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伊那市御園で火事 住宅全焼
19日夜9時20分頃、伊那市御園で木造一部二階建て住宅を全焼する火事がありました。
この火事による怪我人はありませんでした。
伊那警察署の発表によりますと、火事があったのは、伊那市御園の大島潤子さんが管理する住宅です。
火事は、午後9時20分ごろ発生し、木造一部2階建てトタン葺の住宅、およそ320平方メートルを全焼しました。
火は、午後11時55分ごろ消し止められました。
この住居は、寺院として利用されており、出火当時は、だれもいなかったということで、けが人はありませんでした。
伊那警察署では、ロウソクの火が燃え広がったのが火事の原因とみて捜査を進めています。 -
荒井区敬老会
各地で敬老会が開かれました。
このうち、伊那市の荒井区の敬老会がいなっせで開かれ、75歳以上のお年寄りおよそ80人が集まりました。
荒井区には、75歳以上のお年寄りが628人います。
19日は、地域住民でつくるコスモスの会や、近くの小中学校の児童と生徒が、歌を披露しました。
式では他に、荒井区に住む小学6年生の原脩人君と中村早紀さんが「体に気を付けてこれからも元気でいてください」などと作文を発表しました。
あるお年寄りは「毎年、敬老会に参加することを楽しみに過している。子ども達に元気をもらった」と話していました。
荒井区の武田治区長は「これからもお互い声をかけ合いながら、元気に過ごしてもらいたい」と話していました。 -
伊那市敬老訪問
敬老の日の19日、伊那市は長寿者訪問を行いました。
19日は、白鳥孝市長が伊那市野底の平澤ひさゑさん宅を訪れ、祝い金と肖像画を手渡しました。
平澤さんは明治43年生まれの101歳。
体が弱かったという平澤さんは、70歳を過ぎた頃から食事に気を使うようになり、ほとんど病院に行かなくなったと話します。
散歩が日課で、「出かける時は杖をついて家を出るが、帰る時は忘れてしまう」と笑いながら話していました。
週に1回、脳いきいき教室に通っていて、教室では最年長だということです。
伊那市の88歳以上のお年寄りは399人で、そのうち100歳が22人、101歳以上は33人となっています。 -
伊那市長谷で雑穀料理づくりを体験
東京に本部を置くNPO法人のメンバーが18日、伊那市長谷で雑穀料理づくりを体験しました。
伊那市では、毎月17日を「い縲怩ネ雑穀の日」としてイベントを開催していて、この日もその一環で講座が開かれました。
参加したのは、東京に本部を置くNPO法人環境文明21です。
旧長谷村時代から交流があり、毎年秋にエコツアーで訪れています。
講座では、長谷で食を通した健康づくりの活動をしている長谷食文化研究会の2人が講師を務めました。エゴマを使った野菜の味噌和えや、きびを小麦粉に混ぜたおやきなど4品を作りました。
参加者は、「地域ならではの味を教えてもらい参考になった」と話していました。
環境文明21は、環境負荷の少ない社会をつくる事を目指すNPO法人で、今日はエコツアーの一環として他に、これからの自然エネルギーについて意見交換会を開きました。
メンバーらは、「豊かな社会を築く中で環境問題が置き去りにされてきた。原子力発電が問題となっている今、家庭や企業、個人がこれまでの考え方を変えるべき」と話していました。 -
伊那市保育園の統廃合 引き続き理解求める
伊那市の保育行政について考える審議会が15日に伊那市役所で開かれました。
保育園の統廃合問題について市側は、「必ずしもスムーズに進んでいない現状だが、3年間で市税が9億円落ち込んでいることなども市民や保護者に伝えていきたい。」と話し、引き続き統廃合に理解を求めていく考えを示しました。
伊那市は、行政改革大綱と保育園整備計画に基づき、現在竜東地区と伊那西部地区、東春近地区、高遠・新山地区の4地区を対象に懇談会や説明会を開いて、保育園の統廃合について理解を求めています。
今日の審議会で委員から「地域全体に理解してもらわないといけない。回覧版では、周知徹底は図れないのではないか」との意見が出されました。
これに対し伊那市は、「統廃合問題は、100対0の解決は不可能だが丁寧な説明で理解を得ていくしかない。統廃合による効率的な運営のメリットなど市全体に及ぼす財政面での効果も市民や保護者に伝えていきたい」と話しました。
なお、白鳥孝市長は、統合反対の署名が提出されている竜東地区の伊那東、伊那北、竜東保育園の保護者の代表らと近々懇談する予定です。 -
長野県書道展伊那地区展
第64回長野県書道展の伊那地区展が18日まで、伊那市の伊那文化会館で開かれています。
書道展は、長野県書道協会などが毎年開いているものです。
伊那地区展では、上伊那の小学生から一般までの作品と県内巡回作品合わせて891点が展示されています。
今年は、出品を広く呼び掛けたこともあり、小学生から高校生の作品が去年より77点多く集まりました。
一般の部は、漢字の書が多く出品されています。
箕輪町の書道家で審査員を務める千葉耕風さんは「一般の部は中央の展示会に出しても恥ずかしくないレベル。自分の好みの作品があったらじっくり観賞してほしい」と話していました。 -
中病地域公開がん講演会
伊那中央病院の第3回地域公開がん講演会が17日、伊那市のいなっせで開かれました。
がん講演会は、伊那中央病院が平成21年に地域がん診療連携拠点病院の指定を受けたことから、毎年開いているものです。
講演会には地域住民や医療関係者らおよそ250人が集まりました。
講師は、伊那中央病院の小川秋實名誉院長で、「がん治療と心のケア」をテーマに話しました。
小川名誉院長は、がんによって起こる体の痛みと心の痛みを減らす緩和ケアについて話しました。
緩和ケアでは、体の痛みはモルヒネを適切に使うことで抑えられると説明しました。
心の痛みについては、生きがいがあれば頑張れること、プラス思考だとマイナス思考の人より生存期間が延びることなどを話しました。
終末期のケアについては、「だれかが側にいることが肝心。親しい人が患者の手を握ったり体をさすることは効果絶大。ぜひやってほしい」と話していました。 -
南箕輪村出身 村澤明生さん仕事展
南箕輪村出身の彫刻家、村澤明生さんの仕事展が17日から伊那市創造館などで始まりました。
会場となった創造館には、村澤さんの彫刻作品などが並んでいます。
村澤さんは、南箕輪村出身の55歳。
伊那小学校、伊那中学校、高遠高校を卒業後、武蔵野美術大学を経て彫刻家になりました。
現在新潟県に住み、青果市場で働きながら作品作りをしているということです。
彫刻を始めたきっかけについて村澤さんは「小学校6年生の時に故・中村喜平さんのブロンズ像が学校に寄贈され、その作品を見てインパクトを受けた。それが初めて彫刻に興味を持った瞬間だった」と話していました。
村澤さんの作品は国内外に展示されているほか、上伊那にも多くあり、出身地、南箕輪村の大芝高原や南部小学校にもモニュメントが置かれています。
展示では、苔とクリスタルを組み合わせた近作のオブジェ「Over the Border・越境」が創造館の中庭に展示されています。
作品について村澤さんは「芝生とタイルの境をボーダーに、苔を芝生から飛び出した草に見立てた作品。これは、自分が伊那市から飛び出していった様子を表現したもの。境界線の向こうからは、今まで見ていた世界が良いことも悪いこともまったく別の世界に見えた」とこれまでを振り返りながら話していました。
また、南箕輪南部小学校の図書館でも展示が行われていて、8点の作品を見ることができます。
「村澤明生の仕事展」は、25日まで伊那市創造館・南箕輪南部小学校・カフェ&ギャラリーアイダッシュの3会場で開かれています。 -
伊那北高校合唱コンクール
伊那市の伊那北高校伝統の合唱コンクールが16日、伊那文化会館で開かれました。
合唱コンクールでは、全21クラスが、夏休み前から練習してきた成果を披露していました。
審査の結果、金賞には「きこえる」を歌った3年F組が選ばれました。 -
新たな食糧費執行基準示す
伊那市の白鳥孝市長は、16日記者会見を開き不適切な食糧費の支出をめぐる問題について改めて陳謝したうえで新たな食糧費執行基準を示しました。
白鳥市長、酒井茂副市長、長谷川洋二顧問弁護士の3人が記者会見の席上、この問題について陳謝しました。
市長は会見で、今後行われる監査によって過去の不適切な支出が指摘された場合、市長個人が法的に弁済義務を負担するものについては、その全額を市に返還するとの考えを示しました。
また調査結果が判明し事実関係が明確になった時点で相応の処分を行うとしています。
新たに作成した食料費執行基準は国家公務員倫理法に従ったより厳しいものとし、全ての食糧費の支出について年度終了後、監査委員の審査を受け、不適切なものについてはこれを公表するとしています。 -
伊那市の職員が公文書偽造
伊那市の職員が公文書を偽造していたことが分り、市は16日、伊那警察署に被害届を出しました。
伊那市によりますと、公文書を偽造したのは、農林部耕地林務課主査の41歳の男性職員です。
この職員は伊那市の測量業務経営の社長から頼まれ、箕輪町で落札した測量業務の契約を受注する際、契約審査に必要な伊那市からの受注実績を偽装した文書に、無断で市長印を押印したものです。
この件に関し白鳥孝伊那市長は陳謝したうえで、市役所の文書が偽造され、それに職員が市長印を捺印したという行為は市民との信頼を根底から覆す行為であり再発防止を約束するとしています。 -
NEC問題 住民監査請求棄却
NECライティング伊那工場が閉鎖したことに伴い、補助金の返還などを求め住民有志が提出していた監査請求は、伊那市監査委員の監査の結果、棄却されました。
住民監査請求は、市民197人でつくるNEC問題市民の会が7月21日に伊那市監査委員に提出していたものです。
請求は、
▽白鳥孝市長がNECライティング株式会社に対し補助金およそ1億5,000万円の返還と、損害金およそ4億円の賠償を請求すること。
▽前市長の小坂樫男さんと現市長の白鳥孝さん個人に対して、損害金およそ4億円の賠償を請求すること
を、監査委員に対し勧告するよう行ったものです。
伊那市監査委員は、
▽伊那市がNECライティングに対し補助金全額返還を求めている民事調停が、現在も進行中であること。
▽現地点で市の損害金額は確定していないこと
などから、市民の会の請求を棄却としました。
市民の会は16日、伊那市役所で会見を開き「資料を出し説明してきたが、こういった結果になり残念」と話しました。
この結果を受け市民の会では住民訴訟を検討していく考えを示しています。 -
伊那西部保育園存続を願う会が市と協議
来年度の入園希望者数が30人に満たない場合、休園とする方針が示されている、伊那市の伊那西部保育園について、保護者らでつくる存続を願う会は、14日夜、伊那市の子育て支援課と協議を行いました。
14日夜は、伊那西部保育園の存続を願う会のメンバーなど10人ほどが、ますみヶ丘公民館に集まり、伊那市の子育て支援課あてに提出していた公開質問状を元に協議を行いました。協議は、今回で2回目になります。
伊那西部保育園は、今年1月に、入園希望者数が定員60人の半分の30人に満たない場合、来年度から休園とする方針が市から示されました。
今年度の西部保育園の園児数は、年中7人、年長11人の、合わせて18人、今年度新たに入園した園児はいませんでした。
伊那市では、休園が5年間続いた場合、廃園とする方針です。
昨夜の協議では、「西部保育園は、西部地区唯一の保育園であり、それがなくなるとコミュニティの崩壊につながるのではないか」「障害のある子どもの受け入れなどで少人数ならではの保育が行えている」「来年度から休園という方針は急すぎる。もう少し暫定期間を設けて欲しい」といった意見が出されていました。
伊那市子育て支援課の山口俊樹課長は、「すこやかな育ちの保育を行ううえでも、財政的な面でも30人は必要なので、ご理解いただきたい。」と答えていました。
伊那西部保育園の存続を願う会では、今後、来年度の園児数30人を確保できるよう活動していくということです。
伊那西部保育園の入園説明会は10月18日、入園申請の受付は11月を予定しています。
伊那市では、その希望者の数を見て、12月には、休園にするかどうか決定したいとしています。 -
栗くり坊主園 観光客でにぎわう
伊那市富県の栗園、栗くり坊主園には、多くの観光客が訪れ、栗拾いを楽しんでいます。
14日は、静岡県などからツアー客が観光バスで栗園を訪れていました。
栗くり坊主園は、高烏谷栗栽培組合が、遊休農地の解消を目的に1997年から活動をはじめ、2004年にオープンしました。
広さ2.5ヘクタールの園内では、およそ1500本の栗の木が収穫の時期を迎えています。
観光客は、落ちている栗などを拾ってはかごに入れていました。
ツアー客の場合、一人500グラム持ち帰る事ができ、入場料を含めて500円だという事です。
高烏谷栗栽培組合によると、今年は、粒は若干小さめですが、虫食いも少なく、出来はよいということで、去年並みの3000人ほどの観光客を見込んでいます。
栗くり坊主園は、予約制となっています。
問い合わせ:高烏谷栗栽培組合事務局 電話78竏・699 -
伊那市西箕輪地区の戦没者追悼式
伊那市西箕輪地区の戦没者追悼式が16日、招魂碑がある羽広の仲仙寺で行なわれました。
西箕輪社会福祉協議会が主催した追悼式には、遺族や関係者50人が参加し、戦死者の霊を慰めました。
西箕輪社協の小林光豊会長は、「御霊の安らかなご冥福をお祈りする」と式辞をのべました。
仲仙寺境内にある招魂碑には、日清、日露、太平洋戦争で戦死した217人の名前が刻まれています。
伊那市遺族会の赤羽要会長は、「戦後66年、悲惨な戦争を2度とおこさないよう後世に伝えていかなくてはならない」とあいさつしました。
招魂碑前では、読経にあわせて、遺族や追悼式参列者が焼香し、手を合わせていました。
西箕輪遺族会の伊藤文直会長は、「時間の経過とともに遺族の参加も少なくなってきているが、追悼式を通じて戦争がない社会の大切さを伝えていきたい」と話しました。 -
地域づくりについて考える
地域づくりについて考える伊那経営フォーラムが10日、伊那文化会館で開かれました。
伊那経営フォーラムは、これからの地域づくりについて考えようと伊那青年会議所が開いたものです。
フォーラムでは、白鳥孝伊那市長、伊那食品工業の塚越寛会長、伊那商工会議所の向山公人会頭をパネリストに迎え「価値ある強い地域を創る」をテーマにパネルディスカッションが行われました。
これからの街づくりについて、白鳥市長は「行政単位ではなく、伊那谷を一つのスケールとして考える必要がある」と話し、塚越会長は「身の回りを清掃するなど美意識を持つ事が大切」と述べました。
向山会頭は、「産業、自然を守りながらこの地域の特性を活かした街づくりに取り組んでいきたい」と話していました。
フォーラムにはおよそ600人が参加し、この地域の在り方や将来について考えました。 -
伊那市の食糧費 調査を要請
伊那市が食糧費の支出に関して基準を越える支出を認める内規を作成していた問題で伊那市議会は監査委員に対し調査を要請しました。
14日は非公開で市議会の会派代表が会議を開き食糧費の支出について調査するよう、監査委員に要請しました。
調査は、伊那市、伊那市土地開発公社、伊那市観光株式会社を対象としています。
調査する期間は平成18年度の合併以降から今年度までとしています。
井上富男代表監査委員は、この要請を承諾し10月末に議会に報告するとしています。
この問題は、国や県職員に対し市が接待する食糧費が従来の基準を超える内規を作成していたもので、これまでに9件がこの内規に基づいて支払われていたことが市議会一般質問で明らかになっています。 -
太鼓集団「大太坊」全国大会に向け稽古に熱
伊那市西春近のまつり工房を拠点に活動する太鼓集団「大太坊」が西日本大会で優勝し、全国大会への出場権を獲得しました。
現在、メンバーは大会に向け熱の入った稽古を行っています。
大太坊は総勢16人の男女で構成されていて、今月4日に愛知県で開かれた大会で優勝し、全国大会出場を決めました。
大会には、およそ40団体の出場応募があり、そのうちビデオ審査を通過した12団体が出場しました。
大会の審査は会場に訪れた観客の投票方式で行われ、大太坊が最も多い支持を集め優勝しました。
リーダーの武井亨さんは、優勝を喜ぶ一方、全国で勝つためには、さらなる技術向上が必要だと話します。
大太坊はその前身となる太鼓集団「むげん隗」を含めると20年の歴史があり、これまで数多くのコンテストで優秀な成績を収めてきました。
全国大会は12月に埼玉県で開催される予定で、東西の大会を勝ち抜いた8団体が出場することになっています。 -
伊那東小伝統の相撲大会
伊那市の伊那東小学校で13日、恒例の相撲大会が開かれ、大相撲さながらの熱戦が繰り広げられました。
伊那東小学校学校の相撲大会は、心と体を鍛えようと40年以上前から続く恒例の行事です。
1年生から6年生までが、学年ごとのトーナメント戦で順位を競いました。
3分以上続く取り組みや、投げの打ち合いなど、熱戦が随所で繰り広げられていました。 -
高遠町地区の調査結果報告
伊那市の高遠町地区で固定資産税の徴収について実際に課税すべき登記面積と課税面積に誤差があった問題で伊那市は13日調査結果を報告しました。
13日開かれた伊那市議会社会委員会協議会で、市側が議会に報告しました。
今年の4月から臨時職員2人が、相違するおよそ7000筆について法務局登記簿と旧高遠町の課税資料などを調査しました。
調査の結果、相違する土地は旧長藤村の6,998筆です。
この地区は、山林原野も含め国土調査が実施されていましたが、課税する際に調査が行なわれていない他地区との均衡を図るため、国土調査前の登記面積を課税面積としていたことがズレの主な原因と判りました。
相違する土地のおよそ95%が山林原野、およそ5%は国土調査後に山林原野から地目変更された土地で、地目の修正漏れも確認されました。
伊那市では、山林原野は、これまで通り、国土調査前の登記面積を課税面積とすること、山林原野以外の土地は、課税地積を登記地積に改めること、調査結果に基づく課税については来年度から行うなどとしています。
また、これまでの経過や調査概要などについて地元説明会を開くとしています -
いなっせ管理組合が訓練
万が一に備え伊那市のいなっせ管理組合は13日、救急救命講習などを行いました。
いなっせ管理組合では、毎年、春と秋に訓練を行っていて、13日は、いなっせ内の飲食店の関係者や市の職員など40人が参加しました。
指導には、伊那消防署の署員があたり訓練用の人形をつかって救急救命法について学びました。
胸の圧迫では「膝を立てて真っすぐ伸ばし自分の体重をかけてしっかり押す事」と署員からアドバイスを受けていました。
参加者達はひとつひとつの動作を確認しながら救命法について学んでいました。
いなっせ管理組合では訓練を通していつ起こるか分からない災害に備えていきたいとしています -
懐かしい電車の模型などを展示
伊那北駅開業100周年記念事業の一環で、伊那市のタウンステーション伊那まちで13日から懐かしい電車の模型などを集めた大鉄道展が始まりました。
展示されているのは、ジオラマや80分の1の電車模型などです。
展示したのは伊那市で洋服店を営む尾崎晃一さん(69)です。
尾崎さんは、50年ほど前から趣味で電車模型などを集めています。
当時飯田線で動いていた模型を始め駅の行き先がかかれたサイドボードなど様々です。
13日は、伊那小学校の4年正組の子ども達が訪れていました。
子どもたちは、尾崎さんに質問したり、駅の中で使われていた鉄道電話で友達と話をしたりしていました。
懐かしい列車の模型などが並ぶ大鉄道展は9月25日までいなっせ前のタウンステーション伊那まちで開かれています。 -
第39回伊那まつり写真コンテストの表彰式
第39回伊那まつり写真コンテストの表彰式が13日行われ、入選者に賞状などが贈られました。
最優秀の推薦に選ばれた伊那市西箕輪の久保田昌宏さんの作品「彩花(いろどり)」は、伊那まつり市民踊りの際に撮影されたもので、祭りの賑わいがあらわれている点などが評価されました。
13日は、伊那市役所で表彰式が行われ、伊那まつり会長の白鳥孝市長から入選者に表彰状が手渡されました。
コンテストには、20人から82点の応募があり、そのうちの25作品が入選しました。
白鳥市長は「躍動感ある写真が多く、1人ひとりの笑顔あふれる瞬間が上手くとらえられていた」と話しました。
作品が推薦に選ばれた久保田さんは「来年は40回の記念の年。これからもいい写真が撮れるようがんばりたい」と喜びを語りました。
入選作品は、30日金曜日まで伊那市役所市民ホールで展示されます。 -
東日本大震災から半年 宮城県気仙沼市の現地報告
東日本大震災の発生から半年の11日、宮城県気仙沼市の現地報告が伊那市の伊那図書館で行われました。
8月に宮城県気仙沼市を訪れた伊那図書館の平賀研也館長ら2人が報告をしました。
平賀館長は、「気仙沼市の図書館は建物が被害を受け、安全な部屋だけで業務を行っている。本を仕分けして貸し出す余裕がなく、全国から送られてくる支援の本を断っているのが現状」と話しました。
図書館の再建はまだ先の話で、インターネット上に図書館が必要とするボランティアなどが掲載されていることを紹介していました。
また、気仙沼市出身で、伊那市在住の野溝清美さんが現地報告をしました。
野溝さんは気仙沼出身者を中心とした復興支援団体、リアス気仙沼で活動しています。
気仙沼は、がれきの撤去が進んでいますが、建物など何も無くなった場所は時が止まってしまったようだと話していました。
野溝さんは、「支援は先が長い。皆さんのお力を貸してほしい」と協力を呼び掛けていました。 -
十五夜に合わせて「オカラコ」づくり
伊那地域の十五夜の伝統行事、オカラコづくりが12日、伊那市西町の旧井澤家住宅で行われました。
この日は旧井澤家住宅を管理している、伊那部宿を考える会のメンバーおよそ20人が集まり、作業をしました。
オカラコは、伊那地域で十五夜に作られる伝統食で、二晩水に浸した米をすり潰して、団子状に丸めます。
伊那部宿を考える会では、この伝統行事を後世に伝えていこうと6年前からオカラコづくりをしています。
完成するとサトイモの葉の上に乗せ、旧井澤家住宅の縁側に収穫した野菜と一緒に飾り付けていました。
伊那部宿を考える会の森功会長は「季節感のある素晴らしい行事。伝統は少しずつ廃れていってしまうので、後世に伝えていけるよう長く続けていきたい」と話していました。 -
伊那市 災害時要援護者の受入に関する協定締結
伊那市は、地震などの大規模災害発生時に、支援が必要な高齢者や障がい者などの「災害時要援護者」の受入に関する協定を12日、締結しました。
12日は、伊那市役所で調印式が行われ、白鳥孝市長と市内の社会福祉施設など16団体の代表者が協定書を取り交わしました。
協定は、災害が発生し要援護者の避難が必要となった際に、市が施設に対し福祉避難所として受入の要請をするものです。
福祉避難所は、体育館や一般の避難所での生活が困難な人達のための受入施設で、介護が必要な高齢者や障がい者、妊産婦などが対象となります。
伊那市はこれまでに、伊那市社会福祉協議会が運営する4施設を福祉避難所としてきました。
今回この4施設を含む16団体28施設と協定を結ぶことで、市内の高齢者と障がい者あわせて273人の避難場所が確保されることになるということです。
白鳥市長は「万が一の際に行き場所がないという事態にならないよう、今後も行政と施設が連携して弱者の救済を図っていきたい」と話していました。 -
南福地御柱祭 山出し
伊那市富県の南福地で7年に一度行われる御柱祭。
11日は、4本の柱を、地区の山林から里へとおろす、山出しが行われました。
南福地諏訪神社の御柱祭は、7年に一度行われ、毎回、諏訪大社の御柱祭の翌年に行われています。
この日は、およそ80人の氏子らが、集落ごとに担当する柱に分かれ、4本の御柱を山林から里へと引き出しました。
今回の一之柱は、幹の太さ、およそ130センチ、長さ、6メートルある、松の木です。
氏子ら、およそ50人は、木やりの掛け声を合図に、綱を引き、4本の御柱は、3時間かけ、里へと、無事おろされました。
南福地の御柱祭は、今月24日と25日に里曳きと建御柱が行われクライマックスを迎えます。 -
伊那市上水道事業基本計画策定
伊那市は、上水道施設の統廃合や効率的な水運用を示した、上水道事業基本計画を策定しました。
計画は、12日、市役所で開かれた、伊那市議会経済建設委員会協議会で示されました。
上水道事業基本計画の計画年次は平成22年度から平成31年度で、平成37年度を目標達成年度に設定しています。
計画では、旧伊那市を区域とする伊那上水道事業と、旧高遠町を区域とする、高遠上水道事業を統合するとしています。
統合により、広域水道の有効利用や柔軟な自己水源の運用を目指します。
今回の基本計画による、事業費は、およそ60億円となっています。
伊那市では、事業実施により、施設の維持管理費の削減や職員数の削減などが投資効果として期待でき、年間およそ、2千4百万円の経費削減が見込まれるとしています。 -
フィリピン研修旅行報告会
伊那のガールスカウト長野第26団は、7月に行なったフィリピン研修旅行の報告会を11日伊那市の伊那公民館で開きました。
「暮らしは貧しくても、笑顔が輝いていたのが印象的だった」
ガールスカウト長野第26団は、7月16日から18日までの3日間フィリピンを訪問し、ごみの山スモーキーマウンテンの現状も学びました。
昨年度、ガールスカウトは、「一緒になら極度の貧困と飢餓をなくせる」をテーマに全国で活動を展開。
第26団は、継続的にフィリピンケソン市のパヤタス地区を支援している吉澤文男さんの話を聞き、自分の目で現状を確かめようと今回フィリピンを訪問しました。
現地を訪れたのは、大学生1人、高校生3人、中学生5人のスカウトたちで、報告会では、交流会の様子や感じたことなどを発表していました。 -
AFS高校留学生歓迎会
高校生の留学を進めているAFS長野南信支部は、8月から伊那谷で留学している外国人高校生の歓迎会を11日伊那市東春近の春近郷ふれ愛館で開きました。
震災の影響で、予定より半年遅れで、3人の留学生が伊那谷を訪れました。
マレーシアのティンさん、フランスのバティスト君、ドイツのブーカさんの3人です。
ホームステイしながらティンさんは、伊那北高校に、バティスト君は、伊那弥生ヶ丘高校に、ブーカさんは、飯田風越高校で学んでいます。
歓迎会は、ホストファミリーや、活動を支える支援者が、それぞれ手作り料理を持ち寄り、食事をしながら交流を深めていました。
フランスから来たバティスト君は、「人のことを思いやる日本人の精神がすばらしい。今回の原発事故で日本から出る外国人もいるが、あえて日本に来たかった」と話しています。
ティンさんとバティスト君は、来年2月まで、
ブーカさんは、来年の7月まで滞在し、伊那谷の文化や風土に親しみます。
AFS長野南信支部の半澤貴子さんは、「不安を乗り越えて日本にやってきてくれた子どもたちに、中身の濃い留学生活を送ってもらいたい」と話していました。
また、AFSの体験は、留学生だけでなく、受け入れる側も有意義だとして、留学生を受け入れるホストファミリーを今後も広く募っていきたいとしています。