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伊那市で最大瞬間風速19.1m
26日の伊那地域は日中雨模様となり風が強まりました。
長野地方気象台によりますと、伊那市では、午前10時16分に最大瞬間風速19.1mを観測しました。
27日は天気は回復するということです。
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地域活性化で伊那市高遠町の古民家を改修
古民家を改修し、地域活性化を図るイベント古民家再生プロジェクトが伊那市高遠町で26日に行われました。
プロジェクトでは伊那市高遠町山室にある古民家を改修します。
地域内外からおよそ20人が参加しました。
古民家再生プロジェクトは2021年12月に全国から地域活性化のアイデアを募集するイベント「農村インポッシブル」の中で出たものです。
この古民家は20年ほど前に東京から移住してきた盛尚貴さんが2年前から借りています。
改修では囲炉裏のあった部屋に地元産の木材を使って、ピアノが置ける部屋にしていきます。
今後はほかの部屋も改修して、コーヒーの提供や宿泊もできるようにしていくということです。
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高遠が誇るお寺の文化財
伊那市の高遠町歴史博物館の特別展「高遠が誇るお寺の文化財」が開かれています。
高遠にある寺の文化財の価値を改めて見直し、地域の歴史文化の理解を深めてもらおうと企画しました。
特別展は、高遠町にある7つの寺と伊那市荒井の寺から寄託されたり借り受けた文化財およそ70点を展示しています。
普段は一般の目に触れる機会が少ない古文書や絵図、仏像などが並んでいます。
高遠町歴史博物館の特別展「高遠が誇るお寺の文化財」は、6月19日まで開かれています。
展示されている文化財は1か月ごとに入れ替えをしていくということです。
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端材などを使って日用品製作
伊那市上牧の小林今朝幸さんは、不要になったアルミ缶や端材などを使って日用品づくりに励んでいます。
小林今朝幸さん75歳です。
定年退職する前は建設関係の仕事をしていました。
働いていた頃から趣味で、不要になったものを活用して日用品の製作に取り組んでいます。
自宅の駐車場には、最近作り始めたかかしが置かれています。
アルミ缶を再利用して作った風車がいたるところに飾られています。
玄関には、小林さんが手作りした灯篭、傘立てが置かれています。
自ら出向いて地域の人から作り方を教えてもらったり、研究しながら日々、自宅の小屋で作業をしています。
小林さんは、「普段使えるものをこれからも作っていきたい」と話していました。
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春富中の生徒が通学路の安全対策
通学路の現状や課題などについて考える報告会が、5日オンラインで開かれ、伊那市の春富中学校の生徒が安全対策について発表しました。
報告会は、伊那市と道路舗装を手掛ける東京都の大成ロテック㈱の包括連携協定に基づく取り組みの一環で行われたものです。
伊那市と大成ロテックは、通学路を利用する中学生、自らが危険箇所を抽出し、その改善策を考え提案するためのシステム構築に取り組んでいます。
報告会では、伊那市の春富中学校の1年生が参加し通学路の課題などについて報告しました。
1年1組の生徒は、通学路となっている西春近北小学校近くの坂で日中と夜撮影した動画を紹介しました。
生徒は、「日当たりが悪く夜は真っ暗になり倒れそうな木が多くある。通学路なのかと思うポイントがいくつもある」と報告しました。
改善策としてガードレールの設置や木の伐採、LEDの街灯に変えることなどを提案していました。
オンラインで参加した国や県や市の担当者は「それぞれが連携し、すぐできることから取り組んでいきたい」と話していました。
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鳩吹公園わんぱく広場 複合遊具完成
伊那市横山の鳩吹公園わんぱく広場に児童用と幼児用の複合遊具2基が完成しました。
24日は完成式典が行われ、地元の小学生や市の関係者などおよそ15人が出席しました。
鳩吹公園の遊具は、以前は木製のもの2基が設置されていましたが、老朽化のため撤去し今回新たに児童向けと幼児向けの複合遊具2基を設置しました。
事業費はおよそ2700万円で、高さ7メートルの滑り台などで遊べるようになっています。
伊那市では、令和4年度中に、春日公園・伊那公園・三峰川榛原河川公園の複合遊具も更新していきたいとしています。
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伊那市公式HPをデザインを一新
伊那市は、公式ホームページのデザインを一新しました。
トップページは、高遠城址公園の桜や高遠の石仏など、市内の風景写真が大きく掲載されています。
総合トップページから、暮らし・行政、観光、移住の3つの入り口を設け、目的に合った内容のページに誘導します。
暮らし・行政では、随時更新されるSNSの情報が入手できるほか、市が取り組む特徴的な施策が視覚的にわかるように紹介されています。
また、移住定住のページでは、伊那市での暮らしの紹介や、移住者の声などが掲載されています。
ホームページの更新は、2015年以来となります。
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市長選2派 市議選27派が出席
任期満了に伴い4月17日告示、24日投開票で行われる伊那市長選挙、伊那市議会議員選挙の立候補届出手続等説明会が23日開かれ、市長選には現職と新人の2派が、市議選には定数21に対し候補者未定の1派を含む27派が出席しました。
23日は市役所で説明会が開かれ、出席者が伊那市選挙管理委員会などから注意事項や書類の取り扱いなどの説明を受けました。
市長選には表明順に無所属で新人の八木択真さんと無所属で現職の白鳥孝さんの2派が出席しました。
定数21の市議選には、現職14派、新人12派、擁立を模索する1派の合わせて27派が出席しました。
党派別では日本共産党3、公明党2、日本維新の会1、無所属20、未定1となっています。
市長選、市議選は4月11日、12日に立候補届出書類の事前審査が行われ、17日告示、24日投開票となっています。 -
企業版ふるさと納税で50万円寄付
上田市にある遊具の設計・施工を行う有限会社ワールドドリームは、企業版ふるさと納税制度を活用し伊那市に50万円を寄付しました。
3月22日は、栁澤章好社長が市役所を訪れ、目録を贈りました。
遊具の設計・施工を行っている(有)ワールドドリームは、県内各地の公園に遊具を設置しています。
企業版ふるさと納税は、地方自治体が行う地方創生に関する事業に対し寄付すると税額が控除される優遇制度です。
寄付された50万円は伊那市荒井のセントラルパークのステージ部分の改修事業に充てられました。
セントラルパークのステージは、ウッドデッキの老朽化のため撤去し、天然芝を敷設しました。
面積は126平方メートルで、ステージ改修事業196万円のうち、50万円分が今回の寄付で賄われました。
工事は現在終了していて、養生期間を経て6月頃から使用できるということです。
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伊那市人事異動 総数186人
伊那市は4月1日付けの人事異動を22日内示しました。
異動総数は186人の中規模で部長級への昇格は4人となっています。
総務部契約課長の埋橋進さんが総務部参事(危機管理監)に昇格します。
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農ある暮らしについて内村節さん講演会
伊那市長谷地区で農業を軸に地域おこしに取り組んでいる「南アルプス山麓地域振興プロジェクト推進協議会」は「これからの中山間地域の農ある暮らしについて」の講演会を2月23日にオンラインで開きました。
講師は哲学者の内山節さんが務め、協議会の松田泰俊会長などおよそ80人がオンラインで参加しました。
講演の中で内山さんは「農ある暮らしをしたい人が増えている。都市部のシステム化された仕事につきたくないと思う人たちが魅力を感じている」と話しました。
内山さんは群馬県上野村と東京で暮らしながら、生活に密着した原理や知恵を探求しています。
内山さんは農業の持続性について「最近は収益を求めすぎて、うまくいかないと辞めてしまうことが多いが、縄文時代から耕作は行われており、これほど持続性のある産業は農業以外にはない」と話していました。
講演会は2020年にも行われましたが、新型コロナの影響で状況が変わっている今、改めて農ある暮らしについて考えてほしいと開かれました。
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伊那地域で雪 冬に逆戻り
22日の伊那地域は、日本の南にある低気圧とそこから延びる前線の影響で朝から雪が降りました。
伊那地域の日中の最高気温は4.2度と1月中旬並みとなりました。
長野地方気象台によりますと、22日以降は平年並みかそれより高い気温で推移するということです。
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江副行昭さん 回顧展
伊那市で約40年間制作に取り組んできたガラス工芸作家の江副行昭さんが3月末で長谷非持のアトリエを閉鎖するのを前に、回顧展が江副ガラススタジオ・ギャラリーで22日から始まりました。
ギャラリーには、江副さんがこれまで制作してきた300点余りが展示されています。
江副さんは佐賀県出身の89歳です。20代のころから70年近くに渡りガラス作品を制作してきました。
江副さんは、日本の畳に合う和風の作品を作ろうと、高遠の土とガラスを混ぜ熔かして作る「熔壌ガラス」を考案しました。
1982年には、高遠町に「高遠スタジオグラスセンター」を設立。
1995年には長谷にアートヴィレッジ信州を開き、工房を構えました。
江副さんはこれまでの作家人生の中で、オリンピックに作品を通して携わったことが思い出深いと話します。
この作品は、1998年の長野オリンピックのスピードスケートで選手のスタート順を決めるくじを入れた「ドローポット」です。
こちらは、去年開かれた東京オリンピックに向け2016年に制作した作品です。
弟子で後継者として認めていた江口智子さんが2017年に病気のため亡くなり、熔壌ガラスが制作できなくなったため、最後の作品となりました。
江副さんの回顧展は27日まで伊那市長谷の江副ガラススタジオ・ギャラリーで開かれています。
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美和発電所で安全祈願祭と起工式
伊那市高遠町にある美和発電所の大規模改修工事の安全祈願祭と起工式が22日、行われました。
式には県企業局や県議会、伊那市の関係者などおよそ30人が出席しました。
昭和33年に建設された美和発電所は今年で64年が経ち、老朽化が進んでいます。
改修工事により、最大出力が現在の12,200kWからおよそ13.000kWに増える計画です。
事業費はおよそ72億円で、建物は取り壊し、その場で建て替え令和7年4月の完成を目指しています。 -
春の高校伊那駅伝で男子は佐久長聖が優勝
「春の高校伊那駅伝2022」が20日に伊那市陸上競技場を発着に行われ、男子は佐久長聖高校、女子は鹿児島県の神村学園が優勝し長野東は2位でした。
午後0時10分に、発着点となる伊那市陸上競技場から、男子がスタートしました。
県内外から83チームが参加しました。
男子の第1中継所は伊那市保健センターです。
男子の折り返し地点の伊那市高遠町商店街です。
レースは長野県の佐久長聖高校が独走する展開となりました。
こちらはゴール地点の伊那市陸上競技場です。
男子は、2時間6分43秒で佐久長聖が大会新記録で優勝しました。
地元から出場した上伊那農業は66位でした。
伊那北は73位でした。
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伊那養護学校 プリンの掛け紙贈る
伊那市の伊那養護学校は、中学部の生徒が手作りしたプリンの掛け紙を18日、南箕輪村の大芝の湯に贈りました。
こちらが、中学部3年の生徒が作った掛け紙「いなよう和紙」です。 -
モンテリイナがオープン前に内覧会
伊那市の伊那食品工業株式会社の全国の特産品や生活用品を取り揃えた複合商業施設「モンテリイナ」が18日にオープンします。
モンテリイナは本社があるかんてんぱぱガーデン内にあります。
施設名のモンテリイナは山を意味するイタリア語のモンテ、フランス語のモンターニュと伊那を組み合わせた造語です。
17日はオープンを前に内覧会が開かれました。
1階のマルシェには全国の和洋菓子や名産品などおよそ1,200商品を取り揃えています。
社員たちが全国各地に足を運んで厳選しているということです。
座席を40席設けたカフェスペースでは、パンやサンドイッチ、スイーツなどを販売していて、
買った商品を席で食べられるようになっています。
ほかに南信州 中川村の地酒「今錦」の販売コーナーもあります。
2階には雑貨や食器などの生活用品を扱うショップがあります。
施設内はバリアフリー化しているということです。
また会議や料理教室などに利用できるフリースペースも設けられています。
モンテリイナは鉄骨造り2階建てで、延べ床面積はおよそ2,319平方メートルとなっています。
敷地面積はおよそ8,000平方メートルで、80台分の駐車スペースがあります。
モンテリイナは18日オープンします。
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伊澤修二と高遠藩の軍制改革をテーマに創造館で企画展
伊那市高遠町出身で、東京音楽学校今の東京芸術大学の初代校長を務めた伊澤修二と高遠藩の軍制改革をテーマにした企画展が、創造館で開かれています。
会場には、日本に3冊しかないとされる伊澤修二の初めての著書「教授真法」の他、少年時代に読んでいた翻訳書などが展示されています。
西洋式の訓練や欧米の書物に触れたことをきっかけに英語を学んだ伊澤修二は、その経験を活かし愛知師範学校の校長を務めた他、明治8年には教育学を学ぶためアメリカに留学しました。
企画展は、伊澤修二が留学するまでの23年間の学びの姿と高遠藩の歴史について知ってもらおうと、伊那市教育委員会と上伊那教育会が共催したものです。
見どころの1つでもあるこの西洋太鼓は、宮田村の小田切家が所蔵するもので、軍事調練の際高遠藩で実際に使用したものとされています。
企画展「高遠藩の軍制改革と伊澤修二」は、6月27日まで伊那市創造館で開かれています。 -
伊那市長選 告示まで1か月 一騎打ちの公算大
任期満了に伴う伊那市長選挙と伊那市議会議員選挙は、4月17日の告示まで1か月となりました。
市長選には現職と新人の2人が立候補を表明していて、一騎打ちによる選挙戦の公算が大きくなっています。
市長選の立候補予定者を表明順に紹介します。
市長選には現職と新人の2人が立候補を表明しています。
山寺の八木択真さん43歳。無所属の新人で飲食店・ホテル経営です。
八木さんは、「子育て全力応援、誰もが生き生きと暮らせる伊那」を目指し、中学校からの給食費無償化や公共交通の利便性向上、地元企業の販路拡大を支援することなどを政策に掲げています。
西箕輪の白鳥孝さん66歳。
無所属の現職で現在3期目です。
白鳥さんは「4期目の柱は何よりも福祉」とし、中心市街地への乗合タクシーの拡充や高遠町・長谷総合支所建て替えと旧庁舎の解体、再生可能エネルギーへの転換などを政策に揚げています。 -
市議選23人が出馬の意向
定数21の伊那市議会議員選挙には16日までに現職13人、新人10人が出馬の意向を示していて選挙戦となる見通しです。まず出馬の意向を示している現職13人を五十音順に紹介します。
東春近渡場の飯島光豊さん70歳。日本共産党、4期目、農業です。
西箕輪大萱の唐澤千明さん72歳。無所属、3期目、飲食業です。
東春近中殿島の小林眞由美さん68歳。無所属1期目、主婦です。
美篶上川手の白鳥敏明さん74歳。無所属、2期目、農業です。
富県北新の田畑正敏さん71歳。無所属、1期目、農業です。
日影の二瓶裕史さん42歳。無所属、2期目、行政書士です。
西箕輪大萱の野口輝雄さん70歳。無所属、2期目、天文ガイドです。
山寺の馬場毅さん45歳。日本共産党、1期目、飲食業です。
上新田の原一馬さん56歳。無所属、1期目、土地家屋調査士です。
荒井の松澤嘉さん70歳。無所属、1期目、農業です。
福島の三澤俊明さん57歳。無所属、1期目、会社役員です。
高遠町勝間の宮原英幸さん68歳。無所属、1期目、農業です。
中央の柳川広美さん61歳。日本共産党、4期目、政党役員です。
引退の意向を示していた無所属4期目で山寺の柴満喜夫さん77歳は進退について16日現在未定としています。
新人は16日までに7人が正式に出馬を表明しているほか3人が出馬の意向を示しています。
これまでに正式に出馬を表明した7人を表明順に紹介します。
上牧の三石佳代さん45歳。日本維新の会、会社役員です。
日影の小池隆さん46歳。無所属、元南箕輪村役場職員です。
富県北福地の吉田浩之さん59歳。無所属、農業です。
西町の河野直樹さん36歳。無所属、会社員です。
東春近下殿島の湯澤武さん62歳。公明党、政党役員です。
上新田の篠塚みどりさん61歳。公明党、政党役員です。
御園の髙橋明星さん53歳。無所属、幼稚園園長です。
続いて出馬の意向を示している3人を五十音順に紹介します。
高遠町藤澤の伊藤のり子さん69歳。無所属。主婦です。
ますみヶ丘の澤西光子さん41歳。無所属。主婦です。
西箕輪吹上の髙橋姿さん45歳。無所属。農業です。
定数21の市議会議員選挙には13人の現職と10人の新人合わせて23人が出馬の意向を示していて現職の1人が未定です。
任期満了に伴う、伊那市長選と市議選は4月17日告示、24日投開票です。
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伊那小6年秋組 卒業制作のいす展示
伊那市の伊那小学校6年秋組は、卒業制作で作った手作りのいすを、伊那市役所で展示しています。
会場には、6年秋組37人が作ったいすが飾られています。
秋組では、木材を使ったものづくりの学習を行っていて、卒業制作では、市内の森で好きな木を選んで伐採し、パーツを作り、釘を使わずに組み立てたということです。
デザインも児童ひとりひとりが考えたということで、実際にいすに座った写真と一緒に紹介されています。
いすの展示は、18日(金)まで伊那市役所1階市民ホールで開かれています。
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ゆめわーくで建物の壁を焼く火事
14日、伊那市御園の障害者多機能型事業所ゆめわーくで建物の壁を焼く火事がありました。
この火事によるけが人はいませんでした。
伊那警察署の発表によりますと、火事があったのは、伊那市御園の障害者多機能型事業所ゆめわーくです。
14日午後1時24分に職員から消防に通報があり、洗濯室西側の壁およそ2平方メートルを焼きました。
この火事によるけが人はいませんでした。
伊那署では、水道の凍結防止帯の劣化による漏電の可能性があるとみて調べを進めています。
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新宿の卒業生にアルストロメリア贈る
伊那市の友好提携都市、新宿区の小中学校の卒業生にアルストロメリアを贈る作業が15日、市防災コミュニティセンターで行われました。
伊那市では新宿区の卒業生へのお祝いとして特産品のアルストロメリアを毎年贈っています。今年で5年目の取り組みでJA上伊那や伊那市の職員など14人が作業にあたっていました。
今年度は小中学校と特別支援学校の卒業生約2,500人分が用意されました。
アルストロメリアの花言葉は「未来への憧れ、持続」ということで伊那市では「人生の節目にふさわしいお祝い品を贈ることで、伊那市の魅力を発信していきたい。」としています。
新宿区では中学校は18日、特別支援学校は24日、小学校は25日にそれぞれ卒業式が行われます。
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先端技術を使った研究報告「大幅な省力化に期待」
伊那市が信州大学農学部と連携して取り組む、先端技術を使った農業分野の省力化についての研究成果の報告会が16日、伊那市役所で開かれました。
この日は、ドローンを使った農地確認や罠センサーを使った鳥獣被害対策の開発や実験に関わっている、信州大学農学部の渡邉修准教授など4人が、研究の成果について「どちらも大幅な省力化・負担軽減が期待できる」と白鳥孝市長に報告しました。
今年度から実証が始まった、ドローンを使った植生・農地確認は、撮影した画像をAIが自動で種類を判別し、データで確認できるため、これまで課題となっていた時間・体力的負担を軽減できるといいます。
この実証は今年度から3年間の予定で、令和6年度の実用化を目指すということです。
また、農作物を食い荒らす鳥獣被害対策のための罠センサーは、通知が来た時だけ現場に行けば良いということで、毎日の見回りが不要になるといいます。
作業効率の実験では、従来の7割の時間・コスト削減ができたということです。
白鳥市長は「この研究には色々な可能性がある。災害対策などにも活用していきたい」と話していました。
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長谷中1年生×すずな 共同でメニュー開発
伊那市長谷の長谷中学校1年生が地元の飲食店とコラボして開発したメニューが、14日に給食で提供されました。
こちらが1年生が考案したメニュー「みんながニッコリ長谷中1年定食」です。
「かぼちゃ入りハンバーグ」に、栄養が豊富とされている野菜ビーツが入った「ビーツ入りピンクのポテトサラダ」、長谷のラー油を使った「ひらひら野菜スープ」の3品です。 -
春の高校伊那駅伝 応援旗を展示
今月20日に開催される春の高校伊那駅伝を盛り上げようと、伊那市役所で応援旗が展示されています。
この応援旗は、春の高校伊那駅伝実行委員会が1校1チーム応援運動と題し、2012年から毎年行っているものです。
市内の小中学校や保育園・幼稚園、介護施設など71団体によって作られた174枚が展示されています。
応援旗は15日まで市役所で展示されていて、大会前日の19日からは伊那市陸上競技場周辺に掲示されます。
春の高校伊那駅伝は男子が122チーム、女子が62チームの合わせて184チームがエントリーしています。
女子が午前10時、男子が午後0時10分スタートです。 -
江副行昭さんがガラス作品を伊那市へ寄贈
伊那市長谷非持のガラス工芸作家、江副行昭さんは、およそ40年間活動したアトリエを3月末で閉鎖します。
14日は伊那市ふるさと大使でもある江副さんが伊那から離れるのを前に、伊那市へガラス作品を贈りました。
14日は伊那市高遠町の信州高遠美術館で贈呈式が行われ、江副さんのガラス作品など26点が贈られました。
江副さんは佐賀県出身で現在89歳です。
20代の頃から70年近くに渡り、ガラス作品を制作してきました。
江副さんは高遠でとれた土をガラスと混ぜ溶かしてつくる熔壌ガラスを考案しました。
高遠と長谷でおよそ40年間、創作活動をしてきました。
江副さんは弟子で後継者として認めていた江口智子さんと共同で作業をしてきましたが、江口さんが2017年に病気のため亡くなりました。
それ以降、作品作りは行っていないということです。
江副さんは高齢になったこともあり、ガラス工芸作家は引退し、埼玉県の自宅で暮らすということです。
3月22日から27日には、伊那市長谷の江副ガラススタジオ・ギャラリーで最後の展覧会が開かれます。
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北原眼科院にウクライナ国旗イメージの生け花
伊那市荒井の北原眼科医院には青と黄色でウクライナ国旗をイメージした生け花が飾られています。
こちらの生け花は伊那文化会館館長で華道家の北沢理光さんがウクライナをイメージして生けました。
北原眼科医院では花を飾りたいと考えていたところ、北沢さんとつながりができ30年ほど前から飾るようになったということです。
国旗の黄色はミモザとフリージア、青はバラとデルフィニウムで表現しました。
生け花は毎週月曜日に新しいものに生け替えるということです。
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伊那市長選挙 新人八木さん政策発表
任期満了に伴う伊那市長選挙に立候補を表明している新人の八木択真さんは、子育て世代への支援を柱とした政策を13日に発表しました。
13日は、伊那市荒井で政策発表を行いました。
八木さんは、「将来を見越して、もう1度お金の使い方を考え直す。市民のみなさんが何を望んでいるのかというのを各地区の色々な層から丁寧に聞き取ってみんなでお金の使い方を決めていく。そういった丁寧な行政運営が求められている。
“福祉の充実”と“若い世代がこの地域の未来に希望が持てる”それを両立していくためには、我々30年後・50年後・次の子ども達が大きくなった世代や時代に責任を持てる我々の世代が中心となってやっていくべきだと思っている。」
八木さんは、伊那市の人口が12年間で6,000人減少していることにふれ、未来を見据えた市政にしていきたいと話しました。
具体的な施策として、子育て支援では、中学校の給食費の無償化や返還不要の給付型奨学金制度の創設などを掲げています。
福祉では、路線バスやぐるっとタクシーの利便性の向上の他、障がい者・高齢者の介護の負担軽減のための入所施設の誘致・設立を支援するとしています。
若い世代が希望を持てる伊那市になるよう、企業誘致は本社誘致に絞り地元中小企業の規模拡大のサポートに取り組む他、農林業を基幹産業にしていくことなどを挙げています。
また、現在行政が行っているふるさと納税や移住定住などの業務を一元化して民間で行う「伊那市版総合商社」を設立したいとしています。
この他、1期4年ごとに支給されるおよそ2,000万円の市長退職金を廃止するとしています。
八木さんは、無所属・新人、山寺の43歳です。
任期満了に伴う伊那市長選挙は、4月17日告示、24日投開票となっていて、八木さんの他に現職で3期目の白鳥孝さんが出馬を表明しています。 -
白鳥氏 事務所開き
任期満了に伴う伊那市長選に立候補を表明している現職の白鳥孝さんの後援会は13日、伊那市中央で事務所開きを行いました。
新型コロナの感染拡大防止のため2回に分けておこない、 それぞれ役員25人が集まりました。
白鳥さんは無所属・現職3期目、西箕輪の66歳です。
4期目を目指す白鳥さんは「福祉に力をいれて取り組みたい」と挨拶しました。
白鳥さんは「福祉というと高齢者福祉・障害福祉という言葉が出る。実は市民生活全般にわたって福祉であるという思いがしている。教育分野・経済分野などあらゆる分野が福祉が関係している。福祉にもれがないよう取り組んでいきたい」と話していました。
後援会は市内に、28か所支部を設置しています。