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東春近で森の音楽祭
伊那市東春近の音楽団体が集まる野外コンサート「森の音楽祭in春近郷」が、29日に殿島城址公園で行われました。
音楽祭には、東春近で活動する11の団体と個人が演奏を披露しました。
森の音楽祭は、音楽文化の向上と発展を目的に毎年この時期に開かれていて、今年で18回目です。
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伊那谷FM開局報告会
伊那市西町の伊那ケーブルテレビジョン株式会社は、8月1日に開局したコミュニティFM「伊那谷FM」の開局報告会を、30日に開きました。
開局報告会には、信越総合通信局の田口幸信局長の他、放送エリア内の伊那市、箕輪町、南箕輪村の市町村長などおよそ20人が出席しました。
報告会にあたり向山賢悟社長は、「どうしてもチャレンジしたい事業だった。身近なFM局として地域のみなさんにかわいがってもらいたい」と話しました。
また田口局長は、「災害時に重要かつリアルタイムな情報提供ができるのがコミュニティFMです。期待しています」と祝辞を述べました。
伊那谷FMは、エリア内の2万5,000世帯ほどで聞くことができます。
毎日平日の正午から2時間、ゲストを招いて話を聞く生放送番組「伊那谷昼ワイド867」の他、音楽会や発表会の模様を流す「伊那谷音楽広場」などを放送しています。
スタジオ整備費や送信所の整備など、総事業費は7,000万円となっています。
報告会では、施工業者などに感謝状が贈られた他、コミュニティFMの取り組みを動画で紹介していました。
長野県内のコミュニティFM局は、伊那谷FMで10局目となっています。 -
採用力強化へリクルートと連携協定
東京に本社を置く、人材サービス大手の株式会社リクルートと伊那市は、市内の中小企業の採用力強化に関する連携協定を30日締結しました。
伊那市役所で調印式が行われリクルートの朱賢太グループマネージャーと白鳥孝市長が協定書を取り交わしました。
連携協定はリクルートが市内中小企業の求人情報の発信を支援し人材確保の強化を図るものです。
リクルートの採用管理サービスによりホームページが作成でき、それが求人サイトIndeedに掲載されます。
リクルートが自治体などと締結しているこの協定は伊那市が37例目で長野県内では初だということです。
伊那市では、若い世代の都市部への流出は人材不足に直結する課題だとして企業の採用力強化に期待しています。
11月5日には連携協定事業として、伊那市産業と若者が息づく拠点施設alllaでリクルート担当者による、採用力向上セミナーが計画されています。
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郷土料理おからこ作り
伊那地域に伝わる郷土料理「おからこ」づくりが30日、伊那市西町の旧井澤家住宅で行われました。
おからこは、米粉を使った餅で収穫に感謝し十五夜の夜、月に供えられます。
旧井澤家住宅を管理する伊那部宿を考える会のメンバーが、郷土料理を伝えていこうと作ったもので、おからこのほか地元で採れた野菜と一緒に縁側に飾り付けていました。
おからこは今夜一晩月に供え明日おからこ汁にして味わうということです。
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古文書のデジタル化で産官学連携協定
伊那市高遠町の高遠町図書館が所蔵する古文書のデジタルアーカイブの公開、活用に向けた産官学連携協定の調印式が30日、伊那市役所で行われました。
協定は古文書のデジタルアーカイブ公開、活用や調査・研究に関する連携を進めるために結ばれたものです。
調印式では古典などの学術資料を調査、研究している石川県の合同会社AMANEの堀井洋代表社員と歴史資料の解読をオンライン参加で進めるウェブサイトを運営する「みんなで翻刻プロジェクト」の加納靖之代表、伊那市の白鳥孝市長が協定書を取り交わしました。
三者は連携して高遠町図書館が所蔵する江戸時代の旧高遠藩に関する古文書などの解読を進めていきます。
協定により賞金総額20万円の古文書解読コンテストが「みんなで翻刻」を活用しインターネット上で来月5日から来年1月末まで行われます。コンテストの詳細はみんなで翻刻のホームページに掲載されています。
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高遠高校の生徒 信大の学生と漆塗り体験
伊那市高遠町の高遠高校書道専攻の生徒は12日、信州大学教育学部の学生と伝統工芸の漆塗りを体験しました。
講師は塩尻市にある漆器店の手塚希望さんが務めました。
今回体験したのは、「摺り漆」といわれる作業です。
思い思いの文字を書いた木の皿に漆を塗っていきます。
塗った漆を紙でふき取り乾かします。
この作業をあと2回繰り返します。
この日は、信州大学教育学部で書写書道教育を学んでいる学生も参加しました。
信大の学生は、書道と伝統工芸を融合させ長野県の伝統文化や芸術の保存、継承に取り組んでいます。
それを高遠高校が知り、高大連携の授業として行われました。
高遠高校では「授業を通してコミュニケーション能力を身に付けるほか、伝統工芸について知る機会になればうれしい」と話していました。
漆塗り体験の授業はあと2回予定されています。
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高遠町の陶芸家 林秋実さん作品展
伊那市高遠町の陶芸家、林秋実さんによる作品展が伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
会場には、普段使いの茶碗や皿、カップなどおよそ200点が展示されています。
林さんは三重県出身で、益子焼を学び、2006年に高遠町に移住しました。
作品には薪ストーブから出た灰とわらの灰を混ぜた釉薬が使われていて、配合により白やグレーなどの色になるということです。
林さんの作品展は、10月1日(火)までかんてんぱぱホールで開かれています。
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いけばな 池坊巡回講座
全国で開かれているいけばなの講座「池坊巡回講座」が伊那市のニシザワいなっせホールで29日に開かれました。
この日は池坊の会員や一般などおよそ130人が参加しました。
講座は華道家元池坊が毎年全国のおよそ170か所を巡回して開いているものです。
講師は京都府の池坊中央研修学院の小林義子さんが務め、デモンストレーションを行いました。
講座は自由花という定まった型のない様式をテーマに行われました。
小林さんは「草花一つ一つの形や質感にも目を向けながらいけてください」と話していました。 -
男声合唱団Gaku 初めての演奏会
上伊那の男声合唱団Gakuの初めての演奏会が29日に伊那市の伊那文化会館で開かれました。
この日の演奏会ではおよそ20曲が披露されました。
演奏会は4つのテーマに分かれていて、第一部では応援をテーマにした歌を歌いました。
男声合唱団GaKuは伊那市を中心に男声合唱愛好家が集まり、去年5月に結成されました。
団員は30人で平均年齢は71歳です。
GaKuという名前は山岳の岳や、楽しく歌う、音楽を学ぶという思いが込められています。
月に2回ほど集まり練習を重ねてきました。
合唱団の北沢理光団長は「これまでの練習の成果を見て、聞いてもらいたい」と話していました。
また、GaKuでは一緒に活動する仲間を募集しているということです。 -
全日本男子ソフト 開会式
天皇盃第70回全日本男子ソフトボール選手権大会が伊那市の伊那ニッパツスタジアムなどを会場に28日から30日まで開かれています。
27日は大会を前に伊那ニッパツスタジアムで開会式が開かれました。
開会式では伊那市のY‘s伊那クラブの入江奎介主将が選手宣誓を行いました。
大会には全国から32チームが出場します。
全日本総合男子ソフトボール選手権大会は、今回から「天皇盃」を冠して開かれ、伊那市がその初めての開催地となります。
試合は30日までの3日間、市内各地の球場で行われます。
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天皇盃全日本総合男子ソフトボール選手権大会
28日は天皇盃全日本総合男子ソフトボール選手権大会の1回戦16試合が伊那市と南箕輪村の6会場で行われました。
このうち、長野県代表の伊那市のY‘s伊那クラブは愛知県代表で日本リーグに所属する豊田自動織機と対戦しました。
試合は1回の裏、豊田自動織機が先頭打者ホームランなどで2点を先制します。
Y‘s伊那クラブは、3回の表に2ランホームランで2対2の同点に追いつきます。
しかし、地力に勝る豊田自動織機が3回に1点、続く4回に9点を挙げ、Y‘s伊那クラブは、2対12の4回コールドで敗れました。
大会は30日に準決勝と決勝戦が行われる予定です。
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暮らしの中の盆栽展
伊那盆栽教室の生徒らの作品が並ぶ、「暮らしの中の盆栽展」がいなっせ2階展示ホールで29日まで開かれています。
会場には、伊那盆栽教室の生徒の作品などおよそ100点が展示されています。
教室には現在20人ほどが所属していて、年4回手入れの方法などを学んでいます。
伊那盆栽教室では「忙しいこの時代に盆栽を見てゆったりとした気持ちになってほしい」と話していました。
盆栽展は29日まで、いなっせ2階展示ギャラリーで開かれています。
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消防団が保育園で防災講習会
伊那市消防団西箕輪分団は、地元の西箕輪保育園児を対象にした防災講習会を27日に開きました。
27日は、伊那市消防団西箕輪分団に所属する団員10人が講師を務めました。
園児は、防災に関するクイズに答えたり、防火服を着たりしました。
園庭には、消防車両が登場し子どもたちは運転席に乗ったりして楽しんでいました。
保育園に子どもを預けている団員がいることから、地域貢献や消防意識の向上、消防団活動のPRしようと去年から行われています。
講習会には未満児から年長までの園児およそ110人が参加しました。
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伊那市 国民スポーツ大会出場選手を激励
10月から佐賀県で開かれる第78回国民スポーツ大会と第23回全国障害者スポーツ大会に出場する伊那市在住の選手の壮行会が26日に市役所で開かれました。
26日は、出場する伊那市在住の選手と監督13人が市役所を訪れ、伊藤徹副市長に出場の挨拶をしました。
壮行会に参加した国民スポーツ大会選手と監督は、バスケットボール、軟式野球、フェンシング、弓道の競技に出場します。
全国障害者スポーツ大会の選手は、卓球、フライングディスクに出場します。
選手はそれぞれ、「ベスト8を目指したい」「自分の力を精一杯発揮したい」など決意を述べました。
伊藤副市長は「日頃から練習してきた技や力を発揮して頑張ってきてください」と激励しました。
26日は、会期前に行われた国民スポーツ大会の体操競技の新体操に出場した選手5人も参加しました。
大会の結果、長野県は少年女子の総合5位でした。
第78回国民スポーツ大会は、10月5日から、全国障害者スポーツ大会は、10月26日から佐賀県で開かれます。
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上伊那の中学校で文化祭
27日から上伊那各地の中学校で一斉に文化祭が行われ、生徒たちが日々の学習の成果を発表しました。
伊那市の伊那中学校では泉が丘祭が27日から始まりました。
全校生徒349人が体育館に集まり開祭式が行われました。
77回目を数える今年のテーマは「繋ぐ~All smiles All learning~です。
全てを大切な思い出にして未来へと繋げていきたいという思いが込められています。
式では、生徒会が制作した動画が上映された他、全校生徒企画のモザイクアートや美術部が製作したステージバックがお披露目されました。
初日の27日は、興味や疑問を探究する方法を学ぶ23の講座が行われ、保護者や地域住民、飲食店の関係者などが講師を務めました。
レモネードを手作りする講座では、砂糖やはちみつなどを使ってシロップを作りました。
こちらはエレクトーンの講座です。
生徒の保護者がジャズやクラシックを演奏し、生徒が耳を澄ましていました。
地元の高校生も講師を務めました。
このうち駒ヶ根工業高校の航空技術研究同好会の生徒は、ドローンの操縦方法を教えていました。
教室では部活の発表や各学年の展示が行われています。
28日は、科学部や合唱部などの発表が行われる他、各クラスが合唱を披露します。
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伊那市40代男性が2,900万円の詐欺被害
伊那市内に住む40代男性が、現金と暗号資産あわせて2,900万円をだまし取られるSNS型投資・ロマンス詐欺が発生しました。
伊那警察署の発表によりますと、被害にあったのは伊那市内の40代男性です。
男性は、6月下旬にSNSを通じて知り合った女性を名乗る相手から「FXを教える」「指示通りに送金するように」などのメッセージを受け取りました。
男性は、複数回に渡り指定された口座に、現金2,500万と、指定された送金先に暗号資産466万円分を振り込みました。
男性が知人に相談して被害に気付いたものです。
伊那署では、SNSやインターネットでの投資話は詐欺を疑うことや一人で判断せずに家族や警察に相談することなどを呼び掛けています。
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秋のコレクション三人展 500点を展示販売
着物をリメイクした服や、骨董品、木工品の展示販売会「秋のコレクション三人展」が、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
秋のコレクション三人展は、南箕輪村の塀和一彦さん・紀代子さん夫妻と、木祖村の高橋茜さんが開いています。
一彦さんは、骨とう品や食器、絵画のコレクションを、妻の紀代子さんは、着物などをリメイクした洋服を、高橋さんは、木で作った生活雑貨を展示販売しています。
紀代子さんは、「今と昔両方の良さが出た作品を手に取って感じてほしい」と話していました。
秋のコレクション三人展は、10月1日(火)まで、かんてんぱぱホールで開かれています。
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高遠町荒町 お数珠回し
伊那市高遠町荒町で、地区の安泰を願うお数珠回しが26日に荒町公民館で行われました。
お数珠回しは、地区の高齢者グループ荒町長生会が毎年行っているものです。
この日は、高遠第2・第3保育園の園児9人と伊那市で農家民泊をしている新宿区の小学生4人も一緒にお数珠回しを体験しました。
数珠は荒町にある観音堂に保管されているもので昭和12年(1937年)に戦争に出征した若者が寄贈したということです。
参加者が円になり、南無阿弥陀仏と唱えながら数珠を回していきます。
数珠の結び目が自分の前に来ると、頭を下げ拝んでいました。
荒町のお数珠回しは長生会が2012年に復活させ、毎年秋分の日の前後に行われています。
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伊那養護学校寄宿舎の花火大会
伊那市の伊那養護学校寄宿舎の花火大会で子どもたちに楽しんでもらおうと、伊那ライオンズクラブが6日に奉仕活動としてゲームコーナーを今年初めて出店しました。
花火大会を前に、伊那養護学校の体育館には、イベントコーナーが設けられました。
寄宿舎には現在およそ40人の生徒が月曜日から金曜日まで生活しながら学校に通っています。
伊那ライオンズクラブは、今回初めて花火大会に参加し、子どもたちが楽しめるイベントができないか学校に相談して射的や輪投げコーナーを出店しました。
花火大会はグラウンドで行われ、およそ40発が打ち上げられました。
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5年ぶりに復活民謡踊り
伊那市の伊那西高校のスポーツフェスティバルが25日に開かれ、5年ぶりに3年生が浴衣姿で民謡踊りを披露しました。
25日は3年生およそ100人が浴衣姿でダンシングオンザロードなどに合わせ踊りを披露しました。
民謡踊りは、3年生の伝統となっていて、この日に向けて踊りや浴衣の着付けを練習してきたという事です。
スポーツフェスティバルでは、他にもリレーや大縄跳びなどが行われました。
新型コロナの影響で、2019年以降、種目を絞り、時間を短縮し行っていました。
今年は5年ぶりに1日開催となりました。
生徒たちが自主的に行動し、お互いの頑張りを称え合って団結を深める事を目的としています。
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伊那新校 伊那北に仮設校舎で建設進める
伊那市の伊那北高校と伊那弥生ケ丘高校が再編統合する2028年度開校予定の伊那新校について、敷地内に仮設校舎を建て、既存校舎を使いながら順次、解体と新校舎建設を繰り返す新しい案が示されました。
24日は、伊那市の伊那合同庁舎で伊那新校再編実施計画懇話会が開かれ、県教育委員会が校舎建設の方針を説明しました。
新しい案は、伊那北高校の敷地内に仮設校舎を建て、両校の既存校舎を活用しながら新校舎建設をすすめるものです。
新校舎建設着工はこれまでより1年前倒しの2026年度で、2027年度から伊那北の生徒は新校舎の一部使用を始めるとしています。
統合方法は年次統合となります。
出席者からは「解体と工事が同時に進み、騒音や危険性がある」などの意見が出されていました。
県教委は防音対策を行う考えを示しています。
これまでは、伊那北の敷地に建てる新校舎が完成するまで、弥生に仮設校舎を建て、両校生徒が共に学ぶこと、統合方法については、一斉統合とする案が示されていました。
これについて地元から疑問の声が上がっていたことから今回、新案が示されたものです。
新校舎の完成は2030年度を見込んでいます。 -
伊那谷観光局 来月ガイド付き自転車ツアー
長野伊那谷観光局は10月に、電動アシスト付自転車「e-バイク」で巡るガイド付きツアーを開きます。
ツアーは伊那市、飯島町、南箕輪村で開かれます。
17日は南箕輪村で会員限定モニター体験会が開かれました。
村観光協会の職員がガイドを務め、伊那谷観光局の会員3人が参加しました。
参加者は村内を自転車で巡りました。
南箕輪村で開かれるツアーは、アカマツがコンセプトです。
有賀製材所でアカマツについて学び、アカマツを使ったブラメシも楽しみます。
この体験会は、ガイドのスキル向上とツアールート確認のため開かれました。
伊那谷観光局では観光地域づくりの一環として自転車を活用した旅を提案しています。
その中で、今回初めて自転車ツアーを開きます。
南箕輪村が10月5日、伊那市が10月13日、飯島町が10月27日です。
参加費は自転車とヘルメット付きで税込み1万5千円です。
ツアーは伊那谷観光局のHPから申し込むことができます。
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元美術教諭 向山さん作品展
伊那市手良在住の元美術教諭、向山恵一さんの作品展が、西町のアートギャラリーミヤマで開かれています。
会場には、アクリル画や油絵など17点が展示されています。
現在66歳になる向山さんは高校の美術教諭として勤めながら、個展などを開いてきました。
展示の休止期間を設けていましたが、2年前に美術教諭を辞めたことをきっかけにもう一度これまでの活動を振り返りたいと、今回およそ18年ぶりに作品展を開きました。
大学時代の作品から今月完成した作品まで、自らの美術人生の歴史を展示しています。
向山さんは現在、伊那弥生ケ丘高校の非常勤講師として教えていて、若い人たちにも美術との向き合い方を伝えていきたいと言うことです。
この作品展は、30日(月)までアートギャラリーミヤマで開かれています。
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絵島の284回忌法要
江戸時代に江戸城の大奥を舞台に起こった事件「絵島生島事件」で伊那市高遠町に流刑され生涯を終えた絵島を偲ぶ法要が伊那市高遠町の蓮華寺で7日に行われました。
今年で284回目となる法要には、伊那市観光協会会長の白鳥孝市長や絵島生島の縁で友好提携を結んでいる東京都三宅村の関係者およそ30人が絵島を偲び冥福を祈りました。
絵島は、江戸時代七代将軍家継の母に仕えていた大奥の女中です。
歌舞伎役者の生島新五郎の芝居を見に行き、門限に遅れたことを罪に問われ、絵島は高遠町に、歌舞伎役者の生島は東京都の三宅村に流刑となりました。
この事件は絵島と生島の悲恋として伝えられています。
法要が終わると、出席者は絵島の墓参りを行いました。
絵島生島事件が縁で、旧高遠町と三宅村は昭和45年に友好町村盟約締結、令和4年に伊那市と親善交流を締結しています。
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上農生と富県小児童がサツマイモ収穫
南箕輪村の上伊那農業高校
の生徒と伊那市の富県小学校の児童は24日に小学校近くの畑でサツマイモを収穫しました。
この日は上農高校のコミュニティデザイン学科里山コースの2年生17人と富県小学校の4年生の児童23人がサツマイモ「紅あずま」を収穫しました。
今回収穫したサツマイモは5月に上農高校の生徒と富県小学校の児童が一緒に植えたものです。
児童は高校生に手伝ってもらい、サツマイモを傷つけないように掘り起こしていました。
今年度はサツマイモの苗植えや収穫を通して親睦を深め、来年度は木を薄く削ってつくる経木を使ったモノづくりを行います。
今回はおよそ20kgのサツマイモが収穫されました。
収穫したサツマイモは甘みが増すようにおよそ1か月寝かせ、11月に富県小学校で高校生と焼き芋大会をするということです。
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秋の全国交通安全運動 ドライバーに交通安全呼びかけ
21日に始まった秋の全国交通安全運動に合わせ、伊那市役所前に交通指導所が今朝開設され、関係者がドライバーに交通安全を呼びかけました。
きょうは、県交通安全運動推進上伊那地方部や伊那警察署、伊那交通安全協会の会員などおよそ60人が参加し、ドライバーに交通安全を呼びかけました。
秋の全国交通安全運動の重点は、歩行者は、反射材の着用推進や安全な横断方法の実践による交通事故防止、ドライバーは、夕暮れ時以降の早めのライト点灯などです。
今年1月1日から昨日までに伊那署管内で発生した人身死亡事故は132件で、前の年と同じ時期と比べ30件減少しました。
死者は1人、負傷者は156人となっています。
伊那署では、高校生が運転する自転車事故、横断中の歩行者と車の接触事故が増えてきているとして注意を呼び掛けています。
秋の全国交通安全運動は、30日(月)まで行われます。
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転倒の労働災害防止 街頭啓発
伊那労働基準監督署は、管内で多発する転倒による労働災害を防ごうと24日に伊那市内の大型店で街頭啓発を行いました。
伊那労働基準監督署やハローワーク伊那の職員などが買い物客に、労働災害防止を呼びかけるチラシなどを配りました。
伊那市のイメージキャラクター「イーナちゃん」と長野県PRキャラクター「アルクマ」も訪れ、転倒災害防止を呼びかけました。
街頭啓発ではほかに、転倒防止のリスク評価セルフチェックも初めて実施されました。
「同年代に比べて体力に自信はあるか」「目を閉じて片足でどのくらいたつ自信があるか」などの質問に答えたあと、歩幅や片足立ちの身体機能を計測します。
5つの項目を計測し、答えた質問と比較します。
伊那労働基準監督署によりますと、今年上半期に上伊那地域で発生した労働災害のうち、死者は1人。
休業4日以上のけが人は79人でした。
その中で最も多い事故は「転倒」で、22人、27.5%を占めています。
10月1日から全国労働衛生週間も始まることから、伊那労働基準監督署では、労働災害への注意を呼び掛けています。
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天皇盃全日本総合男子ソフトボール選手権大会 Y‘s伊那クラブ出場
今回から「天皇盃」を冠して開催されるソフトボールの全国大会、第70回全日本総合男子ソフトボール選手権大会が、28日から伊那市内で開かれます。
大会には、伊那市のY‘s伊那クラブが出場します。
24日は選手兼監督の野村拓未さん、選手の入江奎介主将、唐澤将司さん、片桐崇寿さんが市役所を訪れ、白鳥孝市長に大会の出場を報告しました。
Y‘s伊那クラブは5月に開かれた県大会で優勝し、開催県枠として今回全国大会に出場します。
2017年の創部初年に全国大会に出場して以来、7年ぶりの出場となります。
メンバーは上伊那を中心に県内の20代から40代の16人で、現在は週に1回練習をしています。
主将の入江さんは、27日の開会式で選手宣誓を務めます。
白鳥市長からはチームに激励金が贈られました。
全日本総合男子ソフトボール選手権大会は、今回から「天皇盃」を冠して開かれ、伊那市がその初めての開催地となります。
天皇盃第70回全日本総合男子ソフトボール選手権大会は、28日から30日まで伊那ニッパツスタジアムなど6会場で開かれます。観戦は無料です。
Y‘s伊那クラブの初戦は28日午前11時から伊那ニッパツスタジアムで行われ、愛知県の豊田自動織機と対戦します。
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ニシザワ上伊那の小中学校に本寄贈へ
伊那市に本社を置く総合小売業、株式会社ニシザワは、今年100周年を迎えます。
地域貢献の一環で、上伊那の小中学校52校に本を寄贈します。
ニシザワは大正13年1924年に書籍販売や教科書取次店として伊那市通り町で創業し今年100周年を迎えます。
記念事業として上伊那全ての小中学校と養護学校に図書を寄贈します。
総額は300万円で学校の規模に応じて金額が変更となります。
現在各小中学校に希望する図書を聞き10月に贈るよう準備を進めています。
このうち、伊那中学校の図書委員会の生徒18人は12日、寄贈本を選ぶため、BOOKS&CAFEニシザワいなっせ店を訪れました。
生徒たちは、図書館に置きたい本を一人3冊選びました。
ニシザワでは来月、上伊那の小中学校に本を届けるということです。
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伊那市日影で倒木 市道が通行止め
22日の午前中の雨の影響で、伊那市日影で倒木が発生し、午後4時半現在、市道緑ヶ丘大宮線が通行止めになっています。