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馬の背ヒュッテ 29日営業再開
令和2年から休業していた南アルプス仙丈ヶ岳にある山小屋「馬の背ヒュッテ」の営業が29日から再開します。
26日の伊那市定例記者会見で白鳥孝市長が説明しました。
馬の背ヒュッテは民間所有の山小屋で、新型コロナの影響で令和2年から休業していました。
伊那市では今年度馬の背ヒュッテを7,500万円で購入し、市の直営で営業を再開します。
期間は29日から10月10日までで、利用料金は1泊2食付き12,000円から、定員は45人で完全予約制です。
伊那市によると、今シーズンは登山客が多く他の山小屋は宿泊予約が困難で、再開の要望が多く寄せられていたということです。
伊那市は子どもの福祉医療費給付金制度を8月1日の診療から拡充します。
今回の拡充では、これまで対象外だった高校生の通院が対象となります。
また、中学生の通院・入院時と高校生の入院時にこれまで1医療機関で1か月あたり500円の支払いが必要だった窓口負担も無料となります。
これにより高校生までの子どもの医療費が無料化されます。
1万円で1万3,000円分の買い物ができるプレミアム商品券「いな・ほっと券」の第4弾の申し込みが始まりました。
発行総額はおよそ18億円です。
購入冊数は1人8冊までで、申し込みが発行冊数を超える場合は、全員が購入できるよう冊数の調整を行います。
申し込みの期間は8月12日までで、9月1日から販売されます。
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伊那北高校IH壮行会
伊那市の伊那北高校で、インターハイや全国大会に出場する生徒の壮行会が、22日に学校で開かれました。
22日は、全国大会に出場する生徒が集まり、壮行会が開かれました。
伊那北高校では、インターハイに、陸上に女子2人・男子ソフトテニス2人・フェンシングに男女合わせて6人が出場します。
全国大会には、弦楽部4人・囲碁部4人・将棋部3人・美術部1人が出場します。
このうち、インターハイ長野県大会のやり投げで、北信越高校新記録を出した倉田紗優加さんは「インターハイの1投目で日本高校記録を更新して優勝を目指したい」と話しました。
壮行会では、応援委員会からの激励もありました。
埋橋浩校長は「それぞれの舞台で、最高のパフォーマンスが出来る事を願っています」と話していました。
インターハイは7月23日から四国の4県で始まっています。
文化系クラブは、7月31日から東京で行われる全国高校総合文化祭などに出場します。 -
伊那市と第一生命保険㈱ 包括連携協定締結
伊那市は、、東京都に本社を置く第一生命保険株式会社と地域課題の解決などに関する包括連携協定を、20日に締結しました。
この日は、市役所で締結式が行われ、白鳥孝市長と、第一生命保険松本支社の小俣哲也支社長が協定書を取り交わしました。
協定は、カレー大作戦への協力や、認知症見守りネットワークの登録など、福祉や防犯、防災など6項目について連携して取り組むものです。
白鳥市長は「新しい課題に対処し、市民のみなさんが安心して暮らせる地域づくりをしていきます」と話していました。
小俣支社長は「様々な分野で連携し、伊那市の発展のために全力で取り組みたいです」と話していました。
協定にあたり、第一生命保険は、伊那市に災害時に避難所などで活用するテント5つと、企業版ふるさと納税50万円を贈りました。
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伊那市中央の洋画家 奥村憲さんの個展
伊那市中央の洋画家奥村憲さんの個展が、坂下のアートギャラリーミヤマで開かれています。
会場には、奥村さんが絵を描き始めたころの初期のものから近作まで、45点が展示されています。
現在80歳の奥村さんは、22歳の時にサラリーマンとして会社勤めをしながら絵を描き始めました。
現在市内で水彩画やパステル画などの教室で講師を務めています。
今回の個展は、80歳の節目を迎え、これまでどのような作品を手掛けてきたか見てもらおうと開いたものです。
こちらは、今回出品した最も古い作品で、絵をはじめて4年ほどたったころの作品です。
この頃は、当時師事していた画家の影響を受けていましたが、次第に自分らしさを表現できるようになっていったと話いうことです。
この作品は、クルミの皮を発酵させてできた液体を使って描いた作品で、自然な色合いが楽しめるということです。
奥村さんの個展は、31日(日)まで開かれています。 -
西春近公民館 夏休みの子ども対象にてらこや塾
休み中の子どもたちが課題学習や様々な体験を行うてらこや塾が伊那市の西春近公民館で25日から始まりました。
西春近公民館のてらこや塾には、西春近北小と南小の児童およそ40人が参加しました。
午後は体験授業が行われ、野菜をスタンプがわりに作品を作りました。
ピーマンやレンコン、ジャガイモ、ニンジンなどを使い、輪切りにした断面や側面に絵の具で色を塗り画用紙に押していました。
講師を務めた伊那市地域おこし協力隊の隈本由夏さんは、「みんながおいしい野菜やお米を食べられるのは、南アルプスや中央アルプスの恩恵を受けているからです」と話していました。
午前中は、夏休みの宿題をそれぞれで進めていました。
伊那西高校の生徒6人と、小学校の元教員2人が、分からないところを教えていました。
午後はスポーツも楽しみました。
西春近公民館のてらこや塾は、27日まで開かれ、引き続き課題学習を進める他、映画鑑賞や工作を行うということです。
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伊那市三峰川総合開発事業対策協議会
三峰川総合開発事業について協議する会議が、伊那市役所で21日に、開かれました。
伊那市三峰川総合開発事業対策協議会には、会長の白鳥孝伊那市長をはじめ委員ら16人が参加しました。
協議会では、国土交通省天竜川上流河川事務所や三峰川総合開発工事事務所の職員が事業について説明しました。
職員は、気候変動による降雨量の増加を考慮した河川整備の見直しや、去年3月に完成した、美和ダムのストックヤードの試験運用について報告していました。
ストックヤードとは、美和ダムの土砂を一時的にためる施設です。
大雨時に水の勢いを利用して土砂バイパストンネルに泥や砂を流します。
去年7月に行われた試験運用では、ストックヤードにたまっていた、1万5千立方メートルの土砂が全て排出されたということです。
白鳥会長は「住民が安心して住めるように、三峰川に戸草ダムを建設するよう、関係機関に働きかけていきたい」と話していました。
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伊那北ベスト4進出ならず
夏の全国高校野球選手権長野大会、伊那市の伊那北高校は24日の準々決勝で東京都市大塩尻と対戦し0対3で敗れ、ベスト4進出はなりませんでした。
24日は長野市の長野オリンピックスタジアムで準々決勝が行われました。
伊那北は20日に行われた試合で10年ぶりのベスト8進出を決めています。
3回表に1点を先制された伊那北は4回表に戸田がファインプレーを魅せます。
4回ウラにランナー2塁3塁としますがチャンスを生かせず得点することができません。
7回表の守備ではキャッチャーの酒井がファインプレーでチームを盛り上げます。
しかし、伊那北はその後もピッチャーを打ち崩せず4安打に抑えられ、0対3で敗れました。
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上伊那174人を含む県内1,626人の新型コロナ感染確認
長野県内で23日新たに、上伊那地域の174人を含む1,626人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。
上伊那と県内の感染者数は、共に過去最多を更新しました。
県、長野市、松本市の発表によりますと、感染が確認されたのは、伊那保健所管内は174人で、
伊那市で50人、箕輪町で23人、南箕輪村で12人、駒ヶ根市で56人、辰野町で18人
飯島町で5人、中川村で2人、宮田村で8人、
佐久保健所管内で236人、上田保健所管内で186人、飯田保健所管内で126人、
長野保健所管内で124人、諏訪保健所管内で121人、松本保健所管内で79人、
北信保健所管内で30人、大町保健所管内で28人木曽保健所管内で19人
県外15人、長野市332人、松本市156人の合わせて1,626人です。
午後4時現在、県内で感染が確認されたのは92,113人で入院は163人、死亡は206人です。
また県は、木曽圏域の県独自の感染警戒レベルを3に、北アルプス圏域の感染警戒レベルを4に引き上げました。
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寒ざらしそば提供始まる
土用の丑には鰻ではなくそばを食べようと寒ざらしそばの提供が23日から始まりました。
伊那市の高遠町内の7店舗のそば店では、江戸時代、高遠藩から将軍家に献上されていたとされる寒ざらしそばの提供が始まりました。
このうち華留運では、昼時になると訪れた人たちが寒ざらしそばを注文し味わっていました。
高遠そば組合では今年、土用の丑の日に、伊那では寒ざらしそばを食べる新しい風習を根付かせようと23日から提供を始めました。
寒ざらしそばは、そばの実を小寒から立春まで川に浸し、寒風にさらして乾かすものです。
それにより甘みが増し、保存性が高まるということです。
今年は、江戸時代に高遠藩が将軍家に寒ざらしそばを献上し始めてから300年になります。
華留運では、23日20食を用意し、昼の12時には完売となりました。
寒ざらしそばの提供は壱刻・ますや・華留運・紅さくら・七めん亭・紅葉軒・きし野の高遠町内7店舗で行われています。
各店舗150食限定で、価格は全店共通1人前1200円です。 -
土用の丑 大忙し
23日は、土用の丑の日です。
伊那市上新田で川魚や珍味を販売している「つかはら」では、鰻の注文の対応に追われていました。
食欲をそそる香ばしい匂いが漂う厨房では、3代目店主の塚原慎也さんが鰻の蒲焼を焼いていました。
つかはらでは静岡産の鰻をつかい70年ほど前からつぎ足して使っている秘伝のタレをつけパックに詰めていました。
午前中から電話がひっきりなしに鳴り、650人分用意したという23日の予約分は午前11時で終わりました。
今朝は6時から仕込みを始めたということです。
物価高の影響もあり、値段は去年より300円値上げし1人前2300円で販売しています。
つかはらには、24日もすでに100人分の予約が入っているということです。
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小出城跡 ヤマユリが見頃
伊那市西春近の小出城跡のヤマユリが見頃を迎えています。
小出城跡には、およそ50株のヤマユリが植えられていて、現在見頃を迎えています。
小出一区区長の森川裕司さんによりますと、去年荒地だったこの場所を整備した際、ヤマユリが植えられているのを見つけ、管理を始めたということです。
小出一区では、今後地元の保育園や小学校の子供たちが遊べる場所として整備を進めていくということです。
ヤマユリは、あと2週間ほど楽しめるということです。
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山の日に合わせ 山盛りフェス開催
8月11日の山の日に合わせ、伊那飲食店組合が特別メニューを提供する、山盛りフェスが、7月24日から始まります。
21日は、伊那飲食店組合が山盛りフェスについて説明しました。
このイベントは、客に楽しんでもらい、伊那市を盛り上げようと、伊那飲食店組合が企画したものです。
今年は、伊那市と南箕輪村の16店舗が参加します。
テイクアウトが可能の店もあります。
このうち、GOTOCHIでは期間中、マウンテンパスタを提供します。
客の好みに合わせて、6人前のパスタを提供するということです。
値段は税込みで1500円です。
しらかばでは、24日と8月11日に、ミックスマウンテンかつ丼を提供します。
チキン・豚ロース・豚ヒレの3種類のカツが乗っていて、ご飯は380グラム、カツは450グラムです。
値段は税込み1650円です。
7月24日は信州山の日にあたり、山盛りフェスは、24日から8月11日までの期間で行われます。
また、食材の高騰や、役員の改正により、山盛りフェスは今年で一区切りをつけるということです。
参加店舗については、このPOPが目印となっています。
提供日は店舗により異なります。 -
長谷小学校で1学期終業式
伊那市長谷の長谷小学校で22日、1学期の終業式が行われ、子どもたちは23日から夏休みを迎えます。
22日は、伊那市・箕輪町・南箕輪村の小中学校合わせて9校で1学期の終業式が行われました。
長谷小学校では、全校児童53人が体育館に集まり、代表の児童5人が1学期の思い出や頑張ったことを発表しました。
児童は「漢字を丁寧に書くことができました」「1学期はとても暑くて大変でした。2学期は音楽会があるので楽しみです」などと話していました。
塩澤秀彦校長は「家の手伝いをしたり、勉強や運動をして自分を成長させる夏休みにしてください」と児童たちに呼び掛けていました。
終業式では最後に校歌を斉唱しました。
式が終わると5年生の教室では、担任から通知表が児童に手渡されました。
長谷小学校の夏休みは来月18日までの27日間です。
上伊那の小中学校の終業式は、25日26日がピークとなっています。
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伊那市と東京都三宅村が親善交流締結
伊那市は、旧高遠町時代に友好町村盟約を締結した東京都三宅村と、盟約50周年を記念して、21日、あらたに親善交流を締結しました。
この日は市役所で親善交流締結の調印式が行われました。
白鳥孝市長と、東京都三宅村の櫻田 昭正村長が、親善交流書に署名しました。
調印式には、三宅村から、櫻田村長のほか、三宅村議会、友好交流協会など20人ほどが出席しました。
伊那市と東京都三宅村は、1970年 昭和45年、旧高遠町時代に友好町村盟約を締結しました。
締結50周年を迎えた2020年に記念式典を予定していましたが、新型コロナの影響で延期となっていました。
高遠北小学校に三宅小学校の子どもたちが訪れるなど、毎年交流が行われていて、親善交流締結後も、こうした交流を続けていくということです。
なお、今回の締結を記念して、三宅村の花、ガクアジサイの一種「タマアジサイ」が伊那市に贈られ、市役所正面玄関前に植樹されました。
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みなまつり 8月6日実施へ
伊那商工会議所青年部などは、中止となった今年の伊那まつりの代替イベント「みなまつり」の概要について、20日発表しました。
20日は、みなまつりを共催するみはらしファーム、伊那ローメンズクラブ、伊那商工会議所青年部、伊那青年会議所、菓匠Shimizuが事務局をつとめるNPO法人の5団体の関係者が、伊那市役所で会見を開きました。
みなまつりは、8月6日に伊那市内で行われる計画です。
新型コロナ対策として分散型のイベントとなっていて、昼の部は伊那市駅前ロータリーやいなっせ北側広場、みはらしファームなど、市内5か所で様々なイベントが行われる計画です。
また、夜の部は午後8時から、市内8か所で、花火の打ち上げを行うという事です。
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女子ソフトボールの戸田中央メディックス埼玉が市長を表敬訪問
伊那市で夏合宿を行っている、日本女子ソフトボールニトリJDリーグに加盟する戸田中央メディックス埼玉の監督らが21日に伊那市の白鳥孝市長を表敬訪問しました。
21日は、戸田中央メディックス埼玉の福田五志監督と宮下雅志コーチのほか、選手4人が伊那市役所を訪れました。
チームは7月18日から伊那市で夏合宿を行なっています。
宮下コーチは伊那市御園の出身で、現役時代は男子ソフトボールチームのKOAに所属し、ピッチャーとして活躍しました。
今年度から宮下コーチが就任したことが縁で伊那市で合宿を行うことになりました。
伊那スタジアムと富士塚スポーツ公園運動場を使用して、秋のリーグ戦に向けてバッティングを中心に練習を行っていくということです。
合宿は7月26日まで行われ、7月23日には伊那スタジアムで同じリーグに加盟するデンソーブライトペガサスと練習試合を行うということです。
また10月には伊那市でリーグ戦も行われる予定です。
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伊那北高校が10年ぶりのベスト8進出
夏の全国高校野球選手権長野大会、伊那市の伊那北高校は20日に4回戦で長野俊英に勝ちベスト8進出を決めました。
伊那北高校のベスト8進出は2012年以来10年ぶりとなります。
20日は諏訪市のしんきん諏訪湖スタジアムで4回戦が行われました。
初回に2点を先制された伊那北は、3回裏1アウト2塁の場面で2番小松のタイムリーヒットで1点を返します。
2回以降好投を続けてきた先発の大野が6回に長野俊英打線につかまります。
この回2度のスクイズで2点を追加されリードを3点に広げられます。
6回裏ヒットなどで2アウト満塁として、1番戸田がタイムリーヒットを放ち2人がかえり1点差とします。
7回裏には4番大野のセンター前ヒットで同点とします。
勢いに乗る伊那北は8回裏に2番小松の3ベースで2点を勝ち越し、さらに3番埋橋の左中間へのヒットで1点を追加し7対4とします。
7回からマウンドにあがった松崎が長野俊英打線を抑えて7対4でベスト8進出を決めました。
準々決勝は東京都市大学塩尻と24日に長野オリンピックスタジアムで対戦します。
試合の模様は24日夜に122chで録画放送します。
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AIが移住ライフプランを提案
年々増加する移住相談に対応しようと、伊那市は人工知能AIの会話型システム「チャットボット」を活用し、移住希望者それぞれにあった伊那でのライフスタイルを提案するサービスの提供を20日から始めました。
20日は、伊那市役所で記者会見が開かれ伊那市とシステムを開発した沖電気工業株式会社の担当者が説明を行いました。
チャットボットとは、ユーザーが入力するテキストに対応してAIが自動的に回答する会話型システムです。
今回のチャットボットを活用した「INA LIFE DESIGN RECOMMENDED」のサービスは、伊那市公式ホームページと公式ラインで利用できます。
用意された6つの質問に答えると、「暮らし」や「住まい」「仕事」「教育」についてそれぞれに合ったライフプランが表示されます。
質問のうち、移住したら「どんな事をしたいか」「どんな家に住みたいか」などは自由入力となっています。
入力した単語に応じて沖電気が開発したAIがおすすめのライフプランを提案するという事です。
チャットボットを活用する事で、時間や場所にこだわらず、手軽に情報にアクセスできます。
伊那市と沖電気は、包括連携協定を結んでいて、新産業技術を用いた地域課題解決に取り組んでいます。
伊那市では、今回のサービス提供により、多岐にわたる移住相談への対応強化を図っていきたいとしています。
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伊那西高校キャリアフェス
伊那市の伊那西高校は、地元の企業から話を聞くキャリアフェスを12日開きました。
キャリアフェスには、上伊那を中心に製造業やサービス業など、33の企業や団体がブースを出展し、生徒たちに仕事の内容などを紹介しました。
このうち、株式会社ニシザワのブースでは、伊那西高校を卒業した社員が「様々な仕事を任せてもらえるよう頑張っている」などと話していました。
また今回は初めてキャリアコンサルタントによる相談ブースも設けられ、生徒たちにアドバイスを送っていました。
キャリアフェスは、上伊那の産学官の団体で作る上伊那郷土愛プロジェクトの協力で伊那西高校が開いたものです。
これまでは就職希望の生徒のみでしたが、今回から進学希望も含む全校生徒約400人が参加しました。
県外に進学した女性のUターン率向上につなげる狙いもあります。
伊那西高校では、今年度の卒業予定者130人のうち、就職希望は15人で、減少傾向だということです。
伊那西高校では「地元の企業を知ってもらい、上伊那での就職を考えるきっかけにしてほしい」と話していました。
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介護・認知症予防の音楽レクリエーション
介護・認知症予防の音楽レクリエーションが17日に、伊那市のきたっせで、行われました。
伊那市在住の歌手で音楽療法士の春日くに子さんを講師に招き、音楽レクリエーションが行われました。
参加者たちは音楽に合わせながら、見本の振り付けを真似していました。
春日さんによると、歌いながら踊ることにより脳が活性化され、認知症予防に繋がるということです。
また、歌うことで口腔ケアもできるということです。
春日さんは「元気に楽しく認知症予防をしてほしい」と話していました。
この音楽レクリエーションは、山寺区が開いたもので、山寺区在住のおよそ50人が参加し、歌に合わせて楽しんでいました。
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ホテル駐車場に限定の特設ビアガーデン
伊那市のFINE DAYS HOTELの駐車場に2日間限定の、特設ビアガーデンが登場しました。
18日は、祝日だったこともあり、多くの客が訪れていました。
JR伊那北駅近くのFINE DAYS HOTEL駐車場にビアガーデンが作られ、おとずれた客は、外での酒や料理を楽しんでいました。
このビアガーデンは、FINE DAYS HOTELが、伊那市の夏を盛り上げようと開きました。
市街地の店に声をかけ、18日は3店舗がキッチンカーで出店しました。
隣にある伊那北公園でも食事をすることができ、密を避けて営業をしていました。
FINE DAYS HOTELでは「伊那市にビアガーデンが少ないので、ここに来て楽しんでもらいたい」と話していました。
ビアガーデンの次の営業は、今月31日の午前11時から午後7時までです。 -
芝平山絵図の虫干し
伊那市の無形民俗文化財に指定されている「芝平山の絵図」の虫干しが伊那市高遠町の北原生活改善センターで17日、行われました。
17日は、高遠の芝平、御堂垣外、荒町、北原、栗田、四日市場の区長や総代らが集まり虫干しを行いました。
芝平山絵図は、今から314年前、江戸時代中期の1708年に作られたものです。
当時、高遠側の6つの村と諏訪側の12の村で山の所有権を巡る争いがありました。
絵図は、その争いを収めるために幕府が境界を決めて双方に渡したものです。
17日は、高遠町歴史博物館学芸員の福澤浩之さんが絵図について解説しました。
境界の部分には、黒い線が引かれ判が押されています。
藤沢地区の子どもたちも見学に訪れ、貴重な絵図を興味深げに見ていました。
絵図の虫干しは年に1回、7月15日前後の休日に高遠の6地区が持ち回りで行っていて、今年は、北原が担当しました。
来年は、栗田が担当するということです。
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諏訪形区御柱祭 引き口の穴あけ
7年目に1度行われる伊那市西春近諏訪形の御柱祭で、柱を引くときの縄を入れるための穴をあける、引き口の穴あけが17日に、行われました。
17日は、諏訪形区諏訪神社御柱実行委員会の斧入れ班のメンバー11人が集まり、引き口の穴あけが行われました。
一の柱に、チェーンソーで両側に穴をあけ、縄が通るように削っていきます。
1時間ほどで、両側の穴が貫通しました。
里曳きの際にこの穴に縄を通し、柱を引いていきます。
見学に来た子ども達も、穴が空いた柱に触りながら楽しんでいました。
17日は、一の柱から四の柱に引き口の穴あけが行われました。
9月4日に山出し、10月1日に里曳きが行われ、御柱が諏訪神社に建てられます。
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高遠町板山 上社小宮御柱祭へメドデコ材提供
諏訪大社上社の小宮の御柱祭で、御柱に取り付けるメドデコとして使用するナラの木の切り出しが、伊那市高遠町板山の山林できょう、行われました。
16日は諏訪市の御頭御射宮司社の氏子14人が板山を訪れ、板山生産森林組合が管理する山林でナラの木の伐採が行われました。
上社の御柱はV字に取り付ける飾り「メドデコ」が特徴です。
板山の出身者が諏訪市に嫁いだ事が縁となり、前回の2016年の御柱祭で初めて木の提供が行われ、今回は2回目です。
伐採を前に神事が行われ、塩と酒で木を清めた後、斧入れが行われました。
神事を終えると、チェンソーで2本を切り倒し、坂を落として運び出しました。
ナラの木は、二つに切られ、御柱の前メドと後メドとなります。
諏訪大社上社の小宮「御頭御射宮司社」の御柱祭の里曳きは、9月4日に予定されていて、板山の住民も招待されるということです。
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上伊那60人含む815人新型コロナ感染確認
長野県内で16日、新たに上伊那地域の60人を含む815人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。
県内の新規感染者数が800人台となるのは4月16日以来です。
県、長野市、松本市の発表によりますと、感染が確認されたのは、伊那保健所管内は60人で、伊那市で20人、箕輪町で9人、南箕輪村で13人、駒ヶ根市で11人、辰野町と中川村でそれぞれ2人、宮田村で3人、上田保健所管内で100人、佐久保健所管内で92人、松本保健所管内で85人、長野保健所管内で66人、飯田保健所管内で64人、諏訪保健所管内で45人、北信保健所管内で30人、木曽と大町保健所管内でそれぞれ4人、県外6人、長野市159人、松本市100人の合わせて815人です。
午後4時現在、県内で感染が確認されたのは84,026人で入院は78人、死亡は206人です。
また県は伊那保健所管内の2つの小学校であわせて教職員1人と児童17人が感染する集団的な発生が疑われる事例があったと発表しました。 -
伊那市広報番組 手話通訳
伊那市は、広報番組「い~なチャンネル」の福祉サービスを紹介するコーナーで、聴覚障害の人に内容が伝わるよう手話通訳を入れた放送を始めました。
伊那市の福祉サービスをシリーズで紹介するコーナーで手話通訳を初めて取り入れました。
伊那市では、コロナの感染拡大防止のためマスクを着用して出演することも増え、聴覚障害がある人への情報発信が課題となっていました。
社会福祉課で、情報を必要としている人に、内容が伝わるよう手話通訳を入れてはどうかという提案がきっかけとなりました。
番組の手話通訳を担当しているのは、社会福祉課の行田千草さんです。
行田さんは、20年ほど前から手話通訳者の活動をしていて、講演会や動画投稿サイト、YouTubeで公開している市長の定例記者会見でも手話通訳をしています。
伊那市では今後、この他のコーナーについては画面の文字の大きさやイラストなどで工夫をし、情報を伝える相手を幅広く意識した広報に努めていきたいとしています。
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全自動運転ロボットトラクターの実演会
GPSよりも精度の高い高精度測位サービスRTKを活用した全自動運転が行えるロボットトラクターのデモンストレーションが14日に伊那市西箕輪のJA菜園の圃場で行われました。
リモコンのスイッチを入れると、ロボットトラクターが全自動で動き出し畑を耕しました。
トラクターには誰も乗車していません。
トラクターのデモンストレーションはヤンマーアグリジャパン株式会社が行いました。
このトラクターはRTKシステムを導入しています。
RTKとは、地上の基地局の位置情報を活用するもので、GPSよりも高精度な測位を可能とする技術です。
RTKを活用することにより、GPSを使った時には30センチほどあった誤差が3センチほどになるということです。
このトラクターは113馬力で、最高速度10キロの自動走行を行えるということです。
前と後ろにカメラとセンサーを搭載していて、ほぼ360度を感知することができ、安全装置により停止します。
この実演会は、JA上伊那がスマート農業に先進的に取り組み技術普及を推進していることから、多くの人に技術を知ってもらおうとヤンマーに会場を提供したということです。
14日は他に最新機種のトラクターなどの実演も行われました。
この規模の実演会を開くのは上伊那では初めてで、会場にはのべ150人ほどが訪れたということです。
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JICA海外協力隊の板山さんが出発報告
中米の国、グアテマラへJICAの海外協力隊として派遣される板山浩巳さんが14日に伊那市の伊藤徹副市長に出発のあいさつをしました。
板山さんは伊那市富県出身の45歳で、須坂東高校で数学教諭です。
派遣先のグアテマラでは教育事務所に配属され、学校教育の改善と学力向上に取り組むということです。
板山さんは6年前フィリピンのセブ島へ語学留学をした時に経済的な理由で学校に通えない子供たちと接したことがきかっけとなりJICAに応募したということです。
JICAでは現在、世界43か国に369人の隊員を派遣しています。
その内、県内出身者は13人いるということです。
板山さんの任期は2024年3月21日までで、26日に出国します。
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地域まるごと活性イベント
ヨガ体験やフラワーアレンジメントが楽しめる「地域まるごと活性イベント」が伊那市の防災コミュニティセンターで9日に行われました。
ヨガ体験ができるヨガマルシェでは5人の講師が話をしました。
ヨガの講座にはおよそ10人が参加しました。
参加者は講師からゆっくりと体を伸ばすようにアドバイスを受けていました。
ほかにフラワーアレンジメント講座も開かれ、親子で楽しむ姿も見られました。
イベントは伊那市総合型地域スポーツクラブが開いたもので、伊那市などからおよそ90人が参加しました。
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三宅小児童と高遠北小児童が交流
伊那市と東京都三宅村は、旧高遠町時代に友好町村盟約を結び2020年で50周年を迎えました。
12日は三宅小学校の5年生が高遠北小学校を訪れ、これからも交流が続くことを願い短冊に願い事を書きました。
12日は東京都三宅村の三宅小学校の5年生11人が、高遠北小学校の5年生7人と交流しました。
児童たちは、今後も交流が続くことを願って短冊に願い事を書きました。
旧高遠町と三宅村は、1970年に友好町村盟約を締結しました。
江戸時代、大奥の女中だった江島と歌舞伎役者の生島新五郎の悲恋「絵島生島事件」で、絵島は高遠に、生島は三宅島に流されたことが縁となりました。
今日は、高遠北小の全校児童が参加して歓迎の会も開かれました。
三宅小と高遠北小の交流は1995年から始まり、三宅小の5年生が夏に高遠を訪れています。
高遠北小の中山貴史校長は「高遠で楽しい体験をして素敵な思い出を作ってください」と話していました。
三宅小の児童は、三宅村に伝わる太鼓を披露しました。
一行は、13日高遠町内でウォークラリーを行い、14日に帰る予定です。
なお、2020年に盟約を結び50年を迎えたこともあり、伊那市と三宅村は、今月21日に新たに「親善交流」を締結する予定です。
今回書いた短冊は会場に飾られる予定です。