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上伊那広域計画策定委員会
計画素案を審議上伊那広域連合の広域計画の素案について調査審議する第1回広域計画策定委員会が28日、いなっせで開かれた。
広域計画策定委員会は、上伊那地域の一体的な振興、発展を目指す広域連合の計画について、調査審議する。
第1回のこの日は小坂樫男広域連合長から委員11人に委嘱状が手渡された。
また委員長には信州大学農学部の唐澤豊学部長が選ばれ、小坂連合長から計画について審議するよう諮問を受けた。
広域計画は平成12年度に第1次計画が策定され、5年ごとの見直しを行い、今回は第3次計画となる。
今回の計画は平成22年度から26年度までの広域行政の指針となるもので、ごみ処理や医療に関するものなど17分野に分かれている。
またこれまで広域計画に合わせて策定してきた、理想的な地域の将来像をまとめた上伊那地域ふるさと市町村圏計画については、国の方針により廃止となり、今後は策定しないとしている。
ただこれまでの、ふるさと市町村圏計画にある基本的な広域連携や基金の運用、ソフト事業などについては、継続するとしている。
今回の広域計画のうち医療問題では、効率的な運営とさらなる住民サービス向上のため、広域的共同処理が求められるものについて、必要に応じて調査研究組織を設けて研究するとしている。
また、ごみ処理では、既存の施設については維持管理など地元と連携をとりながら信頼関係を維持するほか、新ごみ中間処理施設については、早期に事業に着手できるよう取り組むとしている。
委員会は3回開かれることになっていて、12月末に答申する予定。 -
仙丈小屋から荷下げ
南アルプスにある仙丈小屋の冬の間の営業休止を前に28日、ヘリコプターによる荷下げ作業が行われた。
標高2890mにある仙丈小屋から、標高1680mで荷降ろしの作業ができる歌宿までの間をヘリコプターが往復した。
降ろした荷物は水をくみ上げるためのポンプや小屋の外壁修理に使った資材などだった。
今年は梅雨明け後の長雨や、北海道での遭難事故の影響など登山者数の減少が心配されていた。
しかし仙丈小屋の利用者は6月15日の営業開始から27日現在で2996人に上った。
利用者数は昨年が2698人で、年々増加している。
仙丈小屋を経営する伊那市観光株式会社では、「中高年のリピーターが多かったことや小屋の経営努力が利用者増につながった」と話している。
仙丈小屋は10月末まで営業を続け、冬期間は冬山登山者のために、避難小屋として使えるという。 -
美篶地区新ごみ処理施設に関する委員会
アセス合意を見守り今後を検討伊那市美篶地区の新ごみ処理施設に関する委員会が27日夜、開かれ、上伊那広域連合が計画する新しいごみ処理施設について、建設候補地の地元区の動向を見守りながら、美篶地区の今後の対応を検討していくことを決めた。
区長や各種団体の関係者などが集まり、上伊那広域連合から進捗状況について説明を受けた。
広域連合は、現在建設候補地の地元、富県桜井区、北新区に対し、11月末までに環境アセスメントの実施について回答してもらうよう依頼していることを説明した。
参加者からの「地元区ではどのように話し合いが進んでいるか」という質問に対しては、「内部検討の段階。どういう状況か分からない」と答えた。
美篶地区としては、地元区がアセス実施をどう判断するかを見守りつつ今後の対応を検討していきたい竏窒ニしている。
また、現在の建設候補地に施設を建設することに反対していた住民有志の会「美篶ごみ問題連絡会」が、委員会から9月末に脱退した報告もあり、赤羽要委員長は、「脱退してほしくないという思いは伝えたが、一方的な脱退となった。美篶全体の意見をまとめきれなかったのは大変残念なこと」と話した。 -
高校生セーフティーサミット
高校生が犯罪にあわないようにするにはどうすればよいか考える、高校生セーフティーサミットが27日夜、伊那警察署で開かれた。
高校生セーフティーサミットは街頭犯罪抑止強化月間にあわせて、伊那警察署などが開いた。
この日は上伊那の高校生や教員ら約20人が出席し、心配事やメールによる被害、いじめ問題などについて意見を交わした。
高校生からは、「通学路で人家や電灯がなく、帰りが遅くなると怖いところがある」「携帯電話に身に覚えのないお金を振り込むようメールがきた」などの事例が出されていた。
また、いじめについて「問題が表面化しない場合が多いので、クラスや学年単位で問題意識を持ち、解決するべき」との意見が出されていた。
伊那警察署管内で高校生が被害にあう犯罪としては、自転車盗が多く、9月末現在で121件発生している。
サミットでは「防犯意識を高め、いじめや犯罪のない学校生活を送っていく」とするサミット宣言があり、生徒らは、「安心して生活できる地域実現のため、自らも努力する」と誓っていた。 -
江崎孝坪作品展
伊那市高遠町出身の日本画家、江崎孝坪の仕事展が県伊那文化会館で開かれている。
江崎孝坪は1904年に高遠町に生まれ、15歳の時に東京へ上京し、働きながら絵を学んだ。
歴史上の人物を得意としていて、戦後初の日展では特賞を受賞し、歴史小説の挿絵、歌舞伎や映画の美術などの分野でも活躍した。
会場には、日本画をはじめ挿絵原画や写真など100点が飾られ、江崎孝坪の多彩な活動が紹介されている。
また、黒沢明監督の映画「七人の侍」の衣装デザインも手掛け、アカデミー賞の衣装デザイン賞にもノミネートされている。
江崎孝坪の仕事展は11月23日まで。 -
新型インフルで学年・学級閉鎖
伊那市と南箕輪村の小中学校では、新型インフルエンザへの感染とみられる児童などが規定数を超えたため、学年閉鎖などの措置がとられている。
学年閉鎖になっているのは、長谷中学校の2年生で生徒11人中2人が感染した疑い。
学級閉鎖になっているのは、東春近小学校の5年生2クラス中1クラスで生徒30人中3人が感染した疑い。
また、南箕輪村の南箕輪小学校は、3年生4クラス中1クラスで、児童32人中4人が感染した疑い。 -
地元企業を支援「経営革新塾」
伊那商工会議所などが主催する経営改革を目指す地元企業を支援する「経営革新塾」が、21日夜に開講した。
講座は、経営者や、幹部、後継者などを対象に開いているもので、今年で5年目。
今年は、定員を上回る35人が参加を申し込んだ。
21日は、元プロ野球選手で、現在メジャーリーグの解説者としても活躍中の、高橋直樹さんが講演した。
高橋さんは、マリナーズのイチロー選手が、大リーグの球威に対応するために、メジャー1年目にバッティングのスタイルを変えた事などを紹介し、変化に対応することの必要性を話した。
また、高橋さんは、「夢を持っていても、夢を叶えるために何をすればよいかという目的意識を持ち、実際に行動しないと成功しない」と話していた。
この経営革新塾は、月に2回のペースで、11月下旬まで開かれる。
事業を見つめなおすための心構えやノウハウを学ぶほか、個々にあったビジネスプランの作成など実践的な講座を予定している。 -
農村女性ネット 発芽玄米を学ぶ
農村女性ネットワーク伊那が主催する地産地消セミナーが、27日いなっせで開かれ、参加者が発芽玄米について学んだ。
発芽玄米は、玄米を発芽させたもので普通の玄米より食べやすく栄養価が高いのが特徴。
27日は、玄米を発泡スチロールに入れ、ぬるま湯につけて発芽させた発芽玄米と、白米をあわせて米をたき、カレーライスを作った。
農村女性ネットワーク伊那は、女性農業者グループなどでつくる団体で、4年前から、年2回、セミナーを開いている。
27日は、ネットワーク会員や一般など、30人が参加した。
講師は、発芽玄米の第一人者である、信州大学農学部名誉教授の茅原(かやはら)紘(ひろし)さんがつとめ、参加者は発芽玄米の魅力を学び、味わった。
茅原さんによると、発芽玄米は、血圧を下げるほか、肥満解消や、認知症の予防に効果があるという。
農村女性ネットワーク伊那では、こうした活動を通して、食べる事の大切さを子どもや若い世代に伝えていきたいとしている。 -
西春近マレットゴルフ大会
伊那市の西春近公民館が主催するマレットゴルフ大会が27日、沢渡マレットゴルフ場で行われた。
この大会は、来月10日マレットパーク羽広で開かれる大会の予選を兼ねて行われたもので、27日は、西春近のマレット愛好家24人が参加しプレーを楽しんだ。
参加者達は、グールプに分かれ親睦を深めながら18ホールを2度回ってスコアーを競っていた。
大会の結果、男子の優勝は平澤功さん、女子は西澤栄子さん。
男子女子それぞれの上位4人が来月10日に伊那市で開かれる地区対抗の大会に出場する。 -
【カメラリポート】伊那市西町春日町長寿会「折り紙手芸教室」
包装紙や広告の裏紙を規定のサイズに切って折りたたみ、組み合わせて糊付けすれば、ひよこやウサギ、鶴など様々な形を作ることができる。
伊那市西町の春日町長寿会には、この折り紙手芸の教室があり10人ほどが参加している。 -
長野県総合防災訓練
伊那市での開催は24年ぶり3回目となる県総合防災訓練が25日、富士塚スポーツ公園を主会場に行われた。
訓練には、県や伊那市のほか関東管区警察局長野県情報通信局や陸上、自衛隊、民間企業など92団体、3300人が参加して、60種目の訓練が行われた。
地震被害、火災、豪雨被害、テロによる被害が想定され、富士塚スポーツ公園を主会場に訓練が行われた。
走行中の車両が地震により崩落した土砂に埋まり、車の中に人が取り残されているとの想定で行われた埋没車両からの救助訓練では、神奈川県警の広域緊急援助隊「特別救出班」と長野県警が車の中に取り残されたけが人を発見し、救出していた。
会場周辺は、午前8時から午後1時まで緊急車両が行き来し自衛隊のヘリコプターが飛び交うなど、緊迫した雰囲気に包まれていた。 -
新しいごみ中間処理施設建設反対組織 結成
新しいごみ中間処理施設の建設候補地を、伊那市富県の天伯水源付近とする計画に反対する住民組織が25日、結成された。
この日は、約20人が伊那市民会館に集まった。
これまで各地区で反対活動をしてきた団体や個人が連携していこうと、今回新たに焼却場天伯河原建設反対三峰川連合を発足させた。
連合は候補地選定の過程など不透明な点が多いとして、計画の白紙撤回を求めていくとしている。
この日の集会では意見交換が行われた。
建設候補地の地元が11月末日を目途に環境アセスメントの実施に関する回答を求められていることについて、参加者からは「地元だけでなく近隣地域でもアセスの同意を得るべき」といった意見が出された。
連合では近日中に役員の選出を行い、今後会員を募っていくという。 -
地蜂の巣コンテスト
地蜂の巣の重さを競うコンテストが25日、伊那市のみはらしファームで行われた。
コンテストは、地蜂とも呼ばれるクロスズメバチの巣の重さを競うもので、伊那市地蜂愛好会が毎年行っている。
12回目となった今回は、伊那市を中心に諏訪地域などから31人がエントリーした。
地蜂の巣は、自然界から巣を取ってきて、蜂にエサをやって育てる。
今年は蜂の巣自体が少なく、巣を手に入れるのに県外へ探しにいくなど苦労したという。
しかし数が少なかった為、コンテストに出品された巣は、例年よりも平均で1キロほど大きく育っていたという。
審査の結果、下諏訪町の藤森政美さんが、6.03キロで去年に続き2連覇した。
地蜂愛好会会長の小木曽大吉さんは、「巣が少なかったが、例年通りの人数が出品してくれて良かった。
ただ、地蜂の数が少ないので、この地域で取れるようになるのには何年もかかるのではないかと心配している」と話していた。 -
新型インフルエンザ拡大 休校も
伊那市と箕輪町の小中学校などでは、新型インフルエンザへの感染とみられる児童などが規定数を超えたため、休校などの措置がとられている。
休校になっているのは西春近北小学校。新型インフルエンザに感染したとみられる児童数は200人中30人で、休校期間は26日縲・0日。
学年閉鎖になっているのは、東部中学校3年生。生徒302人中42人が感染の疑いがあり、期間は26日縲・9日。
東部中学校の学級閉鎖は2年生7クラス中1クラス。生徒38人中5人が感染の疑いがあり、期間は26日縲・9日。
東春近小学校は1年生が学年閉鎖。児童56人中8人が感染の疑いがあり、期間は26日縲・0日。
学級閉鎖になっているのは、西箕輪中学校の1年生2クラス中1クラス。生徒30人中5人が感染の疑いがあり、期間は24日縲・0日。
伊那北小学校は、1年生3クラス中1クラスと、5年生3クラス中1クラス。2クラスの児童63人中13人が感染の疑いがあり、期間は27日縲・0日。
箕輪町の箕輪中部小学校は、5年生4クラス中2クラス。2クラスの児童64人中10人が感染の疑いがあり、期間は27日縲・1月2日。
休園になっているのは、伊那緑ヶ丘幼稚園。園児45人中8人が感染の疑いがあり、期間は26日縲・0日。
美篶保育園は、園児154人中7人が感染の疑いがあり、期間は26日縲・0日。
伊那東保育園は、園児72人中5人と、職員1人が感染の疑いがあり、期間は26日縲・0日。
学級閉鎖になっているのは、緑ヶ丘敬愛幼稚園の年中2クラス中1クラス。園児13人中2人が感染の疑いがあり、期間は26日縲・0日。
箕輪町の松島保育園は、年中2クラス中1クラス。園児25人中3人が感染の疑いがあり、期間は24日縲・0日。
また、新型インフルエンザによる学級閉鎖が増えている現状に配慮し、28日に予定されていた中部連合音楽会は中止になった。 -
桜の里づくり事業に上伊那林産協同組合寄付
伊那市が取り組んでいる「日本一の桜の里づくり」事業に役立ててほしいと、上伊那林産協同組合が21日、伊那市に寄付金を贈った。
上伊那林産協働組合の白鳥和夫理事長らが市役所を訪れ、小坂樫男市長に寄付金を手渡した。
組合は、木に関わることで社会貢献をしたいと、今回20万円を寄付した。
「日本一の桜の里づくり」事業は、市内の桜の調査や桜の維持管理体制づくりなどを行う。
市では、伊那北駅前のロータリーに、タカトオコヒガンザクラ1本を植樹する計画をしている。
今回の寄付金の一部は、この植樹のために使われ、残りは、さくら基金に積み立てるという。
小坂市長は、「桜の里づくりにご理解いただきありがたい」と感謝していた。 -
伊澤修二記念記念音楽祭
伊那市高遠町出身で、東京芸術大学の初代校長を務めた伊澤修二の功績を称える、伊澤修二記念音楽祭が25日、伊那市内で開かれた。
第二部の伊那文化会館には、およそ600人が集まった。
記念音楽祭は、東京芸大の初代校長の伊澤修二が高遠町出身だったことが縁で始まったもので、今年で23回目を迎えた。
現在交流は音楽祭にとどまらず、学生による市内中高生への吹奏楽指導なども行われている。
音楽祭では、東京芸大の教授で、音楽コンクールの国際大会での優勝経験を持つ、迫昭嘉さんが指揮をしながらピアノを弾くという妙技を見せる場面もあった。
また、音楽祭のために結成された地元合唱団が、学生オーケストラと共演し、会場を訪れた人たちを魅了していた。
演奏を聞いたある人は「伊澤修二先生がきっかけで、地元でこんなに良い演奏が聴けるということはとても素晴らしい事だと思う」と話していた。
25日は、市内の中学校や高校で藝大生による吹奏楽の指導が行われる予定。 -
まちじゅう美術館 入賞作品表彰式
園児から募集した絵を伊那市内の商店街などに展示する「まちじゅう美術館」の入賞作品の表彰式が24日行われた。
24日は会頭賞などに入賞した園児35人とその家族が集まり、一人ひとり表彰を受けた。
まちじゅう美術館は、伊那商工会議所などが商店街の活性化を目的に行っている。
今年は「私の好きな店」と「私の家族」というテーマで作品を募集したところ、市内の保育園や幼稚園から、694点の作品が集まった。
応募があったすべての作品は、来月1日から25日までの間、市内の商店街などに展示される。 -
八幡町ハロウィン
八幡町ハロウィンが、24日伊那市の伊那北駅前広場で開かれた。
このイベントは、八幡町ロマン通り商店会が、商店街の振興を願って始めたもので今年で8年目となる。
恒例の仮装コンテストにはマンガのキャラクターや魔女など、思い思いに扮した32人の子供達が出場した。
今回のイベントでは、伊那北駅周辺の活性化について学んでいる、伊那小学校6年夏組の児童がスタッフとして参加した。
照明を担当した吉池望君は、「多くの人が訪れて、喜んでいる姿を見る事ができうれしいです」と話していた。
4時半過ぎには、会場に並べられた90個のカボチャ提灯に灯りが灯されていた。 -
手良地区戦没者追悼式
戦争で命を落とした人達の冥福を祈る手良地区戦没者慰霊祭が23日、伊那市で行われた。
23日は、遺族など35人が出席し、伊那市老人憩いの家手良荘の敷地内に建立されている招魂碑の前で手を合わせ戦没者の冥福を祈った。
招魂碑には戦争で亡くなった手良地区126人の名前が刻まれている。
手良地区戦没者追悼式実行委員会の城倉直彦委員長は、「ふたたび戦争をおこさないよう誠意と決意をもって努めていきたい」と祭文を読み上げた。
また、手良地区遺族会の杉島久夫会長は、「戦争が2度とおこらないよう、また平和な社会がいつまでも続くように努力していきたい」と話していた。 -
伊那街道秋の呑みあるき
伊那谷にある12の蔵元の酒を、千円で好きなだけ飲み比べが出来るイベント「伊那街道秋の呑みあるき」が23日、伊那市の通り町で行われた。
このイベントは、商店街をゆっくり歩きながら酒を味わってもらおうと、春と秋、年2回行われている。
イベントには、伊那谷にある全12の酒蔵が集まり、参加者は、千円で道中手形とお猪口を買い、好きな酒を飲むことが出来る。
通り町には、イベントをPRする行燈が飾られ、参加者はブースの前で足を止め、飲み方や、おすすめ品などを聞き、いろいろな種類を呑み比べていた。 -
全国障害者スポーツ大会 入賞報告
今月初めに開かれた全国障害者スポーツ大会のソフトボール投げと砲丸投げ競技に出場した伊那市狐島の武田美穂さんが、両競技で大会新記録を出し、1位となった。
21日は武田さんが市役所を訪れ、酒井茂副市長に結果を報告した。
武田さんは4年前、仕事中の事故で大けがを負い、今でも左腕に障害が残っている。
リハビリの一環としてスポーツに取り組んできたが、今回初めて全国大会に出場し、ソフトボール投げで36メートル、砲丸投げで9メートルと、どちらも大会新記録で1位になった。 -
東春近ポケットパーク整備
伊那市東春近の地区住民は24日、今年3月に開通した殿島橋の左岸に公園を新たにつくった。
公園は、殿島橋左岸の東春近側に整備された。
東春近地区協議会では、橋の建設に伴い住民の憩いの場を作ろうと検討を進めてきた。
平成18年7月豪雨災害で旧殿島橋の橋脚の一部が崩れたため、自転車・歩行者用の新しい橋が建設され今年3月に完成した。
24日は、東春近の地区住民32人が参加し、桜の植樹やベンチの設置などをした。
事業は、伊那市地域づくり支援金を活用していて事業費はおよそ20万円。
参加者達は、協力しながら作業を進めていた。
公園内には、豪雨災害の記憶を忘れないよう崩れた旧殿島橋の一部が置かれた。
約3時間後、公園が完成した。
東春近地区協議会では「東春近の玄関口に公園を作る事ができた。地域の憩いの場になればうれしい」と話していた。 -
伊那愛樹会 秋の盆栽展
盆栽愛好家でつくる伊那愛樹会の秋の盆栽展が23日、いなっせで始まった。
会員8人が手塩にかけて育てている盆栽28点が並んでいる。
日照不足で苦労も多かったということだが、松を中心に見事な枝ぶりをみせている。
盆栽展は25日まで。 -
池上幸雄さんが文科大臣表彰受賞
長年にわたり、伊那市の伊那公民館長を務めた池上幸雄さんが、文部科学大臣表彰を受賞した。
池上さんが21日、市役所で、小坂樫男市長に受賞の報告をした。
池上さんは、多年にわたり地域の社会教育の振興に尽くしたとして、文部科学大臣表彰の社会教育功労者表彰を受賞した。
16日に東京で開かれた社会教育法施行60周年記念全国公民館研修大会の場で表彰された。
池上さんは、教職を退いたあと、平成6年から9年間、伊那公民館長を務め、地域の公民館活動の発展に努めた。
平成15年からは伊那市生涯学習センターの初代館長を3年半務めた。
小坂市長は、「生涯学習センターの基礎を作ってもらった」と感謝し、受賞を祝っていた。 -
伊那小児童カボチャ提灯づくり
伊那小学校6年夏組(32人)は、24日に伊那北駅周辺で行われる八幡町ハロウィンに向け22日、カボチャ提灯作りに取り組んだ。
夏組は、総合学習の一環で、5年生のときから伊那北駅周辺の地域活性化に取り組んでいる。
地域の商店主らとともに月2回、駅前で朝市を開くなどの活動をしている縁で、昨年からカボチャ提灯づくりを担当している。
2年目ということもあって、子どもたちは慣れた手つきでカボチャの中身を抜き、ノコギリなどでデザインを切り抜いていた。
この日作ったカボチャ提灯は、24日に伊那北駅前で開かれる八幡町ハロウィンのイベント会場に飾られる。
当日は、伊那小夏組がプロデュースする伊那北駅前広場子どもフェスティバルが午前中に開かれ、伊那小のほかの学年やクラスがさまざまな出し物を披露するほか、伊那中学校の吹奏楽部による演奏もある。
また、毎年恒例の仮装コンテストは、午後3時15分から、カボチャ提灯の点灯式は午後4時30分から。
八幡町ハロウィンを主催する八幡町ロマン通り商店会の橋爪利彦さんは「カボチャは子そもたちの力作がそろった。大勢の子どもに集まってもらい、八幡町を賑やかに盛り上げてもらいたい」と話していた。 -
保科正之の小説 音訳配信開始
長野日報社が連載している「保科正之 人生道中記」を、視覚障害者のために朗読し、インターネットを使って配信する取り組みが22日、始まった。
この日は、伊那図書館2階にある朗読室で、録音作業が行われた。
目の不自由な人のために音訳を行っているのは、伊那市を中心としたボランティアでつくる鈴音の会。
鈴音の会では、地域の新聞記事から身近な情報を選んで音訳する取り組みを平成7年から行っている。
今回、新たに音訳を始めたのは、長野日報に連載されている保科正之の小説「人生道中記」。
大河ドラマ化の運動が行われている保科について知ってもらおうと、会では初めて、連載小説を配信することにした。
音声は、パソコンに録音され、インターネット回線を利用した視覚障害者専用の端末で聞くことができる。
現在利用者は、伊那市内に7人いて、会では「いずれは利用者の希望に応じて、本の音訳をすることが目標。この取り組みをその第一歩にしていきたい」と話していた。
小説は全200回を予定していて、連載が終わるまで、火曜、水曜を除き、毎日新しいものを配信していくという。 -
新型インフル 伊那市内小中学校、幼稚園で学級閉鎖
伊那市の小中学校3校と伊那緑ヶ丘幼稚園では、新型インフルエンザへの感染とみられる児童などが規定数を超えたため、学級閉鎖の措置がとられている。
学級閉鎖になっているのは、東部中学校の3年生8クラス中1クラス。新型インフルエンザに感染したとみられる生徒数は38人中5人で、学級閉鎖期間は23日から29日まで。
伊那東小学校は、2年生4クラス中1クラスと、3年生4クラス中2クラス。3クラスの児童88人中14人が感染の疑いがあり、期間は23日から29日まで。
高遠小学校は、2年生2クラス中1クラスと、4年生2クラス中1クラス。2クラスの児童40人中5人が感染の疑いがあり、期間は24日から28日まで。
伊那緑ヶ丘幼稚園は、年少児の全1クラスが学年閉鎖。園児12人中3人が感染の疑いがあり、期間は23日から29日まで。 -
伊那谷経済依然として厳しい状況
上伊那地域の業況は、若干の改善がみられるものの、依然として厳しい状況が続いている。
アルプス中央信用金庫は、7月から9月の経済動向をまとめ発表した。
それによると、上伊那地域の業況については、好転企業割合から悪化企業割合を差し引いた数値がマイナス69.4と4月から6月の数値より8.6ポイント改善した。
業種別では、製造業がマイナス71.2、建設業がマイナス72.2、卸売業がマイナス72.7、小売業がマイナス63.4、サービス業がマイナス65.2、不動産業がマイナス66.7で、すべての業種でマイナス領域となっている。
4月から6月の調査と比べて製造業、小売業、サービス業で改善がみられた。
中でもサービス業の改善幅はマイナス83.3から18.1ポイント上昇しましたが、信金では、依然として全ての業種で深刻な状況に変わりはないとして、依然として厳しい状況が続いているものと見ている。 -
いーな伊那プレミアム賞品券 9割使用
有効期限は10月末いーな伊那プレミアム賞品券の有効期限を10月末に控え、購入された券の9割が使用されていることがわかった。
賞品券を発行した伊那商工会議所、伊那市商工会、JA上伊那では、券をむだにすることのないよう期限内の使用を呼びかけている。
10月15日現在のまとめによると、発行された3億3千万円のうち使用されたのは、2億9900万円で使用率は9割となっている。
内訳は、大型店の直営部門での使用が9700万円で32.5パーセント、JAでの使用が5500万円で18.4パーセント、スーパー・食料品が3300万円で11パーセント、運輸・燃料・旅行が2400万円で8パーセントなどとなっている。
伊那商工会議所では、思ったより大型店に流れず、地域の商店街などで使われていると分析している。
市民からは、第2次の発行を求める声もあるということで、検討が進められている。 -
来年の伊那まつり8月7、8日
第38回となる来年の伊那まつりは、8月7日、8日に開かれることが決まった。
22日開かれた第37回伊那まつり委員会の反省会の場で決定した。
ここ数年、伊那まつりは8月の第1週の土日に行われていることから、第38回伊那まつりも、来年8月の第1週7日(土)、8日(日)に行われることになった。
12月には企画会議を立ち上げ、来年の祭りの方針を検討し始める。
来年3月に第38回伊那まつり委員会の初会合を開き、4月には実行委員会を発足させ、本格的な準備を進めていく予定。