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上牧区 先祖の霊を迎える「迎えまんど」
お盆の行事をお伝えします。 13日は、伊那市上牧区の住民による、先祖の霊を迎える迎えまんどが行われました。 この日は、上牧区の住民50人が集まりました。 上牧区では、毎年13日に集まり、小学生を中心にまんどを振り、先祖を迎えます。 高学年の児童から、手作りのまんどに火をつけ回していました。 上牧区では、「年々参加する児童が減ってきているが、地区の行事として伝統を残していきたい」ということです。
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自然エネルギー ガイドライン策定へ
伊那市環境審議会の今年初めての会合が18日、伊那市役所で開かれ、自然エネルギー施設などについて意見を交わしました。 審議会では、自然エネルギーに対しての現状と課題が報告され、伊那市でもガイドラインが必要か話し合われました。 審議会は、各種団体の代表など11人で組織されています。 伊那市には太陽光発電やバイオマス発電、風力発電施設などの自然エネルギーに対する条例や規則がありません。 上伊那の8市町村の内、4町村には、8月の時点でガイドラインが策定されていて、中には規則を定めたところもあります。 委員からは、「優良農地に太陽光パネルを設置したいとの話を聞くことがある」や、「ガイドラインを策定して、基本的理念を示すべき」などの意見が出ました。 審議会では、「太陽光発電の固定買取期間がすぎる20年後には、パネルの廃棄問題などが考えられる」などとしてルールは必要としています。 この他、環境基本計画についての中間報告があり、伊那市の総合計画との整合性を考え、後期計画の期間を当初の平成30年度から、31年度とする方針が示されました。
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子どもの権利条例について考える
子どもの権利条例について考える学習会が18日、伊那市の西箕輪ぬくもり館で開かれました。 学習会を開いた市民団体は今後行政に対し子どもの権利条例制定について働きかけていきたいとしています。 学習会は貧困やいじめ、不登校虐待などから子どもを守る活動をすすめる「子どもの育ちと保育・教育を考える会」が開いたもので会場には12人が集まりました。 講師を務めたのは諏訪市の弁護士で松本市子どもの権利養護委員の北川和彦さんです。 北川さんは去年、松本市で制定された子どもの権利条例を例えにあげながら、その内容や必要性などについて話をしました。 条例は子どもの権利を保障し社会全体で支えるまちづくりを進めようと制定されたもので県内で唯一です。 松本市ではこれにより相談窓口や支援委員会を設置するなどの取り組みを行っているということです。 考える会ではいじめや不登校、虐待など様々な問題があるなか子どもの権利を保障するため活動していきたいとしています。
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第5回 平和音楽会
音楽を通して原爆のない平和な世界を訴える「第5回平和音楽祭」が10日、伊那市のいなっせで開かれました。 平和音楽会は、上伊那を中心に活動している「うたごえサークルざざむし」が主催したもので、今年で5回目です。 第一部では、5つの団体と個人が発表しました。 第二部では、16歳の時に長崎の原爆で被爆した渡辺千恵子さんの体験談を、合唱と語りで構成する「平和の旅へ」が演奏されました。 主催したうたごえサークルざざむしは、 「平和に対する気持ちや平和に暮らせている時間の大切さを、様々なジャンルの音楽を通して伝えていきたい」としています。
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雨の中上農盆花市 賑わう
南箕輪村の上伊那農業高校伝統の盆花市が12日、伊那市内2か所で開かれました。 あいにくの雨の中、多くの人が花を買い求めていました。 いなっせ横の広場の会場には、販売開始の9時前から長い列が出来ていました。 上伊那農業高校では、毎年お盆前の12日に販売をしています。 12日は、いなっせと伊那北駅前の2か所で合わせておよそ400束が用意されました。 花は上農の畑で育てたものでアスターや菊などが1束500円と市価より安く物がよいことから毎年人気となっています。 あいにくの天気の中、訪れた人たちは傘をさしながら花を買い求めていました。 用意した400束の盆花は開始から1時間で完売したということです。
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洞泉寺で施食会法要
先祖の霊を供養する「施食会」の行事が11日、伊那市美篶の洞泉寺で行われました。 この日は、美篶区民などおよそ200人が集まりました。 施食会は、「お施餓鬼」とも呼ばれ、釈迦の弟子が餓えでの苦しみをお経を唱えて供養したのが始まりとされています。 横山凌雲住職は、「誰もが持つ“欲”がひどくなると自分自身も苦しくなる。全ての存在に対して供養し、善意を持つ心を忘れないでほしい」と話していました。
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伊那西新体操部 インターハイ成績報告
伊那市の伊那西高校新体操部は、東京都の国立代々木第一体育館で開かれた、インターハイに長野県の代表として出場し、個人総合2位。団体戦3位でメダルを獲得しました。 この日はインターハイでの成績を全校生徒に報告しました。 インターハイには全国から県大会を勝ち抜いた48校が参加しました。 個人総合はフープとボールで競われ、伊那西高校2年生の猪又涼子さんがフープで2位。ボールで3位。 県勢初となる総合2位に輝きました。 団体戦は5人一組でクラブを使った演技で競い、こちらも県勢初となる、3位に輝きました。 チームは唯一の3年生、桑澤笑未莉部長がチームをまとめました。 伊那西高校新体操部は個人総合の猪又さんが2年生、団体戦のメンバーは5人中、3人が1年生と若いチームです。 伊那西高校新体操部の橋爪みすず監督は「結果も大事にしながら、心の成長を目標にこれからも上を目指す」と話していました。
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全国大会出場の小中学生が健闘誓う
全国小学生陸上競技交流大会と全国中学校体育大会に出場する伊那市の小中学生が11日、白鳥孝伊那市長に大会出場のあいさつをしました。 11日は小学生2人と中学生2人が伊那市役所を訪れました。 伊那北小6年の大森才稀君は80メートルハードルで13秒69を記録し県大会で優勝。 手良小6年の池上実結さんはソフトボール投げで53メートル20を記録し県大会優勝。 伊那中3年の松澤幸祐君は水泳200メートル自由形で県中学校総合体育大会新記録となる1分58秒20を記録。 東部中2年の伊澤夢伽さんは新体操の北信越中学校総合体育大会で総合3位に入りました。 全国大会は8月下旬に開かれることになっていて4人は大会での健闘を誓っていました。
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入札不落で開園に遅れ
園舎の老朽化にともない建て替えが計画されている伊那北保育園の入札が不落となったことにともない開園が2か月ほど遅れることが11日わかりました。 これは11日伊那市役所で開かれた市議会全員協議会で報告されたものです。 入札には4事業者が参加しいずれも予定価格を超えたことから不落となりました。 原因について市は設計価格積算時と入札見積もり時における価格変動にともない材料費や労務費に格差が生じたためと説明しています。 今後の対応として9月議会に建築工事費を増額する補正予算案を提出し9月下旬に再入札を実施したいとしています。 再入札の結果など今後の経過にもよりますが伊那市では保育園開園は2か月遅れの来年6月上旬を予定しています。
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台風11号でみはらしファームに被害
台風11号の影響で伊那市西箕輪のみはらしファームではりんごやぶどうが落果するなどの被害がありました。 みはらしファームによりますと台風11号の影響でりんごが1割落果し品質の低下も1割ほどみられたということです。 またぶどうも大粒が150個、小粒が200から300個ほど落果しました。 ほかにはスイートコーンが全て倒れてしまったということです。 JA上伊那によりますと11日現在それ以外の農作物へ被害は報告されていないということです。 長野地方気象台によりますと10日の伊那市の最大瞬間風速は1秒あたり22.3メートルを記録する強い風が吹きました。 また降り始めから11日午前9時までの総雨量は46.5ミリでした。 伊那市西町では倒木が電線にかかりおよそ70戸が停電となりました。 箕輪町と南箕輪村では被害の報告はなかったということです。 長野地方気象台では降雨のため地盤がゆるんでいるとして引き続き土砂災害に注意するよう呼びかけています。
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12日は上農恒例の盆花市
上伊那農業高校伝統の盆花市があす、伊那市のいなっせと伊那北駅の前で開かれます。 11日は盆花市を前に花束づくりが行われました。 上農高校農業委員会役員と生徒あわせておよそ100人が作業を行いました。 盆花に使われる花は菊やアスター、トルコギキョウ、オミナエシなど6種類ほどで、すべて校内で生徒が栽培しました。 花束は目標としている500束には及びませんでしたが400束が完成し、今年はアスターが3色揃ったということです。 盆花市は12日午前9時からいなっせと伊那北駅前の広場で開かれます。
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小黒川スマートIC整備へ
国土交通省はこのほど中央道伊那市の小黒川パーキングエリアのスマートインターチェンジ整備計画を採択しました。 11日は伊那市役所で小黒川スマートインターチェンジ連結許可書伝達式が行われました。 伝達式では国土交通省中部地方整備局飯田国道事務所の柴山智和所長から白鳥孝伊那市長に連結許可書が手渡されました。 中央道の小黒川パーキングエリアに直接乗り入れが可能となる小黒川スマートインターチェンジは上り下りともに整備し事業費はおよそ14億8千万円、そのうち伊那市は3億4千万円ほどの負担を見込んでいます。 初年度の1日当たりの交通量は上下線合わせて1900台ほどを見込み、平成29年9月30日の供用開始を目指します。 県内の中央道ではほかに駒ケ岳サービスエリアへのスマートインターチェンジ整備も採択されているほかリニア開通を見据え飯田市の座光寺パーキングエリアでの整備も検討されているということです。
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でんがく寺子屋
伊那市富県の歌舞劇団田楽座の伝統芸能講座、でんがく寺子屋が9日と10日の2日間開かれました。 10日は県内外から40人が参加し、3つのグループに別れ太鼓や舞の指導を受けました。 でんがく寺子屋は、楽しみながら伝統芸能に親しんでもらおうと田楽座が毎年行っているものです。 長野県栄村を支援しようと上演された芸能歌舞劇「イワト とびらをひらけ!!」で踊られた「うずめの舞」の指導も行われました。 参加者は、つま先まで意識を集中させながら踊っている様子でした。 ある参加者は、「全身を使った太鼓のたたき方が新鮮だった」と話していました。 でんがく寺子屋は、23日と24日にも開かれ、田楽座では参加を呼び掛けています。
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演劇の舞台技術を学ぶセミナー
地元の人達に舞台技術を学んでもらうセミナーが10日、伊那市の伊那文化会館で開かれました。 これは、地元の演劇に関わる人たちに舞台の技術を学んでもらい、演劇文化を広めようと伊那文化会館が毎年開いています。 講師は、伊那文化会館舞台課で音響担当の清水斉さんが務めました。 セミナーには、上伊那の高校の演劇部に所属する生徒などおよそ50人が参加しました。 参加者は、音の効果や機材の基本的な扱いについて学びました。 キャノンケーブルを八の字に巻く体験では、初めての巻き方に苦戦していました。 清水さんは、「今日感じた普段の練習している場所との違いを、演劇の演出に活かしてもらいたい」と話していました。
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セミの抜け殻から地域の自然や環境を学ぶ「自然ふれあい講座」
セミの抜け殻から地域の自然や環境を学ぶ「自然ふれあい講座」が7日、伊那市の鳩吹公園で開かれました。 講座は、地球温暖化対策などの取り組みを専門に行っている長野県環境保全研究所が開いたもので。伊那市を中心に6人が参加しました。 県内6会場で行っていて、伊那市で開かれるのは去年に続き2回目です。 セミは生息する場所の気温や標高によって種類が異なるため、抜け殻を採取 することで、地球温暖化による環境の変化を知る事ができるという事です。 研究所の職員は「身近な自然が今どういう状態か知り、変化に気づけるようになってほしい」と話していました。
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南アの成り立ち学ぶジオ教室
夏休み中の子どもたちが、南アルプスの化石を使って南アルプスの成り立ちを学ぶジオ体験教室が10日、伊那市の創造館で開かれました。 このイベントは、子どもたちに南アルプスの成り立ちや地質などについて知ってもらおうと創造館が開いたものです。 10日は、市内の親子合わせて30人が出席しました。 教室では、創造館の捧剛太館長らが化石のレプリカやアンモナイトストラップの作り方を子どもたちに教えました。 化石のレプリカづくりでは、モルタルの粉と水を混ぜ合わせたものを型に流し込みます。 45分待ってレプリカの完成です。 伊那市長谷で見つかったアンモナイトの化石で型をとるストラップづくりも行われました。 子どもたちは、樹脂ねんどをお湯で溶かし5ミリ位の厚さにしたもので化石の型をとっていました。 9月27日から日本ジオパーク全国大会が伊那市で開かれます。 創造館では期間中の28日に、ジオ体験教室を計画しています。
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台風11号 伊那市西町で倒木一部停電
台風11号の影響で10日の伊那地域は午後から雨となりました。 午後4時過ぎ、伊那市で倒れた木が電線にかかり西町の一部が停電となりました。 台風の影響で午後4時過ぎ伊那市西町で倒木がありました。 倒れた木が電線にかかり伊那市西町で一部で停電となりました。 長野地方気象台によりますと強い台風11号は、10日の昼過ぎから夕方にかけ最接近しました。 11日の正午までの24時間に予想される降水量は南部で250ミリとなっていて気象台では、土砂災害などに注意するよう呼びかけています。 午後4時現在、箕輪町、南箕輪村で被害は報告されていません。
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長藤の児童が板山露頭を見学
伊那市高遠町長藤の児童が、南アルプス中央構造線の板山露頭を9日見学しました。 9日は、長藤にある板山露頭に地元の小学生10人が訪れ見学しました。 講師はジオパークガイドの伊東基博さんが務めました。 これは、9月下旬に伊那市で開かれる日本ジオパーク南アルプス大会に向け、地元の露頭を学ぼうと、高遠北小学校PTAが夏休みの地区行事として行ったものです。 板山露頭では、色の違いで中央構造線をはっきり見ることができます。 伊東さんは、展望台で「道路に沿って中央構造線が通っていて、東側は柔らかい地質、西側は堅い地質でできている」と子どもたちに説明していました。
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災害ボランティアコーディネーター養成講座
伊那市社会福祉協議会は、災害時にボランティアと被災者を繋ぐ、災害ボランティアコーディネーターの養成研修を9日、福祉まちづくりセンターで開きました。 研修は毎年開かれているもので、10人が参加しました。 災害時に社協などが立ち上げる災害ボランティアセンターの仕組みを、体験を通して学びました。 ボランティアセンターは、災害時に、受け入れや派遣などボランティアに関する調整を行う機関です。 コーディネーターは、被災者からの要望を拾い上げ、センターへつなげる役割を担います。 センターの役割を理解することで、より的確な連携ができるようにというものです。 参加者は、ボランティアの受付や人の振り分け、資材の配分などを体験していました。 講師は、「災害が起きた時に、センターの運営がスムーズにいくよう、地域とセンターの調整役として活躍してほしい」と話していました。 研修は、伊那市の総合防災訓練にあわせて31日にも行われ、避難所で被災者の要望をきく研修を行うということです。 二日間の研修を修了すると、伊那市社協の災害ボランティアコーディネーターに登録されます。
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「伊那谷のたからものプリン」 9日発売
上伊那産の原材料を使用し「完全地産」を目指した「伊那谷のたからものプリン」が完成し、9日から販売が始まります。 「伊那谷のたからものプリン」です。「たまご」と「黒ごま」の2種類があります。 砂糖や生クリームなどを除いて「たまご」は地元の原材料を85%使い、「黒ごま」は100%地元産です。 伊那市通り町の菓子庵石川が開発し、製造業ご当地お土産プロジェクトチームの企業がパッケージを手掛けました。 菓子庵石川の石川信頼さんは、「伊那谷の自然が凝縮されたものができた。プリンを食べて伊那谷の素晴らしさを感じてもらえたらうれしい」と話していました。 伊那谷のたからものプリンは伊那市通り町の菓子庵石川と日影のベルシャイン伊那店で9日から販売されます。 価格は「たまご」が210円でカラメルソース付きが230円、「黒ごま」が250円となっています。
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伊那市中学生サミット
伊那市内の中学校6校の生徒会役員が情報交換する第4回伊那市中学生サミットが8日市役所で開かれました。 サミットは、生徒会同士が情報交換と交流を通じ、視野を広げ、連帯感も高めようと伊那市教育委員会が開きました。 市内6校の生徒会役員が市役所の第一委員会室で紹介DVDを見たり、それぞれの取り組みを紹介しました。 西箕輪中は、人権宣言やふるさとCMづくりに取り組んでいることを発表しました。 質疑応答では、市内全体に広げ、伊那市中学生人権宣言を制定したらどうかという意見がありました。 長谷中は、ジオパーク学習に取り組んでいることや、中央構造線を紹介しました。 高遠中は、花見期間中のおもてなしの紹介をし、第1回信州おもてなし大賞を受賞したことも報告しました。 春富中は、伝統の信用販売について紹介し、伊那市の良さは、人のあたたかさだと発表しました。 東部中は、職場体験学習から学んだことや、東日本大震災の被災地と交流するさくらプロジェクトを紹介しました。 伊那中は、製造業ご当地お土産プロジェクトに参加して、伊那中発の伊那市の魅力を考えていきたいとしました。 現在、プロジェクトのメンバーと打ち合わせが進められているということです。 白鳥孝市長は、1校の発表が終わるたびにコメントし、最後は、「すばらしい中学生たちだと感じた。伊那を日本を支えるモデル地域にするために一緒に生きていこう。」と締めくくりました。
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伊那市難病患者等福祉金 引き下げ適当と答申
伊那市医療政策審議会は6日、6月に白鳥孝市長から諮問のあった難病患者の福祉金の見直しについて、「引き下げは適当」との答申をしました。 この日は、伊那市医療政策審議会の竹中則子会長と兼子敦彦副会長が伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長に答申書を手渡しました。 福祉金については、伊那市の年間学、6万円に対して、県内の他の市は、1万円から1万5千円。 あるいは制度がないところもあります。 諮問では段階的に引き下げ、平成28年度には1万円にするとしています。 審議会では「見直しは適当」とし、附帯意見として、「金銭による支援ではなく、就労や福祉などに対しての専門的な職員の配置や、患者の精神的な負担軽減となる支援に力を入れること」などをあげています。 伊那市の平成25年度の福祉金支給の対象者は350人となっていて、国の医療制度改革により、 その数は570人にまで増える見通しです。
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ミノワオールスター ソフトボール全国大会出場
29日から兵庫県で開かれる第11回全日本一般男子ソフトボール大会に、箕輪町のミノワオールスターが出場します。 8日は、代表の山浦秀一さんが箕輪町役場を訪れ、平澤豊満町長に出場の挨拶をしました。 ミノワオールスターが全国大会に出場するのは8年連続9回目です。 メンバーは辰野町から駒ヶ根市までの26人で、週に3回番場原第一運動場などで練習をしています。 平澤豊満町長は、「暑い中ですが、皆さんの活躍に期待しています」と激励しました。 ミノワオールスターは、30日に、群馬県代表と和歌山県代表の勝者と対戦するということです。
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行楽シーズンに合わせて安全運転啓発活動
行楽客が増える時期に合わせてドライバーに安全運転を呼び掛ける啓発活動が、伊那市西箕輪与地の国道361号沿いで8日行われました。 この日は、伊那警察署の署員と伊那地域交通安全活動推進委員会の委員16人が、のぼり旗を持ち安全運転を呼び掛けました。 これは、この時期に行楽客が増えるのに合わせてドライバーに安全運転の意識を持ってもらおうと行われました。 国道361号沿いでは、平成24年1月と7月に合わせて2件、3人が亡くなる交通死亡事故が発生しました。 事故以降この場所には警察官そっくりの案山子を設置したり、取り締まりを行うなど、交通事故防止の啓発活動を行ってきました。 伊那警察署管内での交通事故の発生件数は、今年度239件で、死亡事故は発生していません。
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建設業組合が南ア国立公園指定記念寄付
伊那市建設業組合は6日、南アルプス国立公園指定記念寄付として20万円を伊那市に寄付しました。 6日は伊那市建設業組合の唐木和世組合長ら3人が伊那市役所を訪れました。 寄付は南アルプスが今年国立公園に指定されて50周年を迎えることを契機として今後の環境整備や景観保護に協力してもらおうと法人を対象に伊那市が募ったものです。 寄付にはメリットがあり納税が軽減されるほか南ア国立公園指定50周年記念事業の看板やパンフレットに企業名が掲載されます。 組合では地域資源の南アルプスの環境保全などに役立ててもらいたいと話していました。
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ものづくりの楽しさ体験
小学生を対象にした、ものづくりの楽しさを体験するイベントが27日、伊那市の伊那商工会館で行われました。 このイベントは伊那商工会議所と市内の企業でつくる製造業ご当地お土産プロジェクトが行ったものです。 27日は午前の部、午後の部合わせて140人の親子が参加し伊那市のイメージキャラクターをデザインしたプラモデル「とことこイーナちゃん」を組み立てました。 「とことこイーナちゃん」は左右の足の重さが違い、斜面におくと歩きだす仕組みになっていて組み立てを終えた子どもたちは、自分で作った作品の出来栄えを確かめていました。 「とことこイーナちゃん」を開発した製造業者は「イベントをきっかけに子どもたちにものづくりに興味を持ってもらいたい。」と話していました。
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「夢大学」 中学生が経営者から学ぶ
長野県経営者協会上伊那支部などは、7日、中学3年生が経営者の話を聞いて将来について考える「夢大学」を初めて行いました。 伊那市内の中学3年生27人が参加し、企業訪問をしながら直接経営者の話を聞きました。 1日かけて市内3か所を回り、このうち、ますみヶ丘にある建設会社、フォレストコーポレーションでは、小澤仁社長の話を聞きました。 小澤社長は、「中学生だった時は内向的な性格だったが、高校生、大学生、社会人、社長就任、と数々の経験を積んでいく中で積極的な性格になった。性格は変えられるので、何かの壁に当たったら自分を変えるチャンスだと思って一歩踏み出してほしい」と話しました。 他に伊那市の菓子店Shimizu代表の清水慎一さんは「職業は生きるための手段。手段にこだわるのではなく、どのような事を考え、どう生きていくかを大切にしてほしい」と話しました。 夢大学は、経営者協会、市町村の教育委員会、行政の産学官が連携し初めて開かれたもので、あすは箕輪町で開かれる事になっています。
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伊那西高校生徒が被災地訪問
伊那市の伊那西高校の生徒有志は、学校創立30周年記念として、8月1日~4日までの3泊4日で、東日本大震災の被災地、岩手県大槌町を訪れました。 6日は、被災地を訪問した生徒の代表4人が、学校に集まりました。 被災地を訪れたのは、1年生から3年生までの有志26人です。 バスで、1日かけて岩手県に向かい、被災地を見学したほか、大槌町の子ども達と交流しました。 被災地訪問は、岩手県北上市在住で、死者の顔を安らかにして棺に納める復元納棺士・笹原 留似子さんが、去年11月伊那西高校で講演したことが縁で行なわれました。 生徒達は、大槌町役場を訪れ、黙祷をささげた後、被災者の女性から話を聞きました。 大槌町の被災した子ども達が集まる場所、「子ども夢ハウス」を訪れ、生徒たちが考えたゲームなどをして、子ども達を楽しませたということです。 生徒達は、写真を見ながら、現地での様子を振り返り、自分の身に置き換えて被災地を感じたと話していました。 被災地を訪問した生徒達は、22日に、今後継続的に何ができるかなどを話し合うまとめを行い、秋ごろをめどに、記念誌を作り、報告会を開く予定です。
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七夕の伝統行事 「さんよりこより」
伊那市美篶の上川手・下川手と富県桜井の天伯社に伝わる七夕の伝統行事「さんよりこより」が、7日、行なわれました。 この祭りは旧暦の七夕にあたる、8月7日に毎年行われています。 七夕の飾り付けをした竹竿を手に、子ども達が美篶の天伯社に集まってきます。 笠をかぶり、鬼に扮した大人二人を囲んで、竹竿を持った子ども達が円陣を作ります。 「さんよりこより」と唱えながら、鬼の周りを回り、合図とともに、鬼をたたきます。 伝承によると、川手地区の天伯様は、もとは高遠町の片倉にありましたが、洪水により富県桜井に流れ着き、その後再び洪水によって、現在の場所に流れ着いたといわれています。 子どもたちは、鬼を追いかけて、厄をはらっていました。 さんよりこよりが終わるとご神体を乗せたみこしを担いで、富県の桜井にある天伯社へと向かいます。 年に一度、三峰川を渡って対岸の神に会いに行くためだといわれていて、神事の日には絶対に三峰川が荒れないと伝えられています。 富県桜井の天伯社でも、同様にさんよりこよりのお祭りが行われました。
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2つのアルプス描いた子ども達の絵をTシャツに
中央アルプスの麓の伊那西小学校の児童と、南アルプスの麓の長谷小学校の児童が、7日、両アルプスを一望できる伊那市長谷の鹿嶺高原で、お互いの住む山を描きあいました。 描いた絵は、Tシャツにデザインされ、31日に開かれる山のフェスティバルのファッションショーで披露されます。 7日は、伊那西小学校の児童9人と、長谷小学校の児童6人が参加しました。 伊那西小の児童は、南アルプスを、長谷小学校の児童は、中央アルプスを描きました。 子どもたちは、アルプスの稜線を描いたり、バッタやトンボを捕まえて絵にしていました。 これは、伊那市を中心とする若者でつくる、アルプスと伊那活性化プロジェクト実行委員会が初めて開いたものです。 南アルプスこもれび山荘の関係者や、シェフ、アートディレクターなど様々な職種の若者が、互いのネットワークを通じて集まり、アルプスを使った地域振興を行っていこうと、実行委員会を立ち上げました。 その第一弾のイベントとして今回、自然や山を子どもたちに描いてもらい、それをTシャツにすることにしました。 Tシャツのデザインを手がけるのは、実行委員会のメンバーの一人、辰野町在住の服飾デザイナー若尾 浩和さんです。 実行委員会では、山と自然を活用した伊那谷活性化を目指すキックオフフェス「A STEP to THE ALPS アルプスへの一歩」を、31日に、伊那市創造館で開きます。 子ども達の絵をデザインしたTシャツが披露されるほか、アウトドアブランドのファッションショー、アウトドア雑誌のモデルのトークショーなどが行なわれる予定です。 実行委員会では、山ブームにより、山がおしゃれな遊び場になっていることなど今のアウトドア情勢を理解し、伊那が持つ魅力に気付くイベントにしたいとしています。 なお、完成したTシャツは、今日参加した子どもたちにプレゼントされるということです。