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電磁波の健康被害について考える講演会
快適な生活をもたらしている電化製品や携帯電話から発生する電磁波の健康被害について考える講演会が11日、伊那市の東春近ふれあい館であった。電磁波環境研究所所長・荻野晃也さんを講師に迎え、電波塔周辺などで多くの健康被害が報告されていることや、どのような影響があるのかなどを学んだ=写真。コープながの「環境ウォッチャーズ倶楽部」主催。
荻野さんは、世界各国が電磁波問題に注目する中、日本の関心の低さを指摘。01年には世界保健機関(WHO)が証拠は不十分としながらも、送電線から出る電磁波による発ガン性の可能性を認めたほか、電波塔周辺でガンや小児白血病などが多く発生した事例などを扱った研究論文も次々に発表されている。一方、確実な証拠がないために具体的行動につながらない現状も示した。
荻野さんは「100%の危険性は確定していない。しかし欧州では、今後大きな危険が及びそうなものに対して予防措置を講じている。日本でも予防措置を導入していくことが一番大切」と訴えた。 -
かんてんぱぱで陶と織展
陶と織を手掛ける3人による「陶と織展」が15日から、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている。晩秋の雰囲気に合わせたショールやスカーフ、普段の生活に楽しみを添える器や花器など約500点が、訪れた人たちを楽しませている=写真。
長野県陶芸作家協会の有志による合同作品展で2年目。今年は黄瀬戸や志野、織部などを手掛ける湯沢千春さん(駒ヶ根市)、里山の草花などを粉引きや染付けで描く北沢正和さん(飯田市)、草木染めしたウールやシルクを、さまざまに織り上げる大熊純子さん(飯田市)の3人が出展。「秋色に囲まれて」をテーマに、窓から見える紅葉に合わせた作品などもそろえた。
寒い季節に活躍する実用品なども多く、手作りの温もりが、これからの生活に温かさを添える。湯沢さんは「織りにしても陶器にしても、機械でつくられたものでは作れない温かみや使い心地の良さがある。ぜひ、手にとってみてほしい」と話していた。
入場無料。午前10時縲恁゚後5時(最終日は午後3時まで)。20日まで。 -
花ロマン(3)トルコキキョウ
紫やピンク、白、緑、パステルと多彩な色、一重、二重、八重、バラ咲きとゴージャスな花容、上品さも合わせ持ち、冠婚葬祭には欠かせない花、トルコキキョウ。花色が地中海の海の色のようだとも、トルコ石のようだとも言われ、別名はユーストマ、リシアンサス。キキョウとはなんの縁もゆかりもない、リンドウ科の花-。
そのトルコキキョウに魅せられ、新品種の育種に取り組むのは伊那市東春近の伊東茂男さん(55)。「ライバルは大手種苗会社、より豪華に、だれも見たことがない新しい花を日々求め、研究している」。
伊東さんが種苗会社を退職し、トルコキキョウ栽培に着手したのは19年前。紫1色だったトルコキキョウに、パステル系の白花に紫の縁取りがある新品種が発表された時だった。この花を見て、伊東さんは「自分に合いそうな花、将来性もある」と、経済連の薦めもあり、上伊那では7人の仲間と一緒に始めた。
はじめは1棟30坪で、苗を取り寄せて栽培したが、2年目から自家受粉による種採りを始めた。ハウス内を防虫網で囲い、チョウチョやミツバチが入らないようにした。めしべが飛び出している花を選んで受粉したが、品種の固定率は低く20%位。白と紫がきれいな復輪となる花を大量出荷できるまでに7、8年掛かった。
市場から「純白」がほしいとの要望を受け、自分で新しい色を作ろうと研究を始めた。紫の縁取りの白花から、紫の部分が少ないものを選別するなど、試行錯誤しながら、何年も掛かって、「純白」を作り出したが、すでに市場では「純白」が出回っていた。「スタートは遅いし、成果も遅れ、遅れた」と残念がる。
市場には新色の黄色やグリーンが次々と登場。「売れ筋は種苗メーカーが作る。メーカーが新品種を出したら、すぐに対応できるようにしたい」と研究を重ね、良い遺伝子を持つ素材集めをした。「手持ちの遺伝子を有効に使って、全く新しい花をつくる」ことに集中し、育種は一重から八重、さらに豪華なバラ咲きへと広がった。ブライダル需要を受け、花の大きさも8-10センチと大輪化していく。
「目標は小輪から大輪まで、ニーズに即応できる体制づくり。より豪華により珍しく、これがトルコキキョウかと思われるような、フリンジの強い、パロット咲のような花に挑戦したい。種苗メーカーが新品種を出せば、1、2年で同じ色ができるまでになった」と自信をのぞかせる。
次々と誕生する新し花、オレンジ系、ベージュ系、黒紫色とほとんどの色が作出されてきたが、ないのは「本当のブルー」だけ「限りなく、本当のブルーを出したい」と意欲を見せる(大口国江)。 -
伊那市高遠第2・3保育園で異年齢交流
伊那市の高遠第2・3保育園(柿木節子園長、41人)で13日、異年齢交流を目的としたクッキングがあり、園児らが園で収穫したサツマイモを使ってスイートポテトづくりに挑戦した=写真。出来上がりを食べた園児らは「甘ーい」などと舌鼓を打ち、笑顔を広げていた。
本年度から本格的に始まった「なかよし保育」の一環。年間20回の予定で、各年代が一緒になってプール遊びなどの交流をしてきた。年上の子が年下の子の世話をすることで、園内に兄弟関係と同じような深いつながりが生まれているという。
この日は、各学年が交じり3グループに分かれて、蒸かしたサツマイモを潰し、生クリーム、砂糖、バターを混ぜて、丸い形にしていった。エプロンを着るのに手間取っている園児がいれば、年上の子が手伝うなどして交流を深めていった。
柿木園長は、なかよし保育について「同じ地域に帰った時でも交流できるようになってもらえればうれしい。小規模の保育園ならではの活動にしていきたい」と話していた。 -
五十嵐裕子太極拳気功教室 成果披露・交流深める
太極拳・気功指導員の五十嵐裕子さん=伊那市美篶=が同市で開く5教室の生徒らでつくる実行委員会(原田恒子委員長)は12日、「第2回五十嵐教室太極拳気功交流会」を市内の富県ふるさと館で開いた=写真。
日ごろの練習成果を発表する目的。伊那市を中心とした生徒ら65人が参加し、各教室ごとの10縲・5人が剣、扇なども使って、22表演を繰り広げた。
五十嵐さんは「日ごろのけい古の成果を十分に発揮してもらいたい」とあいさつ。発表者らは、指先から足先まで意識を集中し、呼吸を整えながら流れるような動きを披露した。
見守る他の生徒らは、次のけい古に向けて参考にしようと、目を見張りながら熱心に観察していた。 -
ニシザワがCS全社大会 「満足いただける接客」
ニシザワ(本社・伊那市、荒木康雄社長)は10日、同市中央区の伊那商工会館で、第4回CS(カスタマー・サティスファクション)全社大会を開いた。上伊那中心に展開する53店舗から主要14店舗が出場し「お客様に満足いただける接客」を目的に、ロールプレイング発表をした=写真。
「電話応対」の場面を必ず組み込んだ、商品説明、クレーム処理などをテーマにした接客のシナリオをそれぞれが考えて披露。荒木社長、同社役員ら11人が審査し、▼メモをとって復唱しているか▼明るく聞きやすい声であいさつしているか竏窒ネどを採点した。
結果は次の通り。
▽最優秀賞=ベルシャイン駒ヶ根店▽優秀賞=ショッパーズ信大前食彩館、ベルシャイン伊北店▽努力賞=ベルシャイン伊那店、ショッパーズ双葉店 -
ガールスカウト長野26団 高遠町でウォークラリー
伊那市などの団員らでつくるガールスカウト長野第26団(木部則子団委員長)は12日、一般参加者を募った「子どもたちの居場所づくり事業」の一環として、同市高遠町のホリデーパーク周辺でウォークラリーを開いた。
園児、児童の団員ら23人が参加。4グループに分かれた子どもたちは、同町内の白山橋、歴史博物館、桂泉院、高遠城址(し)公園など6カ所を順番に回り、それぞれで出題される問題に挑戦した。
「橋の長さを自分の歩数で測って距離を割り出す」「大きな木の周りをロープで測る」などの出題をグループごとが力を合わせて正解を考えた。高遠城址公園では落ち葉などの自然物を使って、一人ずつ画用紙に・ス秋・スを表現する工作も楽しんだ。
出発時点では雪が空から落ちてきて肌寒さを感じていたが、次第に日の光りが降り注いでくると、赤や黄色に色づいた周囲の紅葉に目を見張っていた。 -
福澤雅志世会演奏会 輪の音楽の花咲く
伊那市で筝の教室を開く「福澤雅志世会」の2回目の演奏会が12日、同市の伊那北地域活性化センター「きたっせ」であった=写真。伊那三曲協会員による賛助出演など計61人が、11演目を繰り広げた。
同教室の「おさらい会」に、約80人の観客が集まった。出演者全員参加の合奏曲「六段」、教室に通う児童らの「一茶のおじさん」などを披露し、雅な音の世界が会場に広げた。
教室は1971年に、指導者の福澤雅志世(73、本名・靖子=同市山寺=)が開いた邦楽教室。福澤さんが筝を習い始めて60周年の記念に1回目の演奏会をし、今回は68周年の記念となった。
福澤さんは「和の精神をモットーに努力を重ねてきた。ステージにどんな日本の音楽の花が咲くか期待して」と話した。 -
オペラの発展学ぶ 長谷公民館で生涯学習講演会
作曲家、指揮者、ピアニストとして有名な青島広志さんを招いた「生涯学習講演会inはせ」は12日、伊那市の長谷公民館で開いた。市内から約180人が集まり、青島さんのピアノ伴奏に平松混声合唱団長の小野勉さんが声楽(テノール)で参加した演奏を楽しんだ。
長谷地区文化祭に合わせた恒例の講演会。青島さんは「オペラからミュージカルへ」と題して、西洋の娯楽の中心であった舞台芸術のオペラの発展を語るため、年代を追いながら代表曲10曲を演奏し、それらの作曲家や劇内容について説明した。
「昔は宗教に縛られ男性しか出演できなかった」「時代が変るごとに高音が使われるようになった」などの説明の中にも冗談を交えて講話。生誕250年のモーツアルトなども、分かりやすくおもしろい切り口で教授した。
酒井さや香さん(32)=長谷非持=は「オペラについての豆知識を知り、オペラに興味がわいた。とても分かりやすく、楽しい解説だった」と話していた。 -
南アルプス世界遺産登録に向け山梨連絡協が来伊
南アルプスの「世界自然遺産登録」を目指し、山梨県連絡協議会(会長・石川豊南アルプス市長)のメンバーが13日、伊那市を訪れ、長野県側の関係自治体による連絡協議会の設置を要請した。小坂市長は「登録されればなお一層、南アルプスの価値がでてくる」と推進に積極的な姿勢を見せた。
南アルプス市が静岡市から登録運動への協力の要請を受けて乗り出すことになり先月、北杣市、韮崎市、早川町との山梨県内関係4市町の首長や議長ら12人で連絡協を発足させた。効果的に推進するための総合調整や、必要な資料の収集、自然環境の保全と地域振興などに関することを協議していく。
当面は、南ア国立公園をもつ長野県の4市町村、静岡県の2市町、山梨県の4市町で各連絡協を設置、年度内に3県全体の推進協議会を立ち上げて、来年度から登録実現に向けた運動を展開していきたい考え。
県内の関係自治体は、伊那市、飯田市、富士見町、大鹿村。石川会長は「長野県側の取りまとめを伊那市にお願いしたい」と求めた。
これに対し、小坂市長は前向きな姿勢をみせつつ、南アふもとの伊那市長谷、大鹿村や下条村に残る歌舞伎など古い民俗芸能を踏まえ、「複合遺産」としての登録を提案。石川会長は、長野県の連絡協で内容を詰め、推進協で検討したい、とした。
山梨県連絡協によると、全体の推進協設置後は、03年に世界遺産の候補地に関する国の検討会で指摘された問題や課題を整理し、南アの学術的な価値を調査・研究するなど、登録に向けた検討を多面的にし、実現への方策を進める。 -
小黒川渓谷キャンプ場釣り堀感謝祭
伊那市の小黒川渓谷キャンプ場で12日、釣り堀感謝祭があった。エサ代無料などのサービスがあり、多くの家族連れが釣りを楽しんだ。
昨年に続き、2回目。市振興公社が、一昨年の台風被害で迷惑をかけたおわびと、利用者や地域への感謝を込めて計画したのがはじまり。
釣り堀は平均100グラムのニジマスを放し、大きいもので200グラムあるという。釣った魚は通常100グラム180円だが、この日は大小かかわらず1匹100円で提供した。
上伊那各地から午前中だけで約100人が訪れ、見ごろを迎えた渓谷の紅葉も楽しみながら、糸をたらしてじっと当たりを待っていた。午前中は冷え込んだせいもあって魚の食いつきが悪かったが、なかには30匹釣った家族もいた。
市内から家族5人で訪れた会社員の男性(38)は「釣り堀を利用したのは初めて。子どもと一緒に楽しめていいですね。今日は家族みんなで塩焼きにして食べたいと思ってます」と話し、何匹も釣り上げていた。
利用者たちは、釣った魚をその場で、炭火で焼いて味わっていた。 -
伊那西高校社会クラブが人文・社会科学コンクールで佳作に入選
米づくりを続けてきた一人の男性にスポットを向けたレポート『聞き書き「米づくり名人」おじいちゃんの農業50年』を制作した伊那西高校社会クラブがこのほど、県高校文化連盟が主催する第7回人文・社会科学コンクールで佳作に選ばれた。初出展での嬉しい知らせにメンバーは「入ると思っていなかった」と話しながら、笑顔を見せた。
部長の伊藤千紘さん(18)、伊東春佳さん(17)、田畑香奈絵さん(18)の3年生3人で制作したレポートは、メンバーの一人、伊東さんの祖父・伊東陽一郎さん(74)の米作りにスポットを当てたもの。伊那市新山で長年米作りをしてきた陽一郎さんの話をテープ起こしする中で、この地に根付いてきた農業の歴史や、現在の取り組みまで踏み込んだ。
伊藤さんは「農業に励んできた一人の男性の話を通して、日本の農業政策まで見えた」と話す。
もともとコンクールに出品する予定ではなかったこともあり、出品を決めてから急きょ準備をしてきたが、豪雨災害の影響で学校閉鎖になるなど、なかなか思うように準備が進まなかったが、夏休みを返上してなんとか完成させた。
現在は3年生しかいない同クラブだが「今年中途半端になった部分を来年はもっと時間をかけて調べてほしい」と来年度への思いを語っていた。 -
「はるちかコーロ・フェリーチェ」発表会
伊那市の東春近公民館の女声コーラスグループ「はるちかコーロ・フェリーチェ」の発表会は11日夜、同市の県伊那文化会館で開いた。メンバー32人が家事や仕事を工面して練習に励んできた成果を披露。会場の隅々に広がる美しいハーモニーが約530人の観客を魅了した。
曲は、クラシック、日本の叙情歌や民謡、人気テレビドラマの主題歌など、幅広いジャンルの19曲。練習で苦労したという「こきりこ」「長持唄」「会津磐梯山」などは、民謡を声の重なり合いのある編曲で新鮮に聞かせた。
指揮者の田中真郎さん(箕輪工業非常勤講師)ふんする・スヨンさま・スが登場し「冬のソナタより『はじめから今まで』」の指揮をするなど、時折、笑い声が会場にわくこともあった。
「はるちかコーロ・フェリーチェ」は1989年に発足した、同地区では初めての女声コーラスグループ。地元を中心に40縲・0歳代の主婦らがメンバー。3年に一度の発表会を開き、今回で5回目。
会場に美しいハーモニーを響かせるメンバーら(県伊那文化会館) -
伊那フィル第19回定期演奏会 ハーモニー美しく
伊那フィルハーモニー交響楽団(北澤理光団長)の第19回定期演奏会は12日、伊那市の県伊那文化会館で開いた。バイオリン、チェロ、クラリネットなど数種類の楽器で奏でた音色が約600人の観客を魅了した。伊那毎日新聞社など後援。
プログラムは、メンデルスゾーンの「真夏の夜の夢」の「結婚行進曲」などを演奏した。シベリウスの「交響曲第2番」は今回のメーンで約50分間の演奏。フィンランド生まれの作曲家による、母国の四季を奏でた音楽に惜しみない拍手がわいた。
北澤団長は「来年は20回目の定期演奏会。これまで続けてこれたことが夢のよう。これからも伊那フィルの温かみのある演奏を継続していきたい」と話していた。 -
ハッチョウトンボ中間報告会
ハッチョウトンボの生息地として知られる伊那市富県新山の「トンボの楽園」生息調査の中間報告会が11日、市役所であった。本年の調査で3種を追加、合計30種になった。
新たに加わったのはアジアイトトンボ、オオヤマトンボ、コフキトンボ。
市は05年から、日本蜻蛉(とんぼ)学会長の枝重夫さん=松本市=に生息調査を委託。本年は6縲・月にかけ、現地を訪れた。
枝さんは指標昆虫であるハッチョウトンボやムカシトンボをはじめ、ルリイトトンボ、オツネントンボなどの写真をスクリーンに映し出し、名前の由来を交えながら、羽化や産卵などの生態を説明。「オオシオカラトンボのしっぽの先はひしゃくのようになっていて、水をはね上げて産卵する」など興味深い話に、集まった地域住民約30人が聞き入った。
流水性のトンボは調査していないため、市内で「60種はいるのではないか」という。
主催者の一つである新山山野草等保護育成会の北原重利委員長は「市民の協力を得ながら生息地を守り、後世に残していきたい」と話した。
会場には、トンボの標本なども展示された。 -
東春近小4年生が2分の1成人式
伊那市の東春近小学校4年生82人の10歳の節目を祝う「2分の1成人式」が11日、同校体育館であった。
家庭や学校、地域でどのように期待されているかを考え、将来の希望に向かって大きく羽ばたいてほしいと地元の地区協議会、こども育成会が企画した。6年目。
ステージ上に立った児童たちは、いつも見守っている家族や地域住民に感謝し「素直になれないときもあるけれど、言われたことを守り、頑張りたい」と決意を述べた。
また、合唱やソーラン節も元気よく披露。
20歳になって開封するタイムカプセルには、児童一人ひとりが柔道大会の優勝メダルやぬいぐるみ、漫画など記念の品、10年後の自分に向けたメッセージを入れ、かぎをかけた。
三沢こころさん(10)は「何を入れるか迷ったけど、入学式の写真とかを入れた。10年後、保育士さんになっていますかと書いた」と話した。
タイムカプセルは春近郷ふれ愛館に保管する。
地区協議会の伊藤一美会長は「たくましく成長するには、好き嫌いなく食べ、丈夫な体を作ること。自分でものごとを判断し、将来に夢を持って、21世紀を歩んでほしい」と願った。
地元のシンガー湯沢加代子さん(20)の「どりぃむ・かむ・とぅるぅ(夢はかなう)」と題した歌を交えた講演もあった。 -
つくしんぼ保育園のシクラメン販売
伊那市御園のつくしんぼ保育園によるシクラメン販売が11日から、伊那市のニシザワショッパーズ双葉店前で始まった。鮮やかに咲いた約2千鉢以上のシクラメンが、訪れた人の目を楽しませている=写真。
私立である同園は、公立保育園より行政補助が少なく、補助金だけでは十分な運営ができない。そのため保護者や職員でつくる「つくしんぼの会」は例年、園の運営費を確保するためのバザーやシクラメン販売を実施。職員と保護者が協力しながら、園のあり方を考えている。
シクラメンは市内の生産者から購入しており、市価より安いだけでなく、丈夫で長持ちするとあって人気。毎年買いに来る人もいる。今年も赤やピンク色、絞り模様など、さまざまな種類を準備。昨年より花が大きく、株もしっかりしているという。
この日は、保護者や職員など約30人が朝から準備して1鉢1300円で販売。園の関係者だけでなく、地元住民も多数訪れ、盛況を見せた。
シクラメン販売は12日も同じ場所で行う予定で、時間は午前10時縲恁゚後3時。今後は、各地区に分かれて個別訪問販売も行う。
個人的に購入を希望する人への販売もしている。
問い合わせはつくしんぼ保育園(TEL78・4157)へ。 -
あぐりスクールの子どもたちが自分たちで作った米を国際支援田米に贈呈
上伊那農業協同組合(JA上伊那)が、本年度から食農教育の一環として取り組んでいる「あぐりスクール」の子どもたちが11日、自分たちで育てた米の一部を食糧難に苦しむアフリカ・マリ共和国へ送るため、伊那市狐島の本所で贈呈式をした=写真。
年間を通じて農業体験を行うことで、食や農を身近に感じてもらうことを目的とするあぐりスクール。今年は小学2縲・年生の72人が、野菜や米をつくり、自分たちで作った農作物の対面販売や調理などに挑戦してきた。
米は伊那市東春近のほ場約3アールで育てたもの。収穫した165キロは、調理したり一人ひとり持ち帰るなどしたが、60キロほど残ったため、飢えに苦しむ人たちに役立ててもらおう竏窒ニ、JAグリーン長野などが企画している国際協力田事業の米と一緒に、マリ共和国へ送ってもらうことにした。
贈呈式はJA上伊那まつりの中で実施。伊那市の伊藤明穂さんと小椋凱斗くんは「ぼくたちの力で作ったお米を食糧難で苦しむ人たちのために役立ててください」とあいさつ。子どもたちからJA職員へと米が手渡された=写真。
JA上伊那まつりでは、恒例の農産物品評会やかかしコンクールなど、さまざまな催しが並び、訪れた人を楽しませていた。
まつりは12日もある。品評会の農産物引き渡しは午後3時縲恁゚後4時。 -
第38回日展初入選 松田靖宏さん(47) 伊那市狐島
陶芸の魅力は「土」。子どものころに土で遊んだ記憶、手に残る感触…。無心になって創作する楽しさがある。
第38回日展の第4科工芸美術(陶磁)で、3度目の出品にして初入選を果たした。
入選作は「遙(はるか)」。「夕方の空を見ることが多く、金色に輝いて見えるときがある」と、時間の流れから生まれる自然の美しさを表現した。高さ26センチ、幅98センチ、奥行き11センチ。板作りの方法で、平らに伸ばした土から型を取り、厚さ1センチにした土を張り合わせ、2つの半円の曲線部分を重ねた。ゆう薬は、オリジナルの水色系。上部の半円の側面には、雲をイメージした白色と金色が入る。
日展には、その年にできるいい作品を出品する。入選は目標としていただけに「まさかと思った。身に余る光栄」と喜ぶ。「創作活動の励みになると同時に、これからどうなるのかというプレッシャーが大きい。今年以上に、よりよい作品を仕上げることが目標」と気持ちも新た。
陶芸を始めたのは、35歳のとき。伊那社会保険健康センターの陶芸教室の募集チラシを見つけ、早速、申し込んだ。5年ほど通い、高遠焼の唐木米之助さんから指導を受けた。
その後、唐木さんの紹介で上伊那工芸会に入会。日展会員の彫鍛金家・木下五郎さん=駒ケ根市=に師事。会員は染めもの、木工などさまざまな分野の作家で、切磋琢磨(せっさたくま)する。使う素材は異なるものの、日本のものづくりの原点は同じ。刺激を受け、イメージがわくこともある。
「日展に自分の作品を出品するとは想像もしていなかった」。良い師、同じ志を持つ仲間に出会い、家族の協力があったからこそ、今回の結果につながったと感謝する。
自営業のかたわら、自宅の敷地に設けたかまで創作活動を続ける。生活雑器はほとんど作ることができず、伊那展、県展、現代工芸展、日展と締め切りに追われる。
「作る度に納得はできません。出しては嫌になり…。思いをいかに形にするかが大事」と自分らしい表現を追求する。
伊那美術協会、信州美術協会などに所属。
(湯沢康江) -
中学生サッカー「INA FESTIVAL」
第5回中学生サッカー「INA FESTIVAL」は11、12日、伊那市の陸上競技場など6会場8グラウンドであり、上伊那を中心とした県内外の39チームが交流戦を繰り広げている。伊那東部中サッカー部・FC伊那東部(大場賢二代表)主催。
選手たちは、フィールドを縦横無尽に走りながら、ゴール前での競り合いなどで、体を使って気迫のプレーを披露。初日は、あいにくの悪天候となったが会場には、我が子の姿を見守る保護者の声援でわいた。 -
伊那防火管理協会 消火通報コンクール
伊那市など4市町村の企業でつくる伊那防火管理協会(藤澤洋二会長)は10日、消火通報コンクールを伊那市営プール駐車場で開いた。消火器操法など2種目に11事業所から16チームが参加し、訓練の成果を披露した=写真。
15回目のコンクール。消火器と屋内消火栓を正しく取り扱い災害発生時に活用すると共に、正確な119番通報の習得を目指す。
競技は、木箱とオイルパンからの出火を消火器を用いて消火する「消火器操法」と、ホースを伸ばし標的へ放水する「屋内消火栓操法」があり、それぞれ操作時間や動作の正確さを競った。
消火器操法では、用意した2本の消火器のうち、1本だけで消火するチームや、2本使用するチームなど成果はさまざまだった。
入賞したチームは次の通り。
【消火器操法】(1)伊那バス(2)中部電力伊那営業所(3)石川島汎用機械B
【屋内消火栓操法】(1)中部電力伊那営業所(2)石川島汎用機械(3)伊那市役所 -
ベル伊那で七宝展 14日まで
諏訪市にアトリエを構える平林義教さん(47)と妻の利依子さん(45)の「七宝展」は14日まで、伊那市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開いている=写真。
有線七宝によるネコをモチーフとした「合子」「蓋物」などの器や、季節の花をテーマにした額、トンボ玉のアクセサリーなどの約300点を展示販売している。
義教さんは「美術工芸品としての七宝焼きで、いろいろなものが作れることを見てほしい」と来場を呼びかけている。
午前10時縲恁゚後6時(最終日は午後4時)。 -
伊那西高校文芸クラブの2人が県文芸コンクールで最優秀賞を受賞
伊那西高校文芸クラブの6人が、第7回長野県文芸コンクール(県高校文化連盟主催)で入賞した。部長の蔡・スさん(17)=中川村=は詩部門で、2年生の下平恵さん(17)=駒ヶ根市=は短歌部門で最優秀賞を受賞。「別の作品の方が思い入れが強かったからびっくりした」「普段は俳句の方が多いから意外だった」と、それぞれに思い語った。
例年さまざまなコンクールで多くの入賞者を輩出する同クラブ。今回も応募者の約3分の1が入賞し、蔡さんは6部門すべてで入賞した。
蔡さんの詩『貴方が貴方である為に』は、身の回りにあるものの定義を考えながら「自分とは何か」を模索した作品。下平さんの短歌『昼下がり気まぐれな雨をにらみつつ父の洗いし苗代運ぶ』は、田植えをしている最中に降り出した雨へのいらだちを詠った。
顧問の伊藤あけみ教諭は「出品した作品はどれも一定のレベルに達している。最優秀の二人の作品も、面白い感覚が生きていたり、日常の光景が見える」と語っていた。
入賞者は次のみなさん。
◇詩部門(応募数33編)▼最優秀賞=蔡・ス(3年)▼優秀賞=春日千香子(2年)◇短歌部門(応募総数263首)▼最優秀賞=下平恵(2年)▼優秀賞=春日幸穂(1年)▼佳作=蔡・ス(3年)◇俳句部門(応募数252句)▼優秀賞=唐木まなか(3年)鈴木彩乃(3年)▼佳作=蔡・ス(3年)下平恵(2年)◇散文部門(応募数34編)▼佳作=蔡・ス(3年) -
地元の山を守ろう
松くい虫被害のまん延を深刻に考える伊那市の富県地区(布袋昭区長会長)は10日、自分たちの山は自分たちの手で守ろう竏窒ニ、有志約20人が伐倒くん蒸処理習得のため、市が開いた処理見学会に参加した。市は住民委託について、区の受け入れ体制が整った後、検討していきたいとしている。
富県は本年度、松くい虫被害の勉強会(富県グリーンツーリズム主催)で、伐倒くん蒸処理がまん延を防ぐ即効性があると学び、市に作業委託を働き掛けてきた。布袋区長会長会長は「処理をスピード化しなければ手遅れになる。富県の豊かな自然を自分たちで守っていきたい」と話している。
しかし、住民の気負いを受ける市だが、処理を委託する体制は万全とはいえない。
現在、市内で発生した松くい虫被害の処理は、上伊那森林組合に委託しているが、単独予算だけでははかどっていないのが現状。
県へ補助金の申請はしているが本年、来年度の見通しは立っていないという。
森林組合は民間委託について「現在は発注されたものは計画的に取り組めているが、一度に大量の発注があると、通常の仕事にも負担が出る。組合だけでは対応は難しい」とも話している。 -
伊那部宿を考える会 中村伯先らを調べ成果披露
伊那市の伊那部宿を考える会(田中三郎会長)は11、12日、伊那市西町の伊那部集会所、長桂寺などある、地元の文化祭で、伊那部出身の俳人で医者の中村伯先(1756竏・820年)を取り巻く人物などについての研究成果を資料や写真などで発表する。
同会は、伯先の弟で医師の吉川養性の碑や、伯先の息子・元恒が詠んだ「箕輪十勝之詩」などについての解読結果を展示。田中会長は「伯先の先祖や子孫にも立派な人がいたことを地元の人にも知ってほしい」と来場を呼び掛けている。
中村伯先関係の展示は長桂寺で開催。近くの旧井澤家住宅では恒例の骨董市もある。11日は午前9時縲恁゚後5時。12日は午後3時まで。
研究成果をながめる伊那部宿を考える会のメンバー -
伊那おやこ劇場
舞台を一緒に作り上げる楽しさ感じて伊那おやこ劇場の高学年例会「ミュージカル ファイブ」が4日、伊那市の県伊那文化会館であった。出演する5人の役者と共に、おやこ劇場のメンバーが搬入、搬出作業に加わった。ただ舞台を鑑賞するだけではない、役者との関わりや一緒に作り上げる楽しさを、子どもも大人も皆が感じた。
おやこ劇場は、高学年と低学年でそれぞれ年4回の生の舞台を鑑賞し、1回は大きな舞台を呼ぶ。
今回の「ミュージカル ファイブ」は、今年のメーン企画。半年以上も前から準備してきた。準備の中から生まれるものは、親子のふれあい、仲間づくり。「生ものの舞台に手をかけることに十分意味がある。劇を観るだけでない良さを知ってほしい」と春日伸子運営委員長は言う。
「手伝うことで観る意識が変わる。役者とも随分近くなれる」。搬入搬出の手伝いなどは主に中学生以上だが、例会によっては小学生も協力。舞台づくりの楽しさを味わっている。
会員は伊那市から辰野町まで300人いるが、特に小学校入学前の年代の加入が減少。「もし子育てで行き詰っている感じがあったら、ぜひ入会してほしい。おやこ劇場にはふれあいがある」と呼びかけている。
問い合わせは伊那おやこ劇場(TEL72・7447)へ。火曜日から金曜日の午前9時半から午後3時まで。 -
冬を前に地バチの交尾始まる
本格的な冬の到来を前に、伊那市地蜂愛好会(小木曽大吉会長)が市内に設置しているシダクロスズメバチのとりこみハウスでは、女王バチの交尾が始まった=写真。
3月末から活動を開始するシダクロスズメバチ。働きバチが羽化するのは6月ころだが、次世代のオスと女王は、10月下旬縲・1月中旬に羽化する。オスは女王にやや先行して羽化し、約1カ月弱で死んでしまうが、女王は卵を蓄えて越冬。翌年の春に再び目覚め、新しい巣を構える。
ハチ追いを楽しみながら、ハチ資源の増殖にも努めている同会は例年、人工的に越冬させた女王バチを山に放す活動を続けている。とりこみハウスは、越冬させる女王を確保するためのもので、小屋の中には今年営巣した巣箱を置き、えさを運ぶ働きバチだけが行き来きできる網を張り巡らせてある。外に出られない、女王バチとオスは小屋の中で交尾するため、卵を蓄えた女王は小屋の中で越冬体制に入る。その女王を回収し、マイナス2縲・度に保った冷蔵庫の中で保護。無事越冬させた女王を翌年の春に会員らに配り、山へと放つ。昨年は当初目標としていた1万匹を上回る約1万4千匹の越冬にも成功した。
1回の交尾で何万個という卵を蓄える女王バチ。自然会では天敵のクモに襲われるケースも多く、実際に冬を越せる割合は10分の1程度だという。
最後の力を振り絞り、女王の幼虫にえさを運ぶ働きバチが行き来する小屋の中では、新しい命を宿そうとするオスと女王バチが乱舞していた。 -
みはらしの湯で草の家のメンバーの作品展
伊那市西箕輪の日帰り温泉施設「みはらしの湯」は11月末まで、みはらしファームの体験施設「草の家」のメンバーが手掛けた裂き織り作品を1階ロビーに展示している。素朴で温かみのある座布団やタペストリーなど約60点が、入浴客の心を和ませている=写真。
草木染めや裂き織り体験を提供する草の家では、例年同施設での作品展を行なっており7年目。今年は「座布団まつり」と題し、裂き織りでつくった座布団を並べ、希望者には譲れるようにした。
また、市内の布団店から提供してもらった古い布団カバーを使った大判のマットや、サテン地を裂き織りにした「サテン織」なども展示。サテン織の場合、普通の裂織より大きめに布を裂くため、丈夫な生地に仕上がり、より実用的な部分に用いることもできるという。
そのほかにも、伊那市制50周年を記念して、一般の人の協力を得ながら作成した延長50メートルの作品も並んでおり、裂き織りのさまざまな表情を伝えている。 -
アナウンスコンクール県審査会で優秀賞
06年度アナウンスコンクール県審査会(県情報ネットワーク協会主催)で、伊那市有線放送のアナウンサー横山早織さん(22)=日影区=が優秀賞を受賞し、全国大会出場を決めた。有線放送からの出場は03年度以来。
審査会=8日、長野市=には、県内の有線放送施設から13人が出場した。決められた原稿を読む「朗読」と、女性フォーラムのお知らせを1分半の放送文にまとめて読む「解読」の2部門で、理解力や表現力、伝達能力などの審査を受けた。
横山さんは4月に採用されたばかりで、県審査会に初めて臨んだ。
日ごろ、お知らせ業務に当たっているが、練習問題を繰り返しこなしたり、全国大会最優秀賞を受賞した先輩から放送分のまとめ方や読み方などアドバイスを受けたりと、制限時間を意識しながら、聞いている人に分かりやすく伝えることを心がけた。
「ふだん、仕事をしている雰囲気で原稿を読めた。全国出場は予想外」と驚くものの「ほかの出場者のアナウンスを勉強するつもりで行きたい」と抱負を語った。
全国大会(日本農村情報システム協会主催)は17日、東京都で開催。県代表は2人で、全国13県の18人が出場する。 -
風力発電事業計画・猛きん類影響評価検討委員会第2回
伊那市の入笠山から鹿嶺高原で風力発電事業を検討している総合商社・丸紅と子会社の三峰川電力は9日、希少猛きん類等への影響評価検討委員会の第2回会合を伊那市高遠町の総合福祉センターで開いた。事業者が委託した日本気象協会による渡り鳥への影響調査の結果から「計画地は渡りの主要ルートではない」と評価した。
渡り鳥への影響調査は、渡りが盛んな9月から10月にかけて実施。調査結果によると、主な渡り鳥のサシバ、ノスリ、ハチクマは松本市の白樺峠で合わせて約9千羽(昨年約6800羽)だったのにに対し、計画地周辺の観測地では110羽(同46羽)を確認。渡りの主要ルートではないが、秋とは渡りのルートが違う春に再度調査する。
絶滅危惧(ぐ)種のイヌワシとクマタカについては年度末までに、個体識別したうえで営巣地を含み行動圏を把握、計画地を利用する頻度を調査する。
事業者側は、営巣地や頻度の強弱など調査結果を踏まえ、風車の建設場所を変更するなど計画に反映させ、年度末に予定する次回会合でこれまでより具体化した計画案を示す方針だ。