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伊那シニア ソフトボール全国大会準優勝
先月、群馬県渋川市で開かれた60歳以上の選手が出場するソフトボール全国大会で、長野県代表として出場した、伊那市の伊那シニアが準優勝した。
5日、伊那シニアの西岡洋児監督など3人が伊那市役所を訪れ、小坂樫男伊那市長に準優勝の報告をした。
伊那シニアは上伊那を中心としたメンバーで作るチームで、大会に向け週3回、3時間の練習にんできた。
全日本シニアソフトボール大会には、4年連続出場、去年は3位、今年は準優勝と好成績を収めている。
小坂市長が準優勝の祝福の言葉を贈ると、西岡監督は、「連戦になると体力的にはきついが、来年は是非優勝旗を持ち帰ってきたい」と早くも意欲を見せていた。 -
旧井澤家住宅のスタンプ完成
伊那部宿を考える会は、伊那市西町の旧井澤家住宅を広くPRしようとスタンプを作った。
スタンプは直径7.5センチの円の中に、旧井澤家住宅が描かれている。
伊那市在住の漫画家、橋爪まんぷさんがデザインした。
このスタンプは、井澤家住宅の見学者が自由に使うことが出来るほか、伊那部宿を考える会がPR用に利用するという。 -
美篶小資料館 地域住民が外壁塗装工事
伊那市の美篶小学校資料館の外壁塗装工事が1日、地域住民の手によって行われた。
塗装工事をしたのは、資料館の委員と伊那市の工務技士の約30人。
資料館外壁の塗り替えは、平成17年以来。
地域の文化財を地域住民で守り維持していこうと、作業は前回と同じくボランティアで行われた。
参加した人たちは、重機や脚立を使い、外壁には茶色、窓枠には水色のペンキを丁寧に塗っていた。
資料館の赤羽仁館長は、「貴重な文化財を保存しようと地域の人が作業に来てくれる。とてもありがたい」と話していた。 -
農商工連携の人材育成
信大農学部ヤマブドウワイン講座始まるヤマブドウの生産から加工、流通までを通して、農商工連携を担える人材育成を目指す信州大学農学部の講座が3日、開講した。
県内各地からおよそ50人が集まり、今回この講座に参加した動機を交えながら、自己紹介した。
信州大学農学部では現在、伊那市と一緒にヤマブドウの特産品化の研究に取り組んでいる。
今回の講座はそのヤマブドウの生産から醸造、流通までを学んでもらうことで、地域おこしや農商工連携を担える人材を育成しようと企画した。
定員50人で受講者を募集したところ、それを大幅に上回る300人からの問い合わせがあったという。
受講者は農家に限らず、市町村の地域おこし担当者や企業関係者、ワインの販売元などから集まった。
受講者は今後、ヤマブドウの栽培方法のほか、ワインの醸造方法や、まちおこしについて学ぶ予定。 -
秋葉街道交流活発に
街道でウォーキングイベント信仰の道、塩の道として知られる秋葉街道の活性化を目指し、県内外の愛好団体同士の交流が活発になっている。
3日、秋葉街道の伊那市長谷部分を歩くイベントが開かれ、県内外から約60人が参加した。
秋葉街道はその昔、塩の輸送路として、また静岡県浜松市にある秋葉神社への参拝の道として利用された古道。
去年12月に長谷の秋葉街道道普請隊が3日間かけ秋葉街道を踏破したことをきっかけに、今年2月に県内外の秋葉街道愛好団体12団体でつくる「秋葉街道信遠ネットワーク」が結成された。
今回は長谷部分の知識を深めようと信遠ネットからも飯田市、大鹿村の団体が参加した。
各団体とも地元部分の整備を進めるほかウォーキングイベントを開いていて、25日には飯田市部分で開かれることになっている。
また新遠ネットでは、諏訪市から秋葉神社までの街道全線を網羅した広域的なマップを作るために来年度調査を行うという。 -
各地で秋祭り
10月に入り、秋まつりシーズンを迎えた。
3日は、各地で神社の例大祭などが行われた。
伊那の御柱で有名な西春近諏訪形の諏訪神社では、五穀豊穣、区民の安全を祈願する秋の例大祭が行われている。
3日が宵祭り、4日が本祭り。
参道から境内にかけて、伝統の獅子曳きが古式にのっとって奉納されていた。
諏訪神社は、応永元年(1394年)の創立、1427年の大洪水で現在の位置に遷されたとされていて、建御名方の命、天照大神などを祭神とする。
本殿の周囲には、4本の御柱が建てられていて、諏訪大社と同じく6年に一度、里引きと建て御柱が行われている。
4日の本祭りでは、長持ちが区内を巡回し、獅子舞が奉納されることになっている。 -
八の輪会がすずたけにタオル寄付
JA上伊那の生活部会OGで作る八の輪会は30日、伊那市美篶の老人保健施設すずたけにタオルを寄贈した。
八の輪会を代表して加藤加与子さんとJA職員がすずたけを訪れ、タオルを入所者に手渡した。
八の輪会では毎年、地域のためにできることをしようとすずたけにタオルを寄贈している。
今回は10日に開かれた交流会で会員100人が持ち寄ったタオル200枚を手渡した。
加藤さんは「みなさんのために少しでも役立ててもらえたらうれしい」と話していた。
寄贈されたタオルは、入所者の身体を拭く際などに使われるという。 -
森世紀工房作品展
地元の木材で作った家具などの作品展示会が1日、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている。
展示会を開いているのは、県内の建具職人でつくる「森世紀工房」のメンバー。
森世紀工房では、長野県産の木材を使った家具のぬくもりを感じてもらおうと、毎年1回、伊那市で展示会を開いている。
会場には、上伊那や木曽の建具店で作られたイスやテーブル、タンスなど大型の家具から小物まで100点が展示されている。
今回は、多くの人に作品に触ってもらい家でも使ってもらおうと、はしや鉛筆立て、子ども用の積み木などが多く展示されている。
特に積み木は、幼い頃から使うことで、木の温もりを感覚で覚えてもらいたいという。
森世紀工房では、「多くの木を使うことは、山の手入れや環境を守ることにつながる。地域の人に県産材の良さを知ってもらいたい」と話していた。
この展示会は5日まで。 -
8月の有効求人倍率0.34倍
ハローワーク伊那は2日、8月の上伊那の有効求人倍率が0.34倍だったと発表した。
求人倍率は7月に続き、2カ月連続で増加したが、ハローワークでは、求職活動を辞める人も増えていると見ていて、雇用情勢は依然として厳しい状況という。
8月の上伊那の月間有効求人倍率は0.34倍で、前の月の0.3倍より0.04ポイント増加した。
依然、県平均の0.38倍を下回っているが、7月に続き2カ月連続での増加となった。
企業の求人数に大きな変化はないが、職を探す求職者数は大幅に減少していて、8月の有効求職者数は、前の月の5502人より470人少ない5032人となった。
このことから、8月の有効求人倍率は、求職者数が少なくなったことで回復に転じたことになる。
しかし、実際に職に就いた人の数は216人しかおらず、ハローワーク伊那では「一端職探しから離れる人も増えてきているのではないか」と見ている。
また、「前に比べて需要が出てきているのは確かだが、期待したほどの回復につながっていない。今後は、人を雇う余裕が出てくる会社と、経営を維持するのが精一杯な会社とに二極化していくのでは」と話している。 -
ソフトボールピッチング教室
ソフトボールの代表的な投球法、ウインドミル投法を身につけるピッチング教室が1日夜、伊那市の伊那公園屋内運動場で始まった。
ソフトボールの街、伊那市を象徴するスポーツ教室で、伊那市体育指導委員会が開いている。
今年は募集に対し30人の応募があり、初日は15人が参加した。
ウインドミル投法は、習得が難しく、最低でも5年かかると言われているが、教室では基礎づくりが行われる。
シニアチームで活躍している投手が指導にあたり、速球が投げられるようにバランスのとれたフォームを教えた。
参加しているのは、伊那弥生ヶ丘高校の男子ソフトボール部員やナイターソフトでこれから本格的にピッチングを覚えたい人たちで、初日は参加していなかったが、東部中の女子ソフト部員も登録している。
教室は12月まで10回開かれる予定。 -
中学校で一斉に文化祭
上伊那地域のほとんどの中学校で一斉に文化祭が始まった。2日と3日の2日間、クラス展示や音楽会などが行われる。
長谷中学校では、第44回くろゆり祭が2日と3日の2日間開かれる。
2日は、生徒会企画のはせリンピックが行われ、学年対抗で10人11脚が行われた。
1年生が21人、2年生が11人、3年生が13人のため、1年生は2チームでの参加だった。
7秒台が出たり、3年生はわざと倒れて会場を盛り上げていた。
3日は、ステージ発表や音楽会が計画されている。 -
男と女いきいきセミナー開講
男女共同参画社会について理解を深める「男(ひと)と女(ひと)いきいきセミナー」の開講式が28日、伊那市役所で行われた。
本年度で7回目となるセミナーには、約60人が受講を申し込んでいる。
開講式で、小坂樫男伊那市長は「伊那市も男女共同参画を旗印に進んでいる。女性の皆さんもリーダーシップを取り、地域発展のために尽力してほしい」とあいさつした。
開講式のあと、早速第一回目の講義が開かれ、笑い療法士の城取茂美さんが「あなたも私もドラマの主役」と題して話をした。
城取さんは「自分の事だけを考えていては、命を粗末にしがちになる。他人の事を考えることが、地味だけれど人間として大切なこと」と話していた。
セミナーは、来年2月までに全6回開かれる予定。 -
衣替え 高校生冬服に
1日は、衣替え。伊那市の伊那西高校の生徒たちも、装いを冬服に替えて、登校していた。
同日の朝は、紺色のブレザーにスカート姿で、生徒たちが登校していた。
伊那西高校では、リボンの色が2色、スカートも2種類あるということで、それぞれが好きな組み合わせを楽しむという。
生徒会長の長坂朋美さんは、「3年生なので、昨日で夏服を着ることが最後となり寂しい気もしますが、冬服は、組み合わせが変えられて、おしゃれが楽しめます」と話していた。 -
旧井澤家住宅でおからこ作り
3日の十五夜を前に、伊那市西町の旧井澤家住宅で1日、「おからこ」作りが行われた。
おからこは、もち米を臼と杵でつぶしてつくる団子で、伊那地域では昔、十五夜に合わせて多くの家庭で作られていた。
おからこを作ったのは、伊那部宿を考える会のメンバーで、地域の伝統を伝えていこうと毎年行っている。
この日は、見学に訪れた市民と一緒にもち米をつぶした後、直径6センチほどの大きな団子を作った。
完成した団子は、里いもの葉に乗せ、カボチャやネギ、クルミなど今年とれた野菜と共に縁側に並べた。
今年の豊作に感謝し、来年の豊作を願うために月にお供えする。
伊那部宿を考える会の矢澤巧会長は、「おからこを月に備えることで、収穫の喜びや感謝の気持ちを、若い人にも感じてもらいたい」と話していた。
おからこは、一晩月に供えた後、それぞれ持ち帰って、野菜と一緒におからこ汁にして味わうという。 -
秋の味覚を味わう会
10月を迎え秋本番。この地域ならではの秋の味覚も食べごろとなっている。
から揚げ、甘露煮、さまざまな味わい方があるハチ。
伊那谷には、全国的にみても珍しいハチを食べる独特の食文化が根付いている。
30日夜、伊那市荒井区内の萱では、地域の人や地蜂愛好会のメンバーたちによる秋の味覚を味わう会が開かれた。
食材は、マツタケに蜂の子、ドジョウにイノシシと野趣あふれるものばかり。
特に蜂の子は、中型のキイロスズメバチに加え、特大のオオスズメバチも並ぶ。
伊那市地蜂愛好会の小木曽大吉さんによると、今年は天候不順の影響か、すがれがまったく駄目という。すがれがない分、この日に向けた食材集めに走った。
この日は、駒ヶ根市でキイロスズメバチの巣を取った。
煙幕でハチを眠らせ、かまで巣を切り取る。巣は5段。白い部分に幼虫やさなぎが入っている。
採った巣は持ち帰り、幼虫を巣から抜き出す。ピンセットではらわたをとり準備が完了した。
成虫はから揚げに、幼虫やさなぎは甘露煮にして味わう。
テーブルの上には、所狭しと並んだ蜂料理。
内の萱の夜は、ゆっくりと更けていった。 -
伊那まつり実行委員会反省会
伊那まつり実行委員会は1日、今年の伊那まつりの反省会を市役所で開いた。
反省会には、まつり実行委員会の市民おどり委員会や花火委員会など7つの専門委員会の委員が出席し、委員会ごとの反省結果を報告した。
今年の伊那まつりは、8月1日の市民踊り、2日の花火大会の両日とも雨にたたられ、2日間の人出は6万2千人と、昨年に比べ2万人ほど少ない結果となった。
ただ市民踊りには、去年を上回る83連、6500人が参加し、踊り連を対象に行ったアンケートでは、80パーセント近くが来年も参加したいと答えている。
市民踊り委員会では、「小さな子どもからお年寄りまで幅広い年齢層が参加していて、特に地区の連の参加は、地域づくりの貴重な機会」と位置付けている。
花火委員会では、「雨天の中決行した花火大会について、不満の声も寄せられたが、花火の準備上やむをえなかった。悪天候の場合、実施か中止かの広報を充実させる必要がある」と報告した。 -
ほおずき祭りで俳句表彰
俳句に親しむ「ほおずき祭り」が伊那市の手良公民館で27日開かれ、住民から寄せられた俳句の表彰式が行われた。
小学生の部では、手良小学校3年の春日拓海君の句「タンポポのたねをとばして雪のよう」が最優秀賞を受賞した。
一般の部では、小松利江さんの「ほおずきが刈り残されて土手は秋」が最優秀賞に選ばれた。
手良地区は、漂泊の俳人井上井月が何度も訪れた地。句碑もあることから、地域の人に俳句に親しんでもらおうと、去年から手良公民館がほおずき祭りを開いている。
今年は、約250の句が集まった。
受賞者を代表して小松利江さんは、「土手でなんとなく詠んだ句が選ばれてうれしい。俳句を続けてきてよかったです」とあいさつした。
俳句の選考をした井上井月研究家の春日愚良子さんは、「子どもの俳句はおおらかさがある。素直な言葉を俳句にするのが大事」と話していた。 -
南ア林道バス30周年記念式典
伊那市長谷の仙流荘と仙丈ケ岳の登山口、北沢峠を結ぶ南アルプス林道バスが運行開始から30周年を迎えた。
30日、バスの営業所で30周年の記念式典が行われ、関係者ら約50人が出席した。
小坂樫男市長は「運行開始から30年間無事故で運行してこられたのは多くの人の努力があったから。これからも安全第一でお願いします」とあいさつした。
南アルプス林道バスは昭和55年9月8日に運行開始、仙流荘と標高2032メートルの北沢峠までのおよそ21キロの林道を走る。
乗客の多くは仙丈ケ岳登山者だが、これまでに106万2044人の乗客を運んできた。
今まで台風や土砂崩れの被害で運行できないことが3度あったが、多少の土砂は運転手が重機を使って片付けるなどして運行を続けてきたという。
30年前の運行開始の時から現在まで運転し続けている西村茂さんは、「もう30年になったかなぁ。全国的にも、これだけの山岳道路はないので、雄大な自然を見てもらえる。気象条件が厳しいので、安全には十分に注意してきた」と30年の思いを話した。
南アバスを運営する伊那市では30周年を記念して30日から、南ア林道沿いの景色や花をおさめたポストカード3千セットを先着順で乗客にプレゼントすることにしている。 -
入笠牧場下牧
JA上伊那が伊那市高遠町の入笠牧場に今年6月に放牧した牛の下牧が30日から始まった。
JAでは、種付けや酪農家の労働負担軽減のため、上下伊那や諏訪地域の酪農家の牛を夏場に入笠牧場に放牧している。
今シーズンは、約100頭が標高1800メートルの涼しい牧場で過ごした。
下牧は、その牛たちを再び酪農家のもとへと返す作業で、一頭一頭、体重や健康状態、妊娠の有無をチェックして牧場を後にする。
詳しい検査を行わないと正確な数値は出ないが、約8割の牛で妊娠が確認された。
放牧されていた牛は、生後6ヵ月から2、3歳までのホルスタインがほとんどで、ひと夏を牧場で過ごしたことで足腰が強くなり、体重も増えていた。
今年は、ニホンジカの食害対策として、防護柵などを設置し、牛が食べる牧草も確保した。
牛の入笠牧場からの下牧は10月1日も引き続き行なわれることになっている。 -
美篶ごみ問題連絡会が地区組織から脱退
伊那市美篶地区の有志でつくる「美篶ごみ問題連絡会」は30日、地区で組織する「美篶新ごみ施設に関する委員会」から脱退することを正式に表明した。
美篶ごみ問題連絡会は上伊那広域連合が計画している新しいごみ処理施設について考えようと美篶の有志で発足した。
伊那市や広域連合が建設候補地とする富県の桜井天伯付近への建設は「適切でない」として、反対している。
地区の代表でつくる美篶地区新ごみ施設に関する委員会にも加わり、話し合いをしてきたが、「委員会の姿勢などに疑問を感じる」として脱会することにしたという。
佐藤幹雄代表は、「一緒に活動することが、連絡会の活動の阻害要因となることが分かった。脱会して、連絡会を新しいスタイルで発展させたい」と話している。 -
まほら伊那市民大学修了式
まほら伊那市民大学の修了式が29日、いなっせで行われ、2年間の課程を学んだ63人に修了証書が送られた。
まほら伊那市民大学は、生涯学習の場として市が開講しているもので、2年間で10単位以上を取得した人に修了証書が送られる。
この日は50代から80代の男女63人が、学長の小坂樫男市長から修了証書を受け取った。
小坂市長は「積極的に学ぶ姿勢を大切に、生涯現役として、ますます活動してほしい」と式辞を述べた。
また修了生を代表して久保村通男さんが、「最後まで学び通せたことが嬉しい。この2年間の経験を生かし、市民の一員として頑張っていきたい」と話した。
今回は、すべての講座に参加した皆勤者が1人、欠席が3回以内の精勤者が8人いた。
1講座当たりの受講率は81%だったという。 -
サンライフ伊那作品展
伊那市西春近のサンライフ伊那で29日から、受講生とクラブ会員による作品展が開かれている。
作品展は、毎年前期と後期の講座が終了する9月と3月に受講生の発表の場として開かれている。
展示しているのは趣味創作教室の受講生とクラブ会員のあわせて186人の作品292点。
展示されている作品は陶芸や写真、書道、盆栽などで、訪れた人たちの目を楽しませている。
サンライフ伊那では、現在12の講座と3つのクラブが活動している。
この作品展は10月2日まで。入場無料。 -
市農業委員協力員「不要」の答申
伊那市の農業委員の活動をサポートする協力員の設置が必要かどうか議論してきた検討委員会は30日、「協力員は必要ない」との検討結果を答申した。
北原委員長が、「協力員は不要」との答申内容を農業委員会に報告した。
協力員は、来年度から農業委員の定数が45人から34人に削減されること、法改正で遊休荒廃農地対策の中心が市町村から農業委員会に移ることなどから、委員の活動をサポートするもので、その設置が必要かどうか今年4月から検討されてきた。
検討委員会では、県内の他の市町村の実施状況も踏まえて検討した結果▽農業委員の負担が増加するのは、法改正による全国的なもので、伊那市だけ協力員を設置する理由がないこと▽高遠長谷の農業委員が激減するが、合併に伴い農家の人口から委員数を算出することはすでに決定済みであること▽遊休荒廃農地対策は、伊那市農業振興センターと連携することであり、協力員を設置する理由にならないこと竏窒ネどから、「協力員の設置は必要ない」とした。
農業委員会からは、この検討結果について異議は出されず、承認された。 -
地裁伊那支部建設候補地など伊那市長が長野地裁に回答
伊那市が、移転新築を求めている長野地裁伊那支部について、小坂樫男市長は30日、建設候補地の用地取得の見通しなどについて長野地方裁判所に回答した。
酒井茂副市長らが同日、長野地裁を訪れ、事務局長に回答書を手渡した。
長野地裁は、伊那市が建設候補地として挙げている上農高校定時制の土地が取得できるかどうかの見通しが定かではないとして、30日までにその回答を求めていた。
回答では、用地取得について▽県の利用が優先されるため用地取得ができるとの確証はないが、移転用地として伊那市が取得できる可能性は高いとみていること▽取得方法については、伊那市が予算計上した上、県から用地の譲渡を受け、現裁判所と交換すること▽移転した場合の現裁判所の跡利用については宅地や公園の整備などを考えていること竏窒`えた。
長野地裁では、この回答を受け「内容を検討していきたい」としている。 -
ふるさと市町村圏セミナー
全国ふるさと市町村圏研修セミナーが、伊那市内で開かれている。
ふるさと市町村圏は、市町村で構成する広域的な組織で、全国に90近くある。
今回は、そのうち北海道から鹿児島まで、20の都道府県の40団体から140人ほどが参加した。
セミナーは、全国各地持ち回りで開かれていて、今年は自然を生かしたふるさとづくりをテーマに、伊那市を会場に開かれた。
セミナーでは、伊那食品工業(株)会長の塚越寛さんが講演した。
22年前、現在の西春近に会社を移転した際に、それまで生えていた松などの植物をそのまま活かした工事を行ったことに触れ、「効率を考えれば、更地にしたほうが簡単だが、開発は地域作り。今では、残した樹木が敷地に潤いを与えている」と話していた。
セミナー参加者は2日、かんてんぱぱガーデンや、箕輪町の赤そばの里などを視察する。
なお全国で市町村合併が進み、広域圏を構成する必要のない地域が多くなったため、ふるさと市町村圏で組織する全国協議会は来年3月に解散する予定。 -
「信州デスティネーションキャンペーン」
プレ期間PR長野県とJRがタイアップして、全国から観光客を誘客しようという「信州デスティネーションキャンペーン」のプレ期間が、1日から始まり、県内各地で一斉PRが行われた。
このうち、伊那市ますみヶ丘のグリーンファームでは、県と市の職員が、来店者にパンフレットを手渡していた。
信州デスティネーションキャンペーンのプレキャンペーン期間中は、全国のJR各駅に、長野県をPRするポスターなどが張り出されるほか、県内各地でさまざまなイベントが用意されている。
この日は、パンフレットに興味を持つ人も多く、職員に質問したり、何冊も求める人の姿もあった。
なお、デスティネーションキャンペーンの本番は、来年の秋を予定している。 -
新型インフルエンザの疑いで美篶小休業
伊那市の美篶小学校は、新型インフルエンザへの感染とみられる児童が規定数を超えたため、30日から学級閉鎖の措置がとられる。
学級閉鎖になるのは、美篶小学校の1年生2クラスのうち1クラス。
新型インフルエンザに感染したとみられる児童数は、28人中3人で、学級閉鎖期間は明日から10月5日まで。 -
楠洲流吟道大会
詩吟の楠州流吟道大会が27日、伊那市の市民会館で開かれた。
今年で38回を数える大会で、約500人が参加し詩吟を披露した。
楠洲流聖楠会は、辰野町から駒ヶ根市までの5つの吟詠会で組織している。
大会では、個人の吟や団体の合吟などが行われた。
このうち合吟の部では、それぞれの吟詠会から合計14チームが出場し、次々とステージに立った。
どの吟詠会も熱心に練習を重ねているということで、それぞれに息のあった吟を披露していた。 -
「西箕輪景観育成特区の歩み」まとめる
伊那市西箕輪ふるさと景観住民協定者会は、景観育成特区に認定されるまでの経過を一冊の冊子にまとめた。
冊子は3000部印刷され、西箕輪地区およそ1600戸に全戸配布される他、県内の市町村に無料で配布される。
景観育成特区は地域住民の自律的な環境保全活動を支援するもので平成20年9月1日に県下で初めて西箕輪地区が指定された。
冊子は、先進事例として他地区での取り組みの参考にしてもらおうと作られたもので今年1月から作成作業が進められてきた。
特区指定までの取り組や西箕輪の景観調査のデーター結果など、カラー写真を交え40ページにまとめた。
総事業費は、78万7千円となっていて、県の元気づくり支援金を活用している。
会では、冊子を見てもらうことで改めて、地区の景観特性や景観育成を再認識してほしいとしている。
協定者会では今後、地区の花壇づくり、伊那インター工業団地への誘導サインの統一、不要な地区内の看板の撤去が課題としていて、ごみの不法投棄、遊休農地の解消など地域づくりと関連した景観育成を図っていきたい考え。 -
メディカル・リブ落成式
内視鏡など、医療用処置具の開発・製造会社、メディカル・リブの本社工場が、伊那市西箕輪に完成し、29日、落成式が開かれました。
今後は、地域の医療機関などと連携し、さまざまな取り組みを展開したい考え。
メディカル・リブは、岡谷市に本社を置く「リバグループ」のグループ会社で、内視鏡など医療用処置具の開発、製造を行っている。
これまでは工場を持たず、グループ本社の「リバー精工」の中で業務を行っていたが、そこが手狭となり、今回伊那市に本社工場を建設することになった。
本社工場の敷地面積はおよそ5400平方メートル、総事業費は3億9千万円で、新たな従業員を地元で採用する計画。
医療用処置具の製造には申請が必要で、許可が取れるまでに時間がかかるため、本格稼働は5年後を目途にしている。
その間、徐々に従業員を増員し、工場もあと2棟建設する予定。