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伊那小夏組の卒業生 伊那北駅前の池の水抜き作業に参加
伊那市が今年度事業で改修工事を予定している伊那北駅前の池の水を抜く作業を4日、今年の春卒業した伊那小学校夏組の子供達が行った。
卒業した夏組の12人が集まり、地元の山寺活性化協議会のメンバーと水を抜く作業をした。
夏組は4年生の時から、駅周辺の活性化のための活動に取り組んでいて、池の掃除にも関わってきた。
卒業を前に、伊那市に駅周辺の整備について提案したところ、市では、古くなった池を改修し土を入れて、子供達から提案があった日時計を置くことにした。
池には鯉や金魚がいて、子供達は池の中に入り、網ですくいあげていた。
ある夏組の卒業生は、「卒業してから池の事が気になっていた。日時計ができる事はうれしい」と話していた。 -
ごみ減量化資源化委員会
広域的協議会設置を提言へ伊那市ごみ減量化資源化推進委員会は4日開かれ、ごみの排出量を減らすための広域的な協議会を設置するよう伊那市に提言する事を決めた。
市役所でごみ減量化資源推進委員会が開かれ、前回グループごとに検討したごみの排出抑制や再利用について、伊那市への提言内容をまとめた。
まとめによると、ごみの排出抑制については、事業者や消費者、行政が一緒になり、上伊那広域で検討する協議会を設置し、レジ袋の削減方法やマイバッグの推進について検討する事、再利用については古着などを販売できるフリーマーケット開催への会場の提供や広報など、市によるバックアップを求めている。
リサイクルについては、その方法について調査が必要として、提言内容の検討は次回に見送られた。
委員会では、あと3回検討をし、11月に白鳥孝市長に提言することになっている。 -
小学生が市の施設を見学
夏休み中の小学生と保護者を対象にした、伊那市の公共施設の見学会が4日開かれ、子供達が自分達の住む地域について理解を深めた。
「わがまち探検ぐるりん号」と題したこの見学会は、市政に関心を持ってもらおうと伊那市が毎年行っている。
このうち、市役所市長室では、白鳥孝市長と話をしたり、市長のイスに座らせてもらって記念写真を撮った。
また議場では、議会の役割を学んだ。
この他、消防署や長谷の化石資料館、創造館などを見学した。伊那市では、公共施設を見てもらう事で、子どもたちに市政対する関心を持ってもらいたいと話していた。 -
伊那消防署が水難救助訓練
水の事故に備えて、伊那消防署の署員らが3日、水難救助訓練を実施した。
3日は、伊那消防署の署員11人が、うきわやロープを使っての救助訓練や、ライフジャケットを着用して、溺れている人を救助する訓練を行った。
伊那消防署では、水に入る機会が増えるこの時期、水難救助訓練を毎年実施している。
これまで、ダム湖などでボートを使った訓練などを行っていたが、今年は流れのある水の中で、救助する時は、どんなことに気をつける必要があるかを知るため、流水プールでの訓練を実施した。
署員たちは、救助の時、溺れている人の楽な体制を確保する方法や、流れのゆるい場所に引き込む方法を確認しながら、訓練に励んでいた。
伊那消防署管内では、ここ数年、水難事故は発生していないという。 -
三峰川連合 上伊那広域連合長に公開質問状
伊那市富県の天伯水源付近への新しいごみ処理場建設に反対している市民グループ「三峰川連合」が、3日、上伊那広域連合長の白鳥孝市伊那市長あてに公開質問状を提出した。
3日は、三峰川連合のメンバー2人が市役所に質問状を提出した後、記者会見を開いた。
今回提出した公開質問状の質問項目は4つで、●現在、建設候補地の地元を富県の、北新区・桜井区の2区に限定しているが、その根拠は何か●新しいごみ処理場の建設候補地となっている天伯水源付近は、環境面からみて、適切な候補地なのかどうかなどについて、回答を求めている。
三峰川連合では、4月に新しく就任した白鳥市長に、新ごみ中間処理施設に関しての考えを問うため、今回、公開質問状を提出した。
三峰川連合では、今月20日までに回答するよう求めている。 -
伊那まつりポスターなど表彰
伊那まつりまであと5日と迫った2日、伊那まつりをPRするポスターコンクールの入賞者と、公式Tシャツデザイン採用者の表彰式が、伊那市役所で行われた。
今年の伊那まつりポスターコンクールの最優秀賞は、西箕輪中学校2年の高橋透君の作品。
高橋君の作品は、全体の色使いや、楽しそうな祭りのイメージが表現されていることなどが評価された。
高橋君は、「ポスター原画に選ばれとてもうれしいです、祭りでは花火が楽しみ」と話していた。
また、公式Tシャツデザインに採用されたのは、市内の広告代理店に勤務する菅原一英さんの作品。
菅原さんのデザインは、何色もの線で表現した天竜川や、天に登っていく白い竜が、これまでにない新しいデザインと評価された。
菅原さんは、「Tシャツを多くの人に着してもらい、皆が一体となり、祭りを盛り上げてもらいたい」と、話していた。
2日は、この他に、ポスターコンクール優秀賞受賞者の表彰も行われ、酒井茂副市長から一人一人に、賞状と記念品等が手渡された。
ポスターは、市内の公共施設や事業所に張り出されていて、公式Tシャツは、祭り当日踊り参加者等が着用している。
伊那まつりは、7日に市民踊り、8日に花火大会が開催される予定。 -
三洋グラビア家族感謝祭
包装用フィルムパッケージの企画・製造・販売をしている伊那市西箕輪の三洋グラビアは、7月31日に本社工場で家族感謝祭を開いた。
家族感謝祭は、従業員の家族に職場を知ってもらい、交流を深めてもらおうと、社員が実行委員会を組織して開いている。
この日は、社員の家族やOB、来春入社を予定している内定者など250人が西箕輪にある本社を訪れ、生産工程を見学した。
髪の毛やほこりを工場ないに入れないよう、専用の帽子をかぶり、エアシャワーをあびた後、工場内に。小さな子どもは、興味深そうに印刷物に触れていた。
正面玄関前の庭では、スイカ割りも行われ、従業員の子どもが楽しんでいた。
また、手づくりの各種露店も立ち並び、訪れた人たちを接待していた。
この家族感謝祭は、今年で3年目で、原敬明社長は、「社員が自ら考えもてなすことで、モチベーションも年々上がってきている」と手ごたえを感じているようだった。 -
創造館で開館記念フォーラム
伊那市創造館で、1日南箕輪村の神子柴遺跡について考えるフォーラムが開かれた。
フォーラムは、伊那市創造館が開館記念フォーラムとして企画した。
創造館では、国の重要文化財である神子柴遺跡から出土した石器などを多数所蔵している。
そのため、今回神子柴遺跡についてのフォーラムを企画し、パネリストに、専門家3人を迎えた。
フォーラムでは、神子柴遺跡から発掘されたものや、発掘時の状態から、この場所がどういう場所だったのかについて話された。
明治大学黒曜石研究センターセンター長の小野昭さんは、「神子柴遺跡から出てきた石器をみるととてもきれいな石器ではあるが、生活するのに不足しないだけのものがそろっている」と話した。
国立歴史民族博物館名誉教授の春成 秀爾さんは、専門家の間では、お墓ではないかと当初から言われていると紹介した上で、神子柴遺跡から男性が身に着けていたとされる石斧が6つ見つかっていることから、ここでは6人の男性が生活していたのではないかとする説を話した。 -
弥生ヶ丘高校男子ソフトボール部インターハイ出場
伊那弥生ヶ丘高校の男子ソフトボール部は、8月から沖縄県で開かれるインターハイソフトボール競技大会に出場する。
27日、ソフトボール部のメンバーが伊那市役所を訪れ、酒井茂副市長にインターハイ出場のあいさつをした。
男子ソフトボール部がインターハイに出場するのは7年連続26回目となる。
6月に開かれた北信越大会で準優勝しインターハイ出場を決めた。
今年のチームは、足が速い選手が多く、外野の守備が堅いことが特徴だという。
伊那弥生ヶ丘高校男子ソフトボール部が出場するインターハイソフトボール競技大会は、8月6日から沖縄県で開かれ、初戦は兵庫県と岡山県の勝者と対戦することになっている。 -
NHKラジオ体操 伊那市で公開放送
NHKラジオ体操の公開放送が30日、伊那市陸上競技場で行われた。
ラジオ体操の公開放送には、伊那市内の子どもからお年寄りまで、約2500人が参加した。
公開放送は、7月20日から8月31日までの毎朝全国各地で行われていて、伊那市で開かれるのは3回目。
直前まで降っていた雨もやみ、集まった人達は元気に体を動かした。
伊那市出身でNHKテレビ体操インストラクターの有賀 暁子さんは「大勢の方が笑顔で体操していたのが印象的でした。元気を世界に発信できたと思う」と話していた。
また、30日参加した人のラジオ体操出席カードには、イーナちゃんスタンプがおされた。
市では、「これを機会にラジオ体操に興味をもってもらい、健康維持と早寝早起きを心がけてほしい」と話していた。 -
K-kidsが全国大会優勝
伊那市を拠点に活動しているダンススクール「K-kids」(ケー・キッズ)は、7月10日・11日に神奈川県で開かれた全国大会で見事優勝した。
29日、K-kidsのメンバーが市役所を訪れ、酒井茂副市長ら職員に華麗なダンスを披露し、大会での活躍を報告した。
大会は、全国こどもチャレンジカップ第5回全国大会で、ケー・キッズの小学4年・5年8人の選抜チーム「ファッシネイト」は、団体のフリースタイル部門で30チーム中、見事優勝を果たした。
29日は、ファッシネイトのメンバーたちがそろいの衣装で登場し、大会と同じ踊りを披露した。
また、小学2・3年生のチーム「フリスク」も3位に入り、K-kidsが団体のフリースタイル部門で1位と3位を占めるという活躍ぶりだった。
「フリスク」のメンバーも同じ踊りを披露し、市の職員から拍手をあびていた。
代表の春日絵理加さんは、「上伊那のこどもたちが頑張っているということを発信できてうれしい」と話していた。
演技を見た酒井茂副市長は、「あいさつ、笑顔、元気が良く感動した。」と話し、子どもたちの健闘をたたえていた。 -
中病新院長に川合博さん(現・県立こども病院副院長)
伊那中央病院の小川秋實院長が8月末に退任し、新しい院長に、現在長野県立こども病院副院長の川合 博さんが就任することが30日わかった。
河合さんは現在62歳、信州大学医学部卒業後、市立甲府病院小児科医長などを経て平成14年から長野県立こども病院の副院長を務めている。
電話取材に対し、川合さんは「伊那中央病院は上伊那の基幹病院なので地域に良質な医療を提供できるよう、がんばりたい。」とコメントした。
この件について記者会見を開いた白鳥孝伊那中央行政組合長は、小川院長の退任理由について、「自分を中病の院長に指名した小坂樫男前市長が退任したことが大きい、と申し出があった。」と説明、また、河合さん選任の理由については、「地域医療にとって信州大学との連携が必要であり信大から推薦を受けた。」と説明した。
河合新院長は9月1日に着任する予定。 -
伊那ファイターズが全国へ
中学生の硬式野球チーム伊那ファイターズは、8月2日から東京都で開かれる全国大会に出場する。
27日、伊那ファイターズのメンバーが伊那市役所を訪れ、酒井茂副市長に全国大会出場のあいさつをした。
伊那ファイターズは、伊那市と南箕輪村、辰野町の中学生39人が所属している。
6月19日から開かれた信越大会で準優勝し、16年ぶり2回目の全国大会出場を決めた。
伊那ファイターズが出場するリトルシニア第38回日本選手権大会は、8月2日から東京都の神宮球場を主会場に開かれる。 -
はせっこサマースクール始まる
伊那市長谷公民館が主催する夏休み中の子どもたちを対象にしたサマースクールが、29日から始まり、公民館で子ども達が昼食を作った。
はせっこサマースクールと名付けられたこの教室は、今年で3年目。
今年は、33人の小学生が参加し、中学生がボランティアでサポートにあたる。
サマースクールは、4日間の日程で、午前は近くの寺で座禅と夏休みの宿題に取り組み、午後は体験学習を行う。 -
文化財パトロールで管理状況など確認
国の重要文化財や史跡などの管理状況や保存状態を確認する「文化財パトロール」が27日、伊那市で行われた。
県の文化財保護指導員が伊那市高遠町、長谷地区を回った。
このうち高遠町の遠照寺では、国の重要文化財に指定されている釈迦堂と、その中にある多宝塔の管理状況を確認した。
多宝塔は、室町時代の1502年に造られ、長野県にある多宝塔としては、一番古いものとされている。
指導員は、色落ちがないか、虫くいはないか、壁に蜂の巣などはないかなど、保存状態を確認していた。
この文化財パトロールは、秋にも行われる事になっている。 -
怪談語る「富県のコワイ夜II」
伊那市の富県ふるさと館で28日夜、怪談を語るイベント「富県のコワイ夜II」が行われた。
このイベントは、夏休み中の子どもの居場所づくり事業「富県こどもおいで塾」の一環で行われた。
去年に続いての開催で、子どもや保護者およそ100人が参加した。
ろうそくの明かりが灯された部屋の中で、富県ふるさと館図書室の読み聞かせボランティアらが、日本や外国に伝わる怪談を披露した。
集まった子どもたちは、怪談に聞き入り、夏の夜を楽しんでいた。 -
生涯学習施策の基本構想検討へ
伊那市の生涯学習施策の指針となる基本構想について検討する審議会が、29日発足した。
教育関係者や関係団体の代表など15人が、白鳥孝市長から委員に委嘱された。
生涯学習基本構想は、合併前の3市町村でそれぞれ策定されていたが、時間がたち実態にそぐわなくなっていることなどから、新しい伊那市として、基本構想を策定する。
生涯学習は、スポーツや文化活動など、自主的な学習活動を意味していて、基本構想では、生涯学習が活発な地域を目指すための理念や計画が盛り込まれる。
白鳥市長は、「シンプルで、使い勝手がよく、小回りのきく構想をお願いしたい。伊那市民の生涯学習の中で息づいていくような意見を出して欲しい」と話し、審議会に諮問した。
審議会会長に選ばれた兼子文徳さんは、「人間関係の希薄化、地域の教育力の減少を感じている。市民が生き生きと生きられる基本構想ができるよう精一杯がんばりたい」と挨拶した。
審議会は、年内に白鳥市長に答申する予定。 -
伊那市保健委員連合会エコキャップ届ける
伊那市保健委員連合会は29日、市民から集まったエコキャップを伊那市の介護センター花岡に届けた。
連合会の役員が、エコキャップ回収の窓口になっている介護センター花岡にペットボトルのキャップおよそ2万4千個を届けた。
これは、発展途上国の子どものためのワクチン30人分の購入に充てられる。
連合会では去年からエコキャップ運動に取り組んでいて、去年1年間で、ワクチン191人分に相当するエコキャップを集めたという。
店長の武田英敏さんは、「連合会の取り組みで、エコキャップ運動のすそ野が広がり、いいきっかけを作っていただいた」と感謝していた。
連合会は今後も活動を続け、10月に開かれる健康まつりでは、エコキャップ回収コーナーを設けて市民に協力を呼び掛けるという。 -
工房COOの佐野さん本出版
伊那市西箕輪の農業公園みはらしファーム内で、手作りおもちゃの体験教室「工房COO」を主宰する佐野博志さんが、本を出版した。
「おもちゃ博士のかんたん!手づくりおもちゃ」は、佐野さんがこれまでに考案した、身近にある材料で、簡単に作れるおもちゃ38種類を紹介している。
佐野さんは「紹介しているのは、簡単に作れるものばかり。本をヒントにオリジナルな遊びを考える”ひらめき”のきっかけとなり、(おもちゃが)世代を超えたコミュニヶーションの道具のひとつになれば」と話した。
「おもちゃ博士のかんたん!手づくりおもちゃ」は、8月3日から全国の書店で発売され、定価1,470円となっている。 -
伊那北高卒業生宅へのオレオレ詐欺
26日夜、伊那北高校卒業生の自宅へオレオレ詐欺とみられる不審な電話が連続してかかってきたことから伊那警察署では注意を呼びかけている。
伊那警察署の発表によると、不審な電話があったのは、26日午後9時半頃から午後11時ころまでの間で伊那市内5件に電話があった。
電話があった家庭を調査したところ5件とも伊那北高校卒業生の自宅だったことがわかった。
電話の内容は、息子を装って名前を言い、インフルエンザにかかった、携帯電話をトイレに落して、ダメになったから番号が変わったなどと家の人に告げたという。
不審に思った家の人が直接息子に電話するなどして確認しオレオレ詐欺の電話だと見抜いた。
27日午後 時現在被害は出ていないということで伊那警察署では、不審な電話があった場合は、振り込め詐欺撲滅ホットライン026-235-2530へ連絡するよう呼びかけている。 -
伊那市9月以降 総合評価一般競争入札試行
伊那市は、一般競争入札に、企業の技術力などを評価に加える総合評価一般競争入札の試行を9月以降に実施する。
これは、27日開かれた伊那市入札等検討委員会で示された。
総合評価一般競争入札は、落札者の決定方法として、価格だけでなく技術的能力を評価し、総合的に優れた企業と契約するもの。
価格以外の評価項目は、企業の工事成績や実績、技術者の資格、障害者雇用などの社会貢献、伊那市との災害協定締結の地域貢献など12項目。
技術的能力を評価に加えることで、企業の技術力の向上や、低価格入札の防止などの効果が期待できるとしている。
伊那市は、金額の大きい工事を試行の対象に想定していて、建設工事等業者選定委員会で対象工事を決めるという。
今後、企業などに新しい総合評価一般競争入札の制度を説明し、9月以降の実施を予定している。
来年度以降については、基本的に実施していきたい考えで、今年度の試行結果を基に検討するという。 -
荒井区少年少女消防クラブ訓練
伊那市荒井区の少年少女消防クラブは25日、消火訓練を内の萱スポーツ公園で行った。小学生14人が参加した。
訓練は荒井区青少年育成会が、子ども達に火に対する知識や規律を学んでもらおうと、毎年この時期に行っている。
訓練用消火器を使って、伊那消防署署員から使用法を学んだ。
使い方を知っている児童が多く、正確に的に当てていた。
また、小型ポンプ操法の訓練では、大人でも大変なホースの扱いを子どもが2人がかりで行い、水の圧力を体で感じていた。
荒井区青少年育成会では、「今日学んだことを、お父さんお母さんに教えてあげてください」と子ども達に呼びかけていた。 -
伊那市中心市街地再生協議会発足
伊那市中心市街地再生協議会が26日発足し、本年度、中心市街地全域でハロウィンイベントを実施することなどを盛り込んだ事業計画案が了承された。
伊那市のいなっせで設立総会が開かれ、商工団体や地域の代表ら約30人が出席した。
会長には、伊那商工会議所の向山公人会頭が選ばれた。向山会長は「行ってみたくなる、魅力ある街づくりを進め、中心市街地を継続的に魅力と活気のある場所にしたい」とあいさつした。
事業は平成24年度までの3年計画で、伊那市の山寺、坂下、荒井、西町の中心市街地で行われる。
事業費の2分の1は県の補助、残りは市や構成団体が負担する。
本年度は、主に再生プラン策定を行う計画で、商店主と住民が共通認識を図る為の講演会の開催や商店街を訪れる人たちへのアンケートの実施、空き店舗の利活用について実態調査などを行う計画。
また、これまで伊那北駅前で行われていたハロウィンのイベントを、中心市街地全域で試行的に実施する計画をしている。 -
新しい天竜橋一部通行可能に
伊那市福島と南箕輪村の北殿にかかる新しい天竜橋は26日から、暫定的に朝夕の時間帯に限り、歩行者の通行が可能となった。
朝は、高校生や近くに住む人など約20人が新しい橋を渡っていた。
これまで使用していた天竜橋は、今月の長雨により橋脚が沈下し、14日から全面通行止めとなっている。
橋を管理する南箕輪村や県などでは、通勤や通学で南箕輪村の北殿駅を利用する人のために、26日から時間限定で、建設中の新しい橋の歩行を可能にした。
新しい橋は、日曜、祝日、お盆の8月13日から17日までを除き利用できる。
利用できるのは午前6時半から8時まで、午後5時から7時までとなっていて、8月18日からは自転車での通行も可能となる予定。
また、橋脚が沈下した天竜橋について、天竜川上流河川事務所では、橋が落ちる恐れがあるとして同日から、休み無しの24時間体制で撤去工事を始めた。
天竜川上流河川事務所では、沈下の激しい橋脚とその上部について、台風シーズン前の9月上旬を目途に撤去を完了させたい竏窒ニしている。 -
西春近てらこや塾始まる
夏休み中の小学生を対象にした「西春近てらこや塾」が26日から、伊那市の西春近公民館で開かれ、市内の小学校に通う児童約60人が参加した。
てらこや塾は、地域で協力して子どもを育てようと、西春近公民館が開いた。
講師は、小学校の校長や伊那西高校の生徒が務めた。
3年生以上は夏休みの宿題をそれぞれ行い、分らないところを教わっていた。
1、2年生は、書き順など基本的なことを全員で学んだ。
西春近てらこや塾は30日まで毎日開かれ、勉強以外にも紙工作や燻製作りなどを行う予定。 -
伊那市そば打ち名人認定証授与
伊那市そば打ち名人の会は、新たに2人を名人として認め認定証を授与した。
新たに名人として認定されたのは、伊那市手良の有賀徹さんと、箕輪町大出の唐澤やち子さん。
24日行われた認定試験で、5項目の審査基準を見事クリアした。
名人の認定は、平成5年から行われていて、これまでに39人が合格している。
またこの日は、オリジナル紙芝居「高遠の殿様と信州そば」がお披露目された。
絵は、まんが家橋爪まんぷさん。脚本を担当した名人の会事務局長の矢島清さんが、説明を加えながら紙芝居を披露した。
そば好きだったとされる保科正之がそばを広めたことや信州そばと江戸そばとの関連性を盛り込んだ内容になっている。
名人の会では、「各地でこの紙芝居を上演し、名君保科正之公と信州そばを内外にアピールしていきたい」としている。 -
NECライティング伊那工場閉鎖へ
東京に本社を置き伊那市美篶に工場があるNECライティング株式会社は26日、伊那工場を閉鎖し、従業員については早期希望退職者を募ることを発表した。
NECライティングは平成12年に設立され、照明器具の開発製造販売を行っている。東京本社のほか、伊那工場、滋賀工場があり従業員数は930人。
このうち伊那工場は平成17年に設立され従業員数は140人となっている。
NECライティングでは世界同時不況の影響を受け収益が落ち込むなか、経営基盤の強化が必須だとして、伊那工場の閉鎖と滋賀工場の一部を閉鎖し生産拠点を中国の上海工場に集約するとしている。
工場閉鎖の時期については今年11月末としている。
現在930人いる従業員については、早期希望退職者の募集やNECグループ内外の会社への配置転換により、630人になると見込んでいる。
この件について伊那市の白鳥孝市長は、「伊那市が誘致した企業なので今回の工場閉鎖は大変残念であり再就職をはじめとする雇用の確保を希望している。市としても力を入れてきたところであり、今後の工場の活用計画などNECグループ全体で考えてほしい」とのコメントを発表している。 -
みはらしファーム夕涼み市でドラゴン踊りコンテスト
伊那まつりまで、あと2週間あまり。
夕涼み市が開かれた伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームでは、24日、初めてドラゴン踊りコンテストが開催された。
コンテストには、6組、およそ20人が参加し、切れの良い動きを見せていた。 -
伊那北駅前 昭和ロマン劇場
JR伊那北駅周辺の活性化に取り組んでいる山寺活性化協議会は、25日駅前昭和ロマン劇場と題した紙芝居のイベントを行った。
暑い日差しが照りつける中、氷菓子で懐かしさを演出、伊那市長谷に伝わる民話を切り絵紙芝居にして、語り伝えている糸ぐるま代表の久保田文子さんも昭和初期の着物で登場し、孝行猿の紙芝居を披露した。
伊那商工会議所女性会は、環境紙芝居を披露し、子どもたちに問いかけながらリサイクルや分別収集の大切さを紙芝居を通して訴えた。
山寺活性化協議会では、「山寺は、子どもや学生が多く集うまち。イベントを通じてまちを賑やかにしていきたい」と話している。 -
伊那市日影公民館で納涼祭
伊那市日影公民館は、24日区民ふれあい納涼祭を公民館周辺で開き、多くの人たちで賑わった。
納涼祭では、重さが300キロあるというみこしを伊那市消防団竜東分団第一部の団員や区民が担ぎ、納涼祭を盛り上げた。
日影区では、平成3年ごろから公民館が主体となって納涼祭を始め、今では、区の最大の行事に定着した。
公民館周辺には、カキ氷や生ビール、焼き鳥などの屋台が出て、祭りムードも満点。日影区は、人口1,800人ほどだが、この納涼祭にほぼ半数が参加し、周辺の他地区からも大勢訪れるという。
分館長の木田勝利さんは、「竜東にある7区の中で最大の催し。良い交流の場となっている」と話している。