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市道黒河内線鷹岩トンネル開通
伊那市長谷の市道黒河内線で工事が行われていた新しい鷹岩トンネルが完成し、13日開通しました。
13日は開通式が行われ、南アルプス林道バスや、関係者を乗せた車両が新しく完成したトンネルを通行しました。
鷹岩トンネルは仙流荘前の市道黒河内線を2キロほど東に進んだところにあります。
この道は黒川上流の砂防堰堤の工事車両や、南アルプス林道バス、地域住民も利用します。
鷹岩トンネルは、延長452メートル、幅6.5メートルで、マイクロバスのすれ違いができます。
以前のトンネルは、昭和30年に造られたもので、すれ違いができませんでした。
出口にかけられている橋も老朽化が進み、荷重制限がかけられていました。
新しいトンネルの整備は、国土交通省と伊那市が、工事の円滑化や交通の安全確保につなげようと行いました。
総事業費はおよそ17億円です。
式では、長谷小学校の児童による合唱が披露されました。
国土交通省天竜川上流河川事務所の椎葉秀作所長は、「この地域が災害に見舞われることのないよう砂防事業を進めるとともに、魅力ある地域づくりに協力していきたい」と話していました。
トンネルは13日午後2時から供用が開始され、それに伴い以前のトンネルは閉鎖されました。
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被災地の布が彩るコンサート
伊那北高校出身のクラリネット奏者橋爪恵一さんらによるコンサートが12日伊那市のいなっせで開かれ、ステージを東日本大震災で被災した呉服店の着物で作った作品が彩りました。
ステージには、東日本大震災で被災した呉服店の着物で作ったパッチワーク48枚が飾られました。
演奏したのは、伊那市通り町出身でクラリネット奏者の橋爪恵一さんら2人です。
二人が着ている衣装も被災した呉服店の着物をリメイクしたものです。
橋爪さんの妻、しおみえりこさんは東日本大震災で被災した呉服店の着物を使ってパッチワークを作るプロジェクトを国内外で行っています。
伊那からも8枚が寄せられました。
コンサートではクラシックや沖縄に伝わる曲など7曲が披露されました。
橋爪さんは、「震災が忘れられることのないよう、コンサートを通して伝え続けていきたい」と話していました。
12日はステージの他、ロビーにも作品が展示されました。
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高遠藩ゆかりの武具を展示
伊那市高遠町の高遠町歴史博物館で、地域の個人から借りた高遠藩ゆかりの武具などを展示する特別展が開かれています。
会場には、高遠藩ゆかりの刀剣や鉄砲、甲冑など150点が展示されています。
歴史博物館所蔵のものに加えて今回初めて地域住民に呼びかけたところ、10人から60点の応募がありその全てが展示されました。
こちらは、上山田の76歳男性の家の屋根裏から見つかった刀です。かつて山田村の村役人をしていた家で先祖は高遠藩で料理番をしていた事から、名字帯刀を許されていたという事です。
東高遠に住む87歳の柿木邦夫さんは、甲冑を出展しました。
自身の4代前にあたる柿木門連(かどつら)が高遠藩の代官となった時に入手したという事です。
高遠町歴史博物館では「多くの人に貴重な資料を寄せて頂いた。城下町としての高遠の歴史に関心をもってもらいたい」と話していました。
特別展高遠に残る武具は12月9日まで開かれています。
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俳句誌みすゞ800号で記念碑
昭和21年に創刊した俳句誌みすゞの800号を記念した碑が伊那市西箕輪の仲仙寺に建立されました。
碑は高さ150センチほどで「俳句誌みすゞ800号」の文字が刻まれています。
13日は会員が碑の完成を祝う祝賀会を羽広荘で開きました。
みすゞ俳句会を主宰する城取信平さんは「800号の記念碑は私たちが俳句の研鑽につとめるシンボルにしたい」と話していました。
俳句誌みすゞは、戦後間もない昭和21年、「若い人たちの心に文化の火を灯そう」をテーマに創刊しました。毎月1回発行していて2016年10月に800号となりました。
現在は上下伊那を中心に北海道や九州など400人が会員となっています。
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27日にハロフェスいな2018
伊那商工会議所青年部主催のハロフェスいな2018が今月27日に伊那市のセントラルパークで開かれます。
11日に青年部のメンバーがセントラルパークで記者会見を開き概要について説明しました。
ハロフェスでは仮装大賞の審査があり全員に参加賞が贈られるほかパレードも予定されています。
商店街の店舗をまわるとお菓子がもらえるスタンプラリーは参加費500円で500人が参加できます。
また9年後に開通予定のリニア中央新幹線に関心を持ってもらおうとリニアの仕組みなどについて学ぶJR東海出前講座も開かれます。
セントラルパークには屋台が並ぶほかステージ発表もあります。
伊那商工会議所青年部では「1日中遊べるイベントなので仮装して集まってほしい」と話していました。
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春富ふくじゅ園で秋祭り
伊那市西春近のデイサービスセンター春富ふくじゅ園の秋祭りが、8日に行われました。
伊那市西春近にあるデイサービスセンター春富ふくじゅ園です。
園内は、華やかに飾り付けられ、地区住民や利用者の家族などが集まりました。
綿あめや輪投げなどの手作りの出店が並び、来場者が楽しんでいました。
これは、春富ふくじゅ園が、利用者や家族、地域の人たちに楽しんでもらうとともに、施設の様子を知ってもらおうと行っているものです。
手作りのスナックは、利用者が育てた野菜で作りました。
途中、美篶の中県長持ち保存会も駆けつけ、園内で長持ちを披露しました。
春富ふくじゅ園の今井 ちずる所長は「自分で秋祭りに行くのは難しくなった利用者が多いが、祭りの雰囲気と、地域の人たちとの交流を楽しんでもらいたい」と話していました。
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初心者対象そば打ち教室
初心者を対象にしたそば打ち教室が、伊那市のいなっせで11日に開かれました。
そば打ちの講師は、西春近在住の原秀夫さん・れい子さん夫妻が務めました。
2人は、全国の会員で組織する一般社団法人全麺協が認定する段位を持っていて、秀夫さんが5段、れい子さんが4段です。
教室は、伝統の手打ちそばを体験することでそばに親しみをもってもらおうと伊那市生涯学習センターが開いたもので、今年で3年目です。
伊那市内から10人が参加しました。
参加者は講師の2人に打ち方のコツなどを教わっていました。
そば打ち教室は、10月25日と11月8日にも開かれます。 -
美篶 ヤナギバヒマワリ見頃
伊那市美篶下川手の住民有志が育てている「ヤナギバヒマワリ」が見頃を迎えています。
ヤナギバヒマワリは別名ゴールデンピラミッドと呼ばれ、9月から10月にかけてヒマワリに似た黄色い花を咲かせます。 -
ソースかつ丼の日 賑わう
10月10日は、伊那ソースかつ丼会が定めた「ソースかつ丼の日」です。
これに合わせ加盟店13店舗のスタンプを集めると食事券が貰えるスタンプラリーも始まりました。
伊那市西町の田村食堂です。
昼の12時前から多くの客が訪れ、ソースかつ丼を味わっていました。
厨房も大忙しです。
伊那ソースかつ丼会では、かつを揚げる時の「ジュージュー」という音から、語呂合わせで、10月10日をソースかつ丼の日に定めています。
田村食堂は昭和33年に開業し今年で60年の老舗で、その当時からソースかつ丼を提供しているということです。
先代から受け継がれてきた秘伝のソースは、りんごや玉ねぎなどを使用し、3か月寝かせます。
日ごろの感謝の気持ちを伝えようと田村食堂では平成4年から毎月10日に、割引サービスをしています。
10日は通常1200円のかつ丼が1000円で提供されました。
中には、ソースカツどんとローメンを一緒に注文する男性客の姿もありました。
10日から、伊那ソースかつ丼会加盟店13店舗のスタンプを集めると食事券が貰えるスタンプラリーが始まっています。
会では、「各店舗の味を楽しんで欲しい」と話していました。
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秋の例祭で春近神楽を奉納
伊那市東春近の春近神社で6日地元の小学生が春近神楽を奉納しました。
春近神楽の奉納は春近神社の例祭に合わせて行われたものです。
春近神楽の基本は上伊那の神職の舞、里神楽ですが子どもの巫女のために振り付けて伝えているということです。
かつては例祭で、鹿の首を奉納していたと伝えられていますが近代になり消滅し代わりに神楽を舞うようになったということです。
毎年地元の子どもたちが振り付けを覚え平成に入ってから186人が秋の例祭で神楽を奉納しているということです。
春近神社では「この里が続くかぎり祭りも続けていきたい。」と話していました。
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感謝の気持ちを込めて演奏
伊那中学校吹奏楽部の定期演奏会が7日伊那市の伊那文化会館で開かれました。
定演では部員約40人がダンスを交えながら息の合った演奏を披露していました。
伊那中吹奏楽部はコンクールへの参加のほか、春の高校伊那駅伝や地域の敬老会、運動会などで演奏を披露する活動を行ってきました。
7日は歌謡曲やサンバなど17曲を演奏しラストでは吹奏楽コンクール長野県大会での銀賞受賞曲を披露しました。
定期演奏会は活動を支えてくれた保護者や先生、地域の人たちに感謝の気持ちを伝えようと開かれているもので今年で15回目となります。
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園児が牧場で羊と触れ合う
伊那市高遠町の高遠第2第3保育園の園児は、10日に地域の住民が管理する牧場で羊と触れ合いました。
高遠第2第3保育園の年少から年長まで全園児が羊にエサやりをして遊びました。
ここは、高遠町藤沢にある牧場「メリーベリー水上」です。
藤沢を中心とした住民でつくる高遠町山村活性化協議会が信大農学部の協力で、耕作放棄地対策として作った牧場です。
雑草が生え荒れてしまった土地3千平方メートルに羊4頭を放し、草を食べてさせて景観形成につなげています。
園児らは、地域の人たちが用意してくれた桑の葉などをあげていました。
牧場内ではキノコの栽培が行われていて、子ども達はナメコとクリタケの収穫を体験しました。
協議会では「幼いうちから動物に触れる楽しさを知ってもらい、地域の自然にも興味を持ってもらいたい」と話していました。
羊は、気温が低くなる11月中旬に一端信大農学部に引き渡し、来年の春、再びここへ放牧するという事です。
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トラックの日フェスティバル
運送業に関心を持ってもらおうと、10月9日のトラックの日に合わせたイベントが、伊那市のアピタ伊那店で、6日に行われました。
4トンや10トンの大型トラックを中心にバスや消防車両などが駐車場に展示されました。
イベントは長野県トラック協会上伊那輸送協議会が10月9日のトラックの日に近い週末に毎年行っているものです。
商品や荷物を運ぶトラックの役割について楽しみながら感心を持ってもらおうと、子ども達に運転席の乗り心地を体験してもらいました。
会場では、協議会のメンバーがイベントのために産地からトラックで運んできた直送の海産物や地元の野菜が並び、多くの人が買い求めていました。
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春富ふくじゅ園で秋祭り
伊那市西春近のデイサービスセンター春富ふくじゅ園の秋祭りが、8日に行われました。
園内は、華やかに飾り付けられ、地区住民や利用者の家族などが集まりました。
綿あめや輪投げなどの手作りの出店が並び、来場者が楽しんでいました。
これは、春富ふくじゅ園が、利用者や家族、地域の人たちに楽しんでもらうとともに、施設の様子を知ってもらおうと行っているものです。
手作りのスナックは、利用者が育てた野菜で作りました。
途中、美篶の中県長持ち保存会も駆けつけ、園内で長持ちを披露しました。
春富ふくじゅ園の今井 ちずる所長は「自分で秋祭りに行くのは難しくなった利用者が多いが、祭りの雰囲気と、地域の人たちとの交流を楽しんでもらいたい」と話していました。
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全国障害者スポーツ大会での健闘誓う
13日から福井県で開かれる「全国障害者スポーツ大会」に長野県代表として出場する伊那市の3人が9日、市役所を訪れ、白鳥孝市長に健闘を誓いました。
大会に出場するのは狐島の武田美穂さん、西町の斧研つね子さん、西箕輪の萩村勲さんの3人です。
3人はそれぞれの競技で県大会優勝を果たし、全国大会出場を決めました。
左半身に神経障害がある武田さんは、水泳の25メートル自由形とバタフライに出場します。
武田さんは「上位入賞ももちろん目標だけれど、多くの人と交流して友達をたくさんつくってきたい」と話していました。
左半身麻痺がある斧研さんは、フライングディスクに出場します。
5回投げて、枠に入った回数を競います。
斧研さんは「全国大会に出場するのは人生でも初めてだと思う。たくさんの人と交流してきたい」と話していました。
右股関節の障害がある萩村さんは、陸上の50メートル競走に出場します。
萩村さんは「とにかく楽しんで、出来ればメダルも目指したい」と話していました。
大会は13日から3日間、福井県で開かれることになっています。 -
ノルディックウォーキング講習会
伊那市東春近の榛原河川公園周辺では、ストックを使って運動効果を高めるノルディックウォーキングの講習会が8日に開かれました。
講習会では、榛原河川公園付近のウォーキングロードを、ストックを使って歩きました。
ストックを使って歩くと、上半身を使うため、通常のウォーキングに比べて消費カロリーが20~40%アップするということです。
講習会は長野県スキー連盟が主催したもので、今年で8回目です。
講師は、オリンピックに3回出場している成瀬 野生さんと、国体に6回出場している栗山 大貴さんの2人が務めました。
栗山さんは、ストックを使ったストレッチなども指導していました。
成瀬さんは、ノルディックのトレーニングのデモンストレーションを見せていました。
共催した中ア山麓スキー学校の細野 昭男校長は、「基礎を学んで効果の高い運動をしてほしい」と話していました。
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イーナちゃん駅伝カーニバル
体育の日の8日、各地でスポーツにちなんだイベントが行われました。
伊那市陸上競技場では、イーナちゃん駅伝カーニバルが行われ、参加選手がたすきをつなぎました。
地区子どもの部は園児からスタートを切りました。
小学校低学年男女、高学年男女と5人1組でタスキをつなぎます。
地区対抗戦となっていて12チーム60人が参加しました。
イーナちゃん駅伝カーニバルは市民駅伝として始まり36回目となります。
子どもの部のアンカーとなる高学年男子は、トラックを飛び出して、一般道も含め1キロを走ります。
子どもたちは、地区から声援を受けて、コースを走り抜けていました。
子どもの部のほかに、地区の部、企業などが参加するオープンの部があり、合わせて231人が走りました。
なお、地区の総合優勝は西春近、2位は美篶、3位は富県となっています。 -
井上さん コンテストで知事賞
先月末に長野市で開かれた、第34回長野県フラワーデザインコンテストで、サンスイ生花店の井上美久さんが、最高賞に次ぐ県知事賞を受賞しました。
井上さんは箕輪町在住の27歳で、伊那市上新田のサンスイ生花店の店長です。
コンテストの課題は「秋風のハーモニー」で、赤や茶色、オレンジなど、濃い色の花を使って紅葉を表現しました。
土台にもこだわっていて製作には2週間かかったということです。
先月25日に長野市で開かれたフラワーデザインコンテストの展示競技部門で、県内から出品された50作品のうち、最高賞に次ぐ県知事賞を受賞しました。
井上さんは上伊那農業高校の園芸科学科卒業で、20歳の時から花に携わる仕事をしてきました。
井上さんは「びっくりしたし、とても嬉しかった。お世話になった人たちに感謝したい。この経験で技術が上がっていると思うので、今後に活かしていきたい」と話していました。
サンスイ生花店では、スタッフの技術向上を目的に毎年作品を出品していて、3位以内に入賞するのは3回目です。
小池忍社長は「お客様へのサービス向上につなげていきたい」と話していました。 -
ふるさと祭り 特色あるブース並ぶ
伊那市長谷の地域の特色を活かした様々なブースが並ぶ「南アルプスふるさと祭り」が7日、美和湖公園で行われました。
今年で35回目を迎えた祭りには、食を中心におよそ20のブースが並びました。
三峰川で捕った岩魚の塩焼き、美和ダムをモチーフにした美和ダムカレー、猪の肉を使った「長谷鍋」など、特色ある飲食ブースが並びました。
長谷でマウンテンバイクコースを運営するトレイルカッターによる体験コーナーでは、子ども達が芝生の上に作られたコースで楽しんでいました。
長谷小の6年生は三峰川の流木や自宅にあった布などを使った手作りの小物を販売していました。
今年のふるさと祭りにはおよそ3500人が訪れたということです。 -
西山神社に園児が幟旗奉納
伊那市の西箕輪南部保育園の園児は9日、保育園近くの西山神社の例祭にあわせて願いごとなどを書いた手作りの幟旗を奉納しました。
園児は、190段ある参道階段を一斉に駆け上がり、両脇に幟旗を立てました。
旗を立てたのは西箕輪南部保育園の年少から年長までの園児49人です。
西山神社の例祭は毎年10月9日に行われています。
神社は応永12年(1405年)に創建され、家内安全や五穀豊穣などを祈願する人が多く訪れていたということです。
昭和30年代頃までは祭り当日は参道に露店が出るなど賑わいが見られ、幟旗の数も1,000本に及び「幟祭り」とも呼ばれていたということです。
しかし近年はその数もわずかとなり、賑わいを取り戻そうと5年前から西箕輪南部保育園の園児が奉納しています。
伊藤光森宮司は「地域の皆さんが安心して1年を過ごせるよう園児の皆さんもお祈りしてください」と話していました。 -
荒井神社で奉納こども相撲
伊那市荒井神社の秋の例大祭に合わせて、奉納こども相撲大会が7日に開かれました。
荒井区の小学生70人が参加し、神社の境内に作られた土俵の上で相撲を取っていました。
こども相撲大会は、毎年荒井神社の例大祭に合わせて開かれている大会で、今年で37回目を迎えます。
6年生女子決勝の取り組みは、勝負がつくまでに5分ほどかかる熱戦になりました。
荒井区の唐澤規夫区長は「歴史ある相撲大会なので、例大祭とともにこれからも長く続いてほしい」と話していました。
荒井神社は、大正8年に春日神社から分祀した神社で、今年で100年を迎えます。
8日の本祭りでは、創建100年を祝う神事も行われることになっています。 -
学生と園児の特別展「手の中のかたち」
伊那市高遠町の地域活性化について取り組む東京藝術大学美術学部の学生と、高遠第2第3保育園の園児が一緒につくった美術作品が、保育園の裏山に展示されています。
高遠第2第3保育園の裏山が特別展示の会場です。
7日は最後の仕上げが行われ、子ども達が学生と一緒に、石膏で手の中の形を表現したものを地面に差し込んでいました。
東京藝大と伊那市は、昨年度から美術で地域活性化を目指す「伊那市デザインプロジェクト」を立ち上げて活動しています。
今年度は高遠第2第3保育園が山保育をしている様子を見学した学生が、子ども達の生活の場を知ってもらおうと、特別展を企画しました。
東京藝大大学院修士1年安島茜さんは「今後も続けていくことでより多くの学生や市民のみなさんを巻き込んで、大きなことが出来るようになるのではないかと思う」と話していました。
展示は8日まで行われることになっています。 -
春日神社例大祭 子ども神輿
伊那市西町の春日神社 秋の例大祭が6日行われ、子どもたちが神輿を担いで練り歩きました。
子ども神輿には、西町の小学生およそ100人が参加し、2つのコースに分かれおよそ4キロを練り歩きました。
「おーよう わーよう いやさかさっさ」という地区の繁栄を願う掛け声に合わせ元気よく神輿を担ぎあげていました。
地区住民からは、ご祝儀が入れられていました。
春日神社の例大祭は、五穀豊穣と家内安全を祈願し毎年この時期に行われています。
7日は本祭りが行われ、午前10時からは小学生が浦安の舞を奉納します。
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春富中で高校生が先生に
伊那市の春富中学校で10月から2月まで行われる放課後学習で、伊那西高校の生徒3人が、先生を務めます。
伊那西高校進学コース2年の中島萌乃さんです。
春富中学校出身で、自身も放課後学習を利用していたことから、後輩の力になりたいとボランティアで生徒の指導役を買って出ました。
春富中学校では、10月から翌年の2月まで、希望者を対象に放課後、自主学習の時間を設けています。
これまで地域住民や春富中の教諭が指導に当たっていて、今年は初めて学区内にある伊那西高校の生徒に協力を依頼しました。
中島さんと同じ2年生の吉田衣里さん、村澤彩華さんも先生として参加しています。
放課後学習は来年2月まで月曜日と金曜日に行われ、3人は金曜日を中心に指導に当たるということです。
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やまびこソフト 城南クラブが3連覇
40歳以上のやまびこソフトボール連盟の伊那ケーブルテレビ杯決勝戦が、5日に行われ、城南クラブが3連覇を果たしました。
決勝戦は、紺のユニフォーム城南クラブと白のユニフォームトレンディーOBの顔合わせとなりました。
0対0で迎えた2回の裏城南クラブは、ノーアウト1塁3塁のチャンスをつくると、パスボールで2点を先制します。
追いつきたいトレンディーOBは5回2アウト1塁から2番入江さんと3番田中さんが連続タイムリーヒットを放ち、同点に追いつきます。
試合はこのまま最終回へ。
後攻めの城南クラブは、1アウト3塁でバッターボックスには6番の酒井さん。
サヨナラタイムリーヒットで城南クラブが見事3連覇を果たしました。 -
伊那北卒業30周年で同窓会
昭和63年に伊那北高校を卒業した第40回生でつくる「悟空会」は、卒業30周年を記念した同窓会を、6日に開きました。
40回生360人のうち170人が母校に集まり同窓会を開きました。
実行委員長の小町谷良一さんは「卒業後、私たちは平成の時代を一生懸命に生きてきました。今日は久々の再会を楽しみ、あすからの力にしていきましょう」と呼びかけました。
恩師を代表して元E組担任の神林三喜雄さんは「皆さんは今、社会で中心となり責任ある立場となっています。体を大事にしてこれからも頑張ってほしい」と話していました。
記念式典では、40回生から、同窓会と学校にそれぞれ30万円が記念に贈られました。
式の最後には当時応援団だったメンバーの指揮と太鼓に合わせて、応援歌「天竜河畔」を歌いました。
40回生は昭和63年3月に伊那北高校を卒業した昭和最後の卒業生で、現在48歳か49歳になっています。
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第41回伊那市民美術展
第41回伊那市民美術展が伊那市のいなっせで5日から始まりました。
美術展は地域の美術愛好家でつくる伊那市民美術会が開いたもので会員57人が出品しています。
会場には洋画や日本画、工芸などの作品が並べられています。
伊那市民美術会による美術展は9日・火曜日までいなっせ2階展示ギャラリーで開かれています。
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行者そば祭り中止に
伊那市荒井区は14日に開催を予定していた「行者そば祭り」を中止する事を4日決めました。
行者そば祭りの会場となる内の萱スポーツ公園へつながる県道です。
小黒川キャンプ場の近くにあるめつら沢から数十メートルにわたって土砂が流出し、通行止めとなっていて復旧のめどはたっていません。
行者そば祭りを主催する荒井区では4日、区の役員などが緊急の会議を開きました。
別の場所での開催を含め検討しましたが、来場者に満足するそばを提供する事が出来ない事などから、今年は中止する事を正式に決めました。
内の萱に伝わる行者そばは奈良時代に修行のためこの地を訪れた行者が住民によるもてなしの礼にそばの実を渡したのが始まりとされています。
伊那市の5週連続そば祭りの最初に行われるイベントで、毎年2000食ほどが用意され、県内外から多くの人が訪れています。
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伊澤修二合唱団 学生指揮者と練習
10月27日(土)の伊澤修二記念音楽祭で東京芸術大学のオーケストラと共演する市民合唱団の練習が3日夜行われました。
3日夜は、本番を行う伊那文化会館の大ホールで練習が行われ150人の市民合唱団が参加しました。
当日、市民合唱団と芸大オーケストラの共演で指揮をする東京芸術大学音楽学部指揮科4年生の平塚 太一さんが訪れ、指導を行いました。
共演する曲は、ハイドンのオラトリオ「四季」より第2曲「来よ春」です。
ドイツ語の曲で、平塚さんは、発音から確認していました。
伊澤修二記念音楽祭は、高遠町出身の伊澤修二が東京芸術大学の初代校長を務めたことが縁で旧高遠町時代に始まった音楽祭で、今年で32回目です。
有志で作る市民合唱団と毎年共演しています。
合唱団は、9月12日から毎週水曜日に練習を重ねていて、学生指揮者と合わせるのはこの日が最初で最後となります。
平塚さんは、「ヨーロッパの厳しい冬から一気に草花が咲き誇る春に移り変わる。人々の春を恋しく待つ心を歌ってほしい」と呼びかけていました。
伊澤修二記念音楽祭は、27日(土)に行われます。
第1部は、高遠町文化体育館で行われ、高遠町内の小中高校生の発表と芸大のアンサンブルの演奏があります。入場は無料です。
第2部は伊那文化会館で行われ、昨夜練習したハイドンの「来よ春」のほかムソルグスキー作曲の組曲「展覧会の絵」などが演奏されます。入場料は一般500円です。
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安全運転サポート体験会
安全運転サポート機能がついた車を使った交通安全体験会が4日、伊那市役所で開かれました。
長野ダイハツ販売株式会社が用意した安全運転サポート機能がついた車両です。
ブレーキとアクセルを踏み間違えた時に発進を抑制するものと、人や物にぶつかりそうになった時に自動でブレーキが働く機能がついたものの2台が用意されました。
この日の体験会では時速15キロ程で走行し、物や人を感知すると自動で車が止まりました。
長野ダイハツ販売と長野県警が提携して県内各地で試乗体験会を開いていて、上伊那では今回が初めてです。
体験会には、伊那市交通安全協会の各地区の代表ら20人ほどが参加しました。
伊那署では「体験したことをそれぞれの地区に持ち帰って住民に伝えてもらい、1つでも事故を減らしてもらいたい」と話していました。