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学校花壇コンクール
長谷中が最優秀賞学校花壇コンクールの中央審査にすすんでいた伊那市の長谷中学校の花壇が最優秀賞を受賞した。
長谷中の花壇は花にボリュームがあることや、学校教育の一環として、地域の人たちに苗を配ったり、ともに苗植え作業を行ったりしていることが評価された。
長谷中は去年は秋と春の審査で県3位となる優秀賞を、また今年の春は2位の特別賞を受賞している。 -
いなっせ転落の男児意識戻る
伊那市のいなっせで6日におきた転落事故で、意識不明となっていた5歳の男の子の意識が戻ったという報告があった。18日に開いた伊那市議会総務委員会の協議会で、教育委員会が報告した。
この事故は伊那市日影の小林新拓君5歳が、いなっせ401会議室から転落したもの。新拓君は、救急車で伊那中央病院に搬送され、意識不明の状態が続いていた。
教育委員会によると、意識が戻り、問いかけにうなずくようになったという。 -
弥生高生徒が教諭体験
中学校の教諭などを志望する伊那弥生ケ丘高校の生徒4人が17日、伊那中学校で教諭体験をした。
これは就業体験により志望する進路について理解を深めようと行われた。
伊那中学校を訪れた4人のうち3人は養護教諭を目指していて、眼科検診の方法などについて指導を受けた。
養護教諭は学校保健法にもとづいて生徒の健康管理を行い、検診では右目から左目へ、またコンタクトレンズを使っている生徒は裸眼の視力を測定しなくてもいいなど細かい決まりがあることが説明されていた。
また中学の国語教諭を目指す石澤杏奈さんは、1年生の国語の時間に生徒の指導にあたった。
授業では四文字熟語に関するプリントが配られ、石澤さんは問題を解けずに困っている生徒をみつけては声をかけ質問に答えていた。 -
井上井月顕彰会が市に協力要請
漂泊の俳人井上井月について研究し、文化事業や観光事業につなげていこうと発足した井上井月顕彰会は12日に市役所を訪れ、小坂樫男市長に協力要請した。
堀内功会長や竹入弘元副会長らが市役所を訪れ、顕彰会の会則や事業計画を説明し、市の協力を求めた。
顕彰会では、11月21日から1週間ほど、長野市の善光寺近くで井月展を開く。伊那地域からの掛け軸や屏風など50点ほどを並べる計画で、長野市や中野市からの資料も展示されることになっている。
会では、他の県から来た人が句碑の場所が分からず迷ってしまうケースも多いとして、上伊那全域を網羅した井月マップの作成を市や広域連合に要請した。
小坂市長は、これについて理解を示し「できることには協力したい」と話していた。
会では、井月に関する調査、研究、関連する文化の発掘、観光事業など井月に関連するすべてのことを行なっていく計画という。 -
十五夜の「おからこ」作り
伊那市西町の旧井澤家住宅で14日、十五夜にあわせて「おからこ」作りが行われた。
伊那部宿を考える会では、地域の伝統を伝えていこうと、旧井澤家住宅でのオカラコ作りを始め、今年で3年目になる。
おからこは、もち米からつくる団子で、伊那地域では昔、十五夜に合わせて多くの家庭で作られていた。
もち米は、2晩水に浸し、水を混ぜて団子状にする。もち米をつぶすのは力のいる作業で、10人のメンバーが交代でついて、40分程かけて粉状にした。
この日できたおからこは、里芋の葉っぱに乗せ、今年とれた野菜と一緒に月に供えた。
メンバーは、今年の豊作に感謝し、来年の豊作を月に願った後、野菜と一緒におからこ汁にして味わったという。 -
第1回バラまつりフォトコン
最優秀賞 向山世男さん(伊那市)伊那市高遠町のしんわの丘ローズガーデンを撮影した写真コンテストの表彰式が16日、行われた。最優秀賞には、伊那市の向山世男さんの作品が選ばれた。
伊那市荒井の向山世男さんの作品は、花や気象条件の良いところを捉えているということで、最優秀賞を受賞した。
向山さんは、よい構図を狙って毎日のようにローズガーデンを訪れたという。
このフォトコンテストは、しんわの丘ローズガーデンが今年初めて行ったバラまつりの写真を対象にしたもので、写真家の津野祐次さんなど7人が審査した。
審査委員長の津野さんは、「どの作品も審査員の心を打つものだった。来年もまた納得のいく写真を撮ってください」と講評した。
入賞作品は、18日から10月3日まで市役所市民ホールに展示される。 -
伊那小正組 牛の飼育始める
伊那市立伊那小学校1年正組の児童たちのもとへ16日、子牛が届いた。児童たちは今後、この牛から牛乳を搾ることを目指す。
トラックに乗せられてやってきた子牛は、子どもたちと対面した。
正組の児童は今年、自分たちで牛乳を搾りたいと牛の飼育に挑戦することにした。
児童にとって、自分たちより何倍も大きい大人の牛は、少し怖い存在。そこで子牛を母牛に育て、その牛から牛乳を搾れないかと考えた。
この考えに賛同し、子牛の貸出に応じてくれたのは伊那市手良で牧場を営む酒井秀明さん。酒井さんの牧場で今年の6月末に生まれた子牛が届けられた。
子牛から乳を搾れるようになるまでには2年という歳月が必要で、児童たちは3年生になるまでこの子牛とともに学校生活を過ごす。
現在子牛の重さは90キロ。2年後には600キロ近くまで成長する。牛は子牛を産むことで乳を搾れるようになるため、児童たちは子牛の出産にも立ち会うことになる。
子牛はしばらく中庭で飼育するが、その後、児童たちが手作りした柵へ移す予定。 -
「敬老の日」各地で長寿祝う
敬老の日に合わせ15日、伊那市で長寿者訪問が行われ、肖像画などが贈られた。
伊那市山寺の福澤総一郎さん宅を、小坂樫男市長が訪問した。
福澤さんは、市内男性の最高齢の104歳で、全体では5番目の長寿。小坂市長は、福澤さんに祝いの花束と肖像画を手渡した。
肖像画は、伊那市出身の画家・三浦輝峰さんが写真をもとに描いた。
福澤さんは、墨絵が趣味で75年ほど描き続けており、今でも暇があれば筆をとるという。梅を描くことが多く、絵には書も添えられている。
ほかに、庭木の水やりや手入れをしたり、身の回りのこともほとんど自分でしているという。
福澤さんは長生きの秘訣について「酒もタバコもやめて、野菜中心の食生活にすること」と話していた。
伊那市の最高齢者は106歳、市内の100歳以上は52人。 -
信濃グランセローズ公式戦
伊那で4連勝飾る北信越ベースボールチャレンジリーグの信濃グランセローズ対石川ミリオスターズの試合が15日、伊那県営球場で行われ、信濃グランセローズが2対1で勝った。
信濃グランセローズの公式戦が伊那市で行われるのは今シーズン2回目で、球場には少年野球チームの子どもたちや親子連れなどおよそ1500人が訪れた。
1対1で迎えた8回には、4番竜太郎の2ベースヒットで1点を追加。試合はそのままグランセローズが2対1で勝った。
観戦に訪れた人達は、選手の一つひとつのプレーに大きな声援を送っていた。 -
伊那スキーリゾート継続の請願採択
伊那市議会委員会伊那市議会経済建設委員会は16日、9月議会に提出されている、伊那スキーリゾート継続についての請願を採択した。
請願は、伊那市西春近の伊那スキーリゾート地権者会がスキーリゾートの存続を求め、今議会に提出しているもの。
伊那スキーリゾートは、経営しているヤマウラが今季をもって経営から撤退する意向を示している。
委員からは、「観光の核を失ってしまう」「子どもたちのスキーの火を絶やさないためにも、存続を働きかけてほしい」といった意見があがり、反対意見がなく採択された。
委員会審査の結果は、24日の議会で報告する。 -
ムツゴロウさん 伊那弥生ケ丘高で講演
ムツゴロウさんの愛称で親しまれている作家、畑正憲さんの講演会が12日、伊那弥生ヶ丘高校で開かれた。
畑さんは、1971年に北海道にテレビ番組でおなじみの「ムツゴロウ動物王国」を開園した。動物の飼育や動物との触れ合いを通して経験したことをエッセイや小説にするなど、執筆活動を行なっている。
講演会には、生徒やその保護者などが集まり、畑さんの話に耳を傾けていた。
畑さんは、動物と会話はできないが、「鳴き声や表情で何を望んでいるか、感じる事が大切」と話し、「人間の赤ちゃんも同じ。感情を汲み取る事が心の発達につながる」と話していた。 -
川シンポ「川を美しくする集い」
子どもたちが体験・実践発表川について考えるシンポジウム「川を美しくする集い」が13日、伊那市のいなっせで開かれた。
会場にはおよそ150人が集まり、子ども達の川での体験や実践の発表に耳を傾けていた。
シンポジウムは、身近な川の現状や課題を理解して、きれいな川を維持するために何ができるか考えようと、伊那市が毎年開いている。
体験発表では、子どもたちが川とのふれあいを通じて感じたことを発表した。
伊那東部中学校2年の向山可那子さんは、「見つけた水生生物がきれいな水辺にいる生物だと知り、伊那市はきれいな自然がたくさんある素晴らしい町だとわかった」と発表した。
実践発表では、伊那東小学校の自然観察カワニナクラブが、これまでの研究結果を発表した。
子どもたちは、ホタルの幼虫のエサとなるカワニナは、ほおの木の葉を与え、水温管理をすれば簡単に育てられる竏窒ニ説明していた。
実行委員長の丸山敞一郎さんは「活動が、決まった人だけではなく、多くの人が参加するものになってほしい」と話していた。 -
旧上伊那図書館で宝モノ展
現在改修が進められている旧上伊那図書館の改修完了記念として、伊那市内の小中学校にある美術品などのお宝を展示する企画が検討されている。
これは、11日開かれた伊那市議会の一般質問の中で、北原明教育長が議員の質問に答えた。
旧上伊那図書館は、現在改修工事が進められていて、平成22年3月に工事が完了する予定。
伊那市は、改修工事で図書館に展示室を作る予定で、その工事完了記念に、小中学校のお宝展を開きたいという。
小中学校のお宝とは、学校に寄贈された絵画や彫刻、また学校歌をしたためた書などで、同展は、伊那市が合併してからは初めての企画となる予定。
伊那市では、この小中学校のお宝展を、旧上伊那図書館の改修工事が完了した平成22年度に開きたいという。 -
三峰川でマス釣り大会
天竜川漁業協同組合の組合員や家族が釣りを楽しむマス釣り大会が13日、伊那市の三峰川で開かれた。およそ180人が参加し、開始の合図とともに一斉に川に糸を垂らした。
大会は、魚を釣り上げるだいご味を味わってもらおうと毎年開かれているもので、川には20センチほどのマス、およそ3千匹が放流され、参加者が次々に釣り上げていた。
午前10時から午後1時までの間に、多い人ではおよそ60匹を釣りあげたという。
ある組合員は、「どんな人でも簡単にたくさん釣ることができるのが魅力。釣りの楽しさを知ってもらえたと思う」と話していた。
また親子で釣りを楽しんでいた父親は、「初めての子どもでもこれだけ釣ることができる機会はあまりない。良い経験をさせてあげられた」と話していた。 -
ブラジル移民百周年展
日系人の歩み伝えるブラジル移民百周年記念「日系人の歩み展」が13日から、伊那市のいなっせ2階の展示ギャラリーで始まった。14日午後1時まで。
展示は、日本人が南米の国ブラジルに移住してから百周年を迎える今年、伊那でも何かできることはないかと、在日ブラジル人交流協会などが開いた。
会場には会員が持ち寄った写真や、日系ブラジル人の子ども達が描いた絵など、およそ100点が並んでいる。
会場の中央には、日系ブラジル人で、日本への留学を機に伊那に移住した小池美樹ルシアさんの家族が過ごしてきた歴史が、写真で紹介されている。
小池さんは、「伊那にも多くのブラジル人がいるが、交流は少ない。こういった展示会をきっかけに、少しでも距離を縮められたらうれしい」と話していた。 -
西箕輪地区戦没者追悼式
伊那市西箕輪地区の戦没者追悼式が12日、仲仙寺で行なわれ、参加者らは、平和への誓いを新たにしていた。
本堂脇の招魂碑前で行なわれた式展には、遺族9人を含む40人ほどが参加した。
西箕輪社会福祉協議会の倉田隆会長は、「平和を維持することこそが戦争犠牲者の霊の慰めとなる」と式辞を述べた。
また伊那市遺族会の矢島荘司会長は、「絶対戦争を起こさないことを誓う」、伊藤幸明西箕輪地区区長会長は「戦争の悲惨さを後世に伝えていかなくてはならない」と追悼の辞を述べていた。
この戦没者追悼式は、日清戦争から太平洋戦争までの戦死者を追悼するもの。
市内全域では、およそ1800人、西箕輪地区では、150人が戦争で命を落としているという。
遺族を代表して、唐澤健一さんが「子どもたちに勉強してもらい、戦争の悲惨さを残していきたい」と謝辞をのべていた。 -
高遠高校生 老人ホームにメッセージ届ける
高遠高校福祉コースの生徒が12日、敬老の日を前に、日頃お世話になっている、伊那市高遠町の特別養護老人ホーム「さくらの里」にメッセージを届けた。
代表の黒田愛里さんと下島瞳さんが、1年生の福祉コース21人分のメッセージを届けた。
1年生は6月にお年寄りと交流していて、メッセージにはその思い出や健康について書かれていた。
お年寄りは、「うれしいね。涙が出る」と話していた。
1年生は今後、施設の運動会に参加したり、卒業まで何度か実習に訪れるという。 -
鳩吹き公園に捨て犬
伊那市横山の鳩吹き公園で12日、捨て犬が発見された。
12日午前7時ころ、鳩吹き公園を散歩していた人から、公園を管理する伊那市振興公社の管理人に捨て犬がいると電話で連絡があった。
振興公社によると、犬はミニチュアダックスフントとみられ、鳩吹き公園内のベンチの足にビニールひもで縛られ、ドッグフードと水が置いてあったという。
管理人は、11日夜から12日朝までの間に捨てられたのではないかと話している。
鳩吹き公園での捨て犬は初めてということで、振興公社では伊那保健所に届け出た。
振興公社の職員は「最後まで面倒みてほしい。保健所に引き取りに行ってもらいたい」と呼びかけていた。 -
お役立ち文具フェア
OA機器や事務用品などを販売する伊那市西春近の株式会社小椋は、全国の有名文具メーカーを一堂に集めた文具フェアを13日まで、かんてんぱぱのくぬぎの杜カルチャーハウスで開いている。
お役立ち文具フェアのタイトルで開かれているこの催しは、小椋が、実際に見て触れて楽しんでもらおうと初めて開いたもので、県内でも珍しい企画。
会場には、一般や企業の事務担当者などが訪れ、興味深そうにそれぞれのブースで説明を受けていた。
会場には、筆記用具、ファイルやノート、手帳、ノベルティーグッズなど、色とりどり、バラエティー豊かな品々が所せましと並べられている。
事務用品も時代とともに様々なニーズが生まれている。
防災にまで踏み込んで事務用品を提案しているメーカーもあり、文具も今や、「ユニバーサルデザイン」「エコ」といった視点が必要とされているようだ。 -
天竜川でごみ拾い
長野県南部防災対策協議会に加入している建設会社の社員らは12日、天竜川河川敷のごみ拾いをした。
ごみ拾いをしたのは、国土交通省天竜川上流河川事務所管内の天竜川で、飯田、駒ヶ根、伊那の3つの地区に分かれて作業をした。
この取り組みは、ラブリバー天竜の日として、毎年行なわれていて、今回で18回目になる。
南部防災対策協議会副会長で、池田建設の池田幸平社長は「こうした取り組みを通して、一般の人たちに河川環境の重要性をアピールしていきたい」と話していた。
伊那地区で参加したのは、18社、30人で3つの班に分かれてごみを拾った。
半日のごみ拾いの結果、伊那地区では、燃やせないごみ42袋、燃やせるごみ14袋、タイヤ4本、はしご1脚、ブラウン管が1つだった。
協議会では、「年々減少傾向にあるとはいうものの、まだまだごみのポイ捨てはなくなっていない」として、今後も地道な取り組みでマナーの向上を訴えたいと話している。 -
「伊那市西箕輪景観育成特定地区」
表示板を授与県内で初めて景観育成特定地区に指定された伊那市西箕輪地区で11日、村井仁県知事から「伊那市西箕輪景観育成特定地区」を示す表示板の授与があった。
この日あった知事の上伊那北部地域視察の中で行われたもので、西箕輪ふるさと景観住民協定者会の小池知志会長に、知事が表示板を手渡した。
知事は、「住民の心をまとめられ、ご協力に感謝する。美しい景観を子々孫々まで受け継いでいってほしい。県内にはすばらしい景観が各所にある。ほかの地域でものこの動きに追随してもらえるとうれしい」と話した。
授与された表示板は縦25センチ、横35センチのステンレス製で、市役所西箕輪支所の庭に設置する予定という。 -
実業高校と測量設計業協会が意見交換会
長野県測量設計業協会と実業高校の教諭との意見交換会が11日、伊那市のいなっせで開かれた。
上伊那農業高校など中南信の実業高校4校から8人、県測量設計業協会の中南信の各支部の会員10人が参加して意見交換した。
測量設計業は現在、公共事業の削減などによる業界の二極化、淘汰が進んでいるのに加え、業界の高齢化も進み、このままでは技術の継承が難しい状況だという。
協会では優秀な人材の確保が急務だとして、今年から初めて高校教諭と意見交換を行っていて、今回は、8月に続いて2回目になる。
測量業者からは、「技術があっても資格がものをいう世界。資格を持った人材を雇いたいという気持ちはある」といった意見や、「情熱をもって仕事に直面してくれる人材が欲しい。すぐにやめてしまう大学生よりも一所懸命がんばる高校生を雇いたい」などの意見が出されていた。
高校教諭からは、「昔は、橋や道路などを作れる夢のある業界だとして進路に進めたが、現在は、ボタン一つでパソコンが設計してくれる時代でもある。夢がある業界とはすすめられない」「情熱を持っていても家庭の事情で進学できない子どもを雇って、学校に通わせるなどの支援を行って欲しい」といった意見が出されていた。
測量設計業協会では今後、北信や東信でも、この意見交換会を開いていきたいとしている。 -
村井知事が上伊那北部を視察
上伊那北部地域の取り組みや県事業の状況を見ようと村井仁知事が11日、視察に訪れた。上伊那森林組合のバイオマスエネルギー工場や西天竜幹線水路など伊那市から辰野町までの8カ所を視察した。
伊那市西箕輪のはびろ農業公園みはらしファームのみはらしいちご園では、木質ペレット燃料のボイラーを使ったハウス暖房の試験的な取り組みについて、みはらしいちご園の有賀正喜前組合長が案内した。
みはらしいちご園では、トマト栽培をしているハウスで、ペレット燃料のボイラーを使ったハウス暖房の試験をしている。
有賀前組合長によると、ペレット燃料ボイラーの試験では、120日間の暖房期間で使用料は54万円で重油と比べ安くなっているという。
ただ、ペレット暖房機の単価が高く、納入しきれない実情があり、「先進的な取り組みを少しでも支援してほしい」と知事に話していた。
伊那市西箕輪の伊那インター工業団地内にあるサン工業の視察では、川上健夫社長が工場内などを案内した。
サン工業は、主に自動車やコンピューター、事務機器部品などのメッキ処理などをしている。
知事は、メッキの種類や会社の沿革、社員教育などについて説明を受け、工場3施設などを視察した。
西箕輪地域での視察を終えた知事は、「美しい眺望が楽しめる自然と最先端の技術、環境にやさしい農業の取り組みなど素晴らしい産業が融合している」と話していた。 -
伊那スキーリゾート撤退
伊那市が存続を模索伊那市の小坂樫男市長は11日、経営企業が事業撤退の方針を示したことから存続の危機にある伊那市西春近の伊那スキーリゾートに関して、市としては存続に向け、さまざまな方法を模索していることを明らかにした。伊那市議会9月定例会の一般質問の答弁で示した。
スキー場を経営する駒ヶ根市のヤマウラは去年の12月、地元住民や市に事業撤退を検討していることを示し、現在までに地元地権者との協議を重ねている。
小坂市長はこの協議に市も立会人として参加していることを示し、「今後もできれば存続してほしいとのお願いをしているが、民間企業なので赤字をしょってまでやる必要はないと考えている」と自身の考えを示した。
一方で伊那市としては存続させるために話し合いを進めていきたいとする立場を明らかにし、「現在の企業に存続して経営してもらうか事業譲渡できるほかの企業がいないかを模索していきたい」と話した。
また酒井茂副市長は、「どのような形であれ、地元のみなさんに不利益になることがあってはならない。今後も3者が真摯な態度で話し合いを進めていくべきだと考えている」と話した。 -
伊那谷住宅建築展
こだわりの居住空間伊那市在住の建築家7人による居住空間へのこだわりを伝える伊那谷住宅建築展が11日、伊那市立伊那図書館で始まった。
この展示は、空間づくりやものづくりの楽しさを多くの人に知ってもらおうと、今回初めて開いた。
会場には7人の建築家が作ったこだわりの住宅の写真や、設計技法のサンプルが展示されている。
土壁や陶器の洗面台など、日本独特の文化を取り入れながら、居住空間を楽しんでもらえる工夫が提案されている。
また、今回の展示では空間づくりの魅力を知ってもらうために、じゅうたんの会場に畳が敷き詰められ、畳独特の香りや手触りを感じられるようになっている。
建築家の一人、丸山幸弘さんは、「においや手触りなど、見るだけではわからない部分を感じ取ってほしい」と話していた。
伊那谷住宅建築展は21日まで開いている。 -
伊那市西春近で死亡事故
11日午前10時55分ころ、伊那市西春近の下島駅近くで、女性が車の下敷きになる事故があった。女性は伊那市内の病院に運ばれが、午後4時半に死亡が確認された。
伊那警察署の発表によると、亡くなったのは宮田村の無職、中島君子さん(56)。中島さんが坂道に車を止め外に出たところ、車が動き出したため、自分で止めようとして下敷きになった。中島さんは伊那市内の病院に運ばれたが、胸などを強く打ち亡くなった。
現在、事故の詳しい原因について伊那署が調べを進めている。 -
ネット上にひぼう中傷
伊那市議会一般質問で調査報告伊那市の中学校で、インターネット上の書き込みサイトに中学生に対するひぼう中傷が書き込まれた事例が3件あったことが10日、分かった。伊那市議会9月定例会の一般質問の中で、北原明教育長が明らかにした。
ネット上の問題についての議員の質問に答えたもので、市議会に、ひぼう中傷の書き込み件数の報告があったのは今回が初めて。
北原教育長の説明によると、伊那市教育委員会が8月、市内の小中学校を対象に実施したインターネットなどについての調査で、中学生の個人に対するひぼう中傷が、学校の公式サイトとは別の裏サイトに書き込まれた事例が今年度3件あり、そのうち1件が不登校につながった報告があったという。
この調査では、出会い系サイトの利用も報告されている。
学校裏サイトは、市内4中学校で教職員が内容を確認している報告があったが、今後の対応について北原教育長は、「ひぼう中傷の確認は、地域に呼びかけ、ボランティアの利用も考えたい」と話した。 -
鹿嶺高原で魅力再発見ツアー
魅力再発見ツアーが10日、伊那市長谷の鹿嶺高原であり、参加者はスケッチを通じて地元の自然に親しんだ。
このツアーは地域の良さを地元住民に改めて知ってもらおうと市観光協会が昨年から実施している。
到着した参加者は、高原を散策した後、高台から望む山並みのスケッチに挑戦した。
今回ボランティアガイドとして参加者の指導にあたったのは、絵画サークルの講師などをしている奥村憲さん。
これまで奥村さんは一般参加者の一人だったが、参加者にスケッチを通じて地元の素晴らしさを知ってもらいたいーと今回初めてボランティアガイドを引き受けた。
市観光協会では今後、ボランティアガイドの育成をさらに進めていきたい竏窒ニ考えており、ツアー参加者の中からも協力者を求めていきたいとしている。 -
電話応対コンクール
上位4人が信越大会へ企業で電話応対にあたっている人がその技能を競うコンクールが10日、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれた。
電話応対コンクールは、そのマナーや技能の向上を図ろうと、日本電信電話ユーザ協会が開いている。
伊那、駒ヶ根地区から10社33人が参加し1人3分の持ち時間で、商品についてや、店までの道順などを説明していた。
大会の結果、上位4位に入賞した、トヨタUグループの秋田克則さん、伊那食品工業の篠原美樹さん、同じく伊那食品工業の辰野郁子さん、ルビコンの羽柴広恵さんが、10月に新潟県で行われる信越大会に出場する。 -
はらぺこ保育園で命のお話
命について学ぼうと伊那市富県の自由保育所はらぺこの園児たちが10日、出産の話を聞いた。
これは子どもたちに命の存在を身近に感じてもらいたいとの願いから企画したもので、今回で2回目になる。
園児たちに話をしたのは、この8月に自宅出産した細田章子さんと、助産師の鹿野恵美さん。
細田さんは助産師や夫に見守られる中、自宅出産に臨んだこと、生まれる時、なかなか赤ちゃんが出てこなくて大変だったことなどを説明し、「生まれたばかりの赤ちゃんにはへその緒がいっぱいついていたよ」「赤ちゃんって本当におぎゃーって泣くんだよ」と、子どもたちに語った。
また、鹿野さんは一人ひとりの名前にさまざまな願いが込められていることを話し、「みんなの名前にもお父さんやお母さんのいろんな思いが込められていると思うので、自分の名前がどうしてついたのか聞いてみてほしい」と語りかけていた。