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伊那市認知症地域支援マップ完成
伊那市は、認知症高齢者とその家族の支援に活用してもらおうと認知症地域支援マップを作成しました。
認知症マップは、平成22年度、県の認知症地域支援体制構築等推進事業の一環として作成されました。
認知症高齢者とその家族が、住みなれた地域で安心して暮らせるように、情報を収集・公表し、在宅生活の支援や認知症予防、治療に活用してもらおうと作られました。
マップには、市内で支援事業所となっている医療機関や薬局などの連絡先が記載されているほか、それが地図でも分かるようになっています。
伊那市では、区長や民生委員、医療機関などに配布する予定で、市民には、7月に全戸を対象に回覧するということです。 -
矢澤章一さんが藍綬褒章を受章
2011年の春の褒章が発表され、伊那ケーブルテレビ放送エリア内では、選挙の適正な管理執行に努めたとして伊那市高遠町の矢澤章一さんが藍綬褒章を受章します。
「長い事選挙管理委員をつとめてきてこんな褒章を頂けるとは夢にも思わなかった。ただただ感謝、感激です」
矢澤さんは、受賞の喜びをこのように話します。
矢澤さんは、昭和3年生まれの82歳。現在も伊那市選挙管理委員会の委員長職務代理者をつとめています。
矢澤さんが選挙管理委員になったのは平成2年、60歳の時。以来、公正・中立な選挙運営に努めてきました。
「いつも中立。右も左もいかない。家族にも『自分の考えは一票の上で表せ、口で表すべからず』とずっと言ってきたし今日もまだそれを続けている」と矢澤さんは話します。
H15年の長野県議会議員選挙で上伊那は、1票差問題で大きく揺れました。当時、上伊那郡選管連合会の会長を務めていた矢澤さんは、その時の事をこう振り返ります。
「今でもそれを考えると、責任の重さにぞっとする。それだけに『清き一票をお願いします』の一票という言葉は、貴重ですごく大きなものだと感じた」
矢澤さんは、投票率の低下、若者の政治ばなれを懸念しています。「できるだけ投票場へ来て欲しい。そのための環境を整えたい。ただ『行きなさい』と言ってもだめ。若者に政治に関心を持ってもらうと同時に、関心を持たせるような政治家が出てほしいし、そうゆう政治家を出せるように努力していきたい」と矢澤さんは、今の願いを話していました。 -
原発などについて意見聞く
伊那市議会の電力、エネルギー問題等対策特別委員会が15日、伊那市役所で開かれ、委員が原発の考え方について住民や中部電力から考えを聞きました。
特別委員会は、福島第一原発事故や、中部電力浜岡原発の停止措置を受け、節電対策や、新エネルギーなどについて、市に提言するため設置されたものです。
15日は委員7人が出席し原子力政策の転換などを求める請願、陳情を市議会に提出している住民グループや、中部電力伊那営業所などの意見を聞きました。
このうち福島第一原発の事故対策の強化を求める、上伊那労働組合会議の北原和雄さんは、「日本国内全ての原発を廃炉にするべき。原子力政策を転換し、自然エネルギーの研究開発に力を入れた方がよい。」と訴えました。
また子どもたちの未来を考える伊那市民の会の齋藤期英さんと、新日本婦人の会伊那支部の木内律子さんは、「原発事故による被害が発生する前に浜岡原発は、永久停止にするべき。」と訴えました。
委員会では他に中部電力伊那営業所の根津雄一営業課長らが、現在停止中の浜岡原発の安全対策などについて話をしました。
この中で根津さんは、「地震対策、津波対策のほか、電源の確保や原子力建屋の防水対策などに取り組んでいる。」と安全性を強調したうえで、「電力の安定供給のため原発の早期再開を目指したい。」と述べました。
委員からの「代替エネルギーで対応できないか」との問いには、「当面火力に頼らないといけないが、化石燃料には限りがあるほか二酸化炭素の排出量も多い。自然エネルギーについてもまだ不安定なので、安定的に電気を送るためにも原子力は必要。」と答えていました。
特別委員会では設置期間となっている来年3月までにエネルギー政策などについて、調査研究し、市に提言する計画です。 -
脳出血乗り越え水墨画展開催
脳出血により左半身が付随となった伊那市西箕輪大萱の今井美佐登さんの水墨画展が伊那市のみはらしの湯で開かれています。
今井さんは、現在83歳。13年前に脳出血で倒れ入院。
一命はとりとめましたが、左半身不随となりました。
退院から半年後、リハビリをかねてはじめたのが、水墨画でした。
水墨画教室に通うようになった今井さんは、創作活動の励みにしようと、今回展示会を開きました。
会場には、風景や人物などの水墨画24点が並べられています。
今井さんは旅先などできれいだと感じた風景や、記憶に残っている光景を中心に描いていて「見た人がどこか懐かしいような郷愁を感じてもらいたい」と話しています。
展示している水墨画は、価格は決まっていませんが、欲しいと思った人には、販売もしていて、みはらしの湯のカウンターで受け付けています。
今井さんは、「気持ちだけ置いていってもらえればいい。いただいたお金は、市の社会福祉協議会に寄付したい。」と話しています。
この水墨画展は30日まで開かれています。 -
伊那市小中学生陸上競技記録会
伊那市内の小中学生が陸上競技で記録を競う「伊那市小中学生陸上競技記録会」が12日、伊那市陸上競技場で開かれました。
12日は、市内の小中学生およそ450人が参加しました。
大会では、100メートル走や走り幅跳びなど小学生が4種目、中学生が6種目で記録を競いました。
大会は、陸上競技のレベルを向上させようと毎年開かれていて、今年で16回目です。
選手達は、自己ベストの更新や1つでも上の順位を目指し、競技に取り組んでいました。
大会では、小学6年生女子ソフトボール投げで西箕輪小の林華穂さんが46メートル50センチで、中学女子砲丸投げで伊那東部中の登内彩香さんが9メートルで、それぞれ大会新記録をだしました。 -
今年度のさくら祭りの反省会
今年度のさくら祭りの反省会が、高遠町総合福祉センターで13日開かれ、来年度への課題などについて意見交換を行いました。
13日は、市の職員や警察、ボランティアなどおよそ40人が集まり、今年度のさくら祭りについて意見を交換しました。
今年は、震災の影響を受け有料入場者数が有料化を開始した昭和58年以降3番目に少ない15万2千人でした。
意見交換でホテル関係者からは「宿泊客は4割ほどに減少してしまった。ライトアップやイベントの中止が大きく響いた」と話しました。
他にボランティアの代表者は「おむつ交換の場所がない。観光案内所の開始時間を1時間早める必要がある」などと、課題をあげました。
伊那市高遠町の伊藤俊規地域自治区長は「入場者数は減少したが、おもてなしの心を持って取り組めたのではないかと思う。この日出た意見を参考に、来年度以降につなげていきたい」と話しました。 -
創立100周年 記念CD制作
伊那市の伊那弥生ヶ丘高校は今年度創立100周年を迎えました。
記念して生徒の歌や演奏による校歌のCD製作が14
日、伊那文化会館で行われました。
これは、創立100周年記念事業の一環で行われたもので14日は、伊那弥生ヶ丘高校の器楽部や音楽部、吹奏楽部が伊那高等女学校時代の校歌と現在の校歌を演奏し録音しました。
このうち、午前中は器楽部が演奏を行いました。
器楽部は20年連続全国大会に出場しています。
生徒たちは息のあった音色を響かせていました。
伊那弥生ヶ丘高校は、伊那実科女学校として明治44年に旧上伊那図書館、現在の伊那市創造館付近に創設されました。
その後、大正9年に高等女学校令を受け名前を伊那高等女学校と改めました。
昭和24年に近くの高校と統合し現在の伊那弥生ヶ丘高校となり、昭和52年に男女共学になって現在に至ります。
記念CDは、1500枚製作することになっていて10月8日に開かれる記念式典で生徒や出席者に配られることになっています。 -
ラス・デュエンデス 高齢者生活福祉センターくつろぎの家でフラメンコ披露
伊那市高遠町のフラメンコ愛好家などでつくるラス・デュエンデスは、伊那市高遠町の高齢者生活福祉センターくつろぎの家を14日訪れ、踊りを披露しました。
14日は、ラス・デュエンデスのメンバー8人がくつろぎの家を訪れ、フラメンコを披露しました。
くつろぎの家への訪問は、お年寄りに生の踊りを見てもらおうと行われたものです。
ラス・デュエンデスは、伊那市を中心に老人ホームなどの施設でフラメンコを披露しています。
14日は、スペインの祭りで踊られる曲など、9曲を披露しました。
ラス・デュエンデス代表の羽生田由佳さんは「フラメンコを初めて見るというお年寄りも多いと思う。普段目にすることの少ない踊りが、生活の活力になればうれしい」と話していました。 -
地域の農業用水路について学ぶ
伊那市の美篶小学校の美篶地域探検クラブは13日、地域の人から農業用水路について話を聞きました。
美篶小学校では、地域の人を講師に招いてクラブ活動を行っています。
美篶地域探検クラブの子ども達は今回、美篶青島の矢島信之さんの案内で美篶地区の農業用水路について学習しました。
矢島さんは、江戸時代に作られた水路、1番井と2番井について説明しました。
この中で矢島さんは「明治28年に美篶村青島区の北原平八郎さんが全財産を使って二番井を改修したと」先人の苦労を話していました。
クラブのある児童は、「当時の人の苦労がよくわかり勉強になりました」と話していました。
次回の美篶地域探検クラブは、学校近くにある水車を見学することになっています。 -
小水力発電導入に向け研究会設置
伊那市は、自然エネルギーとなる小水力発電導入に向けた研究会を設置します。
これは15日開かれた一般質問の中で、白鳥孝市長が答えたものです。
研究会は、福島原発事故を受け、自然エネルギーについて研究しようと設置するものです。
研究会は、職員を中心に方向性について検討するチームと有識者などによるワーキンググループの2つのグルーで構成し、砂防堰堤や農業用水路の活用などについて研究を行います。
リーダーには、今年4月から国から派遣されてきた宮本高行政策審議監が務める。
伊那市では、南アルプス林道の藪沢川で小水力発電を行い、北沢峠の長衛荘とトイレの電気をまかなっています。
白鳥市長は、「伊那市は地形的に小水力発電が適している」と話し、早い時期に研究会を立ち上げたいとしています。
また、白鳥市長は一般質問の中で、県とソフトバンクが検討している太陽光発電、メガソーラーについても市としても取り組むべきとの考えを示しました。
メガソーラーは1000キロワット発電できる太陽光発電で、一般家庭の電力をおよそ300世帯まかなえるというものです。
伊那市では、県から示されている条件にあった候補地を選定し20日までに上げていきたいとしています。 -
父親のための子育て教室
父親を対象にした子育て教室が11日、伊那市の美篶きらめき館で開かれました。
この日は伊那市内から9組およそ20人の親子が参加しました。
教室は、普段子どもと遊ぶ機会が少ない父親に、子どもと触れ合うきっかけにしてもらおうと、伊那市子育て支援センターが開いたものです。
この日は、伊那市内の男性保育士が講師を務め、遊具を使った遊びやわらべ唄を教えていました。
わらべ唄では、父親が子どもを寝かせ、唄に合わせて子どもとスキンシップをとっていました。
参加したある父親は「普段仕事でなかなか遊ぶことができないので、今日はとても楽しかった」と話していました。
指導したある男性保育士は「参加したお父さんが一生懸命子どもと触れ合っていて、子ども達も喜んでいる」と話していました -
田楽座が旧井澤家住宅で公演
伊那市の歌舞劇団、田楽座の公演が13日、伊那市西町の旧井澤家住宅で開かれました。
公演は、宿場跡に残る古民家で民族芸能を楽しんでもらおうと旧井澤家住宅を管理している伊那部宿を考える会が開いたもので会場にはおよそ70人が集まりました。
田楽座は、伊那市富県高烏谷に拠点を置く、歌舞劇団で12日は笛や太鼓にあわせ獅子舞を披露しました。
田楽座のメンバーは威勢の良い掛け声とともに、観客と一体となった舞台を繰り広げていました。
訪れた人は、「迫力のある舞台を間近で見ることができ、楽しめました。」と話していました。 -
男女共同参画計画策定に向け意識調査実施へ
第2次伊那市男女共同参画計画策定検討委員会が13日に伊那市役所で開かれ、男女共同参画に関する意識調査について話し合いました。
この日は、委員11人が参加して委員長の選考が行われ、伊那市女性団体連絡協議会の木内律子さんが委員長に選任されました。
男女共同参画計画は、男女平等の社会参加に向けた施策の推進を図るもので、平成24年度から平成28年度までの5年間の計画で進められます。
この日は、計画策定の資料となる意識調査の内容について話し合われました。
意識調査は、20歳以上の男女500人ずつを対象に行われる予定で、郵送で調査票が送られることになっています。
内容は職場や家庭での男女平等についてや、人権についてなどです。
木内委員長は「計画策定の参考資料になるよう、できるだけ多くの人に答えてもらいたい」と話していました。
意識調査は、早ければ来月実施される予定です。 -
ローメンズクラブが愛Bリーグ正会員に昇格
伊那市内の飲食店などでつくる伊那ローメンズクラブは、B1グランプリ本大会への出場資格となる、愛Bリーグの正会員に昇格しました。
B1グランプリは、全国各地のご当地グルメが一堂に集まるグルメの祭典です。
出展するには、社団法人「B級ご当地グルメでまちおこし団体連絡協議会」通称愛Bリーグの正会員に認定されることが条件となっています。
愛Bリーグには、昨年度の時点で65団体が加盟していて、伊那ローメンズクラブは本大会への出場権を持たない準会員となっていました。
正会員になるには書類審査があり、活動が地域活性化につながっているか、メディアへの出演回数が一定数に達しているかなど、1年間の活動内容が審査されます。
これまで正会員の認定を目指して活動してきた、伊那ローメンズクラブの正木金内衛会長は「ここまでこれたのは、サポーターやローメンを愛してくれている人たちのおかげ。これからも喜んでもらえるローメンを提供していきたい」と話していました。
今年のB1グランプリは、11月12日から2日間、兵庫県姫路市で行われる予定です。 -
第39回伊那まつりのポスターの図案決定
8月6日、7日に開催される、第39回伊那まつりのポスターの図案に、伊那東部中学校2年生の伊藤拓也君の作品が選ばれました。
伊藤君の作品は、龍や花火、天竜川など、伊那まつりの題材をバランスよく配置しているところや、色の配色、塗り方がきれいなところが評価されました。
作品は、伊那まつりのポスターとパンフレットの表紙になります。
今年は、市内の中学校6校から、226点の応募があったということです。 -
耕作放棄地再生へ 農業体験交流
高齢化や担い手不足などにより、荒れた畑や田んぼ等、耕作放棄地解消に向けた新たな取り組みが、10日から、伊那市東春近田原で始まりました。
作業をしているのは、東京都や愛知県から訪れた人達です。
地元農家でつくる、農事組合法人「田原」では、都市の人達と農業体験交流を通じ、区内の耕作放棄地の再生に向けた取り組みを始めました。
10日は、伊那市と友好提携している新宿区の人達など11人が参加しました。
この場所は、7年前まで水田でしたが、減反政策や、集落から離れた位置にある事などから誰も耕さなくなったという事です。
伊那市によりますと、市内には市が把握しているだけで、96ヘクタールの耕作放棄地があるということです。
これらの解消に向け、農業体験交流を行うのは、市内では初めてです。
伊那市農林部の塚元重光部長は「耕作放棄地再生にむけた取り組みの一つとして期待したい」と話していました。
参加した人達は、草刈りをしたあと、クワで畑を耕し、サツマイモの苗を植えていました。
この畑では、焼酎用のサツマイモ、およそ300本が植えられ、秋に収穫し、焼酎に加工する計画です。
参加したある女性は「草刈りや、畑を耕してみて農業の大変さを実感できました。いい経験になります」と話していました。
農事組合法人田原の中村博代表理事組合長は「一過性の農業体験ではなく、息の長い交流を目指し、農作物を作る喜びをわかちあえる人間関係を築いていきたい」と話していました。 -
「歌のワ」 3年ぶりコンサート
伊那市の合唱サークル「歌のワ」が11日、3年ぶりのコンサートをいなっせで開きました。
「歌のワ」は伊那公民館で活動している合唱サークルで、コンサートは3年ぶり、3回目です。
会員はおよそ100人という大所帯で、伊那市を中心に近隣市町村から集まっています。
コンサートには70人が出演し、この日のために練習を重ねてきた童謡などを次々と披露しました。
今回は、駒ヶ根市の合唱サークル、駒ヶ根童唱会「赤とんぼ」が賛助出演し、7曲を歌いました。
プログラムの中には、「歌のワ」のメンバーと観客が一緒に歌う曲もあり、会場が一体となって歌声を響かせていました。 -
宮崎守旦さん 作陶展
伊那市高遠町在住の陶芸家、宮崎守旦さんの作陶展が、10日から、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
会場には、茶わんや皿などおよそ100点が展示されています。
宮崎さんは、東京都青梅市出身で、1999年に高遠町芝平に移住し、制作活動をしています。
会場には、瓶を縦に割った形の皿や、色の違う3種類の土を重ね合わせて作った皿など、宮崎さんのこだわりの作品が並べられています。
宮崎さんは、「焼物の原点は造形の自由さ。童心に帰って自由に作ることを心がけています」と話していました。
宮崎守旦さんの作陶展は、19日、日曜日まで開かれています -
ミヤマシロチョウのエサ メギの木植樹
伊那市の高遠小学校と高遠北小学校の児童は8日、入笠山で、県の天然記念物ミヤマシロチョウのエサとなるメギの木を植えました。
この日は、高遠小と高遠北小の4年生50人が、伊那市の入笠山でメギの苗木を植えました。
これは、氷河期から生存し生きた化石ともいわれる貴重なミヤマシロチョウを保護しようと、H15年から毎年行われています。
児童らは、10センチほどの穴を掘ると根を傷つけないよう丁寧に植えていきました。
指導した県自然観察インストラクターの征矢哲雄さんによりますと、昭和20年頃までは入笠山で沢山のミヤマシロチョウをみる事ができましたが、乱獲やメギの木の減少によりH15年には数匹しか確認できなかったという事です。
メギの木は高さ80センチ程まで成長すれば、蝶が卵を産み幼虫が葉を食べることができるという事で、この日植えた苗木がそうなるには、10年ほどかかるという事です。 -
家族経営協定 新規3家族が締結
農家が経営方針や役割分担などを取り決める家族経営協定の締結式が9日、伊那市役所で行われました。
白鳥孝伊那市長らの立ち会いのもと、新規の3家族が協定に調印しました。
家族経営協定は、農業に携わる家族一人ひとりが、農業に誇りを持って取り組み、魅力ある農業にするために、経営方針や役割分担、労働報酬などについて取り決めるものです。
3家族を代表して、西春近の飯島信子さんは、「家族が同等の立場で農業経営や暮らしを築いていきたい」とあいさつしました。
飯島さんは水稲や野菜を生産していて、今回、長女と協定を結びました。
伊那市農業委員会の田中哲雄会長は、「今回の調印を新たな飛躍のチャンスにしてほしい」と話していました。
家族経営協定は3月末までに上伊那地域で281組が締結していて、伊那市では今日の調印を含め74組になりました。 -
放射性物質検出されず
長野県は9日、検査の結果伊那市内で生産された野菜について放射性物質は検出されなかったと発表しました。
県は、伊那市内で生産されたブロッコリーを今月7日に採取し、検査した結果、放射性ヨウ素、放射性セシウムは、検出されなかった、と発表しました。
ブロッコリーはこれからの時期、出荷が本格化することから、検査したもので、県では農産物など引き続き定期的に検査を実施していくということです。 -
緑ヶ丘敬愛幼稚園 認定子ども園
伊那市狐島の緑ヶ丘敬愛幼稚園は、未満児の保育を行うことができる子ども園として、上伊那で初めて認定を受けました。
9日は、園庭で認定子ども園の開園式が行われました。
開園式では、風船が飛ばされたほか、鼓笛隊が演奏を披露しました。
幼稚園では0歳から2歳の未満児は預かることができませんが、県から子ども園の認定を受けると、未満児の保育を行うことができます。
緑ヶ丘敬愛幼稚園では、今年4月1日から幼稚園と保育園が一体となった幼保連携型のこども園に認定され、0歳から2歳の未満児11人を受け入れています。
式典の中で宮原 光生理事長は、「安心安全な環境を整え、健やかな子どもの育ちを支援したい」と挨拶しました。
来賓の挨拶で白鳥孝伊那市長は、「幼稚園でも未満児を預かっていただける事は大変ありがたい。」と挨拶しました。
園では、認定を受けるため、県と市の補助を受けて0歳から2歳を預かる部屋のほか給食室を増築しました。
また、新たに保育士を4人雇用しています。
子ども園の認定を受けたことで、これまで午前10時縲・時半だった預かり時間を午前7時半から午後7時まで延長することができるようになりました。
幼保連携型の子ども園の認定は、上伊那では初となっています。 -
野村陽子植物細密画夏季展
植物細密画を描く野村陽子さんの夏季展が、伊那市西春近のかんてんぱぱミュージアムで開かれています。
会場には、夏の草花を描いた作品42点が展示されています。
野村さんは箕輪町出身で、現在は山梨県の清里高原のアトリエで身近な植物をテーマに細密画を描いています。
かんてんぱぱミュージアムは、野村さんの植物細密画を展示する常設美術館で、年3、4回、作品の入れ替えをしています。
今回は、野村さんの好きな花の一つというユリの花を中心に、身近な草花を描いた作品が並んでいます。
野村さんは、「高原のさわやかな風の中で凛と咲く花々を楽しんでほしい」と話しています。
野村陽子さんの植物細密画夏季展は9月下旬頃まで、伊那市西春近のかんてんぱぱミュージアムで開かれています。 -
伊那市観光協会 誘客事業など重点
伊那市観光協会の総会が9日開かれ、今年度は誘客事業に力を入れて取り組むことが確認されました。
総会は伊那市役所で開かれ、会員が今年度の事業計画などを承認しました。
長野県が昨年度実施した信州デスティネーションキャンペーンの終了に伴い、今年度は県主体で新たな観光キャンペーン「アフター信州DC」が開催されます。
協会では、アフター信州DCを最大限活用して誘客に努めるとしています。
このほか、飯田線伊那北駅・伊那市駅開通100周年記念事業、食を活用した誘客事業などを検討していくということです。
会員からは、「協会として海外から観光客を誘致する事業を展開し、それに事業者も巻き込んでほしい」などの意見が出ていました。 -
高遠高校生徒会が義援金届ける
高遠高校の生徒会が6日、東日本大震災と長野県北部地震の義援金を伊那市に届けました。
高遠高校の生徒会役員が高遠町総合支所を訪れ、伊藤俊規総合支所長に義援金を手渡しました。
義援金は10万8349円です。
4月と5月に計5回、生徒会役員が生徒や教職員に募金を呼び掛け、3万7794円が集まりました。
また4月17日、高遠城址公園の観桜期の駐車場として開放した高校のグラウンドで募金活動をし、観光客から7万555円が集まりました。
このほか、外国人観光客から外国通貨も寄せられたということです。
伊藤総合支所長は「皆さんの想いが被災者の勇気につながると思う」と話していました。
高遠高校生徒会では、今後も募金活動を続けていくということです。 -
長野県公衆衛生専門学校の2年生 園児達に歯のブラッシング指導
長野県公衆衛生専門学校の2年生が7日、竜西保育園を訪れ園児達に歯のブラッシング指導を行いました。
7日は、2年生17人が竜西保育園を訪れ、園児およそ60人に歯のブラッシングを指導しました。
これは、6月4日から10日までの歯の衛生週間にあわせ行われたもので、保育園での指導は今回初めてです。
学生らは、園児達に分かりやすいように歯の模型を使いながら、全ての歯に歯ブラシがあたるように持ち方や磨き方を指導しました。
長野県公衆衛生専門学校の上浦環教諭は「小さいうちから正しいブラッシング方法を身に付け、歯を大切にしてほしい」と話していました。 -
入笠牧場に牛を放牧
伊那市高遠町の入笠山にある標高1,800メートルの牧場に8日、牛が放牧されました。
夏の期間、放牧することで牛の足腰を丈夫にし、畜産農家の負担軽減を図ることがねらいです。
この日は、上伊那や下伊那、諏訪地域の30の農家から50頭の牛が持ち込まれました。
牛は、生後2か月から2歳くらいの乳牛で、JAの職員などが体重測定や、健康診断、病期の予防注射などを行いました。
今年は、雪の影響で牧草の伸びが遅く、例年より1週間ほど遅い放牧です。
牛は9日にも持ち込まれ、8月の中間検査で健康診断を行い、10月に各農家へ返されます。 -
食材提供の地元農家に感謝
手良小学校では給食の食材を提供してくれている地元農家を招いて共に給食を食べ、感謝の気持ちを伝えています。
これは食材を提供してくれている地元農家と交流することで、食の大切さを学び、感謝の気持ちを育もうと行われているものです。
8日は、伊那市手良の農業、池上義博さん、みどりさん夫妻が招待され、児童らとともに給食を味わいました。
8日のメニューにも池上さん夫妻がつくったアスパラガスが使われていました。
児童らは、池上さん夫妻と楽しそうに話をしながら、給食を食べていました。
手良小にはおよそ10戸の農家が食材を届けています。
8日は栄養士が農家の様子を写したビデオが給食の時間に放映されていました。
手良小では、地元農家と児童が触れ合うことで、食の大切さについて理解を深めてもらいたいと話しています。 -
伊那中学校で袋式トイレの使い方の説明会
6月20日に西駒ヶ岳への集団登山を予定している伊那中学校で7日、袋式トイレの使い方の説明会が開かれました。
説明会は、山の環境保護の取り組みについて生徒達に知ってもらおうと、西駒山荘を管理する伊那市観光協会が開いているものです。
西駒山荘では、山の環境を守ろうと平成13年に袋式のトイレを取り入れています。
7日は、.管理人の宮下拓也さんが伊那中学校に出向き、実際に袋式トイレを見せながら使い方の説明をしました。
宮下さんは「山では水が貴重な資源。その水を汚さないようにすることが大切」と話していました。
説明会は、西駒山荘の利用を予定している中学校を対象に6月27日まで開かれます。 -
伊那東保育園の園児 園の庭で乗馬を体験
伊那市の伊那東保育園の園児達は7日、園の庭で乗馬を体験しました。
7日は、伊那東保育園の年少から年長園児およそ50人が乗馬を体験しました。
乗馬体験は、JA青壮年部手良支部が子ども達に農業や酪農などを体験してもらうチャイルドファーム21活動の一環として、行っているものです。
7日は、JA青壮年部手良支部の部会員で酒井牧場を経営する酒井秀明さんらが、園児達に乗り方など指導をしていました。
園児達は2人ずつポニーにまたがると、1週50メートルほどの距離をまわりました。
JA青壮年部手良支部の白鳥史明支部長は「子供達が動物に触れる機会が少なくなってきているので、今後もこのような機会をつくっていきたい」と話していました。