-
長野県華道教育会伊那・飯田支部の華道展
長野県華道教育会伊那支部と飯田支部の華道展が伊那市のくぬぎの杜で13日と14日の2日間開かれています。
会場には15の流派の作品102点が展示されています。
華道展は、県内の7支部が持ち回りで開いていて、伊那市で開かれるのは9年ぶりだということです。
伊那支部では「個性豊かな作品が並んでいます。多くの人に来てもらい花を楽しんでほしい」と話していました。
長野県華道教育会伊那支部と飯田支部による華道展はあすまでくぬぎの杜で開かれています。
入場は無料です。
-
木質バイオマス発電所の稼働率28%にとどまる
伊那市高遠町の上伊那森林組合内にあり6月から稼働している、伊那木質バイオマス発電所の稼働率が目標の28%にとどまっていることが分かりました。
これは11日市役所で開かれた市議会一般質問で議員の質問により明らかになったものです。
6月11日から8月19日にかけての発電所の稼働日数は目標の63日に対し17日で約28%にとどまっているということです。
伊那市ではその理由として燃料のガス化の際に発生する大量の灰がフィルターにつまりエンジンの自動停止が繰り返されていることによるものとしています。
これについて現在、設置業者が順調な稼働ができるように対応しているということです。
伊那木質バイオマス発電所は今年6月に完成し稼働が始まりました。
流木や松枯れの被害木などを燃料に発電する施設です。
伊那市はこのバイオマス発電により今年度から3年間の計画で「エネルギー自給モデル」の実証実験を行っています。
-
10月に仁科五郎テーマの公演
戦国時代の高遠城主、仁科五郎盛信に焦点を当てた舞台公演「足跡に、花筏」のリハーサルが6日、伊那市のニシザワいなっせホールで開かれました。
リハーサルでは役者が衣装をつけてセリフや動きの確認を行っていました。
公演は高遠城址公園開園150周年記念事業実行委員会が行うものです。
舞台に立つのは伊那市を中心に活動している社会人劇団咲花座のメンバーです。
内容は高遠城を攻めた織田軍を迎え撃つ高遠城主、仁科五郎盛信の姿を描いたものでオリジナル作品です。
咲花座は「繰り広げられるチャンバラアクションを楽しんでもらいたい」と話していました。
舞台公演「足跡に、花筏」は来月11日土曜日の午後6時から12日日曜日の午前11時からと午後3時からの3回行われ、入場は無料です。
また高遠城の歴史を学ぶ場として市内の小学5・6年生の希望者を招待しています。
-
伊那市モバイルクリニック 新たに2つの医療機関が参画
伊那市は、現在12ヶ所の医療機関で運用している移動診療車モバイルクリニックに、新たに2ヶ所が参画することを明らかにしました。
これは12日に開かれた伊那市議会一般質問で、白鳥孝市長が議員の質問に答えたものです。
モバイルクリニックには現在、市内の内科8ヶ所、産婦人科1ヶ所、婦人科1ヶ所、薬局2ヶ所が参画しています。
これに加え、今年の11月から伊那市荒井の木村内科医院、鷲見産婦人科が加わります。
白鳥市長は、モバイルクリニックの受診者を増やすため、今後も伊那市医師会を通して医療機関への周知を進めていくとしています。
モバイルクリニックは昨年度200件の利用がありました。
今年度も200件の利用を目標としています。
10月には、2台目のモバイルクリニックが導入され、産婦人科専用として運用されます。
-
下水道に関する展示
9月10日の下水道の日に合わせて、下水道に関する展示が伊那市役所で行われています。
会場には下水の処理についてまとめた模造紙や、市内のマンホールが展示されています。
下水道の役割の一つとして雨水の排水があり、台風の多いこの時期の9月10日が全国で下水道の日とされています。
展示では油や猫砂などを下水道に流さないように呼び掛けています。
他に下水道に関するクイズが展示されています。
コップ一杯の牛乳を川に流すと魚が住むために風呂11杯分の水が必要ということです。
展示は17日水曜日まで伊那市役所で行われています。 -
ふるさと納税返礼品 区域外の梨が混在していたことが判明
伊那市・箕輪町・南箕輪村は、3市町村で生産されたものとして贈っていたふるさと納税返礼品の梨と梨ジュースについて、区域外のものが含まれていたことが判明したと、11日に発表しました。
ふるさと納税の返礼品として登録していた梨の一部について、伊那市・箕輪町・南箕輪村で生産されたものとしていましたが、ほかの南信地域で生産されたものが半数以上の割合で混在していた恐れがあることが8月19日に分かりました。
また、梨ジュースも、この梨を使っているため、ほかの南信地域で生産された梨の割合が半分以上になるおそれがあるということです。
寄付状況は、去年10月から今年8月までに、3市町村合わせて全国から16,789件、寄付額は2億4,830万5,500円となっています。
この実態を受け、返礼品の寄付の募集を8月19日に停止しましたが、すでに寄付金を受け付け、返礼品が未送付のものは、対応を検討しているということです。
今回返礼品を提供していた箕輪町の事業者が扱っているほかの返礼品についても、現在調査中だということです。
伊那市と箕輪町・南箕輪村は、この返礼品提供事業者に、地場産品基準について改めて遵守するよう指導しました。
また、伊那市と南箕輪村は、この事業者への損害賠償請求についても検討する可能性があるとしています。
-
江戸時代の女中 絵島の法要
江戸時代中期に起きた絵島生島事件で、高遠に流刑された絵島を偲ぶ第285回忌の法要が、6日、墓のある伊那市高遠町の蓮華寺で行われました。
この日は、蓮華寺の裏にある絵島の墓に、伊那市と東京都三宅村の関係者が花を手向け、手を合わせました。
絵島生島事件は、江戸時代中期、大奥の女中だった絵島と、歌舞伎役者の生島新五郎の遊興で1500人が処罰された一大スキャンダルです。
発覚後、絵島は江戸から高遠に、生島は三宅島に流されました。
蓮華寺によると、絵島は、高遠に流されて生涯を終えるまでの31年間、信仰のため囲み屋敷から蓮華寺に通ったということです。
その際に、使用したという駕籠が、本堂に残されています。
絵島生島の縁で、毎年、伊那市と三宅村の関係者が集まり法要が行われています。
伊那市の白鳥孝市長は、「過去の皆さんの延長に我々がいることを感じる。この縁を大切にしていきたい」
三宅村の山高 亜紀子村長は、「海と山を越え生島の思いを連れて、法要を重ねていきたい」と話していました。
-
小境さん 彫刻作品展「こころ」
伊那市出身で東京都在住のアマチュア彫刻家、小境隆男さんの作品展が、かんてんぱぱホールで開かれています。
会場には、木や粘土で製作した仏像など、およそ40点が並べられています。
小境さんは、伊那市東春近出身で、東京都練馬区在住の79歳です。
40年ほど前に彫刻を始めた頃は、魚や鳥の作品を作っていました。
20年ほど前、京都や奈良の寺を訪れたことがきっかけで仏像の彫刻作品を作るようになったということです。
実物や資料を見ながら細部までこだわっていて、目力を強くすることがポイントだということです。
作品展は、15日(月)まで、かんてんぱぱホールで開かれています。
-
トルコギキョウの出荷がピーク
上伊那が県内一の生産量を誇るトルコギキョウの出荷が現在ピークを迎えています。
このうち、伊那市東春近の花卉農家北原みづほさんのハウスでは、7月中旬から出荷が始まり、秋の彼岸を前に現在ピークを迎えています。
北原さんは、6棟のハウスで、白や紫、マーブル模様のものなど20種類近くを栽培しています。
ピーク時は、5人のスタッフで朝6時半から昼頃まで収穫をしているということで、多い時には1日1,000本にのぼるということです。
今年はおよそ4万本の出荷を見込んでいます。
JA上伊那によりますと、上伊那のトルコギキョウの生産量は県内1位で、去年は245万本出荷されたということです。
北原さんによると、成長する過程で、なるべく早く枝を整理することでつぼみが上に集中し、綺麗な花になるということです。
収穫した花は、ハウス近くの選花場に運び、葉を落としてから出荷されます。
出荷作業は、10月末まで行われるということです。
-
伊那弥生ケ丘高校音楽会 3B最優秀賞
伊那市の伊那弥生ケ丘高校の音楽会が、伊那文化会館で9日に開かれました。
最優秀賞には、3年B組が選ばれました。
音楽会では、1年生から3年生までの合わせて15クラスが、練習の成果を披露しました。
審査の結果、「ほらね、」を歌った3年B組が最優秀賞に選ばれ、アンコール演奏を行いました。
伊那弥生ケ丘高校音楽会の模様は、10月18日から、121chで放送予定です。
-
防犯ポスター審査会 特賞7点決まる
伊那防犯協会連合会などによる防犯ポスターの審査会が9日に伊那警察署で開かれ、県の審査会へ推薦される7作品が選ばれました。
審査会には、伊那署管内の伊那市、箕輪町、南箕輪村の小学4年生から中学3年生の作品291点が集まり、各学年の特賞が決まりました。
小学4年生の部は、箕輪中部小学校の種山華さん、
小学5年生の部は、伊那東小学校の池上心葉さんと、髙橋柚希さん、
小学6年生の部は、箕輪中部小学校の中坪良介さん、
中学1年生の部は、春富中学校の小平結月さん、
中学2年生の部は、春富中学校の井上紗綺さん、
中学3年生の部は、春富中学校の戸田央弥さんの作品が選ばれました。
特賞に選ばれた7作品は、県の審査会に推薦されます。
-
アド・コマーシャル株式会社 伊那市に小学生の学習用ノート13,000冊を寄贈
伊那市の広告代理店アド・コマーシャル株式会社は4日、小学生の学習用ノート13,000冊を伊那市に寄贈しました。
市役所に、アド・コマーシャル株式会社の赤羽悠一社長らが訪れ、福與雅寿教育長にノートを寄贈しました。
ノートは、国語、算数、社会、自主学習用、自由帳合わせて
13,000冊で、市内の全小学生およそ3,200人に配布されます。
アド・コマーシャル株式会社は4年前から伊那市にノートの寄贈を行っています。
ノート制作には、市内外の13の企業が協賛しました。
赤羽社長は「子どもたちにはそれぞれの個性を活かして勉強して、最後のページまで使い切ってほしい」と話しました。
ノートはすでに教育委員会を通して、市内の各小学校に配布されています。
-
伊那市高遠町藤澤で下草火災
10日午前3時43分に伊那市高遠町藤澤で下草を焼く火事がありました。
この火事によるけが人はいませんでした。
伊那警察署の発表によりますと火事があったのは伊那市高遠町藤澤で国道152号近くの田んぼの畦道です。
下草およそ365平方メートルを焼きました。
きょう午前4時に鎮火しました。
この火事によるけが人はいませんでした。
伊那署では9日に燃やした刈草の残り火が再燃したとみて調べを進めています。
-
曼荼羅の作品並ぶ展示16日(火)まで
曼荼羅を作家独自の世界観で描く展示「第10回銀河のロータス展」が伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
会場には、諏訪市を中心に活動している「曼荼羅アーティストの会」のメンバー16人の作品およそ300点が並んでいます。
油絵や水彩画など使用する画材は様々です。
伊那市在住の竹村美紀さんの作品「ありがとう曼荼羅」も展示されています。
8年ほど前から曼荼羅アートを描き始めた竹村さんは、ありがとうで円を描いています。
言葉で伝えるのが難しくても、絵にすれば伝えられるという想いで作品を手掛けているということです。
期間中は、メンバーによるワークショップも行われています。
第10回銀河のロータス展は16日(火)まで伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
-
移住定住促進に向け手良で交流会
去年7月に田舎暮らしモデル地域に指定された伊那市手良地区で、移住定住促進に向けた意見交換を行う交流会がてらとぴあで7日開かれました。
交流会には、手良の住民や移住してきた人、今後移住を希望する人など32人が参加しました。
参加者は、グループに分かれ「手良に住んでいてよかったこと、困ったこと」について話し合いました。
参加者からは、良かったこととして「景色が良く、自然を感じられる」、困ったこととして「移住してすぐは屋号がわからず、会話についていけなかった」などの意見が出ていました。
手良地区は、去年7月に伊那市の「田舎暮らしモデル地域」に指定されました。
それに伴い有志が、田舎暮らしサポート委員会を設立し、PRや移住希望者のサポートを行っています。
この交流会は、移住定住を促進するにあたり、まず区内で横のつながりを深めようと初めて開かれました。
委員会では、今回出た意見を参考に今後の活動につなげていきたいとしています。
-
薪を山荘へ 西駒んボッカ大会
中央アルプス将棊頭山山頂直下にある伊那市の西駒山荘に薪を運ぶ登山レース「西駒んボッカ」が7日に行われました。
今年のレースには県内外から過去最多の260人がエントリーしました。
伊那市の鳩吹公園から西駒山荘までの
およそ11・6キロ、標高差1,750メートルを駆け上がりました。
薪は一束が3キロで、3キロ部門は1束、15キロ部門は5束を運びます。
西駒んボッカは、西駒山荘の建て替えに必要なレンガを運ぶ大会として2013年に始まり、2017年からはストーブの燃料の薪を運び上げています。
3キロの部の優勝は、伊那市出身で駒ヶ根市在住の北原崇志さんでタイムは2時間14分40秒でした。
15キロの部の優勝は、新潟県の貝瀬淳さんで、タイムは2時間25分51秒でした。
運び上げられた薪は、西駒山荘
に設置されたストーブで使用されます。
-
市内の高齢者長寿を祝う 白鳥市長が福澤さん100歳を訪問
15日の敬老の日を前に、伊那市は今年度100歳を迎える高齢者宅を訪問し、長寿を祝いました。
9日、白鳥孝市長が伊那市山寺の福澤章子さん宅を訪れ、市と国からの祝い品などを渡しました。
福澤さんは大正14年、1925年の6月生まれで、今年100歳です。
松本市出身で、駒ケ根市や南箕輪村などで教師を務め、43歳で退職しました。
現在は、趣味の折り紙で様々な作品を作っています。
米寿の時に作った千羽鶴は、一羽一羽に、福澤さんが出会った人の名前が刻まれています。
また、若い人の人生相談に乗ることもあり、評判を聞きつけて、県外からも相談が来るそうです。
白鳥市長は、「長い間、伊那市発展のためにご尽力いただき、感謝しています。今後もお体を大切に、末永く幸せに過ごしてほしい」と祝いました。
伊那市では今年、男性3人、女性38人が100歳を迎えます。
最高齢は、男性が106歳、女性が108歳です。
市では、88歳、100歳、最高齢の高齢者、合わせて535人に祝金や祝品などを贈ります。
-
伊那北高校と伊那市議会が意見交換
伊那市の伊那北高校の生徒と市議会議員との意見交換会が25日に、市役所で開かれました。
意見交換会には、伊那北高校の2年生32人と市議会議員21人が出席しました。
生徒と議員は7つのグループに分かれ意見を交わしました。
あるグループでは、「新校建設に伴い、部活動で使っている体育館が取り壊される。他の施設への移動に時間がかり、練習量が減ってしまうことが心配だ」との生徒の意見に対し議員は、「マイクロバスを運行した場合、決まった時間に乗ることができますか?」などとやりとりしていました。
若者の政治や地域への関心を高め、選挙での投票率向上や議員の若手候補者を増やすことを目的に開かれたものです。
グループごとの意見交換の後、生徒らは「遠い存在に感じていた議会が身近に感じることができた」「ただお願いするのではなく、自ら動くことも必要だと感じた」などと感想を発表しました。
伊那市議会では、「参考になる意見がたくさんあった。何かあればいつでも相談にのります」と話していました。 -
創作話芸ユニット「ソーゾーシー」が公演
東京都を拠点に活動する創作話芸ユニットソーゾーシーの公演が、伊那市のニシザワいなっせホールで、8月30日に行われました。
公演は、全国12か所をまわるツアーの一環で行われました。
ソーゾーシーの春風亭昇々さん、瀧川鯉八さん、玉川太福さん、立川吉笑さんが落語や浪曲を披露しました。
はじめに、4人のトークで会場を盛り上げました。
その後1人ずつ新作のネタを披露しました。
このうち、玉川さんは、昔話桃太郎をアレンジした演目を、三味線に合わせて歌うように話す浪曲で披露しました。
この日はおよそ180人が訪れ、会場は笑いに包まれていました。
-
八十二銀行 初のカフェ併設支店がオープン
老朽化のため移転新築工事が進められていた伊那市山寺の八十二銀行伊那北支店の新しい建物が完成し、8日、オープニングセレモニーが行われました。
八十二銀行では初めてのカフェが併設した店舗となります。
8日は、吉田秀樹常務執行役員らによるテープカットでオープンを祝いました。
新店舗は、旧店舗北側の伊那市福祉まちづくりセンターの一角に作られました。
上伊那産のカラマツなど、県産材を利用した木造一部2階建てで、延床面積はおよそ790平方メートルです。
建物内には、窓口や各種相談ブース、ATMがあり、行員の作業スペースとは壁で仕切られています。
また、伊那支店にあったローンプラザ伊那が伊那北支店に移転しました。
8日は、併設されたタリーズコーヒーもオープンし、早速多くの人が足を運んでいました。
タリーズコーヒーは、県内で12店舗目、南信地域では初出店です。
金融機関と併設した店舗は全国で8店舗あり、県内では初めてとなります。
ロビーは供用のため、待ち時間にカフェを楽しむことができます。
太陽光パネルなど、最新省エネ技術を活用した店舗となっていて、総事業費はおよそ五億円です。
なお、旧店舗は取り壊し、駐車場として整備する計画です。 -
旧井澤家住宅 わが家のなんでも展
伊那市の旧井澤家住宅で、伊那部宿を考える会の会員の家庭で所蔵している作品などが並ぶ「わが家のなんでも展」が開かれています。
会場には、伊那部宿を考える会の会員、およそ15人が出展した絵画や陶器など150点以上が展示されています。
伊那市荒井の小平和夫さんの作品で伊那市の中心商店街を再現した模型です。
昭和から平成の商店街の写真を参考に木材で作ったということです。
この展示は旧井澤家住宅を管理している伊那部宿を考える会が開いたものです。
展示は21日(日)まで旧井澤家住宅で開かれています。
入館料は一般200円、中学生以下は無料です。
-
伊那節の歌唱力を競う
伊那節の歌唱力を競う伊那節大会と、伊那谷の伝統芸能を披露するふるさと芸能祭が、伊那市のニシザワいなっせホールで7日に行われました。
伊那節歌唱コンクールには、20代から80代まで、上伊那を中心に県内各地から17人が参加し、自慢のうたごえを披露しました。
コンクールは、伊那節を次世代に引き継いでいこうと、ふるさと芸能祭実行委員会が開いていて、今回で23回目です。
伊那節は、伊那と木曽を行き来するときに唄われていた馬子唄で古くは「御嶽山」と呼ばれていました。
伊那節は、節回しが独特で、音程も高低差があり、難しい民謡だということです。
出場者は、太鼓や三味線、尺八の生演奏に合わせて歌を披露していました。
第2部のふるさと芸能祭では伊那節保存会やまほら伊那民謡会など5団体が発表を披露しました。
-
横山維者舎 酒米の稲刈り
伊那市横山の住民有志でつくる、「横山維者舎」は、オリジナルの日本酒「維者舎」の原料となる酒米の稲刈りを行いました。
伊那市横山の田んぼに、横山維者舎のメンバーおよそ10人が集まり、酒米、美山錦の稲刈りを行いました。
横山維者舎は市内の酒蔵、宮島酒店と協力して、信濃錦純米吟醸酒「維者舎」を作っています。
今年は夏の暑さの影響で収量が下がるとみられていましたが、去年と同程度の量が収穫できました。
収穫した美山錦の仕込みは12月初旬に行われます。 -
官民連携で弥生高の校舎活用考える
官民連携で伊那弥生ケ丘高校の校舎活用について考える催しが24日、伊那市防災コミュニティセンターで行われました。
元宮田村地域おこし協力隊で公民連携地域づくりプロデューサ―として活動している坂口淳さんが話をしました。
高校再編により伊那北高校と統合する伊那弥生ケ丘高校は、統合後の校舎の利活用が課題となっています。
坂口さんは「学校の敷地内だけでなく、そのまわりのエリア、地域全体がよくなっていくことが大事です。エリア価値を上げることで経済面など地域に良い循環が生まれることが最終ゴールだ」と話していました。
催しは県内の高校再編を契機に発足した伊那市官民共創の新しいまちづくり協議会が開いたもので、会場には約40人が集まりました。
-
箕輪町の書家 山本琇華さん作品展 9日まで
箕輪町の書家、山本琇華さんの作品展が、伊那市のかんてんぱぱホールで3日から開かれています。
会場には、山本さんの作品、およそ100点が展示されています。
山本さんは箕輪町で書道、ペン習字の教室を開いています。
「暮らしの書画」をテーマの一つとして活動していて、書道、ペン習字に加え、イラストや工芸作品なども制作しています。
布に直接書を書いた作品は、今回初めて挑戦したということです。
書をデジタル印刷した作品もあります。
書を基に、金属をくりぬいて作った立体作品も展示されています。
作品展は9日(火)まで伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
-
高遠高校 11月に能登半島地震の被災地へ
伊那市高遠町の高遠高校の生徒は、11月に能登半島地震の被災地に行き、美術作品の寄付や交流を行います。
4日は、美術専攻の生徒が、支援に向けた準備をしていました。
美術専攻の総合的な探究の時間で、美術を通して被災地支援ができないかと考え、被災地に行くことになりました。
生徒は、11月6日、7日の2日間、石川県穴水町に行き、仮設住宅で暮らす人たちと交流します。
折り鶴を使ったモザイクアートや、桜の花びら入りの入浴剤を贈るほか、現地の人と一緒に作品を作る予定です。
高遠高校では、「被災地の実態を知るだけでなく、防災の意識を高めてもらいたい」と話していました。
-
有賀ファーム いちじく収穫ピーク
伊那市手良の有賀ファームでいちじくの収穫がピークを迎えています。
4日は、有賀ファームの有賀徹さんと豊子さんが、収穫作業を行っていました。
有賀ファームでは、2つのハウスで20本のいちじくを育てています。
今年は、春先の低温、お盆中の雨の影響で、1週間ほど遅れて収穫のピークを迎えました。
いちじくの木は、横に6mほどまで伸び、1本からおよそ600個収穫できるということです。
いちじくの特徴を有賀さんに教えてもらいました。
有賀さん「いちじくは賢い。実をつける時は上を向くが、熟してくると赤く色づき縞模様がでて、『採ってください』と下を向いてくる」
イチジクは、夏の暑さに強く、太陽の光を十分に浴びると、色づきも良く、甘くなるということです。
有賀ファームでは、10月いっぱい収穫が行われます。
いちじくは、南箕輪村のファーマーズあじ~なで買うことができます。
1パック4個~5個入りで、400円~500円となっています。
-
高遠町の陶芸家 林秋実さんの作陶展 9日(火)まで
伊那市高遠町の陶芸家、林秋実さんの作陶展が、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
会場には林さんの作品およそ200点が展示されています。
作陶展のタイトルは「触れてこそ器 使ってこそ器」で、日常的に使うことが出来る皿やカップなどが中心に展示されています。
わらや木の灰で出来たうわぐすりを使い、焼き上げた後で生薪を投げ入れる、燻技法で作られていて、独特の色合いが特徴ということです。
林さんは高遠町で培窯という窯を開いていて、器の販売なども行っているということです。
作品展は9日火曜日まで開かれています。
-
新宿区の小学生が伊那谷で農家民泊を体験
伊那市の友好指定都市である新宿区の区立天神小学校の6年生が3日から5日まで、伊那谷で農家民泊を体験します。
5日は、伊那市の防災コミュニティセンターに天神小学校の6年生28人と、児童を受け入れる伊那市と箕輪町の農家8軒が訪れ、入村式が開かれました。
児童は班ごとに、歌や寸劇で、農家に自己紹介しました。
新宿の小学生の伊那谷での農家民泊は10年ほど前から行われています。
今年は天神小学校に加え、3つの小学校が伊那谷を訪れます。
民泊を体験する児童に、伊那谷の印象と、楽しみなことを聞きました。
児童たちは4日、各農家で農作業や郷土食づくりを体験します。
5日に退村式が行われ、その後、ますみヶ丘の新宿の森で木工体験を行います。 -
伊那北高校合唱コンクール 3年E組金賞
今年で58回目となる伊那市の伊那北高校の伝統行事、合唱コンクールが伊那文化会館で3日に行われました。
金賞には、3年E組が選ばれました。
今年の合唱コンクールでは、1年生から3年生まで、合わせて20のクラスが歌声を披露しました。
生徒たちは、日ごろの練習の成果を発揮し、息の合った歌声を披露していました。
審査の結果、「INTERRAPAX地に平和を」を歌った3年E組が金賞となりました。
第58回伊那北高校合唱コンクールの模様は来月11日から121チャンネルで放送を予定しています。