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高尾神社例大祭
伊那市山寺の高尾公園で16日、高尾神社の例大祭とツツジまつりが行われた。
高尾神社は、77年前に山梨県の神社からのご神体を祀ったのが始まりで、それ以来、商売繁盛を願い、毎年例大祭を行っている。
例大祭では、地元山寺区の小学5・6年生8人が、浦安の舞を奉納した。
舞は、扇を使うものと鈴を使うものの2種類あり、子どもたちは緊張した表情で厳かな舞を披露していた。
また、花の見頃に合わせたツツジまつりでは、ゲーム機などがあたる福引きに、多くの子どもたちが列を作っていた。
公園内に植えられているツツジは現在見頃で、20日頃まで楽しめるという。 -
ヒメギフチョウ 住民と行政が保護へ
伊那市長谷の鹿嶺高原に生息する貴重なチョウ「ヒメギフチョウ」を住民と行政が協働で保護する活動が始まる。
春の訪れを知らせる蝶と呼ばれているヒメギフチョウは、環境省から絶滅の恐れのある生物に指定されている。
伊那市では3カ所で生息が確認されているが、いずれもその数は多くない。
生息地の一つ、伊那市長谷の鹿嶺高原でも年々その数は減ってきているという。
伊那市東春近の窪田勝好さんは、日本鱗翅学会会員で、16年前から鹿嶺高原でヒメギフチョウの生息調査を行っている。
窪田さんは、ヒメギフチョウを保護するためには、「幼虫の時のエサとなる植物ウスバサイシンを守ることが大切」と話す。
このウスバサイシンは、高原の開発に加え、シカなどの食害により減少してきている。
長年にわたり鹿嶺高原でヒメギフチョウの調査をしてきた窪田さんは、「この場所をヒメギフチョウが舞う貴重な生息地とし残していきたい」と話している。
伊那市では、ヒメギフチョウの幼虫のエサとなるウスバサイシンの分布調査を23日に、またシカなどの食害から守るための柵の設置作業を24日に計画していて、それぞれボランティアを募集している。 -
シニア大学入学式
高齢者の生きがいづくりや仲間づくりを目的とする長野県シニア大学伊那学部の入学式が14日、伊那市の伊那合同庁舎で行われた。
今年度入学する約120人が、入学式に参加した。
宮坂学部長は、「今日の入学を機に、これまでの経験に磨きをかけ、明るい社会の担い手になってほしい」と式辞を述べた。
また新入生を代表して、伊那市の下山啓一さんが、「今後の生き方の指針となるものを求め、仲間を作りながら2年間を学びたい」と話した。
シニア大学はおおむね60歳以上を対象に県が実施しているもので、受講期間は2年間。
今後、1カ月に2回ほどのペースで講座を開講し、伊那谷の歴史や健康づくりなどを学ぶ。
今年度の最年少者は58歳、最年長者は84歳となっている。 -
伊那市商工会総会
会長に森本光洋さん再任伊那市商工会の通常総会が14日、伊那市高遠町総合福祉センターで開かれ、任期満了に伴う役員改選で、森本光洋さんが会長に再任された。
再任された森本会長は、「中小企業はもはや自助努力による対応の限界を超えている。喫緊の課題となっている資金繰りについては、商工会として都道府県連、全国連のネットワークを活用し組織をあげて最大限の支援を行っていきたい」とあいさつした。
伊那市商工会は市町村合併に伴い平成19年に発足し会員数は、平成21年度3月31日現在455人となっている。 -
はらぺこでみそ造り
伊那市東春近の保育園、山の遊び舎はらぺこの園児20人は13日、みそ造りに挑戦しした。
はらぺこでは、昔ながらの方法で作ったみそを味わおうと、毎年味噌を手造りしていて、今年で5年目。
これまでは電動式の機械で大豆をつぶしていたが、今年は保護者の家から借りた手押し式の機械ですりつぶすことにした。
子どもの力では少しハンドルが重いようで、周りからは応援の掛け声が上がっていた。
10キロの大豆を全てつぶすと麹と塩を混ぜ、みそ玉を作る。
このみそ玉はワラの上で1週間ほど寝かせた後、たるに入れ、10カ月ほど寝かせて完成する。
はらぺこでは来年の4月ころ、このみそを使ってみそ
汁などの料理を作る計画という。 -
鎌田實さんが伊那中央病院で講演
医師と患者、患者と家族などの絆をつづったエッセイ『がんばらない』の著者で、諏訪中央病院の名誉院長を務める鎌田實さんの講演会が14日夜、伊那市の伊那中央病院であった。
講演会は中央病院の看護師などでつくる「山脈会」が、看護週間に合わせて企画したもので、患者やその家族など約150人が集まった。
鎌田さんは、病気と闘いながら最後まで前向きに生きようとする老夫婦のエピソードを紹介し「みんなかけがえのない命を生きている。いつかは死ぬとしても、最後までその人らしく生きる権利がある」と話した。
また、チェルノブイリの放射能汚染に苦しむ人たちの救援活動に取り組んでいるベラルーシ共和国でのエピソードも紹介。日本人の看護師たちが、放射能汚染で白血病になった少年のためにマイナス20度の街中で、少年が食べたがったパイナップルを探し回った話を紹介した。
少年の命は助からなかったが、周りの温かな支えの中、懸命に生きたことを話し「温かな支えがあれば、『かんばろう』と思える。一生懸命生きて、温かい時間を過ごすと、『生きていて良かった』と思う」と語った。 -
アユ釣り解禁を前に天竜川漁協が稚魚放流
アユ釣りの解禁を前に天竜川漁業協同組合は14日、アユの稚魚を放流した。
この日は、体長約9センチのアユ5万匹を組合員らが天竜川に放流した。
今年の解禁日は6月27日を予定しており、放流されたアユは、そのころまでに20センチほどまで成長する。シーズン後半の9月ころには、30センチを超えるものも出てくるという。
漁協では、昨年62万匹、約5トンのアユを放流しており、今年も昨年並みの放流を計画している。
漁協によると、昨年は辰野や箕輪など上流部での釣果がよかったということで、今年は6月中旬ころまでに上流部を中心に計29回の放流を行う。
また治水対策として実施されている護岸工事は、釣りシーズンが終わる9月末まで中断される。
漁協では、「一度大水が出れば石についた泥が落ち、エサとなる藻がつく」と話し、アユの成長と釣果に期待している。 -
伊那エンジェルス隊などでつくるキャラバン隊が車上狙いなどへの注意を啓発
上伊那をはじめ中南信地区で、昨年末から車上狙いや自転車盗難などの街頭犯罪が多発していることを受けて15日、防犯ボランティアグループ・伊那エンジェルス隊と伊那警察署、伊那市の3者が、防犯啓発を呼びかける企業訪問をした。
これは、会社の駐車場で対策をとってもらうとともに、社員を通してその家族にも防犯意識を持ってもらおうと今回初めて行われた。
そのうち、西春近の伊那食品工業では、車上狙いや振り込め詐欺防止についての要請書と、チラシの入ったポケットティッシュを手わたし、犯罪防止を呼びかけた。
駐車場を管理する総務人事部の小口知彦部長は「駐車場をきれいにすることが防犯につながると聞いた。防止策を社員に徹底していきたい」と話した。
伊那署管内では4月末現在、車上狙いが42件発生しており、昨年同時期の約2倍となっている。
また、伊那署など5つの警察署は、松本市や白馬村で窓ガラスを割るなどして車上荒しをした疑いで、ブラジル人4人を逮捕している。 -
春の河川一斉パトロール
河原などに捨てられているごみの実態を把握するための県内一斉パトロールが14日、行われた。
パトロールは、県の呼びかけで市町村や警察署などが参加して毎年行っている。
上伊那では、8市町村の天竜川、三峰川など11の一級河川で行われた。
伊那市高遠町の三峰川・山田河原では5人が作業にあたり、ペットボトルやタイヤのホイールカバー、板きれなどの一般ごみが回収された。
上伊那全体では356キロで、去年の秋に比べ100キロほど減少した。
ごみは、橋のたもとや人が集まりやすい場所に多くあるということで、関係者は、「きれいな川になるよう、一人ひとりが気をつけ、意識を高めていってもらいたい」と呼びかけていた。 -
村井知事と伊那商工会議所女性会が懇談
上伊那地域を視察に訪れた村井仁長野県知事が14日、伊那商工会議所女性会と懇談し、上伊那の課題について考えを示した。
懇談会は伊那商工会館で開かれ、伊那商工会議所女性会のメンバー15人が参加した。
交通網整備について村井知事は、「リニア新幹線など将来の交通環境に期待していいと思う。ニーズに注意深く対応していきたい」と話した。
また少子化対策については、「まず結婚する人を多くしなければ」と話し、「県内各地で開かれている結婚相談所を県でまとめ、幅広い出会いの場が持てるよう現在検討を進めている」とコメントした。
また医師不足の問題にも触れ、「上伊那の医療問題は十分承知している。県としては、どこが中核病院と言いにくい状況でもある。病院の関係者間で機能分担などをまとめてもらえれば、県で話し合いの場を設けたい」と話した。
女性会は昨年、県の補助金「元気づくり支援金」を受けて環境問題についての紙芝居を制作していて、懇談会に合わせて披露した。 -
温暖化対策病院協議会で情報交換
長野県内の医療機関が省エネルギーなどについて情報交換する県温暖化対策病院協議会が14日、伊那市の伊那中央病院で開かれ、県内の43医療機関から70人が参加した。
県では、温暖化防止県民計画に基づいて、家庭や企業でさまざまな対策を進めている。
その一つとして県内の病院にも呼びかけ、省エネなどの取り組みについて情報交換を行う協議会を昨年設立した。
今年度1回目の協議会では、伊那中央病院の省エネの取り組みなどが報告された。
報告によると、伊那中央病院では、省エネルギー推進委員会を平成18年6月に設置している。
外光を取り入れ電気使用量を減らしたり、適度な空調を保つことなどにより、増床や増築が行われているにもかかわらず、エネルギー使用量は横ばいを保っているという。
協議会では、今年度の事業計画として、6月に二酸化炭素の排出量の調査を行うほか、県内各医療機関の事例について研修していく予定。 -
災害時応援協定関係者会議
伊那市と災害時の応援協定を結ぶ企業や団体と、伊那市の職員が14日、関係者会議を開いた。
この会議は、平成18年7月に発生した豪雨災害以降、事前に情報を共有することで、万が一、災害が発生した場合に迅速に対応できるようにと、毎年この時期に行っている。
伊那市と応援協定を結ぶ27の企業や団体の代表と、伊那市の関係部署職員約60人が集まり、連絡先を確認したり、災害時の物資の提供に関する協力体制や、簡易トイレの設置などについて確認した。
3月末までに、食料や物資の支給支援のほか、災害時に必要な医療提供や行方不明者の捜索など28の協定が締結されている。 -
高遠高校で福祉公開授業
伊那市の高遠高校で12日、一般の人に普段の授業を見学してもらう公開授業が行われた。
公開授業は、開かれた学校づくりを進めるために行っている。
福祉コース2年生の介護の授業が公開された。
見学したのは、高校の教員になったばかりで、研修に訪れた池田詩穂さんと、大学4年生で教員を目指している黒沢淳さんの2人。
授業は、体の不自由な人をベッドから車いすに移動させる方法を体験するもので、生徒たちは介護するときの体の使い方などを学んでいた。
高校教諭の池田さんは、「違う先生の授業を見られて新鮮な気持ち。授業で生かしていきたい」と話した。
大学生の黒沢さんは、「先生2人体制で、一人ひとりが集中できるような工夫があった。教育実習の参考にしたい」と話していた。
高遠高校では、9月に一般対象の公開授業を予定しているほか、希望があれば見学を随時受け付けるという。 -
い~なちゃんカード抽選会
加盟店でポイントカードなどとして利用できる伊那市の「い縲怩ネちゃんカード」と、駒ヶ根市などで使える「つれてってカード」の提携1周年記念「東京ディズニーランド無料招待」の抽選会が12日、行われた。
伊那市コミュニティーカード協同組合と、つれてってカード協同組合の役員が、無料招待20人分の抽選をした。
抽選の結果、伊那ケーブルテレビ放送エリア内では、伊那市から9人、南箕輪村から1人が当選した。
い縲怩ネちゃんカードとつれてってカードは、去年2月に提携した。
現在、い縲怩ネちゃんカード加盟店が約130店、カード発行枚数は約6500枚。つれてってカードは、加盟店約160店、発行枚数が約1万5千枚。
提携後は、互いの地域から訪れる客も増えているということで、「相互に使えることをPRするためにも、イベントを年に何度か行っていきたい」と話していた。 -
小坂伊那市長が戸草早期建設の意見を知事に提出
伊那市の小坂樫男市長は、国の天竜川水系河川整備計画策定を前に戸草ダムの早期建設を要望する意見を村井長野県知事に提出したことを13日、市議会に報告した。
河川整備計画策定の手続きとして、国は、県知事の意見を聞くことになっている。
3月27日付けで村井知事から伊那市長の意見照会があり、小坂市長は▽早期建設実施▽美和ダム上流域の砂防事業の早期かつ計画的な実施▽地元住民感情に配慮し円滑に協力していけるような幅広い調整竏窒フ3点を要望する意見を提出した。
これに対し県では、地元自治体の意見をなるべく尊重し、国に対応していきたい竏窒ニ話したという。 -
雇用創出で外国語児童支援拡充
伊那市では、雇用創出事業の一環として、市内の小中学校に通う日系ブラジル人の児童、生徒をサポートする就学援助員を増員し、支援体制を充実させる。
現在伊那市には、日系ブラジル人の子どもなど、日常会話でポルトガル語を使う児童や生徒約90人が、市内の小中学校に通学している。
そのうち、ほとんどポルトガル語しか話せず、通訳のサポートを必要とする児童、生徒は40人ほど。
援助員は授業の通訳などをして児童、生徒の就学支援をしていて、現在は伊那東小学校、伊那北小学校、東部中学校に配置されている。
しかし、現在援助員は2人しかいないため、一人が伊那東小と東部中を兼務していて、現状は十分に対応できていない。
そこで市では、雇用創出事業の一環として6月初旬をめどに、ポルトガル語の援助員を一人増員し、兼務体制を解消する。
市では、「子どもがプリントなどを持ち帰っても、親が理解できず、うまく伝わらないこともある。援助員の増員は、親の支援にもつながる」としている。 -
市職員の夏季一時金減額
伊那市は、6月に支給する職員の夏のボーナスを減額する。
これは、民間企業の厳しい実情を踏まえ、人事院が5月1日に国家公務員の夏のボーナス、特別給を減額するよう勧告したことを受けて行われる。
現在、一般職や部長職のボーナスは、給料月額の2.15カ月分となっているが、改定により0.15カ月分を減額し、1.95カ月分とする。
また、市長や副市長などの特別職は、給料月額の2.24カ月分が支給されているが、改定後はおよそ1割の0.21カ月分を減額し、2.03カ月とする。
支給額は、全体で約5500万円の減額となる。
人事院勧告に基づき国家公務員の給与に関する法律が成立した場合、国では6月1日から改定後の金額で支給されるようになることから、伊那市でも6月1日から減額改定を行う予定。 -
雇用創出 伊那市が新たに21人採用
伊那市議会の5月臨時議会が13日開かれ、雇用創出事業として、新たに21人分の雇用を確保するための補正予算案などが可決された。
雇用情勢の悪化を受け、伊那市では今回の補正で新たに21人分の雇用を確保する予定。
仕事の内容としては、市有林・林道の管理や道路河川環境整備など12の業務を想定していて、雇用期間は6カ月、もしくは3年となっている。事業費は約2400万円。
また、定額給付金の支給に合わせて伊那商工会議所、伊那市商工会、JA上伊那の3者が発行する「プレミアム付き商品券」の補助金2500万円の先決処分も承認された。 -
ママさんバレー開幕
伊那市ママさんバレーボールの今年のリーグ戦の開幕式が12日夜、伊那小学校体育館で行われた。
開幕式では去年の優勝チームから優勝カップが返還された。
伊那市ママさんバレーボール協議会の北野ちづる会長は、「今シーズン、けがのないよう楽しくプレーしましょう」とあいさつした。
また、全チームを代表してチーム「みなみ」の北林奈美さんは、「協力してくれる家族に感謝し、明るく元気よく最後までリーグ戦を戦います」と選手宣誓した。
今シーズンは去年と同じ8チームが参加し、11月に優勝決定戦が行われる。 -
辰野町の管轄伊那警察署へ
長野県警は、辰野町を岡谷警察署の管轄区域から伊那警察署の管轄へ変更するなどとした組織再編計画案をまとめた。
県警では辰野町の管轄変更により、広域連合の区域と整合が図られ、住民と協働した防犯活動や交通安全活動が進めやすくなるほか、裁判所管轄区域と整合し、事件送致業務や護送業務の効率化が図られる竏窒ニしている。
なお辰野町交番には所長以下8人の警察官が配置されていて、従来通りの運用になるという。
再編案については、説明会などを開いて住民の意見を聞き、県議会での議決を経て来年4月からの実施を予定している。 -
公売オートバイ人気
伊那市がインターネット公売に出品したバイク「カワサキ メグロSG」が人気を呼んでいる。
このバイクは以前、伊那市が公用車として使っていたが、ここ10年ほどは使われず車庫に眠っていた。
市ではこのバイクを財源の足しにしようと、インターネットによる公売に出品したところ4月14日から締切となった5月12日までに約300件の入札参加仮申し込みがあった。
バイクのエンブレムにあるメグロは40年ほど前にあったエンジンメーカーの名称で、カワサキと業務提携した。
このバイクは1964(昭和39)年から5年間販売され、マニアの間では人気があるという。
仮申し込みが済んだ人を対象とした入札は26日から始まり、6月2日に落札者と価格が決まる予定。 -
木内克彫刻デッサン展
伊那市高遠町の信州高遠美術館で、彫刻家の故木内克の作品展が開かれている。
木内克は、明治25年に茨城県に生まれ、29歳の時にフランスへ渡り15年間陶芸を学んだ。
今回展示しているのは粘土を焼いて作る「テラコッタ」と呼ばれる素焼きの作品。
木内克は30年間、同じ女性をモデルにして、裸婦を題材とした作品を作り続けた。
信州高遠美術館では木内克の作品を300点所蔵しているが、今回はその中でも代表的な作品41点を並べた。
会場にはほかに、作品を作る前に描いたデッサン画も展示している。
木内克彫刻・デッサン展は7月27日まで。 -
ザ・シワクチャーズ伊那が韓国で交流演奏会
市長に帰国報告1日から4日まで韓国南原市を訪れていた伊那市の女声合唱団ザ・シワクチャーズ伊那のメンバーが12日、小坂樫男伊那市長に帰国報告した。
北沢理光代表とメンバー2人が伊那市役所を訪れた。
シワクチャーズのメンバーは伊那市と交流がある南原市を訪れ、南原春香合唱団と交流演奏会を開いた。
シワクチャーズは伊那市の歌などを作曲した名誉市民の故高木東六さんの遺志を継ごうと2年前結成された。
南原の訪問は高木東六さんが制作したオペラ「春香」の舞台となっていることが縁で決まったもので、交流演奏会では、それぞれが歌声を披露したほか、合同で合唱もした。
北沢さんらは、「南原の合唱団と同じステージに立つことができ感動しました。音楽は言葉に関係なく、どこの国の人たちとも通じあえると実感しました」と感想を話していた。 -
結婚体験談表彰式
伊那市の結婚相談窓口「いなし出会いサポートセンター」が募集していた結婚体験談の入賞作品が決まり、12日、伊那市高遠町のさくらホテルで表彰式が行われた。
表彰式には受賞者やその家族など約10人が集まった。
結婚体験談は独身の人たちに家庭を築くためのきっかけづくりにしてもらおうと、出会いサポートセンターが応募したもので、全国から9点が寄せられた。
このうち最優秀賞には岡谷市出身で京都に住んでいる破田野智美さんの作品が選ばれた。
破田野さんは32歳。5年前に結婚し、現在初めての子どもを妊娠中で、夫とともに表彰式に駆けつけた。
破田野さんは体験談で、「舞散る桜の花びらをつかむと幸せになれる」とつづっている。
体験談にはほかに、「結婚は2人の“ずっと”を公に認めてもらえ、周囲に守ってもらえる。思いたったときこそが適齢期です」と記されている。
この体験談は、今週末に伊那市のホームページで公開される。
現在出会いサポートセンターには、20代から70代まで160人ほどが登録していて、10組が交際中だという。 -
高尾公園でふれあい広場開催
地域の交流や活性化につなげよう竏窒ニ、伊那市山寺の高尾町社会福祉協議会は10日、「ふれあい広場」を高尾公園で開いた。子どもからお年寄りまで、多くの人が訪れ、世代を超えた交流を深めてた。
公園内の社務所では、紙芝居の愛好家グループによる上演があり、訪れた人たちは懐かしい紙芝居を楽しんでいた。
紙芝居が始まると、子どもたちはおしゃべりをやめ、紙芝居の世界に引き込まれていた。
また、5年ぶりにバザーのコーナーを設置。会員が栽培した野菜や、自宅で不要になった衣類などが販売された。
バザーの売り上げは、地域の花壇整備や福祉活動に活用する予定。
高尾町社会福祉協議会の中谷操会長は「顔見知りになり、交流することで、いざという時に地域で助け合える環境ができる。これからも地域の交流の場として続けていきたい」と話していた。 -
信州伊那・地域経営研究会が発足
個人や企業が変わる事で地域を良くしていこうという「信州伊那・地域経営研究会」の設立総会が9日、伊那市のいなっせであった。
同会は、企業や個人のあり方を考え、行動していくことで、生き生きとした社会、活気のある地域をつくっていこうというもの。今年2月から準備を進め、趣旨に賛同した上下伊那の経営者や個人など、53人が会員となった。
会長に選任された織建(本社・伊那市)の織井常昭社長は「個人から会社を変え、会社から地域を変えていく、そのきっかけ作りをしてきたい」と話した。
その後、記念講演では、組織・風土改革の第一人者とされる大久保寛司さん(経営研究所所長)を迎えた。
大久保さんは「社員が自主的に考え行動する企業はいきいきしているし、不況にも強い」と語った。
同会では今後、年4回研修会を開いていく予定。 -
地元のロックバンドとプロのロックバンドによるライブイベント 開催
地元のロックバンドとプロのロックバンドによるライブイベント「ライズアップVoL(ボリュームツー)2」が9日、伊那市西町のグラムハウスであった。
これは、駒ヶ根市のイベント企画会社「オフィスライズアップ」が企画したもので、今回で2回目。
伊那市で活動するパンク系バンドと、全国で活動するプロのバンドが同じステージに立つことで、地元バンドのレベルの底上げを図ろうと考えた。
この日は、男性3人でつくる伊那市のバンド「ベジタブルライフ」がオリジナル曲5曲を披露。
メンバーの一人は「プロと同じステージに立つので、技術面でも気持ちの面でも負けない演奏をしたい」と話していた。
またプロのバンドは2組が演奏を行い、会場を沸かせていた。
オフィスライズアップでは今後、年に4回程度こうしたイベントを行っていく予定で「いずれは、大きなホールや野外でイベントをしたい」としている。 -
美和ダムで洪水に備えたダム管理演習実施
大雨などによる美和ダムの洪水に備えたダム管理演習が11日、伊那市長谷非持にある国土交通省の美和ダム管理支所で行われた。
演習は、大雨などによる洪水時、美和ダムから安全に放流するため、毎年この時期に行われているもの。
この日は、三峰川流域の6ヵ所に設置されたサイレンを鳴らし、電光掲示板で川に近付かないよう、呼びかけた。
また、今年は初めて中川村にある天竜川ダム統合管理事務所と光ケーブルで結び、テレビ電話でお互いの状況を確認し合った。
美和ダムでは通常、2つのゲートを開けて水量を調節している。しかし、容量の8割を超え、治水容量の1340万トンを超えると予想される場合、3つ目のゲートを開けて洪水調節を行う。
3つ目のゲートを開けなければいけない洪水は、昭和34年の建設以来、50年年間なかったという。
神野祐一支所長は「地域の安全のため、情報を適切に伝えていきたい」と話していた。
演習は明日も行われる。 -
西町区でさわやかウォーキング
春の景色を楽しみながら親ぼくを深める「さわやかウォーキング」が10日、伊那市西町であった。子どもからお年寄りまで約160人の区民が参加。西町からその周辺をめぐる7.5キロのコースを、ゆったりとしたペースで歩きながら楽しんだ。
西町区では、春の運動会にかわる区民交流イベントとして、このウォーキング大会を開いており、今回で6度目。
コースの途中には、地区に残された史跡についてのレクチャーもあり、自分たちの住む地域の歴史に触れていた。
この日は、青空に恵まれ、絶好のウォーキング日和となり、参加者は、家族や友人と会話を弾ませながら、気持ち良い汗をかいて、ウォーキングを楽しんでいた。 -
劇団「南信協同」 8月公演に向け稽古
伊那文化会館の附属劇団南信協同は、8月の公演に向け稽古に励んでいる。
9日、伊那文化会館の大ホールロビーで、舞台空間を想定した初めての立ち稽古が行われた。
南信協同は8月に「夜ノ来訪者」という公演を行う。
物語は、農村出身の貧しい女性が自殺したことを巡り、女性を雇っていた経営者などを謎の刑事が捜査することで次々と事実が明らかになるというサスペンス。
公演に向け3月から稽古を始めていて、この日は立ち位置や動き方などを検討しながら稽古を進めていた。
今回の公演では、南信協同に入って2カ月という大学生の宮本郁実さんが初舞台を踏む。
南信協同の舞台「夜ノ来訪者」は8月29、30日に行う。