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ローメン月間 伊那商工会議所会頭がPR
伊那市のプレミアム商品券を使うと100円の割引券がもらえる「ローメン月間」が、30日まで行われている。
伊那商工会議所の向山公人会頭と伊那市の酒井茂副市長が3日、伊那市前原の萬楽を訪れ、ローメン月間をPRした。
ローメン月間では、伊那市のプレミアム商品券を使うと100円の割引券がもらえる。
萬楽では、商品券発売日からさっそく、友人同士や家族連れが店を訪れ商品券を利用していて、これまで13枚の利用があったという。
伊那ローメンズクラブでは、商品券を利用して、多くの人にローメンをPRしようと今回初めてローメン月間を企画した。
また、6月4日は毎年恒例のローメンの日。クラブ加盟店となっている伊那市内の30店舗は、ローメンを400円で販売する。 -
伊那市行革効果は2億8千万円
伊那市がまとめた平成20年度の行政改革効果は、2億8千万円に上ることが分かった。
平成20年度、伊那市行政改革大綱に基づき推進した項目は、窓口サービスの向上や補助金の見直し、自主防災組織の充実など90項目。
このうち、一部実施も含め実施したのは84項目で、予定通り進んでいるのが50項目、予定より進んでいるのが31項目、予定より遅れているのが9項目だった。
それによる効果額は、給食業務の見直しや民間委託の推進などによる削減額が2億3500万円。企業誘致や不要な公有財産の売却などによる収入額が4500万円。合計で2億8千万円の効果があったとしている。
これらの評価は、これまで市の職員自らが行なってきたが、今年度伊那市は、より客観的で信頼性があるものにしようと外部評価制度を導入する。
3日市役所で開いた本年度第1回の行政改革審議会で承認された。
審議会の委員13人が、20年度に実施した事業の中から抽出したものについて、より充実させるか、現状維持か、廃止すべきかなどを評価する。
評価時期は、8月から10月までの3カ月で結果を市長に報告する。
審議会長の伊藤泰雄市議会副議長は、「改革は痛みを伴うが財政難の中避けては通れない。最小の経費で最大の効果をあげるよう委員の知恵を借りたい」とあいさつした。 -
クロスカントリーコース調査
クロスカントリーコースの整備を検討している伊那市は3日、ふるさと大使の伊藤国光さんとともに、ますみケ丘平地林などを現地調査した。
伊藤さんは伊那市出身で現在、実業団のカネボウ陸上部で総監督を務めている。
伊那市では春の高校伊那駅伝を開催していることから、駅伝の街をPRしようと、クロスカントリーコースの整備を検討している。
クロスカントリーは整地されていない野山を走る陸上競技の一種で、各地で大会が開かれているほか、長距離ランナーがトレーニングとして行う。
伊藤さんは、「コースには芝を張り、その横には雨の日でもトレーニングができるように舗装すればよいのではないか」と専門的な立場からアドバイスしていた。
伊那市では、ますみケ丘平地林のほか、富士塚グランド、また高所トレーニングに適している鹿嶺高原なども候補地としていて、調査を進めることにしている。 -
バラづくり入門教室
バラ祭りが開かれている伊那市の通り町商店街で2日、バラの育て方についての教室が開かれた。
バラ祭りの期間中のイベントとして行われたもので、会場となった通り町のセントラルパークには市内などから60人が参加した。
バラづくり入門教室と題して行われたイベントは今年で2年目。
講師は、バラの技術アドバイザーでアルプスバラ会代表の春日千定さんが務め、鉢植えでの花の咲かせ方などについて説明した。
春日さんは、朝のうちに水を鉢の底から出るまでたっぷりやること、植え付けをする際は水はけが良く保水力のある土を選ぶと良いなど、育て方のポイントについて解説していた。
通り町では現在、色とりどりのバラが見頃を迎えている。
バラ祭りは14日まで開かれていて期間中、協賛店で苗のプレゼントやバラの紅茶サービスなどが行われている。 -
伊那市消防団水防訓練
出水期に備え、伊那市消防団は31日、高遠町の山田河原で水防訓練をした。
市内全分団の15分団の班長以上236人が訓練に参加した。
この水防訓練は、出水期を前に毎年行っている。
訓練では、伊那建設事務所の職員が、命綱の結び方や水防工法などを指導した。
団員は、土のうの作り方や積み方、蛇かごの設置、決壊しそうな箇所の水防シートはりなどを、実際に作業しながら学んでいた。
また作業の途中には、大水が出たとの想定で避難訓練も行なわれ、団員がきびきびと行動していた。
伊那市消防団の伊藤仁団長は、「訓練で学んだことを団員一人ひとりが出来るように伝えていくことで、いざという時の地域の防災力を高めてほしい」と話していた。 -
いなっせで花いっぱい運動
伊那市のいなっせの入居者でつくる「いなっせ花いっぱい委員会」は1日、花の苗植え作業をした。
同委員会は、市街地の美化や活性化につなげていこうと、毎年この時期に花の苗を植えている。
委員20人が参加して木製樽のプランターにメランポジウムの苗を植えた。
メランポジウムは花もちが良く10月ころまで楽しめるという。
いなっせ花いっぱい委員会では秋の花いっぱいコンテストで毎年連続入賞していて、2007年、2008年は最優秀賞を受賞している。
この苗植えは今年で6年目で、年々規模も大きくなっているという。
委員会では、「訪れた人たちに花を楽しんでほしい」と話していた。 -
タカトオコヒガンザクラ 児童が挿し木
タカトオコヒガンザクラを増やそうと1日、高遠北小学校の児童が桜の挿し木をした。
信州大学農学部の井上直人教授の指導のもとで行っている取り組み。
高遠北小学校の3、4年生約20人が、長さ30センチほどの桜の枝のいらない葉を切り落とし、その後プランターに入った土に挿した。
作業した理科室には、桜を育てるための温室も造られ、プランターを2カ月間保管する。
井上教授によると、温室の温度を23度に保ち、夜も照明をつけておくことで根が張りやすくなるという。
8月に桜を屋外に移植し、児童らは桜が育つ様子を観察することにしている。 -
国会議員が天竜川激特事業視察
地元選出の国会議員は31日、平成18年7月豪雨以降行われている天竜川激特事業の状況を視察した。
辰野町から伊那市中央区までの激特事業の進ちょく状況を、地元選出の宮下一郎衆議院議員と吉田博美参議院議員が視察した。
地元中央区の宮下政男区長は、「工事が始まってから、地域に流れる古川という湧き水が冬の間枯れるようになった。地域の農業用水、防火用水として利用している大切な川なので復旧してもらいたい」と訴えた。
天竜川上流河川事務所によると、工事に伴って浅い井戸などの水位が低下したり、渇水するなどの恐れはあり、古川も工事が原因で渇水した可能性があるという。
宮下議員らは、「天竜川を安全な川にしていく必要がある。国・県・市と連絡を取りながら、予算の確保に取り組んでいきたい」と話していた。
天竜川激特事業は、平成18年から5年間の計画で行っている。
川底を掘り下げ、根固め工を施していて、18年と同じ規模の出水があっても0.5メートルほど水位を下げられるという。 -
公売のバイク55万円で落札
伊那市がインターネット公売に出品したバイクの落札価格が55万円に決まった。
公売に出品したバイク「カワサキメグロSG」は、伊那市が公用車として使っていたが、ここ10年ほどは使われずに車庫に眠っていた。
市では公売により財源の足しにしようと予定価格5万円で出品したところ、マニアには人気のバイクだということで愛好者などから101件の申し込みがあり、2日に落札価格が55万円に決まった。
市では「どれくらいの値がつくか予想がつかなかったが、高額の落札価格となり驚いている。収入については有効に使っていきたい」と話している。 -
伊那市ごみ減量化委設置竏窒イみ減量化の模索始まる
ごみの減量化などを図るための施策について協議する伊那市ごみ減量化・資源化推進委員会が1日、設置され、第1回会合が開かれた。
委員会は各種団体の代表や公募で選ばれた委員15人で構成。委員長には、伊那市連合衛生自治会会長の橋爪正さんが選ばれた。
委員会では、実行性のあるごみの減量化や資源化を図るための施策を協議し、市長に提言する。
委員の任期は2年で、月1回のペースで会議を開く。
市によると、昨年度伊那中央清掃センターで処理された可燃ごみの量は、約2万6千トン。そのうち伊那市が占める量は、半分の1万3千トンだという。
また昨年度、清掃センター全体のごみ処理経費は約5億円となっている。
委員会では「伊那市内でのごみの減量化が上伊那全体の減量化と、経費削減につながる」として、11月を目途に、短期的な施策を市長に提言する。 -
伊那まつりのTシャツデザイン決まる
今年の伊那まつりの公式Tシャツのデザインを決める審査会が1日、市役所で開かれ、伊那市の会社員伊藤寿美代さんの作品が、公式Tシャツに選ばれた=写真。
公式Tシャツはこれまで、黒をベースとしたものが大半だったが、伊藤さんの作品は紫を基調にピンク色で桜や龍などを描いている。
伊藤さんの作品は、色使いなどが女性にも親しんでもらえるとして今年の公式Tシャツに選ばれた。
まつり用のパンフレットの表紙には、太鼓が力強く描かれた南箕輪村の印刷会社「プリンティアナカヤマ」のデザインが選ばれた。
また、うちわには伊那市の印刷会社「しんこう社」の作品が「大人から子供まで親しんでもらえる」と評価され、選ばれている。
公式Tシャツは今月から注文の受付を始め、一般に販売される予定。 -
御園区で雨の中運動会
伊那市御園区の運動会が31日、同地区の白山グラウンドであり、地区住民約700人が、競い合った。
この日はあいにくの雨となったため、雨でも危険のない競技を実施。
参加者は傘をさしたりレインコートを着て、競技を楽しんでいた。
マレットゴルフの玉が中心に近いほど得点がはいるゲームでは、チームのメンバーからプレーヤーに声援がおくられた。
主催した伊那公民館御園分館の唐澤幹夫分館長は、「一風変わった思い出に残る運動会になった。区民の団結につなげたい」と話していた。 -
プレミアム商品券完売
伊那市で5月30日から販売された総額3億3千万円のプレミアム商品券が、発売2日で完売した。
同商品券は、伊那商工会議所、伊那市商工会、JA上伊那が発行したもので、1万円で千円のプレミアムがつくというもの。
伊那商工会議所では「予想以上に早い完売となった。これを契機に消費者には買い物をしてもらい、各店も誘客につなげてもらいたい」と話している。
今回販売したプレミアム商品券は、加盟店538店舗で使うことができる。
有効期限は10月31日まで。 -
ローズガーデンバラ祭り始まる
伊那市高遠町にある「しんわの丘ローズガーデン」で1日から、バラ祭りが始まった。
バラ祭りは地域活性化などを目的として去年から開かれているもの。
この日はオープニングセレモニーがあり、木のオカリナ「ユカイナ」の演奏が披露された。
ローズガーデンには現在、124種約2600本のバラが植えられている。
バラ祭りは14日まで開かれる予定で、期間中はバラの苗木販売や、園内で結婚式が予定されている。
訪れた人たちは、園内を歩きながら咲きはじめのバラを楽しんでいた。
見ごろは今週末から来週にかけて。 -
上伊那ごみシンポジウム
新しいごみ中間処理施設の建設を計画している上伊那広域連合は31日、ごみ処理施設の安全性を健康面から考え、理解してもらおうとごみシンポジウムを開いた。
ごみ処理施設の安全対策・環境対策については、日本環境衛生センターの秋月祐司さんが講演。
「焼却施設で各種対策措置をとることで、ゼロにはならないがダイオキシン類の削減が図れる。ダイオキシン類の摂取の大部分は食物からで、大気中濃度増加の影響はほとんどない」と語った。
また、パネルディスカッションでは、信州大学医学部の野見山哲生教授が「関心を持ち続けることが大切」
と話したほか、用地選定委員会委員長を務めた伊藤精晤信州大学名誉教授は、「施設のマイナス面を話し合いでプラスに転じさせて欲しい」と語った。
また、伊那商工会議所女性会の小林旬子会長は、「今後、施設を受け入れた住民に感謝の気持ちを持たないといけない」と述べた。
コーディネーターをつとめた上伊那広域連合ごみ処理基本計画推進委員会の小澤陽一委員長は、「お互いの理解と信頼を得るためには勉強を重ね正しい情報を入手して理解を深めることが大切」とまとめた。
この日のシンポジウムには約280人の市民が訪れた。 -
夏を前に衣替え
本格的な夏を前に1日、各地の学校や企業で衣替えとなり、通勤通学でも夏服姿の人たちが行き交う光景が見られた。
そのうち伊那市の高遠高校では、ブルーのシャツを着た生徒らが午前8時ころから登校。朝のうちは少し肌寒かったこともあり、上にカーディガンなどを羽織った生徒もいたが、半袖のまま自転車でさっそうと登校する生徒もいた。
この夏服は昨年から導入したもので、1、2年生約200人が着用している。
ある男子生徒は「風通しが良くて着やすい」と話していた。
夏服の着用は9月末まで。 -
手良小学校の児童がアユの稚魚を放流
伊那市の手良小学校の児童が1日、アユの稚魚を天竜川に放流した。
この日は手良小の3年生が明神橋の約100メートル上流で放流を実施。アユは生後6ヶ月で、体長約10センチの稚魚が5キロ用意された。
児童らは、一人ひとり5匹ほどを容器に入れてもらい、一斉に天竜川へ放った。
これは天竜川漁業協同組合が小学生を対象に毎年実施しており、手良小学校には今年初めて声をかけた。
地区に大きな川がなく、アユやアユの友釣りなどを目にする機会の少ない手良の子どもたちにも、天竜川に親しんでもらおうと考えた。
児童らは、放流を前にアユの生態などを勉強してきたという。
天竜川漁協北原斉理事は「アユの感触を感じ、天竜川に親しんでほしい。この川が太平洋につながっていることを感じてもらいたい」と話していた。 -
いーな伊那プレミアム商品券発売
伊那市内538の店舗で使える「いーな伊那プレミアム商品券」の販売が30日、始まった。
商品券は市内9カ所で販売され、このうち、いなっせ屋外広場に設けられた特設会場では、販売開始の午前10時におよそ100人が列を作った。
列の先頭に陣取った伊那市荒井の酒井一雄さんは、折りたたみいす持参で朝6時58分に到着したという。
プレミアム商品券は、千円券11枚つづりで、1万1千円分を1万円で購入できる。
1人20万円まで購入することができ加盟店538店舗で利用できる。
いなっせ特別会場での販売は30、31日のみで、6月1日以降は伊那商工会館など市内8カ所で販売する。
この商品券の有効期限は10月31日まで。売り切れ次第販売を終了する。 -
新宿と市有林整備協定
伊那市の森林を、友好提携を結んでいる新宿区が整備する市有林整備実施に関する協定の調印式が30日、伊那市ますみケ丘の平地林で行われた。
調印式には伊那市と新宿区の関係者や小学生ら約200人が出席した。
新宿区は、自動車の排気ガスなど区内だけの努力で発生する二酸化炭素の排出量を抑えることが難しい状況にある。
このことから、増加した二酸化炭素を友好提携を結んでいる伊那市の森林を整備することで、その吸収量を増やし環境を守る取り組みをする。
計画は伊那市長谷の森林150ヘクタールを5年かけて間伐するもので、新宿区によると、年間約120トンの二酸化炭素が削減できるという。
この日はほかに、ますみケ丘の平地林内に設けられた「新宿の森」で、看板の序幕も行われた。
「新宿の森」は、伊那市が新宿区に無償で貸し出すもので、自然とのふれあいや環境学習などに役立てる。
伊那市では、森林整備や環境学習を通して互いの交流を深めていきたい竏窒ニしている。 -
伊那市観光協会総会
伊那市観光協会の平成21年度の総会が29日、伊那市役所で開かれ、予定している誘客事業などについて確認した。
伊那市観光協会は合併して3年目。
本年度は、誘客部会、おもてなし部会など3つの部会が中心となり、旧市町村の枠を取り払い「パノラマ伊那市」をキーワードに観光事業に取り組む。
本年度も昨年度同様、ボランティアガイドの養成に力を入れるほか、さくらまつり、高遠城下まつりなど各種誘客イベントの開催や保科正之に関する事業などにも取り組み、木曽などとの広域連携事業も視野に入れる。
会長の小坂樫男伊那市長は、「木曽とも連携して広域観光ルートにしていきたい」とあいさつした。
また保科正之大河ドラマ化については、「生誕400年にあたる2011年は無理でもその後のドラマ化には手ごたえを感じている」と述べた。 -
都会の人たちが田植え体験
都会の人たちに田植えを体験してもらう田植え交流会が30日、伊那市高遠町で開かれた。
交流会は、体験を通して都市と農村の交流を深めようと行っているもので、今年で10年目。
都会からの参加者が田んぼのオーナーとなり、田植えから稲刈りまでを体験する。
オーナーになると60kgの米が保障される。
年々参加者が増えているということで、今年は勝間や山室など3会場で田植えが行われた。
このうち勝間の田んぼでは、東京や埼玉など関東方面から210人が参加して田植えをした。
参加者のうち半分以上が田植え初体験。Tシャツ短パン姿に着替え、慣れない足もとに悪戦苦闘しながら、約40アールの田んぼにコシヒカリの苗を植えていた。
10月には収穫を体験する。 -
ノルディックウォーキング教室
両手に専用のストックを持ち、地面を突きながら歩くノルディックウォーキング教室が30日、伊那市で開かれた。
教室は、市民の健康増進などにつなげていこうと伊那市総合型地域スポーツクラブが開いた。
市内から50人が参加し、元クロスカントリースキー選手の山田琢也さんの指導を受けた。
ノルディックウォーキングは、フィンランドのクロスカントリースキー選手の夏場のトレーニングとして始まったスポーツとされている。
2本のストックを持って歩くことで腰や膝への負担を軽減するとともに、普通に歩くよりもエネルギー消費を20%程度上昇させるという。
参加者たちは山田さんからウォーキングのポイントを聞いた後、伊那市営球場周辺を歩いた。
市総合型地域スポーツクラブでは、今後講座も設けノルディックウォーキングを普及していきたい竏窒ニしている。 -
南信柔道連盟上伊那中高合同練習
南信柔道連盟上伊那支部は、技術向上につなげようと、地域の教室の枠を超えた中高生合同の練習を本年度から始めた。
29日は、上伊那の中学生と高校生22人が、伊那市東春近の柔道教室創武館で初めての合同練習をした。
上伊那支部には現在、辰野町から飯島町まで7つの教室がある。
年々柔道を習う子どもの数が減少し、教室でも同じメンバーとしか練習できないため、今年から月2回のペースで合同練習を設けることにした。
この日は、寝技と立ち技の稽古が行われた。
中学生は、自分よりも身長の高い高校生を相手に、繰り返し技をかける練習をしていた。
上伊那には柔道部のある学校が少ないため、高校生になると練習の場がなくなり柔道から離れてしまう生徒もいるという。
上伊那支部長の原洋明さんは、「年齢も違ういろいろな人と練習することで技術が向上する。練習の場を設けることで柔道を続ける子ども達を増やしていきたい」と話していた。 -
東春近小学校4年生 摘果を体験
伊那市の東春近小学校4年生2クラスの児童が28日、余分な実を摘み取るリンゴの摘果を体験した。
これは総合学習の一環で行なわれていて、4年生が毎年取り組んでいる。
リンゴ農家の伊藤一路さんが協力を申し出て、16年前から畑を貸し出している。
春には花を摘む作業を体験し、今回が2回目。
本来は、花のうちに余分なものを摘み取ったほうがよいとされるが、子供達の作業のために伊藤さんが手の届く高さの実は残しておいたという。
子供達は、残す実を傷つけないよう慎重に作業していた。
次回は11月に収穫を予定している。 -
伊藤環雪さん傘寿記念展
伊那市日影の中国画家伊藤環雪さんの80歳の傘寿を記念した作品展が26日、伊那市の県伊那文化会館で始まった。
会場には、2年間で描きためた300点のうち、100点を展示している。
旧長谷村で昭和4年に生まれた伊藤さんは、65歳の時、上海師範大学に入学し、中国画を学んだ。
中国画は筆を寝かして描くため日本画と比べて線が太く、力強さやスピード感が特徴。
伊藤さんは、今でも中国へ足を運び、そこで見た風景を作品にしている。
なかでも、黄河を3日間かけて下りながら見た景色を巻物にした作品は訪れた人の関心を集めていた。
伊藤さんは、10年ほど前、肝臓癌が見つかり現在も治療を続けている。体調の悪い日もあるが、毎日筆を持つ事は欠かさないという。
環雪傘寿記念展は6月2日まで。 -
西春近南保育園 命の大切さ学ぶ
伊那市の西春近南保育園で28日、園児と保護者が命の大切さを学んだ。
講座は保育参観に合わせて開かれ、年長園児と保護者が上伊那助産師会の助産師から話を聞いた。
講座ではまず、保護者や園児の心臓の音を聞き、その後保護者の妊婦さんに協力してもらい、お腹の中の赤ちゃんの心臓の音を聞いた。
園児たちは、早さの違いにびっくりした様子だった。
助産師の鹿野恵美さんは、「赤ちゃんの心臓は小さいので、みんなよりたくさん動いて頑張っている。こんなに小さいのにすごいね」と話した。
また生まれたばかりの赤ちゃんと同じ大きさ、重さの人形を実際に抱っこした。
下平緑園長は、「体験をとおして小さいなりに命について考えて欲しい。豊かな心を持った子どもになって欲しい」と話していた。 -
Uターン・Iターンシンポジム 6月20日開催
伊那市にUターン、Iターンして働く人たちの率直な意見を聞き、産業立地や地域活性化につなげようというシンポジウムが、6月20日に開かれる。
28日、伊那市役所で開かれた定例記者会見で小坂樫男伊那市長がシンポジウム開催を発表した。
シンポジウムは、伊那市や伊那商工会議所、信州大学農学部、伊那ケーブルテレビジョンなどで組織する実行委員会が主催するもので、今回初めての試み。
市内の企業に勤める20代縲・0代の若者が、伊那で働くことを選んだ理由や、地域の魅力について語り合う。
またシンポジウムの後には交流会を開き、U・Iターン者のネットワーク作りの場にもしたい考え。
伊那市では、「地域にはたくさんのU・Iターン者がいる。率直な意見を聞くことで、地域の活性化や企業誘致の参考にしたい」と話している。
U・Iターンシンポジウムは6月20日午後3時から伊那市役所多目的ホールで開かれる。
また交流会は、シンポジウム終了後、午後5時からを予定している。 -
伊那市 中吊り広告を作成
伊那市の秘書広報課は、市報をより多くの市民に読んでもらうため、バスなどに掲示する、中吊り広告を作成した。
中刷り広告は、秘書広報課が、若い世代などより多くの市民に市報に興味を持ってもらい読んでもらいたいと初めて作成した。
県内では珍しい取り組みで、大分県や埼玉県の事例を参考にした。
経費節減のため、デザインや印刷の一部などは職員が担当した。
デザインは、列車の雑誌のなかずり広告などを参考にしたという。
広告はB3サイズで、い縲怩ネちゃんバスに掲示されているほか、市内循環バスや店舗でも順次掲載していく。 -
保科正之の漫画が完成
伊那市観光協会は、徳川家光の弟、保科正之について多くの市民に知ってもらおうと漫画を作成した。
作成されたのは保科正之の生涯を16ページにまとめた漫画。
漫画は、伊那市在住の漫画家橋爪まんぷさんが担当した。
秀忠のご落胤として、ひそかに高遠で育てられたが、兄の家光に見出され江戸時代の3大名君と呼ばれるようになったいきさつが詳しく描かれている。
この漫画は1万部作成され、市内の小中学校や高校などに配布される。
伊那市では、まだ正之公について詳しく知らない市民も多いとして、漫画を読んで理解を深めてもらうとともにNHKの大河ドラマ化実現に役立てたいと考えている。 -
伊那市 災害時の独自のルート確保を計画
伊那市は、県が指定している災害時に物資などを運ぶ緊急輸送路に加え、市独自のルートを確保する計画を、27日に示した。
これは、今日市役所で開かれた、伊那市防災会議で示された。
県では、緊急輸送路として、中央自動車道や国道などを指定していて、災害時には緊急車両が通行できるよう交通規制をするほか道路が崩壊した場合の復旧作業も優先的に行う。
伊那市は、伊那建設事務所と協議し、県指定の道から、避難所やヘリポートなどに続く道を伊那市独自の路線とする案を示した。
具体的には、物資輸送拠点としてヘリポートとして使用される伊那市役所駐車場と隣接するナイスロード、中央自動車道へ続くアクセス道路から伊那中央病院へ向かう道路などを指定する。
示された案は、来年2月頃防災会議で再度協議し、その後県の承認を受け決定する。
また、この会議では、災害時にインターネットなどの庁舎内の情報通信機能が被害を受けた際、早急に復旧させるための計画案も示された。
伊那市は今年度この事業について総務省のモデル団体に指定されていて、アドバイザーの派遣を受ける。
今年度中に職員による検討チームを立ち上げ、情報システムの現状調査や設備などの災害危険度調査などを行い計画を固める。
また、10月には、24年振りに県と合同で、自衛隊など65の機関、4千人ほどが参加する大規模な総合防災訓練も予定していて、防災力強化につなげたい考えだ。