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伊那地域の最高気温は30.4度 真夏日
4日の伊那地域の最高気温は30.4度の真夏日となり、この夏最高の暑さとなりました。
この日プール開きとなった箕輪町の松島保育園では、照りつける太陽のもとで、園児が水の感触を楽しんでいました。 -
介護マークカードの配布、各市町村でも順次スタート
長野県は、認知症などの介護をしている事がひと目でわかる、介護マークカードの普及を推進しています。
伊那市役所では、5日からカードの配布をスタートさせます。
長野県では、介護マークが描かれたカードを首から下げるホルダーに入れ、介護している人に無償で配布しています。
特に認知症の介護などは、まわりの人から介護している事がわかりにくい事から、県では、周囲からの思わぬ偏見や誤解をさけるための介護マークの普及に取り組んでいます。
4日、伊那市福祉まちづくりセンターで、家族を介護している男性同士の集いが開かれ、カードが配布されました。
認知症の介護では、男性介護者が女性用の下着を買う時や、公共の場でトイレに付き添う時などに周りの人の目が気になるとの声があるという事です。
介護マークカードは、伊那保健福祉事務所と南箕輪村役場での配布はすでに始まっていて、伊那市は5日から、箕輪町は6日から、役場窓口での配布を始める事にしています。 -
次期森林税 検討スケジュール示す
みんなで支える森林づくり上伊那地域会議が、4日、伊那合同庁舎で開かれ、県から次期森林税の検討スケジュール案が示されました。
みんなで支える森林づくり上伊那地域会議は、県の森林づくり県民税のあり方について、外部の意見を取り入れようと行われています。
この日は、委員10名が出席し23年度の事業報告や、今年度の事業計画について協議しました。
森林税は、平成20年度から始まり、今年度が最終年度となります。
県では今後も、持続可能な森林づくりや林業の活性化に取り組んでいこうと、森林税の継続を検討しています。
県の担当者によると、これまでの里山の集約や間伐事業に加え、間伐材の搬出や、水源保全の観点からの森林整備についても、森林税を活用する事が検討されていという事です。
出席した委員からは、「今後も、切り捨て間伐についても森林税を活用できるよう、検討してほしい」、「松くい虫対策といった、地域ごと抱える課題に対して柔軟に対応してほしい」などの意見が出されていました。
次期森林税については、今月下旬に県が素案を公表し、その後、県内各地で説明会を実施し、9月県議会に条例案を提出する予定だという事です -
最低制限価格算出方法を指摘
伊那市が行う入札において、市が設定する落札の最低制限価格の算出方法について、ある一定の法則があり入札時に不公平につながるとの指摘がありました。
4日は入札等検討委員会が市役所で開かれました。
委員会は、公正な入札を確保する事を目的に開かれています。
委員会では、入札や契約の状況の他、今年1月から5月までに入札し発注した工事のうち、5件を抽出し審議を行いました。
委員からは、最低制限価格の算出方法について、設計金額に基づいた、一定の法則があるとの指摘があり「今後、最低制限価格を予想した業者が集中して落札する恐れがある、全ての入札において総合評価を導入してくべき」などの意見が出されていました。
伊那市が行っている最低制限価格の算出方法については、国の基準を参考に昨年11月に変更していています。
市では算出方法を変え、7か月経過したばかりなので、入札の状況を見て問題があれば改善をしていきたいと話しています。 -
優勝目指し熱戦!伊那市スポーツ少年団選手権大会
伊那市スポーツ少年団選手権大会が24日、美すずスポーツ公園運動場などで行われました。
大会では軟式野球、ミニバスケットボール、剣道の3種目が行われました。
このうち美すずスポーツ公園運動場などで行われた軟式野球には13チームが出場し、熱戦を繰り広げていました。
結果は優勝が美篶野球、準優勝は西友クラブとなっています。
ミニバスケットボール女子は、美篶小学校体育館で行われ、8チームが出場しました。
結果は、伊那ダイヤモンドツインズAが優勝しています。
ミニバスケットボール男子は、東春近小学校体育館で行われ、7チームが出場しました。
結果は、伊那ダイヤモンドツインズAが勝ち、男女アベック優勝を果たしています。
剣道は西春近小学校体育館で学年別の個人戦と団体戦が行われました。
このうち団体戦には4チームが出場し伊那北スポーツ少年団が優勝しています。 -
伊那まつりでの披露に向け孤軍高遠城練習
8月4日と5日に開催される伊那まつりでの披露に向け、舞踊「孤軍高遠城」の練習が3日、伊那市高遠町の高遠町総合福祉センターやますそで行われました。
練習をしているのは高遠町を中心に、地域の歴史文化を伝承しようと集まった有志27人です。
孤軍高遠城は武田信玄の5男・仁科五郎と織田軍との戦いを表現した舞です。
踊りを指導しているのは、市内で舞踊の教室を開いている重盛君子さんです。
今年の伊那まつりは、40回の記念ということで、孤軍高遠城の踊りが初めて披露されます。
参加者は、2年前から練習してきた成果が披露できると気合いが入ります。
重盛さんは、「伊那市の伊那節や長谷のざんざ節のように、孤軍高遠城を高遠の伝統にしていきたい」と話していました。
孤軍高遠城は、8月4日に行われる伊那まつりの市民踊りの日に、高遠小や高遠中の子どもたちと披露します。 -
たかずやの里 施設の将来像示す
伊那市富県の児童養護施設たかずやの里の移転新築について協議する検討委員会が3日伊那市のいなっせで開かれ、新しく建設する児童養護施設の将来像が示されました。
検討委員会は、冒頭のみ公開で行われました。
児童養護施設の将来像として、自立支援が必要な児童を可能な限り家庭的な環境で育てることができるよう、施設のケア単位の小規模化の他、里親やファミリーホームを推進していくいとしています。
施設は、子供8人が共同生活する幼児棟、男子棟、女子棟を合わせて5棟建設し、各棟に居間、食堂、トイレなどを設けるとしています。
また、管理棟2階には将来的に市町村や地域などから子育て相談を受ける児童家庭支援センターを設置したいとしています。
この他、地域交流棟や多目的宿泊棟を建設する計画です。
次回の委員会は6月23日に開かれ、事業費などを含め検討するということです。 -
「聖職の碑」34年ぶりに上映
今年は、小説家新田次郎の生誕100年にあたります。
1日は、その新田次郎原作の小説「聖職の碑」を基にした映画が34年ぶりに伊那旭座で上映されました。
昭和53年の公開以来、34年ぶりに聖職の碑が上映された伊那旭座。
あいにくの天候にもかかわらず、150人が人足を運びました。
館内には、映画をPRする当事のスチール写真やポスターが貼られ、ムードを盛り上げました。
山岳小説の第一人者としてしられる作家新田次郎は、1912年大正元年に生まれ、1980年昭和55年に亡くなっています。
小説「聖職の碑」の題材となったのは中箕輪尋常高等小学校、今の箕輪中学校の西駒ケ岳遭難事件です。
新田は、関係者からの聞き取りや現地調査など丹念に取材を重ねて、1976年に長編書き下ろし小説「聖職の碑」を発表。
1978年、昭和53年、東宝で映画化され、師弟愛、人間愛などが描かれています。
監督は森谷司郎。
鶴田浩二や岩下志麻、三浦友和、北大路欣也などの俳優に交じり、地元の中学生数人が生徒役で出演しています。
このほど亡くなった地井武男さんも引率教諭役として出演しています。
映画のクライマックスとなる遭難の場面では、訪れた人たちが息を呑んでスクリーンに集中していました。
1日は、映画の上映を前に東宝芸能株式会社の上川久重常務によるトークショーもありました。
イベントを特別協賛した長野日報社は、来年度建て替える中央アルプスの西駒山荘の建設費として伊那市に10万円を寄付しました。
新田次郎原作の映画「聖職の碑」は、20日まで、午前10時、午後1時、午後6時の3回伊那旭座で上映されています。
入場料は、大人が1,000円、小・中学生は、800円となっています。 -
歌手の三沢あけみさんが伊那市観光大使
伊那市出身で演歌歌手として活躍している三沢あけみさんが、伊那市観光大使に任命されました。
2日は、伊那市役所で委嘱式が行われ白鳥孝伊那市長から、
委嘱状が手わたされました。
三沢さんは、昭和20年に伊那市で生まれ、昭和38年に歌手デビュー。レコード大賞新人賞を受賞しました。
NHK紅白歌合戦など数多くのテレビやラジオに出演し平成14年に歌手生活40周年記念コンサートを開きました。
伊那市では地元出身で各界で活躍している著名人に市の魅力を発信してもらおうと、伊那市特命大使を設置していて今回三沢さんを伊那市観光大使として委嘱しました。
三沢さんは「歌を通して伊那をPRしていきたい。」と話していました。
伊那市特命大使には、これまでにアイドルグループのオトメコーボレーション、子どもタレントの鈴木福君、脚本家で映画監督の三谷幸喜さんが任命されていて、三沢さんで4人目となります。 -
「童謡の日に歌う」コンサート
1日は、日本童謡協会が1984年に制定した童謡の日です。
伊那市のいなっせで1日「童謡の日に歌う」コンサートが開かれました。
コンサートは、童謡、唱歌を後世に歌い続けていこうと毎年この時期に開かれています。
1日は、およそ100人が参加し、春夏秋冬の代表的な曲25曲を歌いました。 -
い~な伊那プレミアム商品券発売
1万円分の商品券で1万1千円分の買い物が出来る発行総額2億2千万円のい縲怩ネ伊那プレミアム商品券の第3弾が1日、発売となりました。
商品券は市内6か所で販売され、このうち伊那商工会館には、およそ250人が列をつくりました。
プレミアム商品券の発行総額は2億2千万円、伊那商工会議所、伊那市商工会、JA上伊那が発行するもので、プレミアム分の2千万円のうち半分を伊那市が補助しています。
プレミアム商品券は11枚つづりで1万1千円分を1万円で購入できます。
一人10万円まで購入でき加盟店440店舗で利用できます。
商工会館には10%お得なプレミアム商品券を購入しようと多くの人が訪れていました。
1日は、全体の7割にあたるおよそ1万4千セットが販売され、2日は残り6千セットが伊那商工会議所と伊那市商工会で販売されます。
この商品券の有効期限は10月31日までとなっていています。 -
地域の魅力 再発見!
伊那市東春近公民館主催の東春近ハイキングが24日に行われ、地元住民など120人が地域の魅力に触れました。
東春近ハイキングは、今回で32回目をかぞえる毎年恒例の行事です。
ウォーキングで健康増進を図るとともに、地域の魅力を再発見してもらおうと、東春近公民館が行っています。
毎回コースを変えて行われていて、今回は、原新田・榛原・車屋地籍を中心とした全長約10キロのコースを歩きました。
昔、二股の松があったという一本松では、原新田発祥の地と刻まれた石碑の前で、地域の古老、伊東友佐郎さんから当時の話を聞きました。
一本松の地名の由来となった二股の松は、昭和のはじめ頃、雷が落ちて焼けてしまったということです。
一帯は、地域の憩いの場所として、伊東さんらが整備し、冬はスケート場、春は花見が行われていたということです。
今回のハイキングでは、地域のこうした旧跡など10箇所を巡りました。
ある参加者は、「天候にも恵まれ、知らない歴史もわかりとても勉強になった」と話していました。 -
坂下神社で茅の輪くぐり
30日で今年1年の半分が終わります。
今年前半のけがれを落とし、残り半年の無病息災を祈る神事、茅の輪くぐりが30日、伊那市坂下の坂下神社で行われました。
30日は氏子やその家族20人ほどが参列し、萱でできた茅の輪をくぐりました。
宮司を先頭に茅の輪を8の字になるようにくぐります。
坂下神社では、この茅の輪くぐりを恒例行事として6月下旬に毎年行っています。
坂下神社氏子総代会の唐澤正雄会長は、「今年の前半は大雨や竜巻などがあったので、残りの半年は平穏な年になってほしい」と話していました。
茅の輪は1週間ほど設置され、誰でもくぐることができるということです。 -
天竜川の夏の風物詩「アユ釣り」解禁
天竜川の夏の風物詩「アユ釣り」が6月30日の午前6時に解禁となりました。
今年は、ここ数年で条件も良く、釣果への期待が高まっています。
辰野町から松川町までの天竜川水系のアユ釣りが解禁となった30日、この日を待ちわびていた釣り客が、朝から竿を垂らしていました。
ここ数年、河川の改修工事や台風による大水などの影響で釣果はいまひとつでしたが、今年は改修工事が終了したことや、雪解け水の流入が少なく水温が高いことなどから、餌になる藻の状態が良く、アユも育っているということです。
天竜川漁業協同組合の上條純敬組合長は「ここ数年では最高の状態で解禁を迎えることができた。この状態が続けば、今年の釣果は期待できそう」と話していました。
訪れた釣り客は、アユの縄張り争いの習性を利用して、おとりアユを使った友釣りを楽しんでいました。
解禁日のこの日、多い人は90匹以上釣り上げたということです。
南箕輪村地籍で釣りをしていた男性は「去年の解禁日には全然釣れなかったが、今年は餌の状態も良い。良い解禁日になった」と話していました。
天竜川漁業協同組合では「台風の影響で藻が流れた場所もある。2、3日好天が続けば状態も安定してくるので、今シーズンは期待できそう」と話していました。 -
新山小でたなばたコンサート
伊那市の新山小学校で恒例のたなばたコンサートが29日に開かれ、体育館に澄んだ歌声が響いていました。
コンサートでは、各学年が、歌や楽器の演奏のほか、寸劇も織り交ぜながら工夫したステージ発表を行いました。
このうち1年生は、童謡やアニメソングなどを3人の少人数ながら多彩に演じていました。
コンサートには、交流のある高遠第4保育園の年長園児も招かれ、元気よく発表していました。
会場となった体育館には、保護者らが大勢訪れ、ビデオカメラに子どもの様子を収めていました。 -
富県小5年生 岩手県の中学校を支援へ
伊那市の富県小学校の5年生は、東日本大震災の被災地岩手県大船渡市の吉浜中学校を支援する活動を始めます。
5年生は、去年秋から地域のイベントなどで義援金を集め被災地に送る活動をしてきました。
活動を進めるにあたり、顔の見える支援を行いたいと考えるようになり、今回、大船渡市の吉浜中学校を支援することになりました。
29日は、被災地支援で岩手県を訪れた伊那市危機管理課防災係の小牧学さんが富県小学校を訪れ、児童らに被災地の現状や被害当時の様子などを話しました。
小牧さんは「吉浜地区は、17メートルほどの津波が襲ったが、明治時代の大津波を契機に、集落ごと高台へ住居を移していたため行方不明者1人にとどまり、奇跡の集落と呼ばれている」などと話しました。
伊那市内では、富県小学校の他に新山小学校が岩手県の釜石東中学校の生徒に本や手紙を送るなどの交流をしています。
富県小の児童らは今後、本やビデオレターを贈るなど交流をしながら支援していく考えです。 -
アマランサスで地域活性化を
県や信大農学部などでつくる上伊那農商工連携等推進会議は、アマランサスを使った新商品の開発に取り組み、地域活性化を目指します。
29日は、初めての会議が伊那市の伊那合同庁舎で開かれ、新商品の開発にむけた支援チームが発足しました。
上伊那農商工連携推進会議は、上伊那の地域資源を活用した新たな事業や商品開発の支援をしようと、平成21年に設置されました。
これまでに、飯島町の唐辛子ビネガーの開発、駒ヶ根市のごまの商品化に取り組んできました。
雑穀アマランサスは、ミネラル、カルシウム、鉄分が豊富に含まれ、健康にいいとされています。
伊那市では、平成18年にアマランサスの生産拡大と商品化に向け研究会を発足させ取り組んでいます。
支援チームは、研究会の活動を支援するもので、レシピの開発、ポップ加工の効率化などに取り組みます。
会議では「レトルト食品に取り入れていきたい」「アマランサスは、栽培は楽だが収穫が大変。如何に効率的に行うかを検討すべき」「価格を抑える努力をし、学校給食など公共機関での消費拡大を図りたい」などと、意見がだされました。
支援チームのチームリーダーには、伊那商工会議所の伊藤健一さんが選任され、設置期間は平成26年3月31日までの2年間となっています。 -
石室宿泊は今年で最後 西駒山荘ヘリで荷揚げ
7月14日からの営業にあわせて、28日、中央アルプスの西駒山荘にヘリコプターによる荷揚げが行われました。
28日は、伊那市横山の鳩吹公園から、標高2685メートルにある、西駒山荘にヘリによる荷揚げが行われました。
伊那市から山荘の経営を委託されている伊那市観光(株)の職員が作業にあたりました。
ヘリは、食料品や燃料など、2.5トンの荷物を5往復して山荘まで運びました。
西駒山荘は、1913年の中箕輪尋常高等小学校の集団登山の遭難を契機に、1915年に建設されたのが前身です。
来年は、遭難から100年、小屋は建設されてから98年を迎えます。
小屋の老朽化などにより、伊那市では来年度、建て替えを予定しています。
そのため、歴史的な価値の高い石室に宿泊できるのは今年が最後となります。
ここ数年の山荘の宿泊客は、平成20年が382人、21年が446人、平成22年は562人、平成23年が528人と増加傾向にあります。
伊那市観光では、石室に宿泊できる最後の年となることから、更に宿泊客が増え、例年より100人ほど多い、600人ほどの宿泊客を見込んでいます。
また、建替えに合わせて、西駒山荘管理人の宮下拓也さんが、桂小場の登山道入り口から山荘までを案内する企画も計画しています。
西駒山荘の営業は、7月14日から10月8日までを予定しています。 -
ニホンジカ生息調査 中央アルプスにセンサーカメラ設置
伊那市山寺の南信森林管理署は、中央アルプス高山帯でのニホンジカ生息調査として、センサーカメラを設置していくとの考えを28日示しました。
28日は、高山植物等保護対策協議会南信地区協議会総会が開かれ、去年から協議会で調査しているニホンジカなどの目撃情報が示されました。
中央アルプスでは、去年5月に飯田市の松川ダム上流域、標高1,000メートル付近の陣ヶ沢国有林で、メスのニホンジカ3頭が目撃されました。
協議会の調査の他にも、低地でのニホンジカの目撃情報が増えていることから、南信森林管理署ではニホンジカが高山帯まで生息しているかを調査するため、センサーカメラを設置するとしています。
設置場所は、宮田村の黒川林道沿い標高1,600メートルから1,900メートルの地点と、将棊頭山近くの登山道沿いで標高2,700メートルほどの地点だということです。
協議会ではほかに、昨年度の高山植物の保護取締状況が報告され、中央アルプスでは110件151人、南アルプスでは24件、43人となっています。 -
来春卒業予定の高校生 就職希望者大幅増
来春卒業予定の高校生の就職希望者数が去年より大幅に増えていることがわかりました。
ハローワーク伊那では、長引く不況が影響しているものと見ています。
ハローワーク伊那によりますと、来春卒業予定の高校生の就職希望者数が去年より大幅に増えているということです。
理由として、不況により大卒での就職が厳しい状況で、進学より地元での就職を希望する学生が増えていることをあげています。
それをうけ、ハローワーク伊那では企業に対し来春卒業予定の高校生に向けた求人の早期提出を呼びかけています。
また、5月の上伊那の月間有効求人倍率は0.6倍で、4月の0.61倍を0.01ポイント下回りました。
5月の新規求人数は1,005人で、4月の927人より78人増加し、新規求職者数は922人で4月の1100人より178人減少しました。
ハローワーク伊那では、「新規求人数は増えているが、上伊那の主力である製造業での正規採用が少ないため、依然として厳しい状況が続いている」としています -
知立中学校と小出太鼓が交流
2泊3日で伊那市を訪れていた愛知県の知立中学校の2年生は、19日、伊那市西春近の太鼓グループ、小出太鼓と交流しました。
伊那市を訪れたのは、知立中学校の2年生253人です。
伊那市と友好都市提携を結ぶ知立市では、毎年、中学2年生が伊那市で「山の学習」を行っています。
この日は、伊那市西春近にある知立市野外センターで交流会が開かれ、地元の太鼓グループ小出太鼓と交流しました。
生徒らは、小出太鼓のメンバーからアドバイスを受けながら、リズムに合わせて太鼓をたたいていました。
知立中学校の松井ひろみ教頭は、「どこの地域でも日本の伝統文化を守り、伝えている人がいる事を子供達に知ってもらいたい」と話していました。 -
第4回上伊那地域戦略会議
上伊那地域が持つ特長を活かした政策などを検討する上伊那地域戦略会議の4回目の会合が19日、伊那市のいなっせで開かれました。
19日は、3回目までの会議を元に制作された上伊那地域ビジョンの原案について協議しました。
上伊那地域ビジョンは、上伊那地域の特長をふまえ、平成25年度から5年間の施策を策定するものです。
ビジョンでは、地域資源の活用や、新たな観光戦略の展開など5つの主要施策を掲げています。
会議では、「広い分野に渡る計画のため、成果が確認しづらい。メインで取り組むものを示したほうがいいのでは」という意見も出されました。
今回の意見を元に原案を修正し、8月下旬の第5回戦略会議でビジョンを決定したいということです。
また、重要な項目を絞り込み、9月12日には青木一男上伊那地方事務所長が阿部守一県知事に施策を提案する予定です。 -
日本墨絵会 15回目の記念作品展
日本墨絵会の15回目の記念作品展が、伊那市の伊那文化会館で開かれています。
日本墨絵会は、飯田、伊那、諏訪、甲府など6つの地域に教室があり、約100人が会員となっています。
作品展は、会員の技術向上を目的に毎年開かれていて、今年は、121点が展示されています。
伊那ケーブルテレビ放送エリア内での主な受賞作品は、●無鑑査推薦に箕輪町の赤羽玉珠さんの作品「プルメリア ハワイの花」●日本墨絵会会長賞に伊那市の伊藤百合子さんの作品「凛然」●入選に南箕輪村の田中美穂子さんの作品「伊吹山」となっています。
墨絵は、紙の白と墨の黒を活かして、墨の濃淡やぼかしを使って描きます。
会では、「心に感じたものを表現した作品を見て欲しい」と話していました。
日本墨絵会の15回記念作品展は、来月1日(日)まで、伊那文化会館で開かれています。 -
信州機能性食品開発研究会 総会
信大農学部や県内の食品メーカーなどでつくる信州機能性食品開発研究会の総会が、27日、伊那市内で開かれ、今年度も引き続き、新たな機能性食品の開発と事業化のための研究会を開催していく事を確認しました。
信州機能性食品開発研究会は、県内41の企業と個人、信大農学部などで組織され、今年で発足10年になります。
研究会では、今年度4回の研究会を開催し初めて信大の工学部と繊維学部を交えた研究会を開く予定です。
この日はこの他、北海道医療大学名誉教授の西部三省さんが、機能性食品の効果などについて講演しました。
西部さんは、北海道に自生する植物エゾウコギは、ストレスを緩和し免疫力を上る効果があると説明し、「メーカーは、スポーツ選手をターゲットに売り出したが、風邪薬と一緒に飲む用法の方が需用があった」と話していました。 -
山荘ミルク バラ見ごろに
伊那市横山の山荘ミルクのバラが見ごろを迎えています
山荘ミルクでは、7年ほど前からバラを中心に季節の花を楽しむことができる庭づくりをしています。
およそ5千坪の庭園には、バラや山野草など、250種類の草木が植えられ、この時期はバラが見ごろを迎えています。
山荘ミルクの向山美絵子さんは「標高1000メートルのこの場所で花を楽しみながら、気持ちいい時間を過ごしてもらえたら」と話していました。
バラの見頃は7月中旬ごろまでで、この後はアジサイが咲きはじめるということです。 -
「現金受取型詐欺防ぐ」アルプス中央信用金庫に感謝状
高齢者などの自宅を訪れ、言葉巧みに金をだまし取る現金受取型詐欺。
この詐欺を未然に防いだとして、アルプス中央信用金庫伊那北支店に27日伊那警察署から感謝状が贈られました。
この日は、伊那警察署の田中泰史署長から、アルプス中央信用金庫伊那北支店の池田和彦支店長に感謝状が贈られました。
あるしん伊那北支店では、伊那市内の80代男性が、窓口で現金100万円を引き出そうとしたところ、対応した女性職員が不審に思い上司に相談し、詐欺を未然に防いだという事です。
80代男性は、自宅を訪れた男に、「訪問販売の未払い金、200万円を用意するよう」言われたという事です。
あるしんでは、定期的に詐欺に関する研修を行っていて、不審な点があった場合はすぐに相談するよう職員に指示しているという事です。
伊那警察署管内の受取型詐欺被害は、今年に入り3件発生し、被害額はおよそ700万円となっています。 -
西箕輪ふるさと講座 羽広獅子舞
伊那市西箕輪に伝わる、羽広の獅子舞について学ぶ「ふるさと講座」が23日、西箕輪公民館で開かれました。
ふるさと講座は、地域の歴史について理解を深めると共に、伝統の重さを改めて感じてもらおうと、伊那市公民会運営協議会が毎年2回、開いています。
今回の講座は、市の無形民俗文化財に指定されている羽広の獅子舞をテーマに開かれ、保存会のメンバーが舞を披露した他、歴史や踊りの特徴などを解説しました。
羽広の獅子舞は、江戸時代初期の1613年に、仲仙寺の再建を祝い、舞ったのが始まりと言われています。
以来、羽広では、毎年1月15日に近い日曜日に、雄獅子と雌獅子の舞合わせを仲仙寺で行っていて、来年は400年の節目迎えます。
羽広獅子舞保存会の城取誠さんは、「獅子の頭は、口で噛んで固定して舞う。一回踊ると、足腰の披露もあるが、顎が疲れて、体力を消耗する事が多かった」と話していました。
また、「雄獅子、雌獅子は地区で担当が決まっている。
互いに意識してきた事で、舞の技術や、地域の結束につながってきた」と話していました。 -
登山を前に西箕輪中で西駒山荘トイレ使用法説明会
6月26日からの西駒登山を前に、伊那市の西箕輪中学校で25日、トイレの使用方法についての説明会が開かれました。
西箕輪中学校では、毎年2年生が西駒ヶ岳登山を行っています。
25日は、西駒山荘でのトイレの使用方法について、山荘を管理する宮下拓也さんが説明しました。
宮下さんは「トイレが嫌だからといって水分を取るのを控えると、脱水状態になってとても危険。平地にあるような快適なトイレではないが、明るく清潔なので、気兼ねなく使ってください」と話していました。
登山を予定している中学校のうちトイレ休憩などで西駒山荘を利用するのは4校で、このうち西箕輪中学校だけが西駒山荘に宿泊することになっています。
宮下さんは「来年、山荘は改修されることになっているので、歴史ある石室に宿泊できるのはみなさんが最後です」と話していました。
西箕輪中学校の登山は、7月26日、27日の2日間行われます。 -
伊那市観光株式会社 3期ぶりの赤字
伊那市観光株式会社の昨年度の売上高は、前の年と比べておよそ5,900万円少ない、9億4,100万円で、営業利益は375万円の赤字となりました。
赤字となったのは3期ぶりとなります。
26日は、伊那市観光の株主総会が、伊那市の羽広荘で開かれました。
前の年と比べて売り上げが減少した主な施設の減少額は、羽広荘260万円、高遠さくらホテル1,700万円、入野谷1,600万円などとなっています。
主な要因として、東日本大震災の影響を受け、春から夏にかけての最盛期に売り上げが減少したこと、分杭峠のパワースポットを訪れる観光客の減少などを挙げています。
今年度の事業計画として伊那市観光では、▽外国人旅行客の誘致、▽若い世代を対象とした山岳観光受け入れのための施設やサービスの改善 など、伊那市が目指す観光ビジョンに合わせた受け入れ体制を確立していく考えです。
他にも、株主と経営者の分離など、民間経営のノウハウを導入するための研究を行うとしています。 -
中国の修学旅行 初の受け入れ
伊那市は、外国人観光客を誘客するインバウンド推進事業として、中国の小学校の修学旅行の受け入れを26日初めて、伊那市の高遠小学校で行いました。
26日は、中国の小学3年生から6年生にあたる児童33人が高遠小学校を訪れ、5年生と交流しました。
伊那市では、国外に伊那市の魅力を発信していこうと、昨年度からインバウンド推進事業として中国の教育関係者の視察受け入れなどに取り組んでいて、26日はその成果として初めて中国の教育旅行団を受け入れました。
中国の小学生は、修学旅行として日本を訪れ、その一環で高遠小の児童と交流をしました。
25日は伊那市高遠町のさくらホテルに宿泊したということです。
児童たちは、習字や折り紙で日本の文化に触れました。
習字の授業では、一文字ずつ交代で「交流」という漢字を書いたり、自分の名前を書いた紙を交換していました。
折り紙では、手作りの袋に、一緒に作った折り紙を入れ、プレゼントしました。
7月には市内の中学校で中国の4つの中学校を受け入れることになっています。
伊那市では、中国と台湾を主なターゲットに、教育関係の他、一般の観光客へも誘客をアピールしていきたいとしています。