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孫育て講座
伊那市は6日、乳幼児の子どもを持つ祖父母を対象にした孫育て講座を市役所で開いた。初回は祖父母ら23人が参加し、孫との上手な付き合い方を聞いた。
講師は、飯田児童相談所の小木曽計男さん。親・子の自立の難しさ、地域社会とのつながりの希薄化などに触れながら「子どもは一人ひとり違う。常識や価値観をいろいろな角度から見ることが大事な要素」と子育てに正解がないことを強調。乳幼児期の子どもと接するとき、こころの満足感を味わうことができる親子関係の和や、からだの基礎づくりなどの大切さを話した。
そのあと、市側から生活リズムや食事など子育て事情、子育てサークルの紹介もあった。
講座は4年目の取り組み。子どもを取り巻く環境が変化する中、孫との接し方などを学ぶ場として開いている。2回の日程で、次回(21日)は子どものおやつと歯の手入れなどを学ぶ。 -
スタンプラリークイズ抽選会
伊那市の「ローメンズクラブ」(伊藤和弌会長)は7日、伊那商工会館でスタンプラリークイズ抽選会を開いた。当選者35人が決まり、7月中旬までに食事券(8月31日まで有効)を郵送する。
6月の「ローメン月間」に合わせたクイズは、加盟する2店舗以上で食べた人が対象で、ローメンに使うめんの種類を当てるもの。34店舗に応募箱を置いたところ、上伊那をはじめ、東京都、兵庫県など老若男女を問わず520枚の応募があり、全員が「蒸しめん」で正解した。
正副会長、理事の5人が抽選し「蒸しめん賞」(食事券3千円分)5人、「マトン賞」(2千円分)10人、「キャベツ賞」(1千円)20人を決めた。
伊藤会長は「ローメンを食べて、暑い夏を乗り切って」とPRした。
蒸しめん賞は次の通り(敬称略)。
西村治子、清水敏明(以上西箕輪)赤羽由里子(美篶)宮下公彦(境)竹村千明(駒ケ根市) -
伊那市でイラクの現状講演会
戦火にさらされ続けたイラクの現状を多くの人に知ってほしい窶狽ニ、湾岸戦争などで使用された劣化ウラン弾被害について語る「イラクの人たちは今…森住卓、西村陽子講演会」が8月20日、伊那市民会館で開かれる。
湾岸戦争で使用された劣化ウラン弾によってばら撒かれた放射能原子は、広島に落とされた原爆の1万4千倍から3万6千倍に及ぶという。放射能汚染された環境は、10年以上経過する現在も、白血病や奇形児出産、ガンなどの病気をもたらしている一方、不安定な情勢が続く国内は、慢性的な医薬品不足になっており、治療を受けられないまま死んでいく人も多い。
こうした惨状を撮り続けている報道写真家、森住さんの写真は、時には目を背けたくなるほどの衝撃的なものもあり、多くの人に戦争の残酷さを訴えている。
森住さんの活動に衝撃を受けた伊那市東春近の畑春彦さんら有志が今回の講演会を企画。森住さんの活動を通して、大人から子どもまで多くの人にイラクの実情を知ってもらい、戦争について考えてほしい窶狽ニ、参加を呼びかけている。
また当日は、湾岸戦争以降、イラクの小児病院に薬を届けている「アラブの子どもとなかよくする会」を通して病気に苦しむ子どもたちの支援を続けている長野県出身の西村さんも講演する。
講演会は午後2時から伊那市民会館である。前売り券は大人千円、中高生500円。(当日は大人1500円、中高生800円)。収益は「アラブの子どもとなかよくする会」に寄付する。
現在、講演会の運営を進めてくれる実行委員や、チケット・チラシを預かってくれる店なども募集している。
問い合わせはイラク講演会実行委員会(・ス090・7252・1100)畑さんへ。 -
伊那中央病院七夕おやつバイキング
楽しみながら食事をすることで食欲を高めてもらおう窶狽ニ7日、伊那中央病院4階ラウンジで、七夕に合わせたおやつバイキングが行われた。4階東・西棟の、食事制限のない入院患者52人が、思い思いのデザートを楽しんだ。
これまでも、バイキング形式で食事を楽しんでもらうことはあったが、おやつは今回が初めて。病室からラウンジまで付き添いが必要な患者もおり、普段より多くの看護士が必要となるため、今回は子どもや妊婦の多い4階のみで行った。
デザートは、フルーツやケーキなど10種類の中から好きなものを選べるようになっており、出歩けない人にはワゴンサービスが行われた。
ラウンジに集まった患者らは、デザートを味わいながら、院内学級の子どもたちが作った紙芝居を見たり、七夕の歌を歌ったりして楽しんでいた。
今後はアンケートに基づき、取り組みの継続も検討していく。 -
伊那西高校・伊那弥生ヶ丘高校文化祭
伊那市の伊那西高校と伊那弥生ヶ丘高校は、今週から来週にかけて文化祭を開催し、9、10日に一般公開する。
今年で21回目となる伊那西高校の西高祭のテーマは「Heartbeat縲恁ニ風の中で縲怐v。
今年は、2日目のステージで、1年2組が沖縄の伝統芸能エイサーの一つで、「みんなでにぎやかにやろう」という意味がある「ヒヤルガヘイ」を踊るほか、1年6組がチアリーディングを披露する。
もともとおとなしいクラスだった6組は、チアの練習を通して自分を出せるようになり、授業中も声が出るようになってきたという。
そのほかにも、インターハイ4年連続出場の新体操部の模範演技があったり、「どうしてソースカツ丼が駒ケ根市の名物なのか」などを調べた社会クラブの展示などもある。
9日は午後1時縲恁゚後3時半、10日は午前9時半縲恁゚後3時。
伊那弥生ヶ丘高校の弥生祭は46回目。「弥生ってるよね2005」をテーマに、今年もクラス展示や屋台などが並ぶ。
今年は、本部企画「平和について考えよう」という取り組みがされている。平和とは何か窶狽lえた結果、「人への思いやりが大切なのでは」ということになった。
そこで今回、生徒809人一人ひとりの写真を撮影。その横に、それぞれが大切に思っている人に当てたメッセージを書き込んだ。それら全ては廊下に展示し、その近くには、来場者も思いを書き込める短冊を用意するという。
公開は9日が午前11時縲恁゚後4時。10日が午前10時縲恁゚後3時30分。 -
就農10年、田畑と虫を見つめ続けて
伊那市西箕輪吹上 農業 瀧沢郁雄さん「見てください。マメシジミって小さな貝なんです。自分の田んぼで始めて見つけたんですよ」
伊那市西箕輪吹上。築100年にもなろうかという古い農家造りの家で、顕微鏡を差し出して語り始めた。身近にある素材を生かした「有機農法」を営むかたわら、水田や畑に集まる小動物の観察を続ける「ひと・むし・たんぼの会」のメンバーだ。
自身では1町2反(1万2000平方メートル)の畑で露地野菜をつくり、3反(3000平方メートル)の水田で米を作る。土地は基本的に借地。毎週1回約40人の顧客に野菜を詰めて発送する。顧客との間で結んだ栽培契約が収入源。顧客は、県内の茅野市から飯島町までの間に約3分の1、残りは名古屋・東京だという。
「10年やって、理解あるお客さんにも恵まれ、ようやく形が出来てきたという感じですかね。まだ独り者なので、なんとか、食べていかれるぐらいにはなって来ました」
「まだまだいろいろ悩んでいるんですよ」と言うが、水田を増やし、家畜を何頭か飼育して、その糞尿を肥料に利用する「有畜複合経営」に踏み出すことが当面の目標だ。ともに働き暮らす、パートナーを見つけることも。
茨城県ひたちなか市出身。信大農学部森林科学科を卒業後、1年間、埼玉県小川町の農家に住み込みで有機農法を修行した。どこで就農するか迷ったが、信大卒で同じような志向を持つ先輩農家が多い伊那を選んだ。
「大学を出る頃には社会的にいろいろな問題があり、会社員は会社の利益のためにはなんでもしなければならないし、する存在に思えた。そういうのは嫌だったんですよ」とふり返る。
農業に強く惹かれたのは、修業先の農家で最初にキャベツを育てた時。水やりや換気など、「人には億劫だ思われることが、自分はキャベツの命のために働けて楽しいと感じている」と気付いた時だったという。
当然のように、就農してからも田畑の虫や小動物の命を大切にしてきた。農薬は極力使わず、生態系の豊かな田畑を作ることをめざした。田で見つけた蝶を写真に取り、畑で目にしたヘビのことを文章にして、顧客に送る通信にまとめてきた。
その甲斐あってか、04年から自身の水田にイトミミズが大量発生。イトミミズは土を食べ糞として排泄するが、その糞が大量に堆積して雑草の芽を覆い尽くし、除草剤は何も蒔いていないのに、雑草1つ生えていない田んぼになっているのだという。
「生き物を大切にすれば、いつか報われることがあるというのはこういうことを言うんでしょうかね」という瀧沢さん。「本当は晴耕雨読の生活したかったんですけど、そうはいきませんよね」-笑って、雨の田んぼに出ていった。※瀧沢さんが参加する「ひと・むし・たんぼの会」の企画展は伊那市立図書館で14日まで開催中 -
伊那市やまびこリーグ結果
◆伊那市やまびこソフトボールリーグ(6日・富士塚スポーツ公園)
▽インターフェアーOB23‐1東クラブ -
フォトクラブ光影の写真展「自然のひとこま」
駒ヶ根市を中心とした、30窶・0歳代の写真愛好家らでつくる「フォトクラブ光影」(講師=太田秀男、22人)の写真展「自然のひとこま」は20日まで、伊那市中央区の中部電力伊那営業所ギャラリーで開いている=写真。入場無料。
毎年恒例の展示で、会員19人が、四つ切りサイズ(ワイド四つ切りを含む)をはじめとした、一人ひとり1点を出品。県内の山や川などの風景を中心に、撮影者がそれぞれの感性でとらえた自然の1コマに、来場者の関心が向けられている。
塩尻市の高ポッチ高原からの北アルプスの朝焼け、緑色の青々とした葉に黄色い花の色が鮮やかな霧ケ峰の高原、タンポポの花とシャボン玉を写した可愛らしい作品などがある。
同クラブは、赤穂公民館の「初心者カメラ講座」終業生の有志らで発足し、今年で10年目。同公民館での月例会を主体に、クラブ内コンテストや撮影会のほか、昭和伊南総合病院などで展示会も開いている。
棚田二郎代表(73)=駒ヶ根市赤穂=は「移りかわる自然をとらえた写真を見てもらい、『こんな所もあるんだ』と、感じてもらえれば」と話している。
土日、祝祭日は休館。午前8時30分から午後5時10分まで。 -
西春近表木の男性死体の身元が判明
4日、伊那市西春近表木の農道脇で近くの女性が発見した男性の死体について、伊那署は6日までの捜査で、市内の無職の男性(30)と判明した。
身元は、新聞記事を見た家族から「帰宅しない息子ではないか」と警察への連絡があり、身体の特徴などから断定した。
伊那署では、検死の結果などから、自殺とみて捜査を継続している。 -
JA上伊那七夕飾り設置
蒸し暑いこの季節、涼しさを感じ、夏を乗り切ってもらおう窶狽ニ、上伊那農業協同組合は、金融などの窓口がある伊那市室町の伊那支所2階で、6縲・日の間、七夕キャンペーンとして七夕飾りを設置し、浴衣を着用した女性職員が窓口対応をしている。
JA上伊那が、昨年から始めた取り組みは、来店者にから好評だったため、今年も実施することにした。
窓口には短冊が用意されており、待ち時間などに願い事を書き込むことができる。家族の安全や健康を願った短冊が、多数つるされていた。
期間中は、窓口を訪れた人全員に、花火をプレゼントするサービスもしている。 -
伊那市体協ゴルフ部が市に寄附
伊那市体育協会ゴルフ部は5日、先日開いた、市民体育祭ゴルフ競技大会のチャリティー募金10万7千円を、同市を通じて、伊那市社会福祉協議会へ寄附した。
毎年、恒例の寄附。3日、西箕輪の伊那国際ゴルフクラブであった「第9回伊那市民体育祭ゴルフ競技大会」には市民250人が参加し、コース内に設置したチャリティーボックスで寄附を募った。
菅忠男部長ら4人は同市役所を訪れ、「恵まれない人たちの役立ててほしい」と、小坂市長に寄附金を手渡した。
同部では、来年の第10回記念大会を3市町村合併で盛大に開くことを検討している。 -
東伊那小学校4年生がごみ処理施設を見学
実際のごみ処理過程を見学するため、駒ヶ根市の東伊那小学校4年生(日岐敏明教諭、17人)は5日、「那須屋興産」(伊那市大坊)を社会見学に訪れた。ごみのリサイクル過程などを見学した児童らは、循環型社会の実現に向けて、自分たちでもできる「分別」の大切さなどに理解を深めた。
この日は、同社以外に「伊那中央清掃センター」(同市美篶)なども訪問。健康で住みよい暮らしを守るため、ごみ処理やリサイクルについて学び、ごみの減量に向けた、自分たちの生活を見直すことを目的とした。
「那須屋興産」では、空き缶などのアルミニウムをはじめ、木くずや廃プラスチックなどがリサイクルに向けて処理される工程を、児童らは熱心にメモを取るなどして見学。鉄くずの分別場所では従業員から「空き缶も、アルミとスチールを仕分けず出されることが多い」と説明され、家に帰ったら家族に伝えることを約束した。
荻原峰音ちゃんは「手作業で分別しているのを見て大変だと思った」と、従業員の苦労を感じていた。
同社は「ごみを減らすことが環境保全につながる。ごみイコール汚いではなく、少し手を加えるだけできれいになり、リサイクルできることを身に付けてくれれば」と呼びかけた。 -
みはらしギャラリー手書き染め展示
伊那市西箕輪のみはらしの湯、1階ギャラリーで、7月から新たに、手描き染め教室蒼花会(宮下梨花代表)のメンバー10人の作品を展示している。
展示作品は、額を中心に、ブラウスやクッションなど約30点。
手描き染めは、布に直接染料で描き込む手法。使われる色素は青、赤、黄の3原色のみ。しかし、色のかけ合わせや「ぼかし」という手法によって、さまざまな色彩表現ができる。
伊那市と駒ケ根市、2カ所の教室は、それぞれ月に2度ずつ開かれており、長い人は20年近く続けているという。
日ごろの成果を多くの人に見てもらおう窶狽ニ、昨年この時期に作品を展示したところ、好評だったため、今年も展示することになった。
花などが鮮やかに描かれた作品の数々は、ロビーを明るく彩っていた。
蒼花会の作品は、みはらしファーム内とれたて市場の工芸品販売コーナーで購入することができる。
##(写真よこ)
##(了) -
西箕輪マレットゴルフクラブ定例会結果
西箕輪マレットゴルフクラブ定例会(5日)
▽男性 ・ス宮島英雄88・ス西村亮造89・ス佐藤一男91・ス原吾一92・ス堀内久光93・ス小松徳成、白鳥秋雄94
▽女性 ・ス原清子95・ス浦野富美子98・ス桐野ハル子100・ス唐沢和江102・ス清水ちえ子106・ス小坂君子107
▽ホールインワン 原吾一、清水利夫、唐沢己喜男 -
JA生き物調査交流会
生き物調査を通じて自分たちが食べたり販売する上伊那米の栽培環境を確かめよう窶狽ニ5日、生活クラブ生協組合神奈川のメンバー37人が、伊那市東春近にある上伊那農業協同組合の水田で生き物調査をした=写真。
現在、上伊那農業協同組合の日本生活協同組合への出荷量は年間2万5千俵。うち、約8千俵を同クラブ会員に供給している。今年度、上伊那農業協同組合が伊那市などの一部水田で本格的に減農薬栽培を始めたことをきっかけに「一層減農薬栽培を進めてもらおう」と、同クラブは、上伊那米を会員が年間契約できる米の一つとして扱っていくことを決めた。それに合わせて今回は、会員に上伊那米を勧めていく役割を担うメンバーが「上伊那米の生育環境を知った上で、会員に勧めていこう」と、研修に訪れた。
参加者らは、農薬の影響を受けやすいカエル、イトミミズ、ユスリカなどの生息状況を調査。
クラブの藤村康子副理事長は「食べる人とつくる人の顔が見える関係づくりを進め、将来的には特定契約栽培を目指したい」と話していた。 -
ドラムサークルin伊那
一つのリズムを通してみんなで感動を分かち合おう窶粕N齢も楽器経験もさまざまな人が集まり、ドラムやマラカスなどの打楽器でリズムを作り上げる「ドラムサークル」が10日、伊那市の中心商店街であるぎおん祭に合わせ、伊那市八幡町商店街で開催される。
ドラムサークルは、案内役に合わせてリズムを刻むことで、時や場所を選ばず、どんな人でも即興参加できるもので、音楽を作り上げることを通して、全く知らない人とも感動を共有したり、コミュニケーションを深めることができる。リズムに合わせて手拍子を刻めば、その場に居合わせた人も演奏者となる。
今回は「全国的に行われている活動を伊那市でもやってみたい」と考えた伊那市の三宅京子さんら有志が企画。多くの参加を呼びかけている。
当日は、茅野市でドラムサークルを開催している「ドラムサークル諏訪」の原房子さんを案内役に迎え、午後4時半から行う予定で、参加希望者は、打楽器などを持って八幡町商店街へ(当日現地には、手作りのマラカスなども用意されている)。
問い合わせは、そばがおやききょう庵(・ス76・0891)三宅さんへ。
##(写真よこ)
案内役に合わせてリズムを刻む人々
##(了) -
伊那市農業委員選挙
任期満了(8月5日)に伴う伊那市農業委員会委員選挙が3日告示され、無投票で24人が決まった。11日、市役所で当選証書付与式がある。
任期は、伊那市・高遠町・長谷村合併協議会で合併後1年間在任すると確認されているため、07年3月30日まで。
委員は次の通り。
▽伊那地区(定数6)=三沢康章(63)(1)福島、城倉松夫(68)(1)中央、唐沢安男(73)(2)御園、中村新一(64)(1)横山、溝上国明(71)(3)荒井、河野邦夫(68)(1)下新田
▽富県地区(3)=六波羅兵衛(70)(1)北新、小牧亮久(64)(1)貝沼、田畑和一(63)(1)北福地
▽美篶・手良地区(6)=北原孝治(65)(2)上大島、登内良一(67)(1)八ツ手、梅垣義男(61)(2)笠原、那須野要助(65)(2)野口、白鳥公雄(63)(2)上川手、向山卓郎(70)(3)中坪
▽東春近地区(3)=織井健(65)(1)榛原、田中哲雄(60)(2)下殿島、唐沢国光(62)(1)中組
▽西箕輪地区(3)=有賀健一(61)(2)吹上、伊藤千代春(69)(2)与地、西村猛(55)(1)羽広
▽西春近地区(3)=平沢信助(68)(3)小出二区、有賀芳雄(62)(1)小出島、酒井安彦(69)(2)諏訪形 -
美篶野球スポ少北信越大会へ
伊那市の美篶野球スポーツ少年団は、第27回全国スポーツ少年団軟式野球交流大会長野県大会=18窶・9日、佐久市=で初優勝し、北信越大会への出場を決めた。4日、監督の引率で選手23人が市役所を訪れ、小坂市長の激励を受けた。
主将の伊東大樹君(12)は「あきらめないで、県代表としていい試合をしたい。団員が心を一つに優勝し、全国大会出場を目指して頑張ります」と決意を述べた。
根津修二監督(49)によると、春先から多くの練習試合を組んだこともあり、攻守のバランスが取れたチームに進化したという。「最後まで絶対、あきらめない」が特徴。選手一人ひとりに走塁や素振りなどの課題を科し、北信越大会に臨む。
県大会決勝は佐久東スポーツ少年団と対戦。先取したものの、2回逆転されるシーソーゲームだったが、延長8回の末、5窶・で逃げ切った。
北信越大会は23窶・4日、岡谷市で開催。5県の各1チームに加え、開催地の1チームが出場し、トーナメント戦で競う。 -
エイズ予防ウィーク街頭キャンペーン
正しい知識でエイズ予防の意識を高め、エイズ患者などへの理解を深めてもらおう窶狽ニ、4日、伊那保健所は、JR伊那市駅や伊那北駅前で街頭キャンペーンを行った。
エイズ予防ウィーク初日のこの日は、人通りが増える朝の通勤時間帯に、予防を呼びかけるロゴや県内の相談検査場所の連絡先が印刷されたポケットティッシュを保健所職員が配布。電車を乗り降りする高校生やサラリーマンに、午前9時ころまで予防や理解を呼びかけた。
期間中、伊那保健所は、エイズや性感染病に関する無料相談や検査を行ったり、伊那合同庁舎2階で、予防啓発のパネル展示などを
行い、啓発に努める。
相談・検査については事前予約が必要。予約で午後5時以降の対応もできる。
問い合わせはエイズ相談専用電話(TEL76・9977)へ。 -
子どもの水難事故救急救命講習会
小さな子どもの水難事故対処方法を学ぼう窶狽ニ4日、伊那市の生涯学習センターで子どもネット伊那が主催する「水の事故から子どもを救う救急救命法講習会」が開かれた。10組ほどの親子が集まり、水まわりで子どもを遊ばせるときの諸注意や、緊急時の対処方法を学んだ。
海水浴やプールなど、水に接する機会が多くなると同時に、子どもの水難事故も多くなるこの時期、8歳までの子どもを対象とした救急救命法講習が少なかったため、伊那消防署の協力を得て、昨年から講習は行われている。
乳幼児や幼児を連れた母親らは、小さい子どもに多い事故とその予防方法や、乳幼児の人口呼吸方法などを学んだ後、実際に人形を使って人口呼吸などの応急手当を実践。
指導に当たった消防署職員は「事故は予防が第一。乳幼児の場合、子どもの視点に立って、細やかな気遣いでさまざまな見直しを行い、事故防止に努めることが必要」と話した。
##(写真よこ)
応急処置を施す母親
##(了) -
シリーズ・青パパイアの道〈第1回〉
青パパイアが取り持つ心温まる縁で、伊那市住民と沖縄県南大東村民との民間レベルの交流が始まった。3月初め、南大東島を訪ねた「伊那市民訪問団」の道中を、シリーズで紹介する。
この住民相互のつながりあいは、今後どのような展開を見せるのだろうか?
※文中敬称略
「私らが作る青パパイアを、本土でただ一カ所だけ販売してくれている伊那市の皆さんとお会いできて、なんかもう、胸が一杯です」
南大東島青パパイア生産組合の沖山吉人は、伊那市訪問団一行21人をこう言って歓迎した。訪問一泊目。生産組合が準備した歓迎会。司会を沖山が勤めた。宴席には、地元産のサワラを使った名物大東寿司を初め、ムロアジ・アブラムツなどの魚料理が所狭しと並んだ。もちろんサラダや炒め物などの青パパイア料理も…。
「こんなご馳走、何日も前から準備したんだろうな」。これまで島を2回訪ねている井地千代子は思った。
島で生産者組合をリードする平安山正治は、かつて勤務した長野NEC(伊那市)で上司だった。家庭の事情で30数年ぶりに島に戻った平安山から、「売り物にならず島にゴロゴロ落ちている青パパイアを何とかできないか」と相談を持ちかけられたのは03年の12月だった。
以来、同島産の青パパイアを取り扱う本土で唯一の窓口役を担ってきた。もともと青パパイア料理が好きだったこともあり、手づくりレシピを付けて販路の拡大も図った。無償のボランティア。「何の得にもならないのにバカじゃないのと言われたわ」と笑う。
訪問団結成を呼びかけたのは伊那市の産直市場グリーンファーム代表の小林史麿。遥か海の彼方で取れた青パパイアを熱心に扱う井地の心に秘めた思いを知った小林は、「心と心をつなぐのも産直市場の役目だ」と2つ返事で販売を引き受けた。
グリーンファームで青パパイアを購入し、口づてに、また、本紙紙面の特集記事などを通じて、青パパイアが取り持つ井地と平安山の海を越えた心のつながりを知った人々が、次々と訪問団への参加を表明した。
「どんな方がパパイアを売って下さっているのか、どうしても会いたかった」「こんな島のパパイアを誰が買ってくれているのか知りたかった」……
真っ黒に陽に焼けた生産組合員が繰り返し繰り返し語る言葉に訪問団も胸が熱くなった。
泡盛の杯が重なり、三線(さんしん)の音に乗せて沖縄民謡が次々と歌われた。当然のように伝統舞踊カチャシーを踊り出す島の人々。踊りの輪に入った訪問団の提案で、最後には「勘太郎月夜歌」を山と海の人々全員で、歌い踊った。
「こんなことになるなんて夢のようだ」。井地は思った。
【毛賀沢明宏】 -
自動車産業専用ISO解説セミナー盛況
自動車産業専用の世界標準規格「ISO/TS16949」の解説セミナーが4日、伊那技術形成センターであり、7社12人が参加して終日熱心に講義を聞いた。主催は上伊那産業振興会。講師は長野日本電気のJRCA登録品質システム審査員補である小野芳樹さん。
ISO/TS16949は、従来の品質標準規格ISO9001よりもさらに厳密な要求事項が重ねられた自動車産業専用のもの。トヨタ・日産をはじめ日本の自動車産業が売上げを好調に伸ばしている中で、上伊那など地方の部品加工業者も自動車用部品の設計・製造の受注に凌ぎを削っているが、メーカーサイドからは品質管理の観点から同規格を取得を求める声が多くなってきている。そうした背景の受けての規格解説セミナーの開催で、「自動車関連というニッチ(=狭い)な分野の話しながら、予想を越えた数の企業が集まった」(小野さん)。
小野さんは自動車メーカーが高度な品質管理を求める理由として、・ス一貫生産体制のため不良が出てもそれだけを生産ラインからはずせない、・ス完成品は1台百万単位の高価なもので、1日数億円といわれる生産ラインを止めると、損失額が1分で数千万円という莫大なものになる、・ス自動車は人命に直接かかわるため、完成品が市場に出てから不良が見つかるとすべてリコールになる窶狽ネどを上げ、部品メーカーにもこれに答える品質管理が問題になると話した。
セミナーに参加した企業は、自動車関連事業を強化しようとしているところが多かったが、中には、自社の品質管理システムをより充実させるために、一回り水準の高い品質管理システムのポイントを学ぼうという企業もあった。 -
05年度小沢区民球技大会
伊那市の伊那西小学校グラウンドで3日、05年度小沢区民球技大会が開かれた。
女性も含め、全9チームで行われたソフトボール大会には、小学生縲・0代の区民約150人が参加。ソフトボールができない人も、マレットゴルフを楽しんだ。
熱戦の結果、下小沢3組が14回目の優勝を飾り、下小沢6組が準優勝した。
##(了) -
伊那市マレットゴルフクラブ憩い大会
▽男子 ・ス宮島英雄121・ス白沢永司・ス小阪東洋・ス石倉登・ス酒井平八・ス下平明夫
▽女性 ・ス鈴木光子・ス藤沢しげ子・ス白沢当志子・ス丸山あい子・ス下平しめよ・ス飯島静香
▽ホールインワン 平松一、白沢当志子 -
ひと・むし・たんぼの会講演会より
身近な有機肥料を利用する稲作農家などで作る「ひと・むし・たんぼの会」の企画展が伊那市立図書館で開催されている。3日には、会員で飯田市美術博物館学芸員の四方圭一郎さんの講演会があり、農と食・環境に関心のある40人が集まり、熱心に話を聞いた。
四方さんは「人間本来の仕事=水田耕作とともに生きてきた生物に眼を向けることは、人間の生き方に眼を向けることになる」と同会の趣旨を説明。
会員が農作業の最中に撮影した小動物の写真を紹介しながら、「大規模圃場整備で2・スの排水路が作られるとトノサマガエルやメダカはいなくなる」「タガメは1970年頃には夏になると天竜川の橋上にまでたくさん飛んで来たが、必要以上の農薬使用で、県内では壊滅したと言われている」などと話した。
水田は夏は湿地で冬は裸地。耕作によってたびたび生活環境が撹乱される生物にとっては良くない環境だが、何世紀ものの人間と自然との共生の中で、水田に生きる生物が増えてきた。増産を究極目標にした大規模圃場整理や農薬散布で、その歴史を途絶えさせてはいけないと主張。
何より水田耕作の経験がない人が多くなり、日常生活と水田生物とが乖離し、人の精神世界から水田生物の思い出が消えていくことが問題窶狽ニ指摘した。
同会は信大農学部出身者が多く、農薬を使用せず、身近にある有機肥料を使用して農作物の栽培を進めながら、田畑に集まる虫や貝、爬虫類、鳥など小動物を観察し、記録に残している。飯田市美術博物館発行の図鑑「伊那谷の田んぼの生き物」を中心で制作したほか、本紙毎週木曜日7面にも連載エッセイを掲載している。
企画展は14日まで。10日には山と渓谷社刊「アマガエルのヒミツ」の著者、秋山幸也さんの同名の講演会も開く(午後2時縲・時半)。問い合わせは同会代表小川文昭さん(・ス73・7548まで) -
若宮区で外国人住民と区役員ら初の懇談会
外国人世帯の割合が伊那市内で最も多い若宮区で3日、ブラジル国籍の住民と区役員らとの懇談会があった。県の多文化共生社会プロデュース事業の一環で、意見や要望、不満などを出し合って、相互理解を図る機会とした。
区内には320世帯のうち約50世帯が外国人世帯。懇談会には約15人のブラジル人夫婦らが参加。県が国際交流員を派遣し、ポルトガル語の通訳を介して、意見が交わされた。 「仕事の時間が早いから、ごみステーションをもっと早く開けてほしい」「回覧版は日本語のみのため、何を伝えているのかわからないし、何のお金を払っているのかわからない。どうにかならないか」などと区役員らに対して要望した。
それに対し山岸勝利区長は「みなさんが気持ち良く暮らせる区にしていきたい。意見は検討する」とした。さらに区内の行事への参加を呼びかけたほか、来年から外国籍一人の役員への選出を依頼した。
若宮区では9月に再度、懇談会を設ける。 -
伊那北地域活性化センター「きたっせ」完成
伊那市山寺に建設を進めていた伊那北地域活性化センター「きたっせ」で3日、しゅん工式があった。小坂樫男市長をはじめ、市や区の関係者ら100人余が出席し、テープカットなどをして完成を祝った。
小坂市長は式辞で「市の北の玄関口でもあり、伊那市駅前の『いなっせ』とともに、地域の活性化につながる活動の拠点になることに期待する」と述べた。
同施設は、伊那北駅周辺の活性化や商業の販促を図り、旧山寺区民会館跡地に建設。鉄骨平屋建てで、延べ床面積570平方・ス。3分割して、会議室としても利用できるイベントホールや、多目的ホール、厨房を備えるアトリウムホールなどを設けた。
事業費は1億4千万円で、経済産業省の中心市街地商業等活性化総合支援事業で2分の1の補助を受けた。
11日から利用開始。開館時間は午前8時半から午後10時まで。17日にはオープニングイベントを企画し、地元住民らが太鼓や吹奏楽などを演奏するほか、ウルトラマンガイア・ダイナショーなど多彩な催しを計画している。 -
伊那市中央区で重傷事故
2日午前2時20分ころ、伊那市中央区の市道で、市内美篶の会社役員・小松渡さん(32)が運転する普通乗用自動車が、市内山寺区の有賀唯之さん(34)と、市内境区の警察官・小林誠さん(29)に衝突。この事故で有賀さんは右足骨折の重傷、小林さんは左足負傷のけがを負った。
調べにによると、小林さんが、自転車に乗車していた有賀さんを職務質問している際、東方から運転してきた小松さんの車に衝突されたもの。 -
伊那市民プールが今季の営業を開始
伊那市民プールは2日、今季の営業を始めた。無料開放日のこの日は、小学生や家族連れなど832人が利用。プールは、子どもたちがビーチボールや大きな浮き輪で水遊びを楽しみ、終始はしゃぎ声であふれた。8月28日まで。
今年度の営業期間は、例年より約2週間少ない58日間(昨年度は72日間)に縮減。
入場料(1人1回)は、市の体育施設使用料値上げにより、一般については100円増しの600円に変更し、中学生以下300円、未就学児無料は変らない。回数券(12回券)は、一般6千円、中学生以下3千円。
開場時間は午前9時から午後5時(遊泳は4時45分)まで。外気温22℃以上、水温21℃以上で開場し、台風などの荒天による閉場もある。 -
「ひと・むし・たんぼの会」企画展始まる
伊那谷の有機農家を中心に研究者などでつくる「ひと・むし・たんぼの会」の企画展が2日から、伊那市荒井区の市立図書館広域情報コーナーで始まった。伊那谷のカエルの鳴き声が聞けるコーナーもあり、「カカカカッ」と、きれいな声に耳を傾ける人も多い。14日まで。入場無料。
会員の田んぼに暮らす生き物の豊かな世界と、農家との関わりを紹介する目的で企画。昨年の夏に飯田市で初めて開いた企画展が好評だったため、今回は伊那市で開いた。
会員が同会発足から撮りためた、田んぼに集まる昆虫や鳥など生物の写真65点のほか、伊那谷に生息するトンボの出現時期を記したパネルなどを展示。
小川文昭代表は「企画展をきっかけに、実際に田んぼへ出かけ、生き物との出会いを楽しんでほしい」と来場を呼びかけている。
3日午後2時から、同図書館で講演会もある。
4、11日は休館。午前10時窶伯゚後7時。