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小林とむぼさん 「ヒトガタ」作品展
作家として、ヒトガタと呼ばれる人形などを製作している小林とむぼさんの作品展が伊那市の伊那図書館で始まりました。
会場には、ヒトガタや、絵画、手づくりのおもちゃなどおよそ40点が展示されています。
ヒトガタは、ねんどで作られた人形で、リアルで繊細な造形が幻想的な雰囲気を作りだしています。
群馬県に住む小林とむぼさんは、15年ほど前から本格的に創作を始めました。
伊那市に友人がいたことから、伊那で個展を開くことになりました。
3年前に脳梗塞で倒れましたが、入院中もリハビリをかねて創作活動を行なってきました。
小林さんが倒れた時に手がけていた作品「鮫姫の行方」が展示されています。
まだ未完成ですが、今後尾ヒレの部分を付け完成させたいと話しています。
退院後に制作された絵画4点展示もされています。
小林さんは、リハビリを通してだんだん創作できるようになることが楽しくてしかたがなかったといいます。
小林とむぼさんの作品展は、伊那図書館で22日の日曜日まで開かれています。 -
伊那市出身梶野監督 福島の現状を語る
伊那市西春近出身の映画監督、梶野純子さんの講演会が14日、伊那市の伊那文化会館で開かれ、現在制作中の映画について話しました。
講演会は伊那北高校が開いたもので、会場には生徒や一般などおよそ850人が訪れました。
講師を務めた梶野さんは、伊那市西春近出身の37歳。伊那北高校を卒業後、単身渡米し映画制作を始めました。映画監督で夫のエドワード・コジアスキーさんと共に制作をしています。
2人は現在、福島県の原発を題材にしたドキュメンタリー映画を制作していて、講演の中でその一部が上映されました。
梶野さんは、3.11の被害を目の当たりにして、今の被災地の現状を世界に伝えようと映画制作を始めました。
映画は福島県の原発事故の被害を受けた農家の取り組みや心境、取材を通して知り合った農家の人たちの人柄がドキュメントタッチで描かれています。
梶野さんは「長期滞在で被ばくするリスクは高いが、取材を通じて学ぶことや得るものはそれより何倍も大きい」と話していまいした。
講演会では質疑の時間が設けられ、高校生から質問が出されていました。
ある女子生徒の「もし福島県の農家だったら被災後どうしましたか」との問いに、梶野さんは「自分の親も農業をやっていたので、取材していると農家のみなさんと父親を照らしあわせてしまう。自分の持つ伝統的な土地を守っていくということの大切さを考えると、私も残っていると思う」と答えていました。
質疑は1時間近く行われ、二人は丁寧に質問に答えていました。
講演終了後の取材に梶野さんは「伊那北高校の生徒のみなさんは若いのによく考えている。これから先まだまだ将来があるな、と思わせられるような充実したディスカッションだった」と話していました。
ある生徒は「福島の農家の人たちの声を聞いたり様子を観ていろんなことがわかったし、自分たちでもまだ何かしてあげられることがあるんじゃないかと思った」と話していました。
梶野さんとコジアスキーさんが制作中の映画「超自然の大地」は5月の完成を目指していて、作品は劇場のほかインターネットでも公開される予定です。 -
伊那ローメンズクラブ ローメン祭に伊那市富県の児童養護施設たかずやの里の子ども達を招待
伊那ローメンズクラブは、30日に開かれるローメン祭に、伊那市富県の児童養護施設たかずやの里の子ども達を招待しました。
13日は、伊那ローメンズクラブの正木金内衛会長らがたかずやの里を訪れ、ローメン祭りで使える引換券を白鳥始施設長に手渡しました。
伊那ローメンズクラブでは、施設に通う子ども達にもイベントに参加してもらおうと、希望のあった14人分の引換券を用意し、贈りました。
白鳥施設長は「子ども達が地域のイベントに参加できる機会を与えてくれてとてもありがたいです」と感謝していました。
また、13日は信州プロレスリング代表のグレート☆無茶さんも同行し、5月20日に長野市のビックハットで開かれる信州プロレス旗揚げ5周年記念イベントに子ども達を招待しました。 -
信州こころんの隣りに新施設完成
障害者の継続的な就労支援を行っている伊那市東春近の「県指定就労継続支援事業所信州こころん」の隣りに、新たに食品加工室と多目的室が完成しました。
施設は、延べ床面積76平方メートルの、木造平屋建てです。
総事業費は1,830万円で、うち1,800万円は県の補助金をあてています。
信州こころんは、2010年の11月に活動が始まりました。
これまでに、自主製品などを製作し、観光施設などで販売していて、当初2人だった利用者は現在17人となっています。
信州こころんでは、今年2月からそば打ち教室を開いていて、この加工室を利用してそばの他、ジャムや山菜などの瓶詰商品を販売していく考えです。
13日は、地域住民や福祉関係者らが施設を訪れ完成を祝いました。
信州こころんでは、加工室の完成に伴い定員を20人から30人に増やすということです。 -
箕輪町のセーフコミュニティ認証 正式に決まる
安全安心の街づくりを目指す箕輪町のセーフコミュニティ認証が12日、正式に決まりました。
町村の認証は、全国で初となります。
12日は、日本セーフコミュニティ推進機構の白石陽子代表理事から、箕輪町の平澤豊満町長に認証決定通知が伝達されました。
セーフコミュニティは、WHO世界保健機関が認証しているもので、事故や自殺は予防できるという考えのもと安全安心な街づくりを進めるものです。
町は、平成21年12月から取得に向けた取り組みを始め、3月認証決定の内示を受けていました。
5月12日にセーフコミュニティの認証式で、平澤町長が合意書に署名し、正式に認証となります。
12日はこの他、箕輪町と伊那警察署がセーフコミュニティ推進に関する協定を結びました。
協定は、町のメール配信システムと、伊那ケーブルテレビの町専用チャンネルを利用して、伊那警察署が直接、犯罪被害や交通事故防止などに関する情報を流すものです。
田中泰史署長は「犯罪や事故を未然に防ぎ、安全安心な街となるよう取り組んでいきたい」と話していました。 -
伊那谷D級七色弁当 試食会
熊肉やザザムシなど伊那谷特有の食を盛り込んだ季節限定の弁当が、15日日曜日に伊那公園で販売されます。
13日は、その試食会が伊那市役所で開かれました。
テレビ局のカメラに囲まれた白鳥孝伊那市長。
伊那公園桜愛護会が花見シーズンにあわせて作った伊那谷D級七色弁当は、多くの注目を集めました。
D級のDはデラックスのD、七色は、食材を表しています。
猪肉のスキ焼き、鹿肉の唐揚、熊肉の焼肉、ローメン、イナゴ、ザザムシ、蜂の子ご飯に缶ビールかお茶、鹿肉の燻製がついて1,500円です。
弁当は、15日の午前11時30分から100食限定で伊那公園で販売されます。
桜愛護会の特製弁当づくりは、今年で2年目で、去年より2品、ローメンと蜂の子ご飯をプラスしてグレードアップしました。
愛護会会員で上伊那猟友会伊那支部副支部長の小坂洋治さんが食材の調達から調理までを担当。試行錯誤しながら完成させました。
脂が乗っておいしいという冬眠前の去年11月に熊などを捕獲。
冷凍してこの日に備えました。
試食をした白鳥市長は、「おいしい」「めずらしい」と大絶賛。郷土の味として子どもたちに食べさせてあげたいと喜んでいました。
食材はすべて地元産、弁当の包み紙の図柄も愛護会会員によるもので、100%メイドイン伊那にこだわりました。
伊那公園は、タイミング良く13日が開花。
弁当が販売される15日には5分咲きとなる見込みです。 -
伊藤三千人さん油絵展
一水会会員として活躍している伊那市高遠町出身の洋画家・伊藤三千人さんの油絵展が、伊那市のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開かれています。
会場には、伊藤さんの代表作と近作48点が展示されています。
ベルシャインでの個展は、40年ほど前から2年に1回開いています。
今回のテーマは「信濃路の四季」
出身地の高遠町勝間のシダレ桜を描いた春。高遠の夕暮れを描いた夏。藤沢川の紅葉を描いた秋。
五郎山がかすむ様子を描いた冬など、四季折々の風景が並んでいます。
今回の作品展では、信州の風景のほかに、イタリアの風景を描いた水彩画などもあります。
この伊藤三千人さんの油絵展は、17日(火)まで、伊那市のベルシャイン伊那店で開かれています。 -
5月下旬並みの気温 伊那市で桜開花
日中の最高気温が22.6度まで上がり、5月下旬並みの陽気となった12日、伊那市山寺の南信森林管理署のコヒガンザクラがようやく開花しました。
伊那市内で、早咲きの桜として知られていますが、去年より4日遅れです。
敷地東側で咲きはじめ、南側の市道のものは、一輪のみですが、赤みが増していて、暖かさが続けば一斉に咲きだしそうです。
南信森林管理署によりますと、ここ30年で最も早い開花は、平成元年の3月27日、最も遅かったのは、平成8年の4月18日だということです。
今日の伊那の最高気温は、今年最高の22.6度で平年を6度上回る5月下旬並みの暖かさとなりました。 -
立山実紀 遺作展
自閉症のため駒ヶ根市の知的障害者総合援護施設西駒郷で過ごし、卵巣がんのため34歳で亡くなった立山実紀さんの遺作展が12日から伊那市のいなっせで始まりました。
ヨーロッパにあこがれ、写真をもとに色鉛筆で書いた風景画。
書道作品。
細かな刺繍を施した織物の数々。
実紀さんが西駒郷時代に残した作品の数々が会場に飾られています。
立山実紀さんは、1976年に東京都で生まれました。
その後自閉症を発症し、1991年に東京の養護学校に入学。
卒業後は、父親雄大さんの実家がある伊那市西町に移り、1996年西駒郷に入所しました。
15年間を西駒郷で過ごし、去年4月28日、卵巣がんで亡くなりました。
会場に飾られている作品70点ほどは、すべて西駒郷時代の15年間に制作されたものです。
もともと器用だったという実紀さんの才能は、西駒郷で開花したのです。
英語の筆記体が好きだったという実紀さん。
馬の絵は、10年ほど前の25歳位の時の作品です。
ヨーロッパの風景が好きで、特にフランスの小島の修道院、モンサンミッシェルは、大のお気に入りでいつかは訪れたい場所でした。
写真を見ながら色鉛筆で絵にして思いをはせたのでした。
父親と離れ離れに暮らす寂しさからか、書道にもそんな思いを込めました。
この遺作展は、実紀さんの一周忌にあわせて叔母にあたる長瀬さんが中心となり開きました。
長瀬さんは、障害がある子どもたちに勇気ややる気、生きがいを感じてもらいたかったと話しています。
34歳の生涯、15年間の思いがつまった立山実紀さんの遺作展は、17日火曜日まで、伊那市のいなっせ2階展示ギャラリーで開かれています。 -
藤沢川の砂防工事完了
伊那市高遠町片倉の藤沢川の堰堤や砂防林など、54億円の巨費を投じ・14年の歳月をかけた砂防工事が完了し、12日竣工式が行われました。
12日は、事業を実施した国土交通省中部地方整備局や、伊那市、地元片倉の地権者などが参加して竣工を祝いました。
完成したのは、藤沢川本流に堰堤工2基、堆積工5基。支流に砂防堰堤2基など、総面積24.5ヘクタール、事業費は54億円の砂防設備です。
平成10年から14年かけて行われてきました。
この工事により、20万立方メートルの土砂をせき止めることができるということです。
天竜川上流は、中央構造線沿いに位置し、地質的にももろい地盤となっています。
藤沢川流域でも、昭和36年の36災害や昭和57年・58年の台風により、土砂災害や洪水被害に見舞われてきました。
竣工式で白鳥孝伊那市長は、「14年間に渡る大規模工事が完了し、安心して暮らせる地域になったことに感謝したい」と挨拶しました。
竣工式では、関係者が3本の桜を植樹しました。
地元片倉の砂防林対策委員会では、工事期間中、10年ほど前から、毎年、桜の植樹を行っていて現在500本ほどの桜が植えられています。
片倉砂防林対策委員会では、今後も桜の植樹を継続していきたいとしています。 -
アルプスバラ会 バラで被災地支援
上伊那のバラ愛好家でつくるアルプスバラ会は、東日本大震災の被災地を花で支援しようと、バラの栽培を始めています。
上伊那を中心におよそ120人の会員がいるアルプスバラ会では地元の福祉施設や観光農園にバラの苗を贈る活動を行っています。
会では、花の持つ力が被災地の励ましになればと先月から3年計画で、苗の栽培を始めました。
栽培しているのは「アンネのバラ」と呼ばれる品種です。
苗が育つ3年後に100本程を会員が被災地に赴き植える計画です。
アルプスバラ会で支援の中心となっているチャリティバラ委員会の原八重子委員長は「少しでも被災地支援の役だてば。そしてバラを通して被災地との絆を深めることができれば」と話していました。
会長の春日千定さんは、「被災地は津波により土地が荒れているからこそ、3年かけ荒れた土地でも花を咲かせるような強い苗を作りたい」としています。
会では広さ10アールの畑で、苗70本を育てていて、今後は販売用も含め、合わせて400本程を栽培していくとしています。 -
伊那合同庁舎 ベビールーム設置
伊那合同庁舎に、乳児の授乳やおむつ交換ができるベビールームが設置されました。
ベビールームが設置されたのは、伊那合同庁舎1階です。
長野県産の木材を使い、これまで倉庫だったスペースを改修して作りました。
ベビールームには、おむつ交換ができるベッドや座って授乳ができるイスが用意されています。
また、1階多目的トイレには、これまであった、おむつ交換用のベビーシートに加え、幼児用のイスが設置されました。
これらは、乳幼児のいる家族が安心して出かけられるようにと、県が行っている赤ちゃんほっとルーム整備事業の一環で整備されたもので、事業費は120万円となっています。 -
伊那北小学校1年生を迎える会
伊那市の伊那北小学校で11日、この春入学した1年生を迎える会が開かれました。
手作りのアーチをくぐって入場したのは、5日に入学したばかりの新1年生80人です。
伊那北小学校では、毎年、児童会が中心となって1年生を迎える会を企画しています。
児童会長の春日莉杏さんは、「みなさんが入学してきてとれもうれしい。仲良く遊びましょう」と歓迎しました。
この後、くす玉を割って、1年生の入学を祝ました。
1年生は現在、午前に国語や算数の授業を受けて昼に下校していますが、今月末からは、5時間目まで授業を受けることになっています。 -
飯田線を巡るアプリ完成
大正12年の古地図を活用した当時の伊那電気鉄道、現在のJR飯田線の、携帯情報端末のアプリケーションが完成しました。
これは、伊那市駅開業100年に合わせ伊那図書館などが中心となり去年12月から制作をしてきました。
去年4月に開発されたアプリケーション高遠ぶらりの中に新たに追加されたものです。
大正12年の古地図が使われていて、辰野から飯田までの55駅が紹介されています。
駅名をタッチすると駅のイラストや開業した年、標高などが紹介されています。
また、地域住民から集めた当時の写真なども見ることができます。
この他にも、昭和18年の市街地の地図や、井上井月の映画「ほかいびと」のロケ地や句碑などを巡るアプリケーションも追加されました。
このアプリケーションは、Iphon,IPadのみ対応しています。
5月には、これらの地図をつかった街歩きを計画しています -
伊那消防署通常点検
伊那消防署で今年度初めての通常点検が10日行われ、伊那消防組合長の白鳥孝伊那市長が訓示しました。
10日は、朝8時10分に伊那消防署と高遠消防署の職員合わせて45人が点検を受けました。
通常点検は毎月1回行われていて、服装の乱れは無いか、消防手帳を所持しているかをチェックしています。
10日は年度初めとして組合長らによる点検が行われました。
白鳥組合長は「いつ起きるか分からない災害に備えて日頃からの訓練をお願いしたい」と訓示しました。
今年度伊那消防署は、60人体制、高遠消防署は、19人体制でスタートしています -
ご当地キャラ 広報啓発活動大使に任命
伊那警察署は10日、管内のご当地キャラクターを、安心安全なまちづくりを進める「広報啓発活動大使」に任命しました。
10日は、伊那警察署で任命式が行われ田中泰史伊那警察署長から任命書が送られました。
任命されたのは伊那市の「イーナちゃん」
辰野町の「ぴっかりちゃん」
箕輪町の「もみじちゃん」
南箕輪村の「まっくん」です。
これは地域住民に安心安全な街づくりに向け、地域の安全活動の普及を図ろうと任命したものです。
伊那署によると、キャラクターへの委嘱は県内の警察署で初めてということです。
4市町村のキャラクターは意気込みを横断幕で表明しました。
任命式の後、4市町村のキャラクターはそれぞれ地元の大型店などで啓発活動を行いました。
任期は来年の3月31日までとなっていて、振り込め詐欺や地域安全運動などで啓発活動を行うことになっています。 -
御子柴艶三郎の水神宮で祭典
伊那市荒井と西町の田んぼを潤している、御子柴 艶三郎が掘り当てた地下水・横井清水の水神宮で、10日、水に感謝する祭典が行われました。
10日は、艶三郎を祭った水神宮で祭典が行われました。
祭典は、毎年4月10日に行われていて、水を活用して農業を営む横井清水水利組合や御子柴艶三郎の子孫のほか、艶三郎の井について学習している伊那小学校5年礼組の児童、艶三郎の井の水が園内を流れる竜西保育園の園児などが参加しました。園児が祭典に参加するのは初めてです。
艶三郎の井は、小沢川の水利権をめぐって争いが絶えなかったことから、御子柴艶三郎が私財を投じて明治28年に掘り当てた地下水です。
5ヶ所の井戸と、それをつなぐトンネル、それぞれの地域に水を分ける分水枡があります。
水を与えてくれた神との約束として艶三郎は自害し、水神として横井清水の水神宮に祭られています。
祭典では、昔の人たちの苦労があって、現在の豊かさがあることなどが、子どもたちに話されました。
艶三郎の井は、荒井・西町の40ヘクタールの田んぼを潤し、現在は、60戸の農家が利用しています。 -
社交ダンス教室「マイステップ」の10周年記念パーティー
社交ダンス教室「マイステップ」の10周年記念パーティーが、8日、伊那文化会館で開かれました。
マイステップは、伊那市と飯島町に4つの教室があり、60代から70代の30人ほどが週に1度練習を行っています。
2002年に教室が始まり今年で10年となることから、この日は、記念のダンスパーティーが開かれました。
パーティーでは、生徒以外のダンス愛好家が自由に参加できるダンスタイムがあり、訪れた人は初めて会う人とペアを組んで踊っていました。
教室を開いている飯島町の宮下泰子さんは、「社交ダンスを踊るには相手が必要。健康と若さの維持のため楽しく練習している」と話していました。 -
伊那小売酒販組合 未成年の飲酒防止などを呼びかけ
酒屋などでつくる伊那小売酒販組合は9日、市内5か所で未成年の飲酒防止などを呼びかけました。
県内の小売酒販組合が未成年の飲酒防止や飲酒運転の撲滅を呼び掛けるもので、毎年この時期に行っています。
このうち伊那市駅前では、伊那小売酒販組合や伊那警察署の署員らおよそ20人が、通学途中の高校生などに啓発ティッシュを手渡しました。
酒屋などでは、未成年の飲酒防止の活動として、店頭での年齢確認の他、確認できない自動販売機の撤廃などに取り組んでいます。
伊那小売酒販組合の池上明理事長は「未成年の飲酒は身体の成長に悪影響を及ぼす。お酒は20歳になってから飲んで欲しい」と話していました。 -
伊那市ますみケ丘で山林火災
9日の正午ごろ、伊那市ますみケ丘で山林火災があり、下草などを焼きましたが、人畜に被害はありませんでした。
伊那警察署の発表によりますと、火事があったのは、伊那市ますみケ丘の満澤恵治さん所有の山林です。
枯葉や落ち葉など約380平方メートルを焼き15分後に鎮火しました。
伊那署では、枯れ枝を燃やしていた火が強風にあおられ山林内の枯葉に燃え移ったものとみて捜査を進めています。
この火事による人や家畜への被害はありませんでした。 -
伊那節・勘太郎月夜唄をクローズアップ
伊那まつり実行委員会が9日、伊那市役所で開かれ今年40回の節目を迎える伊那まつりの記念事業の柱として、伊那節・勘太郎月夜唄をクローズアップするとの方針が確認されました。
第1回実行委員会には、地域住民などの委員およそ50人が出席し40回記念事業の方針などについて確認しました。
記念事業の柱として伊那節・勘太郎月夜唄のおどりコンテストを実施するとしています。
コンテストは全ての連を対象にステージではなく、実際の市民おどりの中で行います。
また仮装した勘太郎レディが祭りの1週間前からPR活動を実施します。
これまでの伊那まつりでは、伊那節・勘太郎月夜唄を踊らない連があることなどが問題となっていました。
実行委員会では伝統のある伊那節・勘太郎月夜唄を40回の節目を機会に見直そうと記念事業の柱としてクローズアップするためのイベントを企画していくとしています。
ほかに記念事業として市民おどりのオープニングで小中高生などの若い世代によるドラゴン踊りのデモンストレーションを行い、オープニングを充実させるほか、高遠、長谷など地域の伝統芸能を発表するイベントの実施も検討します。
第40回伊那まつりのテーマは「明日へ」日程は8月4日、5日の2日間となっています。 -
ママチャリで耐久レース
買い物用自転車ママチャリでサーキットを走る、ママチャリエコ耐久が8日、伊那市の伊那サーキットで行われました。
レースは二酸化炭素を出さない自転車レースを家族や仲間とともに楽しんでもらおうと行われたもので、57チーム230人が参加しました。
レースは制限時間3時間以内に1周およそ1キロのコースを何周走れるかを競うものです。
1人で3時間を走り切る、アイアンマンの部、小学生を含む家族で走る家族の部、ほかには会社の仲間で走るカンンパニーの部など5部門が設けられました。
このレースでは放置自転車を譲り受け、参加者に貸し出す取り組みも行われています。
参加者は仲間と交代しながら3時間の耐久レースに挑んでいました。
また映画の主人公など受け狙いの
コスチュームで出場するグループもいました。
参加者は思い思いのペースでペダルをこぎながら、仲間とともにレースを楽しんでいました。 -
春香役の永吉さんが思い語る
6月に公演が予定されている、伊那市初の市民オペラ「春香」に向け主演のオペラ歌手、永吉伴子さんが「オペラにかける熱い思いを舞台で出したい」と意気込みを語りました。
永吉さんは神奈川県在住のオペラ歌手です。
夫が南箕輪村の出身ということが縁で主役の春香を演じることになりました。
8日は、オペラに出演する春香合唱団のメンバーにあいさつをした後、非公開で練習をしました。
本番まで2か月を切った今の心境などについて話を聞きました。
永吉さん「公演まで2か月を切り今はワクワクドキドキと不安が一緒になっています。出演者、伊那フィルハーモニーの方、指揮者そしてスタッフとの一体感、
チームワークを大切にしたい。舞台に立つ者として
皆さんの熱い思いを声に舞台姿に出せたらいいと思います。」
オペラ春香は伊那市の名誉市民故・ス木東六さんが作曲したものです。
韓国南原を舞台にした純愛物語で韓国版のロミオとジュリエットともいわれています。
6月3日日曜日に伊那文化会館で上演されることになっていて、永吉さんらはチームワークで成功させたいと話していました。 -
ボランティアグループVYS会が桜植樹
青少年健全育成に関するボランティア活動を行っている伊那地区VYS会は、7日伊那市の伊那公園で桜の苗木を植樹しました。
これはVYS会創立50周年を記念して行われたもので、会員などおよそ10人が参加しました。
VYS会では地域の人たちに親しまれる記念事業を実施しようと、桜、3本を伊那公園に植えました。VYSは、ボランタリー、ユース、ソーシャルワーカーの頭文字で友愛、奉仕、理想の3つを掲げる、ボランティアグループです。
主な活動としては、スポーツ大会やクリスマス会などを実施していて、明るく住みよい社会づくりを目指しています。
伊那地区VYS会は最盛期の昭和40年代には会員が200人ほどいたということですが、ここ数年は減少傾向にあります。
会では「少人数になっているが、地域の人たちに喜ばれる活動をしていきたい。」と話しています -
開花「待ち遠しい」 天下第一の高遠城址の桜
「天下第一の桜」として毎年多くの観光客が訪れ、今年も桜の開花が待たれる伊那市高遠町の高遠城址公園。
日本気象協会では、11日頃の開花を予想していますが、桜を管理する桜守は12日か13日頃の開花を予想しています。
市内全域の桜の管理をしている稲辺謙次郎さん。
今年は冷え込みがまだ続いていることから、開花予想よりも遅い開花になるのではと話します。
稲辺さんは「現状では蕾が開き始めた程度。気温が上がり続ければ11日の開花もあるかもしれないが、今の気温では11日の開花は厳しいかもしれない」と話していまいした。
高遠城址公園の開花宣言は、これまで桜雲橋にかかるタカトオコヒガンザクラの開花を基準に行なっていましたが、今年からは公園内のどれか1本が開花した段階で開花を宣言することになりました。
また、今年の桜について稲辺さんは「今年は雪や雨が多かった。雪で根を保護し、十分な雨で水分を蓄え、現在日もよくあたっているので、桜の枝が上を向いて元気。濃いピンクの花を咲かせる条件がそろっているので、今年は良いお花見ができそう」と話していました。 -
歯科衛生士目指し14人が入学
伊那市荒井の長野県公衆衛生専門学校で6日入学式があり、歯科衛生士を目指す14人が入学しました。
今年度入学したのは、上伊那から7人、諏訪から2人、中信から2人、北信から2人、山形県から1人のあわせて14人です。
2、3年生の拍手の中、14人が会場に入場。
1人1人名前を読み上げられ味沢孝校長が入学を許可しました。
新入生を代表して伊那市の伊藤ゆか友香さんが誓いのことばを述べました。
味沢校長は、「今日の感動、初心を忘れることなく勉学に励んでほしい。日々の暮らしの中で人とのかかわりを大切にして、社会人としての準備もしてほしい」と式辞をのべました。
長野県公衆衛生専門学校は、平成22年から3年制となっていて、学生たちは、国家試験合格を目指します。
これまでの合格率は、100%で、昭和20年の開設以来3,700人余りを輩出しています。 -
県軽自動車協会伊那支部 被災地に義援金
長野県軽自動車協会伊那支部は、東日本大震災と県北部地震の被災地に義援金を送りました。
5日は、軽自動車協会伊那支部の中村 昇副支部長ら2人が伊那市役所を訪れました。
伊那支部で集めた10万円が東日本大震災の被災地に、また、去年6月に開かれたスーパーエンデューロin天竜でチャリティーオークションや寄付を募り集めた5万円が、県北部地震の被災地に送られました。
中村さんは、「こんなに集まると思わなかった。被災地のために役立てて欲しい」と話していました。
なお、4日現在、東日本大震災と県北部地震の被災地に送るために伊那市に寄せられた義援金は、3697件 8297万919円となっています。 -
洋画家須澤重雄さんの絵画展
日本美術家連盟会員で伊那市中央の洋画家須澤重雄さんの絵画展が、伊那市のみはらしの湯で開かれています。
会場には、近作を中心に26点が並べられています。
人物や風景などの油彩画の他、墨と絵具を使った墨彩画、俳句と絵を合わせた俳画が展示されています。
一般の人に気軽に見てもらおうと、今回初めてみはらしの湯で開きました。
須澤さんは、20歳の時から絵を描き始め、今年で55年目です。
作品のうち「馬と少年」は、馬と生活を共にしていた16歳の頃の自身の思い出を表現しているということです。
須澤さんの絵画展は、30日月曜日まで伊那市のみはらしの湯で開かれています。 -
旧井澤家住宅で拓本展
庚申塔などの石造物の文字などを和紙にうつす拓本展が、6日から伊那市西町の旧井澤家住宅で始まりました。
会場には、伊那部宿を中心に、南箕輪村の神子柴から伊那市西町小黒までの旧伊那街道沿いにある石造物の拓本58枚が飾られています。
伊那部宿を考える会の史料研究部の6人が、貴重な史料を後世に残そうと2年間かけて採取しました。
拓本を採る作業は、手間がかかり大変な作業だということです。
桜の時期にあわせて、春日公園を訪れる花見客に見てもらおうと初めて一般公開されました。
内容は、道祖神や庚申塔、馬頭観音などが24枚、句碑や歌碑が13枚などとなっています。
この石造物拓本展は、5月6日まで、伊那市の旧井澤家住宅で開かれています。
入場料は200円、火曜が休館です。 -
東春近小学校の児童に黄色い帽子贈る
6日から春の全国交通安全運動が始まりました。
伊那市の東春近小学校では、新1年生が安全に登下校できるよう黄色い帽子が贈られました。
6日は、東春近交通安全協会のメンバー4人が、東春近小学校を訪れ、1年生56人に帽子をプレゼントしました。
登下校時に交通事故が起きないようにと、東春近安協が毎年一年生に贈っています。
帽子は、歩いていることが分かりやすい黄色で、男の子と女の子用に2種類が配られました。
東春近小学校の清水稔校長は「頂いた帽子を必ずかぶって、交通事故に合わないように注意しましょう」と呼びかけていました。