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元全日本エース三宅豊さんがピッチング指導
ソフトボールの元全日本エース、三宅豊さんによる中高生を対象にしたピッチング講習会が12日、伊那市高遠町で開かれました。
この日は、ソフトボールクラブに所属する県内の中高生や指導者120人が参加し、三宅さんからピッチングの指導を受けました。
これは、個人の課題をみつけ選手のレベルアップにつなげようと、県ソフトボール協会が開いたものです。
三宅さんは、インターハイや大学選手権など20年間の選手生活で29回の全国優勝を果たし、2005年に国際ソフトボール連盟に殿堂入りしました。
講習会では、ボールを離す瞬間は体の全ての力を指先に集中させる事、全ての動作に意味がある事を意識して投げる事などをアドバイスしていました。
ソフトボール協会では、中高生のうちから技術を身につけ、国体で勝てる選手を育成していきたいという事です。 -
向山公人氏県議選出馬表明
11日伊那市内で開かれた県政報告会の中で、県議会議員の向山公人さんは、来年4月の県議選伊那市区に4選を目指して立候補することを表明しました。
現在3期目の向山さんは、来年4月の県議選で定数2の伊那市区に立候補することを表明しました。
11日開かれた県政報告会では、支持者から4選を目指して立候補してほしいという要請があり、向山さんはそれを受け、正式に立候補を表明しました。
立候補にあたり、景気回復、リニア問題への取り組み、地域医療、福祉の充実、農業振興に重点的に取り組みたいと述べました。
阿部県政が行う、信州型事業仕分けについては「実施するなら長野県にあった独自性を持ったものならいい。来年になり県のためにどのような成果が出たのか評価したい。」と述べました。
向山さんは現在68歳。
平成11年の県議会議員選挙で初当選し、県議会創志会副会長をつとめています。 -
手良小学校児童 琴の演奏体験
伊那市の手良小学校の児童は9日、琴の演奏体験をしました。
体験したのは、手良小学校6年生21人です。
手良小では、実際に楽器に触れて日本の伝統音楽を学んでもらおうと、6年生を対象に毎年演奏体験を行っています。
伊那三曲協会の福澤雅志世指導普及委員長など6人が指導にあたりました。
児童らは、琴の歴史や楽譜の読み方などを教わり、実際にひいてみました。
福澤さんは「姿勢をまっすぐに」「強く弾き過ぎないように」などと、アドバイスしていました。
児童らは授業が終わる頃には弾けるようになり、全員で合わせて演奏しました。 -
伊那まつり「キャッチフレーズ」検討しない
来年の第39回伊那まつりに向けた第1回企画会議が10日夜、伊那市役所で開かれました。
会議では、「キャッチフレーズ」について、今回は、検討しない事が決まりました。
会議には、各地区の代表や商工業の関係者など30人ほどが参加しました。
第39回の伊那まつりは、8月6日(土)、7日(日)の2日間を予定しています。
会議では、第40回の記念祭りにむけ伊那まつり改革プロジェクト会議が行ってきた検討結果の報告や、来年の祭りの方向性の検討などが行われました。
改革プロジェクト会議は、伊那まつりの方向性を「みんなが主役、誰もが参加できる市民総参加の魅力ある市民まつり」と打ち出しました。
企画会議では、その方向性を、来年度の39回の祭りのコンセプトとすることを決めました。
また「キャッチフレーズ」については、検討に時間がかかるわりに、余り活用されていないとの意見が出され、検討しないことが決まりました。
この企画会議は伊那まつりに興味のある人なら誰でも参加できるということで、伊那まつり実行委員会ではいろんな立場の人から、意見を募集したいとしています。(参加についての問い合わせは 伊那市役所電話 78-4111内線2437へ)
次回の企画会議は、来年1月17日に予定しています。 -
あーす音楽会クリスマスコンサート
伊那谷を拠点に音楽活動をしている「あーす音楽会」は10日、クリスマスコンサートを伊那市のいなっせで開きました。
コンサートは、伊那市内で音楽教室を開いている4人が出演し、讃美歌やクリスマスの曲を披露しました。
あーす音楽会は、生演奏を聴いて癒しを感じてもらう音楽セラピーを広めたいと、有志が集まり今年8月に発足しました。
伊那中央病院でのボランティア演奏会に続き、活動第2弾として今回クリスマスコンサートを開きました。
ツリーが飾られ、クリスマスムードが漂う中、バイオリンやフルートの演奏、ソプラノの歌声が披露されました。
コンサートに訪れた人たちは、じっと演奏に聞き入っていました。
あーす音楽会では、来春に南箕輪村内に完成が予定されている音楽ホールでの活動をはじめ、病院でのボランティアコンサートなど、今後も積極的に活動していきたいと話していました。 -
ニシザワ文芸コンクール表彰式
(株)ニシザワが上伊那の小中学生を対象に読書感想文を募った文芸コンクールの表彰式が11日、伊那市の創造館で行われました。
ニシザワ文芸コンクールは7年目で、今年は応募総数が1230点で過去最高となりました。
最優秀賞と優秀賞を受賞した小中学生に、ニシザワの荒木康雄社長から表彰状と副賞の図書券が贈られました。
伊那ケーブルテレビジョン放送エリア内では、中学生の部で、「朗読者」という本の感想文を書いた箕輪中学校3年の安藤さくらさんが最優秀賞を受賞しました。
小学生では、高学年の部で、「冒険者たち」という本の感想文を書いた伊那東小学校5年の恒川遼太君が最優秀賞を受賞しました。
荒木社長は、「読書は進歩の母という言葉がある。これからも本を読み、感想文を書いてほしい」と話していました。 -
富県でプチヴェールの収穫始まる
伊那市富県では、雪が少なく風が冷たい、という地域の風土を活かした、冬野菜の収穫が始まっています。
高烏谷直売所の店頭に並んでいるのは、富県で特産化を目指している冬野菜「プチヴェール」です。
フランス語で「小さい緑」を意味するプチヴェールは、キャベツとケールを掛け合わせた野菜で、寒い時期に甘さが増します。
プチヴェールが富県の気候に適していることから、特産品にしようと数年前から生産が行われていて、現在ではおよそ40軒の農家で生産されています。
富県貝沼に住む埋橋一さんの畑では、400株のプチヴェールが栽培されています。
今年は猛暑の影響で水分が不足し、枯れてしまうものもあったということです。
埋橋さんは「猛暑の影響で生育が心配されたが、収穫までこぎつけた。これからが美味しくなる時期。寒くて収穫は大変だが、多くの人に味わってもらいたい」と話していました。
葉は小さく、甘味があることから、おひたしやてんぷらなど様々な調理法で楽しむことができるということです。
富県産のプチヴェールは、1袋150円から200円ほどで、高烏谷直売所のほかAコープ伊那中央店などでも購入することができます。 -
童謡・唱歌教室(冬編)
童謡・唱歌教室が10日、伊那市のいなっせで開かれ、冬をテーマにした童謡・唱歌を歌いました。
教室は、子どもの頃に親しんだ歌を歌い、楽しんでもらおうと生涯学習センターが企画しているもので、年6回開かれています。
その時々の季節にあった歌を歌っていて、この日は、冬をテーマにしている13曲をみんなで歌いました。 -
警察官駐在所勤務に感謝状
長年にわたり、警察官駐在所に勤務している警察官の妻として警察業務に協力したとして、伊那市東春近の村田千恵さんに長野県警察本部から感謝状が贈られました。
8日、東春近警察官駐在所に長野県警察本部の早川智之警務部長が訪れ、村田さんに感謝状を贈りました。
感謝状は、10年以上駐在所で同居しながら警察業務に協力した妻に贈られるものです。
早川さんは、警察官の夫、茂明さんと共にH12年から松本市や飯田市の駐在所をまわり、去年の3月に東春近の駐在所に来ました。
千恵さんは、夫の茂明さんが不在の時は、電話対応や道案内などをしていて、地域の人が立ち寄りやすいよういつも笑顔を心がけているという事です。
長野県内には170の駐在所があり、今回はそのうちの5人に感謝状が贈られました。 -
東ティモールを訪問していた市民グループ帰国を報告
11月26日から3泊5日で東南アジアの東ティモールを訪問していた市民グループ12人のうちの3人が7日、伊那市役所を訪れ白鳥孝市長に帰国を報告しました。
7日は、団長の野々田高芳さんと矢沢親男さん、北原義克さんの3人が、白鳥市長に訪問の様子を報告しました。
メンバーは、現地で受け取った伝統の織物「タイス」を白鳥市長に手渡すと、28日の独立宣言記念式典に招かれたことや、大統領と懇談したことについて話しました。
訪問は、現地で日本大使を務める伊那市高遠町出身の北原巌男さんの呼びかけをうけ、実現したものです。
メンバーは、「独立前にインドネシア語を強制されていた親と、公用語のポルトガル語を話す子どもとで言語が異なる」「15歳から34歳までの未就労者が6割を超えている」「生活環境が日本の敗戦の時よりも悪い」などと、現状を話しました。
白鳥市長は「我々が現地の人が作った物を買うことで仕事が生まれる。イベントなどで機会を作っていきたい」と話していました。 -
ラナンキュラス出荷で空きハウス解消目指す
近年人気が高まっている冬花「ラナンキュラス」の出荷が、最盛期に向けて始まっています。
JA上伊那では、労力のかからない冬場の栽培品目として普及に力を入れています。
ラナンキュラスは、キンポウゲ科の冬花です。
出荷のピークは3月ですが、伊那市富県の花卉農家、吉澤昭夫さん宅のハウスでは、出荷が始まっています。
JA上伊那では、3年前から、比較的労力をかけずに栽培できるラナンキュラスの普及を始めました。
上伊那では、夏場、「トルコギキョウ」を栽培している花卉農家が多くいますが、冬場はハウスが空いてしまうため、空いたハウスを有効活用しようとラナンキュラスの栽培を導入しました。
ラナンキュラスは、上伊那で冬場最も多く栽培されている「アルストロメリア」より低い温度で生育することができ、暖房コストを抑えることができます。
また、比較的労力をかけずに栽培することもできるということです。
昨シーズンは全体で8万3千本ほどを出荷しましたが、今シーズンは12万本ほどの出荷を見込んでいます。
花のできは、昨シーズンよりもよいということです。
JA上伊那では、今後、ラナンキュラスをさらに普及させ、冬場のハウスの有効利用と農家の所得確保につなげたい考えです。 -
県高等学校書道教員展
県内で書道を教えている高校の教員が作品を出している長野県高等学校書道教員展が伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれています。
会場には、北は長野から南は飯田地域までの高校の書道教員の作品50点が並んでいます。
漢字やかな、前衛、点刻、告示作品など多種多様な作品が一堂に会しています。
教員同士の研鑽や交流の場としてスタートした書道教員展は、今回で35回目を迎えますが、伊那での開催は、今回が初めてです。
作品展を開いている県高等学校書道教育研究会では、「地域の学生たちにも見にきてもらいたい」として来場を呼びかけています。
この長野県、高等学校書道教員展は、12日日曜まで、伊那市のかんてくんぱぱホールで開かれています。 -
視聴者投稿「熊の足跡」
今年は、全国的に、クマとの遭遇による人身事故が相次いでいます。
伊那市でも、クマによる農作物や家畜への被害が出ていますが、視聴者から、クマの足跡の映像が寄せられました。
撮影したのは、伊那市野底の平澤 正憲さんです。平澤さんが撮影したのは、8日の朝です。
平澤さんによると、足跡が発見されたのは、野底の人家の隣の麦畑で、足跡は、伊那北小学校の通学路のほうに向かっているということです。
伊那市によると、クマは、足の大きさなどから、4日に、上牧で目撃された小熊と同じ個体ではないかと見ているということです。
クマは冬眠するシーズンに入り、出没情報も減少していたということですが、今回、目撃・出没情報が寄せられたことから、伊那市では、鈴やラジオを身につけるなど引き続きクマに注意するよう呼びかけています。 -
親子でウサギの土鈴づくり
伊那市創造館の縄文体験教室が、11日開かれ、子ども達が土の鈴「土鈴」づくりを体験しました。
この日は、親子連れなどおよそ20人が参加し、来年の干支、ウサギを模った土鈴を作りました。
創造館では、縄文時代の人たちと同じ体験をしてもらおうと今回初めて縄文体験教室を開きました。
土鈴は、これまでの出土品から、およそ6千年前には作られていたとされています。
参加者は、中を空洞にして玉を入れた後、思い思いのウサギを作っていました。
参加したある子どもは「縄文時代の人たちが作ったものを自分でも作ってみて、とても楽しかった」と話していました。
土鈴は1週間乾燥させたあと、窯を使って焼き上げ、正月前には参加者に配られることになっています。 -
こどもたちのクリスマス会
未就園児とその保護者を対象にした、こどもたちのクリスマス会が9日、伊那市のいなっせで開かれました。
クリスマス会には2人のサンタクロースが登場しました。
子どもたちは、サンタクロースと一緒に、クリスマスの歌を歌いました。
クリスマス会は、子育て支援団体こどもネットいなが毎年開いているものです。
この日は、およそ150組の親子が楽しみました。
子どもたちには、サンタクロースからプレゼントが贈られました。
プレゼントの袋には、お風呂で役立つグッズや風船などが入っています。
子どもたちは、一人ずつサンタクロースからプレゼントをもらっていました。 -
近藤廉治さん 芽と実文庫に本など寄贈
伊那市美篶の近藤廉治さんが8日、美篶きらめき館の図書室に本160冊などを寄贈しました。
近藤さんから、伊那市教育委員会生涯学習課の下平成男課長に目録が手渡されました。
寄贈された本は、近藤さんと長年親交のある作家、なだいなださん、宮脇昭さん、河合雅雄さん、伊藤桂一さんの4人の本、160冊です。
中には、絶版になった本も含まれているということです。
本は図書室の棚に並べられ、貸出ができるようになっています。
近藤さんは、南箕輪村の南信病院の院長を務める傍ら、図書館を守り・育てる美篶地域のボランティア組織「図書館大好きの会」の会長をしています。
美篶の地域文庫「芽と実文庫」に多くの本を寄贈しています。
今回は、紙芝居を演じるときに使う舞台を置く台も寄贈されました。
近藤さんは、本の贈呈式の後、親交のある4人の作家について話し、「来年、先生方に伊那に来てもらい、フォーラムを開きたい」と話していました。 -
伊那市が商工業振興補助金の経済効果を試算
伊那市は、商工業の振興や雇用創出を目的として交付している商工業振興補助金による経済波及効果の試算をまとめました。
これは、9日に開かれた伊那市議会12月定例会で、議員の質問に答えたものです。
商工業振興補助金は、商工業の振興や雇用機会の拡大を図ることを目的に交付しているものす。
伊那市では、4年前からこの補助金を導入していて、4年間で市内外の34社が補助金を活用しています。
伊那市では、これらの企業が雇用している人たちが行う消費活動による経済効果と、企業の設備投資による経済効果を算出しました。
それによると、雇用されている人が、年間に消費する消費額は44億5800万円、4年間で178億3200万円の経済効果があると試算しました。
また、企業の設備投資による経済効果は4年間で171億円になるとしています。
市では、これらすべてとは限らないが、かなりの部分が市内で消費されているとみています。
伊那市では、美篶にある伊那工場を閉鎖する方針を打ち出しているNECライティングにも1億5800万円の商工業振興補助金を交付していますが、今後、NECライティングに補助金の返還を求める方針です。 -
東部中、高遠中、長谷中 学校再編検討
伊那市教育委員会は、東部中、高遠中、長谷中の3つの中学校について、通学区再編などの検討を進めています。
県内一のマンモス校である東部中と、過疎により生徒数が減少している、高遠中と長谷中の問題を解消しようと、市教育委員会が今年度から、本格的に議論を進めています。
再編は「東部中学校の通学区内の生徒が、希望により隣接する中学校へ通えるようにする」、「東部中の分割や、高遠中と長谷中の統合など学校の再編」、「高遠高校との中高一貫校を見すえた連携」の3つ案を柱に検討が進められています。
市教育委員会では、構想がまとまり次第、関係者による委員会を立ち上げ、議論を進めていきたいとしています。 -
高遠第一、第四保育園統合検討
伊那市は高遠町の第一保育園と第四保育園の統合について、園舎の建設に過疎債が活用できる、平成27年度までに検討をしていきたいとしています。
これは9日開かれた、伊那市議会一般質問の中で、議員の質問に対し、白鳥孝市長が答えたものです。
白鳥市長は、高遠第一保育園は園児が減少、第四保育園は園舎が老朽化している事から、地元の意見を聞きながら、統合を踏まえ今後の在り方について検討を進めたい考えを示しました。
統合する場合、新しい園舎の建設については、過疎債の期限となる、平成27年度までに行いたいとしています。
この他に伊那東、竜東、伊那北保育園についても、園舎が老朽化している事等から、建て替えや統合について検討を進めたいとしています。 -
くじらくらぶ クリスマス会
未就園児とその保護者を対象にした伊那市長谷公民館の子育て教室「くじらくらぶ」の親子は8日、園児が扮する小さなサンタクロースと一緒にクリスマス会を楽しみました。
手作りのマントと帽子を身につけてサンタクロースに扮したのは、長谷保育園の年長園児17人です。
長谷公民館のくじらくらぶではこれまで公民館長がサンタ役をつとめてきましたが、今年は小さな子供にも親しみやすいようにと園児にサンタ役をお願いしました。
小さなサンタさんは、クリスマスの歌を披露した後、お菓子や粘土が入ったプレゼントを子供達に渡していました。
くじらくらぶのある母親は、「とてもかわいいサンタさんなので子供もとても喜んでいました」と話していました。 -
伊那市福島に大型店が出店の計画
伊那市福島に、小諸市に本社を置く大型スーパーマーケットが、出店を計画していることが分かりました。
これは、今日開かれた伊那市議会12月定例会の一般質問で明らかになったものです。
出店を計画しているのは、小諸市に本社を置くスーパーマーケット「ツルヤ」で、出店場所は福島の農地を予定してます。
伊那市によりますと、11月中旬、ツルヤから伊那市に対して農地転用の申請があり、市では、伊那市農業委員会で審議を行いました。
その結果、「許可相当」との判断をし、県に提出する農地転用の申請書を作成。11月末、長野県に提出しました。
計画では、敷地面積およそ1万3000平方メートル、売り場面積2500平方メートルを予定しています。
市議会で、議員から、「地元の商業者を守るため、伊那市として出店を規制できないか」との質問がありましたが、白鳥孝市長は、「法律で出店を規制できなければ、伊那市として出店を規制できないのが現状」と答えました。
伊那商工会議所では、10月下旬に中心市街地の商店に配慮した大型店の出店を求める要望書を伊那市に提出しています。 -
マロニー(株)伊那工場起工式
伊那市が企業誘致した食品製造会社、マロニー株式会社の伊那工場の起工式が8日、伊那市小沢で行われました。
市では経済情勢が厳しいなか、雇用拡大に期待を寄せています。
起工式には、マロニーの関係者や市職員などおよそ20人が出席しました。
マロニーは大阪に本社を置く食品メーカーで創業は1950年。大阪のほか、浜松、福岡に工場があり、伊那工場は4番目となります。
じゃがいものでんぷんを原料とする、でんぷん麺が主力で、今年7月の決算時の売上高は28億円、従業員数は、およそ160人です。
マロニー伊那工場は、小黒川パーキング北西側に建設され、工場の延べ床面積は5000平方メートルを予定しています。
その後拡張し最終的には、およそ1万平方メートルを計画しています。
来年7月から予備操業を開始し、再来年春からの本格稼働を目指します。
従業員は全て地元から採用する予定で初期段階は50人ほど、最終的には120人ほどを計画していて、工場責任者は伊那市手良の伊藤功さんに決まっています。
企業誘致を進めてきた伊那市では、経済情勢が厳しいなか雇用拡大に期待を寄せています。
マロニーでは技術者や監督職などは既に募集を始めていて、作業者については、来年5月頃から順次募集をはじめていくということです。 -
ハナマルキ 詩集「おかあさん」を伊那市に寄贈
辰野町に本社を置く味噌メーカー、ハナマルキ株式会社は、自社で制作した詩集「おかあさん」を11月22日、伊那市に寄贈しました。
11月22日は、ハナマルキ広報宣伝室の仁科徹室長が伊那市役所を訪れ、久保村清一教育長に詩集200冊を手渡しました。
詩集は、商品名にちなんで「おかあさん」をテーマに、全国の小学生を対象に募集したものです。
ハナマルキでは、子ども達や保護者にも見てもらおうと去年から学校や図書館に寄贈しています。
久保村教育長は「企業が教育の面で援助してくれることは非常にありがたい。子ども達も励みになると思う」と感謝しました。
詩集は、教育委員会を通じて市内の小学校1クラスに1冊づつ配られる他、図書館にも配布されることになっています。 -
寒天づくり
諏訪地域の冬の風物詩として知られる寒天づくり。
伊那市でも、冬の寒さを利用した寒天づくりが始まっています。
伊那市東春近で寒天づくりを行っているのは、10年前に富士見町から移ってきた小笠原商店です。
寒天は原料の天草をトコロテン状にしたものを冷凍乾燥させてつくるものです。
現在は、冷蔵庫で凍らせた寒天を昼間は太陽にあてて、溶かし乾燥させる作業が行われています。
寒天を外に並べる作業は早朝、太陽が昇る前から始まります
太陽にあてる時は光が多くあたるよう、干した寒天の角度を変え水分を完全に抜くようにします。
小笠原商店では年間およそ、20トンの寒天を生産し羊かんの材料として、主に東京の和菓子店に出荷しています。
この天然の寒天づくりのピークは寒さが厳しきなる1月頃からで、作業は、来年4月の初めまで行われるということです。 -
竹島覚二 作陶展
伊那市長谷の南アルプスアートビレッジ信州の陶芸家、竹島覚二さんの作品展が19日まで、伊那市高遠町の信州高遠美術館で開かれています。
竹島さんは、富山県出身。
1982年、昭和57年に人間国宝の近藤悠三さんに師事。
1994年、平成6年に長谷に窯を築き、活動の拠点を移しました。
作品展は、その15年の軌跡を振り返るもので、25の作品が並んでいます。
竹島覚二さんの作品展は、19日まで伊那市高遠町の信州高遠美術で開かれています。 -
伊那市西町区伊那部常会と伊那部宿を考える会バザーの売上の一部を伊那市に寄付
伊那市西町区伊那部常会と伊那部宿を考える会は7日、11月に行われた伊那部文化祭でのバザーの売上の一部を伊那市に寄付しました。
7日は、西町区伊那部常会の総代をつとめる室岡俊明さんと、伊那部宿を考える会会長の矢澤巧さんが伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長に寄付金2万円を手渡しました。
伊那部文化祭では、住民が野菜や日用品などを持寄り、毎年バザーを開いています。
常会では、その売上の一部を福祉に役立ててもらおうと平成2年から寄付を行っています。
室岡さんは「福祉に役立てるよう、今後も続けていきたい」と話していました。 -
伊那市幼保小連携推進委員会
幼稚園や保育園、小学校の交流を推進する伊那市幼保小連携推進委員会の1回目の会議が7日、伊那市役所で開かれました。
これは、保育園と小学校の連携を図ろうと開かれたものです。
委員は、市内の学校長や保育園、幼稚園の園長など9人で構成されています。
白鳥孝伊那市長は、保育士の小学校への長期派遣、教員お保育園への長期派遣をはじめ、ノーゲームノーテレビの火を設けることなどを提案し、検討を求めました。
伊那市では、連携の現状として、市内の全小学校と保育園で体験入学や運動会などへ招待、子ども同士の交流活動を行なっています。
平成21年度からは配慮の必要な子どもについて発育発達支援表を作成し、乳幼児期から小学校、中学校へと、一環した療育体制をとっています。
課題としては、保育園から小学校へスムーズに移行できるよう、連携カリキュラムを検討していく機関が必要としています。
次回の連携推進協議会は、来年1月に開かれ、連携の方向性や具体的な取り組みについて検討することになっています -
伊那リ寒さに期待 雪まけず
7日は二十四節季の1つ大雪です。
雪が激しく降り始めるころと言われていますが伊那市西春近の伊那スキーリゾートのゲレンデには雪がなく、関係者は冷え込みに期待しています。
伊那スキーリゾートでは、毎年この時期にスノーマシーンによる雪まきを始めます。
しかし今年は気温が下がらず雪まきができません。
伊那スキリーゾートの池田俊介副支配人は「雪まきができる-3度の日が続いてほしい」と話していました。
長野地方気象台によりますと、7日朝の伊那市の最低気温は1度で11月上旬から中旬の気温だということです。
伊那スキーリゾートのオープンは18日土曜日を予定していて、関係者は冷え込みに期待しています。 -
忘年囲碁大会
日本棋院上伊那支部は、年末恒例の忘年囲碁大会を伊那市西春近のサンライフ伊那で5日開きました。
大会には、上伊那地方の愛好者33人が出場し、3段以上のA級、2段以下のB級に分かれて盤上の戦いを繰り広げていました。
忘年囲碁大会は、年5回開かれている大会の最終回で、今年1年を締めくくります。
A級に17人、B級に16人が出場して、リーグ戦による勝率で優勝を目指しました。
一般愛好者に混ざって、小中学生も出場し、先を読みながら一手を繰り出していました。
勝負が白熱するにつれて、会場はしんと静まり返り、碁石を置く音だけが響いていました。
大会の結果、A級は、七段で伊那市上牧の梁取孝雄さん、B級は、3級で伊那市下新田の鈴木猛さんが優勝しました。 -
ハーモニカ演奏グループ「ハニーコーン」のコンサート
伊那市内の主婦などでつくるハーモニカ演奏グループ「ハニーコーン」のコンサートが4日、伊那図書館で開かれました。
会場には、子どもからお年寄りまでおよそ30人が集まりました。
伊那図書館は、土曜日の夕方をゆったりと過ごしてもらおうと2年ほど前から「土曜の夕方コンサート」を開いています。
ハニーコーンは、ハーモニカ教室に通っている生徒の集まりで、ハーモニカ歴は6年です。
地域の為に何かできないかと、月2回ほど福祉施設や公民館教室などで演奏をしています。
この日は、童謡や季節の歌などを演奏し、訪れた人は演奏に合わせ口ずさんでいました。
伊那図書館では、「本だけではなく、様々な文化に触れる場にしていきたい」と話しています。