウンド周辺の4か所が候補地にあがっていました。
利便性や立地条件など27項目について委員11人がそれぞれ点数をつけました。
その結果、最も多かった富士塚グラウンド周辺が983点、次に多かった伊那中央病院周辺が971点でした。
伊那中央病院周辺と僅差だったことについて委員会では、集計による評価結果を尊重したとしています。
庁舎については、敷地面積8,000平方メートルほどの規模と報告しました。
検討結果については、3月22日に開かれる伊那消防組合議会全員協議会で報告されます。 -
伊那少年剣道クラブ 稽古の成果を披露
伊那少年剣道クラブのクラブ内大会が10日、伊那市の伊那東小学校体育館で開かれました。
この日は、伊那少年剣道クラブの年長園児から中学生までおよそ30人が参加しました。
大会は、練習の成果を試す場として、また新しい年度に向けて良いスタートが切れるようにと毎年行われています。
学年ごと総当たり戦で試合が行われ、子ども達は掛け声とともに面や胴を打ち込んでいました。
この日、初めて大会に参加する子ども達の試合も行われ、審判にルールを教わりながら試合をしていました。
代表の伊藤勉さんは「剣道は礼儀作法を重んじるスポーツ。技術だけでなく、精神面も成長していってもらいたい」と話していました。 -
3.11から1年 各地で追悼イベント
去年3月11日に起きた東日本大震災から1年。
各地で追悼イベントや脱原発集会などが催されました。
伊那市は、震災で亡くなった人への冥福と被災地の早期復興を祈って地震発生時刻の午後2時46分に防災無線でサイレンを鳴らしました。 -
これからの復興支援を考える集い
これからの復興支援を考える集いが11日、タウンステーション伊那まちで開かれました。
これからの復興支援について考えようと災害ボランティア団体市民ネットワーク伊那が開いたもので、12人が集まりました。
参加者からは「物資の必要性は個人差があるので、必要な物を必要としている人に届けることができるような体制を整えるべき」などの意見が出ていました。
市民ネットワーク伊那では、今後も被災地の為に取り組んでいきたい」と話していました。 -
伊那ビデオクラブが試写会
16日に伊那映像祭を行なう伊那ビデオクラブは、10日にいなっせで上映を予定している2つの作品の試写会を開きました。
今回は、伊那市の歌と高校生2人が案内役をつとめ楽しみながら伊那の歴史を学ぶタツヤとミズキの伊那市の歴史ハンターの2本て゛す。
伊那市の歌は、四季折々の市内の自然や風土、イベントなどを歌詞にマッチさせて制作しました。
タツヤとミズキの伊那市の歴史ハンターは、高校生の2人組みが伊那市の古代から現代までの歴史を専門家の話を聞きながら理解を深めていく内容です。
伊那ビデオクラブの第4回伊那映像祭は、16日午後1時30分から入場無料で行なわれます。 -
雪で倒木 1,900戸が停電
9日夜から降った雪の影響で、伊那市高遠町などでは、10日朝からおよそ1900戸が停電とりました。
これらの停電は10日午後6時13分に全戸復旧しました。
中部電力によりますと停電が発生したのは、伊那市高遠町の東高遠から長藤にかけてや、長谷地区、伊那市の横山で1900戸あまりに影響が出ました。
停電は、10日午前7時半から10時ごろにかけ発生し、いずれも昨夜から降った雪の重みで倒れた木が、電線を切断したり、送電機器を故障させたのが原因と言う事です。
倒木により、交通にも影響が出ました。
このうち、高遠町藤沢の倒木現場では、市の職員など8人が、倒れて道を塞いだ木をチェーンソーや重機を使い取り除いていました。
中部電力によりますと、今回発生した停電は午後6時13分に全戸復旧したということです。
また、国道152号でも倒木により、杖突峠が午前7時から、分杭峠が午前10時45分から通行止めとなりました。
午後4時現在、道路を管理する伊那建設事務所によりますと、杖突峠は、午後3時から片側交互通行が可能となったということです。
分杭峠については復旧の見通しがたってないと言う事です。 -
「ありがとう119系」引退を惜しむ
昭和58年、1983年からJR飯田線を走り続けてきた、119系の今月いっぱいでの引退に合わせて10日、記念イベントが行われました。
今月いっぱいで引退する119系の先頭部分には「ありがとう119系」のステッカーが貼られています。
イベントは10日、11日の2日間行われ「ありがとう119系記念号」と名付けられた臨時列車が、伊那市駅と飯田駅間を運行します。
昭和58年、1983年に、老朽化していたゲタ電に変わって119系は飯田線を走り始めました。
駅間が短くて総距離が長く、急勾配が多いことなど、飯田線の特殊な条件から119系が開発されました。
最初に登場した119系は、飯田線と並行して流れる天竜川をイメージした青い塗装と、アルプスをイメージした白いラインが車体に描かれました。
伊那市駅には多くの鉄道ファンが訪れ、119系の写真を撮るなどして引退を惜しんでいました。
松本市から訪れたある男性は「飯田線にしか走っていない車両。何度も乗ったわけではないけど、なくなってしまうのは残念」と話していました。 -
ごみ処理方式 2方式に絞り込み
新しいごみ中間処理施設の処理方式や施設規模について検討する「施設整備検討専門委員会」が10日開かれ、ごみ処理方式を4つから2つに絞り込みました。
委員会は、伊那市のいなっせで非公開で行われ、会議後に結果が報告されました。
絞り込まれたごみ処理方式は、熱した砂でごみをガス化する「ガス化溶融方式(流動床式)」と、コークスの燃焼熱でごみをガス化する「ガス化溶融方式(シャフト炉式)(コークスベット式)」の2つです。
委員会では、4つの方式を評価項目やプラントメーカーのアンケートなどを基に点数評価しました。
絞り込んだ2つの方式は、ほかの2つと比べ点差が大きかったということです。
評価の詳細は後日公表される予定です。
今後は、2つの処理方式を入れた施設整備基本計画案を4月の委員会で審議する予定で、計画は8月の上伊那広域連合正副連合長会で決定される予定です。 -
伊那市が調停案合意議案を議会に提出
NECライティングに対する補助金返還問題で、伊那市は、ライティング側が市に解決金1,000万円を支払い、相互に債権・債務がないことを確認するとした調停案に合意するための議案を9日市議会に提出しました。
伊那市は、NECライティングに補助金1億5,800万円の返還を求めています。
今回、長野地裁が示した調停条項は、伊那市内の工場を閉鎖したNECライティングが伊那市に対し、従来の解決金800万円に200万円を上乗せした1,000万円を支払い、市とNECライティングの間には、債権債務がないことを確認するというものです。
市側は、裁判官が中心になってまとめた調停条項案で、裁判と同様の司法判断だと議会に説明しました。
この調停案での合意に反対する議員からは、NECライティングにからみ6億7,000万円をかけた上の原工業団地の拡張造成について「起案書や決裁書がないままの巨額な債務負担行為には、過失があった。」と市側の責任を追及する一方で、工場用地造成にあたり、ライティング側と合意があった上でのことで、伊那市には損害賠償請求権がある。」と詰め寄りました。
これに対し白鳥孝市長は「契約書は取り交わしていない。NECライティングとは、用地交渉の途中で、つめの段階での断念だった」と答弁しました。
この議案は、12日の経済建設委員会で審査されます。
今議会で可決されれば、4月23日の調停で合意が成立します。
この問題については、市民が市を相手どり補助金や用地整備費の支払いを求める住民訴訟が係争中です。 -
小沢地域社協と伊那西部保育園の児童が交流
伊那市小沢の住民でつくる小沢地域社会福祉協議会と伊那西部保育園の園児は9日、お手玉などで交流しました。
伊那市の小沢地域交流センターで開かれた交流会には、園児と地域のお年寄りおよそ50人が集まりました。
9日は、園児が粘土板やラップの芯を使って作った手づくりの楽器で演奏を披露しました。
他に、手遊びやお手玉で交流を深めました。
伊那西部保育園の春日朝子園長は「地域の人と交流することで、園児が外に目を向けるきっかけになる。保育園の中だけでは学ぶことができない多くのことを体験できた」と感謝していました。 -
女子児童ソフトボール6年生が卒団
女子児童のソフトボールチーム、アルプスいーなちゃんクラブの6年生を送る会が4日、伊那市の中央区公民館で行われました。
送る会にはクラブのメンバーのほか、保護者や監督などおよそ50人が出席しました。
クラブを退団する6年生は8人で送る会には7人が出席しました。
4日は、後輩たちがメッセージを書いた色紙が、丸山正雄監督から1人1人に手渡されていました。
クラブは上伊那唯一の女子児童のソフトボールチームとして4年前に発足しました。
今年度は公式戦が8大会あり、そのうち2回準優勝を果たすなど年々、力をつけてきています。
卒団者の中には、中学でもソフトボールを続けたいと話すメンバーもいて、活躍が期待されています。
送る会ではクラブを退団するメンバーから後輩たちのために応援旗が贈られました。
丸山監督は「子どもたちは練習や試合を通して体力面、精神面ともに成長してきた。これからも一緒にプレーした仲間を大切にしてもらいたい」と話していました。 -
伊那市が調停案受け入れ議案 9日にも提出へ
NECライティングの補助金問題で、伊那市議会会派代表者会は8日、最終調停案受け入れの議案を今議会に提出したいとする市側の提案を、9日の議会運営委員会に諮ることを了承しました。
議会運営委員会で了承されれば、9日の本会議に議案が提出されることになります。
伊那市は、NECライティングに対し補助金の全額1億5千万円余りの返還を求めていて、2日付の最終調停案では、NEC側が支払う解決金は1千万円となっています。
市議会は会派代表者会を開き、市側から提案された調停案受け入れの議案提出を議会運営委員会に諮ることを了承しました。
議会運営委員会は9日午前9時から開かれ、議案提出が了承された場合、10時開会の議会本会議の冒頭で市側が議案を提案します。
議案は経済建設委員会に付託され、12日に審査されることになります。 -
釜石東中学校に新山小から本とビデオレター
東日本大震災の支援に取り組んでいる伊那市の新山小学校から、奇跡の避難で知られる岩手県の釜石東中学校の生徒に、本やビデオレターが届けられました。
6日は、新山小学校と釜石東中学校との縁を取り持った伊那市の職員・小牧学さんら4人が、本などを持って岩手県の釜石東中学校を訪れました。
釜石東中学校と隣接する鵜住居(うのすまい)小学校の児童と生徒は、海からわずか500メートルという近距離にもかかわらず、地震発生と同時に全員が迅速に避難し、押し寄せる津波から生き延びたことから、奇跡の避難とも呼ばれています。
東中学校の校舎は、津波に飲み込まれ、使用できなくなっているため、東中の生徒達は、釜石中学校の校舎を間借りして学校生活を送っています。
図書館の本を借りるのに遠慮してしまうという話を聞いた新山小学校の児童が、本を送る支援を行うことになり、小牧さんらが届けました。
生徒たちは手にした本を早速開いていました。
新山小学校からは、ビデオレターも届けられ、中学生は、小さな子供たちからのメッセージに頬を緩めていました。 -
長野県芸術文化総合フェスティバル水墨画展 8日から
長野県芸術文化総合フェスティバルの水墨画展が、8日から伊那文化会館で始まります。
会場には、長野県水墨画協会南信支部の会員の作品111点が展示されています。
作品展は、8日から11日(日)まで伊那文化会館美術展示ホールで入場無料で開かれます。 -
東日本大震災記録写真集「未来へ伝えたい陸前高田」
伊那市西春近で和太鼓を製造している、株式会社まつり工房では東日本大震災の記録写真集、「未来へ伝えたい陸前高田」を販売しています。
写真集には去年3月11日津波に襲われた岩手県陸前高田の様子がおよそ100ページにわたり掲載されています。
高い建物の屋上に避難した人たち。
波にのみこまれる家。
陸前高田では市民およそ2万4千人のうち2千人が亡くなるか行方がわからなくなっています。
この写真集を販売している、まつり工房代表の北原永さん。
地域をあげて太鼓が盛んな陸前高田では毎年、全国太鼓フェスティバルが開かれていて北原さんが演出をてがけたグループも出演していました。
しかし去年の東日本大震災で、交流のあったフェスティバルの実行委員や東北の太鼓グループのメンバーなど仲間を亡くしました。
震災以降、北原さんは地元の太鼓グループに呼びかけ全国太鼓フェスティバル実行委員会に義援金を贈る活動を続けてきました。
写真集「未来へ伝えたい陸前高田」は全国太鼓フェスティバル実行委員会の会長が出版したもので、北原さんも販売に協力することにしました。
写真集は税込み1,500円で、まつり工房で販売されていて売り上げは被災地支援に役立てられるということです。 -
長谷を中山間地域での小水力発電のモデル地区に
伊那市の白鳥孝市長は、長谷地域を中山間地域での小水力発電のモデル地区とする考えを、7日に示しました。
これは、7日に開かれた伊那市議会一般質問で、議員の質問に答えたものです。
白鳥市長は、質問に対し、「伊那市での自然エネルギーの活用は、小水力、太陽光、木質バイオマスなど複数選択肢があるが、小水力を重点的にとらえている」と答えました。
小水力発電について伊那市では、農業用水路や砂防堰堤を活用した発電の可能性を検証し、長谷を小水力発電普及のモデルケースとする方針です。
白鳥市長は、「特に大規模災害が発生し、地域が孤立していまったような場合でも電力がまかなえるようなケースを想定しながら取り組んでいきたい」と話していました。 -
企業誘致に関する条例改正 事業主の責務の規定を検討
伊那市の白鳥孝市長は、企業誘致に関する条例改正について、補助金の取消、返還事由の明確化、事業主の責務の規定を検討している事を明らかにしました。
これは、7日に開かれた伊那市議会一般質問で、「NECライティングの撤退に伴い補助金の返還が問題となる中、企業誘致に関する条例改正についてどう考えているか」との議員からの質問に対し答えたものです。
白鳥市長は、現在の経済状況の中でしばりを設けるのは企業にとって負担であり誘致にマイナスであるとしながらも、今回のNECライティングの事例や調停の結果を踏まえ、企業に定着してもらうための制度改正を早急に検討したい」と述べました。
具体的には、補助金の取消、返還事由の明確化、事業の継続努力など事業主の責務について規定する事を検討しているという事です。
白鳥市長は、「企業誘致は自治体間の厳しい競争であり、他市町村の例も調査しながら、より工場用地が売れるような制度を研究したい」と話していました。