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親のための救急救命法講座
小さい子どもを持つ親を対象にした救急救命法講座が13日、伊那市のいなっせで開かれました。
13日は、小学校入学前の子どもを持つ母親およそ20人が参加した。
救急救命法講座は、子育て支援ボランティア団体の子どもネットいなが毎年開いている。
母親達は、伊那消防署の署員から心肺蘇生法を教わった。
署員は、心臓マッサージは、1歳以上8歳未満の子どもの場合は両手または片手、1歳未満の子どもの場合は指2本を使うように説明した。
胸を押す回数は30回で、押すときの強さは胸の厚さが3分の1程度へこむくらいという。
母親達は、実際に乳児や成人の人形を使って心肺蘇生法を練習していた。
消防署員は、「子どもは蘇生する確率が高いので、助ける人が1人の時は、まず心肺蘇生をしてから119番通報してください」と話していた。
参加したある母親は、「急に何かあったときに役立てたい」と話していた。 -
写真展「なんじゃもんじゃ」
なんじゃもんじゃ写真サークルによる作品展が9日から、伊那図書館で開かれている。
なんじゃもんじゃ写真サークルは、伊那市境にあるカメラのキタハラに通う写真愛好家の集まり。
写真展は9回目で、10代から70代までの57人のメンバーが、1点ずつ出品している。
なんじゃもんじゃ写真サークルの向山世男事務局長は「身近な写真でも、タイトルを工夫したり構図の切り取り方で面白い作品になる」と話す。
個性の強い作品が多く、ユニークなタイトルがつけられた作品や、見ている人がこれは何なのか考えてしまうような作品が並んでいる。
メンバーは、毎日夕方になると店に何人かが集まりその日に撮影した写真について話をしているという。
「写真展なんじゃもんじゃ」は18日まで。 -
気軽にクラシックを楽しむ
気軽にクラシック音楽を楽しんでもらおうと11日、弦楽器による演奏会が伊那市で開かれた。
演奏会は、大きなホールではなく、より音楽を間近で聞いてもらおうと企画されたもの。
11日は、それぞれ中南信で音楽活動を行っている4人がモーツアルトの弦楽四重奏曲を演奏した。
会場には、約50人が訪れ弦楽器が奏でる音色に聞き入っていた。
訪れた人は、「自然の中で気軽にクラッシックを楽しめて良かった」と話していた。
11月にも山荘ミルクで演奏会を予定している。 -
三峰川上流域事業連絡会設立
伊那市長谷の三峰川上流域で行われている防災関連事業を円滑に進めるため、関係機関が情報を交換し連携を図ろうと、三峰川上流域事業連絡会が12日、設立された。
三峰川上流域事業連絡会は、伊那市が呼びかけたもので、市役所で設立会議が開かれた。
三峰川上流域で砂防や治山事業などを行っている天竜川上流河川事務所や南信森林管理署、上伊那地方事務所などの国や県と、伊那市のあわせて7つの機関で組織されている。
この連絡会は、防災事業の情報を交換し、連携を図ることが目的。
連絡会委員長の白鳥孝伊那市長は、「三峰川上流は地層がもろい。関係機関の情報をいただき、安心して暮らせるようにしていきたい。さらに、ジオパークなど利活用についても検討を進めたい」とあいさつした。
会議では、各機関から今年度の事業や鳥獣被害などの情報提供が行われ、白鳥市長が、今後の課題としてニホンジカの被害対策や、崩壊した船形沢の対策、南アルプスジオパークの事業展開などを挙げた。
今後は、各機関の情報を基に連携のテーマを探っていきたいとしている。
具体的な検討は、今回設立された委員会に設けられている幹事会で行うという。 -
東ティモールの高校生と高遠中生徒が交流
2002年にインドネシアから独立した東ティモールの高校生が12日、伊那市の高遠中学校を訪れ、生徒達と交流した。
高遠中を訪れたのは、東ティモールの高校生12人。
今回の交流会は、高遠町出身で東ティモール特命全権大使の北原巖男さんの縁で実現した。
歓迎セレモニーで、高遠中の望月弘樹君は、東ティモールの言葉であいさつした。
東ティモールのクレメンティーナさんは「今日は楽しい時間を過ごしましょう」とあいさつした。
この後、高遠中の生徒が太鼓の演奏を披露し、東ティモールの高校生も一緒に太鼓の演奏を楽しんでいた。
最初は慣れない手つきだったが、時間が経つにつれ、リズムよくバチをたたいていた。
東ティモールの高校生一行は、6日から来日していて、高遠や白馬村、東京に滞在し、15日に帰国する予定。
高遠中学校では今後、日本大使館を通じて、手紙のやり取りなどを行い、交流を続けていきたいとしている。 -
ぎおん祭り歩行者天国
伊那市の商店街の活性化イベントぎおん祭り歩行者天国が11日行われ、家族づれなどで賑わった。
これは、地元商店街で作る伊那市商店街活性化イベント委員会が開いたもので、11日はいなっせから八幡町までの商店街が歩行者天国となった。
いなっせ北側の多目的広場にはローメン等のブースが設けられ賑わっていた。
このイベントに合わせて子供たちが商店街をかけぬける第15回ちびっこ駅伝大会が行われた。
通り町にはぞくぞくと園児が集まり、チーム毎おそろいのゼッケンをつけてスタートの瞬間を待った。
今年は、市内の保育園や幼稚園から 55チーム514人が参加した。
コースの通り町いなっせ前から八幡町までの約500メートルを1区間60メートルをつないだ。
子ども達は沿道のお父さんやお母さんの声援を受けながら懸命に走りぬけていた。 -
信濃GSが富山に逆転勝利
BCリーグ公式戦、信濃グランセローズ対富山サンダーバーズの一戦が伊那市で行われ、信濃は7回3点を挙げるなどして4対1で逆転勝利した。
11日は雨の降るあいにくの天候となったが、伊那市の伊那県営野球場には多くのファンが訪れていた。
11日の試合前には伊那市をPRするイベントが企画され、選手に交じり、伊那市のイメージキャラクター・イーナちゃんが観客を出迎えていた。
試合は、5回の表に富山が、2アウト1・2塁からセンター前ヒットで1点を先制した。
しかし、信濃は、6回の裏に同点に追いつくと、7回の裏には竜太郎の2ランホームランなどで3点を挙げ、4対1で逆転勝利した。
信濃は、後期日程に入り、4勝1分けで、上信越地区首位となっている。 -
おいし伊那食育応援団出前講座
伊那市の西春近北保育園で9日、おいし伊那食育応援団による出前講座が開かれた。
「おいし伊那食育応援団」は歯科医師や栄養士、生産者などでつくられていて、子ども達に食の大切さを教える活動を行っている。
講座は、子ども達にバランス良く食べる事の大切さや野菜への知識、興味を持たせようと開かれた。
9日は応援団6人と市の職員2人が訪れ、食べる時のマナーや野菜に含まれる栄養の話をした。
「おいし伊那食育応援団」の鈴木弘也(すずきみつや)団長は、「子ども達に料理を作る人や生産者へ感謝の気持ちを持ってもらえたらうれしい」と話していた。
西春近北保育園では園内でジャガイモやキュウリなどを育てていて、8月上旬に春富中学校の生徒と一緒にジャガイモ掘りを行う予定。 -
さんまの初物がお目見え
秋の味覚、サンマが、伊那市西春近の丸水長野県水伊那卸売市場に早くもお目見えした。
初物が入荷した10日は、飲食店や小売店の店主らが、サンマの値段や大きさを確認していた。
並んだサンマは、北海道北東部の千島列島付近で8日に水揚げされた。
7月8日が日本近海でのサンマ漁の解禁日となっていて、丸水長野県水では毎年7月10日に初物が並ぶ。
今年は解禁日の漁獲量が少なかったため、初物は例年より2、3割高い550円から650円ほどで取引されていた。
サンマ漁は、サンマの脂ののりが最も良くなる8月中旬がピークとなる。
ピークには漁獲量も安定する見込みで、8月下旬から9月上旬には安くて美味しいサンマを味わうことができそうだ。 -
上牧区2分の1成人式
子ども達の10歳の節目を祝う「2分の1成人式」が10日、伊那市の上牧研修センターで行われた。
伊那北小学校に通う上牧地区の4年生10人とその保護者が参加して節目の歳を祝った。
2分の1成人式は学校単位で行っているところが多い中、上牧では育成会が、子ども達に地区での思い出を残してもらい、愛着をもってもらおうと毎年行っている。
式の中では、子ども達が将来の夢や、未来の自分への手紙を発表した。
子ども達は「理科の先生になりたい」「ネイルアーティストになりたい」など夢を発表していた。
また、思い出の品や手紙を詰めたタイムカプセルを、上牧八幡宮の境内に埋めた。
育成会の北原政彦会長は「地区での行事が減り、思い出づくりの機会も少ない。自分たちの育った場所でさまざまな体験をして、良い思い出を作ってもらいたい」と話していた。
タイムカプセルは10年後、子ども達が20歳になった時に開けることになっている。 -
伊那工場事業場防犯協会総会
伊那警察署管内の事業所でつくる伊那工場事業場防犯協会の総会が7日、伊那市内で開かれ、本年度の事業計画が承認された。
伊那工場事業場防犯協会は147の事業所が参加している。総会には、役員約30人が出席した。
本年度のスローガンは、「企業パワーで目指そう犯罪ゼロの街」に決まった。
重点事業は、子ども・女性・高齢者の保護対策の推進と支援、自主防犯活動のさらなる推進など。
このうち自主防犯活動では、各事業所で勉強会などを開いて社員の防犯意識の高揚を図るほか、車上ねらい警戒看板の掲示、事業所内外の巡回強化などに取り組むという。
防犯協会会長の伊那食品工業会長塚越寛さんは、「治安がいいことは大変重要。防犯対策に一層力を入れていただき、いい地域にしていきたい」と話していた。 -
伊那西高校文化祭「西高祭」一般公開
伊那市の伊那西高校の文化祭「西高祭」が10日から始まった。初日は、一般にも公開された。
校舎の外には食べ物の屋台が並び、賑わいを見せていた。
校舎の中では、クラスやクラブごとに準備してきた催しや展示が行われた。
そのうち茶華道クラブは、日頃のクラブで練習しているお点前を披露し、訪れた人に抹茶を振舞った。
また展示では、3年2組が教室の壁一面を使ったモザイク画に挑戦したほか、2年1組は折り鶴で床一面にアニメキャラクターのイラストを描くなど、さまざまな大作が並んだ。
西高祭の一般公開は11日までで、11日はバレーボールや弓道の招待試合も行われる予定。時間は午前9時半から午後3時まで。 -
10日からブルーベリー刈り開始
伊那市のみはらしファームブルーベリー園で10日からブルーベリー狩りが始まる。
大人は、1,000円で1パックおみやげ付きの食べ放題。小学生以下は、500円。
春先の天候不順でいつもの年より一週間ほどオープンが遅れた。
今年は、オープン10周年を記念して、抽選でプレゼントもある。
10日・11日は、それぞれ100人ほどの予約が入っているという。
天気→ -
手良小学校で田んぼ学習
伊那市の手良小学校5年生は、9日近くの田んぼで、昔ながらの手押し式の除草機を使って草取り作業をした。
5年生25人は、総合学習で米作りに取り組んでいる。
自分たちで食べるお米は、安心安全なものにしようと、有機栽培で作ることにした。
5年の学年会長で、有機農法で稲作をしている登内耕治さんが先生をつとめた。
5月に手植えしたコシヒカリともち米のミヤコガネモチは、順調に育っていて、2アールの学校の田んぼは、青々としている。
合鴨4羽を放って草取りを任せているが、まだ小さいため雑草に負けてしまい、本来の役目は果たせていない。合鴨は手押し除草機が入るため緊急避難した。
使い方の説明を受け、作業を開始した。
慣れない機械にてこずりながらも、がんばって除草機を押していた。
除草機で刈った雑草は、土の下に埋めこまれる仕組みで、人が歩くことによって、根に酸素を送りこむことができるという一石二鳥の作業。
除草剤は一切使わず、今後の草取りは、合鴨にまかせる。
11月中旬には、保護者を交えた収穫祭を開いて、採れたお米を全員で味わう計画。 -
長野県の遺跡発掘2010
長野県での遺跡発掘調査の成果を展示する「長野県の遺跡発掘2010」が、伊那文化会館で開かれている。
展示会は、昨年度の発掘調査の結果を見てもらおうと長野県埋蔵文化財センターが毎年開いているもので、伊那文化会館では今年で7回目。
会場には、12遺跡から出土した432点が並んでいる。
他にも、約3万5千年前のものから、800年ほど前の出土品が展示されている。
また、模造土器の立体パズルや、ジグソーパズルなどの体験コーナーも用意されている。
「長野県の遺跡発掘2010」は、8月1日まで伊那文化会館美術展示ホールで開かれている。 -
平成18年7月豪雨の復旧現場見学
伊那市の西春近南小学校の6年生は8日、平成18年7月豪雨で土石流被害のあった柳沢地域の復旧現場を見学した。
バスに乗って、子ども達がやってきたのは、前沢川の砂防工事現場。
豪雨で土石流が発生した前沢川では、えん堤工事が完了し、現在、川の流れをゆるやかにする床固め工の工事が行われている。
建設を行っている伊那建設事務所は、年に1回、管内の工事を一般にも見てもらおうと見学会を開いている。
今回は、土石流被害にあった柳沢地区の子どもも通う、西春近南小学校の児童を対象に見学会を開いた。
18年豪雨はどのような災害だったのか、また復旧工事がどのように進められているか、現場を見ながら説明が行われた。
前沢川の砂防工事は、総事業費4億5000万円ほどで、今年9月ごろ、概ねの工事が完了する予定。 -
保育園の建て替えや統廃合検討へ
伊那市の今年度の保育園の運営などを検討する協議会が7日開かれ、新たな委員が委嘱された。
協議会では、白鳥孝伊那市長から、新しい委員に委嘱書が手渡された。
委員は、市の主任児童委員や保護者など15人。
白鳥市長は、「自然豊かなこの地域を存分に活用して、子どもたちが、育ち、ずっと暮らして、誇りを持てる子育てを行っていきたい」と挨拶した。
また正副会長の選任も行われ、会長には市議会議員の黒河内 浩さん、副会長には、主任児童委員の上柳明美さんが選ばれた。
黒河内会長は、「形式的な協議会ではなく、保育形態・保育内容まで踏み込んだ議論をしていきたい」と挨拶した。
協議会では、保育園について意見交換が行われた。
委員からは、「高遠第1、第4や、竜東・竜西などの名称は、どこにある園か分かりにくい」「保健師と保育園の連携を進めるべきでは」といった意見が出されていた。
伊那市では、老朽化した保育園の建て替えや、統廃合、民営化の検討など、来年度から10年間の保育園の整備について、今年度、計画を策定する予定。
協議会に対し、9月ごろ、計画案が示され、統廃合の対象となる保育園の検討などを行い、11月ごろ、市長に報告される予定。 -
新館長の武井文一さん就任あいさつ
伊那市高遠町の信州高遠美術館の新しい館長となった武井文一さんが8日伊那市役所を訪れ白鳥孝市長に就任のあいさつをした。
武井さんは伊那市高遠町出身の61歳で信州大学教育学部卒業後、 農協の職員となった。
平成2年に学芸員の資格をとり、平成5年から信州高遠美術館の職員として勤務してきた。
今月開かれた伊那市教育委員会定例会で、新しい館長に決まり今日、白鳥市長に就任のあいさつをした。
武井さんは「多くの人が美術館に足を運んでくれるような企画を考えていきたい」と話していた。
信州高遠美術館は平成4年に開館し、武井さんが3代目の館長。 -
橋爪まんぷさんの花スケッチ展
伊那市の漫画家、橋爪まんぷさんの花スケッチ展が8日から、ベルシャイン伊那店で開かれている。
会場には、庭の花、野の花、里山の花など身近にある花を描いた作品が並んでいる。
作品数は、「花」の語呂合わせで87点。
橋爪まんぷさんは、毎年ベルシャイン伊那店で展示会を開いていて、今年は花の作品を展示した。
作品は水彩画で、花だけを描いたもの、花と風景を描いたものなどがある。
作品の題名も、花の名前のほかに四字熟語などが書き添えられている。
橋爪まんぷさんの花スケッチ展は13日(火)まで、伊那市のベルシャイン伊那店で開かれる。 -
市営住宅からの暴力団排除の協定を締結
伊那市と伊那警察署は8日、市営住宅からの暴力団員排除について連携する協定を締結した。
伊那市役所で協定の調印式が行われ、白鳥孝市長と依田公雄伊那警察署長が協定書を取り交わした。
伊那市では6月30日に、市営住宅から暴力団員を排除することを定めた条例が施行された。
これを受け今回、協定が締結された。
協定内容は、暴力団員かどうか確認のための情報提供、暴力団員を退去させる場合の支援などとなっている。
これにより伊那警察署管内の4市町村すべてが伊那警察署と協定を締結した。 -
伊那消防組合規律訓練
伊那消防組合の規律訓練が6日、伊那市の市民体育館で行われた。
訓練は、消防活動の基礎となる動作などを再確認しようと毎年この時期に行われている。
伊那消防組合管内の署員合せて70人が参加し、訓練では回れ右などの基本動作やさまざまなパターンの整列を繰り返し行った。
消防署員らは、一つひとつの基本動作を確認しながら訓練を行っていた。
伊那消防組合では、秋に大規模な災害を想定した訓練を行う計画という。 -
消防関東大会出場チーム激励会
14日に神奈川県で開かれる関東消防救助技術大会に出場する伊那消防署の引揚救助チームの激励会が7日、伊那消防署で開かれた。
伊那消防組合長の白鳥孝伊那市長らが見守る中、実技を披露した。
引揚救助チームは、6月19日に長野市で開かれた県消防救助技術大会で優勝し、伊那消防署では7年ぶり2回目の関東大会出場を決めた。
引揚救助訓練は、5人1組で地下にいるけが人などを救助するという想定で行われる。
7メートルの壁を下り、ケガ人を救助して上に登るまでの時間を競う。
関東大会の引揚救助訓練の部には24チームが出場する予定で、上位6チームが全国大会に出場できるという。
白鳥組合長は「練習の成果を発揮して、ぜひ全国大会に出場してほしい」と激励していた。
関東大会は、14日に神奈川県厚木市で開かれる予定。 -
山岳写真家津野祐次さん写真展「水の美風景」
伊那市長谷の長谷アルプスフォトギャラリーで、津野祐次さんの写真展「水の美風景」が開かれている。
会場には、川や滝、海など水をテーマにした写真33点が並べられている。
これらの写真は山岳写真家の津野さんが、山とともに自然の風景をつくりだしている川や湖などにも目を向けようと、およそ25年かけて撮りためたもの。
写真には北は青森から南は熊本まで、また四季を通しての水の風景が映し出されている。
作品のうち石川県で撮った「東尋坊」は波しぶきと、波により削られた岩肌により海の力強さが表現されている。
また長野県木島平で撮った「樽滝」は、上流にダムができたことから普段は水が流れていない。しかし地区の祭りがある5月8日は水を流すことになっていて、それに合わせて撮影をしたという。
ほかに伊那市高遠町で撮った「岩と清流」はスローシャッターで撮ることにより水の流れが幻想的に映し出されている。
津野祐次さんの写真展「水の美風景」は9月26日までの土・日・祝日に開かれている。8月13日から16日は毎日開館。入場料は大学生以上100円、高校生以下無料。 -
高遠でブルーベリー狩り
伊那市高遠町の勝間ブルーベリー生産組合「さんベリー」は、今年から畑を開放して摘み取り体験を始めた。
収穫の時期を迎えたブルーベリー畑には、今朝、地域の住民が摘み取りに訪れていた。
勝間ブルーベリー生産組合「さんベリー」は、桜以外の観光資源を開発しようと6年前に発足した。
勝間にあるさくらの里近くの30aの畑には、無農薬で育てた6種類のブルーベリー千本が植えられている。
摘み取り体験は、小学生以上1人500円で食べ放題、100g200円で持ち帰ることもできる。
入園には予約が必要で、7月いっぱい楽しめるという。 -
医師が救急車に同乗し訓練
医師と消防署の救急隊員が連携を図ろうと、伊那消防署で6日から、救急車に医師が同乗し、搬送する実習が行われている。
これは、医師に救急現場を知ってもらい、救急隊員は医師の対応を学び今後に生かしていこうと、その年に伊那中央病院の地域救急医療センターに配属された救急医と研修医を対象に毎年行われている。
実習では、医師が実際に出動する救急車に同乗し、現場へ出動する。
6日は夕方まで救急車の出動がなかったため、救急車に備えられている機器を確認したり、人形を使った救急処置の訓練に参加した。 -
ごみの再利用など3R検討
伊那市ごみ減量化・資源化推進委員会が6日、開かれ、再利用やリサイクルなどを推進するための施策について検討した。
検討したのは、出すごみを減らす「リデュース」、使えるものを再利用する「リユース」、一度使ったものを別のものに再生させて利用する「リサイクル」の3Rの普及について。
3つの班に分かれて検討した。
そのうち、ある班では、ごみ減量のため、マイバックやマイハシを普及させるにはどうしたらよいかなどを話し合った。
委員からは、「ごみを出さない意識の高い人はいるが、そうでない人をどう巻き込んでいくかが課題」などといった意見が出されていた。
3Rについては、今後、各班から出された意見をまとめ、11月に白鳥市長に報告する予定。 -
青葉の会写真展
上伊那の写真愛好家でつくる「青葉の会」の作品展が、伊那市西箕輪の日帰り温泉施設「みはらしの湯」で開かれている。
写真展では雪解けの北アルプスと一面に咲いた菜の花を写した作品のほか諏訪大社御柱祭の氏子たちを写したもの、池田町のヤマザクラを写したものなど、さまざまな作品18点が展示されている。
青葉の会は、上伊那を中心とする写真愛好家でつくるグループで、現在は60代から80代の18人で活動している。
多くの人に自分たちの作品を見てもらおうと毎年みはらしの湯で作品展を開いている。
今回は、会員それぞれが各地で撮影してきた作品1点を持ちよった。
作品展は今月末まで、みはらしの湯で開かれている。 -
デコレーショントラック愛好者が寄付
デコレーショントラックのチャリティー撮影会を開いた、岩本光市さんが5日、伊那市役所を訪れ、白鳥孝伊那市長に寄付金を手渡した。
岩本さんがチャリティー撮影会の会場を借りたお礼として伊那市に7万円を寄付した。
岩本さんは、トラックの荷台に絵を描いたり、装飾品をつけたりする、デコレーショントラックを趣味としている。
チャリティー撮影会は先月、伊那市高遠町の山田河原で行われ、岩本さんが全国の仲間に呼びかけたところ300台ほどのデコレーショントラックが集まったという。
今年が3回目の開催で当日は写真撮影会など、同じ趣味を持つ者同志、わきあいあいと過ごしたという。
岩本さんは、「長野県は地理的に日本の中心にあるので全国から集まってもらえる。来年も開催したい」と話していた。 -
浴衣姿で窓口対応
七夕を前に、JA上伊那では、職員が浴衣姿で窓口対応をした。
JA上伊那では七夕に合わせて浴衣での窓口業務を行っている。
このうち伊那市の伊那支所では、6人の職員が浴衣姿で接客を行っていた。
伊那支所では10年ほど前からこの時期に浴衣での接客を行っていて、ある職員は「普段とは違って、新しい気持ちになれる」と話していた。
支所では、七夕飾りが飾られていて
短冊に願いを書いた人には、ジュースとお菓子がプレゼントされた。
伊那支所では、浴衣での窓口対応を7日も行う。 -
伊那市と上田市の諏訪形区同士が交流
伊那市西春近諏訪形区は4日、上田市の諏訪形自治会を招待し、諏訪形集落センターなどで交流会を開いた。
伊那市西春近諏訪形と上田市の諏訪形会は、同じ名前の自治組織として、1979年昭和54年に友好提携していて、今年で31年目になる。
1年おきに交互に訪問し、お互いの事業について理解を深め合っている。
今回は、伊那市が招待する番で、上田側からは24人が訪れた。
一行は、小林良幸区長の案内で、秋の建て御柱で使う1の柱を見学し、近くにある諏訪神社を参拝した。
上田市諏訪形区は、市南部の千曲川左岸の地区で、戸数は800戸ほど。地区内に諏訪神社はあるが、御柱の行事は行なわれていないという。
一行は、地区内の見学を終えると諏訪形集落センターへ。伊那市諏訪形の市民が歓迎の拍手で出迎え、交流会が始まった。
伊那市諏訪形の小林区長は、「この友好関係が末永く続くことを願いたい」と歓迎のあいさつをすると、上田市諏訪形の宮下修身自治会長は、「地域を挙げて今真田幸村のNHK大河ドラマ化に取り組んでいる」として協力を求めていた。
乾杯の合図で懇親会が始まると、会場は一気に和み、酒を酌み交わしながら、お互いの近況報告や、地域の自慢や課題などの話題で盛り上がっていた。