-
そまっこクラブ間伐作業
子ども達が森林の役割や大切さを学ぶ、伊那市公民館運営協議会主催の活動が15日から始まり、子ども達が間伐作業などを体験した。
標高1800mの伊那市長谷の鹿嶺高原で作業が行われた。
「そまっこクラブ」と名付けられたこの活動は、公民館運営協議会が子ども達に森林の役割や大切さを学んでもらおうと初めて開いた。
そまっことは、木を切る作業を中心とした山仕事「そま」をする子どもを意味している。
この日は伊那市内の親子11組約30人が参加し、上伊那森林組合の宮下定博さんから指導を受け、間伐作業を行った。
宮下さんは「本数が多すぎると木が効率よく成長できなくなってしまう」と子ども達に間伐について説明していた。
子ども達はのこぎりで木を切ったり、切った木の年輪を数えたりしていた。
公民館運営協議会の池上謙さんは「子ども達に木の大切さや自然の中で遊ぶ楽しさを知ってもらいたい」と話していた。
そまっこクラブの活動は年内中にあと2回計画されていて、間伐材を利用した箸づくりや自然観察を予定している。 -
少年柔道大会
小学生が柔道の団体戦で戦う大会が9日、伊那市武道館で開かれた。大会には、南信地域の13の道場から19チーム、88人の小学生が出場し、互いに稽古の成果をぶつけていた。
大会は、心身の健全育成や親睦を深めようと、社団法人長野県柔道整復師会南信支部が開いていて、今年で17回目となる。
大会の結果、伊那ケーブルテレビ放送エリア内では、伊那市の創武館道場Aが準優勝し、4位までに与えられる県大会出場の切符を手にした。
県大会は7月に松本市で開かれる。 -
伊那市副市長に酒井茂氏再任
伊那市の白鳥孝市長は、14日の臨時市議会に、副市長に現在の副市長の酒井茂さんを選任する議案を提出し、全会一致で可決された。
副市長に選任された酒井茂さんは、57歳。
東春近原新田。
京都大学農学部を卒業後、昭和50年に市役所に入り、企画課長、地域まちづくり特命参事などをつとめ、平成16年に旧伊那市の助役に抜擢された。
合併後の平成18年からは、新しい伊那市の助役をつとめ、平成19年からは統括副市長として、新ごみ中間処理施設の用地選定などにも携わった。
取材に対し、酒井副市長は再任について「これまで6年間やってきて、思い起こすと大変な6年間だったと感じている。これからの4年間も大変な4年が始まるのかなと感じている。市の職員の皆さんと一丸となって市の発展に全力を尽くしたい」と話した。
議会の中で、白鳥市長は、副市長を2人から1人とする条例改正案も議会に提出し、全会一致で可決された。
白鳥市長は、「前小坂市長は、市町村合併後、行政改革・産業立地・情報化・子育て支援を特に推進するために、副市長を2人にしたが、これからは副市長を中心に、各部課長が推進役となって、施策を分担し、業務を推進するものとしたい」と提案理由を話した。
酒井副市長の任期は、17日から4年間となっている。
14日の臨時議会には、16日付けで任期が満了となる教育委員の任命も行われた。
現在教育委員長で長谷の松田泰俊さんは再任、信州大学農学部卒で伊那中学校の校長をつとめた久保村清一さん66歳は新任。
任期満了に伴い、北原明教育長は退任する。
新しい教育委員長と教育長は、17日の臨時教育委員会で決定する。 -
伊那米試験地で田植え
上伊那での米の成育や収量、食味等のデータを採取するため、伊那市美篶の試験田で14日、10品種の苗が植えられた。
14日は、JA上伊那や上伊那農政事務所などでつくる伊那米総合試験地運営委員会の会員約30人が、10品種の苗を試験田に植えた。
毎年同じ時期に行っているもので、条件を同じにした田んぼでの種類ごとの稲の生育状態や収穫量、食味などを調べる。
今年は、上伊那地域で栽培されているコシヒカリやあきたこまちの他、将来県の推進品種とするための2種類の試験品種などが植えられた。
また家畜のエサに使われる米で、「ふくおこし」と呼ばれる飼料稲も植えられた。
14日植えた苗は、9月に収穫しデータを取って、今後の栽培指導などに役立てるという。 -
美篶周辺の歴史を学ぶ会 開講
伊那市美篶の住民による周辺地域の歴史を学ぶ会が、美篶きらめき館で14日、始まった。
美篶公民館は去年から「美篶の歴史を学ぶ会」を開いてきたが、今年は地区を離れ、周辺地域の歴史を中心に学ぶ講座を企画した。
講座では、美篶に関わりの深い高遠町地区を中心に歴史を学習していく。受講者は美篶在住の28人。
講師は、高遠町歴史博物館の北原 紀孝館長が務めた。
14日の講義では、高遠城が造られた歴史などを話した。
美篶周辺の歴史を学ぶ会では、年間22回の講座を計画している。講座では、高遠町の進徳館などの施設も見学する予定。 -
北原明教育長退任式
日に任期満了を迎える伊那市の北原明教育長の退任式が、14日、伊那市役所で行われた。
退任式には教育委員会の職員などおよそ50人が出席した。
北原教育長は、昭和38年に教職に就いてから、静岡県と長野県で教鞭をとり、伊那北高校や佐久長聖中学の校長を歴任、平成15年に旧伊那市の教育長に就任した。
旧市で3年、新市で4年の計7年間教育長を務め、任期中には生涯学習センターや伊那市創造館の立ち上げ、伊那市独自の学力テストの実施などに尽力した。
松田泰俊教育委員長は「7年間の足跡は伊那市の教育のあるべき姿を示してくれた。本当にお疲れさまでした」と話した。
北原教育長は「今まで協力してくれたみなさんに本当に感謝したい。市民の命が輝くような素晴らしい学びを生み出していってほしい」とあいさつした。
17日には新しい教育長の就任式が行われる予定。 -
上伊那地域医療再生事業作業部会全体会議
上伊那広域連合は、公立病院の機能再編や経営効率化を目標とする上伊那地域医療再生事業で、具体的に検討を進める7つの作業部会を立ち上げた。
13日夜、伊那合同庁舎で開かれた会議には、上伊那の公立3病院の関係者や医療福祉関係団体の代表など60人が出席した。
上伊那地域医療再生事業は、国から22億円余りの補助を受け、公立3病院の機能再編や病床利用率を上げる経営の効率化、医療従事者の増加、里帰り出産制限の緩和を平成25年度をめどに目指す取組み。
今回設置された作業部会は、その目標に向けて具体的に検討を進めていくためのもの。
地域救急センターの充実、運営などについて検討する救急医療部会、病院の移転新築などを検討する辰野総合病院施設部会、地域医療支援センターの設置、運営について検討する地域連携ネットワーク部会、医師確保部会など7つの部会が設置される。
各部会は、それぞれ10人ほどで構成され、早いところは、来週から検討に入る。
6月をめどにプランをまとめ、7月の運営連携会議で決定し、県の9月補正予算に反映させていくことにしている。 -
伊那市議会 議長に伊藤泰雄さん選出
伊那市議会臨時会が13日開かれ、新しい議長に伊藤泰雄さん、副議長に飯島尚幸さんが選ばれた。
伊那市長・市議選後初となる臨時議会が開かれ、市議会議長・副議長が選出された。
立候補届出の締め切りだった11日までに、正副議長に1人ずつが届出を行い、指名推薦で選出された。
議長となった伊藤泰雄さんは62歳。旧伊那市から数えて市議会議員は5期目。
就任にあたり、「新しい市が誕生してから4年が経過し、これからは骨組みを組み立てる重要な時期で議員の果す役割は大きい。活力ある長野県一の議会にしていきたい」とあいさつした。
また、自治基本条例の制定を目指す仮称・議会活性化特別委員会と、バイパスの整備などを検討する仮称・道路問題特別委員会の2つを設置したい考えを示した。
また、副議長となった飯島尚幸さんは64歳。旧伊那市時代から数えて4期目。
就任にあたり「活力みなぎる協議ができるよう、議長をサポートしていきたい」とあいさつした。
正副議長の任期は、申し合わせにより2年間。
また、常任委員会などの構成が決まった。
正副委員長は次の通り(敬称略)。
◆総務委員会▽委員長=柴満喜夫▽副委員長=竹中則子◆社会委員会▽委員長=平岩国幸▽副委員長=飯島光豊◆経済建設委員会▽委員長=前沢啓子▽副委員長=中山彰博◆議会運営委員会▽委員長=前田久子▽副委員長=飯島進 -
高遠小児童が「孤軍高遠城」練習
伊那市の高遠小学校の5年生有志は、22日に開かれる進徳館開校150年記念・進徳館の日に披露する舞踊「孤軍 高遠城」の練習に励んでいる。
練習に励んでいるのは、高遠小学校の5年生の有志、10人。
放課後を利用して、週に1縲・回、練習している。
指導しているのは、学校近くに住む重盛 君子さん。
重盛さんは、舞踊の流派である市條流の名取。
孤軍高遠城は、高遠出身の作詞家・北原徳治さんの作詞により昭和41年につくられた。
高遠城主で武田信玄の五男・仁科五郎盛信が、織田軍に高遠城を攻められ、孤軍で奮闘するも討ち死にする様子を歌っている。
重盛さんの師匠である市條 敏久さんが振り付け、昭和60年から25年にわたり、高遠小学校の運動会で子ども達が披露してきた。
運動会では、子どもたちが踊りやすいようアレンジされていたが、元の振り付けが崩れてきたとして、今回、正しい振り付けを有志が学び、進徳館の日に披露することになった。
高遠小学校の児童が孤軍高遠城を披露する「進徳館の日」の行事は、22日(土)伊那市の進徳館・高遠閣を会場に行われる。 -
春の河川一斉パトロール
河原などに不法投棄されているごみの実態を把握するため、県内一斉の河川パトロールが13日、行われた。
パトロールは県の主催で、春と秋の年2回行われている。
県と市町村、警察署が参加し、上伊那では16の河川をパトロールした。
そのうち、伊那市長谷の黒川では、川遊びをする人が多い場所や橋の近くで、ペットボトルやビン、缶、タイヤなどを回収していた。
パトロールで上伊那全体では340キロが集まり、年の秋に比べ20キロほど減少した。
回収したごみは、家庭ごみが多いことから、県では「一人ひとりが意識を高め、市町村の定める方法でごみを処理してほしい」と呼びかけていた。 -
向山僚一油絵展
伊那市高遠町出身の洋画家、向山僚一さんの画業60周年を記念した油絵展が、伊那市旭町のはら美術で開かれている。
会場には、伊那周辺をはじめ信州の風景を描いた作品約60点が並んでいる。
向山さんは、伊那市高遠町藤沢出身の82歳。
現在は東京に暮らしているが、東京と高遠にアトリエを持ち、故郷信州を描き続けている。
地元では7年ぶりの個展で、中央アルプスや南アルプスの山々など自然の風景を描いた作品が多く並んでいる。
向山僚一さんの油絵展は18日まで。 -
元高遠町長伊東義人さん春の叙勲報告
春の叙勲で旭日双光章を受賞した元高遠町長の伊東義人さんが11日、白鳥孝伊那市長に受賞の喜びを報告した。
伊東さんが受賞した旭日双光章は、行政分野などで顕著な功績があった人に贈られる勲章。
伊東さんは現在77歳。
昭和25年に現在の高遠町河南地区にあった旧河南村の職員になった。その後、平成4年12月から平成12年6月まで旧高遠町の助役を務め、平成12年11月から平成18年3月までの5年5カ月にわたり町長を務めた。
特に平成18年の市町村合併では、町民との懇談を重ねたり、意向調査を行うなど、町民の意見を聞きながら合併の推進に尽力したとして受章した。
白鳥市長は、「今回の受章は高遠時代の功績と、合併への尽力の結果。伊那市としても栄誉なこと」と祝福した。
伊東さんは、「身に余る光栄。旧高遠の町民の皆さんを代表していただいた。今後は地域に恩返ししていきたい。また、名君保科正之公の大河ドラマ化実現のため微力を尽くしていきたい」と話していた。 -
ママさんバレー リーグ戦開幕
伊那市ママさんバレーボール協議会の第30回リーグ戦が11日、開幕した。
開幕式では、昨年の優勝チーム「マザーズ」から、優勝カップが返還された。
伊那市ママさんバレーボール協議会には、市内在住の主婦でつくる8チーム110人が加盟していて、年間を通して週1回、練習をしている。
会長の飯塚みどりさんは「今シーズンも、ケガをしないよう健康にも気をつけてバレーを楽しみましょう」と呼びかけた。
また、全チームを代表して「たんぽぽ」の板山まゆみさんは「練習に送り出してくれる家族への感謝の気持ちを忘れず、今年も新たな気持ちで試合に臨みたい」と選手宣誓した。
リーグ戦は秋までで、11月に決勝戦が行われる。 -
伊那フットサルリーグ開幕
伊那フットサルリーグの2年目のシーズンが始まり11日夜、伊那勤労者福祉センターで開幕式が行われた。
開幕式には13チーム、約70人が集まった。
式の中で座間正太郎部長は「多くの人たちの協力によりリーグも2年目を迎えることができた。1年間けがのないよう、楽しくプレーしましょう」とあいさつした。
式が終わるとリーグ戦が始まり、選手らはコートせましとボールを追いかけていた。
伊那フットサルリーグはABCの3つのリーグがあり、昨年より4チーム増えて全部で25チームが加盟している。
AリーグとBリーグはサッカー経験者でつくるチームで構成されていて、Cリーグは小学生や女性が参加しプレーしている。
リーグ戦は、前期と後期に分かれていて、それぞれ2回戦総当たりで行われる。
リーグ戦は11月頃まで続き、リーグ戦終了後は諏訪や長野のリーグとの交流戦も予定されている。 -
芽と実よみきかせの会開講
伊那市の美篶公民館の新しい講座「芽と実よみきかせの会」が12日、開講した。
この講座は、読書の楽しみを知ってもらおうと、美篶小学校の児童を対象に開かれた。
初日は、会場となった美篶きらめき館に児童やボランティアら約40人が集まった。
読み聞かせに使われる本は、南箕輪村にある南信病院の近藤廉治院長が寄贈したもので、その数は約600冊に上る。
読み聞かせは、市内のボランティア16人が担当するほか、今後は保護者にも協力を呼びかけていく。
読み聞かせの合間には手遊びなども行われ、子どもたちは楽しい時間を過ごしていた。
同講座は来年3月まで、低学年と高学年別に月1回のペースで開かれることになっている。 -
小沢花の会シバザクラ見ごろ
伊那市の「小沢花の会」が管理している広域農道沿いの「花の公園」で、シバザクラが見ごろを迎えている。
花の会によると、見ごろは20日ころまでだという。 -
竜南保育園でヨモギ餅作り
伊那市の竜南保育園の園児と地元のお年寄りが11日、ヨモギ餅作りに挑戦した。
11日は年長園児と地元お年寄りが、先月保育園の近くの畑で摘んだヨモギを使ってヨモギ餅作りに挑戦した。
最初に、園児たちが手や棒を使って、袋に入れたヨモギをつぶし、白玉粉の中に水とつぶしたヨモギを入れ、お年寄りがこねた。
粉とヨモギが徐々に混ざると、生地は鮮やかな薄緑色になった。
しっかり混ざった生地を、今度は園児たちが一口サイズに丸めていた。
最後に給食室でゆでて完成。子供たちはヨモギの香りを楽しみながら、自分たちで作ったヨモギ餅の味を味わっていた。 -
伊那市副市長 酒井茂氏再任へ
伊那市の白鳥孝市長は、次の副市長に現在の副市長の酒井茂さんを再任する意向を固め、14日の市議会臨時会に諮る見通しであることがわかった。
酒井茂副市長の任期は、5月16日まで。
副市長は、市長が任命するが、議会の同意が必要となる。
11日非公開で開かれた市議会の会派代表者会議で、白鳥市長が議員にその旨を説明し、理解を求めた。
伊那ケーブルテレビの取材に対し白鳥市長は「酒井さん以上の適任者はいない」と話した。
同じく取材に対し酒井さんは「重く受け止めしっかりやっていきたい」と話していた。
酒井さんは2004年に小坂樫男前市長より助役に選ばれた。
2006年の合併後は新しい伊那市の助役を務め2007年からは統括副市長を務めている。
副市長を決める人事案件は、14日の市議会臨時会に提出されることになっている。 -
太極拳体験会
太極拳を身近に感じてもらおうと10日夜、伊那市の長谷公民館で太極拳の体験会が開かれた。
体験会は4月26日から始まっていて。今回が2回目。
これは、普段接する機会のない太極拳を体験してもらおうと長谷公民館が開いたもので、この日は8人が参加した。
指導にあたったのは太極拳の愛好家グループ「越百」の矢田雅子さん。
矢田さんは、見本を見せながら太極拳の基本的な動作をアドバイスし、参加者は、矢田さんの動きを見ながら手足を動かしていた。
矢田さんは「太極拳は体に負担なく出来る運動。肩こり予防などにもなる」と話していた。
長谷公民館では、6月から太極拳の教室を始めることにしている。 -
アマランサスのある暮らし写真展
伊那地域で特産化を目指している雑穀「アマランサス」の写真展が、伊那市役所で開かれている。
写真展は、アマランサスの特産化を目指している伊那地域アマランサス研究会と伊那商工会議所開いた。
昨年の秋、「アマランサスのある暮らし」と題して作品を募集し、その中から入選作品14点を選んだ。
展示会では、その入選作品を展示している。
このうち、最優秀賞に選ばれた伊那市富県の小林兼久さんの作品は、アマランサスと夏の南アルプスを写した作品。
この「アマランサスのある暮らし」写真展は、21日まで市役所の市民ホールで開かれている。 -
はらぺこでしょう油の仕込み
伊那市東春近の保育園「山の遊び舎はらぺこ」で10日、しょう油の仕込みが行われた。
しょう油造りは今年で3年目になる。
この日は、手作りしたしょう油の麹と塩水を混ぜる作業をした。
今年は、大豆と麦をそれぞれ30キログラム使って、しょう油麹を手作りした。
麹を塩水の中に入れ、棒を使って混ぜた。
園児は、おいしいしょう油ができるように、交代で麹と塩水を混ぜていた。
麹と塩水が混ざったところで保存するための樽に入れた。
樽は、園内のビニールハウスで保存し、年明けにしょう油を搾るという。 -
西町区民さわやかウォーキング
伊那市西町の住民が地区内を歩きながら交流を深める行事、さわやかウォーキングが9日、行われた。
さわやかウォーキングは、西町で行われていた運動会にかわる行事として始められたもので今年で7回目。
子どもからお年寄りまで無理なく参加できる行事として定着していて地域の名所や史跡も見学する。
今回は約140人が西町公民館から伊那西小学校までの道のり9キロほどを、景色や会話を楽しみながら歩いていた。
西町の上島憲区長は「いろいろな行事があるなかで、これだけの人たちが参加してくれたことはうれしいこと。地域住民の親睦が深まった」と話していた。 -
サンデーソフトボール開幕
サンデーソフトボールの開会式が9日、伊那市の富士塚スポーツ公園運動場で行われ、今シーズンのリーグ戦が始まった。
開会式にはサンデーソフトボール連盟に加盟する9チームの選手が参加した。
式では昨年の優勝チーム、ロジテックが優勝旗を返還した。
式が終わるとリーグ戦が行われ、選手らは、はつらつとプレーしていた。
サンデーソフトボールは40年ほどの歴史があり、リーグ戦では9チームが2試合ずつ総当たりで順位を競う。
会長の伊藤昌弘さんは、「ケガをしないよう、1年間ソフトボールを楽しみたい」と話していた。
サンデーソフトボールのリーグ戦は月に2回ほどのペースで10月まで行われる。 -
遠照寺でぼたん祭り開園
伊那市高遠町山室の遠照寺で9日、牡丹祭りの開園式が行われた。
開園式には檀家や地区の子どもら約50人が集まった。
開園式では花まつりも合わせて行われ、子どもたちが用意されたお釈迦様の像に甘茶をかけていた。
ぼたん寺として知られる遠照寺には、160種類、2千株のぼたんが植えられている。
牡丹祭りは今年で27年目を迎え、松井教一住職によると、昨年は期間中約5千人が訪れ賑わいをみせたという。
今年は4月に気温の低い日が続いたことから、開花が例年より遅れていて花の見ごろは今月20日頃から6月上旬と予想している。
境内への入園は、花が咲き始めたころから有料となり入園料は400円。
また牡丹祭り期間中は、地元そばの会による手打ちそばの販売も行われることになっている。 -
ルネッサンス西町の会が桜植樹
伊那市西町の商店主や住民の有志でつくるルネッサンス西町の会が10日、桜の植樹を行った。
ルネッサンス西町の会会員5人と、竜西・竜南保育園の年長園児66人が、春日公園三の丸西側に桜の苗木を植樹した。
園児達は大きく育ちますようにと思いを込めながら土をかぶせていった。
春日公園の桜を絶やさないようにと始められたこの植樹は今年で7年目で、今回はヒガン桜5本を植えた。
公園内にはソメイヨシノ150本とヒガン桜70本が植えられていて、市内では高遠城址公園に次ぐ桜の本数となっている。 -
諏訪形諏訪神社御柱
七年に一度行われる、伊那市西春近諏訪形区の諏訪神社御柱祭。
秋の本番を前に9日、氏子らは区内の山林で、四本の柱の見立てを行った。
朝6時、諏訪神社に氏子20人が集まり、お祓いをした後、区内の山林で、見立ての儀を行った。
氏子らは、御柱となる、もみの木や杉の木の前に到着すると、注連縄と柱の表示の取り付けや、清めを行い、祭りの安全を祈願した。
今回の祭りでは、幹の太さが、約2メートルある御柱もあり、氏子らは、「今までの柱でも覚えの無いくらい太い柱。
区民の力を合わせ、祭りを成功させたい」と話していた。
諏訪形の御柱祭と里曳きで行われる騎馬行列は、伊那市の無形民俗文化財に指定されている。
また、県内各地で春に御柱祭が行われるが、諏訪形区の御柱は、秋に行われるのが特徴。
4本の御柱は、来月13日に、斧入れ式で伐採され、9月5日に山出し、10月2日に里曳きが行われる。 -
上伊那口腔保健センター開所
上伊那歯科医師会が運営する上伊那口腔保健センターが、新しい伊那市保健センター内に移転し8日、開所式が行われた。
上伊那歯科医師会の会員らが集まり、テープカットで開所を祝った。
口腔保健センターは、伊那市保健センター内に設けられ、歯科治療のための診療台2台が備えられている。
口腔保健センターでは、日曜日の午前中に緊急診療を行うほか、平日は歯科衛生士による歯科保健相談を行う。
また、歯科指導のため各市町村の健診などに歯科衛生士を派遣している。
日曜緊急診療は1日平均7人の利用があるという。
口腔保健センター所長で、上伊那歯科医師会の窪村満会長は、「歯科疾患と全身疾患の関連の予防のための保健指導が、医科、歯科連携で行えるようになると思う。歯科保健の活動拠点として邁進していきたい」と話していた。 -
ローズランチ 今年も
伊那市の高遠さくらホテルは、6月から始まるバラまつりにあわせたローズランチの新作メニューを7日発表した。
ローズランチは、1日限定30食。税込み2,000円。
前菜は、サーモン・マグロスモーク・タコのバラ園飾り、スープは、牛バラ肉豆入りのバジル風味の野菜スープメインは、エビ・ホタテのグリルサフランライス添え
デザートは、バラクレープとグレープフルーツシャーベット、これにパンかライス、独自ブレンドのローズティーが付く内容。
丸山拓(ひろし)総料理長は、「今年は、シーフードをメインに女性をターゲットにした」として、「特製ソースとのハーモニーを楽しんでもらいたい」と話している。
ローズランチは、しんわの丘ローズガーデンのばらまつり期間中の6月5日から1か月間の提供予定。 -
下殿島の親子が農業体験
伊那市東春近下殿島区の親子が5日、ジャガイモやネギなどを畑に植えた。
5日は、下殿島区の親子13組30人が集まり、ジャガイモやネギの苗を植えた。
これは地元農家でつくる下殿島集落農業振興センター運営委員会が今年初めて開いた。
農作物をつくる苦労や食の大切さを知ってもらおうと企画した。
親子は、植え方を教わりながら、土の中にジャガイモやネギを植えていた。
小笠原 文明委員長は、「農業を通じて区民同士の交流も深めてもらいたい」と話していた。 -
母の日に贈る親と子の音楽会
5月9日は母の日。
伊那市のいなっせでは8日、小さい子どもを持つ母親が気軽に音楽を楽しめる「母の日に贈る親と子の音楽会」が開かれた。
NPO法人クラシックワールドが毎年開いているもので、今回で13回目になる。
幼い子どもの入場が制限されるコンサートが多いため、母親にもコンサートを楽しんでもらおうと開かれている。
音楽会には、この趣旨に賛同する地元の音楽教室の指導者や、母親でつくる合唱団などが出演した。
フルートやバイオリン、歌などで、アニメ映画の音楽やクラシックの曲が次々と披露された。
訪れた母親らは、周囲に気兼ねすることなく、子どもと一緒に音楽会を楽しんでいた。