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上伊那地域景観育成住民協定地区連絡協議会
今後の活動計画決まる上伊那地域の景観育成に取り組む団体でつくる連絡協議会が5日開かれ、協議会の今後の活動計画が決まった。
伊那市のいなっせで協議会が開かれ、上伊那地域にある27の住民協定地区団体から、12地区の代表者が集った。
この上伊那地域景観育成住民協定地区連絡協議会は、景観育成の取り組みを行う地区同士が連携しあおうと、今年3月に発足した。
この日は、会の活動計画についての案が示され承認された。
それによると、今年度は、建築士会との情報交換やホームページの拡充、新たに景観住民協定地区の締結を目指す地区を支援するとしている。
また、協定地区同士との情報交換が出来ないままになっているとして、各団体の活動内容を把握するほか、来年度には景観育成の啓発が出来るパンフレットを作成したい竏窒ニしている。
連絡協議会の澤上和正会長は、「地道な活動だが、良い景観づくりを進める風土を整えていきたい」と話していた。 -
伊那部宿周辺の石造物拓本展
伊那市伊那部の周辺にある石造物の拓本を集めた展示会が7、8日、伊那部の長桂寺で開かれる。
拓本展は、伊那部宿を考える会の資料研究部のメンバーが企画した。
伊那部周辺には、石造物がたくさんあるが、身近にありながらあまり目を向ける機会が少ないことから、今回の拓本展を企画し、6月ころから拓本を集めてきた。
伊那部宿にある桜の老木、伯先桜の近くにある道祖神の拓本をはじめ、伊那部宿や春日神社などにある石造物31基の拓本が集まった。
また、句碑なども多く残されていることから、俳諧が盛んだったこともうかがえるという。 -
死亡事故現地診断
10月に伊那市美篶で発生した交通死亡事故の現地診断と再発防止検討会が2日、事故現場などで開かれた。
現地診断と検討会には、地区役員や警察、道路を管理する県や市の職員ら40人が参加し、見通しや地形などを確認していた。
この事故は、10月11日、伊那市美篶の国道361号線で、軽トラックと脇道から出てきた原付バイクが衝突し、バイクを運転していた73歳の女性が死亡したもの。
現地診断後に開かれた検討会では、高齢者がからんだ事故が増えていることから、参加者からは、「高齢者に交通安全の意識を高めてもらう必要がある」との意見が出されていた。
美篶地区では、今回の事故を受け、交通危険箇所について情報共有するために地図を作ることにしている。
伊那警察署によると、11月1日までに管内で発生した人身事故の件数は376件、死亡した人は2人で、共に昨年に比べ減少している。
しかし、65歳以上の高齢者が関わる事故は、133件と昨年に比べ15件増加している。 -
秋の叙勲
旭日双光章 伊那市 萩原俊さん(75)伊那市山寺在住の萩原俊さんは、保健衛生功労で旭日双光章を受章した。
萩原さんは、昭和9年生まれの75歳。
小学校3年の時、緑内障を患い失明。松本盲学校在学中に、あんまやはり、灸などの国家資格を取得し、昭和33年に伊那市に治療院を開業した。
昭和49年から、県はり灸マッサージ師会会長などの役職を30年あまり務め、法人化や事務所の建設など会の発展に尽力してきた。
現在も現役として治療にあたっている。
「叙勲には合わない感じはしたが、今までのご褒美としていただけるということで、嬉しくいただくことにした」と萩原さん。
仕事について「目が悪いからこの仕事しかないかなと入ったが、実際にやってみると、とても素晴らしい仕事。お客さんたちが、治ったとか、気持ちよかったとかいろいろ喜んでくださる。やっぱりこの仕事でよかったなと思っているし、素晴らしい仕事だと思っている」と話していた。 -
桜井区で焼き芋大会
伊那市富県桜井区で1日、焼きいも大会があった。地区住民約100人が参加して、収穫したサツマイモを焼きいもや豚汁にして、秋の味覚を楽しんだ。
このイベントは地区住民の親睦の場にしようと5年前から、住民有志でつくる桜井郷づくり委員会が企画している。
委員会では、区内にある観浄寺周辺の整備に取り組んでいて、サツマイモは6月に植えた。
住民達は、会話を楽しみながら焼きあがったサツマイモを味わっていた。 -
内視鏡技術トレーニングセンター
利用に需要県が策定する地域医療再生計画に盛り込まれている、伊那中央病院への内視鏡技術トレーニングセンターの開設について、伊那市に開設された場合に利用したいと考えている医師が、アンケートの結果76%いることが分かった。
これは、伊那市の呼びかけで施設開設の可能性を検討してきた勉強会が、4日に開いた報告会の中で示した。
アンケートは、全国の大学病院を中心に500の診療科で千人の医師を対象に行われ、213人の回答があった。
「伊那市に開設されたら利用したいか」との質問には、「大いに利用したい」「内容により利用したい」が合わせて76%で、施設の需要があることが分かったという。
勉強会座長の白鳥孝副市長は、「この地にセンターを造ることは望ましい」とする検討結果を小坂樫男市長に報告した。
小坂市長は、「運営費や組織、利用など課題はあるが、この事業がなんとか日の目を見るようにお願いしたい」と話した。
建設に関する検討など今後については未定という。 -
「文化の日」に合わせ各市町村で表彰式
「文化の日」の日の3日、各市町村で表彰式が行われた。
伊那市表彰式典では、永年にわたり各種分野で活躍した9人と1団体が小坂樫男市長から賞状を受け取った。
教育文化功労は、地域医療に携わる傍ら図書を寄贈したとして近藤廉冶さん、俳人井上井月を研究している春日愚良子さん、古道法華道の復興に力を注いだ北原厚さん、月刊俳句雑誌みすずを主宰し俳句文化の振興に力を注いだ城取信平さん、地域の特性を活かして生涯学習事業に取り組んだ城取茂美さん、永年にわたり体育指導員を務めた松本守博さんの6人。
産業振興功労は、アルストロメリアの栽培の先駆者春日照夫さん、社会福祉功労は、永年にわたり保護士をつとめた伊藤光宣さん、保健衛生功労は、地域医療に携わる傍ら市の保健予防活動に協力した宮脇博子さん、善行功労は、地域情報の記録、発信活動に力を注いでいる伊那ビデオクラブ。
受章者を代表して城取信平さんは、「更に新しい気力を持って7万4千市民の1人として少しでも市の役に立つ人間にならねばという思いを深くした」と謝辞を述べた。 -
オリンパス藤原政治さん信州の名工に
平成21年度の長野県卓越技能者知事表彰「信州の名工」にオリンパス伊那工場の旋盤工藤原政治さんが選ばれた。
伊那市富県新山の藤原さんは、昭和53年4月に高遠高校を卒業後、近所の人に薦められ長谷工機に入社。その後信濃オリンパスを経て、平成5年からオリンパス伊那工場に勤務している。
30年余りに渡り旋盤工として働き、今は、伊那工場の中でも新製品の試作や一品もの、特注品などを担当する部署の課長を務めている。
医療器具の部品や顕微鏡のパーツなどが主な加工品で1000分の2ミリの正確さが求められる。
今では、課長としてグループをまとめる藤原さん。休日返上で、後輩たちの指導にあたることもあるという。
「世界に通用するため、日本人のものづくりへの想いが試される」と藤原さんは話していた。 -
伊那市消防団音楽隊コンサート
伊那市消防団音楽隊のスーパーファミリーコンサートが1日、伊那市民会館で開かれた。
伊那市消防団音楽隊は演奏を通じて防火防災の広報活動を行っている。
コンサートは、消防団の活動を知ってもらおうと開かれ、今年で3年目。
この日は、アニメソングやゲーム音楽のメドレーなど8曲が披露された。
また、アニメキャラクターが登場したり、手遊びを交えたドレミの歌を会場全員で歌うなど、子どもからお年寄りまで楽しめるステージになっていた。
また第2部では伊那市消防団ラッパ隊が日頃の練習の成果を発表していた。 -
伊那公民館文化祭
第32回伊那公民館文化祭が3日まで、伊那市の伊那公民館で開かれている。
会場には、講座やサークルなどで取り組んだ陶芸や書道、工芸品など、約2千点の作品が並べられている。
伊那公民館には、20の講座と90のクラブやサークルがあり、年間に約5万人が利用している。
文化祭に並ぶ作品も、初心者から全国の展覧会に出展するレベルの作品などさまざま。
陶芸のコーナーでは、3年以上学び、土や釉薬にこだわって作られた皿もあれば、体験教室の作品もある。
また書道のコーナーでは、初心者が筆使いを覚えるために行う線の練習も並んでいた。
館長の武田登さんは「作品から学んでいる人の個性を見てもらえれば」と話していた。
伊那公民館文化祭は、3日は午前11時半から4階講堂で踊りや合唱などのステージ発表が行われる。 -
中尾歌舞伎秋季公演
伊那市長谷の伝統芸能、中尾歌舞伎の秋季公演が1日、長谷の中尾座で行われた。
中尾歌舞伎は江戸時代から伝わる農村歌舞伎で、太平洋戦争で一時途絶えたが、昭和61年に地域の若者達の手により復活した。
現在は、春と秋の年2回定期公演が行われ、伊那市の無形文化財に指定されている。
この日は、戦いの世の悲話「一の谷嫩軍記・熊谷陣屋の段」を上演した。
主人公の熊谷直実は、主君源義経から、「平敦盛の首をとれ」と命ぜられる。
しかし直実は、敦盛の母に恩があることなどから、それが出来ず、変わりに息子の首を義経に差し出すという物語。
最後に、主人公の熊谷直実が、武士の無情を悟り出家し旅立つ場面では、会場から大きな拍手が送られていた。 -
天竜川河川敷きで遺体発見
2日午前9時半頃、伊那市西町の天竜川河川敷で、遺体が発見された。伊那警察署では、死因の特定を急いでいる。
遺体は、天竜川河川敷で生い茂った樹木を伐採していた作業員が発見し、通報した。
伊那署の発表によると遺体で発見されたのは、住所不詳、元伊那市西町在住の職業不詳、山本博文さん(68)。
遺体は死後1カ月は経過しておらず、刺し傷などの明らかな外傷はないため事件性は薄いものとみて捜査を進めている。
この日は、警察官や鑑識などが、現場周辺で遺留品が無いかなどを調べていた。
伊那警察署では遺体を司法解剖し死因の特定を急ぐことにしている。 -
しめ飾り講習会
伊那市西春近山本区の住民が31日、一足早く正月用のしめ飾りづくりをした。
区民15人が集まり、東春近の工芸家・田中豊文さんから、しめ飾りの作り方を教わった。
これは、西春近公民館の山本分館が今年初めて企画した。
しめ飾りを準備するのは12月に入ってからが一般的だが、12月は忙しくなるため、稲刈りが終わり、ひと段落している今の時期に実施した。
わらは、今年の収穫で出たものを使った。
しめ飾りを自分でつくるのは初めてという人も多く、わらをよる作業に悪戦苦闘する姿も見られた。 -
上伊那ものづくりフェア
上伊那の小中学生が家庭科や技術の授業で作った作品を展示した上伊那創造ものづくりフェアが、31日と11月1日の2日間、伊那市のいなっせで開かれている。
フェアは、子供達の日頃の成果を見てもらおうと、上伊那の技術や家庭科の教職員で作る研究会が主催し、毎年開いている。
会場には、ペンさし、エコバック、本棚など、子供たちが取り組んだ作品230点あまりが並べられている。
中には幼児向けに作った作品のコーナーもあり、名札や絵本が並べられていた。
6歳の娘と訪れた母親は、「中学生が作ったとは思えない」と驚き、絵本を開いていた。 -
みはらしファーム10周年
オープン10周年を迎えた伊那市西箕輪の農業公園、みはらしファームで、31日日と11月1日の2日間、収穫祭が開かれている。
初日は、昼ごろを中心に多くの家族連れで賑わった。
ファーム内では、さまざまなイベントが行われ、買い物かごにカボチャや白菜などの野菜を入れ、昔の重さの単位で、1貫目約3.75キロにする重量あてゲームでは、軽すぎたり、重すぎたりと一喜一憂する参加者の姿が見られた。
みはらしファームは、羽広に温泉が出たことをきっかけに、農家やJA、伊那市が平成11年に整備したもので、10年間で延べ700万人が訪れている。
みはらしファーム運営会議議長の泉澤勝人さんは、「経営が行き詰る農業公園が多い中で、多くの人に愛され続けていただけてありがたい」と話していた。 -
高遠城址の秋まつり始まる
伊那市高遠町の高遠城址公園で31日、秋まつりが始まった。オープニングセレモニーが行われ、テープカットで開幕を祝った。
高遠城址の秋まつりは、桜だけでなく紅葉の美しさも楽しんでもらおうと開かれていて、今年で8回目。
まつり実行委員会の伊東義人会長は、「多くの人に訪れてもらい、商店街にも足を運んでもらって伊那市全体が活性化してほしい」とあいさつした。
公園内では、とん汁や農産物などの販売、菊花展などが行われている。
県内外からクラフト作家が出店するクラフトハーツでは、手作り品を並べた店が多く並んでいた。
また公園内の高遠閣では、訪れた人たちが打ちたての新そばを味わっていた。
今年は、紅葉が昨年より1週間ほど早く、今が盛りということで、訪れた人たちは紅葉狩りを楽しんでいた。
高遠城址の秋まつりは11月15日まで。7日と8日には「山麓一の麺街道フェスタ2009」が開かれる。 -
伊那市のコンビニで強盗
現金6万円奪う31日午前5時38分ころ、伊那市中央のコンビニエンスストアで強盗事件があり、犯人が現金約6万円を奪って逃げた。店員に、けがはなかった。
伊那警察署によると、事件があったのは伊那市中央の竜東線沿いにあるサークルK伊那中央第1店。
午前5時38分ころ、アルバイト店員の男性が一人で店番をしていたところ、店に入ってきた男が包丁のような物を出して「金を出せ」と脅し、レジにあった現金約6万円を奪った。
男は白い軽トラックで逃げたという。
店員にけがはなく、事件当時、店内に客はいなかった。
男は年齢が40歳から60歳くらい、身長は160センチから170センチの中肉。灰色の上着に黒色のズボン、白いマスクを着けていたという。
伊那署では、強盗事件とみて調べを進めている。
伊那署管内の今年の強盗事件は、今回で5件目。 -
新山小学校で地域公開参観日
本年度から小規模特認校に指定された、伊那市の新山小学校で31日、地域に授業が公開されました。
新山小は、本年度から少人数制の特色ある学習環境を活かし、市内全域から入学、または転学することのできる小規模特認校に指定されている。
この日は見学会と位置づけ、祖父母参観に合わせて地域公開参観が行われ、学区外から3組、学区内から1組の親子が見学した。
現在新山小は全校児童36人で、今年入学した児童の中には学区外から通う児童もいる。
見学に訪れた親子は子ども達と一緒に授業に参加するなど、小規模校ならではの教育を体感していた。
岩崎勝幸校長は「学校に関心を持ってくれている人が少しでもいてくれてうれしい。実際に見学してもらったことで学校の良さをわかってもらえたと思う」と話していた。
新山小では、今後も地域公開参観日を設けるなど、市内の多くの人に学校の良さをPRしていきたいとしている。 -
北海道犬による野生動物の追払い
来年度から本格化北海道犬による野生動物の追払い事業を進める伊那市は、来年度から委託農家を中心とした野生動物の追払いを本格化させる。
伊那市高遠町三義で31日、今年最後となる北海道犬の合同訓練が行われ、伊那市から委託を受けた「追払い実施者の会」のメンバー7人が参加した。
伊那市では、増加する野生動物による被害を防ごうと、平成19年から北海道犬による野生動物の追払い事業を進めている。
1年目は事業の第1段階として専門家によるリーダー犬の養成を行い、2年目となる今年は第2段階として市内各地域の協力農家に犬を貸し付け、養成と追払いを実施してきた。
これまでに、西春近のリンゴ園でサルの群れを追い払い、その後サルが現れなくなるなどの実績が報告されている。
来年度以降は第3段階として、地域ごと複数頭のチームを編成し、要望のあった地域の追払い体制を強化する。
伊那市では、各地域から協力者を募り、今後生まれる北海道犬の子どもを配置していきたい竏窒ニしている。 -
南信マレットゴルフ大会
マレットゴルフ愛好者らが競う第49回南信マレットゴルフ大会が28日、伊那市のマレットパークはびろで開かれた。
上伊那を中心に南信地区の約150人が集まり、日頃の成果を競った。
大会は、飯田地区、諏訪地区、上伊那地区の3会場で行われている。
参加者は3、4人のグループに分かれ、コース内の36ホールを回った。
急な坂道の上にゴールがあるコースでは、何度も球が帰ってきてしまい、悪戦苦闘する参加者の姿も見られた。
大会の結果、伊那ケーブルテレビ放送エリア内では、男子の部で伊那市の松下豊美さんが優勝、同じく伊那市の飯沢彰男さんが2位に入賞したほか、女子の部では、伊那市の向山元子さんが2位に入賞した。 -
越冬女王蜂の準備
羽化したクロスズメバチの女王蜂に卵を蓄えさせて冬を越し、来年の蜂追いにつなげようという越冬作業が始まった。
伊那市西箕輪大萱の作業小屋では、伊那市地蜂愛好会のメンバーが29日から、女王蜂の越冬作業を始めた。
小屋の中には、会長の小木曽大吉さんが設置した蜂の巣がいくつも置かれている。
この巣箱では、24日頃から女王蜂の羽化が始まっている。
一回り大きな女王蜂とオス蜂を効率よく交尾させ女王蜂に卵を蓄えさせ、冬を越し、来春会員たちに配る。
ハチ追いを楽しみながら、ハチ資源の増殖にも力を入れている愛好会は、こうして人工的に越冬させた女王蜂を山に放す活動を続けている。
この日から始まったのは、より効率よく交尾させるための作業で、朝のうちにまだ動きの悪い蜂たちを、オス蜂だけを通す網の中に入れて交尾の確率をさらに上げるという。
体の小さなオス蜂は、網をすり抜けてしまうため、最終的に巣作りの基となる女王蜂だけが残るというしくみだ。
オスは、羽化して1カ月ほどで死んでしまうが、女王蜂は、マイナス2度から3度に保った冷蔵庫で一冬を越させて来年春に会員に配る。
会員は、自分の好きな場所に女王蜂を放し、すがれ追いを楽しむ。
この作業は、11月半ば頃まで続くという。 -
伊那小6年夏組が伊那市に要望
伊那小学校の6年夏組の子どもたちが30日、小坂樫男伊那市長に、伊那北駅前周辺の活性化について提案した。
30日は夏組の児童32人が市役所を訪れ、伊那北駅前にある広場の活性化のため、自分たちで考えてきた案を提案した。
提案内容は、●駅周辺には時計がないため、日時計を設置してほしい、●今の池は深くて汚いので、子どもたちが親しめるよう浅くしてほしい●ベンチや日よけを設置してほしいなどといったもの。
夏組は4年生の時から、伊那北駅前周辺の清掃活動を続けていて、地元の山寺地区の人たちと、駅周辺の活性化にも取り組んできた。
その中で、伊那北駅にもっと多くの人が来てもらうためには、何が必要かを考え、今回直接小坂市長に提案することにした。
小坂市長は、「すべての要望を取り入れることはできないが、地元の人と話し合いながら、できることはやっていきたい」と話していた。 -
伊那愛石会水石展
天竜川水系の自然石を集めた伊那愛石会の第49回水石展が31日、11/1の2日間、伊那市の坂下公会堂で開かれる。
38個は、山や湖、などを連想させる山水景石とよばれるものや模様が現れている紋様石、色彩が美しい色彩石。人や動物、仏像などの姿をした形象石とよばれているものが17個展示されている。
伊那愛石会では、生活の中に自然の力を取り入れ、情景を連想させる高尚で優雅な趣味だと話している。
50周年となる来年は、これまでの受賞作を一堂に展示する計画もある。伊那愛石会の水石展は、31日、11/1の2日間、伊那市の坂下公会堂で開かれる。 -
高尾町菊づくりの会展示会
伊那市山寺の高尾町菊づくりの会の展示が29日、きたっせで始まった。
当日朝、会員が6月ごろから育ててきた菊を会場に運び込んだ。
高尾町菊づくりの会は、高尾町の住民18人で活動していて、きたっせで展示を開いて4年目。
展示会は11月1日まで。 -
高遠町地域協 地域課題の改善要望
伊那市高遠町地域協議会は28日、小坂樫男伊那市長に、地域が抱える課題について改善に取り組むよう要望した。
協議会の北原公雄会長ら3人が伊那市役所を訪れた。
協議会では旧高遠町時代から住民が協議していた「高遠町すみよい地域づくり計画書」について、どこまで計画が進んでいるか審議してきた。
その結果、過疎化対策や道路整備などが遅れているとして、今回市長に要望することにした。
内容は過疎集落支援や地域公共交通対策の充実、また有害鳥獣対策、商店街活性化策などを挙げている。
北原会長は、「地域の要望について来年度予算に反映させてもらい地域活性化と発展につなげていきたい」としている。 -
信州DC 観光名所を視察
長野県とJRがタイアップして全国から観光客を誘客する「信州デスティネーションキャンペーン」に向け、観光名所の視察が29日、伊那市高遠町で行われた。
JRグループや全国の旅行代理店の関係者18人が参加した。
視察旅行は県などが企画したもので、旅行代理店などに名所を紹介して旅行プランの参考にしてもらい、信州を訪れてもらうねらいがある。
視察は1泊2日で、上下伊那の名所を巡る。
このうち高遠町の進徳館では、伊那市の職員が、江戸時代から残るかやぶき屋根の建物で、学問所として使われていたことなどを説明した。
ある旅行代理店の営業担当者は、「個人向けプランに高遠城址公園周辺と温泉をからめたプランを提案したい」と話していた。
信州デスティネーションキャンペーンは、現在プレキャンペーン期間中で、本番は来年秋を予定している。 -
高遠高校と長野大学が協定締結
伊那市の高遠高校と、上田市の長野大学が、相互交流と教育内容の充実を図るための高大交流に関する協定を締結した。
伊那市役所で29日、調印式が行われた。
式では、高遠高校の丸山富永校長と、長野大学の嶋田力夫学長が、調印書を取り交わした。
高遠高校は福祉コースがあることなどから、平成19年に長野大学社会福祉学部と協定を締結した。
この協定により、高遠高校では、生徒の学習環境が向上したほか、教師も指導技術を磨くことができたという。
また、社会福祉学部への指定校推薦枠を利用して、ほぼ毎年、生徒が長野大学に進学している。
さらに交流を深めようと今回、高遠高校が申し入れ、学部だけでなく大学全体と協定を締結することになった。
調印式の中で、長野大学の嶋田力夫学長は「県内の高校生の8割以上が、県外の大学に進学してしまう。地域を担う人材育成を進めるためにも、ユニークな高校作りをしている高遠高校との連携は意義深い」とあいさつした。
また、高遠高校の丸山富永校長は、「優秀でたくましい人材育成にむけ、ともに手を携えて進むことができることをうれしく思う」とあいさつした。
今回の協定締結で、これまで指定校推薦枠は社会福祉学部に2人だったのを、長野大学にある3つの学部全てに3人ずつと定員が拡大されたほか、長野大学の大学祭に高校生を招待するなど、さまざまな交流を行なう予定。 -
伊那市行政改革審議会
伊那市の行政運営を第三者の目で評価する、伊那市行政改革審議会が29日、市役所で開かれた。
伊那市行政改革審議会は、市議会議員や有識者、各種団体の代表など13人で組織されている。
市ではこれまで、市の職員が行政評価を行っていたが、客観性や透明性の高い評価を行うため、本年度から外部の審議会が評価することになった。
審議会では市が実施している12事業の評価を検討し、この日は、そのまとめが行われた。
12事業のうち5つは現状維持、そのほかは、事業内容や事業主体を見直すべきとの意見が出された。
そのうち、「米の道・権兵衛峠を歩こう」については、地域の歴史文化を知ってもらう良い機会で事業は継続するべきだが、事業主体を民間へ移管していくべき竏窒ニの意見が出された。
また、長谷農産物加工施設については、コスト削減などに努力し、独立採算制とし、民間経営で行っていくべき竏窒ニしている
審議会では、「本当に必要な事業を縮小してしまう可能性もある」など外部が評価を行う難しさについて指摘する声も多く出されたが、初年度としては、活発な意見交換が行われ、概ね相応しい評価を出せたのではないか竏窒ニしている。
審議会は、この日まとめられた伊那市の事業評価について、11月中旬までには小坂樫男市長に報告したいとしている。 -
新型インフル 学級閉鎖
伊那市の小中学校では、新型インフルエンザへの感染とみられる児童などが規定数を超えたため、学級閉鎖の措置がとられている。
学級閉鎖になっているのは、東部中学校の1年生8クラス中2クラス。生徒74人中9人が感染した疑い。
伊那東小学校は、1年生4クラス中2クラス。児童63人中9人が感染した疑い。 -
伊那千秋会菊花大展示会
菊愛好家でつくる伊那千秋会の菊花大展示会が28日、南箕輪村の大芝高原屋内運動場で始まった。会場には会員20人が丹精込めた作品約600点が並んでいる。
展示会は、個々に菊作りをしている会員の作品発表の場として毎年開かれているもので、今年節目となる50回目を迎えた。
今年は悪天候だった割に出来がよく、秋に晴天が続いたことで菊に良い色が出たという。
会では今年から定期的に盆栽教室も開いていて、会場には見ごたえのある作品が並んでいた。
小林芳雄副会長は、「見ごろを迎えた菊が並んでいる。大芝の温泉に入った後に寄って行ってください」と来場を呼びかけていた。
伊那千秋会の菊花大展示会は11月3日まで。