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吉澤豊さん校歌DVD制作
伊那市富県の吉澤豊さんは、富県小学校の校歌とともに地元の風景などを映したDVDを制作し、27日に学校に贈りました。
吉澤さんが富県小学校を訪れ、青木裕美恵校長にDVDを手渡しました。
富県小学校の校歌ととに、地元の自然風景や学校周辺の様子などを映像にまとめたものです。
吉澤さんが所属する伊那ビデオクラブでは、去年4月からそれぞれが分担して各小学校の校歌のDVDを制作しています。
今回もその一環で、吉澤さんは1年間かけて撮影、編集をしてきました。
青木校長は「小学校への思いが凝縮された作品なので、保護者や地域の人にも見てもらえる機会を作りたい」と話していました。 -
伊那市観光㈱ 経常利益減少
伊那市観光株式会社の昨年度の決算は、天候不良による山小屋の利用客が減少した影響で、平成29年度の経常利益は3,700万円の赤字となりました。
伊那市観光株式会社の株主総会が29日に開かれ、平成29年度の決算が報告されました。
運営する山小屋や温泉施設などの平成29年度の売上高は8億5,200万円で、前の年度と比べておよそ6,600万円減少しました。
経常利益は3,700万円の赤字で、御嶽山が噴火した平成26年度以来3年ぶりの大幅な減少となりました。
主な要因は、週末の天候不良で山小屋の利用客が減ったこと、高遠さくらホテルの改修工事の影響で売り上げが減ったことなどが挙げられています。
中でも中央アルプス西駒山荘は、改築後2年間は毎年利用客が1千人を超えていましたが、昨年度は677人と大きく減りました。
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西校祭 一般公開
伊那市の伊那西高校の文化祭「西高祭」の一般公開が30日と1月1日の2日間行われています。
今年の西高祭のテーマは「Star ~二度と戻れないこの瞬間です。
生徒一人一人が輝き、それぞれが主役になって文化祭を活躍の舞台にしてほしいという願いが込められています。
今年は初めて、3年生全員でちぎり絵を制作したほか、テーマの「スター」にちなんだ校内装飾が施されました。
教室では、各クラスやクラブ活動の展示が行われました。
茶華道クラブは、茶席を開き、訪れた人たちに抹茶をふるまいました。
野外ステージでは、書道クラブによる書道パフォーマンスが披露されました。
西高祭の一般公開は、あすも午前9時30分から午後3時まで行われます。
7月1日は琴・合唱・吹奏楽クラブのコンサートや演劇クラブの公演、バザーなども企画されています。
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高遠小学校で木育授業
伊那市高遠町の高遠小学校で木育授業が23日に行われ、4年生が学習机の天板を上伊那産のカラマツで作ったものに付け替える作業を行いました。
4年生の児童43人が、保護者と一緒に作業を行いました。
児童らは、これまでついていた天板を取り外すと、上伊那産のカラマツでできた新しい天板に付け替えていました。
これは、幼いうちから木に親しんでもらい地域産材の利用促進につなげようと、伊那市と上伊那林業振興協議会が行っているものです。
毎年市内の小学4年生を対象に行っていて今年で5年目になります。
子ども達は、新しくなった天板に触れて感触を確かめていました。
天板のつけかえ作業は高遠北小学校でも29日に行われます。 -
関東甲信 過去最も早い梅雨明け
気象庁は29日、関東甲信地方が梅雨明けしたとみられると発表しました。
関東甲信地方の6月中の梅雨明けは、統計開始以降初めてだということです。
梅雨が明けた29日、伊那市高遠町の高遠保育園では地域のお年寄りを招いて七夕の飾り付けをしていました。
6月中の梅雨明けは、気象庁が統計を開始した1951年以降初めてで、平年より22日、去年より7日早い梅雨明けだということです。
子ども達はお年寄りに願い事を書いてもらうと、用意された笹に結びつけていました。 -
空き家バンク52件成約で好調
伊那市、箕輪町、南箕輪村の伊那地域定住自立圏で取り組んでいる空き家バンクで、昨年度の契約件数は目標の31件を上回る52件だった事がわかりました。
3市町村が行っている空き家バンクの昨年度の登録件数は目標50件に対して70件でした。
成約件数も一昨年度が36件、昨年度が52件と増加傾向にあります。
この結果を受け、さらに高い目標値の設定が必要か検討するほか、¥今年度は相談会や空き家バンクツアーを計画しています。
また伊那本線の1か月の利用者数は去年4月が1,144人だったのに対し今年3月は1,851人で、1便あたりの利用者数は2.72人から4.23人と増加しました。
今後は、利用者のニーズをより詳しく把握し利便性の高い運行を目指していくという事です。 -
西駒山荘 ヘリで荷揚げ
7月10日からの今シーズンの営業開始を前に、中央アルプス将棊頭山山頂直下にある西駒山荘に向けて、ヘリコプターによる荷揚げが28日に行われました。
この日は、西駒山荘の管理人、宮下拓也さんらが、野菜や飲み物などをヘリコプターで運ぶための準備を行いました。
将棊頭山山頂直下にある西駒山荘の今シーズンの営業は、7月10日から10月8日までの予定です。
平成26年の山荘リニューアル後、利用者の数は伸びていて、今年は8月20日頃にもう1度荷揚げを行うということです。 -
土砂災害危険個所をパトロール
6月の土砂災害防止月間に合わせて28日、伊那市高遠町で危険箇所のパトロールが行われ、県や市の担当者が状況などを確認しました。
この日は午前中に高遠町内3か所でパトロールが行われ、その後意見交換が行われました。
意見交換では「地域住民と危険箇所や避難場所を確認しておくことが必要だ」「災害は前兆が必ずある。地元の人が早めに危険を察知して連絡することが重要だ」などの意見が出ていました。
3か所のうち、土砂災害警戒区域に指定されている勝間の猫場沢では、土砂災害が発生した場合、土砂は国道152号を越えた先にあるグループホーム桜まで到達する可能性があることが確認されました。
パトロールと意見交換は、6月の土砂災害防止月間に合わせて毎年行われているもので、県や市、消防の関係者などおよそ30人が参加しました。
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伊那市将来像「創造と循環」
伊那市の来年度から10年間の次期総合計画について考える伊那市総合計画審議会が28日、伊那市役所で開かれました。
将来像については「未来を織りなす 創造と循環のまち 伊那市」という案が承認されました。
Nこれまでの将来像は「二つのアルプスに抱かれた自然共生都市」副題が「人と歴史と文化を育む活力と交流の美しいまち」でした。
来年度からは「未来を織りなす創造と循環のまち 伊那市」という案が出され承認されました。
委員から「伊那市らしさを表す副題を検討すべき」という意見があり副題の有無も含めて意見を事務局に提出することが決まりました。
基本構想は今後10年間のまちづくりの方針を決めるもので
人口減少問題や環境、行財政運営などについて長期的な展望が示されます。
28日の審議会では基本構想の原案が承認され7月中に白鳥孝伊那市長に答申されたのち9月議会に提出される予定です。
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ブロック塀 2か所撤去へ
大阪府北部地震でブロック塀が倒壊し小学生が死亡した事故を受け、伊那市教育委員会が19日に緊急点検を行いました。
その結果春富中学校と市民プールの2か所を撤去することがわかりました。
伊那市教育委員会では19日から22日まで市内の小中学校などで調査を行いました。
問題になっている塀は、春富中学校のプールの塀と市民プールの塀の2か所です。
春富中学校の塀は高さ2m、長さ28mで、昭和40年頃に建てられたものです。
市民プールの塀は高さ1・9メートル、長さ66メートルで昭和46年に建てられたものです。
教育委員会では、早急に改修工事を行うとしています。
伊那市危機管理課では、現在市内の公共施設で調査を行っています。
箕輪町・南箕輪村の教育委員会でも小中学校で調査を行い、問題はなかったとしています。
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ゴンベエさん栄村の人たち笑顔に
バルーンアートのパフォーマンスで伊那市を拠点に活動するゴンベエさんこと矢野正貴さんは、2011年の県北部地震後に交流を深めた栄村で28日、29日の2日間、公演を行います。
27日は、自宅で風船など公演で使う道具の準備をしていました。
矢野さんは2011年の東日本大震災と県北部地震の直後の4月上旬から半年間全国を回る大道芸の旅を行いました。
震災直前に、公演依頼を受けていた栄村をスタート地点に選びました。
当時は、余震が続く中、保育園や役場でパフォーマンスを披露したということです。
その後も、年に数回栄村を訪れ仮設住宅などで芸を披露しました。
矢野さんは、2013年以降、栄村に訪れてはいませんが、地元の人たちと年賀状などで交流をしてきました。
今年の5月に県北部を震源とする地震が発生し、再び栄村の人たちに笑顔を届けたいと公演を決めました。
矢野さんは28日、栄村の保育園やデイサービスセンターなどでバルーンパフォーマンスやパントマイムなどを披露することになっています。
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伊那東小学校で音楽会
伊那市の伊那東小学校で全校児童が参加しての音楽会が27日に開かれました。
「音と心をそろえてきいている人のために気持ちのよい音楽会にしよう」をテーマに、今年5月から練習をしてきたという事です。
音楽会では、クラスごとや学年ごとに合奏や合唱を披露し、午前の部最後のプログラムでは全校で歌いました。 -
入野谷在来種そば 新しい圃場で
入野谷在来種のそばの復活に取り組んでいる伊那そば振興会などは、今年から、より多くの種を採取するために新たな圃場で栽培を始めます。
伊那市長谷杉島にある15aの圃場です。
27日、7月に予定している種まきを前にシカやイノシシによる食害を防ぐための柵の設置作業が行われました。
そば店や地元住民、信州大学農学部などでつくる入野谷在来種復活夢プロジェクトは、これまで長谷浦の圃場で原種の栽培を行ってきました。
今年はその原種の種を増やして生産拡大へつなげようと新たな圃場を作りました。
栽培面積はこれまでの2倍以上になる見込みです。
種まきは7月19日、20日に行われる予定です。 -
交差点での事故防止へ 街頭啓発
交差点での交通事故防止を呼びかける街頭啓発が26日、伊那市御園の駒美信号交差点で行われました。
午前7時すぎ、交差点付近が通勤の車で混み合う中、伊那市と南箕輪村の交通安全協会のメンバーなど30人が交通安全を呼びかけました。
長野県内の交通事故のうち、半数近くは交差点で起きています。
県内ではきのう現在、3,464件のうち、4割を超える1,530件が、伊那署管内では128件のうち、半数を超える66件が交差点での事故となっています。
また、駒美交差点はアクセス道路と春日街道の2つの主要道路が交わることから事故が多く、伊那署によると、今年に入り29件発生しているということです。
街頭啓発は、長野県内で今月に入り3件の交通死亡事故が発生していることから県内一斉に行われたものです。 -
震度7想定し災害対策本部訓練
伊那市は、伊那谷断層帯を震源とする震度7の地震が発生したとの想定で、災害対策本部訓練を26日、市役所で行いました。
午前8時、伊那地域を震源とする震度7の地震が発生したとの想定で訓練が始まり、市役所に災害対策本部が設置されました。
これを受け市の職員でつくる災害バイク隊が、現地調査のために集合しました。
市役所5階に設置された災害対策本部では、バイク隊からの報告を受け、被害状況をまとめて国や県・自衛隊に救助要請をしていました。
また、本部に新たな情報が入ると、現場の状況を確認するようバイク隊に指示が出されていました。
訓練は、災害が発生した場所が特定されていない状況で行われました。
竜西方面全域での災害という当初の情報が、訓練が進むにつれて西町・荒井地区が主な被災地だと絞り込まれました。
報道機関への記者会見も行われ、水や食料の確保、広報の方法などについて質問を受けていました。
伊那市では毎年この時期に訓練を行っていて、今回初めてバイク隊と災害対策本部が連携して訓練が行われました。
市職員は「訓練でこれだけ慌ててしまうので、本番はもっと慌てると思う。今回の課題について対策を立てていきたい」と話していました。
山口俊樹危機管理課長は「連携訓練は比較的うまくいったが、記者会見は課題が多かった。課題を次につなげられるように対策を立てていきたい」と話していました。
伊那市では、今回の訓練で得た課題を今後の防災対策に活かしていきたいとしています。 -
羊の放牧住民主体で継続
伊那市高遠町藤沢の住民有志でつくる伊那東部山村再生支援研究会は、耕作放棄地の景観形成につなげようと、25日、羊の放牧を行いました。
25日は、藤沢の放牧地に、信州大学農学部から借りた羊4頭が放されました。
この取り組みは、羊が耕作放棄地の草を食ることで景観形成につなげようと、今年で3年目です。
昨年度は5月から10月末まで放牧がおこなわれ、羊によって放牧地のほぼすべてとなる3250平方メートルの除草ができたというということです。
昨年度までは国の事業の一環で行われていましたが、景観形成に効果があったとして、今年から住民主体で行います。
いずれは羊の購入も検討しているということです。
放牧は10月までの予定となっています。
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還暦の節目に同窓会
昭和48年度伊那中学校の卒業生は、還暦の節目を記念した同窓会を23日に開きました。
会場となった南箕輪村の大芝荘には卒業生や恩師などおよそ90人が集まりました。
今年60歳となり全員が還暦を迎える事から、赤色の服や小物を身につけ集まる事にしました。
また、一番似合っている人を決める「赤色のコーディネート」大賞の投票も行われ、爪に同窓会開催を祝うメッセージを入れ、赤色のツナギを身につけた、唐澤昌宏さんが優勝しました。
会ではこの他に1組から7組までクラス順に現在の状況などを紹介しました。
出席者が一番少なかった7組では、当時の担任高見親久さんが「次の同窓会では出席率を上げます」と宣言し、会場からは拍手が起きていました。
5組の担任だった柿木邦夫さんの指揮で伊那中学校の校歌を歌いました。
最後には、次の同窓会開催に向けて大きな声で団結を高めていました。 -
地域新電力会社が設立 伊那市連携へ
伊那市長谷で水力発電を中心とした発電事業を展開している三峰川電力株式会社の親会社丸紅株式会社は、市内で電力の小売事業を行う地域新電力会社を設立しました。
市では、8月末までに協定を結び、連携を図る計画です。
伊那市議会全員協議会が25日に開かれ、市が事業の概要を説明しました。
丸紅は、エネルギーの地産地消の促進や低炭素社会の実現を目的に、電力小売事業を主軸とした「丸紅伊那みらいでんき」を、20日に設立しました。
来年4月をめどに電力の小売事業を開始する計画で、二酸化炭素削減にむけた取り組みの方向性が一致することや市民の利益につながることから、市では出資にむけて8月末までに協定を締結することを明らかにしました。
市は、安定した売電契約を確保すること、低料金メニュー・地産地消のメニューを用意すること、既存電力事業会社との連携を図ることなどを丸紅に求めます。
丸紅は、全ての市有施設についての電力契約を行うこと、新会社への出資をおこなうことなどを市に求めます。
今後は、市の求める内容を満たす見込みとなった時点で出資について検討していくということです。
出資額は、新会社の資本金の1割程度を上限に予定しているということです。 -
麻生財務大臣辞任求める議案 否決
伊那市議会6月定例会最終日の25日に、麻生太郎財務大臣の引責辞任を求める議員提出議案が出され、賛成少数で否決されました。
議員提出議案は、決裁文書の隠ぺい・改ざん問題など財務省をとりまく様々な問題をうけて、麻生財務大臣の引責辞任を求めるものです。
今議会には、麻生大臣の引責辞任を求めた市内男性からの陳情が提出されていましたが、「市議会で審議する内容としてそぐわない」として、5月28日の議会運営審議会で審議しないと決めていました。
議員からは、「全ての市民が地方自治体を通して国に物を言うことができる。市民の代表として我々も議論すべきだ」といった賛成の意見が出された一方、「地方議会で審議するにはふさわしくない」「地元選出の国会議員に提出すべき内容だ」とする反対の意見が出されました。
採決の結果、賛成少数で否決されました。
他に、地方財政の充実・強化を国に求める意見書の提出など、議員提出議案3議案は可決されました。
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伊那市消防団 操法大会
伊那市消防団のポンプ操法ラッパ吹奏大会が24日、市役所駐車場で開かれました。
大会には、22チーム、団員505人が出場し、毎朝訓練してきた成果を発揮していました。
ポンプ車の部には、5チームが出場しました。
競技では、放水までの時間や動作の正確さなどを競います。
選手たちは、号令がかかると、きびきびとした動きを見せ息のあった操法を見せていました。
大会の結果、ポンプ車の部は中央・上新田・下新田・狐島の竜東分団第2部、小型ポンプ操法の部は手良分団第1部、ラッパ吹奏の部は、西部方面隊が優勝しました。
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東春近ハイキング
親睦を深めながら地区内を歩く伊那市東春近公民館の区民ハイキングが24日、行われました。
東春近公民館では、毎年この時期に区民ハイキングを行っていて今年で36回目です。
今年はおよそ100人が参加し区内にある史跡などを巡りながら9キロを歩きました。
地区外から参加する人たちも年々増えているということで区民たちは、親睦を深めながら東春近の歴史などに触れていました。
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陳情の審査結果理由明記求める
上伊那の住民有志でつくる「平和って何だ・伊那谷」の角憲和代表は、上伊那8市町村の議会に対して、陳情の審査結果について、通知に理由を明記するよう求め、22日記者会見を開きました。
22日は、伊那市役所で角さんが記者会見を開き、6月11日付で上伊那8市町村の議長あてに陳情の審査結果の理由明示を求める文書をEメールで送ったと発表しました。
角さんは、2014年7月から現在まで、上伊那8市町村の各議会に陳情を14件提出しています。
各議会から不採択といった審査結果は郵送されますが、理由は明記されていないということです。
角さんは、「住民目線で改善が不可避と考えた。早急の対応をお願いしたい」としています。
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JAと宮下議員 農政懇談会
JA上伊那と宮下一郎衆議院議員との農政懇談会が23日JA上伊那本所で開かれました。
会議は冒頭のみ公開で行われました。
神子柴茂樹組合長から宮下議員に5月に開かれた通常総代会で決議された特別決議が手渡されました。
決議書では、「農畜産物にTPPを超える市場開放を求めてくることは断固として容認することはできない。今後開催される日米二国間協議に毅然とした姿勢で交渉に臨み、日本の農業・農村の将来展望を構築することを強く要請する」などとしています。
御子柴組合長は「世界に市場を開放するならば日本も世界と同様の農業政策をとらなければ、農家がいなくなってしまう」と要望しました。
宮下議員は「TPPを超える内容で譲歩することはありえないという立場で引き続き頑張っていきたい」と挨拶しました。
懇談会には、JA上伊那の役員など24人が出席しました。
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田原でリンゴワイン製造
伊那市東春近の農事組合法人田原は、今年から、リンゴを使ったワインの製造に取り組んでいます。
伊那市東春近田原にある果樹園では、23日、余分な実を摘み取る摘果の作業が行われていました。
果樹園にはふじを中心に、1600本のリンゴの木が植えられています。
農事組合法人田原では、今年から、形や色づきが悪く、市場での販売に適さないリンゴを使って、ワインの製造を始めました。
これまではジュースに加工することもありましたが、より付加価値をつけて販売しようとワインを製造することにしました。
今年1月に、去年収穫したリンゴのうち2トン分を伊那市の伊那ワイン工房へ持ち込み醸造を依頼しました。
ワインは500本製造し、のこりは発泡酒のシードルにするということです。
農事組合法人田原のリンゴワインは秋ごろ発売予定です。
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伊那北高校でペン祭
伊那市の伊那北高校の文化祭、第64回ペン祭の一般公開が23日と24日の2日間行われています。
今年のペン祭のメインテーマは「肇(はじめ)」です。新しい企画に挑戦しようとの思いが込められています。
今年は初めて、同じ日に文化祭を行っている伊那弥生ケ丘高校との合同企画が行われています。
両校のスタンプを集めると出店の割引券が当たるもので、スタンプを集めた人が早速くじ引きをしていました。
クラス展示では、伊那市に関するクイズに正解すると射的が体験できるものや、別の教室では市民1,000人にアンケートを行い、年代別に伊那市に欲しい施設をまとめて展示したものなどがあります。
ペン祭の一般公開は、24日も午前9時30分から午後3時まで行われます。吹奏楽部やダンス部など文化系の部活動のステージ発表のほか、誰でも参加できるゲーム大会などが企画されています。 -
やまぶどうワイン山紫 あす販売
伊那市と信大農学部が共同開発したやまぶどうワイン「山紫」の平成29年産の販売があす23日から始まります。
22日は伊那市の定例記者会見が開かれ白鳥孝市長が発表しました。
今年は450本の限定であす、23日から市内の酒販店などで販売が始まります。
今年販売する物は原料のブドウの糖度が21度と例年より2~3度高く、コクのあるものが出来たという事です。
醸造を手掛けた伊那ワイン工房の村田純さんは「上品な渋みが楽しめるワインができた」と話していました。
ワインはフルボトル720ml入りで税込2,500円です。
高遠さくらホテルなどの伊那市観光(株)の施設や市内酒販店で販売されます。
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薫ヶ丘美術展 23・24日開催
伊那北高校の文化祭ペン祭にあわせた卒業生による薫ヶ丘美術展が23日と24日の2日間、伊那北高校薫ヶ丘会館で開かれます。
会場には、伊那北高校の卒業生で美術の世界で活躍するプロからアマチュアまでの芸術作品38点が飾られています。
油絵を中心に書や工芸作品、漫画もあります。
この作品展は、高校の文化祭にあわせOBたちが作品を持ち寄り多くの人に見てもらい、現役の文化部を応援しようと始まり、今回で20回目となります。
薫ヶ丘美術展は23日と24日の2日間、伊那北高校薫ヶ丘会館で開かれます。
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ドローン AIで産業 実用化検討
伊那市の新産業技術推進協議会が伊那市役所で開かれドローン物流による高齢者の安否確認やAIによるタクシーの自動配車などの事業計画案が示されました。
22日は今年度初めての協議会が伊那市役所で開かれました。
協議会では今年度から3か年の計画で、ドローン物流やインテリジェント交通など5つの分野で新産業の実用化の検討を進めます。
このうちドローンを使った物流を担当する部会では、高齢者の安否確認や配送距離や道路環境などの物理条件に応じてマンパワーによる自動車と連携したハイブリッド物流について検討を進めます。
また自動車の自動運転などを検討する部会では、AIを使った配車や運行ルートの決定などを自動で行うアプリの開発を進めます。
協議会の栗林秀吉会長は「いかに結果を出せるかを考えて検討していきたい」と話していました。
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弥生祭23日と24日に一般公開
伊那弥生ケ丘高校の文化祭、第59回弥生祭の一般公開が23日と24日の2日間行われます。
22日は校内祭がありクラス発表が行われました。
また弥生祭の実行委員会が進行の段取りなどについて確認していました。
今年のスローガンは「ぼくらは弥生祭に恋をする」となっていて文化系クラブは演劇発表や絵画、写真の展示などを行います。
またダンス、軽音楽、吹奏楽などの演奏披露もあります。
運動系クラブは飲食物を販売し文化祭を盛り上げます。
23日と24日は伊那北高校の文化祭ペン祭も行われることから両校合同企画のスタンプラリーも行われます。
それぞれの高校に足を運んでもらおうと企画されたもので両校のスタンプを集めると飲食コーナーの割引券などが当たります。
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高遠高校 性被害防止講話
伊那市高遠町の高遠高校で、性被害を防止するための講話が21日に開かれました。
この日は、長野県警スクールサポーターの唐澤髙弘さんが、インターネットを使った性被害の現状や原因、対策について話しました。
去年県が確認した、児童・生徒の性被害者数は、児童買春が7人、児童ポルノが17人で増加傾向にあります。
これは県警に届け出があった数字で、実際にはさらに多くの人が被害に遭っているものと見られます。
講話では、別れた腹いせに元交際相手の裸の写真をSNSに公開する、いわゆる“リベンジポルノ”の事例が紹介されました。
唐澤さんは「たった1枚の画像でも撮影しない・送信しない・保存しないことを守ってほしい。1度公開された写真は世界中の人が見ることができ、完全に消すことはできない」と話していました。
講話には1年生およそ100人が参加し、唐澤さんの話に耳を傾けていました。