-
調停案の受け入れ再度協議
工場を閉鎖したNECライティングに対して伊那市が補助金の返還を裁判所に申し立てている問題で6日、市議会全員協議会で調停案を示しました。
NECライティングが800万円を支払う調停案を示しましたが議員が反対し再度理事者で協議することになりました。
この問題は、伊那市が去年11月に閉鎖したNECライティングに対し、補助金の全額1億5800万円余りの返還を長野地方裁判所に調停を申し立てていたものです。
先月30日に長野地方裁判所から最終的な調停案が示されました。
調停案はNECライティングが伊那市に対し800万円を支払うというものです。
800万円の根拠については1億5000万円の固定資産税の標準税率1.4%の3年半の計4.9%、780万円程度としています。
白鳥孝市長は「いたずらに長引かせることは市のイメージ悪化につながり今後の企業の誘致にも悪影響を及ぼしかねない。裁判所の案を尊重したい」と説明しました。
議員からは、「市民の税金。訴訟を起こして返還を求めるべき」など調停案に反対の意見が出されました。
市では調停案の受け入れを12月定例会に提出する予定でしたが議員からの意見を受け、議案の提出について 再度、理事者で協議することになりました。 -
小松養蜂園で蜜ろうの置物作り
来年の干支、龍を模った蜜ろうの置物作りが、伊那市御園の小松養蜂園で行われています。
置き物作りは、小松養蜂園が毎年この時期に行っているものです。
6日は、伊那市社会福祉協議会障害者社会就労センターゆめわーくの施設利用者3人が小松養蜂園を訪れ、作業を手伝いました。
養蜂園で使う蜂の巣箱をゆめわーくで作っていることが縁で、作業を手伝うようになりました。
作業は、色づけしたロウを溶かし、龍の形をした型に流し込みます。
2時間ほどで固まり、型を外して完成です。
作った置物は、今年1年お世話になった人にゆめわーくが贈るということです。 -
農業公園みはらしファーム 義援金届ける
伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームは、12月3日に開いた秋まつりで集めた東日本大震災の義援金8万3,069円を2日、JA上伊那に届けました。
2日は、みはらしファーム運営会議の笠松悟議長ら2人がJA上伊那本所を訪れ、JA上伊那の春日州一専務理事に義援金を手渡しました。
秋まつりは、1年の収穫に感謝しようと毎年開いています。
今年は各ブースに募金箱を設置し、イベントの参加費も合わせて8万3,069円が義援金として集まりました。
春日専務理事は「被災地で農業災害にあった人達の為に使わせていただく」と感謝していました。
義援金は、JAの組織を通じて東日本大震災の被災地に送られるということです。 -
伊那市歴史シンポジウム 戦争遺跡テーマに発表
伊那市に残る戦争遺跡をテーマにした伊那市歴史シンポジウムが3日、創造館で開かれました。
今年で14回目のシンポジウムで、今回は戦争遺跡について発表が行われました。
陸軍伊那飛行場について伊那市の元高校教諭、久保田誼さんが研究発表をしました。
久保田さんは、陸軍伊那飛行場の建設は、いかに早く飛行場を造るかというテストケースだったこと、地域住民や学生、朝鮮人を労働力として根こそぎ動員したことなどを話しました。
また、飛行機の燃料に使う代用燃料の生産が行われたことも話しました。
基調講演では、筑波大学大学院の伊藤純郎教授が戦争遺跡や信州の陸軍飛行場について話しました。
伊藤教授は、「地域学習の一環としてどんな戦争があったのか正確にとらえてほしい。平和教育として学校で取り組んでほしい」と話していました。 -
大坊浅間神社遷座式
伊那市西町大坊の浅間神社で、ご神体を仮の社殿から、本殿へ移す遷座式が3日に行われました。
午後9時、神社に宮司や改築委員会の役員が集まりました。
大坊の浅間神社は、築後およそ300年の歴史を持つ神社です。
本殿を雨、風から守る、覆殿の老朽化が進んでいたことから、地区住民でつくる氏子らは、10月から改築工事を進めてきました。
昨夜は、月明かりが照らす中、工事の間、ご神体が安置されていた、仮社殿から、本殿に移す遷座式を行いました。
ご神体を移す遷座の儀式に入ると、境内を照らしていたライトは消され、暗がりの中、ご神体は、本殿へと運び込まれました。
改築された、覆殿の大きさは、間口、奥行き共に、およそ3.6メートル、高さは、3メートル。
総工費は、330万円で地区の人達の寄付により作られたということです。 -
伊那地区防犯協会 写生大会の作品展示
伊那地区防犯協会は、小学生までの子どもを対象に開いた写生大会の作品を5日から、伊那市役所で展示しています。
市民ホールには、写生大会に参加した2歳から小学校6年生までの作品44点が並んでいます。
写生大会は、伊那地区防犯協会が子ども達の防犯意識を高めようと、先月12日に開いたもので、38人が参加しました。
このうち最優秀賞には、低学年の部で伊那東小3年の久保田達彦君の作品「あこがれのパトカー」が、高学年の部で伊那東小4年の山田安珠さんの作品「みんなを守るパトカー」がそれぞれ選ばれています。
作品展は、16日金曜日まで伊那市役所市民ホールで開かれています。 -
田中豊文さん縁起物づくり
伊那市東春近の田中豊文さんは、お世話になった人などに配る正月用の縁起物作りに追われています。
「がんばろう日本」と「絆」。来年用の宝船にはそう書かれた紙が飾られています。
これらの縁起物は、田中さんがデザインし、つくり方を考案したオリジナルの縁起物です。
77歳になる田中さんは、55歳のときに会社を退職し、お世話になった人たちのために、毎年ワラ細工を作っています。
オリジナルの飾りは縁起がいいと人気で、今年は、宝船70個、玄関飾り30個を作る予定です。
5日は、近くの東春近南部保育園の園児46人が田中さん宅を訪れ、田中さんが作った作品などを見学しました。
南部保育園から、縁起物をつくっている様子を見学したいという話があり、田中さんが受け入れました。
田中さんがワラをなうと、船の形がだんだん出来上がっていきます。
園児達は、興味深そうに田中さんの手つきを眺めていました。
東春近南部保育園には、完成した宝船がプレゼントされました。
田中さんの縁起物作りは、クリスマス頃まで続くということです。 -
上伊那教育会郷土研究部が研究発表
上伊那地方の気象や植物などについてまとめた「上伊那誌自然編」の編纂を検討している上伊那教育会郷土研究部は4日、伊那市創造館でこれまでの研究結果を発表しました。
上伊那誌自然編は、1962年、昭和37年に発行されました。
発行からおよそ50年が経過し、自然環境が変化してきていることから、上伊那教育会郷土研究部では上伊那誌自然編の編纂を検討しています。
4日は、それにともない、これまでの研究結果の発表などが行われました。
上伊那誌自然編で植物について執筆した柄山祐希さんは、この50年の間に変化した自然の様子などについて話をしました。
ほかに気象の研究では、飯田市の気温が上昇している理由について、地球温暖化ではなく、建物が増え都市化したことが原因ではないかと話していました。
郷土研究部では、今後現地調査など、上伊那誌自然編の編纂に必要なデータを揃えていくということです。 -
芸術文化団体が成果披露
伊那市の芸術文化団体が日頃の成果を発表する、伊那市民芸術文化祭が3日と4日の2日間、伊那市のいなっせで開かれました。
伊那市民芸術文化祭はNPO法人伊那芸術文化協会が開いているもので、今年で8回目となります。
会場のいなっせ展示場には、生け花や写真、絵画など様々なジャンルの作品が並べられました。
またステージ発表ではクラッシックバレエなど2日間で18団体が出場し日頃の成果を披露していました。 -
認知症への理解深める
「認知症になっても安心して暮らせる伊那市を目指して」をテーマに、認知症を考える集いが3日、伊那文化会館で開かれました。
認知症を考える集いは、認知症について理解を深めてもらい支え合いの地域を作っていこうと伊那市が開いたもので、会場にはおよそ200人が集まりました。
集いでは、静岡県の市立伊東市民病院の八森淳さんが「あきらめないで認知症」と題して講演しました。
八森さんは女性の3人に1人、男性の6人に1人が認知症になる可能性があると説明し「認知症の症状は目に見えないところから始まっている。少しでもおかしいと思ったら相談して欲しい」と話していました。
また、八森さんがコーディネーターを務めたパネルディスカッションでは、介護経験者やケアセンターのスタッフが体験談などを話しました。
このうち、両親の介護を経験した伊那市美篶の北原友子さんは、その苦労を話しました。
母親に厳しい態度をとられ、最終的には「妹」と呼ばれていたという北原さんは「母は普段厳しい態度だったが、ヘルパーを演じて接したときには素直に聞き入れてくれた」と話していました。
それを受け八森さんは「家族として接することができないのはつらいが、認知症の人の世界に合わせてあげるという事はその人の助けにもなるし大切なこと」と話していました。 -
伊那北高校英語ディベート部 全国大会へ
伊那北高校英語ディベート部は、11月に開かれた県大会で優勝し、全国大会出場を決めました。
英語ディベート部の5人が2日、伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長に全国大会出場を報告しました。
高校生英語ディベート大会は、各高校が4人1チームで、政治的問題について英語で討論するものです。
テーマに対して自分達の意見を述べる立論、相手の意見を否定する反論、相手の反論をかわして意見をアピールする肯定、意見をまとめる総括の4つの役割でディベートを進めます。
伊那北高校は、11月の県大会で優勝し、3年連続全国大会出場を果たしました。
今回のテーマは「日本は死刑制度を廃止するべきかいなか」で、伊那北英語ディベート部では、表現力、チームワークで勝ち進みたいと話しています。
春日柚香部長は「楽しみながら頑張りたい」と話していました。
白鳥市長は「地元の高校が毎年出場するというのはうれしいこと。世界大会を目指して頑張ってください」と激励していました。
全国高校生英語ディベート大会は、17日から石川県金沢市で開かれることになっています。 -
岩魚の卵2000粒を埋設放流
天竜川漁業協同組合は3日、岩魚の卵の放流を天竜川支流で行いました。
渓流に石で囲いを作り、その中に入れられるのは岩魚の卵です。
この日は辰野町から中川村までの天竜川支流に、およそ20万粒の岩魚の卵が埋設放流されました。
卵の放流は、稚魚の放流に比べてより自然に近く、姿形の綺麗な岩魚が育つということです。
また卵の単価が稚魚よりも安いことなどから天竜川漁業協同組合では毎年、天竜川支流で、行っています。
卵は、鳥や他の成魚から守るために、石で囲いをつくり、上には砂をかけます。
3週間ほどで孵化し、川を下り始めるということです。
今回放流した卵は、2年から3年ほどで成魚になるということです。 -
伊那市坂下区の親子がしめ飾りづくり
伊那市坂下区の親子が3日、年の瀬を前にしめ飾りづくりをしました。
この日は地区の親子10人がしめ飾りを作りました。
伝統芸能を伝えていこうと毎年開かれているもので、子ども達は親に教わりながらしめ飾りを作っていました。
指導にあたった唐沢良二さんは「地区でしめ飾りを作れる人が年々少なくなっている。親の世代、子どもの世代に作り方を覚えてもらいたい」と話していました。
作られたしめ飾りは、参加した親子がそれぞれ持ち帰ったということです。 -
玩具アドバイザー古畑さん ミニ絵本「おもちゃの力」出版
伊那市の玩具アドバイザー古畑愛さんが、おもちゃ選びのポイントなどをまとめたミニ絵本を出版しました。
出版されたのは、子育てがもっと楽しくなる本「おもちゃの力」入門編です。
古畑さんは、伊那市御園で木のおもちゃ屋どうぞのいすを経営しています。
おもちゃの力を借りつつ子育てするための本を出したいと今回絵本を企画・制作し、伊那市のイラストレーター篠田鉱平さんが協力しました。
絵本は年齢別に積み木など7種類のおもちゃを紹介していて、遊び方や親子の関わり方の解説が添えられています。
手のひらサイズで18ページ、千部作りました。
古畑さんは今後、さらに読み応えのあるおもちゃの本の出版を考えていきたいと話していました。
今回出版されたミニ絵本は、どうぞのいすのほか、伊那市役所などで希望者に無料で配るということです。 -
井月資料15点を展示
幕末から明治にかけて、伊那谷を放浪した漂白の俳人井上井月の資料が伊那市創造館で展示されています。
「ふる降とまで 人には見せて花ぐもり」晩年の代表作の一つです。
会場には、井月の短冊や掛け軸、屏風など個人や上伊那教育会が所蔵している15点が展示されています。
井月を題材にした映画「ほかいびと」の公開にあわせて、その人物像と俳句の魅力を広く知ってもらおうと開かれました。
展示初日の27日は、家族連れやファンが会場を訪れ、普段目にすることが出来ない貴重な資料に触れました。
この「げんじゅうあん幻住庵の記」は、井月が尊敬したとされる松尾芭蕉の俳文「さるみの猿蓑」の一節で、研究者から評価が高い明治前期の作です。
井月研究家の1人、美篶の春日愚良子さんが去年寄贈し、普段は、収蔵庫の重要古文書室に保存されています。
創造館によりますと、井月が残したこの幻住庵記は、上伊那地域に10点ほどあるといわれていますが、これだけ保存状態の良いものは、稀だということです。
この縦160センチ、横3メートル20センチの2曲一双の屏風は、映画ほかいびとの中でも使用されました。
この資料展は、来年1月9日まで開かれています。 -
ハーモニカ愛好者の集い演奏会
上伊那地域のハーモニカ愛好者が一同に集う演奏会が2日伊那市の伊那文化会館で開かれ、参加者が日頃の練習の成果を発表しました。
演奏会には、上伊那地域で活動している16の団体と19の個人が参加しました。
日頃は、ボランティアで福祉施設で演奏したり、個人的に楽しんだりしている人たちの発表の場、交流の場として初めて開催されました。
演奏会は、2部構成で、童謡唱歌、ポップスなどをグループや個人で演奏しました。
実行委員長の山岸孝明さんは、「こういう舞台は、初めての人もいるが、楽しい集いにしたい。ハーモニカの魅力は、ポケットに入れて持ち歩け、どこでも吹くことができること。」と話していました。
気に入ったメロディーが飛び出すと、会場からは、それにあわせて口ずさむ歌声が聞こえました。
訪れた人たちは、ハーモニカが奏でる優しく美しい響きの音色を楽しんでいる様子でした。 -
みはらしファームでイチゴの出荷始まる
伊那市西箕輪の農業公園「みはらしファーム」で、イチゴの出荷が始まり、みはらしファーム内のとれたて市場には赤く色付いたイチゴが並んでいます。
みはらしファーム内には、羽広いちご生産組合が管理するハウスが17棟ありまます。
合わせて15万株の苗があり、すべてのハウスで女峰、秋姫、紅ほっぺの3種類を栽培しています。
このうち、太田雅士さんのハウスでは、1日から出荷作業が始まりました。
太田さんによると、去年は夏に暑い日が続いたことで開花が遅れ、イチゴの出荷も遅れたということですが、今年は平年並みの早さのこの時期に出荷できる状態になったということです。
12月中は、クリスマスケーキや贈答用が主で、作業は中旬から本格化するということです。
イチゴは、みはらしファーム内のとれたて市場で1箱9百円で販売されています。 -
オトメ☆コーポレーション 新曲販売会
伊那市出身のなるみさんが所属するアイドルグループ、オトメ☆コーポレーションは、伊那名物ローメンを歌にしたCDの販売会を2日、市内各地で開きました。
2日は、オトメ☆コーポレーションのメンバー3人が、12月14日の全国発売を前に、市内12か所でCDの先行販売会を開きました。
このうち、伊那市のベルシャイン伊那店では、集まったおよそ50人を前に新曲を披露しました。
5枚目のシングル「おいし伊那☆ローメン」は、伊那名物ローメンを全国にPRしようと、なるみさんが作詞をしました。
9月に愛知県で開かれた中日本・東海B1グランプリや、11月に兵庫県で開かれたB1グランンプリに応援にかけつけ、この曲を歌ってローメンをPRしました。
「おいし伊那☆ローメン」は、全国のCDショップなどで12月14日から販売されます。 -
美篶小 110周年記念日
伊那市の美篶小学校は、1日、110周年の開校記念日を迎えました。それを記念してPTAからブランコが寄贈されました。
美篶小学校では、毎年12月1日に開校記念式典を開いています。
望月 弘校長は、「美篶小学校は、今日110歳の誕生日を迎えました。学校へのプレゼントは、君達の大きな声の挨拶、そして健康で元気に学校に通う姿です」と挨拶しました。
式では110周年の記念としてPTAから贈られたブランコのテープカットが行なわれました。
以前この場所に、ブランコがありましたが、老朽化にともない、撤去されていました。
110周年記念に向けてPTAが積み立てたお金と、歴代PTA会長会の寄付金でブランコを購入しました。
PTA会長の三澤新一さんは、「子ども達に喜んでもらえるものをとブランコを送った。大切に使って欲しい」と話していました。 -
伊那北高校天文気象部3人が衛星設計コンテストで奨励賞
伊那市の伊那北高校天文気象部の2年生が、第19回衛星設計コンテストのジュニア部門で奨励賞を受賞しました。
1日、天文気象部2年生の北原茉那美さん、・ス橋勇人君、林将太君の3人が、松山敏彦校長に受賞を報告しました。
コンテストは、日本航空宇宙学会などが主催しているもので、小型衛星などの宇宙ミッションのアイデアを競うものです。
3人のアイデアは、月に情報局を設置し、LEDを使った可視光で地球と通信するというもので、月面情報局を設計しました。
夏ごろから研究を始め、通信するために必要なLEDの数や光を受ける望遠鏡の面積など、高校では習わない公式を使って計算に取り組んだということです。
今回のアイデアは、光を使うことで誰でも月からの情報を受信できることがポイントだということです。
コンテストのジュニア部門には10校の生徒が応募し、伊那北高校の3人のアイデアは先月東京で開かれた最終審査会で奨励賞に選ばれました。 -
犯罪被害防止へ 年末特別警戒始まる
年末の犯罪被害を防ごうと、全国一斉の年末特別警戒が1日から始まりました。
初日は、伊那警察署の一日警察署長にアイドルユニットのオトメ☆コーポレーションが委嘱されました。
あわただしくなる年末に、金融機関などを狙った強盗事件や街頭犯罪、交通事故などの発生が予想されるとして、警察では毎年、年末特別警戒を行っています。
期間は12月いっぱいで、防犯ボランティア団体も協力して街頭啓発などを行います。
関原敬泰署長は、オトメ☆コーポレーションの3人に「安全で安心な街になるようご努力をお願いします」と話しました。
一日警察署長のオトメ☆コーポレーションは、署員の服装点検を行い、「犯罪のない地域づくりに貢献したいと思います」と挨拶しました。
伊那署では、パトロールなどの警戒を強化することにしていて、防犯対策を徹底してほしいと呼び掛けています。 -
伊那スキーリゾート 今季の安全祈願
伊那市西春近の伊那スキーリゾートで、今シーズンの無事を祈る安全祈願祭が1日行われました。
1日は、伊那スキーリゾートを経営する(株)クロスプロジェクトの辻 隆社長や伊那市、地元の西春近の関係者などが出席し、シーズン中の無事を祈願しました。
伊那スキーリゾートは、2008年から2年間に渡り営業を休止していましたが、クロスプロジェクトが経営を引き継ぎ再開し、今年で3年目になります。
ファミリー層を中心に、気軽に、初心者でも楽しめるスキー場として売り出しています。
辻社長は、「今年は3月の震災を受けて、ファミリー層の集客は厳しいと感じている。若者の誘致に力を入れたい」としています。
そのため、今シーズンは19歳の若者を限定としたナイターの無料サービスを実施するとしています。
また、低迷するスキー業界は、アジア市場の開拓が必要で、そのためスキー場同士が業務提携していく戦略が重要だとして、伊那スキーリゾートも、阿智村のスキー場・ヘブンスそのはらと提携していく考えを明らかにしています。 -
新山小で地産地消のお弁当づくり
伊那市の新山小学校で、地域食材を使ったお弁当づくりが、1日行われました。
1日は、長野県産のえのき茸と豚肉などを使ったえのき茸とチーズの豚肉焼きに、全校児童30人ほどが挑戦しました。
講師は、長野市のホテル・メトロポリタン長野の総料理長・板花 芳博さんが務めました。
これは、長野県や、西洋料理のシェフらでつくる全日本司厨士協会などが主催する、地産地消の事業の一環で行われました。
作ったおかずと給食を、持参したお弁当箱につめて食べました。
司厨士協会では、「県の農業・食材の大切さなどについて理解する機会にしてほしい」と話していました。 -
新伊那市誕生5周年記念講演会
新伊那市誕生5周年を記念して25日、いなっせで特別講演会が開かれました。
この日は、およそ200人が会場を訪れ、精神科医で評論家のなだいなださんと、国際生態学センター長の宮脇昭さんの話に耳を傾けました。
講演会は、5周年の節目に地域を見つめ直してもらおうと開かれたものです。
なだいなださんは、「地域の絆、人の絆」と題して講演しました。
なだいなださんは、詩人・室生犀星が屈折した思いでふるさとを歌った詩に触れ、生まれ故郷、親と子の絆について話しました。
なだいなださんは「自然には不思議な力がある。伊那に初めて訪れてほっとする感じがした。この自然を大切にしてほしい」と話していました。
また、宮脇さんは「いのちと生活を守る森と防災林のすすめ」と題して話しました。
宮脇さんは「木はただ植えればよいというものではない。深くまっすぐ根を張る強い木が災害から地域を守ってくれる」と説明していました。 -
市の事務局が一括斡旋など「とてもよい」
伊那市は中学校の職場体験で今年度から市の事務局が受け入れ事業所の斡旋などを一括して行ったことについて、アンケートを実施しました。
これについて学校、事業所とも、「とてもよい」との回答が最も多くなっています。
29日、伊那市役所でキャリア教育推進委員会が開かれ、今年度実施した職場体験のアンケート調査の結果が報告されました。
今年度生徒の受け入れを可能と答えた事業所は186社で昨年度と比べおよそ30社の増となっています。
今年度から市の事務局が職場体験学習の事業所への受け入れ事前調査を一括して行い学校へ受け入れ事業所の斡旋を行ったことについて、学校のアンケート結果では、市内6校中とてもよいが5校、よいが1校でした。
理由としては、事務処理の軽減のほか、多くの事業所が紹介されたことによる選択肢の広がりなどが挙げられています。
課題としては、学校と事業所の関係性が薄くなることなどを挙げています。
一方事業所のアンケート結果では、「とてもよい」が68社、「よい」が84社となっています。
理由としては受け入れ調整業務の軽減や多くの学校を受け入れることができるようになったことなどを挙げています。
要望としては、どこの学校がいつ、何人来るかを早めに伝えてほしいという声がありました。
市では挙げられた課題を改善しながら、来年度もキャリア教育の推進に努めたいとしています。 -
北原達也くんフェンシング欧州大会へ
箕輪町中原に住む伊那北高校1年の北原達也くんは、来月フランスで開かれるフェンシングのヨーロッパ大会に日本代表選手として出場します。
伊那北高校のフェンシング部に所属する北原くんは、山本政典監督と29日に箕輪町役場を訪れ、平澤豊満町長に大会出場の挨拶をしました。
北原くんは中学1年生からフェンシングを始めました。今年国内大会で日本ランキング7位になり、日本フェンシング協会の海外派遣選手に選ばれました。
北原くんが出場するのは14歳から17歳の選手が出場するヨーローッパ大会で、種目は胴体部分をつくと得点になるフルーレです。
北原くんが出場する第9回カデ・フルーレ・ワールドカップ欧州カデ・サーキットは来月10日と11日にフランスで開かれます。 -
橋爪まんぷさん チャリティー展
伊那市在住の漫画家橋爪まんぷさんが、カレンダー用に描いた来年の干支「辰」をモチーフにした原画の展示会が、伊那市のみはらしの湯で明日から開かれます。
毎年恒例のチャリティー展で、カレンダーの収益の一部は社会福祉のために寄付されます。
作品は、来年の干支辰がスポーツや音楽を楽しんでいる様子が描かれています。
マイクを持って楽しげに唄う「竜行演歌(りゅうこうえんか)」、本を片手に勉強に励む「海外竜学(かいがいりゅうがく)」など、4字熟語の漢字一文字を「竜」に置き換えたユーモアあふれる作品名がつけられています。
橋爪まんぷさんのチャリティー展は来年1月30日まで伊那市のみはらしの湯で開かれていて、カレンダーは1部500円で販売されています。 -
中村不折の作品を巡る地図 完成
書道家中村不折の作品や碑の所在地をまとめた伊那市の高遠高校の生徒が作成した地図が完成しました。
地図には、4歳から22歳まで高遠で過ごした書道家中村不折の作品や碑がまとめられています。
高遠高校芸術コース書道専攻の生徒が今年の夏休みを利用し、高遠に残された不折の作品や碑を取材し、解説や写真を添えて地図にまとめました。
地図のタイトルは生徒が考え書いたものです。
完成した地図「不折を知って高遠を歩こう」は、全部で5千部作成され、高遠町図書館や歴史博物館、地区内の店舗などに置いて、地元の住民や観光客に配るという事です。 -
下殿島子ども農園で冬の野菜収穫
伊那市東春近下殿島の子ども農園で26日、野菜の収穫作業が行われ、子ども達が泥だらけになって白菜や大根を収穫しました。
この日は下殿島地区の子どもとその保護者、およそ40人が参加して野菜を収穫しました。
下殿島子ども農園は、遊休農地の活用に合わせ、子ども達に農業の苦労や喜びを知ってもらおうと下殿島集落農業振興センターが去年から開いているものです。
この日収穫したのは、白菜、大根、ネギの3種類で、全て子ども達が種まきや苗植えを行いました。
子ども達は泥だらけになって作業を楽しんでいました。
収穫が終わると、下殿島公民館で、獲った野菜を使った豚汁が振る舞われ子ども達が味わっていました。
集落農業振興センター運営委員会の小笠原文明委員長は「子ども達が土と触れ合う機会が少なくなっている。農業を通じて普段口にしているものができるまでの苦労を体験してもらえて良かった」と話していました。 -
新宿区との友好提携5周年を記念して大久保ツツジ植樹
伊那市は、東京都新宿区との友好提携締結5周年を記念して、区の花に指定されているツツジの植樹を28日、市役所敷地内で行いました。
市役所の正面玄関前に植樹されたのは、新宿区から寄贈された大久保つつじ20本のうち10本です。
伊那市は、市町村合併を機に平成18年の7月に新宿区と友好提携を締結しました。
ツツジの植樹は、友好提携締結5周年を記念して行われました。
大久保つつじは、昭和の初期頃まで新宿区大久保で育てられてきましたが、戦災や宅地化などで一時姿を消していました。
新宿区では、大久保つつじを復活させる取り組みを平成18年度から行っていて、今回は取り組みの中で栽培されたつつじが贈られました。
大久保つつじは、高遠町地区と長谷地区にもそれぞれ5本ずつ植えられます。
なお、5周年記念として、新宿区にはタカトオコヒガンザクラ2本が伊那市から贈られています。