-
上農吹奏楽部定演
南箕輪村の上伊那農業高校吹奏楽部の定期演奏会が、伊那市のニシザワいなっせホールで1日行われました。
定期演奏会は、1年間の発表の場として毎年行われています。
会場には、保護者らが訪れ演奏を楽しんでいました。
-
市街地でクマ目撃相次ぐ
31日の未明から昼過ぎにかけ伊那市中央や御園でクマを目撃したとの情報が伊那市や警察などに寄せられ、隣接する南箕輪村の水路ではクマとみられる足跡が見つかっています。
南箕輪村神子柴の伊那電装株式会社近くの水路です。
20センチほどのクマとみられる足跡を従業員の男性が見つけたという事です。
連絡を受けた南箕輪村の職員と猟友会の会員がかけつけ、どの方向に向かったか確認していました。
伊那警察署の発表によりますと31日の午前1時30分頃、伊那市中央の伊那公民館近くで体長1メートルのクマ1頭が目撃されたという事です。
また午前4時頃に伊那市御園の新水神橋近くで、午後2時45分に伊那市西箕輪の西箕輪郵便局東側の大清水川沿いで目撃情報が寄せられました。
伊那市や南箕輪村では、クマの目撃情報があった場所への不要な外出は控えるよう注意を呼び掛けています。 -
シカナンソバ きょうから販売
伊那市のそばと鹿肉がコラボした商品「シカナンソバ」が完成し、31日からオンラインで数量限定で販売が始まりました。
こちらがシカナンソバです。
そばは入野谷在来種を粗びきにして風味を楽しめるようにしたという事です。
鹿のもも肉をそば麴味噌で味付けしローストしました。
スープは鹿の骨や鰹節、昆布などで出汁をとり、醤油やみりん、焼きみそで仕上げました。
付け合わせは山芋のすりおろしや伝統野菜の羽広菜かぶ、天然のキノコなどで食材はすべて地元産です。
シカナンソバを開発したのは伊那市高遠町のそば店「壱刻」の山根健司さんと、伊那市長谷でジビエ料理を提供する「ざんざ亭」の長谷部晃さんです。
2人は2018年に森に親しむイベント「森JOY」にあわせ、鹿南蛮そばを作り、今回は、究極の一杯をつくろうと春から試行錯誤を重ねてきたという事です。
シカナンソバは配送のみの販売で、専用サイトから予約できます。
価格は2人前1セット1万円(税・送料別)で20セット限定です。
11月販売分の受付は31日から11月13日までです。
伊那ケーブルテレビではあす、午後1時から122チャンネルで「森JOY」を中継し山根さんと長谷部さんも出演する予定です。
■■■シカナンソバ販売サイト https://sicanan.base.shop■■■ -
東春近文化祭 力作並ぶ
伊那市の東春近公民館で、地元で活動する団体やグループの作品が並ぶ、東春近文化祭が開かれています。
会場には、公民館の利用者のほか、園児や小中学生などの作品およそ900点が並んでいます。
例年は生け花の体験や人形劇の発表があるということですが、今年は新型コロナウイルスの影響で規模を縮小し、展示のみとなりました。
公民館の関係者は「今年も多くの作品が集まった。訪れた人に楽しんでもらいたい」と話していました。
文化祭は、11月1日まで開かれています。 -
環状南線の一部区間が開通
伊那市が整備を進めている環状南線の一部の区間が30日開通しました。
午前6時、平成大橋の交差点ではバリケードが撤去され通行が始まりました。
開通したのは国道153号から県道南箕輪沢渡線までの約300メートルで車道の幅は標準部分が3メートルとなっています。
また両側に幅3.5メートルの歩道が整備されています。
また環状南線には新しく小黒踏切が作られました。
踏切の舗装部分は騒音や振動が少ないゴム製となっています。
また踏切近くのアスファルトは右折と左折を分かりやすくするため青と赤に色分けして塗装されています。
新しい踏切が作られたことにともないこれまでの小黒北踏切と中村踏切、下島第三踏切が廃止され通行できなくなっています。
環状南線は2016年から工事が始まり国道153号から小黒川大橋の北側までを結ぶもので延長はおよそ1.3キロ、完成は来年3月を目指しています。
伊那市では市内の東西を結ぶ幹線道路が増えることで救急車などの緊急車両がスムーズに通ることができるほか、小黒川スマートインターチェンジからのアクセス向上が期待できるとしています。 -
西春近北小学校 音楽発表会
伊那市の西春近北小学校で29日、音楽発表会が開かれ、全校児童170人が合唱や合奏を披露しました。
発表会は、4年生の和太鼓の演奏で始まりました。
各学年が先月から発表会に向けて練習を重ねてきたということです。
今年は新型コロナウイルスの影響で全校での合唱や合奏は行わず、規模を縮小しての実施となりました。
4年ひのき組は二部合唱「マイバラード」を披露しました。
続いて2年さくら組はオペレッタ「スイミー」を発表しました。
5年やまなし組の合奏は「ルパン三世のテーマ」です。
1年けやき組は斉唱「うちゅうへのたび」を披露しました。
3年まつ組はリコーダーで「世界に一つだけのまつ組リコーダー奏」を演奏しました。
最後は6年くぬぎ組です。
二部合唱「HEIWAの鐘」を歌いました。
西春近北小学校では「児童一人一人が活躍し、保護者や地域の人に演奏を披露することができた」と話していました。
-
ローメンズクラブがシールラリー
伊那ローメンズクラブは、加盟店で飲食をしてシールを集めると食事券として利用できるシールラリーのキャンペーンを、来月1日から開きます。
29日は、ローメンズクラブが伊那商工会館で、キャンペーンの記者会見を開きました。
キャンペーンの名前はGo To Eat 17(いな)キャンペーンです。
17のローメンズクラブ加盟店で、飲食をすると、千円毎にシールがもらえます。
20枚貯めると、千円分の食事券として使えるほか、ダブルチャンスとして豪華賞品が当たる可能性があります。
シールラリーは、11月1日から始まり、来年2月28日まで行われます。
おなじ店舗のシールが複数枚でも有効です。
-
伊那市 リニア工事残土受け入れ
伊那市は、リニア中央新幹線のトンネル工事で出た残土およそ28万立方メートルを受け入れ、西箕輪の伊那インター工業団地の造成に活用します。
28日は市役所で伊那市議会臨時会が開かれ、リニア工事の残土を使い造成する土地の取得に関する議案が全会一致で可決されました。
残土の受け入れについては長野県の仲介で、伊那市とJR東海が協議を進め今月協定書を取り交わしたという事です。
受け入れる残土はおよそ28万立法メートルで、来年8月からおよそ3年にわたり運び込まれる計画です。
伊那市によりますと、残土を活用し造成するのは西箕輪の伊那インター工業団地の今回取得する2万9千平方メートルなどで、状況を見ながら拡張していく計画です。
今回の受け入れに関して、JR東海は負担金として5億2千万円を伊那市へ支払う事になっています。
白鳥孝市長は「今回の工事のほか、伊駒アルプスロードの建設などでも検討していきたい」と話していました。
長野県によりますと、現在リニア工事の残土を受け入れるのは飯田市と大鹿村で伊那市は上伊那で初めてだという事です。
また、28日の議会ではこのほかに、新型コロナ対策として小中学校の修学旅行のキャンセル費用の公費負担や子育て世帯の臨時給付金の支給などを含む9億2千万円の補正予算案も可決されました。
-
富県小 70年前の修学旅行写真を発見
伊那市の富県小学校で、今から70年前の昭和26年度の卒業生が、愛知県名古屋市の東山動物園などを訪れた修学旅行の写真が見つかりました。
28日は、昭和26年度の卒業生ら18人が学校を訪れ、プロジェクターに映された当時の写真を眺めていました。
富県小の塚田博之校長が、6月に学校の資料を整理していたところ、今から70年前の、昭和26年度の修学旅行の写真フィルムを見つけたということです。
今年は新型コロナウイルスの影響で年に1度の同級会が開催できなかったということですが、塚田校長から話を聞いた昭和26年度の同級生が、富県小に集まって写真を見ようと声を掛け合い、学校を訪れました。
当時の修学旅行は、電車の旅で、中央線を名古屋方面へ下り、東山動物園や、静岡県浜松市の弁天島を見学し、浜名湖で宿泊したということです。
今年で82歳になる同級生は、写真を眺めながら当時の様子を懐かしく振り返っていました。
富県小の塚田校長は、「70年前の貴重な思い出が見つかった。懐かしんでもらえてありがたい」と話していました。 -
「羽広荘西山亭」にリニューアル
新型コロナの影響で4月から休業していた伊那市西箕輪の羽広荘は、料亭「羽広荘西山亭」として来月1日にリニューアルオープンします。
本格的な再開を前に、今日からランチの営業が始まりました。
西山亭では、羽広荘の客室を活用し、個室で食事を楽しむことができます。
窓からは南アルプスや紅葉の景色が楽しめます。
ランチコースの1つ、牛陶板焼き御膳です。
国産牛や地元産の野菜にこだわっているということです。
伊那市観光㈱が運営する羽広荘は、新型コロナの影響で4月10日から営業を休止していました。
個室にトイレや風呂がないなど時代のニーズに合わなくなっていたため、休業を機に営業形態の見直しを行い、リニューアルを行うことにしました。
「西山亭」は、伊那市の西側の山のふもとを「にしやま」と呼ぶことから名付けました。
入口に検温器を設置している他、食事を完全個室にするなどの新型コロナ対策をとっています。
羽広荘西山亭は3日前までの完全予約制となっていて、コース料金の他に席料1人200円がかかります。
来月1日から15日まではコース料理が10%引き、席料が無料となります。
なお宿泊は団体のみ続けるということです。
-
唐澤良二さんが防犯栄誉銀章
伊那市坂下の唐澤良二さんは、長年にわたり防犯活動に尽力したとして警察庁長官と全国防犯協会連合会長から贈られる防犯栄誉銀章を受章しました。
27日は、唐澤さんが伊那警察署を訪れ、土屋秀夫署長に防犯栄誉銀章の受章を報告しました。
唐澤さんは、現在71歳です。
伊那エンジェルス隊の隊員として平成19年から活動を行っていて、平成29年から隊長を務めています。
また、平成12年から少年警察ボランティアとしても活動しています。
2か月に1度年金支給日に合わせ特殊詐欺防止の啓発活動を行っている他、夏祭りや年末年始などに、大型店やイベント会場で非行防止の声かけを行っているということです。
長年にわたる防犯活動が評価され、警察庁長官と全国防犯協会連合会長の連名で贈られる防犯栄誉銀章を受章しました。
表彰式は6日に佐久市で行われました。
今年長野県内で防犯栄誉銀章を受章したのは2人となっています。
-
伊那市と市内郵便局が協定
地域課題の解決や相互の発展を図ることを目的に、伊那市は日本郵便株式会社の市内20の郵便局と包括連携協定を22日、締結しました。
22日は、市役所で調印式が行われ、白鳥孝市長と市内の郵便局を代表して高遠郵便局の高橋晴彦局長が協定書を取り交わしました。
伊那市と市内の郵便局は、これまで災害時の協力や道路損傷か所の情提供などの協定を結んでいます。
今回は、住民サービスの向上や地域経済の活性化を図ることを目的に包括連携協定を結びました。
新たに連携するのは、安心安全な暮らしの実現、未来を担う子どもに関することなど4項目です。
今回の協定締結により子どもの見守り活動や災害時の危険個所の事前通報、認知症高齢者の見守り活動の協力などを行うとしています。
白鳥市長は「包括協定を結ぶことで連携事業をさらに進めていきたい」と話していました。
-
伊那中央RC コナラ400本植樹
伊那中央ロータリークラブは、多様な生物が生息する豊かな森林をつくろうと伊那市のますみヶ丘平地林でコナラの苗木400本を植樹しました。
25日はロータリークラブの会員や伊那西高校の生徒、信州大学の学生などおよそ50人が参加し植樹を行いました。
参加者は、深さ20センチ程の穴をほり、コナラの苗木を植えていきました。
伊那中央ロータリークラブでは奉仕活動の一環で、今回次の世代に豊かな自然をつないで行こうと植樹を行いました。
用意された400本のコナラの苗木は、およそ1時間ほどで植えられました。
伊那中央ロータリークラブでは来年度も植樹を行う計画です。
-
交通安全「孫から作戦」伊那市西部交通安全協会
伊那市西部交通安全協会は、交通安全啓発活動「孫から作戦」と銘打って、竜南保育園の年長園児にお守り型の夜光反射材キーホルダーを26日に贈りました。
キーホルダーは、それぞれ持ち帰り、祖父母に渡します。
26日は、西部交通安全協会の湯沢文雄会長が竜南保育園を訪れ、年長園児に1人2つずつキーホルダーをプレゼントしました。
キーホルダーは、お守りの形をしていて、暗いところでも目立つ夜光反射材となっています。
園児らは、色を塗ったり祖父母の似顔絵を描いたりしていました。
この取り組みは、西部安協エリアのますみヶ丘が今年度長野県の高齢者交通安全モデル指定地区となっていることから企画されたものです。
伊那警察署によりますと、管内では今年1月から10月25日までに134件の人身事故が発生していて、そのうちの半分の67件は65歳以上の高齢者が絡む事故となっています。 -
高遠町 的場文化祭 住民の力作並ぶ
伊那市高遠町的場区の住民が制作した作品を展示する文化祭が、24日、25日の2日間行われました。
会場となった的場生活改善センターの入り口では本物そっくりな人形が出迎えてくれます。
会場には、クラフトバッグや絵画など25人から出品された作品60点ほどが並びます。
特にクラフトバックは、的場区の住民10人程が参加する教室で作品作りが盛んにおこなわれているということです。
的場区では2年に1度、この文化祭を行っていて、今回で3回目です。
例年は、発表会も行いますが、今年は新型コロナの感染対策として展示のみとしました。
的場区は、36戸、100人程が住む地域です。
文化祭を主催した的場地域社会福祉協議会の矢澤利一さんは「熱心に取り組んだ力作ばかり。住民同士、互いに見せ合い、交流を深めたい」と話していました。
-
山荘ミルクで犬のしつけ教室
犬を飼い始めて間もない初心者を対象にした、しつけ教室が、伊那市横山の山荘ミルクで24日、開かれました。
この日は、上伊那地域を中心に40匹の犬と40人の飼い主が参加しました。
講師を務めたのは、箕輪町長岡のドッグスクールタカギの、髙木のり子さんです。
髙木さんによりますと、ほかの犬と喧嘩をしないように社会性を学ばせたり、飼い主を噛まないようにきちんとしつけをすることが大切だということです。
きちんとしつけるには4か月ほどかかるということです。
この日は、エサを前に、飼い主から離れて「待て」の練習をしました。
辛抱強く待っている犬もいれば、我慢できずにエサを食べてしまう犬もいました。
髙木さんは「犬が吠えたり、噛んだりしないようにするためにも、しつけが重要なことを知ってほしい」と話していました。
-
コロナ対策をして泡フェス
りんごの発泡酒シードルとクラフトビールを味わうイベント泡フェスが3日伊那市のセントラルパークで開かれました。
泡フェスは新型コロナ対策として予約制で行われました。
泡フェスは伊那谷のシードルや地ビールを楽しんでもらおうと飲食店や醸造所などでつくるアスタルシードルクラブが開いたものです。
会場には伊那谷の飲食店や醸造所のブースが並び訪れた人たちがそれぞれの味を楽しんでいました。
今回は新型コロナウイルスの影響もありましたが、予約制にして密集を避けるなど感染予防対策をしての開催となりました。
-
地域の史跡に説明看板設置
伊那市西箕輪の大萱区は区内の史跡について理解を深めてもらおうと、このほど説明看板を設置しました。
説明看板は区内の史跡3か所に設置しました。
伊那市協働のまちづくり交付金を活用したもので事業費は23万3千円です。
説明文は小林和道区長を中心に役員が郷土史研究家の書物を調べるなどして記載したということです。
史跡の阿弥陀堂は平安時代からの浄土信仰に伴い極楽往生を遂げるための修行を目的に作られたとされています。
現在の建物は1939年昭和14年に建てられたもので、堂内には2体の阿弥陀如来像が祀られているということです。
血下げ場と馬頭観音は農業に馬が利用されていたころ馬が活動的になりすぎるのを防ぐため血を抜いた場所とされています。
この場所には馬を祀る馬頭観音も数多く残されています。
獄門畑は江戸時代の1740年頃近隣の村と土地を巡って起きた争いがもとで当時の大萱村の村民が打ち首となり、その首がさらされた場所とされています。
大萱区では地域に残る史跡を地域住民が保存管理していくことで郷土愛を育んでいきたいとしています。
-
インドシルクの染織作品展
インドシルクを使った染織品の作品展「インドシルク~手しごとと伊那谷の未来~」が、伊那市の創造館で、開かれています。
会場には、インドシルクを使った染織品およそ40点が並んでいます。
作品は、東京を中心に活動している染織工芸研究家の岩立広子さんが、1970年から50年以上にわたり、年2回インドに通って集めたものです。
こちらは、サリーと呼ばれる民族衣装で、1枚の長方形の布を体に巻き付けて着るものです。
作品は、19世紀から20世紀につくられたもので、主にイスラム教徒やヒンドゥー教徒が結婚などの祝い事で身に着けたということです。
インドシルク~手しごとと伊那谷の未来~」は11月23日(月)まで、伊那市の創造館2階企画展示室で開かれていて、入場料は500円、高校生以下は無料です。
-
修学旅行キャンセル料 公費で負担
伊那市は新型コロナ対策の第6弾として、28日に開かれる市議会臨時議会に、2,856万円の補正予算案を提出します。
個人事業主への傷病手当の支給、小中学校の修学旅行のキャンセル代の公費負担などが盛り込まれています。
伊那市が、10月28日に開かれる臨時市議会に提出するのは、新型コロナ対策を盛り込んだ2856万円の補正予算案です。
内訳は、新型コロナに感染した個人事業主に、日額あたり5,000円を支給する傷病手当支給事業に500万円。
子育て世帯に児童1人あたり1万円を支給する臨時特別給付金の増額に1,193万円。
中止・延期となった小中学校の修学旅行キャンセル料を全額公費で賄う事業に684万円などとなっています。
この補正予算案などが提出される伊那市議会臨時会は、今月28日に開かれます。
-
脱プラへ 「麦ストロー」完成
伊那市の委託を受け、市社会福祉協議会が制作を進めてきた、大麦やライ麦を使ったストローが完成し、22日、お披露目されました。
脱プラスチックの推進、農業と福祉の連携事業として今後の展開が期待されます。
麦ストローは、ロング3本、ショート2本、合わせて5本入りを198円で販売します。
伊那市では脱プラスチック推進を目指して、代替商品の「麦ストロー」の製品化を検討してきました。
委託を受けた伊那市社会福祉協議会が、製造を行いました。
麦は、伊那市の農家や信州大学農学部から提供を受けました。
障害者の多機能型事業所の通所者が、刈り取りから節の切り落とし、長さをそろえるための切断作業などを行い、製品化しました。
22日は、伊那市役所で定例記者会見が開かれ、白鳥孝市長がその使い心地を確かめていました。
今年度は1000本のストローを作製しました。
現在は、ストローに加工できない麦が多く、選別や加工に手間と時間がかかるということで、どのように効率化していくかなど課題は残ります。
伊那市によると自治体と事業者が協力して、麦ストローを製品化するのは全国的にも非常にめずらしいケースだということです。
-
上伊那中学生ほたる大会
中学3年生の軟式野球の大会上伊那ほたる大会が、伊那市の伊那北高校グラウンドなどで18日、開かれました。
大会は、高校に行っても野球を続けるきっかけにしてもらおうと上伊那から甲子園!の会が開いたものです。
大会には、連合チームを含む上伊那の13校10チームが出場し伊那市の伊那北高校、東原キッツグラウンド、宮田村の宮田球場の3会場で試合が行われました。
大会は、2日間の日程が組まれていましたが、1日目が雨で中止となったため順位はつけずにリーグ戦のみを行いました。
東原キッツグラウンドでは、春富中、駒ヶ根東中、辰野中、箕輪中の4校の試合が行われました。
この大会は、中学校で他の部活動を選んだ野球経験者も参加している他、保護者が監督を務めるなど、交流を主な目的としています。
試合では、選手たちが楽しみながらプレーをしていました。
-
牧島君男子三千メートルで優勝
17日に横浜市で行われた陸上のジュニアオリンピックカップ全国中学生大会の男子3千メートルで伊那市の東部中学校3年の牧島涼也 君が優勝しました。
22日は、牧島君と顧問の木下純市教諭が市役所を訪れ白鳥孝市長に優勝を報告しました。
牧島君は、16日と17日に横浜市で開かれた陸上ジュニアオリンピックカップ全国中学生大会の男子3千メートルに出場しました。
17日の決勝では、8分44秒95を記録し優勝を果たしました。
牧島君は、大会に向け部活以外にも上伊那の駅伝チームの選手たちと練習を重ねてきたということです。
白鳥市長は「故障に気をつけ食事の管理をしっかりして上を目指して欲しい」と話していました。
牧島君は「これからも全国でも戦っていける選手になりたい」と抱負を話していました。
-
鼓笛隊が演奏披露
伊那緑ヶ丘幼稚園と緑ヶ丘敬愛幼稚園の園児でつくる鼓笛隊が
18日伊那小学校校庭で演奏を披露しました。
18日は運動会のなかで伊那緑ケ丘幼稚園と緑ヶ丘敬愛幼稚園の4歳から5歳の鼓笛隊83人が演奏を披露しました。
両幼稚園では特色ある取り組みとして鼓笛隊の演奏を園が始まって以来40年以上続けています。
しかし今年度は新型コロナウイルスの影響で毎年演奏している伊那まつりが中止となったことから発表の機会がありませんでした。
運動会も新型コロナウイルスの感染対策として入場を制限しての開催となりましたが、園児にとっては初めての発表の場となりました。
集まった保護者は我が子の姿を記念に残そうとビデオカメラやスマートフォンを使って撮影していました。
鼓笛隊は今年の1月から練習してきたアニメ、宇宙戦艦ヤマトのテーマを演奏していました。
宮原健園長は「園児たちは集中して演奏することができフォーメーションも見事だった。親御さんに見てもらうことができうれしかったのではないか」と話していました。
-
新山小の6年生が松茸収穫体験
伊那市の新山小学校の6年生は21日、地元の松茸名人の藤原儀兵衛さんの山で松茸の収穫を体験しました。
この日は、6年生4人が藤原さんの山で松茸を収穫しました。
山を所有する藤原さんは、毎年地元の新山小の6年生を招いていますが、去年は不作で収穫体験は2年ぶりとなりました。
今年も不作だということですが、子どもたちに秋の味覚と収穫の楽しさを知ってもらおうと、松茸を残しておいたということです。
児童らは、松茸が生えている場所に案内してもらうと、一人一人収穫を体験していました。
藤原さんによりますと、去年に続き今年も不作で、収穫量は例年の2割ほどに落ち込んでいるということです。
この日は約2キロの松茸を収穫しました。
収穫した松茸は、11月5日に給食の時間で松茸ご飯にして味わうことになっています。 -
みはらしの湯でゆめわーく作品展
伊那市社会福祉協議会の多機能型事業所ゆめわーくの利用者が制作した織物や絵画の作品展が、伊那市のみはらしの湯で開かれています。
会場には、利用者が制作した織物や絵画など約30点が展示されています。
ゆめわーくでは、企業からの受託作業の他、自主製品の制作などを行っています。
作品展は、日ごろの活動を知ってもらおうと、4年前から開かれています。
作品の中には、利用者の願い事を書いたものもあります。
ゆめわーくでは、「一人一人が作品作りに取り組んできた。訪れた人に見て楽しんでほしい」と話していました。
作品展は、29日(木)まで、みはらしの湯で開かれています。
-
伊那ゆいまーる移転で起工式
伊那市山寺の障害福祉サービス事業所伊那ゆいまーるは、中央に移転します。
20日は新しい事務所の起工式が行われ、関係者15人が出席し工事の安全を祈願しました。
伊那ゆいまーるは、社会福祉法人長野県社会福祉事業団が運営しています。
山寺の福祉まちづくりセンターの一角を借りて運営していますが、今回、サービスの充実を図ろうと中央に拠点を新築します。
ゆいまーるでは障害者の生活介護と就労支援を行っていて、新築により、定員は35人から40人に増員する予定だということです。
場所は伊那市中央の旧上伊那農業高校グラウンド跡地です。
建物は木造平屋建てで、延べ床面積は865平方メートル、事業費はおよそ3億円です。
なお、施設にはグループホームを運営するほっと上伊那の事務所も入る予定で、来年3月の完成を目指します。
-
段ボール供給に関する協定
伊那市は、災害時に段ボール製簡易ベットなどを迅速に調達できるよう、段ボールの製造や販売を行っている企業と、物資の供給に関する協定を20日、締結しました。
伊那市が協定を締結したのは、段ボールの製造・販売を行っている松本市のレンゴー株式会社松本工場と伊那市のアリマックス株式会社です。
20日は市役所で調印式が行われ、白鳥孝市長が、レンゴー株式会社松本工場の河辺敏郎工場長、アリマックス株式会社の伊澤芳夫社長と協定書を取り交わしました。
協定により、伊那市は災害時に、避難所で活用する段ボールのベッドやパーテーションなどを要請します。
段ボール製のベッド等は耐久性が高く組み立ても簡単だということです。
伊那市は20日現在、75団体と災害時の応援協定を結んでいます。
-
ますみケ丘で昆虫観察会
珍しいチョウなど様々な昆虫が生息する伊那市のますみヶ丘平地林で昆虫の観察会が9月19日に開かれました。
ますみヶ丘平地林の鳩吹公園周辺では、環境省の絶滅危惧種に指定されているミヤマシジミが生息しています。
信州大学名誉教授の中村寛志さんが会長をつとめるミヤマシジミ研究会が、幼虫のえさとなるコマツナギを植樹して保護する活動をしています。
中村さんは「昔は田畑の土手に農耕馬を繋ぐ為の『コマツナギ』が植えられていたが、機械化によりコマツナギは切られ、それに伴いミヤマシジミも減少しました。」と説明していました。
観察会は、子どもやその親にますみヶ丘平地林の珍しい昆虫や植物を知ってもらおうと伊那市と研究会が開いています。
ミヤマシジミの他にもコオロギやトンボなどがいました。
この日は市内の親子16組50人が参加し、観察会の最後には研究会から昆虫マイスター初級の認定書が渡されました。
参加したある親子は「改めて市内の自然を知る事ができました」と話していました。
-
上伊那地区高校演劇合同発表会
上伊那地区高校演劇合同発表会が18日駒ヶ根市の駒ヶ根市文化会館で開かれ、伊那西高校演劇クラブが県大会に進出することが決まりました。
伊那西高校演劇クラブが演じたのはオリジナルの「まだおしまいじゃないわ」です。
オイルショックで、首都圏を中心に停電が続く近未来の日本を舞台に、田舎へと疎開してきた三姉妹の成長を描く物語です。
発表会には上伊那5校の演劇部が出場し、友情や家族との絆をテーマにした劇などを発表しました。
今年は新型コロナ感染拡大防止のため、出演者同士が近距離でセリフを言わないなどの対策が取られた他、無観客での開催となりました。
審査で選ばれた伊那西高校演劇クラブは12月12日と13日に千曲市で開かれる県大会に出場します。
この模様は、ご覧のチャンネルで来年1月に放送する予定です。