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総合展で伊那西ガレット販売
伊那市の伊那西地区総合展が10日に伊那西小学校で開かれ、地元産の食材を使った伊那西ガレットが販売されました。
伊那西地区で採れたブロッコリーやほうれん草、きのこ、カブ、リンゴ、ブルーベリーなどの食材を使い80食分のガレットが作られました。
地元有志でつくる「伊那西地区を盛り上げる会Wassai和彩西(わっさい)」が特産品を使ったガレットとして販売したものです。
総合展での販売は今年で2年目で、昼時には予約をした地域住民が次々と買い求めていました。
総合展は地区の文化祭と伊那西小学校の学習発表会を兼ねて昭和59年から毎年この時期に開かれていて今年で35回目になります。
各教室では、総合学習や授業で取り組んだ子供たちの作品が展示されました。
体育館では生け花や手芸、陶芸など地域住民の作品が並びました。
このほか、地元の有志による木工教室が開かれ、子ども達が木の人形作りに挑戦していました。
伊那西地区では「年に1回住民同士が集まる事で地域の繋がりを大切にしていきたい」と話していました。
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JA上伊那まつりでおにぎりバトル
農産物の収穫に感謝するJA上伊那まつりが10日と11日の2日間伊那市のJA上伊那本所で行われ、10日は上伊那産の具材を使ったおにぎりを食べ比べる「おにぎりバトル」が行われました。
おにぎりバトルでは、たたいた梅と味噌を塗った「うめみそおにぎり」、スイートコーンとひき肉のそぼろを包んだ「コーンそぼろおにぎり」、塩だれを絡めた豚肉を混ぜ込んだ「豚肉とネギの塩ダレチャーハン風おにぎり」の3種類が提供されました。
考案したのは伊那市出身のタレント成美さんと、JA上伊那きのこ・果実大使の北澤ユウジさん、JA上伊那生活部会です。
上伊那産の食材を使ったオリジナル料理の食べ比べは今年で4回目になります。
限定100セットが無料で提供され、訪れた人たちが食べ比べていました。
食べ終わると、気に入ったものに投票していました。
投票の結果成美さんのコーンそぼろおにぎりが一番多くの票を集めました。
JA上伊那まつりは11日までで、11日も農産物品評会やきのこ狩り体験のほか、大宝投げなどが行われます。 -
健幸(けんこう)ウォーキング
森林浴を楽しみながら南箕輪村の大芝高原を歩くイベント「健幸(けんこう)ウォーキング」が今日行われました。
伊那市を中心に約80人が参加し、大芝高原のセラピーロードを歩きました。
健幸ウォーキングは、女性の声を地域に活かしていこうと去年6月に発足した伊那商工会議所女子会プロジェクトが初めて開いたものです。
講師は1988年のソウルオリンピック20キロ競歩に出場した豊丘村の酒井浩文さんが務めました。
酒井さんは「背筋を伸ばし、背中全体を使うイメージで腕をふりましょう」とアドバイスしていました。
女子会プロジェクトでは、健康的な働き方を企業に取り入れてもらうための「健康経営」を推進していて、このイベントもその一環です。
プロジェクトでは「働く世代に限らず、健康づくりの楽しさを多くの人に知ってもらいたい」と話していました。
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県縦5連覇へ 結団式
17日、18日に開かれる第67回長野県縦断駅伝競走大会に向け、5連覇への期待がかかる上伊那チームの結団式が9日伊那市役所で行われました。
9日は選手や陸上関係者などおよそ50人が参加し、カツどんを食べて士気を高めました。
長野県縦断駅伝は、長野市から飯田市までの22区間216.9キロをタスキでつなぎます。
去年上伊那チームは、11時間52分52秒で4連覇し、37回目の総合優勝を果たしています。
注目選手の一人は今年9月から主将となり、チームを引っ張る駒ヶ根市の高梨良介選手です。
大会に向けて調子を上げているということです。
また、今年の諏訪湖マラソンや信州駒ヶ根ハーフマラソンなどで優勝している中川村の桃澤大祐選手、全国中学校陸上競技大会3000m種目で7位入賞した箕輪中学校の山川拓馬選手も注目選手です。
第67回長野県縦断駅伝競走大会は17日と18日に開かれます。
伊那市の中継点は山寺の長野ダイハツ販売伊那店前で、18日の午前10時30分頃に先頭の選手が通過予定です。
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春近神社で七五三詣
伊那市東春近の春近神社で10日、七五三詣が行われました。
10日は晴れ着を身にまとった子どもとその家族が神社を訪れ、子どもたちの健やかな成長を願っていました。
春近神社では毎年11月15日に近い土日に七五三詣を行っています。
子どもたちは、玉串を供え、手を合わせていました。
花畑樹彦宮司は「めでたい春が近づく神社で、子どもたちの幸せをお祈りしました」と話してました。
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酒井氏 県議選立候補を正式表明
伊那市東春近の市区選出の県議会議員酒井茂さんは来年春の県議選に立候補することを9日正式に表明しました。
現在1期目の酒井さんは伊那市内で記者会見を開き「後援会からの要請を受け2期目を目指して出馬することを決意しました。」と述べました。
酒井さんは「地方議会で課題になっていることは議会が首長の提案に対する追認機関になっていること。議会の役割はチェックアンドバランスであり本来の議会機能を果たすことを大切に議会活動を行っていきたい。」と話していました。
取り組むこととして9年後のリニア開通に向けリニア駅と上伊那を結ぶ国道153号などの幹線道路網を整備し福祉、医療の向上や産業振興に活用したいとしています。
また防災力の向上として三峰川上流の「戸草ダム」建設のほか
河川整備、治水、砂防、治山などのハード整備や災害に強い森林づくりに取り組むとしています。
ほかには県庁から遠い南信地域の声を県政に反映し南北格差の是正を図るとしています。
酒井さんは現在65歳。
定数2の伊那市区選出で現在1期目です。
平成27年に無投票で初当選し党派は自民党県議団です。
昭和50年に伊那市職員に採用され助役などを経て平成19年から副市長を務めました。
県議会では現在環境産業観光委員会副委員長を務めています。
県議選伊那市区にはこれまでに現職5期目の向山公人さんが
立候補を表明しています。
共産党上伊那地区委員会では「立候補を表明した現職2人が自民党ということもあり候補擁立を検討していきたい。」としています。
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「信州こころん」で新そば祭り
伊那市東春近の県指定就労継続支援施設「信州こころん」の新そば祭りが9日と10日の2日間行われています。
会場では伊那市高遠町で収穫したそばの実を使ったそばが振舞われています。
信州こころんは県指定の障害者就労支援施設でそば店を営業しています。
新そば祭りは地域の人たちとの交流の場として毎年開いていて打ち立てのそばのほか利用者が育てた野菜やきのこ汁を提供しています。
バイキング形式となっていてそばと合わせて1,000円です。
祭りは10日も行われ営業時間は午前10時から午後2時半までとなっています。 -
ウズラの餌代に 切り絵作品販売
伊那市の伊那中学校の特別支援学級の生徒達は、学校で飼育しているウズラの餌代などを捻出する為に、自作した切り絵の封筒や便箋を伊那市のいなっせ北側にあるコミュニティーカフェ・セジュールで販売しています。
9日は、商品を販売しているセジュールで生徒達が切り絵を披露しました。
セジュールでは現在、生徒達の作品展が開かれていて実演はその一環で行われました。
これは、生徒達が飼育しているウズラをモチーフにした切り絵の封筒です。
インターネットの動画投稿サイトを視聴した事をきっかけに6月からウズラの飼育を始めました。
今は4羽を育てていて、餌を与えたり砂遊び用の砂を交換するなど、平日はもちろん休日も登校し世話をしています。
餌代や砂代は月に4千円かかる為、生徒達は授業で学んだ切り絵で商品を作り販売する事にしました。 -
伊那友の会 衣服講習
伊那友の会主催の家事家計講習会がきょう開かれ、衣服をテーマにした講演が行われました。
講習会では、宮田村の三浦牧子さんが、実践している服のリメイク術を紹介しました。
三浦さんは、着物のリメイク教室に通っている友人に誘われたことがきっかけで服を作るようになったということです。
現在はワンピースや羽織ものなどを作り、余った生地でバッグも作ります。
三浦さんは「裁縫の大切さをこれからも伝えていきたい」と話していました。
伊那友の会は、「よい家庭からよい社会を」をモットーに、衣食住や家計などについて学ぼうと平成元年に設立されました。
現在、上伊那の20代から90代までの48人が会員となっています。
13日(火)には、南箕輪村民センターで、同じ内容の講習会が開かれます。
当日はテキスト代350円で誰でも受けられます。 -
あるしん本店駐車場有料化
伊那市荒井のアルプス中央信用金庫は、利用客の利便性向上を目的に本店駐車場のリニューアル工事を行い、8日から一部有料となります。
これまで時間に関係なく無料で開放されていましたが、8日から入口にゲートが設けられ、時間によって料金がかかるシステムになりました。
最初の15分は無料で、窓口を利用した人は無料になります。
それ以外の人は、1時間につき100円で、平日の午後3時から翌日午前8時までは最大300円です。
土日・祝日は、午前8時から午後3時までと午後3時から翌日午前8時まではそれぞれ最大300円かかります。
アルプス中央信用金庫では「これからもサービスの向上に努め、利用されるお客様の利便性向上を目指していきたい」としています。 -
駒工生マイコンカー全国出場
駒ヶ根市の駒ヶ根工業高校ロボット研究製作部の3年生2人は、来年1月に開かれるマイコンカーラリーの全国大会に出場します。
全国大会に出場するのは、駒ヶ根工業高校3年の小池寿晏さんと、牧田敏明さんの2人です。
11月3日と4日に長野市で開かれた北信越大会で、小池君が優勝、牧田くんが準優勝しました。
マイコンカーラリーは、ロボットの先端に取り付けたセンサーが、コース上に書かれた白い線を読み取って進みます。
北信越大会では、1周52.9メートルのコースをどれだけ速く走れるかを競いました。
北信越大会では、小池さんが12秒20で優勝、牧田さんが12秒28で準優勝し、全国大会への出場を決めました。
駒工ロボット研究製作部が全国大会に出場するのは5年ぶり3回目です。
現在10人の部員が活動していて、部品の加工からプログラミングまで全て自分たちで行っているということです。
2人が出場するマイコンカーラリーの全国大会は、来年1月12日と13日に東京都で開かれます。 -
長谷中給食自給率向上へ
伊那市の長谷中学校は、学校給食での長谷産農産物の活用率の向上について考える検討会を、10月26日に開きました。
26日は、長谷中学校で学校関係者や農家、国から派遣された地産地消コーディネーターなどあわせて23人が出席し会議が開かれました。
昨年度、長谷中の給食で使われた長谷産の食材は全体の7%で、学校では50%を目標としています。
平成27年度までは地元農家で作る「麦わら帽子の会」が食材を提供していましたが、高齢化により解散し、年々長谷産活用が少なくなっています。
出席者からは、「安定して食材を提供していくのは責任が重く、農家への負担が大きい」「鳥獣被害の少ない学校の周りに給食用の畑を作ったらどうか」といった意見が出されていました。
農林水産省では、学校給食への地場産物の安定的な供給体制の整備支援として地産地消コーディネーターの派遣を行っていて、長谷中学校は今年度その事業に採択されています。
検討会は今年度中にあと2回開かれ、改善策をまとめることにしています。
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富県小学校で全校児童が焼き芋楽しむ
伊那市の富県小学校で8日、全校児童が焼き芋をして楽しみました。
学校内にある畑ではたき火が行われ、子どもたちがアルミホイルに包んだサツマイモを熾きに投げ入れました。
富県小学校では毎年、全学年がそれぞれサツマイモを栽培していて、全校児童で焼き芋を楽しんでいます。
1時間ほど経つと、芋が焼きあがります。子どもたちは、ホイルから芋を取り出していました。
体育館に集まり、全員で給食です。
出されたトン汁に入っているダイコン・ニンジンなどの野菜はすべて富県小学校の子どもたちが育てたものです。自宅から持ってきたおにぎりとともに、焼き芋やトン汁を味わいました。
子どもたちは、学年を超えた縦割り班で、給食を楽しんでいました。
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介護予防自主グループ交流発表会
健康づくり・介護予防を進めるために自主的に活動するグループの交流発表会が、8日伊那市のいなっせで開かれました。
発表会では、市内で活動する介護予防自主グループ8教室といきいきサポーター伊那・高遠のメンバーが体操を発表しました。
伊那市が養成している介護予防推進員のいきいきサポーターが、各地の自主グループをサポートして健康体操を行っています。
この発表会は、その交流の場にしようといきいきサポーターが企画して去年から始まり、今回で2回目です。
自主グループは、ボールを使った体操など趣向を凝らした体操を披露していました。
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春富中マーチング関東大会へ
伊那市の春富中学校の吹奏楽部は、10日に埼玉県で開かれるマーチングバンド関東大会に初出場します。
吹奏楽部は、1年生から3年生合わせて57人が所属しています。
春富中学校では2015年からマーチングに取り組んでいます。
9月に佐久市で開かれた日本マーチングバンド協会が主催する県大会で最高賞となる金賞を受賞し、初めての関東大会出場を決めました。
大会は、縦横30メートルのフィールドの中で6分30秒以内にフォーメーションを組んで動きながら演奏します。
3年生にとっては最後の大会ということで、上位を目指したいと意気込んでいます。
春富中学校が出場するマーチングバンド関東大会は、10日に埼玉県のさいたまスーパーアリーナで開かれることになっています。
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立冬 10月中旬並みの陽気
7日は立冬です。暦の上では冬となりましたが7日の伊那地域の最高気温は20度近くまであがり、10月中旬並みの陽気となりました。
7日の伊那地域の最高気温は午後2時23分に10月中旬並みの19.5度となりました。
伊那市の春日公園では暖かな陽気に誘われて親子連れなどが遊具で遊んだり、紅葉狩りをするなどして楽しんでいました。
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秋の叙勲 西村和美さん
現在南アルプス北部地区山岳遭難防止対策協会救助隊名誉隊長を務め、警察協力功労で瑞宝単光章を受章した伊那市長谷溝口の西村和美さんの喜びの声です。
「関係各位、県警や救助隊員の皆さんのおかげで私が代表して頂いたものだと思う」と話す、伊那市長谷溝口の西村和美さん73歳。
昭和39年、19歳で南アルプス北部地区山岳遭難防止対策協会の救助隊に入隊し、平成5年から23年間、救助隊長を務めました。
「常に訓練の日々だった。自分の身は自分で守る事。山はその時その時で気候も違うし条件も違う。常に神経をはって二重遭難のないようにするのが一番だと思っている」と話します。
54年間の活動の中では遭難者を背負って下山する事も何度となくありました。
「救助しようとした人が亡くなっていて、ザイルをはって引きあげた。途中で穴を掘って遺体を隠して次の日の朝、また登って行って下げてきたという苦い経験がある」という。
現在名誉隊長の西村さんは「山を安易な気持ちで登る人がいる。自分に似合った山、体力に合った山を選ぶ、そして決して無理をしない、引き返す勇気を持つというのが大事だ」と近年の中高年を中心とした登山ブームに警鐘を鳴らします。
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指導者らの力作並ぶ 書晋展
上伊那の書道の指導者らでつくる書晋会の「第23回書晋展」が、伊那市のかんてんぱぱホールで6日から始まりました。
上伊那の書道教室の指導者らが、毎年作品展を開いていて、会場には書のほか、篆刻、刻字、硯など、会員12人の作品およそ80点が並んでいます。
小林二葉さんの作品は、長野市にある樹齢1200年の桜を見て詠んだ句を書にしたためたものです。
表具師をしている元木真静さんの作品は、銀箔を貼った屏風を丸めて作品に仕上げたものです。
書晋会では「様々な手法の作品が並んでいるので楽しんでもらいたい」と話していました。
第23回書晋展は、12日(月)まで、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています -
東春近・富県で乗合タクシー試験運行
地域公共交通の見直しが進む中、伊那市東春近地区と富県地区では、きょうから「お手軽乗合タクシー」の試験運行が始まりました。
このうち東春近地区では初日の6日、2人が利用しました。
老人ホームオードリーの前では、近くに住む飯島繁子さん(90)がタクシーに乗りました。
乗合タクシーは、週に2日、1日3便、コース沿いにある停留所から、医療機関や大型スーパー、市役所など、25か所の目的地を結ぶ公共交通です。
会員登録をして事前に予約をすれば片道300円で利用することができ、利用者の目的地に最短距離で向かいます。
東春近地区・富県地区では、来年2月までのおよそ3か月間、乗合タクシーを実際に体験することで最適な公共交通について考えようと試験運行を行いました。
飯島さんは「普通にタクシーを呼べば伊那市駅周辺まで1,800円ほどかかる場所に住んでいる。どんな感じかな、と思い利用してみました」と話していました。
伊那市では、バス路線の再編などに伴い、平成20年度から乗合タクシーを運行しています。
現在、伊那西部地区、西春近、西箕輪、市街地北部の4地区で運行していて、利用登録者数はおよそ300人、昨年度の述べ利用者数は900人でした。
東春近地区ではすでに73人が、富県地区では56人が利用登録をしているということです。
飯島実男区長会会長は「脚が痛い、腰が痛いという人が、簡単に病院や医者に行けない。地域のみなさんがすぐに行きたい場所に行けるような地域公共交通を考えていきたい」と話していました。
東春近・富県地区では今後、利用者の意見などを聞きながら、検討を進めていくとしています。 -
堀亮さん 植物の写真展
駒ヶ根市在住の写真愛好家、堀亮さんの写真展「花・植物の情景」が、伊那市の伊那図書館で開かれています。
会場には、29点の作品が展示されています。
現在76歳の堀さんは、10代の頃から写真を撮り始め、今から23年前に写真グループに参加したことがきっかけでそれ以降植物をメインに撮影しているということです。
近年は駒ヶ根市を中心に、自宅近くの散歩道などで野生の植物を撮ることが多いということです。
展示会は今回9回目で、前回2015年に開いて以降は体調を崩してしまい、病を乗り越えて今回開催されました。
堀亮さんの写真展「花・植物の情景」は、10日(土)まで伊那図書館で開かれています。 -
県議会議員酒井氏 立候補の意向
伊那市東春近の県議会議員酒井茂さんは6日までに来年春の県議選に立候補する意向を固め近く正式表明します。
酒井さんは定数2の伊那市区選出で現在1期目です。
平成27年に無投票で初当選し党派は自民党県議団です。
県議会では環境産業観光委員会副委員長を務めています。
酒井さんは近く正式に立候補を表明するということです。
県議選伊那市区にはこれまでに現職1人が立候補を表明しています。
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秋の叙勲 北原幸彦さん
2日に発表された秋の叙勲。
伊那ケーブルテレビ放送エリア内では7人が選ばれました。
旭日双光章に選ばれた伊那市長谷の北原幸彦さんの喜びの声をお伝えします。
「喜びの方が大きくて、びっくりもしている。全市民、区民のおかげです」
北原さんは、旧長谷村の村議会議員を4期15年、伊那市議会議員を1期4年務めました。
天竜川上流河川事務所で働いた経験を活かし、「防災」の重要性を訴えてきました。
「自分のモットーとしては『治流民護』。勤めたときの半分は調査、調査できた。えらいところ(被害に遭った場所)ばっか見て歩いていたから、村を良くするためには防災をしっかりしなければだめだと感じていた」
議員任期中には合併も経験しました。
「長谷のことは言わないでも、よその地域のことを『ここはこうなっているけどどうなんだ』と言えるよう、調査して、歩いていた。それだけ自分も勉強しなければいけなくなった。市議会議員になっても勉強だけは続けていたから良かった」
「わがままの人生であったけども、これでみなさんに恩返しができたな、と感じます」 -
伊那谷ガレット協議会が知事表彰
上伊那の新たなご当地メーニューとしてガレットの普及に取り組んでいる信州伊那谷ガレット協議会は、県の元気づくり支援金を活用した優良事例として知事表彰を受賞しました。
3日に伊那市内で開かれたい~な上伊那地域づくりフォーラムで表彰式が行われ、信州伊那谷ガレット協議会の伊藤和弥副会長が、上伊那地域振興局の堀田文雄局長から表彰状を受け取りました。
信州伊那谷ガレット協議会は昨年度、約120万円の支援金を活用しガレットマルシェを開催したほか、食べ歩きマップの作成、小中学校と連携した食育、ワークショップの開催などを行いました。
伊藤副会長は「昔からある蕎麦を活用して地域おこしをしようと始まった活動です。これからも地域の魅力を発信していけるように頑張りたい」と話していました。
伊那ケーブルテレビ放送エリア内ではこのほか、高遠町地区で地元の街並みや魅力的な資源を活用するためのまちづくり塾を開催した「高遠コンサベーションプロジェクト」が上伊那地域振興局長表彰を受賞しました。
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伊那市表彰式 15団体・個人表彰
文化の日の3日、伊那市表彰式が行われ、地方自治や、教育、産業など各分野で功績のあった15の団体と個人が表彰されました。
式には12人が出席し、白鳥孝市長から表彰状を受け取りました。
地方自治功労が2人、寄附功労が1団体と2人、教育文化功労が1人、産業功労が1団体と2人、社会福祉功労が3人、保健衛生功労が1人、交通安全功労が1人、善行功労が1団体です。
受賞者を代表して伊那市教育委員会委員長を11年務めた松田泰俊さんは「伊那市に誇りと感謝の気持ちを持ち、市の発展と充実のため、いち市民としてその務めを果たしていきたい」と話していました。
白鳥市長は「それぞれの立場で経験と卓越した見識に基づき市の発展のため引き続き貴重なご意見を頂きたい」と式辞を述べました。
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つくしんぼ保育園 シクラメン販売
伊那市御園の認可園「つくしんぼ保育園」は、園の運営資金に役立てようとシクラメンの販売を、3日、4日の2日間、日影のベルシャイン伊那店で行いました。
店内の一角には、色とりどりのシクラメンが並んでいました。
つくしんぼ保育園は、昭和44年から保育を行っています。
働きながら子育てをする保護者を支援しようと0歳児から受け入れ、早朝から夜7時までの延長保育にも長年取り組んでいます。
しかし、国や自治体からの補助金だけでは十分ではないため、運営費に充てるため30年以上前からシクラメンの販売をしています。
シクラメンは1鉢1300円で、花もちが良いと評判だということです。
ベルシャイン伊那店での販売は4日で終了ですが、シクラメンの販売は11月末まで、つくしんぼ保育園で行うということです。(お問い合わせ 電話78-4157)
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人と森を繋ぐ「森JOY」
伊那市ミドリナ委員会主催の“森と歓喜する”をテーマにしたイベント「森JOY」が4日、ますみヶ丘平地林で行われました。
イベントではコンサートが開かれ、伊那市在住のピアニスト平澤真希さんのオルガンの演奏に合わせて、長谷中学校の1年生と国内外で活動するバリトン歌手、髙橋正典さんが歌を歌いました。
他に、伊那市芸術文化大使の唐木さちさんによる花入れや、地元の林業関係者による間伐の実演などが行われました。
森JOYは、伊那市が進める50年の森林ビジョンをサポートするため今年4月に発足したミドリナ委員会が主催したものです。
森の中で様々な体験をすることで、人と森を繋ごうと企画されました。
ミドリナ委員会ではこれまで月に1回イベントを行ってきましたが、森JOYは規模を拡大し市内の企業や団体に呼び掛け実現させました。
イベントでは、「森で未来を語る」と題してパネルディスカッションも行われました。
白鳥孝市長や信州大学の学生、伊那西高校の生徒など5人が話をしました。
白鳥市長は、「資源を使う、育てる、また使うという循環が森林の未来に必要だ」と話しました。
伊那市50年の森林ビジョン推進委員で平澤社長の平澤さんは、「森林を作る研究は進んでいるが利用する研究が足りない。若い人たちに期待したい」と話していました。
ミドリナ委員会では現在、都市部の企業と伊那市の森林がコラボレーションするビジネスプランを企画していて、来年度以降に実施していきたいとしています。 -
キャリア教育フェス初開催
伊那市内のすべての中学2年生が企業や地域団体のブースを巡る「伊那市中学生キャリア教育フェス2018」が2日伊那市民体育で開かれました。
実行委員会によりますと、市単位で行うキャリア教育のイベントは全国初だという事です。
開会式は市内全ての中学2年生650人と出展者などが参加し行なわれました。
最初に中学校の校旗を持った生徒が順番に入場し、その後、荒井の獅子舞や狐島の長持ちが披露され、会場を盛り上げました。
また、今回のイベントのテーマ「未来につなげる一つの出会い」が発表されました。
開会式が終わると、生徒達は出展した企業や地域団体など94ブースを見学しました。
春富中の保護者で作る団体は、夢がかなった事を前提に祝う「予祝」(よしゅく)で生徒達にエールを送りました。
ドローンスクールのブースではシミュレーターを使った操縦体験をしました。
酪農家で作るグループのブースでは子牛が牛乳を飲む器具を使って搾乳体験をしました。
製造業のブースでは、担当者から説明を聞きながら金属の加工を実際に行ったり、アルミとコップ使い電気を貯める仕組みについて学んでいました。
伊那市ではこれまで中学校単位でキャリア教育のイベントを行ってきました。
より多くの中学生に地域の未来について考えてもらおうと、今回は全国で初めて市内の中学校全てが参加するキャリアフェスを開催しました。
伊那市では来年度以降も同様のキャリア教育フェスを開催していきたいとしています。
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知立市のかきつばたが伊那市に
伊那市の友好都市の愛知県知立市から贈られた、かきつばたの苗を新山小学校の児童らが2日伊那市富県上新山のトンボの楽園に植えました。
かきつばたは知立市の市の花で300株が贈られました。
2日は新山小学校6年生のほか地域住民およそ100人がトンボの楽園の湿地帯に苗を植えました。
今回贈られた苗のなかには季節外れの花を咲かせていたものもありました。
両市は知立市の野外センター建設がきっかけで交流が始まり平成6年に友好都市となりました。
これまでにタカトオコヒガンザクラを贈ったことがあり今回その
お礼しとして寄贈されました。
かきつばたは湿地帯で生育することから条件の良い新山のトンボの楽園が植栽場所に選ばれました。
植えられたかきつばたは来年5月ころに花を咲かせるということです。
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上伊那医療生協組合員写真クラブが写真展
上伊那医療生協組合員写真クラブの写真展が南箕輪村の大芝の湯で開かれています。
クラブでは年に3回ほど写真展を開いていて今回は秋をテーマにしています。
会場には風景や人物などの写真16点が並べられています。
上伊那医療生協組合員写真クラブの写真展は今月30日まで南箕輪村の大芝の湯で開かれています。
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黄綬褒章 藤原政治さん
秋の褒章受章者が2日発表され長野オリンパス勤務の藤原政治さんが黄綬褒章を受章しました。
藤原さん「『もらったからには』という引き締まった気持ちでいっぱいです」
伊那市富県の藤原政治さん、58歳。
藤原さんは、昭和53年、のちにオリンパスへ合併となる長谷光機に入社。
以来40年に渡り、顕微鏡の部品などの金属加工を担当してきました。
部品は千分の1ミリ単位の精度が求められるということで、藤原さんは、多くの人が高い精度で製造できるよう、加工方法のノウハウ構築に取り組んできました。
「寸法には妥協をせずにやってきた。そういったところが自分のこだわり」
2016年には技能道場の道場長となり高度技能者を育てています。
「自分が教わってきたものを確実に若い人たちに伝えたいという気持ちと、技術進歩が著しいので、昔とは違ったものづくりということも含めて伝えようと思っています」