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伊那弥生男子ソフトボール部 全国選抜大会へ
高校ソフトボールの第26回全国男子選抜大会(21縲・4日・静岡県富士宮市)に伊那市の伊那弥生が出場する。選手たちは「安定感のある守備」を武器に前回果たせなかったベスト8を目指し、毎日の練習に励んでいる。
伊那弥生は、昨年9月末にあった県大会の代表決定戦、飯山北を7竏・の5回コールドで下し、2年連続の全国大会出場を決めた。全国の舞台は各都道府県代表45チームが参加し、4日間のトーナメントを展開。初戦は九州の雄、玉名工(熊本)と対戦する。
チームが許した失策は県大会、同11月初旬の北信越新人大会の3試合を通じて1試合に1回程度。ドロップボールやチェンジアップなどの変化球が多彩な主戦で主将の原卓を中心に守備で試合の流れをつくる。「攻撃力は劣ったが、今年は守ってコツコツと点を加えたい」と小林光二監督は語る。
原卓主将は「守備が安定しているのでミスがなければ上位も狙える。相手は関係なく、自分たちのソフトボールが出来れば」と意気込む。 -
伊那市子ども会育成会連絡協議会表彰
伊那市子ども会育成会連絡協議会(畑房男会長)は3日夜、同市役所で年度末総会を開き、長年にわたり青少年健全育成に尽力してきた、美篶青少年育成会(畑房男会長)と御園青少年育成会の茅原等さん(45)、三井敦司さん(38)の2人を表彰した。
美篶青少年育成会は1979(昭和54)年の設立。12地区800人で構成し、ふるさと再発見、護身術講習会など特色ある取り組みを展開する。
茅原さん、三井さんは推進委員として2001年から6年間、PTA、区、公民館事業と連携し、花いっぱい活動、魚つかみ大会などの企画を通じて青少年育成に尽力する。
連絡協議会の畑会長は「青少年が健全に育たないと日本の未来はない。長い間ありがとう」とあいさつ。
美篶青少年育成会総務部長の福岡衛さん(53)は「先輩方が築いた伝統をつなげるため、これを契機にさらなる活動を推進したい」。茅原さんは「今後も子ども会、地域の活動に頑張っていきたい」。三井さんは「活動の中で地域や人のありがたみを感じた。これからも自分なりに努力したい」と話した。
伊那市子ども会育成会連絡協議会表彰を受ける表彰者 -
伊那市の栄養教諭
駒ケ根市中沢
岩根美ゑ子さん(59)学生の時、寝坊して朝のバスに乗り遅れそうになって「朝ご飯は食べない」と、家を出ようとした。しかし母は、玄関先まで朝ご飯を持ってきてくれた。そんな記憶がある。
「そういう家庭で育ったから、自分は朝食を食べないなんてあり得ない。でも今は、朝食を食べない子や、食べてもパンとジャム、ご飯とふりかけだけっていう子も多い。今の子どもたちは、食べ物が有り余っている中にあって、自分の体を守るためには何を食べたらいいのか分からないでいる。子どもたちには、こういう環境下で自分の体をどう守るかを伝えていくことが大切だと思っています」と語る。
伊那市立東部中学校の生徒や職員、約900人分の学校給食を預かる栄養職員。また、本年度からは伊那市の「栄養教諭」として、学校、家庭、地域における食育の推進に取り組んでいる。
学校栄養職員となって38年。食育の必要性はひしひしと感じてきたが、いざやるとなると、課題は山積している。当初栄養教諭に任命された時は「本当に自分で役割を果たしていけるのだろうか」と悩んだ。
しかし「大丈夫大丈夫、私たちもやるから」と仲間の栄養士16人が声をかけてくれた。
「それで自分も『よし、やってやろう』って思いが固まった。それにすごく助けられました」と振り返る。 -
西箕輪ふるさと景観マップが完成
西箕輪ふるさと景観住民協定者会(小池知志会長)はこのほど、西箕輪地区から望むことができるさまざまな景観スポットを示した「西箕輪ふるさと景観マップ」を作成した=写真。
同会では、県の「景観育成特定地区」になるべく、現在その手続きを進めている。また、地区内の景観を保護する取り組みも展開しており、マップ作りもその一環。地区全体を把握するマップを通して、農村地帯の豊かな景観を改めて見直してもらおうと考えた。
マップはA2判で四つ織り。四季折々の美しい風景写真を掲載するとともに、マップに記した24カ所の光景が、地区のどこで見られるかを記している。この事業は県の地域発元気づくり支援金の採択も受けている。
マップ作りを進めてきた山口通之さんは「まずは地区の人たちに西箕輪の景観の素晴らしさを改めて知ってもらいたい。また、外から来る人にもこの地域の良さを知ってもらえれば」と話していた。
マップは5千部発行しており、西箕輪地区に全戸配布するほか、市内の公共施設などへ配布する。 -
西箕輪ふるさと景観住民協定者会、目標達成のために再度同意書を発送し、3月下旬に県へ申請
県の「景観育成特定地区」への指定を目指す伊那市西箕輪の「西箕輪ふるさと景観住民協定者会」(小池知志会長)の代議員会が4日夜、西箕輪支所であった。県への申請に必要な3分の2以上の同意書署名を集めるため、昨年11月から地区内外の地権者に署名を求めてきたが、第1次集計とする2月25日現在で、目標数までわずかに及ばなかったため、今後、提出率の悪かった区の住民に再度理解を求めるとともに区未加入者などにも署名を求め、目標をクリアし、3月下旬を目標に県に申請する。
2月25日現在、対象者となる1789人のうち、1085人から同意書を回収することができた。しかし、県への申請には対象地区内の地権者3分の2以上の賛同が必要で、人数にしてあと114人分、不足している。また、面積でも3分の2以上が要件となっており、41ヘクタール足りない。
主な要因としては、新興住宅地の多い地域での回収率が低さ、地区外居住者で、西箕輪地区に土地を保有している人が全体の約3分の1を占めていることなどがある。また、昔から同地区に住んでいる人が多い区では関心が高い一方、若い世帯、新しくこの地に移り住んできた人の多い区では関心が低いというのが現状のようだ。
しかし、目標達成までにはあとわずかなため、同協定者会ではこれまで同意書署名を求めてこなかった会社、社宅、区未加入者などにも署名を求めるほか、回収率が50パーセント未満の地区などで再度理解を求め、目標達成を目指すこととなった。
最終的な集約は今月19日を目途とする。
景観育成特定地区の指定を受けると、地域住民の意向に応じた景観育成が可能となるが、現在のところ、県内で指定を受けた地域はない。西箕輪地区の指定が実現すれば、県内初の景観育成特定地区が誕生する。 -
助産院開院に助成する方向で検討
小坂市長は5日、産婦人科医師不足に伴い、助産院開院に対して助成する方向であることを明らかにした。市議会で、助産院との連携・支援施策について中村威夫議員の一般質問に答えた。
小坂市長は、3月末の昭和伊南総合病院(駒ケ根市)の産科診療休止を受け、伊那中央病院で施設改修を進めている現状や、上伊那の産科医療の連携体制などを説明。伊那中病は4月、産婦人科医師が1人増え、5人体制となるが「各医療機関が役割分担し、上伊那全体で医療を守っていく必要がある」とし「産科医療の連携体制で、正常分娩は助産院でも取り扱うことができることを地域住民に広報し、協力をお願いしている」と述べた。
市内の助産院は1カ所あり、1カ所で開院準備しているという。
助成は開院に際しての施設や備品で、今後、開院する人の希望を聞いて検討する。
院内助産院の開設は「可能かどうか研究していく必要がある」とした。
また、24時間対応している伊那中病の地域救急医療センター専従医師が4月に4人から3人に減るため「救急医療を続けていくことができない切羽詰った状態」。救急医師の確保について、関係市町村長、県議を含めて県へ要請していきたいとした。
小坂市長は「公立3病院が共倒れになり、第2次、第3次医療が崩壊してしまうと危機感を持っている。3病院の病院事業をどうやっていくのか、上伊那広域連合含め、検討していく必要がある」と述べた。 -
駅伝応援用たこを美篶小学生に披露
伊那市の美篶小学校に3日、美篶青島区の矢島信之さんが訪れ、23日の「春の高校伊那駅伝」応援用に作ったたこを児童たちに披露した。
美篶区長会と青島区は「春の高校駅伝を盛り上げていきたい」との思いから駅伝当日に出場校の校名の入った応援たこ15枚を大会コース沿いの青島区の田んぼで揚げる。たこは発案者の矢島さんが製作。縦90センチ横60センチでそれぞれに「高校伊那駅伝」の文字や、招待校11校、地元校3校の校名などが書かれている。また校名の隣には「1区1校応援」として、区名などが入っている。
今回、美篶小学校の児童たちに応援だこを披露したのは、児童たちに自分の住む区が応援する高校のことを勉強してもらいたいため。
矢島さんは児童たちに同駅伝やたこ揚げについて話し、「ぜひお父さんやお母さんと応援に行ってもらいたい」と呼びかけていた。
会が終わったあと、矢島さんに「どうやってこんなにきれいに字を書いたんですか」と質問する児童もいた。
春の高校伊那駅伝応援たこは7日から21日まで伊那市役所ロビーに展示される。 -
長野県水墨画協会南信地区会員展
県伊那文化会館で6日、長野県水墨画協会南信地区会員展が始まった。長野県水墨画協会(下平瑞雲会長)主催。南信地区会員(会員数約180人)の作品約100点を展示。9日まで。
長野県水墨画協会は、長野県芸術文化総合フェスティバルに合わせて、各地区で会員展を開いている。
協会理事の中原知得さんは「県展は水墨画のため色を使った作品はないが、南信地区会員展は墨彩画ということで、色を使った作品もある。県展とはまた違った雰囲気を見てもらいたい」と話す。
午前10時縲恁゚後5時(最終日午後4時まで)。入場無料。
同展では出展作品の中から10点を優秀賞に選んだ。
受賞者は次のみなさん
▽「秋景」石野清香(茅野市)▽「太古ロマン」牛山和雄(下諏訪町)▽「寝覚の床」小口民江(岡谷市)▽「いこいの里」小林真一(下諏訪町)▽「木立」萩原秀美(岡谷市)▽「阿寺渓谷」磯谷吉五郎(岡谷市)▽「霧のブナ林」塩沢容子(飯島町)▽「白牡丹」小林城佳(飯田市)▽「渓流」秦広美(高森町)▽「夏苑」伊藤武子(飯田市)竏秩B -
東部火災予防運動パレード
「春の火災予防運動(1縲・日)」期間中の2日、伊那市消防団の高遠町、長谷地区の消防団員が両地区内を消防車両でパレードし、地域住民に防火を呼びかけた。団員約30人、車両7台が出動し、約5時間かけてコースを回った。
高遠町総合支所であった出発式で、伊東義人総合支所長が「地域の皆さんの防火意識を高め、火災が発生しないことを祈る」とあいさつ。田畑安彦団長は「意識づくりが地域の安全をつくる。皆さんの広報活動が大きな力になる」と話した。
高遠消防署によると、無火災期間は高遠町地区が9カ月、長谷地区が2年3カ月。
高遠町総合支所を出発する消防車両 -
県ソフトボール協会役員総会
県ソフトボール協会の2008年度役員総会は2日、伊那市生涯学習センターで行い、小坂樫男伊那市長を会長に再任するなど、来年度事業計画、予算など6議案を原案通り可決した。
08年度事業計画によると、9月6縲・日、伊那市で50歳以上の男子による全日本実年大会の全国大会を開催する予定。このほか、役員改選で児童のソフトボール普及に努める「小学生委員会」の新設を報告、本年度活躍したチームなどを表彰した。
表彰を受けたのは次の皆さん。
【日本ソフトボール協会】▽功労賞=松本守博、丸山直子
【県ソフトボール協会】▽協会表彰者=古沢賢二、木下貞昭、中村朝雄、春日要▽優秀チーム賞=KOA、松本大女子、信州大男子、松代中、高瀬中、八幡フラッパーズ、川田レインボーズ▽優秀選手賞=伊東摩耶(松本大)秋山清博(伊那シニア) -
伊那市立図書館の利用者カードデザイン展
伊那市立図書館の図書館利用カードの新デザインの候補作品を集めた展示は13日まで、同伊那図書館1階広域情報コーナーで開いている。市内外の186人から応募のあった199点を展示。展示期間中、同図書館や分館(一部)、高遠町図書館で利用者による投票を受け付けている。
作品の応募は小学生が中心。199点のうち100点は、昨年11月に伊那図書館を見学した伊那小1学年の作品で、図書館での思い出を絵にしたり、自分の好きな動物や昆虫を描いたりしている。このほか、高遠城址(し)公園の桜の写真やコンピューターによる絵なども並ぶ。
伊那、高遠町図書館、各分館を連携させる「図書館システム」の導入を契機に、カードデザインを一新する。投票は一人、1作品につき1回まで。投票の多かった作品を市教育委員会などが最終選考し、新デザイン2点を決める。4月から新カードの発行を始める予定だ。
平賀研也館長は「こんなに応募があってうれしい。今後も定期的にデザインを募集し、自分で図書館をつくっていくパターンの一つになれば」と話している。
入場無料。10日は休館日。午前10時縲恁゚後7時。
図書館利用カードの新デザイン候補作品を展示 -
けんしん伊那支店 防犯訓練で強盗対策を確認
伊那市山寺の県信用組合伊那支店(大野勲支店長)は4日夕、伊那署と協力し、強盗事件を想定した防犯訓練を行った。職員たちは、犯人の体格や服装などを覚えたり、逃走車両へカラーボールを投げたりなどの強盗対応を訓練で確認した。
訓練は、署員が扮(ふん)した強盗役が店内に押し入り、模造ナイフを手に利用客の女性を人質に取り、金を要求する想定。「金を出せ」との犯人の怒鳴り声に緊張する場面もあったが、それぞれが冷静になって、対策マニュアルで分担された自分の役割を果たした。
大野支店長は「緊張して思った通りにはいかなかったが、時間を稼ぐことはできたと思う」と反省。伊那署生活安全課の亘浩幸課長は「いざというとき、今日と同じ対応ができるよう日ごろから心がけてほしい」と呼びかけた。
同組合は、2年前に上田支店で強盗未遂事件があったことや、ほかの金融機関で事件が発生したことから、本年度から全53店舗で防犯訓練を開いている。
県信用組合伊那支店で行われた防犯訓練 -
県ロードレース伊那大会
第43回県ロードレース伊那大会(伊那市、長野陸上競技協会など主催)は2日、同市営野球場を発着点としたコースで開いた。5部門に県内外の612人が参加し、それぞれが自己新記録を目指して健脚を競った。
参加者の内訳は一般の部(10マイル=約16キロ)228人、高校の部(10キロ)79人、壮年の部(同)54人、女子の部(5キロ)103人、中学男子の部148人の計612人。
各部門の入賞者は次の通り。
【一般の部】
(1)松山克敏(飯田下伊那)51分51秒(2)杉本浩二(上田市陸協)51分55秒(3)松久哲治(上田市陸協)51分57秒(4)羽川英一(松本陸協)53分6秒(5)小林太一(内掘醸造)53分14秒(6)佐藤隆史(信州大学)53分43秒
【高校の部】
(1)柳沢哲成(佐久長聖)32分9秒(2)太田正史(松商学園)32分25秒(3)大蔵孝典(佐久長聖)32分54秒(4)倉沢昇平(高遠)33分12秒(5)生田大河(佐久長聖)33分21秒(6)村上剛(伊那北)33分26秒
【壮年の部】
(1)楜沢俊明(北安曇郡陸協)34分5秒(2)市川武(長野市陸協)34分25秒(3)小口秀哉(下諏訪町体協)34分54秒(4)松下善幸(飯田下伊那)34分56秒(5)菊池利治(諏訪南PC)35分48秒(6)菊地晃(諏訪市)35分55秒
【女子の部】
(1)牛越あかね(山辺中)17分30秒(2)宮沢加奈(辰野町)17分50秒(3)青木明日香(松商学園)17分53秒(4)福沢奈津美(東海大三高)17分56秒(5)北原成美(駒ヶ根東中)18分7秒(6)福沢志穂(駒ヶ根東中)18分8秒
【中学男子】
(1)臼田稔宏(松川)15分48秒(2)福沢潤一(駒ヶ根東)16分00秒(3)上野裕史(野沢)16分3秒(4)小林純平(駒ヶ根東)16分6秒(5)吉良充人(篠ノ井東)16分10秒(6)小田切将真(川中島)16分11秒
##(写真たてよこ)
一斉にスタートを切る一般の部 -
伊那市中央区救助支援隊 区と協力して第1回訓練
伊那市中央区の区民でつくる、住民の安全を守る専門技術集団「中央区救助支援隊」は2日、同区と協力し、中央区公民館駐車場で初訓練を行った。震度6を超える地震が発生したと想定し、建築家や重機オペレーターら隊員30人が、倒壊家屋から被災者を助け出す手順を確認した。
隊は任期で役員が交代する自主防災組織と異なる恒久的集団。災害時、本格的な救助隊が到着するまでの間、区内の災害弱者を助けるため区役員らで組織づくりを計画し、昨年12月に発足した。住民独自で対応できる救助組織としては県内で初めてだという。
訓練は午後0時30分、警戒宣言の発令でスタート。区内で住宅倒壊を確認したとし、隊員らが、倒壊家屋に見立てて組んだ木材をチェーンソーやジャッキ、金てこなどを使って除去し、被災者に見立てた人形を手際よく救出した。
建築士の高沢勝隊長(66)は「訓練をやってみて救助の流れや方法が分かった。これからも訓練を重ね、有事に備えたい」。今後は、具体的な出動方法や、けが人への対応方法などについて研修していく考えだという。
チェーンソーを使って倒壊家屋から被災者を救助する訓練 -
みはらしの湯で2日、桃の節句に合わせて桃花風呂
「桃の節句」に合わせて伊那市西箕輪の日帰り温泉施設「みはらしの湯」は2日、男女露天風呂桃の花を浮かべ、「桃花風呂」にする。
「桃花風呂」はひな祭りに合わせて毎年実に施している恒例行事。地元住民が提供してくれる桃の木の枝をハウスや浴室の中で温め、一足早く花を咲かせる。
今年も2月27日ころ、淡いピンク色をした花が咲き始めた=写真。当日は浴室にこの枝を飾るほか、露天風呂には花の開花した枝を浮かべ、春の訪れを感じてもらう。
唐沢寿男支配人は「桃の節句の時期。入浴するみなさんに季節を感じてもらえれば」と話していた。
みはらしの湯の営業時間は午前10時縲恁゚後9時半。また、8、9日は地元の小学生による抹茶の無料サービスもある。 -
かんてんぱぱホールで第4回信州の古布作家 当世華競市と古布・骨董市
古布を使った作品や骨董(こっとう)などが並ぶ「第4回信州の古布作家 当世華競市と古布・骨董市」が9日まで、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている。古布を使った木目込み人形やバッグ、着物などのほか、昔懐かしい骨董品など約5千点以上が並び、訪れた人の目を楽しませている=写真。
古いものの持つ良さ、古いものを大切にする心を感じてもらおう竏窒ニ、古布と骨董を扱う2人が中心となって4年前から開催しているもの。今年も県内から17人の古布作家が集まり、それぞれの作品を展示しているほか、ちりめんや古布の即売をしている。
会場には「福福だるま」と賞した古布のだるまや今年のえとであるネズミの雛(ひな)人形などアイデアに富んだ作品がずらりと並んでいる。また、最近人気のある「つるし雛」は誰でも簡単にできるキッドの販売もしている。
代表の高橋晃史さん(63)は「訪れてくれる人は年配の女性が多いが、男性の方にも訪れていただき、女性のパワーと古いものの持つ魅力を感じていただければ」と話していた。
入場無料。午前10時縲恁゚後5時(最終日は午後3時まで)。 -
伊那市中心商店街 高校駅伝PRタペストリー設置
23日にある春の高校伊那駅伝に向けて「伊那市商店街活性化イベント委員会」は1日から、コースとなる中心商店街の沿道約2キロにわたって、大会をPRするタペストリーを取り付け始めた。取り組みは2年目。地元商店主らは地域活性化につながればと期待している。
タペストリーは横40センチ、縦65センチ。赤色の布地に白色で「歓迎 春の高校伊那駅伝」と記した。飾り付け枚数は、中心商店街が新コースとなった昨年と同じ約600枚を見込む。関係者は「今年は駅伝に合わせ、イベント数を増やすなど各商店街の意気込みが違う」と話す。 -
太陽光発電システム設置補助金の新設について
伊那市は08年度当初予算に新規事業「太陽光発電システム設置補助金」を盛り込んだ。市初となる同補助金には300万円を充てている。
補助の対象はこれから同システムの設置を考えている市民。
設置前にまず市に相談。市は設置後にシステム設置費用の一部(1キロワット当たり3万円、最大5キロワットまで)を負担する。条件は▽システムを設置する場所は一般住宅であること▽電力会社と余剰電力の売電契約を帰結できる▽部品は全て新品であること竏窒ネど。
市は太陽光発電が普及すれば火力発電も減りCO2排出の削減につながると考えている。
「伊那は太陽光発電に適した場所。太陽光発電システム設置の呼び水になれば」と市。すでに5件の問い合わせがきているとのこと。 -
西春近の天竜川で河川内樹木の伐採 1、2日
伊那市の西春近地区の住民でつくる「天竜川の環境を守る会」(酒井勝幸代表)は1、2日、地区内の天竜川河川敷の環境整備作業をする。国道153号沢渡南信号機縲怎^カノ伊那工場の河川敷内を対象に、繁茂する樹木の伐採や外来植物アレチウリの駆除、ごみ拾いなどの作業を行う。
「天竜川の環境を守る会」の立ち上げは、06年3月、沢渡地区の有志で行った、初の環境整備作業がきっかけ。同河川敷の環境整備を地区全体で継続的に推進するため、地区内の各種団体でつくる「西春近自治協議会」の傘下団体として、1回目の作業を展開する。
作業は国土交通省天竜川上流河川事務所、市建設部管理課の協力で実施。西春近地区住民で趣旨に賛同する人が参加する。
河川内樹木の伐採作業などがある西春近沢渡の天竜川 -
伊那市でクリスマスローズ展開催
伊那市の坂下公会堂で29日、200鉢60種のクリスマスローズが並ぶ「クリスマスローズ展」が始まった。黒の八重咲きや英国から輸入した新品種など、ほかではなかなか見られないクリスマスローズの数々が、訪れた人の目を楽しませている=写真。
展覧会は松本市梓川の観光花園「あずみ野花園」(山・ス和男園主)が企画し、南信3会場で開催しているもので、伊那市内で開催するのは初めて。アイリスやシャクヤクの花園を営んできた同園は一昨年4月、県内でも珍しい地植えのクリスマスローズ園を開園。地植えのクリスマスローズの花期は4月以降となるが、今回は一足早く、クリスマスローズを楽しんでもらおう竏窒ニ、地植えで育てた株を鉢花用に掘り起こし展示用、販売用合わせて200鉢持ち寄った。
ひとえにクリスマスローズといっても品種によって、色彩、花の形、咲き方はさまざま。展示用の鉢にはスレートブルー系や、黄緑色の花など、特に珍しい品種がそろっている。また、クリスマスローズの花びらに見える部分は実は「がく」。なかなか落ちないことから、受験のお守り的な存在としても注目を集めている。
園主の山・スさんは「英国の最新栽培品種など、なかなか見られないものも多い。ぜひ楽しんで見ていただければ」と話していた。
販売用の鉢は1500円から5千円まであり、育てかたのアドバイスを受けることもできる。鉢は毎日松本から運んでくる。
入場無料。午前10時縲恁゚後4時。3月3日まで。
地植えのクリスマスローズ園は4月12日から開園する。
問い合わせはあずみ野花園(TEL0263・78・5415)へ。 -
伊那ビジネス専門学校で卒業式
伊那市狐島の伊那ビジネス専門学校(三沢清美校長)で1日、07年度卒業式があった。上伊那地方から集まった、情報経理学科2人とOAビジネス学科1人の計3人が卒業。学校生活の思い出を振り返り、新たな旅立ちの門出を祝った。
三沢岩視理事長は「自分で努力しなければ社会では生きていけない。学校で取得したそれぞれの資格を十分に生かして頑張って」。三沢校長は「社会に出ても自分で決めた仕事を簡単にあきらめないで。道に迷ったときは、この学校に相談して」と、それぞれエールを送った。
情報経理学科1年の・ス美佳さん(20)=伊那市=が「学校で学んだことを、これからの人生の歩みに生かして」と送辞。同学科卒業の手塚枝里さん(20)=駒ヶ根市=は「これからは一人前の人間として社会の要求にこたえなければいけない。一日でも早く独り立ちできるよう努力する」と答えた。
三沢校長から卒業証書を受け取る卒業生 -
伊那市「地域づくり活動支援金事業」 報告会
伊那市は27日夜、市役所で本年度から始めた事業「地域づくり活動支援金」の採択団体による事業報告会を開いた。市内から約100人が出席。花作りを中心とした公園整備や元気おこしなど計17事業(団体)のうち4事業の代表が事例発表した。また、08年度の支援金事業説明会もあった。
支援金の交付は、地域の課題解決に向けた実践的な活動を支援し、市民が主体となった地域づくりを進めるための新規事業。初年度は申し込みのあった33事業から17事業(支援金総額440万円)を採択した。支援金は1団体当たり50万円が限度。
報告会のなかで、住民有志約30人でつくる「勝間桜を守る会」(高遠町)は、薬師堂にあるシダレザクラを守るため、支援金30万8千円を受け、高所作業車による消毒、宿り木除去の作業、遊歩道整備などに取り組んだことを報告。小松照夫会長は「今後は駐車場を作っていきたい」と話した。
来年度の支援金事業の募集期間は3月3縲・1日。4月上旬には採択団体が決まる予定だ。問い合わせは、市総務部政策推進課(78・4111、内線2145)へ。
スライドを使ってそれぞれの活動を報告する支援金採択団体 -
第14回伊那市新ごみ中間処理施設用地選定委
上伊那広域連合の新ごみ中間処理施設の建設地を検討する伊那市の用地選定委員会(伊藤精晤委員長)が28日、伊那市役所であり、これまでの議論の中で見えてきた点数評価項目に関する課題と、評価方法そのものを3つの班ごとに分かれて再検討。点数評価する評価基準に関し、前回伊藤委員長が提案した「環境や人に与える影響と経済性を評価する項目は分けて評価してはどうか」という意見に対しては、賛同する声もあった一方、「あまり経済性にこだわらす、総合点で評価した方が良い」とする声や「経済性への配点を多くしてすべて1本で評価する総合点とすべき」などの意見が出たため、次回、全体会のメンバー数人でつくる小委員会と伊藤委員長で今回の意見を集約し、評価方法に一定の方向性を出すことになった。
検討課題となっていたのは、施設を運用していくのに必要なプラント用水を確保するには地下水を掘る必要が生じるが、候補地の中には、かなりの工事をしなければその水が十分に確保できない場所もあるため、そういう候補地の扱いをどうするかや、どの路線を搬入経路とするかなど。また、評価方法そのものも、コスト面への比重が少ないという指摘があり、「全体のバランスを是正する必要がある」とされていた。
検討の結果、搬入路線については事務局が示した主要幹線道路を中心とした路線案で合意。また、プラント用水の確保については、各候補地ごと、掘る井戸の深さなどが異なり、それにかかる費用も異なるため、そのコストを点数評価する案などが出た。 -
公共交通体系の構築に向け、協議会を組織
伊那市の地域公共交通協議会が28日、市役所であった。伊那地域における新たな交通ネットワークシステム構築のための検討会で了承された運行計画を「地域公共交通総合連携計画」と位置づけ、4月からの試験運行の効果を検証し、11年度の本格運行に移行する。
事業実施に当たり、国土交通省の「地域公共交通活性化・再生総合事業」の採択を受けるため、法定協議会を組織したもの。
連携計画は▽合併に伴う地域内バスの交通ネットワークの再編▽バス廃止地区への乗合デマンドタクシー導入▽権兵衛トンネルの開通に伴う伊那竏猪リ曽連絡バスの運行▽試験運行の評価・検証、次年度に向けた計画調整竏窒フ4事業で、協議会は連携計画作成に関する協議や連携計画実施にかかる連絡調整に当たる。
3年をかけて、利用実績のデータを収集・分析するなど見直し作業を繰り返し、利用者ニーズに合わせた公共交通体系を構築する。
委員は行政機関、バス・タクシーの交通事業者、地区代表ら21人。
会長の小坂市長は「意見を聞きながら、公共交通のあり方を模索したい」とあいさつ、路線バスの利用を促した。 -
高遠消防署新庁舎建設工事安全祈願祭・起工式
伊那消防組合高遠消防署の新庁舎建設工事安全祈願祭・起工式が29日、伊那市高遠町小原の建設予定地であった。消防関係者、工事請負者ら約50人が出席し、神事を行い、工事中の安全と工期内完成を祈った。しゅん工予定は8月25日。
高遠消防署は1979年3月の完成から29年が経過。老朽化が進むとともに職員の増員、資機材の充実により手狭となっていた。また、3市町村合併により活動エリアが広がったため、交通の便などを考え消防署新庁舎は小原地籍に移動することになった。
新庁舎は鉄骨一部2階建てで、1階約627平方メートル、2階約109平方メートル、延べ床面積約737平方メートル。地域の防災拠点施設となるため震度7の地震が起きても倒壊しない耐震強度にした。建築・設計費は1億9千803万円。財源のほとんど
は合併特例債。
設備は車両の内外を洗浄、消毒できる「救急衛生車庫」を組合内で初めて取り入れたほか、個室の仮眠室(男性用6、女性用1)、トレーニング室や仮眠室となる多目的室、耐震性貯水槽などを設置する。
関係者約50人が出席した高遠消防署新庁舎の建設工事安全祈願祭・起工式 -
伊那商工会議所 「元気・やる気のある商店主セミナー」
伊那商工会議所の連続講座「元気・やる気のある商店主セミナー」の初回が29日夜、伊那市駅前ビルいなっせであった。市内の商店主約50人が参加。同市出身の中小企業診断士上岡実弥子さん(40)=神奈川県=を講師に招き、個性と魅力ある店づくりとは何かを学んだ。
セミナーは計2回あり、経営者や後継者、新規開業者が対象。実践的ノウハウの習得や、スキルアップを支援し、個々の店経営をサポートする事業で、セミナーに合わせ、個店診断の実施もあった。
上岡さんは「お客様心理をつかもう!」と題して講義し、また来たいと思う店の特徴や、接客(おもてなし)とは何か竏窒ネどをスライドで説明。「第一印象のよい店とは、商品、店、人のバランスが取れている。接客など人の部分は、お金をかけなくても改善しやすいので努力を」と助言した。
第2回セミナーは21日にあり、「小さなお店でもできる販売促進」と題して、上岡さんが話す。
##(写真たてよこ)
セミナーの講師を務めた上岡さん -
高遠地区防犯協会定期総会
伊那市高遠町、長谷地区でつくる高遠地区防犯協会(会長・伊東義人高遠町総合支所長)はこのほど、高遠さくらホテルで定期総会を開いた。会員約60人が出席し、2008年度事業計画、予算など5議案を原案通り承認した。
来年度事業計画は、「安心・安全なまちづくり」を目標に、▽街頭犯罪・侵入犯罪抑止対策の推進▽女性・こどもを守る施策の推進▽少年非行防止・保護対策の推進竏窒d点に活動。「児童声掛け運動」による保護対策の推進と防犯意識の普及・高揚竏窒ネどに努めることを確認した。
このほか、任期満了により、防犯指導員67人のうち50人を委嘱した。
伊東義人会長から委嘱書を受け取る防犯指導員 -
環状北線、来月29日に供用開始
伊那市都市街路網の環状線の一部として98年から約10年にわたり、整備が進められてきた環状北線が来月29日、供用開始となる。県道伊那インター線と国道153号線を結ぶ同線の整備は、伊那市中心市街地に流入する車の台数を減らし、渋滞を緩和することなどを目的とした街路事業で、総事業費は55億円。一時は完成が遅れる懸念もあったが、年度内完成の見通しとなった。
環状北線は中央道伊那インターチェンジと国道153号を結ぶ主要幹線道路として整備されてきたもので、伊那インター線と県道南箕輪・沢渡線が交差する伊那市御園の交差点から、伊那市水神町の国道153号まで橋梁でつなぐ。環状北線の全長は520メートル。うち、橋梁部の長さは184メートルで4車線。現在橋梁部に続く取り付け道路の拡張工事が進んでいる。 -
伊那弥生ヶ丘高校の生徒が台湾の高校生と日本の伝統文化を通して交流
伊那市の伊那弥生ヶ丘高校の生徒が27日、台湾から修学旅行で県内を訪れている国立台中高級農業職業学校の高校生27人と、日本の伝統文化などを通して交流した。訪れた生徒らは、弥生の生徒に教わりながら華道や茶道を体験=写真。互いの生徒は身振り、手振りでコミュニケーションを取りながら、異国文化交流を楽しんだ。
観光振興事業に力を入れる県では、海外から県内へ修学旅行に訪れる高校の受け入れなども積極的に進めており、08年も台湾や中国、オーストラリアなどから約1150人の受け入れを予定している。県はこうした高校生と地元の高校生との交流にも取り組んでおり、今回の台中高農は弥生を含む2校の生徒らと交流をした。
交流会では、日本の伝統文化を知ってもらおう竏窒ニ、生け花や茶道の体験会を企画。弥生の茶道部、華道部の生徒らが、台湾の生徒にやり方を伝授。
この日初めて日本の生け花を体験した女子生徒、張苑容さん(16)、謝旻芳さん(17)は「とてもきれい。やり方はとてもシンプルで簡単だった。ぜひまた日本に来たい」と話していた。
また、華道部の伊藤絵里さん(17)は「こういう風に生け花を通じて文化交流ができたのは良かった。台湾から来てくれた高校生に生け花を体験してもらえたのは自分たちにとっても良い経験になった」と話していた。
台中高級農業職業学校の生徒らは、28日に帰国する予定。 -
雪村いづみ・朝比奈マリア母娘油絵展
歌手として活躍する雪村いづみさんと長女の朝比奈マリアさんによる油絵展は3月4日まで、伊那市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開いている。いづみさんの花の絵7点、マリアさんの馬の絵26点を展示販売している=写真。
いづみさんは「チューリップのささやき」「窓辺のブーケ」などのかわいらしい絵のほか、美空ひばりさん、江利チエミさんと組んだ「三人娘」をモデルとした油絵の版画を出品。マリアさんは「黒馬と女神」「草原のナルシス」など、やさしいタッチで描いた作品を並べる。
入場無料。午前10時縲恁゚後6時(最終日は午後4時まで)。