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橋爪まさゆき陶芸展
落ち着いた色彩と個性的な形の花入れや茶碗などを手がける岡谷市在住の橋爪まさゆきさん(53)の第10回陶芸展が、14日から伊那市旭町のアートギャラリーミヤマで開かれ、生活を彩る食器などを中心とした約100点が、訪れた人々を楽しませている。<br> 「最初から最後まで自分の手で作り上げる」陶芸の魅力に引かれた橋爪さんは、栃木県の益子町と福井県の越前町で陶芸を学び、現在は土の質感や変化を表現できる焼締を中心とした製作活動を続けている。<br> 「焼締は灰のかかり方によっても表情が変化するが、完成してからも、土が徐々に変化して、作品が育つのでおもしろい」と話す橋爪さんの作品は、和の生活空間で生きる落ち着いた色彩を持つ一方、洋の空間でも調和する個性的な形をしたものが多い。<br> 今回は、10回を記念して記念品の贈呈もある。<br> 展示即売会は18日まで。入場は無料。<br>
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いくよみはらし当選者の抽選会
先月、伊那市西箕輪のみはらしの湯は、「いくよみはらし」のごろに合わせ、194万3804人目の入浴客が訪れる日を、入浴客に当ててもらうイベントを実施した。今月10日、194万3804人を達成し、正解者が多数いたため14日、伊那市役所で抽選会を開いた。<br> 期間中、投票した人は407人。県外者も61人ほどおり、7月初旬に達成すると予想した人が最も多かった。<br> 予想以上に正解者が多かったため、当初予定していた"ピタリ賞"1人と予想が近かった人に贈るはずだった"近いで賞"4人を、正解者15人の中から抽選。松本市などの正解者もいたが、抽選の末、当選者はすべて市内在住者となった。<br> みはらしの湯は、今年度の秋から冬にかけて、来場者200万人達成も見込んでおり、それに合わせたイベントも企画中だという。<br> 当選は次のみなさん。<br>▼ピタリ賞=蟹沢絵美さん(伊那市)<br>▼近いで賞=会田行雄、北原恵美子、北原和彦、桜本やす子(以上伊那市)<br>
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伊那混声合唱団「第39回演奏会」
伊那混声合唱団(平澤誠幹事長)の第39回演奏会がこのほど、県伊那文化会館大ホールであった。メインステージには、間近にひかえた権兵衛トンネルの開通記念として、組曲「木曽路」を披露。メンバー約30人の澄んだ歌声などに、観客は耳を傾けた。<br> 「花笠おどり」「秩父音頭」「伊那節」などの日本の民謡のほか、ポップソングの「晴れたらいいね」「You Go Your Way」など、10曲以上を披露。前回の演奏会から参加している、市内の春富中学校合唱部の特別出演もあった。<br> 伊那混声合唱団は、1958年5月、「伊那市民合唱団」として発足。福祉施設、公民館での演奏のほか、他の合唱団やソリストとの演奏交流など、地域との関わりを積極的に持ちながら活動を展開する。
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太極拳教室メンバー6人が全国大会に出場
伊那市狐島の三沢カルチャーセンター内の太極拳教室のメンバー6人が、15日から東京体育館(東京)で開かれる、第22回全日本武術太極拳選手権大会に県代表として出場する。<br> メンバーは伊那市の三沢清美さん、矢田雅子さん、樫平竜一郎さん、島尻輝彦さん、駒ヶ根市の石田素子さん、宮田村の三沢美代子さん。いづれのメンバーも、男女別の個人種目に出場し、石田さんと矢田さんのペアは、組手の「推手」に出る。<br> 大会は、自分で型を構成する「自選」(表演時間=3窶・分)と、型の順番と動作が決められている「規定」(同=5窶・分)の2つに分かれ、型の美しさを競う。<br> 同教室代表の三沢清美さんは「中国の先生から、直系の正しい太極拳を教わり練習を積み重ねているので、大会ではレベルの高い表演を目指し高得点を期待したい」と豊富を語る。<br> 教室では、初心者をはじめとする受講希望者を随時募集する。問い合わせは、三沢カルチャーセンター(TEL76・2260)へ。
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中日本総合ソフトボール選手権大会女子抽選会
第49回中日本総合ソフトボール選手権大会(第13回中学生、第9回小学生大会も兼ねる)の女子大会の抽選会が15日、伊那市役所であった。今年度の女子大会は同市が開催地のため、地元チームも特別枠で出場。同市から出場する2チームの対戦チームも決まった。
一般の部の「Twister」は愛知県代表の「中京大学」と、中学生の部の「伊那市立東部中学校(伊那中から3人補強)」は静岡県代表と、初戦で対戦する。
一般、高校、中学、小学生の4部門に分かれ、東海地区4県、北信越地区5県の各県代表チームと(開催県は特別枠を含む2チーム)と、前大会の上位2チーム(高校、中学、小学生の部は上位4チーム出場)が出場。トーナメントで優勝を競い合う。
大会は8月12窶・4日に実施。一般は美すずスポーツ公園運動場、高校生は富士塚スポーツ公園運動場、中学生は市営球場・県営伊那野球場、小学生は南箕輪陸上競技場で、それぞれ開幕する。 -
はらぺこチャパティー作り
野外保育園「はらぺこ」の子どもたちは15日、チャパティーづくりに挑戦した。<br> 保育士の小林成親さんの誕生日だったこの日「みんなで何か手作りしたものを食べてみよう」と、小麦粉と水、塩をこねてつくる簡単な薄焼きパン、チャパティーに挑んだ。<br> 水の代わりに牛乳を使い、全粒粉と中力粉、2つの粉で、白と茶、2色のチャパティーを作った。<br> 調理初体験の子どもたちは、牛乳と粉を混ぜ合わせたり、一度寝かせた生地をせんべい状に伸ばしたりと、さまざまな行程を体験。徐々に変化する生地の感触は、普段の粘土遊びと異なる驚きを子どもたちに与えた様子だった。<br> 外のかまどで生地を焼き始めると、香ばしい香りが辺りに漂い、味見をせがむ子どもが続出。<br> その後子どもたちは焼き上がったチャパティーに、ブルーベリーやリンゴのジャムをつけて、おいしく味わった。<br>
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西春近短歌会31周年記念歌会
発足31年を記念して13日、伊那市の西春近短歌会は、同地区深妙寺などで記念歌会を開いた。見ごろを迎えたアジサイを見学した後、沢渡の会場へ移動し、それぞれが作った短歌を批評しつつ、31年を振り返った。
「伊那市の歌」を作詞した宮脇至氏に短歌を習ったことをきっかけに、数人のメンバーが会を結成。現在は、宮脇瑞穂氏に指導を仰ぎながら、月に一度、それぞれの作品を評価し合い、腕を磨いている。30周年となった昨年は歌集も出した。
途中参加の人もいるが、31年前から続けているメンバーも多く、最盛期は30人前後になったこともあったが、会の高齢化に伴いメンバーは減少。現在は13人ほどで活動を続けている。
この日会員たちは、更なる会の継続を胸にしつつ、それぞれ長年続けてきた短歌の腕前を確かめ合っていた。< -
伊那東部地区を対象にシルバー技能アップ講習を実施
伊那市と市交通安全協会は8日、70歳以上の高齢者を対象とした、「シルバー技能アップ講習」を市内美篶の伊那自動車教習所で開いた。参加者らは自身の運転技術を見直し、交通安全意識を高めた。
高齢者の事故防止を目的に、同講習を毎年実施。今回は「高齢者交通安全モデル地区」に指定されている同市東部地区(日影、上の原)の高齢者が参加した。
この日は、70歳-83歳の自動車を運転する15人が集まり、坂道、車庫入れ、踏み切りなど、場内の教習コースを運転し、指導員から適切なアドバイスを受けた。
参加した男性(76)は「指導員に注意してもらったことをふまえながら、これからも安全運転を心がけたい」と話していた。
伊那署によると、今年(7日現在)、管内で発生した人身事故319件のうち、高齢者が第一当事者の事故は55件(前年同期比9件増)、高齢者が関係した事故は88件(同15件増)。
市安協は、同モデル地区を対象とした、交通安全講話やアトラクションなどの内容の区民大会を11月13日、実施する予定。 -
新山小6年生が記念植樹
伊那市新山の地域住民などでつくる「新山山野草等保護育成委員会」(北原重利委員長)は9日、新山小学校6年生(上嶋桂子教諭、10人)と一緒に、県道・西伊那線上の「新山峠の大岩」下で、オオヤマザクラの苗木の記念植樹をした。児童たちは、早く桜の花が咲くのを楽しみにした。<br> 地域での思い出をつくって上げたい窶狽ニ、5年ほど前から続く同植樹には、委員約10人と児童らが参加し、オオヤマザクラの苗木15本を植えた。<br> 自分の背丈ほどの苗木を手渡された児童らは、苗木が大きく育つよう、土を優しくかぶせるなど、ていねいに作業。苗木には、自分の名札と、鹿よけの薬品が染み込んだ紐を取り付けた。<br> 伊澤里美ちゃんは「自分が大人になるころに大きくなっている桜の木を、早く見にきたい」と心待ちにした。<br><br><br>新山小6年生が記念植樹<br><br> 伊那市新山の地域住民などでつくる「新山山野草等保護育成委員会」(北原重利委員長)は9日、新山小学校6年生(上嶋桂子教諭、10人)と一緒に、県道・西伊那線上の「新山峠の大岩」下で、オオヤマザクラの苗木の記念植樹をした。児童たちは、早く桜の花が咲くのを楽しみにした。<br> 地域での思い出をつくって上げたい窶狽ニ、5年ほど前から続く同植樹には、委員約10人と児童らが参加し、オオヤマザクラの苗木15本を植えた。<br> 自分の背丈ほどの苗木を手渡された児童らは、苗木が大きく育つよう、土を優しくかぶせるなど、ていねいに作業。苗木には、自分の名札と、鹿よけの薬品が染み込んだ紐を取り付けた。<br> 伊澤里美ちゃんは「自分が大人になるころに大きくなっている桜の木を、早く見にきたい」と心待ちにした。
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高遠町、長谷村へ伊那まつりをPR
<br><br><br> 伊那市の「第33回伊那まつり」(8月6、7日)をPRするため、酒井茂同市助役、中村孝夫実行委員長、林政喜実行委員会市民おどり委員長ら5人は12日、高遠町、長谷村役場をキャンペーンに訪れ、住民への参加の呼びかけなどの協力を依頼した。<br> そろいの法被(はっぴ)で高遠町役場を訪問した酒井助役らは、祭りの特徴や歴史などを伊東義人高遠町長に説明。中村実行委員長は「高遠町から、大勢の人たちが参加するよう協力を」と訴え、伊東町長は「全面的にお祭りに協力したい」と返答した。<br> 来春の3市町村合併をひかえ、市民踊りや祭りへの参加をPRするため、今年初めてPRキャンペーンを実施した。<br> 各市町村の交流を図るため、同祭りの「市民おどり」(8月6日)には、同町から30人、同村から50人の、住民と職員でつくる踊り連が参加。また、同市からは同町の「城下まつり」(23日)に50人以上でつくる踊り連が参加する。
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県看護大学のサモア研修生、中病で実習
駒ケ根市の県看護大学へ研修に訪れているサモア独立国の看護研修生2人が13日、伊那中央病院で病院実習をした。
異文化看護の視点を養うことを目的として同大学は、昨年から生徒同士の交換実習をしており、サモアの生徒が実習に訪れたのは今年が初めて。
ファアレガ・マプさん(27)とヘンリー・テイラーさん(23)は、今後2週間、県内医療施設などで実習や見学を行う。二人には日本の生徒が一人ずつ付ぅ肇鷓い、施設を一通り見学したり、患者の身体を清潔にするケアを実際に行った。
ファアレガさんは「サモアは、看病は家族が中心にするものだが、ここは看護婦が中心でやっており、文化の違いを感じた」と、実習の感想を話した。
サモアは発展途上国だが、90%を越える識字率に比例して保健衛生の水準は高い。しかし、物価水準の違いから、海外へ出る人が多く、看護士も例外でない。サモアがこのプログラムを助成するのは、サモア国内に看護士をとどめる意図もあるという。 -
みはらしの湯1943804人達成
97年10月にオープンした伊那市の日帰り温泉施設「みはらしの湯」の入館者が10日、194万3804人を達成した。「いくよ、みはらし」のごろ合わせ。ピタリ賞1人、前後賞4人に記念品がそれぞれ渡された。
ピタリ賞は、塩尻市の無職藤田修二さん(66)。定年後、長野県に移り住み、温泉が大好きで県内30数カ所を回ったという。「みはらしの湯」は南アルプスの眺望が気に入り、月1、2回のペースで利用。この日は他の温泉施設に行こうか迷ったが、雨がやんだことから、足を運んだという。
羽広荘の高木伸治支配人が羽広荘のペア宿泊券、みはらしの無料入浴券(6回分)を贈呈。「ラッキーですよ。いいお風呂に入れます」と喜んだ。
前後賞にはみはらしいちご園のいちごワイン、入浴券(6回分)、みはらしパノラマ写真を渡した。
達成日を当てるクイズの抽選会は後日、開く。
11月前後には200万人を達成する見込みで、唐沢寿男支配人は「安心してゆっくり楽しんでいただける施設づくりに努力したい」と話した。 -
そば打ち名人の会発足10周年式典
伊那市そば打ち名人の会(小林史麿会長、67人)の発足10周年記念式典が10日、信州伊那セミナーハウスで開かれた。会員ら40人余が集まり、10周年の節目を祝った。
冒頭、小林会長は「そば打ちの行為が地域のほか、国内外に影響を与えている。これほど社会とかかわりある趣味の会はほかにないだろうと思う」と経緯や取り組みを交えてあいさつ。
名誉会長の小坂市長は、本年度中の権兵衛トンネル開通に触れ、さらなる裾野の広がりに期待した。
功労者として、発足当初から役員を務め、みはらしファーム内そばの家「名人亭」の支配人を1月に退職した滋野博義さんを表彰。本年度名人認定証の授与もあった。
名人の会は94年、信州博でのそば打ちの実演をきっかけに発足。各種イベント、福祉施設へのボランティアなどでそばを振る舞っている。技術向上のため、名人認定制度を設け、52人が認定証を手にしている。
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そば打ち名人の会は11月、イタリアで開かれる国際文化交流フェスティバル「第30回ジャパンウイーク2005イタリア・ナポリ」に初参加する。
国際親善協会からの要請を受け、発足10周年記念事業として位置づけた。会員20人が出向き、県内産のそば粉を使ったそばを提供する。
海外へ赴くのはドイツ、台湾に続き、小林会長は「信州そばを世界に紹介するチャンス」と、パスタの本場での交流を楽しみにしている。
フェスティバルは11月21窶・9日。ジャパンウイークは郷土芸能、工芸、スポーツなどを通じて日本を紹介するもので、市民レベルで交流を深める。
会員はそばを打つほか、ナポリやローマでの観光も楽しむ計画。詳細は今後、煮詰めていく。 -
伊那保健所夏季食品一斉取締り
食中毒などが発生しやすくなるこの時期に合わせて11日、伊那保健所は、アピタ伊那店で、夏季食品一斉取締りを実施した。
食中毒の未然防止や食品衛生の向上を目的として年に2度行われる取り締まりは、添加物の適正利用・表示や、保管・加工の衛生状況を確認する。今回は8月10日までの間に、58施設で監視指導を実施する予定で、この日はその初日だった。
点検にあたった2人の職員は、表示や食品の陳列温度などをを確認したり、細菌や添加物について検査するための検体抽出にあたった。今後、10日までの間に、57検体を抽出検査をする。
昨年県下で検査した検体は973。上伊那でないが、大腸菌が検出されるなどして不適となった検体も5つ検出された。また、立ち入り検査した7068施設中、約1割の施設が指導対象となった。 -
無免許運転
伊那署は9日午後1時59分、無免許運転の疑いで、伊那市東春近中殿島の自営業・矢花顕二容疑者(56)を現行犯で逮捕した。<br> 調べによると、矢花容疑者は、免許が無いのに自宅から軽4乗用自動車を乗り出した疑い。<br>
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第3回春風会書展
伊那市中央区の福沢ミチエさんが主宰する春風書道会は9、10日、第3回春風会書展を県伊那文化会館美術展示ホールで開いている。「夢」をテーマにした作品をはじめ中央展の入選作や近作、力作がそろい、関心を集めている。<br> 1年おきに開いている書展で、今回は福沢さんの作品と、伊那市、駒ヶ根市、宮田村の教室で学ぶ生徒25人が出品。かな書を中心に漢字、漢字かな交じり書などの72点を飾っている。<br> 高校生から80歳代までが楽しみながら学び、今回の書展に向けて自由に作品を書いた。テーマ「夢」の作品は、生徒一人ひとりがそれぞれの「夢」を工夫して書き、一つのコーナーに展示。書体、紙、字の色など生徒の個性があふれている。<br> 10日は午前9時-午後4時。入場無料。<br>
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伊那郵便局で「あなただけの絵手紙」作品展13日まで
伊那市坂下区旭町の伊那郵便局(藤原良明局長)は13日まで、局内で町内の住民が製作した絵手紙22点を飾った「あなただけの絵手紙」作品展を開いている。利用客からは「一人ひとりの絵心がすばらしく、待ち時間も楽しく過ごせる」と、好評をはくしている。<br> 旭町内会の年間行事として、6月26日、同郵便局で開いた「あなただけの絵手紙」教室に参加した、21人(小学生以下5人含む)の作品を厳選して展示。トマト、スイカ、アスパラガスなどの夏野菜を中心にした絵に、心温まる一言をそえている。<br> 同教室の講師を務めた同局員の松澤潤子さんは「みなさん絵が上手で、子供たちは大胆で発想が豊か」と話している。<br>
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ハッチョウトンボの湿地帯を一部開放
伊那市上新山西平の湿地で、大量発生しているハッチョウトンボ。見物客が押し寄せ、生息環境が脅かされるのを防ぐため、地元住民や地権者でつくる「新山山野草等保護育成委員会(北原重利委員長)は9日、入り口付近を部分開放するための整備をした。一般公開は10日から。<br> この日は、トンボが生息する湿地帯1・3ヘクタールのうち、0・2ヘクタールを一般開放するため、入れる場所と、入れない場所を電気牧柵で仕切り、車両などで進入できないよう、横110センチ、縦65センチの説明板を入り口に設置。湿地全体が荒らされるのを防ぐための「苦肉の策」となった。<br> 北原委員長は「湿地帯にはヤゴや、貴重な草花も生息しているので、節度を守ってもらいたい」と話している。<br> ハッチョウトンボは、環境省が自然環境の良好度の指標として指定した10種の「指標昆虫」の一つ。成虫の体長は2センチほどと小さく、雄は羽化後、体の色が次第に真っ赤になり、雌は茶、黒、白色のしま模様。
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前田麻里新作版画展はじまる
現代洋画壇で人気の若手女流作家・前田麻里の版画展「前田麻里新作版画展縲怏ヤと夢と愛縲怐vは12日まで、伊那市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開いている。<br> つぶらな瞳の少年、少女をはじめ、動物や花などを、可愛らしく表現した20余点を、1万9千円から8万4千円で販売している。<br> 作品は、ピアノを弾く女性の周りに鳥たちが集まる「森で奏でる」、花かごに乗った2人の男女が空を飛ぶ「夢をのせて」、女性が花飾りを頭に付けた「花の精」のほか、「オカリナを吹く少年」「花のメロディー」などがある。<br> 午前10時から午後6時(最終日は午後4時)まで。
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伊那飲食店組合の大腸菌検査の判定会
伊那市と南箕輪村の飲食店でつくる「伊那飲食店組合」(平沢希柾組合長、加盟380店)は7日、市内の飲食店で数日前に実施した大腸菌検査の判定会を開いた。加盟店と非加盟店の467店分の検体を、衛生部を中心とした役員約20人がじっくりと確認し、食品衛生の意識を高めた=写真。<br> 検体は、5日に各店舗のまな板や調理師の手から検出した細菌を、専用の検査薬を使って調べ、菌の数を4つのランクに判定。20日、同組合の役員会で、検査結果を伝達する。<br> 平沢組合長は「自主検査を相互で励まし合いながら実施することが、組合員の食品衛生に対する意識の向上につながる。食品の取り扱いについても、組合で勉強会を開き、安心な食の提供をしていきたい」と話す。<br> 同組合では、国の食品衛生法に基づき、年間6回以上の自主検査を以前から実施。今年は、大腸菌検査4回、ブドウ球菌検査4回を交互に、計8回の細菌検査をする。
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弥生・伊那西文化祭
伊那市の伊那弥生ヶ丘高校と伊那西高校で9日、文化祭が開かれ、一般公開された。
今年の弥生祭は、正門前に3年E組が製作した浅草雷門をまねた「浅草雷E門」が登場。また、2学年全クラスが、沖縄に関する展示などを行っており、それぞれ違った角度から、沖縄を伝えている。本部企画として大体育館渡り廊下に展示された弥生生808人の顔写真は、大切な人へのメッセージが添えられている。自分の子どもや孫、友達はどんなことを書いているのか窶狽ニ探す来場者も多く見られた。
10日は、午前10時縲恁゚後3時半が一般公開。
伊那西高校の西高祭は、野外ステージで生徒らがライブ演奏を披露したり、バスケットボールや卓球などの招待試合が行われた。中でも、10日午後1時から、4年連続全国大会出場の新体操部が披露する模擬演技は、西高祭、目玉の一つ。10日はそのほかにも、さまざまな曲を手話で表す方法をインターアクトクラブが披露したり、昨年冬から練習を重ねてきた2年5組の迫力ある和太鼓演奏も行われる。
公開時間は午前9時半縲恁゚後3時。また11日は、午前10時半から(開場は15分前から)立命館大学国際平和ミュージアムの安齋育郎館長を招き「イラク戦争から血液型占いまで窶舶ス和の現代的意味を考える窶煤vをテーマとした講演会も開かれ、一般の人も聴講できる。 -
伊那ローターアクトクラブが創立25周年で記念式典
伊那ローターアクトクラブ(平澤亜矢会長、9人)は9日夕、創立25周年記念式典を箕輪町の伊那プリンスホテルで開いた。県内外のクラブ会員や関係者ら約60人が出席し、節目を祝った。
平澤会長はあいさつで、活動経過を振り返り「さまざま活動を通して、喜びや感動を分かち合い、学び、人として成長していくクラブ。今後、発展し継続していけるよう頑張りたい」と述べた。
記念事業は、9月に伊那市富県の児童養護施設「たかずやの里」で奉仕活動をするほか、ジャパン聴導犬協会への協力など。会員の増員にも力を入れ、発足当時の半数の20人を目指す。
ローターアクトクラブは、地域の人材育成を目的に18歳から30歳までの若者をメンバーに奉仕活動を中心に活動を展開。企業経営者らでつくるボラティア団体「国際ロータリー」がスポンサーを務める。
世界156カ国約17万人、国内425クラブ約5600人規模で、県内では7クラブ約90人が活動を繰り広げている。伊那クラブは80年6月に県内では3番目に発足。道路や河川清掃などをして、地域に貢献してきた。 -
三峰総が南大東島児童にパンフレット寄贈
沖縄県南大東島と伊那市民との交流の動きが広がっている。国土交通省三峰川総合開発工事事務所(榎村康史所長)は5日、島民を伊那祭りに招く実行委員会(小林史麿代表)の要請に応えて、南大東島の小中学生(4年生以上)に同事務所発行のパンフレット「はじめての三峰川探検」を145冊寄贈した。
パンフレットは100頁カラーで、三峰川の歴史・自然・人の生活などが分かりやすく解説されている。実行委員会に参加した矢島信之さん(伊那市美篶在住)や丸山宏一さん(高遠町西高遠在住)らが、「渓流を見たことのない島民に伊那に来てもらうのだから、日本を代表する渓流・三峰川のことを知ってもらわなければ」と、三峰総などに働きかけた。
パンフレット寄贈のほかにも、8月初めの伊那谷訪問時に、美和ダムや周辺施設の見学も受け入れることになった。
榎村所長は「川を見たことがない島の人に、三峰川の自然の豊かさ、水の美しさを見てほしい」と話した。
伊那市内の大手製造会社に勤めた経験のある男性が島で作る青パパイアが縁で広がった交流。8月の伊那まつりにあわせて南大東村助役の仲田建匠さんを団長に38人の訪問団が伊那谷を訪れる。5日には伊那市教育委員会共催の島唄コンサートが開かれるほか、6日の伊那踊り、7日の遊ingゾーンなどでも物産販売や島唄披露が行われる予定。
既に伊那西小が同島小学校に交流のための手紙などを送っているほか、通り町商店街や伊那節の愛好者の中からも、交流を求める動きが始まっている。
詳しくは同実行委員会(TEL74‐5351グリーンファーム・小林、72‐2650井地)まで。 -
伊那西高校・伊那弥生ヶ丘高校文化祭
伊那市の伊那西高校と伊那弥生ヶ丘高校は、今週から来週にかけて文化祭を開催し、9、10日に一般公開する。
今年で21回目となる伊那西高校の西高祭のテーマは「Heartbeat縲恁ニ風の中で縲怐v。
今年は、2日目のステージで、1年2組が沖縄の伝統芸能エイサーの一つで、「みんなでにぎやかにやろう」という意味がある「ヒヤルガヘイ」を踊るほか、1年6組がチアリーディングを披露する。
もともとおとなしいクラスだった6組は、チアの練習を通して自分を出せるようになり、授業中も声が出るようになってきたという。
そのほかにも、インターハイ4年連続出場の新体操部の模範演技があったり、「どうしてソースカツ丼が駒ケ根市の名物なのか」などを調べた社会クラブの展示などもある。
9日は午後1時縲恁゚後3時半、10日は午前9時半縲恁゚後3時。
伊那弥生ヶ丘高校の弥生祭は46回目。「弥生ってるよね2005」をテーマに、今年もクラス展示や屋台などが並ぶ。
今年は、本部企画「平和について考えよう」という取り組みがされている。平和とは何か窶狽lえた結果、「人への思いやりが大切なのでは」ということになった。
そこで今回、生徒809人一人ひとりの写真を撮影。その横に、それぞれが大切に思っている人に当てたメッセージを書き込んだ。それら全ては廊下に展示し、その近くには、来場者も思いを書き込める短冊を用意するという。
公開は9日が午前11時縲恁゚後4時。10日が午前10時縲恁゚後3時30分。 -
伊那中央病院七夕おやつバイキング
楽しみながら食事をすることで食欲を高めてもらおう窶狽ニ7日、伊那中央病院4階ラウンジで、七夕に合わせたおやつバイキングが行われた。4階東・西棟の、食事制限のない入院患者52人が、思い思いのデザートを楽しんだ。
これまでも、バイキング形式で食事を楽しんでもらうことはあったが、おやつは今回が初めて。病室からラウンジまで付き添いが必要な患者もおり、普段より多くの看護士が必要となるため、今回は子どもや妊婦の多い4階のみで行った。
デザートは、フルーツやケーキなど10種類の中から好きなものを選べるようになっており、出歩けない人にはワゴンサービスが行われた。
ラウンジに集まった患者らは、デザートを味わいながら、院内学級の子どもたちが作った紙芝居を見たり、七夕の歌を歌ったりして楽しんでいた。
今後はアンケートに基づき、取り組みの継続も検討していく。 -
伊那市でイラクの現状講演会
戦火にさらされ続けたイラクの現状を多くの人に知ってほしい窶狽ニ、湾岸戦争などで使用された劣化ウラン弾被害について語る「イラクの人たちは今…森住卓、西村陽子講演会」が8月20日、伊那市民会館で開かれる。
湾岸戦争で使用された劣化ウラン弾によってばら撒かれた放射能原子は、広島に落とされた原爆の1万4千倍から3万6千倍に及ぶという。放射能汚染された環境は、10年以上経過する現在も、白血病や奇形児出産、ガンなどの病気をもたらしている一方、不安定な情勢が続く国内は、慢性的な医薬品不足になっており、治療を受けられないまま死んでいく人も多い。
こうした惨状を撮り続けている報道写真家、森住さんの写真は、時には目を背けたくなるほどの衝撃的なものもあり、多くの人に戦争の残酷さを訴えている。
森住さんの活動に衝撃を受けた伊那市東春近の畑春彦さんら有志が今回の講演会を企画。森住さんの活動を通して、大人から子どもまで多くの人にイラクの実情を知ってもらい、戦争について考えてほしい窶狽ニ、参加を呼びかけている。
また当日は、湾岸戦争以降、イラクの小児病院に薬を届けている「アラブの子どもとなかよくする会」を通して病気に苦しむ子どもたちの支援を続けている長野県出身の西村さんも講演する。
講演会は午後2時から伊那市民会館である。前売り券は大人千円、中高生500円。(当日は大人1500円、中高生800円)。収益は「アラブの子どもとなかよくする会」に寄付する。
現在、講演会の運営を進めてくれる実行委員や、チケット・チラシを預かってくれる店なども募集している。
問い合わせはイラク講演会実行委員会(・ス090・7252・1100)畑さんへ。 -
スタンプラリークイズ抽選会
伊那市の「ローメンズクラブ」(伊藤和弌会長)は7日、伊那商工会館でスタンプラリークイズ抽選会を開いた。当選者35人が決まり、7月中旬までに食事券(8月31日まで有効)を郵送する。
6月の「ローメン月間」に合わせたクイズは、加盟する2店舗以上で食べた人が対象で、ローメンに使うめんの種類を当てるもの。34店舗に応募箱を置いたところ、上伊那をはじめ、東京都、兵庫県など老若男女を問わず520枚の応募があり、全員が「蒸しめん」で正解した。
正副会長、理事の5人が抽選し「蒸しめん賞」(食事券3千円分)5人、「マトン賞」(2千円分)10人、「キャベツ賞」(1千円)20人を決めた。
伊藤会長は「ローメンを食べて、暑い夏を乗り切って」とPRした。
蒸しめん賞は次の通り(敬称略)。
西村治子、清水敏明(以上西箕輪)赤羽由里子(美篶)宮下公彦(境)竹村千明(駒ケ根市) -
孫育て講座
伊那市は6日、乳幼児の子どもを持つ祖父母を対象にした孫育て講座を市役所で開いた。初回は祖父母ら23人が参加し、孫との上手な付き合い方を聞いた。
講師は、飯田児童相談所の小木曽計男さん。親・子の自立の難しさ、地域社会とのつながりの希薄化などに触れながら「子どもは一人ひとり違う。常識や価値観をいろいろな角度から見ることが大事な要素」と子育てに正解がないことを強調。乳幼児期の子どもと接するとき、こころの満足感を味わうことができる親子関係の和や、からだの基礎づくりなどの大切さを話した。
そのあと、市側から生活リズムや食事など子育て事情、子育てサークルの紹介もあった。
講座は4年目の取り組み。子どもを取り巻く環境が変化する中、孫との接し方などを学ぶ場として開いている。2回の日程で、次回(21日)は子どものおやつと歯の手入れなどを学ぶ。 -
就農10年、田畑と虫を見つめ続けて
伊那市西箕輪吹上 農業 瀧沢郁雄さん「見てください。マメシジミって小さな貝なんです。自分の田んぼで始めて見つけたんですよ」
伊那市西箕輪吹上。築100年にもなろうかという古い農家造りの家で、顕微鏡を差し出して語り始めた。身近にある素材を生かした「有機農法」を営むかたわら、水田や畑に集まる小動物の観察を続ける「ひと・むし・たんぼの会」のメンバーだ。
自身では1町2反(1万2000平方メートル)の畑で露地野菜をつくり、3反(3000平方メートル)の水田で米を作る。土地は基本的に借地。毎週1回約40人の顧客に野菜を詰めて発送する。顧客との間で結んだ栽培契約が収入源。顧客は、県内の茅野市から飯島町までの間に約3分の1、残りは名古屋・東京だという。
「10年やって、理解あるお客さんにも恵まれ、ようやく形が出来てきたという感じですかね。まだ独り者なので、なんとか、食べていかれるぐらいにはなって来ました」
「まだまだいろいろ悩んでいるんですよ」と言うが、水田を増やし、家畜を何頭か飼育して、その糞尿を肥料に利用する「有畜複合経営」に踏み出すことが当面の目標だ。ともに働き暮らす、パートナーを見つけることも。
茨城県ひたちなか市出身。信大農学部森林科学科を卒業後、1年間、埼玉県小川町の農家に住み込みで有機農法を修行した。どこで就農するか迷ったが、信大卒で同じような志向を持つ先輩農家が多い伊那を選んだ。
「大学を出る頃には社会的にいろいろな問題があり、会社員は会社の利益のためにはなんでもしなければならないし、する存在に思えた。そういうのは嫌だったんですよ」とふり返る。
農業に強く惹かれたのは、修業先の農家で最初にキャベツを育てた時。水やりや換気など、「人には億劫だ思われることが、自分はキャベツの命のために働けて楽しいと感じている」と気付いた時だったという。
当然のように、就農してからも田畑の虫や小動物の命を大切にしてきた。農薬は極力使わず、生態系の豊かな田畑を作ることをめざした。田で見つけた蝶を写真に取り、畑で目にしたヘビのことを文章にして、顧客に送る通信にまとめてきた。
その甲斐あってか、04年から自身の水田にイトミミズが大量発生。イトミミズは土を食べ糞として排泄するが、その糞が大量に堆積して雑草の芽を覆い尽くし、除草剤は何も蒔いていないのに、雑草1つ生えていない田んぼになっているのだという。
「生き物を大切にすれば、いつか報われることがあるというのはこういうことを言うんでしょうかね」という瀧沢さん。「本当は晴耕雨読の生活したかったんですけど、そうはいきませんよね」-笑って、雨の田んぼに出ていった。※瀧沢さんが参加する「ひと・むし・たんぼの会」の企画展は伊那市立図書館で14日まで開催中 -
西春近表木の男性死体の身元が判明
4日、伊那市西春近表木の農道脇で近くの女性が発見した男性の死体について、伊那署は6日までの捜査で、市内の無職の男性(30)と判明した。
身元は、新聞記事を見た家族から「帰宅しない息子ではないか」と警察への連絡があり、身体の特徴などから断定した。
伊那署では、検死の結果などから、自殺とみて捜査を継続している。