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陶芸家宮崎守旦さん県内初の個展
1999年、伊那市高遠町芝平に築窯してから、県内では初となる、陶芸家・宮崎守旦さん(58)の作陶展は28日まで、同市西春近のかんてんぱぱホールで開いている=写真。
ろくろと石膏(こう)型などで作った花器、酒器、茶器のほか、湯のみ、小皿などの食器、合計100余点を出品。左右対称ではない、独自の形を追求した作品に来場者の足が止まっている。
つぼを成形した後、半分に割って作った「二彩片口鉢」や携帯用の酒器「呉洲抱瓶」、直径60センチの大作「泥刷毛目大皿」など、既製品とは違う人の手で作った味のある作品ばかりが並ぶ。
宮崎さんは東京都青梅出身。地元に築窯するが「作陶を続けるなら山間の場所がよい」と工房を芝平に移し、作陶歴は30余年。今後は「ろくろでなく、てび練りで自分なりの形を表現していきたい」と話している。
午前10時縲恁゚後6時(最終日は午後4時)。入場無料。 -
伊那市子育て支援センターで講座始まる
伊那市の子育て支援課は23日、西町区城南町の竜南子育て支援センターで本年初めての子育て講座「離乳食から幼児食へ」を開いた。市内の未就園児とその母親の7組が訪れ、食事にかんする知識を学び、悩みなどを同支援課の栄養士らに相談した。
この日は、離乳食や幼児食の味付けや堅さの目安、箸の持ち方のコツなどを栄養士が説明。食材の好き嫌いの悩みについては「周りの大人が『おいしい』と食べれば、子どもはまねをして食べる」と助言した。
生後1歳5カ月の長女・光璃ちゃんと一緒に訪れた、風間裕子さん(37)=伊那市境=は「娘が小麦粉のアレルギーなので、米粉を使ったパンケーキの作り方を聞いてみたい」と栄養士に直接、相談をしていた。
子育て講座は親が子育てについて学んだり、親同士の交流を深める場。来年3月まで、市内3カ所の子育て支援センターでそれぞれ月1回、計33回の講座を予定している。
30日は、上の原子育て支援センターで「つくってあそぼう」をテーマに簡単な手作りおもちゃで遊ぶ。問い合わせは市子育て支援課(TEL78・4111、内線2322)へ。 -
伊那部宿を考える会が定期総会
伊那市西町の伊那部宿跡の調査研究、管理にあたる伊那部宿を考える会(会員108人、田中三郎会長)は21日、伊那部宿集会所で総会を開いた。
同会は昨年4月から、全面改築が終了した旧井澤家住宅の一般公開をしてきた。夏休み中の8月には400人を超える利用があったものの、秋から冬にかけては月当たりの利用が100人を割る時もあり、利用者の少なくなる時期をどうするかが課題の一つとなっている。
そのため本年度は、旧井澤家住宅でのはた織り実演などに取り組み、特に利用の少ない小中学生の利用を増やすことを目指す。
はた織り機は市内の民家から譲り受けたものを使用する予定。小中学校の体験学習がある7月ころから実演を始めたいとしている。
また、昨年に引き続き文化祭、骨董市などの催しを多数企画し、集客増員を目指す。 -
日本棋院上伊那支部が総会と囲碁大会
日本棋院上伊那支部(会員約80人、神田福治支部長)は21日、06年度総会と記念囲碁大会を伊那市西春近のサンライフ伊那で開いた。大人から小学生まで約40人が参加し、日ごろ鍛えた腕を競い合った。
本年度同支部は、子どもを対象とした囲碁教室の充実強化などに取り組みながら、会員相互の親ぼく、棋力向上に努めていく。ジュニア世代に囲碁を浸透させることで、その親にまで囲碁に親しむ機会をもってもらいたいと考えている。
囲碁は相手の動きを読みながら自分の出方を考えなくてはならないため、子どもの情操教育にも効果を発揮し、社会に出たときの立ち居振舞いを身に付けることができるという。
記念大会は、3段以上のA級、2級以下のB級に分かれて一人5戦ずつ対戦。鋭い指し手で対戦相手の大人を負かす小学生棋士もいた。
対戦結果は次の通り。
◇A級(25人)(1)松井幹雄(4段、辰野高校2)(2)知久善明(3段、東部中1)(3)八木敏雄(3段)(4)荻原理機弥(5段)
◇B級(15人)(1)田中千翔(1級、西春近北小6)(2)山崎洸(7級、南箕輪小6)(3)保科信雄(初段)(4)田中宏道(5級、西春近北小2) -
伊那市の市章デザイン決まる
伊那市の市章選考委員会が24日、市役所であった。候補作品5点の中から、伊那市の美しく豊かな自然を表現した作品1点を決めた。今月中に市長が告示し、決定する。
選考委員は、識見者(公募作品から5点に絞り込んだ市章候補選定委員)、市議会議員代表ら6人。
選考委員会は非公開で、委員は市章候補選定委員会の経過を聞き、全世帯に配布した住民アンケートの結果を参考にしながら、意見を出し合って1点を決めた。
採用作品は、住民アンケートの結果で2番目に多かったもので、1番多かった作品は「山の鋭利がきつく、バランスがとりにくい」とし、市章候補選定委員会で21点から5点に絞る段階で最も支持を集め、まとまりのあるデザインに落ち着いた。
協議後、小坂市長は「満場一致で決まった。色々な観点から、二つのアルプスや三峰川・天竜川などが表現され、色彩も豊か」と採用理由を述べた。
採用されたのは、伊那市高遠町のデザイナー伊沢亮之さん(30)の作品。二つのアルプスを青色、桜の花びらをピンク色、天竜川と三峰川を白色、その下に広がる大地を緑色でまとめ、輝かしい未来への発展の意味を込めた。
7月中に開く新市発足記念式典で表彰する予定。
採用作品(最優秀賞)1点には20万円、候補作品(優秀賞)4点に2万円を贈る。
アンケート結果は25日、市のホームページで紹介。
市章は、市旗、バッチ、封筒などに使用する。 -
伊那小2年生 保護者と一緒に「ドラゴン踊り」練習
伊那まつり(8月5、6日)の市民おどりに参加する、伊那小学校2年生・太陽っ子学年(4クラス、126人)と保護者らは23日の参観日、本番で披露する「ドラゴン踊り」の練習を一緒にした。
5月中旬から当日までの間、児童たちは総合学習の時間を使い全10回の練習、保護者は夜間に全4回の練習をする。本番は総勢約300人で連をつくり、伊那市の中心商店街などを練り歩く。
伊那まつりおどり振興会のドラゴン踊り指導員、山岸洋子さん=同市上ノ原=が児童たちにも分かりやすいよう、「太陽」「月」などの形に例えて振付けを指導した。
小牧弘季君(7つ)は「いっぱい練習して踊りをばっちりにしたい」と本番に向けて熱中。母親の千詠子さん(35)は「保護者と子どもたちで一緒に踊れるのが楽しみ」と練習に励んでいた。
山岸さんは「自由に伸び伸びと自分を表現することを楽しんでほしい」と話していた。 -
伊那東郵便局 季節の花でやすらぎ演出
伊那市中央区の伊那東郵便局ロビーで6月9日まで、華道家元池坊伊那支部中部ブロックの青年部らが、生け花を飾り付けている。局内はスズランなどの花で彩られ、利用客を楽しませている。
青年部の花の展示奉仕は、10年以上続く年間活動の一環で、公共機関に花を飾り、地域の皆さんの気持ちを和らげたい竏窒ニの思いで始まった。
期間中は、青年部の市内在住会員でつくる中部ブロックのメンバー約10人が交代で2作品づつを展示。花は会員の庭先に咲くスズラン、コデマリなどの季節の花を中心に、チョコレートコスモス、レースフラワー、カラーなどが並ぶ。
会員の一人の平澤佐和子さん=伊那市中央区=は「花で局内を明るくしたい。利用客の方の心がいやせたら」と話した。
土・日曜日、祝日は休み。午前9時から午後5時まで。 -
遠照寺・色鮮やか大輪 ボタン見ごろ
伊那市高遠町山室の遠照寺(松井教一住職)のボタンが見ごろを迎え、色鮮やかな大輪の花々が華麗に咲き競い、来場者を魅了している。
遠照寺によると、冷え込みなどの影響で例年より1週間遅く、最盛期は今週末ごろになる見通しで、6月初旬まで楽しめる。
毎年訪れているという上田市の玉井孝さん(74)、清美さん(73)夫婦は「きれいだし、種類も多くて見事なボタン。素晴らしいね」と話していた。
松井住職の母が先代をしのび、24年前に3株を植えたのが始まり。現在では170種類・約2千株に増え、「ボタン寺」として知られる。毎年、上伊那をはじめ、県内外から約5千人が訪れるほか、アマチュアカメラマンにも人気を集める。
入園料は高校生以上400円(団体20人以上は割引)。問い合わせは、遠照寺(TEL94・3799)へ。 -
サカイヤ銘版が社名サカイヤに変更
自動車用内外装パネルなどを製造するサカイヤ銘版株式会社(本社・埼玉県、堺谷昭社長)は6月1日より、社名を株式会社サカイヤに変更する。
社名変更は会社の規模拡大、業務内容の変化に伴ったもの。製品加工にかかる同社オリジナルの技法などが市場で高く評価され、国内の主要自動車会社のほとんどが、同社と取り引きをしている。
1989年には、立地条件の良い伊那市西箕輪の伊那インター工業団地に伊那工場を設立。現在は約70人の従業員。自動車用表示パネルやキーレスエントリーの外装などを製造しており、収益は年々拡大している。 -
青島堤防桜保存会「さくら功労者」受賞を報告
財団法人「日本さくらの会」から今春、桜の保存や愛護運動などに功績のあった「さくら功労者」として表彰を受けた伊那市美篶青島の三峰川右岸堤防沿いに植わる桜並木を守る青島堤防桜保存会の橋爪正昭会長ら3人が19日、市役所の小坂樫男市長を訪ね、受賞の報告をした。
洪水時の堤防決壊防止などのため、大正時代に約1800本が植えられたが、後に砂利採取の車両道路に使用することから大半が撤去され、現在はソメイヨシノ約40本が残る。96年に青島区全92戸の区民で発足し、病害虫防除や施肥、せん定などの手入れをして管理に当たってきた。
見ごろの時季には、残雪の中央アルプスを背景に桜を撮影するアマチュアカメラマンも多いという。秋の紅葉も見応えがあり、人気を集める名所となっている。
橋爪会長は「先人が残してくれた桜を守ろうと始めた取り組みが実った。今後は、さらに桜を増やしていければ」と話していた。
小坂市長は受賞を祝福し、今後の活動に一層の期待を寄せた。 -
社会福祉協議会の合併調印式
旧伊那市、高遠町、長谷村の社会福祉協議会の合併調印式が23日、伊那市の福祉まちづくりセンターであり、3社協の会長が合併にかかる協定書と契約書に調印した。
1市町村に1社会福祉協議会の法律に伴い3社協は、05年4月に合併協議会を発足。今年10月の合併を目指して、事務事業や介護保険事業の調整してきた。今月末には設立当初役員による役員会を発足し、正副会長を決定する。県への合併申請は6月半ばを予定している。
伊那市社協の御子柴龍一会長は「社協を取り巻く情勢は厳しいが、それを取り除くためにも合併は必要。今後は3地区に福祉の輪を精一杯広げていきたい」と語った。
事務事業の調整では、地域福祉が低下しないようにすることを最重点視し、各地区の従来サービスなどを優先した。
現在は各地区に置かれている居宅介護事業所、訪問介護事業所はそれぞれ一本化して、広域的な運用図る。しかし、緊急時に対応できる常駐職員は各地区に残す。
設立当初役員には、3社協の会長を含む18人。正式合併の後、理事、評議員を再度決めなおす。 -
信号機折れる
21日午後1時過ぎ、伊那市東町の消防署横交差点で脇見運転をしていた車が信号機にぶつかる事故があった。
車に乗っていた親子いずれも軽傷だったが、衝突した信号機の柱が折れ、復興まで2、3時間かかった=写真。
この信号機は、柱がコンクリートでできた古いタイプのものだったため、簡単に折れてしまったと考えられるという。
信号機は2、3日中に修復する予定。 -
三峰川自然再生事業終了地視察
三峰川みらい会議は20日、自然再生事業が終了した三峰川の観察会を開いた。約50人が参加し、三峰川の在来河原植物について学んだり、整備が完了した河原の様子を見学した。
観察会は、治水、自然環境の保全、河川空間の利用などを調整する自然再生事業「三峰川みらい計画」が終了したことに伴い企画した。
参加者は、環境調査などを担当した関係者から、樹木の伐採や河原の拡張などが行われた場所や、この河川に自生する希少植物などの説明を受け、整備が終了した場所にもこういう植物が生えてくることが期待されることなどを学んだ。
整備では、冠水しやすい場所を設けることで、大きな樹木が生育しにくい環境をつくったり、対岸へ行き来できる飛び石を3カ所に設置し、住民に親しまれる河川づくりを目指した。 -
リトルシニア春季大会
06年度全日本リトル野球協会リトルシニア信越連盟春季大会兼第21回読売新聞社杯争奪大会(全日本野球協会リトルシニア信越連盟主催)が21日、伊那市、駒ケ根市など4会場で始まった。県内2地区と新潟県の地区予選を勝ち抜いた16チームが出場。トーナメントの1・2回戦12試合を行った=写真。中南信代表の駒ケ根、伊北はいずれも初戦で敗退した。準決勝に進出したのは佐久、新発田、柏崎、上田南。準決勝、決勝は28日に行われる。
上伊那関係チームの結果は次の通り。
【1回戦】駒ケ根1竏・新潟東、伊北2竏・佐久 -
登内時計記念博物館の遅咲きシャクナゲ見ごろ
伊那市西箕輪の登内時計記念博物館にある遅咲きのシャクナゲが見ごろを迎えている=写真。色形とも美しい約800株が、訪れた人の目を楽しませている。
現在咲いている種類はヤクシマシャクナゲやホソバシャクナゲなどが中心。シャクナゲには、美しい花をつける周期があり、今年はちょうど良い年に当ったため、花の状態も良いという。
今は鮮やかなピンク色が美しいつぼみと、形の美しい花の両方が楽しめる一番良い時期で、見ごろは今週いっぱいとなる。花は今月末まで楽しめる。 -
第7回伊那毎日新聞社杯マレットゴルフ大会
伊那毎日新聞社が主催する第7階伊那毎日新聞社杯マレットゴルフ大会が21日、伊那市西箕輪のパーク羽広であり、イーナちゃんマレットゴルフクラブ(会員約170人、池上為夫会長)に所属する85人が競い合った。
今年は農繁期と重なったこともあり、例年より若干参加が少なかった。36ホール(パー144)を1組4人ずつで回り、トータルの打数で競い合った結果、男子は111打数だった小松正直さん(上新田)が、女子は115打数だった網野さだ子さん(本町)が優勝した。
大会結果は次の通り。
【男子】(1)小松正直111(2)赤羽篤111(3)大野田吉治114(4)小林岩夫114(5)小沢恒二郎117(6)松川幸夫117(7)北林秋雄118(8)飯沢章男118(9)宮下近夫119(10)橋爪次男119
【女子】(1)網野さだ子115(2)小松是美119(3)何山元子123(4)吉沢富佐子(5)渋谷香代子124(6)北野けさ子126
【ホールインワン】小林岩夫、林初雄、黒河内厳、平沢功、小町谷勝己、浅井フミ子、鈴木よしゑ -
上伊那地区PTA指導者研修会
小中学校のPTA本年度役員などを対象とした上伊那地区PTA指導者研修会が21日、伊那市東春近の春富中学校であった。約200人が参加し、PTA活動に臨む心構えや各校のPTA活動などについて意見交換をした。
新しく役員になった父兄の不安解消や資質向上などを目的とした研修会。前年度PTA役員を経験した保護者によるオリエンテーションやテーマごとに分かれた分科会が行われた。
「PTA活動について語ろう!」と題したオリエンテーションでは、4人のパネラーが活動を通して感じたことや課題などについてディスカッションを展開。パネラーからは「PTA活動は役員のためのものではなく子どもたちのためにあるもの。活動を楽しんでいる姿を見て、子どもたちも育つ」といった意見を始め、前向きにPTA活動を楽しむ姿勢が大切であることを訴える声が多く挙がった。また、一人でやるわけでなく、地域や仲間と共に作り上げていく大切さが語られた。
分科会では、「各校の取り組み」「子どもと読書」など、さまざまなテーマに分かれて意見を交わし、それぞれへの見識を深めた。 -
イーナちゃんウォーキングカーニバル06開催
ウォークラリーと健康ウォークを一緒にした「イーナちゃんウォーキングカーニバル06」が21日、伊那市東春近であった。春近郷ふれ愛館をスタートした約500人の参加者は、目的に合せたさまざまな歩き方を楽しんだ。
今年は、19回目となるウォークラリーには約300人、健康ウォークには約150人が事前にエントリー。小学生らでつくるはなまる地域探検隊やまほら伊那市民大学のメンバーなども参加した。
ウォークラリーは約7キロで、2種類のコースをを設けた。4から6人でチームを編成した参加者は、途中出題される問題を解きながら、協力してゴールを目指した。
15キロの健康ウォークに参加したはなまる地域探検隊のメンバーは、ごみ拾いも実施。古里のことを思い、大切に感じる心を身に付けてほしい竏窒ニ、昨年から始めたもので、子どもたちが身近な地域を足で学ぶ機会にもなっている。
ウォークラリーの結果は次の通り。
【ふれあいコース】(1)4Aの歌声チーム(2)西駒クラブD(3)こうちゃんず
【伊那華チーム】(1)東春近南スポーツ少年団Bチーム(2)南剣バナナ(3)Mrガースケズ -
環境ピクニック、今年も開催
上伊那・下伊那の95事業所が参加する「天竜川水系環境ピクニック」が21日、6地区10カ所の天竜川水系河川であり、4180人が河川一斉清掃に取り組んだ。上伊那の民間企業でつくるリサイクルシステム研究会など主催。
企業などが個々に取り組んできた清掃活動を連携して行うことで、一層の環境向上を図ることを目的とした活動で13回目。上伊那は62事業所から2785人が参加した。家族連れや地域住民の参加が多く、ごみは年々減少しているという。
参加者は、それぞれの担当区域のごみを収集。川辺の在来植物の生育に深刻な影響を与えるアレチウリの駆除にも取り組んだ。
この日集まったごみは空き缶3454個、空きびん1323個、ペットボトル2千個で、どれも昨年より大幅に減少したが、伊那地区は、6地区の中でも最も多くのごみが集まった。 -
美篶地区住民が場広山でハイキング
新緑を楽しみながら交流を深めよう竏窒ニ21日、伊那市美篶地区の住民、約300人が参加するハイキングがあった。参加者は、道端に生えた山菜を摘んだりしながら初夏のハイキングを楽しんだ。
美篶地区の青少年育成会と公民館による取り組みで17回目。場広山は新山地区にあるが、美篶地区や美篶小学校の財産区があり、小学生が整備に訪れたりしている。しかし、そのことを知らない人も多いため、ハイキングをしながら美篶の財産について知ってもらおう始めた。大人から子どもまで、幅広い年代層が参加するため、住民同士の絆を深める場にもなっている。
高烏谷山を目的地として場広公民館をスタート。途中、財産区を管理している委員から説明を受けながら場広山のことを学んだ。
山頂では、それぞれが持参したお弁当を味わった。 -
オードリーで1周年記念祭
伊那市東春近の終身型老人ホーム「オードリー」(登内博利施設長)で20日、設立1周年記念祭があり、入所者やその家族が歌や大道芸などを楽しんだ。
同施設は昨年5月、65歳以上で要介護認定の1縲・と認定された人を対象とする有料老人ホームとして開所した。現在は18人の利用者が入居期間に制限なく生活している。
1周年を迎えたこの日は、入所者の家族が大道芸を披露。利用者の打楽器演奏に合わせて「たぬきばやし」「富士の山」「ふるさ」などを参加者全員で合唱した。
利用者の演奏を指導をした元音楽教師・中村早恵子さん(74)は「懐かしい歌を全身で楽しむことで心が開ける」と話していた。 -
新市の本年度予算編成にかかる理事者査定始まる
新伊那市の本年度予算にかかる理事者査定が20日、伊那市役所で行われた=写真。
各事業担当課から出された予算要求の総額は約320億円。3市町村の継続事業を優先させながら、昨年の一般会計306億円程度まで調整し、一体化の醸成を目指す。
また、合併により削減された人件費の使途を明らかにするなどして、合併効果が具体的にわかるようにしたいとしている。
予算案は6月上旬に発表し、定例会にかける。 -
かんてんぱぱのエビネ見ごろ
伊那市西春近のかんてんぱぱガーデンでは、エビネが見ごろを迎えている=写真。
園内には、タカネエビネ、ナツエビネなど5種類のエビネがあり、黄色やピンク色の花をつけている。色、形ともにさまざまなものがあり、山野草愛好家にも人気が高いエビネは、採取しやすいことが影響して徐々に数が減少しているという。
エビネのほかにもクロユリ、ニリンソウなどが見ごろ。同ガーデンには、約100種類の山野草があり、さまざまな花が順を追って咲いていくため、秋口まで楽しめるという。
今後はフタリシズカ、ササユリ、オニユリなどが咲き始める。 -
中条盆栽山野草展示会
中条公民館盆栽クラブ(会員・約13人、白鳥昭平代表)による盆栽山野草展示会が21日まで、伊那市西箕輪の中条公民館で開かれている。アツモリソウやエビネ、樹齢70年近い松の盆栽など約300点が、訪れた人の目を楽しませている。
26回目となる同クラブの展示会は、例年2千人近い人が訪れるほどの人気。展示の目玉は7、8種類がそろうアツモリソウ=写真。特徴的な大きな花をつけるアツモリソウは栽培が難しく、山では乱獲による減少が進んでいる。
同クラブのアツモリソウは全て株分けしたもので、クリーム色の花を咲かすレブンアツモリ、ひときわ大きい袋が特徴的なホテイアツモリ、経ヶ岳に自生するキョウガタケアツモリなどがある。
今年は気候の変動が激しかったため、花の時期を合わせるのが難しかったという。
同じく希少な山野草として人気の高いエビネも数種類が並び色や形の違うさまざまな花を咲かせている。
また、山野草と一緒に盆栽が並ぶのもこの展示会の特徴。そのほか、ヤマシャクヤク、シラネアオイ、コケイランなどが見ごろを迎えている。
また、山野草の展示即売もしている。 -
はら美術で水野敬子さんの作陶展
人間国宝・加藤唐九郎氏の黄瀬戸を今に引き継ぐ水野敬子さん(69)=岐阜県=の作陶展が23日まで、伊那市旭町のはら美術で開かれている=写真。黄瀬戸独特の落ち着いた黄色に彩られた食器や花器など約100点が、訪れた人の目を楽しませている。
加藤氏に20年近く師事した水野さんは現在、美濃焼伝統工芸士、美濃陶芸協会理事などを務めている。
黄瀬戸は志野、織部などと並ぶ美濃の代表的な手法の一つ。灰を主体とする釉(ゆう)薬がつくる深い黄色が「黄金色」にも例えられ、安土桃山時代から珍重されていた。
しかし、当時と現代の居住環境は大きく異なり、光の根源も違うため、水野さんは「現代生活の中でも美しい色彩を放つ黄瀬戸」追求。釉薬の原料である灰をつくることから自身で行い、独特の黄金色を再現している。
女性ならではの感性で仕上げられた作品は、優しさと温かみを放ち、見る人に安心感を与える。
午前11時縲恁゚後6時。入場無料。 -
かんてんぱぱホールで季節感あふれる展示
伊那市西春近のかんてんぱぱホールギャラリーで、それぞれ個性の違う作品展が開かれ、多くの来場者が足を運んでいる。午前9時縲恁゚後6時(それぞれ最終日は午後4時)。
◆鉄工芸、木工、染色、ガラス作家4人の作品300点がコラボレーションする「四季のしつらえ展」は、実際の住空間をイメージした展示会場に、それぞれの作品で・ス四季・スをコーディネートしている=写真。22日まで。
例えば冬を題材にした空間は、まきストーブの周りに、大きなソファーが並び、壁には黄色や茶色の染め織物、テーブルにはシンプルなガラスの水差しが並ぶ。
出品者の一人の家具職人・田中伸生さん(46)=伊那市西箕輪=は「4人の作家が集まって作り出す四季のイメージ、作品のハーモニーをみてほしい」と話している。 -
文化勲章受章作家版画展 ベル伊那23日まで
「文化勲章受章作家版画展竏猪シ品をお手頃価格で竏秩vは23日まで、伊那市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開いている=写真。
芸術・科学などの分野で大いなる貢献を果した偉人に贈られる文化勲章。日本画、洋画の各界で受章し、歴史に名を残す受章作家約20人、文化功労者作家も合わせ合計30余人の秀作を展示販売する。
作品は横山大観「無我」、川合玉堂「富嶽」、竹内栖鳳「霜秋」、上村松園「蛍」、東山魁夷「明宵」のほか、奥村土牛、小倉遊亀らの版画も並ぶ。
関係者は「近代から現代の巨匠の名画が勢ぞろいしているのでぜひ一度」と来場を呼びかけている
午前10時縲恁゚後6時(最終日は午後4時)。 -
香葉会書展
香葉会(池上信子さん主宰)の第8回書展が19日、伊那市の県伊那文化会館で始まった。叙情的雰囲気のある作品に来場者が見入っている。
池上さんのもとで学ぶ70余人が1人1点から3点を出品し130余点を展示。かなを中心に漢字・調和体などで、額装、軸装、屏風、巻子など各種の作品を楽しめる展示になっている。日展参事で香瓔会会長の榎倉香邨さんの賛助出品もある。
3年振りの書展。会員の書歴は2年から20年近くとさまざまだが、一人ひとりが書きたいものに挑戦した。今回は大きな作品が多いのも特徴。新「伊那市」誕生を記念し、伊那市ゆかりの俳人「井月」の句を全員で書き屏風に張った合同作品、個々の作品も井月の句を選んだものがある。
どうやって練り上げた線を書くか、夢を持ち日々学んできた成果を発表。墨の強弱、字の大小など個性が表れている。書の根本である古筆を学び「倣書」も展示している。
「書の神髄に私たちもようやく踏み入れて書けるようになり、底辺が少し上がってきた。かな書の美しい世界にふれてほしい」と話している。21日まで。午前9時半縲恁゚後5時半(最終日午後4時半)。無料。 -
不法滞在外国人12人を摘発
伊那、駒ヶ根署と県警本部警備部警備第一課、東京入国管理局は合同で19日、伊那、駒ヶ根市、南箕輪村内に住み、働いていた不法滞在外国人12人を摘発し、11人を同管理局が収容(1人は在宅調査)した。
同日午前6時ころから、伊那、駒ヶ根市、南箕輪村内の7カ所で、フィリピン、タイ、韓国、ペルー国籍の3縲・1歳、男性4人、女性8人の計12人(伊那署10人、駒ヶ根署2人)を摘発。不法滞在期間は短くて10日、長くて13年9カ月だった。
市民から「不法滞在の外国人が伊那市内や駒ヶ根市内などに住んで、働いている」との通報を受け、東京入国管理局と合同で摘発をした。 -
区民の力作一堂に 全体で初「西町区美術展」
伊那市の西町区民が制作した絵画などが集まる「西町区美術展」は21日まで、同区公民館で開いている=写真。これまでは区内の常会ごとの文化祭などで作品展示をしていたが、区全体としては初めてとなった。西町区(福澤良一区長)の主催。
公民館文化活動の一環として企画した展示会に区民約80人が、油絵、絵手紙、書、陶芸、人形など100点を出品。区内在住の伊那美術協会員の洋画家・小林修一郎さん、染色家・野中ひろみさんなど約15人の作品も飾られている。
作品は南アルプスの山々や地元の伊那部宿の街並みを描いた絵画、雲がかかった富士山や山野草を撮影した写真などバラエティー豊か。会場は区民が手がけた力作の鑑賞の場となって、美術品にふれあう機会をつくっている。
福澤区長は「当初はこれだけの作品が集まると思っていなかった。予想以上の出品数で驚いている。来年以降の開催予定はないが、要望が多ければ続けていきたい」と話している。
午前9時縲恁゚後5時(最終日は午後3時)。入場無料。