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JR東海が村井知事にあいさつ
国土交通省がJR東海に対しリニア新幹線着工の前提となる需要やコストなど4項目の調査を指示したことを受け26日、松本正之社長が長野県庁を訪れ村井知事と会談した。
村井県知事とJR東海が会談するのは今回が初めて。
国土交通省がJR東海に輸送需要や技術開発、建設費、その他の4項目の調査を24日に指示。
これを受けJR東海は、2025年の東京竏猪シ古屋間の開業を目指し1都5県の沿線自治体などと調整を本格化させる。
この日は、JR東海の松本正之社長が村井知事を訪ね、冒頭部分を除いて非公開でおよそ20分会談した。
争点となっているルートの問題については、具体的にBルート・Cルートなどといったやりとりはなかったという。
松本社長は、村井知事との会談を終えるとその足で愛知県に向かった。
村井知事は、情報の共有化がまず第一という考えを示した。
リニア新幹線のルート問題は、県は上伊那を通るBルートを主張し、JR東海は南アルプス直下を貫く直線ルートのCルートを想定しており、調整は難航が予想される。 -
伊那西スケート場がオープン
伊那市にある唯一の天然リンク、伊那西スケート場で25日、シーズン中の安全を願う祈願祭があった。薄氷が張ったスケートリンクを前に、市教育委員会の関係者などが神事をした。
25日の午前9時の気温は1度で、、リンクの中央はまだ水の状態だった。
北原明教育長は「子どものため、大人のため、コンディションのいいスケート場として管理をお願いします。立派に結氷できますよう祈念します」とあいさつした。
伊那西スケート場は昨年度、廃止か存続かで検討が行われましたが、当面の存続が決まっている。
昨年度は22日間の営業で、1473人が利用した。本年度の開場予定期間は来年2月15日までで、時間は午前7時から10時まで、午後6時から9時までとなっている。
利用料は1人1回200円。
関係者は年内の滑走は難しいと見ているが、今後の冷え込みに期待している。 -
伊那市の一年を振り返る
今年も残すところあとわずか。今日から3日間、ICTエリア内3市町村の主な出来事を振り返る。初日は伊那市のこの1年。
▼上伊那の燃やせるごみを処理する新しいごみの中間処理施設の最終候補地が、伊那市富県の「桜井天伯水源付近」に決まった。
市民代表としての用地選定委員会の議論・手順を踏んでの結論で、候補地すべてを数値化し、最後は投票で決定した。
7月からは、地元桜井や北新との住民懇談会も始まり、市や広域連合は、地域住民の不安を解消しようと先進地視察などを行っている。ただ一部で反対する住民もあり、いかにしてコンセンサスを得、施設建設の前提となる環境アセスにいつ入るのかが注目される。
順調にいった場合5年後の平成26年には新しい施設が稼働する見通し。
▼今年は、合併により伊那市の財産となった南アルプスが各方面で注目された一年だった。
1月には、世界自然遺産登録に向けた学術調査検討委員会が発足。
8月には、貴重な高山植物の植生を復活させようと、シカの食害から花を守る防護策が設置された。その後の調査でこの柵は一定の効果があったと報告されている。
12月には、地質構造が貴重だとして、日本ジオパークに認定され、南アルプスの格がまた一つ上がった。
▼今年は、見送り、休止、廃止の年でもあった。
3月にヤマウラの伊那スキーリゾートからの経営撤退が表面化し、11月に今シーズンの営業休止が決定した。
6月、長谷地域に国が建設を計画していた戸草ダムの建設見送りが報じられ、地域住民らは、美和ダム上流域の治水対策の必要性を訴えた。
小坂市長や県議会議員らは、7月に戸草ダム建設推進を求め県に対し要望した。
国からは、これまでに具体的な代替案は示されていない。
権兵衛峠開通をきっかけに試験的な運行を開始した伊那と木曽を結ぶ定期バス、権兵衛号が来年3月をもって廃止されることになった。
運行時間を変更するなど試行錯誤を試みたが、乗車人数は期待に反して伸びず、一便あたりの平均は3人以下だった。
▼伊那インターチェンジへのアクセス道路と国道153号を結ぶ環状北線が10年の歳月と52億の巨費を投じて3月に完成した。
伊那建設事務所によると、伊那インター方面からの車の半数以上が直進して環状北線を利用しているという。
▼高遠ゆかりの名君、保科正之公をNHKの大河ドラマに採用してもらおうと、活動が大きく前進した。
2月には全国組織が発足し、7月には県議会議員の会が、12月には市町村議員の会が設立され、署名は30万人を突破した。
全国組織の会長を務める小坂市長は、「大きくはずみがついた」と手応えを感じているようだった。
年明け早々にNHKに署名を提出し、再度ドラマ化を働きかけることにしている。 -
伊那市が来年3月に開く春の高校伊那駅伝駅伝のコースを変更
伊那市は25日、来年3月に開く「春の高校伊那駅伝」の男子のコースを、環状北線を活用し、高遠商店街を折り返すルートに変更することを示した。
これまで男子のコースは、南箕輪村の神子柴で折り返すようになっていたが、今回示したルートでは、今年3月に開通した環状北線を活用。それに伴い、これまで高遠町の小原で折り返していたものを高遠町商店街まで延長した。
コース変更により、第2中継所は、これまでのアルプス中央信用金庫ナイスロード店から、美篶中県に変更する。
なお春の高校伊那駅伝は来年3月22日に予定している。 -
新山保育園 休園決定
伊那市は、園児数が基準に達しないとの理由から、新山保育園を来年度休園する考えを示した。
25日開かれた定例記者会見で小坂樫男市長は、「やむを得ないが休園にする」と話した。
新山保育園の園児数は、定員40人に対し現在11人。来年度の園児数が20人に満たない場合は休園する考えを示していた。
来年度の入園希望者の集計をしたところ、新山保育園を希望する園児数は10人だった。
伊那市では、地元から存続を求める声が上がる中、市内全域から園児を募集するなどの対応をしてきたが、20人に達しなかったため休園を決めた。
休園の理由として、少人数では、集団生活での社会性を身につけることが困難なこと、効率的な保育園運営が難しいことなどが挙げられている。
伊那市では、新山保育園を希望していた園児の保護者に対しては、ほかの保育園を紹介し、休園についてほぼ全員から了承が得られた竏窒ニしている。
なお、新山保育園の来年度以降については、入園希望者が20人に達すれば復活させ運営する考えを示している。 -
サーチが車椅子寄贈
パチンコ店などを経営する伊那市の株式会社サーチが24日、車椅子3台を伊那市に寄贈した。
役員の天野博夫さんら二人が小坂樫男市長のもとを訪れ、車いすを届けた。
地域の福祉に役立ててもらおうと、サーチでは今年3月から、車いすの購入を目的に各店舗や従業員の家庭で出るアルミ缶を集めてきた。
その結果、12月中旬までにおよそ13万円分のアルミ缶を回収し、車いす2台を購入した。
もう一台は会社が費用を負担して3台の車いすを寄贈することにした。
天野さんは「一人の力は知れているが、積み重ねることで大きなことができると実感した。今後もこうした取り組みを続けていきたい」と話した。
車いすは福祉まちづくりセンターで利用されるという。 -
保育園児がさくらの里で歌披露
クリスマスイブの24日、伊那市の高遠第一保育園園児が、特別養護老人ホームさくらの里を訪れ、歌のプレゼントをした。
年長園児がさくらの里を訪れ、施設利用者にクリスマスにちなんだ歌を披露した。
お年寄りは歌に合わせ、手拍子をしたり、一緒に口ずさんだりして、園児からのプレンゼントを喜んでいた。 -
新体操クラブチーム「ポーラ☆スター」発表会
新体操のクラブチーム「ポーラ☆スター」の発表会が21日、伊那市の勤労者福祉センター体育館で開かれた。幼児から高校生までのメンバーら約250人が練習の成果を披露した。
競技種目の一つでリボンなどの道具を使わない徒手団体では、小学生のメンバーが息のあった演技を見せていた。
ポーラ☆スターは、新体操の普及発展と長野県の技術力向上を目的に平成3年に発足した。
現在は、伊那と塩尻の2教室あり、子どもたちはほぼ毎日練習しているという。
代表の橋爪みすずさんは、「発表会では練習の成果を出し、楽しんで演技をしてほしい」と話していた。 -
東京の演歌歌手らが保科正之をテーマとした歌のCDを寄贈
東京を中心に活動する作詞家の岩田道之輔さんや演歌歌手の今井イワオさんらが24日、伊那市役所を訪れ、「保科正之公の大河ドラマをつくる会」会長の小坂樫男市長に、保科正之をテーマとした歌を収録したCD100枚を手わたした。
詩を書いた岩田さんは、知人から保科正之の大河ドラマ化を応援してほしいと依頼を受け、音楽仲間とともに、今回の歌を作詞した。曲のタイトルは「名君保科正之公、武士の花道」。この日は、その曲も披露された。
市では、このCDを保科正之公の大河ドラマ化に向け、活用していく。 -
伊那中央病院の19年度決算、およそ4億5千800万円の赤字
伊那中央行政組合議会の12月定例会が24日、あり、伊那中央病院の平成19年度事業決算が約4億5千800万円の赤字決算となったことを示された。赤字額は前年度より約9千万円減少した。
報告によると、診療や入院などといった病院事業による収益は約87億800万円で、前年度比3.8%の増加。
収益が増加した半面、支出額も増加しており、前年度比2.6%増の約91億6千万円となっている。
支出が増加した要因としては、医師、看護師の増員に伴う人件費の増加、病棟の改築費などを挙げている。
決算審査を行った監査委員は「経営の資金繰りの目安となる流動比率などが高く、赤字にも関わらず比較的良好な経営状況」と総評したが、今年度の赤字を含む、繰越欠損金は24億5千万円になり、平成20年度も赤字決算が見込まれることから、開院当初からの目標である、平成22年度までに黒字となるよう、経営改善を求めている。
伊那中央病院の小川秋實院長は「中央病院の経営改革プランの中では、平成22年度に黒字となるよう見込みを立てて取り組んでいくことになっている。経営的にはぎりぎりだが、黒字化に努めていきたい」と語った。
また、中央病院の分娩料値上げについても、今日の議会に提出され、賛成多数で可決した。 -
荒井区クリスマス会
子ども達が企画・運営する、伊那市荒井区のクリスマス会が23日、伊那中学校体育館であった。はおよそ300人の子ども達が集まり、マルバツゲームやビンゴなどを楽しんだ。
荒井区では例年、クリスマス会を自分たちで考えて実施してもらおうと、毎年地区の小学6年生に企画運営を任せている。会場では6年生30人が、司会進行や道具の準備など、それぞれ役割をこなした。
ある地区役員は、「子ども主体のクリスマス会は荒井区の伝統。楽しみながら自主性を学んでもらいたい。」と話していた。 -
美篶小学校の児童が酒造会社「仙醸」を見学
伊那市の美篶小学校3年2組の児童22人が25日、高遠町の酒造会社「仙醸」を見学した。
3年2組の児童は今年、総合学習の取り組みでアマランサスについて学んでいる。仙醸では、アマランサスを使った甘酒づくりをしていることから、加工から完成までにの作業を学ぶため、今回の同社を訪問することを計画。
児童らは、伊藤好専務から説明を受けながら、加工工程を見学。
同社では、アマランサスの種子からごみを取り除いたり、ポップする作業を行っており、児童らは興味深そうにその様子に見入っていた。
児童たちからは「甘酒にはどのくらい種子が入っているのか」、「作るにはどのくらい時間がかかるのか」など、質問が出された。
仙醸の伊藤専務は「子ども達に地産地消など、食について学んでもらう良い機会になったと思う。」と話していた。
3年2組では、3学期に自分たちで収穫したアマランサスを食品に加工する予定。 -
伊那広域シルバー人材センター伊那地区の会員が伊那市に寄付
伊那広域シルバー人材センター伊那地区会員が25日、伊那市に約13万6千円を寄付した。
この日は、シルバー人材センター伊那地区の増田幸佑代表らが、市役所を訪れ、小坂樫男市長に寄付金を手渡した。
伊那広域シルバー人材センターは、伊那市、辰野町、箕輪町、南箕輪村の、60歳以上の人たちで組織し、各種の仕事を請け負っている。支え合い募金は、毎年この時期の実施しているもので、集まった募金は各市町村に寄付している。
増田さんは「地域の高齢者福祉に役立ててもらいたい」と話していた。 -
伊那市緊急経済年末相談窓口設置伊那市役所
伊那市は27日から、中小企業の融資に対する相談、解雇により住まいを失った市民の相談に応じる年末の相談窓口を設置する。
窓口では▽中小企業を対象にした緊急保障制度に関する認定▽市の制度資金の利用▽解雇により住まいを失った市民を対象に住宅や生活竏窒ネどについての相談に応じる。また、必要に応じて、ポルトガル語通訳の派遣もする。
市によると、これまでに解雇による居住の問題についての相談は寄せられていないという。
設置期間は30日までの4日間で、市役所3階の商工振興課で受け付けている。 -
アルパコンサート開かれる
インディアンハープ・アルパのコンサートが23日、伊那市のいなっせで開かれた。
伊那市のアルパ奏者、エレナ冨岡さんが、南米パラグアイの音楽祭で2位に輝いた腕前を披露した。
会場にはおよそ300人が集まり、アルパの奏でる音楽を楽しんだ。
アルパはハープの一種で、南米パラグアイで生まれた楽器。
冨岡さんは、地元を中心に海外などでも演奏活動をしていて、アルパの普及活動に努めている。
先月パラグアイで開かれた音楽祭のアルパコンクールでは、見事2位に輝いた。
この日は、コンクールで演奏したラテン音楽「カスカーダ」など10曲を披露した。
冨岡さんは、「多くの人に来てもらいありがたい。アルパの良さを感じてもらいたい」と話していた。
演奏を聴いていたある男性は、「引き込まれるような気持の良い音色だった。アルパがもっと普及したらいいと思う」と話していた。
なおコンサートでは、長野県出身で全国的にも活躍するアルパ奏者、上松美香さんの演奏もあった。 -
西春近の鈴木康夫さんが絵画寄贈
伊那市西春近山本に住む鈴木康夫さんは24日、西春近公民館に自作の絵画を寄贈した。
寄贈したのは、フラメンコの練習の様子を描いた100号の油絵。
鈴木さんは12年ほど前から絵を始め、今回寄贈した作品は実際にスペインを訪れたときの様子を描いたという。
情熱的な踊りに魅かれたということで、フラメンコをテーマにした作品はこれが4作目となる。
「踊っている人の躍動感を表現するのが難しかった。この絵を見た人が元気になってもらえれば」と話している。
この作品は西春近公民館のホールに飾られるという。 -
高遠小で母親たちが大型紙芝居上演会
伊那市の高遠小学校で24日、親子文庫の母親たちが手作り紙芝居などを披露した。
親子文庫の母親たち20人ほどが、日本の昔話「カエルの雨乞い」と「ことろのばんば」を上演した。
「カエルの雨乞い」では、物語に登場するカエルの格好をして登場し、子どもたちと一緒にカエルの鳴き声で雨乞いをしたり、雨音を鳴らしたりした。
もう一つの物語「ことろのばんば」では、母親たちが10月くらいから制作してきた大型紙芝居を披露した。
「ことろのばんば」は、子どもを捕まえる老婆「ばんば」に捕まった男の子を助け出すため、女の子がばんばのもとへ向かい、つぼを割って男の子や一緒に捕まっていた子どもたちを助け出すという物語。
母親たちの迫力ある紙芝居に、子どもたちは熱心に聞き入っていた。 -
「南極でこうや豆腐はできますか?」
信州の伝統食品であるこうや豆腐。かつてその産地だった諏訪の清陵高校の生徒たちが提案した「南極でこうや豆腐を作って!」という実験が、南極観測隊に採用され、注目を集めている。この実験を考えた清陵高校生、畑中美帆さんと清水恒平君が、担当の清水久樹教諭と連れ立って、このほど、伊那市でこうや豆腐を作る登喜和冷凍食品を訪ね、提案した実験の方法と結果の予測について、専門家からの意見を聞いた。
提案した実験は、極寒の地である南極で、豆腐を屋外に置いておけばこうや豆腐になるのか?を試すもの。
「こうや豆腐はただ寒ければできるのか?」「南極で作ればどうなるのか?」竏窒ネどの高校生たちの質問に、登喜和冷凍食品の登内英雄社長らは、「凍結と溶解を繰り返さないと乾燥しない。南極で溶解するのかが問題」「凍ったまま風にさらせば乾燥するかも。自分たちも結果を知りたい」などと熱心に議論していた。
こうや豆腐は、日本のシェアのほとんどを長野県の食品製造会社が占めている。業界では、伝統食品としての普及と同時に、調理済み製品にしたり、機能性を発展させた新食品にしたり、新たな試みが続いている。
こうした状況下で、高校生の素朴な疑問を解決するために協力するのも、伝統食を継承する重要な試みだといえよう。【詳細解説記事はゴーシュホームページに】 -
アマランサス研究会 「地域発 元気づくり大賞」受賞
伊那市のアマランサス研究会は、県が行っている地域づくり支援金事業で優れた成果を上げたとして、第一回「地域発 元気づくり大賞」に選ばれた。
22日、長野市の長野県庁で贈呈式が行われ、村井仁長野県知事から賞状などが伊那地域アマランサス研究会会長の登内英夫さんに手渡された。
地域発元気づくり大賞は、県が初めて事業の中からすぐれた団体を選定したもので、平成19年度は県内の4団体が選ばれた。
県はアマランサス研究会を選んだ理由として、市内の保育園や小学校の給食に活用され、地産地消が進んでいること、アマランサスを活用した加工食品が年間を通してレストランや商店で提供される体制が整っていることなどから、取り組みの成果が地域に根付き、継続して効果を発揮することが期待できることを挙げている。
アマランサス研究会の登内会長は「地道にやってきた活動が大きな形で評価されうれしい。仲間と共にこの受賞を喜びたい」と話していた。 -
グアテマラへ美篶小児童が手紙送る
伊那市の美篶小学校3年2組の児童は22日、アマランサスを通して交流している中米の国グアテマラの子どもたちへ手紙を送った。
3年2組の子どもたちは、学校近くにある美篶郵便局を訪れ、全員の手紙が入った封筒を郵便局員に手渡した。
3年2組では、給食でアマランサスが出たことをきっかけに、総合学習の一環でアマランサスについて学んでいる。
子どもたちはこれまでに、学校横の空き地を使い栽培をしたほか、原産国の一つグアテマラの子どもたちと、アマランサスを共通の話題にして手紙での交流をしている。
今回出す手紙には、種まきや花、収穫作業などの絵と一緒に思い出などを書いた文章が添えられた。
担任の千賀義博教諭は、「アマランサスからグアテマラという国に興味をもち、互いの文化を理解するきっかけになればうれしい」と話していた。
3年2組では今後、収穫したアマランサスで加工食品のを作るほか、グアテマラの子どもたちとテレビ電話を使い交流する計画。 -
年越しアマランサスそばが登場
年の瀬となり、伊那市役所の食堂「アザレア」は22日から、アマランサス入りの年越しそばの提供を始めた。
訪れた職員たちが早速アマランサスそばを注文し、その味を楽しんだ。
アザレアでは、伊那市が特産品として売り出している「アマランサス」を練りこんだそばを、去年から期間限定で提供していて、年越しそばは今年で2年目。
アマランサスは鉄分やカルシウムが豊富なことに加え、今年は今の不景気を頑張って乗り切ってもらおうと、もちを入れた「力そば」にした。
年越しアマランサスそばは今日から1週間提供する予定で、価格は600円。1日に提供できる量に限りがあるため、なくなり次第終了となる。 -
死亡ひき逃げで19歳少年逮捕
伊那警察署は21日、20日未明に伊那市山寺の市道で起きたひき逃げ事件の容疑者として、市内に住む19歳の少年を逮捕した。
自動車運転過失致死及び道路交通法違反の疑いで逮捕されたのは、伊那市に住む飲食店店員の19歳の少年。
伊那署によると、容疑者の少年は、20日午前3時40分頃、伊那市山寺の市道において、上伊那農業高校方面から伊那北駅方面へ軽4乗用車を運転中、車道にいた伊那中央病院の医師飯島智さんと衝突し、逃走した疑いがもたれている。
飯島さんは、市内の病院に運ばれたが骨折や肺損傷などの外傷性ショックで死亡した。
警察は70人態勢で現場鑑識や聞き込み捜査をし、目撃情報などから少年の犯行が明らかなり、21日午後11時50分に少年を逮捕した。
少年は警察の調べに対し、概ね容疑を認めていて、「犯行時は怖くなり逃げ出した」と話しているという。 -
「宅配サンタ」 ボラ団体笑龍が企画
伊那市のボランティア団体がサンタクロース姿に扮し、依頼のあった家にプレゼントを届ける「宅配サンタ」と題した企画が21日夜、行われた。
これは、地域を元気にしようと伊那市で活動をしているボランティアグループ「笑龍」のメンバーが、サンタクロースの格好をして依頼者の家にプレゼントを届けるもの。
この夜は、伊那市の伊藤直哉さん宅にサンタクロースが現れ、4歳の優作くんと2歳の穂くんにプレゼントを届けた。
穂くんは少し驚いた表情を見せていたが、優作くんは喜んでプレゼントを受け取っていた。
この日はメンバーが8件の家をまわっていて、23日までの期間中、合計で23件の家をまわることになっている。
企画した笑龍では、「サンタクロースの存在を信じていない子ども達にも夢を与えられたらうれしい」と話していた。 -
保科正之に宛てたとされる書状公開
保科正之に宛てたとされる江戸時代の書状が22日、公開された。
書状は、1640年頃に徳川家の茶道指南役だった小堀遠州が保科正之に宛てたとされるもの。伊那市美篶出身で、商社の会長である堀内功さんが所有している。
郷土史を研究している堀内さんは3年前、京都の古書店で、この書状を購入した。
高遠町の歴史研究家矢沢章一さんに解読してもらったところ、「加々爪甲斐守と相談した上で、明後日の朝に保科正之のところにうかがう」という内容が書かれているという。
堀内さんは今回、保科正之の顕彰の参考になればとの思いで書状を公開した。
伊那市には保科正之に関係する文書が残っていないということで、「高遠にとって貴重な資料。将来は市に寄贈してもいいと思っている」と話していた。 -
橋爪まんぷさんがチャリティーまんが展
来年の干支、丑をコミカルに描いたチャリティーまんが展が、伊那市西箕輪の日帰り温泉施設みはらしの湯で開かれている。
このチャリティーまんが展「Happy モウ Yearまんがカレンダー展」を開いているのは、漫画家の橋爪まんぷさん。
まんぷさんは、7年前からこのチャリティー展を開いていて、展示している原画や卓上カレンダーの売上の一部を伊那市社会福祉協議会へ寄付している。
みはらしの湯ロビーには、牛を題材にした漫画22点が展示されていて、来年が良い年であるようにとの願いと、来年の干支丑をかけて、タイトルは「Happy モウ Year」としている。
作品には牛にからめて、大黒様に扮した牛、おばあさんが牛にひかれて善光寺へ行く様子など縁起ものなどと一緒に牛がコミカルに描かれている。
まんぷさんは、「一カ月間見るカレンダー。最近は暗い話題が多いが、絵で楽しんでもらいたい」と話していた。
チャリティーまんが展は来年1月31日まで。 -
伊那東小合唱団がクリスマスコンサート
クリスマスを前に22日、伊那東小学校の合唱団がクリスマスコンサートを開いた。
コンサートは、歌を気軽に楽しんでもらおうと休み時間を利用して開かれた。
合唱団のおよそ50人が、この日のために練習してきた「サンタが街にやってくる」など4曲を披露した。
合唱団のメンバーは、サンタクロースやトナカイの格好をしたり、鈴などを使って合唱を盛り上げていた。
集まった子どもたちも、さまざまなクリスマスソングに聞き入り、一曲終わるごとに拍手を送っていた。 -
ひき逃げ 男性死亡
20日未明、伊那市山寺の市道で、ひき逃げ事件があり、被害者の男性は、市内の病院に運ばれましたが、午前7時頃死亡した。
伊那警察署の発表によると、死亡したのは、伊那中央病院の外科医 飯島智さん46歳。飯島さんは、搬送先の病院で治療を受けていたが、午前7時頃、死亡した。
警察によると、20日、午前4時頃、車で通りかかった通行人から「道路に男性が倒れている」と通報があり警察が現場へ向かった。現場は、伊那北駅から上伊那農業高校方面へ続く市道で、見通しの良い、緩やかな坂道。
警察では、ヘリコプターを使い、逃走車両等の目撃情報について広く市民に提供を呼びかけた。また、この事件の捜査本部を設置し、交通指導課や鑑識等の応援を得て、70人態勢で捜査を進めている。 -
養殖したカワニナ放流
ホタルの舞う地域づくりのためカワニナを養殖している伊那東小学校教諭の野口輝雄さんは20日、伊那市高遠町の弘妙寺で、田中勲雄住職立会のもと、カワニナ400匹を境内の池などに放流した。
野口さんは、ホタルのエサとなるカワニナの養殖を4年ほど前から始めていて、今年は養殖ボランティアを募るなど活動の幅を広げている。
8月から野口さんや伊那東小学校、ボランティアが養殖してきたカワニナ1万2千匹を、上伊那14カ所に放流した。
弘妙寺では夏になると何匹かホタルが舞うということで、田中住職がもっとたくさん舞ってほしいと願い、今回放流を依頼した。
カワニナは冬を越し、春から夏にかけて水温が15度以上ないと交尾をしないということで、野口さんは、標高が千メートル以上ある弘妙寺での結果を今後の活動に生かしたい竏窒ニいう。 -
手良の八幡山に東屋完成
伊那市手良野口区の住民は20日、公園化を進めている区内の八幡山に東屋を完成させた。
区民およそ20人が参加し、東屋の屋根張りや、ベンチ設置などの作業に汗を流した。
野口区では今年度、県が行なっている「地域発 元気づくり支援金」約150万円を受け、八幡山の公園化事業を進めている。
これまでに100本のツツジの植樹や、八幡神社へ続く遊歩道の切り開き作業をしてきた。
東屋の建設も公園化事業の一環。
東屋を造る木材は、この周辺を整備した時に出たヒノキを利用している。
区長の蟹澤豊治さんは「区民みんなの協力で完成した。八幡山からの眺望はすばらしいので、多くの人に利用してもらいたい」と話していた。 -
飲酒運転防止パトロール
飲酒運転を無くそうと19日夜、伊那市内で飲酒運転防止パトロールが行われた。
このパトロールは、交通安全運動期間に合わせ年2回行われ、この日は市が委嘱した交通安全指導員や伊那警察署の署員など20人が、飲酒運転根絶を呼びかけた。
メンバーは4グループに分かれ、市街地周辺の駐車場にある車両や、飲食店に対して飲酒運転防止を呼びかけるチラシを配布した。
伊那警察署によると、11月末までの管内での飲酒運転の検挙は19件で、去年に比べ29件減少しているという。
警察では「この時期、酒を飲む機会も増えるが、飲む予定なら車で出掛けない事。飲んだ人は、運転しないように周りも注意しほしい」と話していた。