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定住対策で空き家利用
来年度から市が家主に意向調査伊那市は、過疎対策として、Iターン者などに空き家をあっせんし、高遠や長谷への定住につなげる。10日開かれた市議会一般質問で、小坂市長が議員の質問に答えた。
伊那市の調査によると、現在高遠地区には301戸、長谷地区には63戸の空き家があり、空き家率は、高遠が13.5%、長谷が9.4%という。
市では来年度から空き家の所有者に対し定住対策として活用することに同意するかなど意向調査を実施する予定だ。
高遠町地区では合併前の平成8年度から同様の対策を実施していて、本年度までに34件の入居実績があるという。
市内に現在800戸ある市営住宅についてすべて入居されている状態ではなくまだ空きがあるとして、伊那市では、新たな市営住宅の建設はせずに空き家を有効利用し、Iターン者などの定住につなげていきたい竏窒ニしている。 -
クリスマスに向け「宅配サンタ」準備
伊那市のボランティア団体のメンバーがサンタクロースに扮してプレゼントを届ける「宅配サンタ」が、23日と24日に行われる。
8日夜、宅配サンタを企画しているボランティアグループ「笑龍」のメンバーが、伊那市の勤労青少年ホームで依頼者と当日の日程について打ち合わせをした。
宅配サンタは、子ども達に夢のあるクリスマスを過ごしてもらおうと始まった企画で、今年で6年目になり、昨年は23件の依頼があった。
打ち合わせでは、宅配サンタを希望する酒井さん一家がメンバーのもとを訪れて内容の説明を聞き、当日の日程を確認していた。
メンバーは当日、指定の場所から家に入り、前もって家族が準備したプレゼントを渡す。
ボランティアグループ「笑龍」では、現在宅配サンタの希望者を募集している。
料金は500円で、申し込み締め切りは17日まで。詳しくは池上さん(TEL090-4181-6430)へ。 -
来年度から上伊那8市町村でコンビニ納付開始
住民税や保育料など伊那市など上伊那8市町村は、住民税や保育料などをコンビニエンスストアでも納められるコンビニ納付を来年度から本格的に始める。
9日開かれた伊那市議会一般質問で小坂樫男市長が議員の質問に答えた。
納付できるようになるのは、住民税、固定資産税、国民健康保険税、軽自動車税、保育料、公営住宅の利用料。
手数料は63円程度で現在交渉中で、伊那市では手数料負担分の200万円程を予算計上する予定。
これにより、24時間、全国のコンビニエンスストアで支払いが可能となる。
伊那市では、生活パターンの多様化に対応し、いつでもどこでも納付できるよう利便性の向上をはかることで収納率のアップにつなげていきたい竏窒ニしている。
また、同日の一般質問で、今年10月に上伊那医療圏が選定された「地域医療再生事業」について、議員から「赤字経営の状態で公立3病院の統合はありうるのか」との質問に対し、小坂市長は「再生計画では、あくまでも『統合を見据えた』としていて、必ず統合するというわけではない。赤字をかかえたままの統合というのは当然ありえない」と答弁した。
また、計画の進め方については、「上伊那医師会などを交えながら検討を進めていく組織を作りたい」との考えを示した。 -
上農高と伊那養高等部 フラワーアレンジ交流
上伊那農業高校と伊那養護学校高等部の生徒が8日、フラワーアレンジメントを通して交流を深めました。
上農高校に両校の生徒合わせて約35人が集まり、クリスマス用のフラワーアレンジメントを楽しんだ。
これは交流教育の一環として行われたもので、交流を支援しているソロプチミスト伊那支部のメンバーも出席した。
生徒らは吸水性スポンジを入れたカップにガーベラやスギの実のほか、ローソクやリボンを飾りつけていた。
参加した上農生は園芸科学科で鑑賞植物コースを専攻しているということもあり、鑑賞用の花の作り方を養護学校の生徒にアドバイスしていた。
交流教育は本年度あと2回計画されていて、上農の吹奏楽部の生徒が養護学校で演奏を披露するという。
交流を支援しているソロプチミスト伊那支部は「学校の枠を超え交流を広げることで互いに視野を広げてもらいたい」と話していた。 -
富県子育て学級クリスマス会
富県公民館の子育て学級で9日、クリスマス会が開かれた。
富県公民館の小原洋一館長がサンタクロースに扮し、子どもたちにお菓子やジュースなどが入った袋を手渡していた。
富県公民館の子育て学級は保育園入園前の子どもがいる家庭が対象で毎月、季節の行事を楽しんでいる。
クリスマス会では、館長手作りの桜の葉を練り込んだクッキーも配られ、子どもたちは早速口に運んでいた。
また、クリスマスにちなんだマジックも披露され、訪れた親子を喜ばせていた。
自分たちで飾り付けたツリーの前で記念撮影も行われ、訪れた親子は一足早いクリスマスを楽しんでいた。 -
橋爪まんぷさん 干支のチャリティ展
伊那市在住の漫画家・橋爪まんぷさんのチャリティー展が、西箕輪の日帰り温泉施設・みはらしの湯で開かれている。
今年で8回目となる恒例の干支のチャリティ展で、今年は寅年にちなんで、江戸の風俗の姿に擬人化された虎がユーモラスに描かれている。
展示されている作品を原画に作られたカレンダーも、みはらしの湯で販売されている。
この原画やカレンダーの収益金の一部は、社会福祉のために寄付されるという。
この橋爪まんぷさんのチャリティー展は来年1月31日まで。 -
ミツロウで来年の干支作り始まる
蜜ロウで作る来年の干支の置物作り作業が、伊那市御園の小松養蜂園で始まった。
作られているのは来年の干支「寅」の置物。
毎年この作業を手伝っている障害者社会就労センター「ゆめわーく」のメンバーが8日、応援に駆け付けた。
蜜ロウとは、ミツバチの巣から採れるロウのことで、
小松養蜂園では毎年この時期に、翌年の干支の置物作りをしていて、今年で15年目になる。
小松養蜂園で使う蜂の巣箱を、ゆめわーくの利用者が作っていることが縁で、作業を手伝うようになった。
色を付け、溶かしたロウを型に流し込み、2時間ほどかけて固める。ロウが固まった後、型を外して完成する。
来年は寅年ということで、招き猫に似せた「招き寅」も作成した。
例年置物は市役所などで販売してきたが、今年は日ごろの感謝の気持ちを込め、市役所の各課に無料で配布する。
一般で購入希望者がいれば、500円程度で販売する。
詳しくは「ゆめわーく」へ。 -
畜産物PRでパレード
地元産の牛肉や牛乳、卵など、畜産物の地産地消と消費拡大を図ろうと8日、上伊那の畜産農家が街宣パレードをした。
JA上伊那本所を35台のトラックが出発し、畜産物をPRする旗をかかげて、南箕輪村のファーマーズあじ縲怩ネまでの5キロをパレードした。
これは、トウモロコシなどの飼料価格の高騰に伴い畜産農家の経営が厳しくなったことを受け、平成19年からJA上伊那畜産部会協議会が毎年行っている。
この日は、あじ縲怩ネまでパレードをした後、消費拡大運動として、先着150人に地元産の牛乳が配られた。
畜産物の販売価格は、去年秋以降の世界不況と、デフレによる低価格志向により依然として低迷している。
JA上伊那では、安心・安全な畜産物の提供には、ある程度の価格維持が必要なことを消費者に理解してもらうとともに、地産地消を進めていきたい竏窒ニしている。 -
観光ボランティア閉講式
伊那市が今年から始めた観光ボランティアガイド養成講座の閉講式が8日、伊那市役所で行われた。
伊那市観光協会会長を務める小坂樫男伊那市長から受講生に終了証が手渡された。
観光ボランティアガイド養成講座は、市民が、おもてなしの心を持って観光客を案内できるようにと今年1月に開講したもので、伊那市では初めて行われた。
伊那市を中心に58人が受講し、市内の主な観光地や歴史、文化、自然などを学んだり、現地に行って実習を行った。
8日は、講座の総まとめとして班ごとに作成したガイドマニュアルを発表した。
マニュアルには、受講生たちが見つけ出した伊那市の魅力がまとめられていて、花見期間以外に楽しめる高遠の歴史スポットや、お寺めぐりのコース、お勧めの登山コースなどを発表していた。
閉講式で小坂市長は、「合併して来年でまる4年。観光面でも大きな飛躍が期待される。みなさんもそれぞれの立場で、観光ボランティアガイドとして活躍していってほしい」と話していた。 -
伊那消防署と航空隊が訓練
伊那消防署は、長野県消防防災航空隊と8日、伊那市の三峰川榛原河川公園で連携訓練を行った。
訓練は、救急車による救助が困難な山間地で救助活動が迅速に行えるようにと実施したもので、伊那消防署員およそ30人が参加した。
訓練は、林道を走っていた車が沢に落ちけが人がいるとの想定で行われた。
伊那消防署が松本市にある航空隊にヘリコプターによる救助を要請するとおよそ30分で到着した。
上空のヘリコプターから署員がワイヤーを使って現場に下り引き上げ訓練を行っていた。
この後、救助した人をグラウンドまでヘリで運び、救急隊に引き継いだ。
8日は、この一連の流れを繰り返し行った。
伊那消防署にはヘリコプターから下りる訓練を受けた署員が6人いていざという時に出動できる体制を整えているという。 -
伊那スキーリゾートで安全祈願祭
今シーズンから営業を再開する伊那スキーリゾートの安全祈願祭が8日、行われた。
8日は、スキー場関係者や伊那市の関係者など約30人が参加し今シーズンの安全を祈願した。
伊那スキーリゾートは、(株)ヤマウラの撤退により営業を休止していましたが今シーズンからスキー場やスポーツ施設、飲食店を全国的に展開している白馬村の(株)クロスプロジェクトグループが請け負うことになった。
今シーズンは今月12日にオープンを予定していて、現在雪づくりなどの作業が行われている。
今シーズンは小学生以下のリフト代を無料にする他、レンタルの板や靴を一新している。
また、ゲレンデには、モーグルコースやジャンプ台などが楽しめるコーナーを設置する他、スキーだけでなく子供達が楽しめるように高さ7メートルまで飛べるトランポリンなどを設けたコーナーが新設される。
伊那スキーリゾートは今シーズン12月12日(土)にオープンを予定している。 -
衣料品店「しまむら」に車が突っ込む
8日午後1時半頃、伊那市上新田の衣料品店に軽自動車が突っ込み、店内にいた女性が足の骨を折るなどの大怪我を負った。
事故があったのは、伊那市上新田の衣料品店「しまむら」。
8日午後1時半ころ、買い物に来た80代の男性が運転する軽自動車が店に突っ込み、これにより、店内にいた30代の女性が足の骨などを折る大けがを負った。
運転していた男性には、怪我はなかった。
伊那警察署では、ブレーキとアクセルを踏み間違えたと見て、事故の原因を捜査している。 -
伊那フィル定期演奏会
伊那フィルハーモニー交響楽団の定期演奏会が6日、伊那文化会館で開かれた。
伊那フィルハーモニー交響楽団は、伊那文化会館の建設を機に発足したアマチュアオーケストラで、現在市内を中心に約80人が所属している。
定期演奏会は年に一回開かれていて、今年で22回目を迎えた。
伊那市出身で早稲田大学OBでつくるニューイヤー祝祭管弦楽団の常任指揮者を務める征矢健之介さんを指揮者に迎え、アンコールを含む計4曲を披露した。 -
市民芸術文化祭
伊那市内の芸術文化団体が一堂に集まる伊那市民芸術文化祭が5、6日、いなっせで開かれた。
会場となったいなっせでは、6階ホールでステージ発表、2階と5階、6階の一部で作品展示が行われている。
これは、地域で活動する芸術文化団体の活動発表の場を作ろうと、NPO法人伊那芸術文化協会が毎年開いているもので、今年で6回目。
ステージ発表には2日間合わて17団体が出演し、初日はバレエや日本舞踊、フラメンコなどの発表があった
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また展示会場にはいけばなや文化刺繍、写真など、19団体の作品が200点以上並び、多くの人で賑わっていた。
ある関係者は「参加団体も少しずつ増えている。発表だけでなく交流の場にもなればうれしい」と話していた。 -
富県高齢者教室がマジック鑑賞
伊那市富県公民館の高齢者教室の受講者が7日、マジックショーを楽しんだ。
今年度の高齢者教室「ゆうゆう教室」の最終回で、マジックショーの鑑賞会が開かれた。
マジックを披露したのは、伊那マジッククラブの伊藤権司さん。
教室の受講者は、目の前で繰り広げられるマジックを楽しんでいた。
また、伊藤さんに教えてもらい、簡単なマジックにも挑戦した。
受講者は新聞紙を丸めて引っ張るとツリーが出来上がるマジックを楽しんでいた。 -
「外国人が撮った長野」写真展
県や市町村で働く国際交流員などによる写真展が7日から、伊那市の伊那合同庁舎で開かれている。
この写真展「外国青年が撮った長野」は、国際交流活動に関心を持ってもらおうと開かれている。
4回目となる今回は、県内の風景や人物などを写した写真29点が並べられている。
このうち、伊那合同庁舎で働くソリン・リッジウェンブラウンさんは、故郷のオーストラリアと似た風景の駒ヶ根市の渓谷や、伊那市駅で写した猫の写真など2点を出展した。
ソリンさんは、高校や大学で日本に留学した経験もあり、日本の魅力について「自然と人が親切で優しさにあふれているところ」と話していた。
この写真展は11日まで。 -
伊那リで1年ぶり雪まき作業
1年間の休止を経て、今年から営業を再開する伊那市の伊那スキーリゾートで7日未明から、スノーマシンを使った雪まき作業が始まった。
冷え込みが厳しくなった7日午前3時、スノーマシンを使った作業が始まった。
作業は天候に左右されるため、風が無く、気温がマイナス2℃以下などの条件が揃った時にしかできない。
自然の雪と違い、スノーマシンから噴き出される霧状の細かい水が、空気中のちりと一緒になって凍るため、溶けにくい雪ができるという。
伊那スキーリゾートは駒ケ根市のヤマウラから、新たに白馬村のクロスプロジェクトグループに営業が引き継がれ、1年ぶりに再開する。
運営にはスキー場の再生をサポートしていこうと地域住民で作るグループも関わっていて、今回の作業はグループのメンバーが行った。
グループの代表でNAORAI社長の加藤裕さんは「まだ温かく雪はすぐに積もらないが、少しでも白くなったゲレンデを見て1年ぶりのオープンを実感してもらいたい」と話していた。
伊那スキーリゾートは12日オープンの予定で、小学生以下はリフト料金が無料になるほか、子どもや初心者の人でも楽しめるスノーランドなどを新たに設置する予定。 -
小出島区そば祭り
地元の新そばを味わう伊那市西春近小出島区のそば祭りが6日、伊那市の小出島公民館で行われた。
そば祭りは小出島区の住民が、そばを味わいながら交流を図ろうと行われたもので、今年で14回目となる。
60キロ以上のソバが用意され、集まった地区住民らが、ふるまわれた打ちたてのそばの味を堪能していた。
そば祭りは平成8年に地元の青年団が、そばの栽培により地域の活性化を図ろうと始めたのがきっかけとなり、その後、営農組合や区が参加し、現在のような区の行事となったという。
この日はそば打ち講習会も開かれ、訪れた人たちは、地元の指導者に教わりながらソバ粉を練ったりのばしたりしていた。
小出島区の吉原勝芳区長は「そば祭りは区民が毎年楽しみにしている行事です。これからも続けていきたいです」と話していた。 -
長谷公民館でしめ飾り作り
伊那市の長谷公民館で5日、親子しめ飾り作り教室が開かれた。
長谷小学校の親子5組が集まり、正月用のしめ飾り作りに挑戦した。
これは、伝統文化に触れながら親子の関わりを深めてもらおうと、長谷地区青少年育成会が毎年開いている。
参加した親子は、毎年この教室で指導している伊東耕平さんに教わりながら、慣れない手つきでわらをよってしめ飾りの土台を作り、最後は思い思いの飾りをつけて完成させていた。 -
天竜川激特工事現場見学
はなまる地域探検隊伊那市の小中学生がさまざまな体験をする「はなまる地域探検隊」が5日、天竜川の工事現場を見学した。
小中学生やスタッフ15人が、伊那市の桜橋から毛見橋の間の天竜川で行われている激特工事現場を訪れた。
激特工事は、平成18年7月の豪雨災害を受けて行われている国の直轄事業。
この日は、天竜川上流河川事務所や工事現場の関係者が、工事で川底を掘削したり、護岸を築いていることを説明した。
子どもたちは、掘削によって現れた天竜川の地層や、堤防に自然の石を並べる様子を見学した。
護岸には、約3万個の石を並べる予定で、1個の石は40キロほどの重さがあるという。
子どもたちは、石を並べた護岸にすることで、水の勢いを弱める効果があることなどを学んでいた。 -
伊那市中央区で交通安全大会
伊那市の高齢者交通安全モデル地区に指定されている中央区で5日、交通安全大会が開かれた。
中央区の区民約120人が集まり、交通安全講話などを聞いた。
中央区は今年、市の高齢者交通安全モデル地区に指定されている。
しかし、区内では5日までに高齢者の死亡事故などが2件発生していて、区民一丸となって交通安全意識を高めていこうと今回の大会を開いた。
「山ちゃん」の愛称で活躍している安曇野警察署の山崎方人交通係長も応援に駆け付け、ものまねをしながら、交通安全を呼び掛けていた。
最後に区民ぐるみで交通事故撲滅を目指す大会宣言をした。 -
松澤俊充選手後援会 村に寄付
信濃グランセローズ松澤俊充選手後援会は4日、南箕輪村に3万円を寄付した。
後援会の加藤忠秋会長などが役場を訪れ、唐木一直村長に寄付金を手渡した。
後援会は、松澤選手の自主退団に伴い、先月29日臨時総会を開き後援会の解散と、会費の残金3万円を村に寄付することにした。
加藤会長は「わくわくクラブなど、村のスポーツ振興に役立てて下さい」と話していた。
唐木村長は、「松澤選手のおかげで楽しい思いをさせてもらった。今後は指導者として活躍してほしい」と話していた。 -
絵手紙教室で年賀状づくり
12月に入り新年を迎える準備が進んでいる。伊那市の坂下公会堂では絵手紙教室が開かれ、参加者が絵手紙年賀状に挑戦した。
教室は、手書きの温かさや手紙の良さを感じてもらおうと、郵便事業会社伊那支店が開いた。
講師が、参加者に正月らしい絵や寅の絵の描き方などを教えていた。
講師を務めた絵手紙インストラクターの秋山公子さんは、「上手に描こうとしてはだめ。下手に描いて自分らしさのある年賀状にしてください」と参加者に呼びかけていた。
郵便事業会社伊那支店によると、年賀ハガキは不況により企業の購入が減少しているものの、全体では昨年に比べて10万枚ほど多くなりそうだという。
関係者は「年賀状は日本の伝統文化。メールではなくはがきで、心温まる新年のあいさつをしてもらいたい」と話していた。 -
伊澤修二講演会
高遠出身で、東京藝術大学初代学長を務めた伊澤修二について学ぶ講演会が5日、伊那市の高遠町図書館で開かれた。
講演会は、地元出身でさまざまな功績を残してきた伊澤修二について学んでもらおうと高遠町図書館が開いた。
講師は高遠町図書館の初代館長で、このほど伊澤修二に関する著書を出版した森下正夫さんが務めた。
伊澤修二は1851年高遠町生まれで、東京藝術大学の学長を務めたほか、教育的視点から童謡、唱歌の振興に力を注いだ。
海外で生まれた曲「ちょうちょ」の日本語訳にも関わったとされている。
森下さんは伊澤修二の性格について、短気で怒りっぽかったと説明し、文部省勤務の時には雪投げをする子ども達を叱った警察に憤りを感じ、法務省にかけ合ったところ辞職させられたというエピソードを話した。
また伊澤修二が日本に西洋音楽を取り入れる際の話にも触れた。
ある聴講者は「地元出身の偉大な人。伊澤修二の残した功績を後の世代にも残していきたい」と話していた。 -
芸大生が吹奏楽部を指導
伊澤修二の縁で伊那市と交流のある東京藝術大学の学生が5日、市内の中学校で吹奏楽の指導をした。
市内3つの中学校で指導が行われ、このうち伊那東部中学校には芸大生8人が訪れた。
この演奏指導は、伊那市高遠町出身の伊澤修二が東京藝術大学の初代校長だったことが縁で毎年行われている。
この日は東部中が来年1月の長野県アンサンブルコンテストで演奏する課題曲について、それぞれのパートにわかれて指導を受けていた。
打楽器のパートでは、ドラムを叩くときに種類ごと叩き方を変えるために、腕の移動を素早くするように芸大生が指導していた。
中学生は「普段の練習ではわからないことを教えてもらえて、とてもためになる」と話していた。
芸大生による指導は6日も市内2中学校で行われる。 -
かんてんぱぱ絵画コンクール審査会
伊那食品工業株式会社が主催するかんてんぱぱ小学生絵画コンクールの審査会が、4日開かれた。
4日は、かんてんぱぱホールで審査会が開かれた。
この小学生絵画コンクールは、小学生にふるさとの自然や生活に目を向けもらい、ふるさと伊那に愛着を持ってもらおうと開かれていて、今年で5年目。
今年は、市内の全小学校・15校から、900点が寄せられた。
審査員は、伊那食品工業の塚越寛会長や、北原明伊那市教育長、信州高遠美術館の竹内徹館長、植物細密画家の野村陽子さんらが務めた。
審査員は、対象物をよく観察して描けているかなどを見ながら審査していた。
審査の結果は、今月中旬に発表予定。
なお、伊那食品工業では、このコンクールに学校奨励賞を設け、学校が希望する副賞を贈っていて、教育設備の充実にも貢献していきたいとしている。 -
やまびこソフト表彰式
40歳以上が加盟できるやまびこソフトボール連盟の今年度のリーグ戦とケーブルテレビ杯の表彰式が3日夜伊那市内で行われた。
やまびこソフトボール連盟には、今年度8チームが加盟していて、5月から11月まで総当たりでのリーグ戦と伊那ケーブルテレビ杯を戦った。
リーグ戦優勝チームは、7戦全勝で城南クラブ、準優勝は、5勝1敗1分けで三峰球友、3位は、5勝2敗で錦クラブだった。
ケーブルテレビ杯は、城南クラブが優勝、準優勝が西町クラブ、3位は、三峰球友だった。
表彰式では、会長の伊藤泰雄さんから各チームの代表者に賞状やトロフィーが手渡された。 -
汚泥処理を太陽光で
伊那市は、市役所南側の伊那浄水管理センターに太陽光発電設備を設置し、汚泥処理にかかる電力の一部を太陽光に変える。
着工を前に、4日、伊那浄水管理センター水処理棟の屋上で安全祈願祭が行われ、関係者たちが施設の無事完成を祈った。
設置される太陽光パネルは、190ワットのものが528枚で、年間発電量は、11万6,000キロワットアワーになる。
微生物を活性化させる空気を送りこむために使われている電気料金は、年間1,800万円だが、今回の太陽光発電で、そのうちの約1割程度の節減が見込まれるという。
事業費は、1億円で、国の経済対策臨時交付金などを活用し、市の財政負担はない。
小坂樫男市長は、「二酸化炭素を削減する地球温暖化対策は、国や社会の至上命題。自然エネルギーを学習していただける場としても有効に活用したい」とあいさつした。
今回の太陽光発電設備は、県下の公共施設としては、最大級という。
施設は、来年2月末ごろ完成の予定。 -
障害者福祉施設が製品販売
上伊那の障害者福祉施設が製作した商品の販売が3日から、伊那合同庁舎で始まった。
伊那合同庁舎の2階に販売会場が設けられ、通所者らが商品の購入を呼びかけていた。
これは同日から始まった「障害者週間」に合わせて行われている。
障害者の福祉について関心を高めてもらうとともに、障害者の工賃を高めようと昨年から始まった。
売られているのは、手作りのカレンダーや手芸品、ヤキイモなど。
県の職員の昼の休憩時間に合わせて販売会を開いていて、多くの職員が商品を買い求めていた。
この販売会は、上伊那にある15の施設が交代で開く。土日を除き9日まで毎日正午から午後1時まで。 -
伊那部常会がバザー売上の一部寄付
伊那市西町区伊那部常会などは2日、11月に行われた伊那部文化祭でのバザーの売り上げの一部を伊那市に寄付した。
西町区伊那部の総代をつとめる唐木祐一郎さんと、伊那部宿を考える会会長の矢澤巧さんが、伊那市役所を訪れ、小坂樫男市長に寄付金2万円を手渡した。
今年で19回目となる伊那部文化祭では住民が野菜や日用品を持ち寄り、バザーを開いている。
常会ではその売上を福祉に役立ててもらおうと平成16年から毎年寄付している。
唐木さんは、「文化祭は毎年地域性を生かした企画を考え行っている。寄付もその一環なので有効に使っていただきたい」と話していた。