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「穂の会」日本画展 ベル伊那・18日まで
名古屋芸術大学の卒業生でつくる「穂の会」の日本画展は18日まで、伊那市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開いている。メンバー5人がそれぞれの力作を並べている=写真。
SMサイズ縲・00号の日本画約60点を展示販売。花や人物、風景などを題材にした作品はそれぞれの個性が輝く。同大学での恩師、日本美術院特待の木村惠子さんも賛助作品を出品している。 会は愛知県を中心に活動する35歳前後の若手画家のグループで、愛知芸術文化センターで96年からグループ展を開く。県内では前回に続き2回目。若々しい感性と絵に対する情熱が詰まった展示となっている。
午前10時縲恁゚後6時(最終日は午後4時)。 -
伊那東部中生が全国ロボコンに出場 健闘誓う
第8回全国中学生創造ものづくり教育フェア(全日本中学校技術・家庭科研究会など主催、来年1月26縲・7日・茨城県)のロボットコンテストに伊那市の東部中技術部から3年の井口裕吾君(15)、丸山晃生君(15)ペアが初出場する。
同校からの参加は初めて。コンテストはロボットを操って得点を競う部門など5部門があり、同ペアは地方大会のオリジナル競技をビデオで紹介する部門にエントリーした。
2人は、11月中旬に千曲市であった「県中学生ロボットコンテスト」に出場し、ロボットで紙筒を相手陣地により多く運んだ方が勝ちとなるオリジナル競技「リングサザエ」で優勝する実力。来年1月の大会では、同県大会の様子などを収めたビデオを披露する。
2人のロボット「You,re so Guy(ヨソウガイ)」はベルトコンベア式のアームの上下移動が素早いところが特長。井口君は「全国のいろいろなロボットを見るのが楽しみ」。丸山君は「ロボットの性能を信じて勝ち進みたい」と意気込みを語る。
全国大会の「オリジナル競技部門」に出場する東部中学校の井口君(右)、丸山君 -
伊那商工会議所女性会がTシャツ寄贈
伊那商工会議所女性会(小池みほ会長)は12日、伊那市のビルメンテナンスなどを手掛ける南信美装伊那(吉沢文男社長)を訪れ、同社に会員から集めた不要な夏物Tシャツ350枚を託した。Tシャツは同社を通じ、08年2月にフィリピンの貧しい人たちに送られる。
南信美装の吉沢社長は「彼らにとって衣類はとても貴重です。本当に喜びます」と述べた。
Tシャツの寄贈は女性会初の試みとなる。環境問題に取り組んでいる女性会は、6月にリサイクルなどに取り組んでいる南信美装伊那に視察研修に訪れた。その際、「女性会として環境問題に対して何かできることはないか」との質問に吉沢社長はそれならば、とフィリピンでゴミの山で生活する人たちへのTシャツの寄贈を提案した。
吉沢社長は「捨てられた衣類が燃やされると環境にもよくない。送れば人も救われるし、とても良いこと」と話す。
「ぜひ継続していきたい」と小池会長。「今回は会員から集めたものだったが、物産展などで一般の人にも呼びかけていきたい」と意気込みを語った。 -
伊那市富県でしょうゆしぼり
伊那市富県の伊藤真理子さん宅で12日、県内で手造りしょうゆの普及活動などを行っている「手造り醤油の仲間たち」の会員たちによるしょうゆしぼりが行われた。もろみからしょうゆがしぼられると、見守っていた同会員や、地域住民、近くの「はらぺこ保育園」の園児たちなどから歓声が起こった。
「あまい」「あったかい」としょう油をなめた園児たち。日本文化を勉強にきている外国人も「デリシャス」ととろけそうな笑顔。
同会は信州新町でしょうゆの・スしぼり屋・スをしていた萩原忠重さんから、生前しょうゆの造り方を教わった人達が中心となり、希望者にしょうゆのもととなるもろみの仕込み方やしょうゆのしぼり方、それを使った料理を教えている。
会は3年前に豊丘村から始まった。萩原さんからしょうゆの仕込み方を教わった吉田精子さんが豊丘村へ引っ越してきた際、しょうゆを造ったのを見て地域住民たちが「自分にも教えて欲しい」と集まった。その輪が広がり現在は、県内に27人の会員がいる。
「しょうゆを通して生き方を学んだ」と吉田さん。「共同作業を通じてつながりができていくのはすばらしいこと」と語った。
見学にきた中には若い夫婦も多く、積極的に質問する姿も見られた。
しょうゆ造りを通じて温かい絆で人と人とをつなげていきたい、そんな萩原さんの想いは確実に受け継がれている。 -
伊那ライオンズクラブおでかけ講座
伊那ライオンズクラブおでかけ講座
伊那ライオンズクラブ(斉藤喜啓会長)の「おでかけ講座」が14日、伊那市の伊那弥生ケ丘高校であった。会員で宮原電気工事の宮原徹社長が、進路が決まった3年生に「電気について」教えた。
「おでかけ講座」は、同クラブでは初の試み。申し込みのあった団体などに会員が出向き、「技」「知識」「経験」「ノウハウ」を伝える。現在、講師として司法書士や歯科医など5人の会員が登録している。対象は小中学・高校生、福祉施設、高齢者団体、福祉関係で、営利団体は除く。無料。
伊那弥生ケ丘高校が初回。宮原社長は停電になった時の対処法や電球の原理といった、生活に役立つ知識を配電盤や電球を実際に使って話した。
また、宮原さんが声をかけ、中部電力の職員も一緒に訪れ、環境に対する取り組みなどを紹介した。
おでかけ講座は08年6月30日まで受け付ける。問い合わせは、伊那ライオンズクラブ事務局(TEL72・6010)へ。
開設する講座は次の通り。
▽「やさしい法律の話」司法書士が解説▽「境界の話」土地家屋調査士が土地の境界について話す▽「成年後見」司法書士が解説▽「遺言のしかた」遺言の作成方法を司法書士が解説▽「訪問販売、詐欺にあわないために」賢い対応の仕方を司法書士が解説▽「借金地獄に落ちないために」司法書士が、賢い貯金・借金の仕方を解説▽「電気について」電気の基礎▽「歯磨き講座」虫歯・歯周病予防の指導▽「松茸山の初歩」=体験談▽「ウコッケイの飼育(にわとり)」有精卵、卵から雛(ひな)など飼育の体験談▽「バスケットボール」講習会▽「ラジコン飛行機・ヘリコプター」操縦を通し、科学技術と安全飛行の技術の習得▽「レーシングカート」カートの運転を通じ、安全運転意識や運転技術の向上を図る▽「無農薬・無化学肥料栽培」家庭菜園、水田での体験談▽「堆肥(たい)・ボカシの作り方」生ゴミ、土手草、コヌカを使用し環境に優しい▽「薪(まき)ストーブ」薪の入手方法などの体験談▽「還元水」還元水についての説明会竏秩B
##写真(たてよこ)
電気について話す宮原徹さん -
はら美術で飯田市の陶芸家・市瀬貞人さんによる作陶展
飯田市在住の陶芸家・市瀬貞人さん(70)による作陶展が18日まで、伊那市旭町のはら美術で開かれている。
独自に開発した穴窯で焼き上げることで一つの作品の中にさまざまな表情や色合いを表現した花器や陶板、皿など約110点が、訪れた人の目を楽しませている。
1965年の県展知事賞受賞をはじめ、日展、光風会展など、さまざまな展覧会に作品を出展してきた市瀬さん。海外や全国各地で個展を開催してきたが、伊那市内での個展は初めて。今回は近作を中心とした作品を集めた。
過去には登り窯などによる作陶活動にも取り組んできたが、これまでの焼物になかった表現を求め、原始的な「穴窯」による作品制作を開始。穴窯では炎が均一に当たらないため、炎の当たり具合によって陶器の表面の表情、色が変化する。中でも色は、焼き上げる過程で灰釉と交じり合いながら多様な色が生まれ、作品の表面で美しく調和している。しかし、炎が平均的でないため制作は難しく、窯入れした作品のうち、実際に完成するものは10分の1程度だという。
今回は、昨年中国で開かれた「日・仏・中現代美術世界展」でパリ国際サロン賞を受賞した作品「雲の輝き」も展示。また、無垢(むく)の木に陶器で作ったモチーフを張り付けた「陶板」は、これまであまり発表してこなかったもので、一般に披露するのは今会場が2カ所目となる。
市瀬さんは「平均的でない作品の中にある柔らかさ、色合いを見ていただければ」と話していた。
入場無料。午前11時縲恁゚後6時。 -
氏原暉男信大名誉教授の出版記念講演会
ソバの特性からミャンマーにおける麻薬撲滅を目的とするソバ栽培に携わった経験まで、ソバに関するさまざまなことををつづった著書『ソバを知り、ソバを生かす』を10月に出版した氏原暉男信州大学名誉教授(73)=南箕輪村=による出版記念講演会が12日、伊那市西箕輪の羽広荘であった=写真。知人や友人など約30人が集まる中、氏原氏は8年間に及ぶミャンマーでの取り組みとその思いについて語った。
講演会は氏原氏の知人有志らが企画し、実現したもの。
氏原氏は、本の中でも触れているミャンマーで取り組んだソバ栽培による麻薬撲滅プロジェクトについて当時の様子や、その後の変化など紹介。
当時は山岳地帯に住むいくつかの少数民族が麻薬の原料となるケシの栽培を行い、それを売った現金収入で生計を立てているという状況にあったが、そんな中、その代替作物としてソバを普及させるプロジェクトを開始。各地を巡回しながらソバ作りについて指導し、最盛期には800ヘクタールまでソバの栽培面積を拡大し、アヘンの生産量をピーク時の半分に減らすことを実現したことを示した。
最後に「この国(ミャンマー)では、まだまだ少数民族の意見が中心部へ届かないというのが現状。だからこそ、渡したこれからもこの国を温かく見守り、一緒にやっていきたい」と今後への思いを語った。 -
「伊那市の教育を考える懇談会」(3)
伊那市の教育について各分野で活躍する人たちが意見を述べ合う「第3回伊那市の教育を考える懇談会」が14日、市役所であった。市の教育課題などに対し、提言をもらうための集まり。会社経営者や元中学校PTAら委員6人が、教職員の業務負担の軽減や家庭教育のあり方について話し合った=写真。
市教委が今秋までにまとめた市内小中学校の教職員を対象としたアンケートを題材に懇談。アンケートの回答は小学校が300人中250人、中学校が167人中143人で、「業務が多忙と感じる」との教職員は小学校で75・6パーセント、中学校で77・6パーセントに上った。その原因の多くは「校務・係の準備・会合」にあることが分かった。
懇談では、「情報化が進み、対応することへの大変さを感じている」「地域や保護者がかつてに比べ、いろいろな問題を学校に提起してくるため心の負担が多い」との教育現場の現状を把握。「先生がいろいろなことを抱え込んでいるので、その中のどの部分を外に出し、軽減するかを整理する必要がある」とされた。
具体案としては、クレーム対応の専門窓口の設置や、人生経験が豊富な高齢者を教育現場で活用する竏窒ネどを提案。「社会経験の乏しい先生が多いので、その穴を高齢者で埋めることができれば」と期待された。
また、「親が勉強しなければ学校の正しさは判断できない」との意見もあり、親の教育の重要性にも注目が集まった。 -
井上井月真筆集 伊那市に寄贈
漂泊の俳人井上井月(1822縲・7年)の没後120年を記念し、研究家や愛好者でつくる「井月顕彰会」が「井上井月真筆集」を新葉社(飯田市)から刊行した。10日、解説などを担当した会員の春日愚良子さん(伊那市美篶)と竹入弘元さん(同市荒井区)らが同市役所を訪れ市に真筆集1冊を寄贈した。
本は1年以上にわたり、伊那谷の井月立寄り先や所蔵家の家を回り、真筆をカメラマンとともに撮影して歩いて集めた俳句や書簡など約500点を収録。春日さんは「これだけ多くの人が大事に所蔵していることは、井月の人柄、書いた書のよさがあるから。今でも根強い人気」と話している。
刊行を記念して、来年1月22縲・7日、伊那市立伊那図書館で展示会を実施。同1月には、解説を担当した作家で評論家の村上護さん(東京都)らを招いた講演会を開く予定だ。
10月中旬に刊行した真筆集は限定300冊を製本、一冊2万9800円で販売している。問い合わせは、新葉社(TEL0265・22・2232)へ。
井月真筆集を寄贈する春日さん(左)と竹入さん -
第3回かんてんぱぱ小学生絵画コンクール、かんてんぱぱ賞に新山小2の両角あずささん
伊那食品工業主催の「第3回かんてんぱぱ小学生絵画コンクール」の入賞者が決定し、最優秀賞の「かんてんぱぱ賞」に、大豆収穫の様子を描いた新山小学校2年、両角あずささんの作品「大きい大豆がとれたよ」が選ばれた。
個人賞の表彰式は来年1月19日の午前11時より、伊那市西春近のかんてんぱぱホールである。また、1月12日縲・月11日には、同ホールに応募作品全作品を展示する。
入賞者は次のみなさん。
◇かんてんぱぱ賞=両角あずさ(新山2)
◇伊那市長賞=中村美貴(伊那東6)
◇伊那市教育長賞=伊藤羅奈(西春近北6)
◇金賞=蟹沢美友(手良1)小牧薫(富県4)大脇愛菜(東春近6)
◇銀賞=竹内健人(新山1)三沢由芽(西春近北1)赤羽大輝(西春近北4)吉越さやか(高遠4)畑茉莉亜(伊那東5)佐藤璃奈(伊那北6)
◇銅賞=宮島真季(伊那1)御子柴拓馬(伊那2)土田金太郎(西春近北2)西條雄真(高遠2)伊藤大輝(伊那東3)岡田敏輝(長谷3)後藤彩乃(伊那北4)竹沢梨夏(高遠4)田中理土(伊那5)大槻あこ(手良5)城倉瞳(手良5)武田達也(伊那西6)
◇入賞▼低学年の部=高野歩有、近藤日向、
藤井孝仁、溝口開人(以上伊那1)春日悠太郎、西川寛也(以上伊那東1)池上玲奈、伊東竜輝、春日莉杏、高橋夏音、中島友希、林美吹、日野恵梨、松島さら、三澤駿一、矢島彩聖(以上伊那北1)井上真由香、細井彩夏(以上新山1)小松駿介、小松真都、西村颯斗、平沢弥彬(以上美篶1)井上亜聡、清水建次郎(以上東春近1)川島大和、木下俊輔(以上西箕輪1)中村麻白(西春近北1)網野舞優、酒井龍一(以上西春近南1)多田羅花梨(高遠北1)牛山遥奈、中山拓也、西村幸太(以上長谷1)沖本優弥、小椋祐哉、ハムリ阿太夢(以上伊那2)中村はつき、橋本健、溝上翔子、八木丹依那(以上伊那東2)木平尚、寺澤こずえ(以上西箕輪2)城倉景(西春近北2)有賀みゆ、中嶋由貴、松下聖(以上西春近南2)柿木成美、池上十五(以上高遠2)▼中学年の部=北原明日香、百瀬有里、山崎拓(以上伊那3)小日向佑斗(伊那東3)赤羽真弥、竹澤知央(以上伊那北3
)竹村菜津、寺澤顕子以上新山3)酒井茉弥子(手良3)小林秋奈、三澤裕太郎(以上東春近3)矢島侑希(西箕輪3)北村真帆、平澤直哉(以上西春近北3)西村翔馬(西春近南3)中島幸歩、吉田那緒(以上長谷3)高嶋海来(伊那4)小椋凱斗、藤本裕大(以上伊那東4)兼子周平、山田茜(以上伊那北4)竹松幹生(富県4)吉田葵(新山4)登内翔太、向山雄飛(以上手良4)小笠原あみ(東春近4)有賀裕樹、小池裕香(西箕輪4)寺本聡美(西春近北4
)北原悠哉(西春近南4)北原ひかり(高遠北4)小松裕太郎(高遠4)市ノ羽宏樹(長谷4)▼高学年の部=
飯島明日水、久保村知華、播摩里紗(伊那5)武田春星、宮澤里奈(伊那東5)橋爪栞奈(新山5)登内彩香(手良5)中村慧太(東春近5)白鳥聖乃(西箕輪5)野溝ゆきの、宮下真皓(以上西春近南5)伊藤詩帆(高遠北5)熊井水渡(伊那西6)伊藤和也(伊那東6)小林裕子、田澤颯斗(以上伊那北6)伊澤桃、橋爪未来(以上富県6)寺澤・ス子(新山6)酒井貴幸(東春近6)馬場清秀(西春近北6)北林大地、黒河内貴良(以上西春近南6) -
伊那ぶどう・ワイン開発プロジェクトキックオフ・フォーラム開催
遊休農地の解消と伊那ブランドのヤマブドウワインの特産品化を目指す「伊那ぶどう・ワイン開発プロジェクト」を本格始動する伊那市と信州大学農学部は11日夜、「キックオフ・フォーラム」を市の生涯学習センターで開いた。約160人の聴衆が集まり、ヤマブドウワインの秘めた可能性について耳を傾けた。
基調講演では、山梨大学大学のワイン科学研究センター長の高柳勉教授が、ワインやその作り方に関する基礎知識について講演=写真。
高柳教授は、ワイン造りそのものはシンプルである一方、現在多様なワインが生産されている要因について(1)品種(2)気候、地形、土壌(3)作り手の意思竏窒ェ深く関係していることを説明。同じ品種のブドウであっても、栽培地の気候、土壌により、その味わいが変化するほか、醸造方法やその時に用いる道具の違いが、ワインの個性を作り出していることを示した。
また、ワインには非常に多くの香り成分が存在しており、その香り成分も、果実に由来するもの、発酵に由来するもの、樽(たる)に由来するものなど、さまざまであることを語った。
また、今後同プロジェクトに協力する信州大学農学部附属アルプス圏フィールド科学教育研究センターの春日重光准教授、大学院農学研究科の濱渦康範准教授による講演もあり、この地に適した高機能性ブドウ品種を育成や、ブドウの健康増進機能などについて語った。 -
伊那西スケート場 来年度の廃止を検討
伊那市ますみケ丘の伊那西スケート場が暖冬傾向で氷が張らず、利用者が減っている。市は、本年度の利用状況を見て、来年度に廃止する方向で検討している。
昨年度の滑走日は19日間。過去には準備をしながら、滑走日がゼロだった年もあった。延べ利用者数は85年度に2万3700人を超えたが、昨年度は1170人と激減。運営費に対し、入場料収入が少なく、150万円の赤字。行財政改革から見直しが求められている。11月のスポーツ振興審議会で廃止が了承され、市体育協会スケート部にも説明した。
12日の市議会一般質問で、飯島尚幸議員は「赤字だからといって切るのではなく、底辺拡大に努力するべきではないか」と指摘。
小坂市長は「学校での利用は、近くの伊那西小学校だけ。本年は続けるが、来年度以降はどうするのか再検討したい」と答えた。
伊那西小学校区の関係区は、市長に対して存続に向けた陳情をする予定という。
スケート人口を増やすため、ちびっこスケート教室や市民体育祭スケート競技などに取り組んでいる。
上伊那の天然リンクは、伊那西スケート場と箕輪町の上古田スケート場のみ。伊那西スケート場は4縲・1月はグラウンドとして利用している。 -
全国学力調査の結果 小学生は国語、算数とも基礎・基本が定着
伊那市教育委員会は12日、4月に実施した全国学力・学習状況調査の結果を明らかにした。小学生は国語、算数ともに基礎・基本が定着している結果で、北原明教育長は「04年度から市独自で取り組んできた標準学力検査の成果が出ている」と述べた。
調査は14小学校6年生615人、5中学校3年生646人が受けた。教科は小学生が国語、算数、中学生が国語、数学。
小学生の国語、算数は、基礎・基本の知識・技能を活用する力が若干弱い傾向だった。国語は読解力を伸ばすことが課題で、読み聞かせや朝読書の取り組みを充実させる。算数はグループ学習を積極的に取り入れるなど授業改善の必要を挙げた。
中学生の国語の基礎・基本は「全国平均並み」だが「資料に表れているものの見方や考え方をとらえ、伝えたいことを明確に書く」は低く、日ごろから新聞や本を読み、自分の言葉でまとめる学習が求められる。数学は「円柱と円すいの体積を比較し、正しい図を選ぶ」など基礎・基本、活用ともに課題があり、学校で授業をいかに分かりやすく展開するかを研究し、基礎・基本の定着確認、関心を持たせる教材選び、グループ活動などを採用した授業の取り組みが必要とした。
生活習慣と学力との関係について▽「早寝早起き朝ごはん」など基本的な生活習慣を身に付けている▽読書が好き竏窒ネどの子どもは正答率が高い傾向。全国と大きな差はなかった。
結果は各校の保護者懇談会を通じ、個々に伝えている。
市議会で竹中則子議員の一般質問に答えた。 -
伊那市で交通安全街頭啓発
飲酒運転の根絶、高齢者の交通事故防止などを重点に31日までの21日間活動する「年末の交通安全運動」が11日始まった。初日、伊那市役所前の市道にも交通指導所が設置され、市交通安全協会連合会や伊那警察署ら関係者約80人が街頭啓発した。
年末の運動には毎年、山寺義士踊り保存会の協力で、参加者たちが赤穂浪士の装束で身を固め、「交通事故打ち止め」の啓発活動を展開。「年末の交通安全運動が始まりました。安全運転をお願いします」などと信号待ちのドライバーに呼びかけ、啓発チラシやティッシュなどを配った。
10日現在、伊那署管内で発生した交通事故件数は491件で前年と比べて1件増、けが人は624人で9人増加。死者は2人で5人減少している。交差点内、女性が被害者となる事故などが増加しているという。
義士踊りの衣装で交通安全を呼びかける参加者たち -
年末特別警戒で街頭啓発
「地域安全縲恃Nの暮れ みんなでつくろう 安心の街縲怐vなどををスローガンに掲げる年末特別警戒が11日、県下一斉に始まった。31日までの21日間、車上狙いや振り込め詐欺、子どもの連れ去りなどの事案に対し、地域住民の警戒意識を高める運動を繰り広げていく。
初日は、伊那市の大型店3カ所で、市防犯協会女性部、伊那エンジェルス隊、伊那少年友の会、伊那署が協力し街頭啓発活動を行った。計約40人が分かれ、各店舗前で「年末特別警戒中」の旗を掲出し、買い物客に啓発チラシなどを配った。
伊那署では、同署管内でタイヤ盗が増えているため、未然防止の注意を促している。盗難場所はアパートが多く、発生している個所は軒下が中心。本年1月から管内で23件の盗難が発生している。
市内の大型店で啓発運動をする防犯ボランティアのメンバー -
こどもたちのクリスマス会
#(見出し)
伊那市内の母親たちによる子育て支援団体「子どもネットいな」は11日、未就園児の親子を対象にした「こどもたちのクリスマス会」を伊那市駅前ビル「いなっせ」で開いた。市内を中心に親子100組約200人が参加し、手品や歌などを楽しんだ。
「子どもネットいな」では子育て支援のために、「ちびっこ広場」の管理に加え、さまざまなイベントを催している。クリスマス会は、イベントを通して母親にはリフレッシュしてもらい、子供たちにはほかの子供と会う機会として、毎年開いている。
鈴の音とともに2人のサンタが登場すると子供たちは、大喜び、「サンタさんは何が好きですか」「サンタさんは何歳ですか」などの質問をした。
サンタと一緒にジングルベルなどのクリスマスソングを元気に歌い、帰りには一人ずつサンタからプレゼントを受け取った。 -
1年をふりかえる写真展
伊那市は21日まで、「1年をふりかえる写真展」を市役所1階市民ホールで開いている。
毎年恒例の同展には、今年1月8日の「伊那市出初式」から10月27日の「伊沢修二先生記念音楽祭」まで、07年の行事やできごとを市が撮影した写真40点が展示されている。 -
高遠町「みろくそばの会」 恒例そば祭り
伊那市高遠町弥勒の有志でつくる「みろくそばの会」(23人・池上裕敏会長)は9日、弥勒多目的集会施設で11回目となる恒例の「みろくそば祭り」を開いた。地区内のみならず市内外から途切れることなく人が訪れ、会員が手打ちした新そばを味わった=写真。
みろくそばの会は、地区内の休耕田の荒廃防止のため94年に発足。現在は約90アールの畑を利用してソバを栽培している。97年から地区住民に感謝の気持ちを表わそうとそば祭りを開き、毎年、祭りを心待ちにしているリピーターが多いという。
会員が午前11時スタートの祭りに向け、朝からそば打ちを開始、本年は約400食を用意した。次々と訪れる客の波に会場は満席となり、毎年楽しみにしていた人たちは「うまい」とうなづき合いながら味をたん能した。
池上会長は「ソバの収穫時期になると、毎年祭りを楽しみにしている人たちから連絡がくるほどの人気。始めた当初には、思ってもいなかった反響があり喜んでいる。期待に答えられるよう、これからも続けたい」と話している。
新ソバの味に舌鼓を打つ来場者たち -
伊那ぶどう・ワイン開発プロジェクト本格始動
ヤマブドウ栽培による遊休農地の解消と伊那市ブランドの「ヤマブドウワイン」の開発・特産品化を目指す伊那市と信州大学農学部は、実現に向けて「伊那ぶどう・ワイン開発プロジェクト」を本格始動する。
市内9地区の土壌分析を完了し、今後、機能性に優れ、この地での栽培に適した品種を種苗登録して品種を選定。09年には苗木の繁殖準備に着手する。順調にいけば結実が始まる3年目、12年度ころから、伊那市産のヤマブドウワインができる予定だ。過疎に悩む山間地での地域振興への期待もかかる。
信州大学と市は05年5月、官学連携協定を締結。いくつかを連携事業に位置付け、可能性を模索している。
伊那市産ヤマブドウワインの開発もその一環。信大農学部附属アルプス圏フィールド科学教育研究センター(AFC)の春日重光准教授の協力で、昨年末から9地区で土壌調査をしたところ、「おおむね良好」という結果が出たため、09年度には苗木の繁殖にこぎつける見通しを立てた。事業に関し、市は農学部に委託料500万円を提供する。
栽培品種は、「五一アムレンシスII」を母体とした8系統ほどに絞り込んでいる。今後は対病性に優れ、機能性の高い品種を選別。種苗登録することで、ほかとの差別化を図る。
ヤマブドウは日照、水はけ、風通しが良く、平均気温10度縲・0度の標高500縲・00メートルが栽培適地とされ、市内にも条件を満たす用地が各所にあるという。また、できるだけ手間をかけずに栽培できる手法を確立することで、労力削減にも努めたいとしている。
また、事業の始動に合わせて11日には「伊那ぶどう・ワイン開発プロジェクトキックオフ・フォーラム」を伊那市生涯学習センターで開く。
山梨大学ワイン科学研究センターの高柳勉教授による基調講演「ワイン造り科学」、AFCの春日准教授と信大農学部機能性食料開発学専攻・ス渦康範准教授の講演がある。
入場無料。午後6時半縲・時15分。
##写真
信州大学農学部が学部ブランドとして販売しているヤマブドウワインを手に、プロジェクトへの意気込みを見せる -
岡野兄弟&中野みち子ジョイントコンサート
伊那市の伊那北地域活性化センターきたっせで8日、津軽三味線奏者の岡野将之さん、哲也さん兄弟と、津軽手踊りの中野みち子さんによるコンサートが開かれた。サン工業主催。
大学生の岡野将之さんは12歳から津軽三味線を始めた。津軽三味線埼玉県大会優勝。弟の哲也さんは現在、高校生。10歳から津軽三味線を始めた。津軽三味線全国大会ジュニアの部で優勝した。
中野みち子さんは津軽三味線奏者の3姉妹の次女として3歳より舞台デビュー。7歳より三味線、10歳より津軽手踊りを始める。津軽民謡では全国大会準優勝。米国、ドイツ、フランスなど海外公演も行っている。
将之さんは「皆さんに少しでも楽しんでいただけるよう一生懸命演奏します」、中野さんは「ゆっくり楽しんでいただけるよう頑張りたいと思います」とそれぞれあいさつした。
「津軽あいや節」「津軽甚句」「津軽三味線二重奏 田神」などを演奏し、約140人の観客を三味線の音色と歌声、手踊りで魅了した。
##写真(たてよこ) -
まごころえんげいアワー
伊那北地域活性化センターきたっせで8日、伊那市を中心に活躍する風船遊劇団ゴンベエワールド、みはらしファーム「工房COO」の佐野博志さん、静岡の大道芸人のあまるさんによる「まごころえんげいアワー」が開かれた。県内外の芸人や地域住民などでつくる親子のふれあい実行委員会主催。訪れた地域の親子約40人は3人が繰り広げる芸の数々に夢中になった。
あまるさんの手品やジャグリングなどのパフォーマンスに子供たちの目は釘付けになった。技が決まるたびに拍手が起こった。
佐野さんがその場で竹とんぼを作り、飛ばすと、子供たちは目を輝かせた。
ゴンベエワールドの披露したマリオネットと紙芝居、バルーンアートを駆使した舞台では、竜のバルーンや大きな人型のバルーンが出てきて、子供たちから「すご縲怩「」と歓声があがった。 -
金城次郎一門作陶展 ベル伊那
国指定重要無形文化財(人間国宝)の陶芸家、故金城次郎さんの作品などを展示販売する「金城次郎一門作陶展」は11日まで、伊那市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開いている=写真。
おおらかで、心温まる素朴な器を作った琉球陶器で唯一の人間国宝の次郎さんや長男敏男さん、長女宮城須美子さんらが手がけたマグカップや湯のみ、皿など200点を出品。次郎さんの貴重な初期の品もある。
作品は魚(グルクン)が笑い、エビが舞っている絵柄の「魚文」が特徴で、青、茶、緑色の三彩の釉薬が色鮮やか。生活食器のなかには、沖縄の人々が昔、水筒代わりに使った「抱瓶(だちびん)」なども並んでいる。
午前10時縲恁゚後6時(最終日は午後4時)。 -
伊那三曲協会が西春近北小で筝指導
伊那三曲協会は日本音楽の普及活動の一環で毎年、上伊那の小学校で筝の体験授業を開いている。7日、伊那市の西春近北小でもあり、普及委員長の福沢雅志世さん=同市山寺=と会員5人が6年生2クラス計37人の児童を指導した。
1クラスずつ、練習曲の「さくらさくら」を学習した。ほとんどの児童が初めて筝に触れるため、メンバー一人ひとりが子どもたちの手を取り、優しく教えると、授業が終わるころには筝の透き通った音色が教室に広がった。
福沢さんは箏について、奈良時代に中国から渡来した楽器で、形は「竜」がモチーフになっているなどと説明。そのほか、尺八や三味線の説明もあり、児童らは楽器を眺めながら関心深く話を聞いた。
溝上やこさん(12)は「思ったより難しかったが分かりやすく教えてもらったのでうまく演奏することができた。初めて筝に触ったが楽しかった」と話していた。
伊那三曲協会の普及活動は本年度、同小学校で3校目。毎年、10数個所で指導しているという。
メンバーに手を取られながら筝の演奏を勉強する西春近北小学校6学年の児童たち -
公正な入札を実現する伊那市民の会 勉強会
伊那市土地開発公社発注の測量、設計、許認可業務に不正入札疑惑があるとして、市監査委員に対し住民監査請求を提出した「公正な入札を実現する伊那市民の会」(若林敏明代表)は9日夜、市駅前ビルいなっせで勉強会を開き、代理人の松村文夫弁護士が同公社の入札の実態などを解説した=写真。
同会の説明だと、公社発注の05年度契約分のうち予定価格1千万円以上の2件を一つの測量設計会社が予定価格の97・9パーセントの高率で落札。また、公社は地方自治法で認められていない「見積り入札」と称し、入札者が立ち会わず職員だけで開札するなどしたという。
勉強会には会員ら約30人が出席。松村弁護士は説明で、「入札金額の60パーセントは人件費と資材費となるため、残り40パーセントの管理費の範囲以内で金額を下げることはできたはず。それが予定価格の95パーセント以上となると談合と言える」と主張した。
会は市監査委員に対し11月20日、住民監査請求を提出。委員は今後、受け付けの翌日から60日以内に受理するかを含め審査し、監査結果を通知する。会はこの日、出席者に対し、公正な監査を求めるための請願書への署名を求めた。 -
「信濃路の山頭火」 出版記念フォーラム
山口県に生まれ全国各地を旅した漂泊の俳人、種田山頭火(1882縲・940年)の信州での旅の足跡を描いた文芸書「信濃路の山頭火」(ほおずき書籍)の出版記念フォーラムが9日、伊那市の市駅前ビルいなっせであった。同市美篶の俳人で信州井月会代表の春日愚良子さん(79)ら4人の著者が山頭火について語った。
山頭火(本名種田正一)は母親、弟の自殺を経験するなど苦難の末、出家して1926年から漂泊の旅を始める。信濃への訪問は34、36、39年の3回。30年にわたり伊那谷を漂泊した俳人、井上井月(1822縲・7年)を慕い、3度目の旅で念願叶い美篶にある井月の墓前に立ったという。
フォーラムでは、山頭火が3度の信州入りで作った俳句数十点を紹介。なかには井月の墓の前で作られた句もあり、酒好きの井月に酒好きの山頭火が持ってきた酒を親愛の情を込めて注いでいる様子を詠ったものなどもあった。来場した約50人は4人の著者が語る山頭火の魅力をメモするなど熱心に聞いた。
4人の著者が山頭火の魅力について語った -
みはらしの湯クリスマスの装い
伊那市西箕輪の日帰り温泉施設「みはらしの湯」は25日まで、同施設ロビーにツリーなどクリスマスの飾り付けをしている。
クリスマスの飾り付けは同施設で毎年恒例となっており、今年は先月26日から飾り始めた。
ツリー、サンタクロース、雪だるま、カボチャが出入り口前に並び、訪れた利用者たちを出迎えている。
みはらしの湯の営業時間は午前10時縲恁゚後9時半。 -
伊那スキーリゾート オープンに向け安全祈願
伊那市西春近のスキー場「中央道伊那スキーリゾート」で7日、15日のオープンに向けた安全祈願祭を開いた=写真。集まった関係者約40人は、センターハウスからゲレンデを眺めながら今シーズンの安全を祈った。今季で20シーズン目の節目となる。
スキー場ではオープンに向け、人工降雪機を4日夜から稼働。まずは、営業開始日までに全長約1200メートルのゲレンデのうち下半分の雪造りの完成を目指している。昨年は暖冬によりゲレンデ造りがはかどらなかったため、関係者は今季の今後の冷え込みを期待している。
祈願祭でスキー場を経営するヤマウラの山浦速夫会長は「お世話になっている地域の人たちに満足してもらえるスキー場として、安全確保を第一に、お客様のニーズに合った経営をしていきたい」とあいさつした。
オープン日から21日までは「初滑りキャンペーン」として、リフト一日券(大人、子どもとも)を2千円で販売する。入場者数は例年並みの約8万人を見込んでいる。営業期間は来年3月31日まで。 -
第21回粘土&デコラティブペイント作品展
上伊那在住の主婦仲間を中心とする「第21紙粘土&デコラティブペイント作品展竏註Sの散歩道竏秩vが9日まで、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている。ひな人形やフラワーアート、デコラティブペイント(トールペイント)の壁掛けなど約千点が、訪れた人の目を楽しませている=写真。
作品展は手づくりの作品制作に取り組む主婦たちが仲間の輪を広げたり、自分たちの作品を一般の人にも見てもらうことなどを目的として始めたもの。各地区で開かれる教室で技術を習得したメンバーから、自分で教室を開いている人までさまざま。作品も粘土、インテリア、アクセサリー、デコラティブペイント、パッチワーク、編み物など多岐にわたる。
また、今回は“和”をメーンとし、古布を使った人形なども多数並んでいる。
来場者は「かわいいね」と話しながらそれぞれの作品に見入っていた。
代表の篠原誠子さん(60)=伊那市=は「こつこつ手先を使って作る作品ばかり。年齢の高いメンバーも多いが、頑張っているところを見ていただければ」と話していた。
入場無料。午前9時縲恁゚後5時(最終日は午後4時まで)。 -
起業チャンピオン賞に小野沢武生さん
伊那市ますみケ丘の小野沢武生さん(37)は、薪(まき)ストーブ専門のメンテナンス事業を始めた。国内で初めてといい「お客さまが楽しいストーブライフを送れるようにフォローしたい」と語る。
小野沢さんは薪ストーブの輸入会社から独立。経験や知識を生かし、薪ストーブの販売・施工、修理、薪の販売など薪ストーブにかかわることを仕事とする。薪は、家具のおがくずを圧縮した人工薪の有効活用も考えている。
伊那谷は薪ストーブ人口が多いものの、10月以降、事業者にストーブの修理や薪の調達など依頼が集中し、対応できない現状に、商売として重要と考え、9月に起業。ホームページ開設でPRし、上・下伊那をはじめ、県内外のユーザーのもとへ出向いている。
伊那商工会議所と上伊那地域チャレンジ起業相談室が主催した「創業塾竏茶Xテップ・アップコース」で、起業チャンピオン賞を受賞。7日、表彰式があった。▽着眼点に優れている▽地域に密着している▽顧客とのコミュニケーションを重要視している竏窒ェ評価された。
講師の平沢会計事務所代表・平沢三津男さんは、原油高騰で薪ストーブに注目が集まる中、地元に根を下ろした企業に成長することを祈念した。
創業塾は創業を考えている人や創業間もない人を対象に、5日間の日程で、創業の心構えや事業計画の作成などの講座を組んだ。受講した小野沢さんは計画性や客が求めるニーズは何かなどが収穫できたという。 -
県老人大学伊那学部作品発表会
県老人大学伊那学部は5日、作品発表会を県伊那合同庁舎で開いた。来年2月に卒業する2年生たち約100人が、各講座で学んだ集大成を披露し合った。
講堂で、それぞれの講座の代表者が2年間の活動の講評を行った後、全員で会議室や講堂前の通路に飾られた作品を観賞した。
作品は書道や俳句、短歌、水墨画、ちぎり絵など103点で、「すてきじゃない」「墨の濃淡が難しい」など互いの作品を評し合う姿が見られた。
生徒たちは「俳句は、やったことがなかったが、2年やって楽しくなった。卒業してもクラブを作ってやっていきたい」「2年間で基礎を学べ、有意義だった」など講座の感想を話した。
作品の展示は発表会の間だけのもの。「もったいないなあ」との声も聞こえた。