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伊那市手良八ツ手地区の住民 タイムカプセル埋める
伊那市手良八ツ手地区の住民は、9年後の自分や家族に宛てた手紙などを詰めたタイムカプセルを27日、八ツ手公民館の敷地に埋めました。
27日は、住民およそ50人が集まりタイムカプセルを埋めました。
八ツ手地域社会福祉協議会が企画したもので、住民らは2020年に向けての夢や希望などを手紙や絵にしました。
参加者全員で記念写真を撮った後、プラスチック容器に写真や手紙などを入れ、ビニールテープで密封しました。
容器を穴に入れると土がかぶせられ、目印となる標柱がたてられました。
タイムカプセルは、9年後の2020年の11月に掘り起こされます。 -
放射線コーナー関心高く
長野県臨床衛生検査技師会が27日伊那市内で開いた健康と検査のつどいで、放射線に関する特別コーナーが設けられ訪れた人たちの関心を集めました。
放射線に関する特別コーナーでは、自然界に存在する放射線を特殊な装置で見ることができるしかけが関心を集めていました。
上空の飛行機雲と同じ原理で、ライトを照らすと放射線の軌跡が白く浮かびあがりました。
福島第一原発事故を受け、上伊那地域の病院には、数多くの問い合わせがあるということで、今回初めて放射線に関するコーナーを設置したものです。
放射線技師がレントゲンと原発の放射線の違いや上伊那と福島の放射線量の違いなどについて質問に応えていました。
原発事故以来、伊那中央病院には、放射線に関する問い合わせが急増しているということです。
健康と検査のつどいは、臨床検査の重要性や役割を広く知ってもらおうと毎年開かれているもので、伊那市西春近のかんてんぱぱガーデンで開かれました。
会場では、無料で血糖値や脳年齢の測定、骨密度検査が行なわれ、多くの市民がつめかけました。 -
新ごみ処理施設 暫定的な施設規模決定
新しいごみ中間処理施設の処理方式や施設の規模について検討する「施設整備検討委員会」は26日、プラントメーカーに対するアンケートで使用する暫定的な施設規模を決定しました。
アンケートに記載する暫定的な施設規模は、計画年間処理量をおよそ3万7千トン、年間稼働日数を280日、1日平均141トン処理する規模としています。
また、この施設規模に必要な焼却炉の数として、現在稼働している施設の実績や建設費、敷地面積などから2つが妥当としています。
2つの焼却炉で構成した場合、ごみをためておくごみピットの必要容量は9日分、5千300立方メートルとしています。
この数値をもとに、新ごみ中間処理施設で採用する焼却方式について、プラントメーカーにアンケート調査を行います。
アンケートは、国内プラント竏茶=[カー18社に対して行う予定で、委員会では12月初旬にアンケート用紙を送り、来年2月に集計、3月に処理方式の選定を行う計画です。 -
純米酒「やまむろ」の新酒完成
伊那市高遠町山室の酒米を使った、純米酒「やまむろ」の新酒が完成し町内酒販店の店頭に並んでいます。
新酒「やまむろ」は、高遠町内の酒販店で作る旨い酒研究会の加盟店8店で販売が始まりました。
高遠町山室地区で栽培されている酒米「ひとごこち」を使った純米酒で、呑み口がさわやかでピリッと辛いのが特徴です。
仕込みをしている高遠町の酒蔵仙醸では「収量が少なかったが、例年に比べて辛みのある良い味に仕上がった」と話しています。
新酒「やまむろ」は、800本限定で、高遠町内の酒販店8店で1本720ミリリットル入り1260円で販売されています。 -
第6回伊那市社会福祉大会 大会宣言を承認
第6回伊那市社会福祉大会が26日開かれ、誰もが安心して幸せに暮らせる地域社会づくりを目指す大会宣言を承認しました。
大会にはおよそ1,000人が参加し、大会宣言を承認しました。
宣言は、●安心・安全で誰もが住みよいまちづくり●地域助け合いの社会実現のための土壌づくり●地域ぐるみの子育て支援の強化などです。
伊那市社会福祉大会は、福祉意識の高揚を図ることを目的に伊那市社会福祉協議会が開いたものです。
式典では、長年在宅介護をしている人、社会福祉向上のため活動している人など33人が表彰されました。
代表して伊那市美篶の後藤郁さんは「受賞を機に地域においての絆と縁をなお一層深めていきたい」と話しました。
26日は、詩人で書家の相田みつをさんの長男、相田一人さんの講演も行われました。
相田さんは、「父自身、若い頃に2度の大きな挫折を経験していた。父の作品は、読んでもらう人に対し書いたものでなく、自分自身にあてて書いていたのだと思う」と、息子の立場からみた相田みつをさんについて話していました。 -
西箕輪公民館で図書館考えるワークショップ
老朽化により建て替え計画が進んでいる伊那市の西箕輪公民館で、新しい公民館に図書館を作るとしたら、どんな図書館にしたいかを考えるワークショップが26日開かれました。
ワークショップには6人が参加し、意見を出し合いました。
伊那市の計画では、西箕輪公民館は平成27年度までに建て替えることになっていて、地元で建設推進委員会を組織して準備を進めています。
現在の公民館には図書館がなく、平成19年に西箕輪の全戸を対象に行ったアンケートでは、設置を望む声が多くありました。
このため新しい公民館に伊那図書館の分館をつくると仮定し、理想の図書館を考えました。
参加者からは、本を借りるだけでなく誰でも気軽に集まれる場所、情報機器を備えた災害時に情報が得られる場所などの意見が出ていました。
建設推進委員会では、今後もワークショップを開いて住民の意見を聞き、建設計画の検討材料にしていくということです。 -
浅草雑芸団が大道芸披露
漂泊の俳人、井上井月を題材にした映画、「ほかいびと」に出演した、浅草雑芸団の公演が23日、伊那市の旭座で開かれました。
浅草雑芸団の公演は、映画「ほかいびと」の上映に合わせ特別舞台として開かれたものです。
舞台は上伊那郡誌に掲載されている、獅子舞や春駒など、伊那を訪れた放浪芸人を再現し行われました。
会場となった旭座にはおよそ200人が集まり、昔懐かしい大道芸を楽しんでいました。 -
伊那保育園で恒例の餅つき
伊那市の伊那保育園は、お正月を前に恒例の餅つきを25日、園庭で行いました。
伊那保育園の餅つきは、20年以上続く恒例の行事です。
25日は、もち米2升が用意され、年小から年長園児およそ30人が、1人10回ずつ餅をついていきました。
園児らは、餅の周りを囲み掛け声をかけていました。
伊那保育園では、「季節の行事を大切にしながら、食について学ぶ機会にしていきたい」と話していました。 -
小木曽碧さん バイオリンで全国大会へ
伊那市の西箕輪小学校6年の小木曽碧さんは、12月27日に東京都で開かれる全日本芸術協会主催のヴァイオリンコンクール全国大会に出場します。
24日は、小木曽碧さんと母親の紀子さんが伊那市役所を訪れ酒井茂副市長に出場の挨拶をしました。
碧さんは、8月に開かれた関東本選小学5、6年生の部で2位となり全国大会出場の切符を手にしました。
また、11月13日に開かれた全日本ジュニアクラシック音楽コンクール全国大会でも審査員賞を受賞しています。
バイオリン以外にも、ピアノや合唱も習っているという碧さんは「バイオリンが1番上手く弾けるので好きです」と話していました。
酒井副市長は「伊那市の代表として満足な演奏ができるよう頑張ってください」と激励しました。
全国大会は、12月27日東京都で開かれます。 -
東春近小学校の4年生 リンゴの収穫を体験
伊那市の東春近小学校の4年生は21日、リンゴの収穫を体験しました。
21日は、4年生57人が東春近の伊藤一路さんの果樹園でリンゴの収穫を行いました。
東春近小では、18年前から伊藤さんの協力を得て、リンゴの栽培を行っています。
今年も、4月から花摘みや摘果、葉摘みなど体験してきました。
児童らは、赤く色づいたリンゴを伊藤さんに教わりながら1つひとつ丁寧に収穫していきました。
伊藤さんによると、今年は、カメムシなどによる虫の被害がほとんどなく、おいしいリンゴに育ったということです。
東春近小では、来年1月下旬に、伊藤さんやお世話になった人を学校に招き感謝の会を開くということです。 -
手良小児童が大豆の脱穀作業
伊那市の手良小学校の2年生は、収穫した大豆の脱穀作業を18日、学校近くの畑で行いました。
手良小では、近くに住む宮原達明さんの指導を受け、6年前から毎年2年生が大豆の栽培から加工までを行っています。
18日は、2年生29人が作業にあたりました。
作業は、乾燥させた大豆を足で踏んだり木の棒で叩くなどして殻から豆を取り出し、穴の大きさの違う2種類のふるいにかけます。
ふるいにかけた物を、古くから脱穀の時に使われている唐箕を使って細かいゴミと大豆に分けていきました。
指導にあたった宮原さんは「生産から加工までを行うことで、食べ物の大切さを学んでほしい」と話していました。
大豆は、12月に味噌や豆腐などに加工するということです。 -
母校の伊那中で柘植伊佐夫さん講演
ドラマや映画でヘアメイクや衣装などを担当する、柘植伊佐夫さんの講演会が、16日、伊那市の伊那中学校で開かれました。
今回のPTA講演会は、伊那中の卒業生でもある、柘植さんの話を通して、子どもたちに夢や希望を持ってもらおうと開かれました。
柘植さんは、伊那市山寺出身の51歳。
現在、東京でヘアメイクなどの会社を経営し、NHK大河ドラマ「龍馬伝」や来年放送の「平清盛」の人物デザインを監修しています。
柘植さんは、「映画やドラマは多くのスタッフが関わる仕事。それぞれのスタッフの人間関係が作品に反映される」と話していました。
講演会の最後に、母校の後輩に向け、「自分を試す事、そして、挑戦している人を応援する事が人生において大切な事」とアドバイスしていました。 -
第2次伊那市地域情報化計画案を答申
ITを活用した伊那市の一体感と活性化を実現するための地域情報化計画について検討してきた審議会は、24日、計画案を、白鳥孝市長に答申しました。
24日は、伊那市地域情報化審議会の廣田満会長から、白鳥市長に検討結果が答申されました。
答申されたのは、平成24年度から28年度までの第2次計画案です。
伊那市地域情報化計画は、平成19年3月に第1次計画が策定され、行政・福祉・医療などのサービスの連携を目的としたネットワークの整備や、コンビニエンスストアと連携したサービスの提供などが進められてきました。
第2次計画の具体的な取り組みとしては、小中学生やその保護者を対象にしたネットマナー・セキュリティに関する教育、地域全体の情報の入り口となるウェブページ「地域ポータルサイト」の構築などを上げています。
また、震災などを受けて、コミュニティFM局の開局についても検討するとしています。
白鳥市長は、「情報は、日常でも、災害時も、生活するうえで重要なもの。この案を、情報化を作り上げるための基礎にしていきたい」と話していました。
伊那市では答申を参考にして、来年3月には計画を策定する予定です。 -
伊那市公印の管理体制を改善
伊那市は、公印の不正使用による公文書偽造事件が発生したことを受け、公印の管理体制を改善しました。
これは24日市役所で開かれた定例記者会見の中で、白鳥孝市長が発表しました。
伊那市で今年9月に、市の職員が友人に頼まれ公文書を偽造する事件が発生したことを受けて、市が、再発防止のために、公印の管理方法を改善しました。
課専用の市長印を原則として部ごとに統合し、37個合った公印を15個減らして、22個にしました。
時間外はキャビネットに公印を保管し官守者が鍵を管理すること、証明事務などであっても、管守者または管守補助者の承認を経て押印するなどとしています。
白鳥市長は、「二度と偽造事件が起きないように、研修会を開いたほか、システム的にも改善した」と話していました。 -
作家 落合恵子さん脱原発訴える
作家で東京家政大学特任教授の落合恵子さんの講演会が、23日伊那文化会館で開かれ、原発は、誰かが豊かになるために誰かが不幸になる犠牲のシステムだと脱原発を訴えました。
落合さんは、栃木県宇都宮出身の66歳。
元文化放送アナウンサーで、退社後は、作家活動に入りこれまでに多数の著書があります。
震災後は、被災地に絵本を贈る活動をしていて、この日は、脱原発の視点から話をしました。
落合さんは、「世の中は、権力にそむくと必ず脅迫され、脱原発をつぶそうとしている大きな力がある。推進派と反対派の本を読んで比較すると、いかにこれまで洗脳されてきたかがわかるはず。」と持論を展開し、今回の原発事故に関しては、「事実を伝えるべきで、事実を知らないと住民は何も選択できない。事故は、誰が本当で誰が本当でないかを私たちに提出してくれたかもしれない。」と話ました。
さらに落合さんは、「原発は、誰かが豊かになるために誰かが不幸になる犠牲のシステム。日本中に広まってしまったこのシステムは、私たちが変わらない限り、変わらない。」と述べ、「今生きている子どもやこれから生まれてくる子どもは、原発を選択していない」と会場を訪れた人たちに訴えていました。 -
南福地で五平餅とそば打ちを伝えるふれあいの集い
伊那市富県の南福地で、五平餅とそば打ちを伝える、ふれあいの集いが20日、開かれました。
会場の南福地公民館には、地域住民およそ70人が集まり、そば打ちや五平餅作りをしました。
これは、世代を超えた交流をするとともに、伝統食を伝えていこうと、地区社協など3団体が開いていて、今年で5年目です。
地元で収穫した新そばと新米を使っていて、そばの打ち方などを地域の名人たちが教えていました。
南福地地区社会福祉協議会の下嶋二三雄会長は「隣近所でもなかなか話す機会がない時代なので、この集いで話をして交流を深めてほしい」と話していました。
参加者は、みんなで作った、できたてのそばと五平餅を味わっていました。 -
高遠城址公園で桜の冬支度
来年の観桜期に向け、伊那市の高遠城址公園では桜の冬支度が始まっています。
22日は、桜守の稲辺謙次郎さんら3人が、本格的な冬を前に高所作業車を使って作業を行いました。
冬仕度は、毎年秋まつりが終わった頃から始まります。
春に全ての枝に花が咲くよう枯れた枝を払ったり、伸び過ぎた枝を剪定し、切り口には枝が腐らないよう殺菌防腐剤が塗られていました。
他に、雪が降った際に雪の重みで枝が折れないよう、枝の重心を計算しながら支柱が立てられました。
高遠城址公園での作業は、12月中旬まで行われます。
年明けからは、市内各地の桜の木を見て回るということです。 -
伊那フィル定演「巨人」演奏
伊那フィルハーモニー交響楽団の定期演奏会が20日、伊那市の伊那文化会館で開かれました。
伊那フィルハーモニー交響楽団は、伊那文化会館の建設を機に発足したアマチュアオーケストラで、市内を中心におよそ80人が所属しています。
定期演奏会は、年に一回開かれていて、今年は、ウィーンで活躍した作曲家のグスタフ・マーラー没後100年を記念し、マーラーの代表曲でもある「巨人」に初めて挑戦しました。
この日は、団員のほか、飯田や岡谷の交響楽団や、早稲田大学フィルハーモニー管弦楽団から応援を得て、これまでで最も多い96人での演奏となりました。
指揮は、伊那市出身で東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団の征矢健之介さんがつとめ、団員らは、熱の入った演奏を披露していました。
伊那フィルハーモニー交響楽団の第24回定期演奏会は、12月17日から伊那ケーブルテレビで放送します。 -
コスモスが5年ぶり優勝
伊那市ママさんバレーボールリーグ戦の決勝が19日、伊那市民体育館で開かれ、5連覇を狙うマザーズをコスモスが破り優勝しました。
今シーズン8チームが戦ってきたリーグ戦の決勝は、8年連続でコスモスとマザーズの対戦となりました。
5連覇を狙うマザーズとそれを阻止したい、コスモスの戦いは、フルセットまでもつれこみ最終セットも1点を争う接戦となりました。
最後はコスモスがスパイクを決め、5年ぶりの優勝を果たしました。
コスモスの浜田ほなみ監督は「みんなでつなぎ、あきらめずに戦った結果です。」と話し優勝の喜びをかみしめていました。 -
東春近小6年生 高齢者疑似体験
伊那市の東春近小学校の6年生は、高齢者疑似体験を22日、東春近小で行いました。
高齢者疑似体験は、伊那市社会福祉協議会が福祉教育の一環として行っています。
児童らは、物がつかみにくくなる手ぶくろや、肘や膝が曲がりにくくなるサポーター、目や耳が不自由になるマスクや耳あてなど、80歳のお年寄りを想定した装備を身につけました。
写真の色の見え方を比べたり、折り紙で鶴を折った児童は「視野が狭く、色の区別がつきにくい」「手が滑って上手く折れない」などと話していました。
指導にあたった社協の唐澤幸穂さんは「体験してみて大変だと思ったことを忘れずに、困っているお年寄りを見かけたら手伝ってあげてください」と話していました。 -
羽広菜かぶの漬け込み作業
長野県の「信州の伝統野菜」に認定されている羽広菜かぶの漬け込み作業が始まりました。
18日は、羽広菜生産加工組合の組合員7人が伊那市西箕輪のみはらしファーム内にある漬物加工場で漬け込み作業を行いました。
作業は、収穫したおよそ500キロのカブをきれいに洗って2つに割り、いらない部分を取り除いていきます。
切ったかぶと、酒粕、味噌、砂糖を合わせた物を交互に敷き詰めていき、20日から30日ほど置いて、味をしみ込ませるということです。
漬け込み作業は、12月上旬まで行われ、みはらしファームの直売所やJAなどで一袋300円で販売されるということです。 -
ICTの作品 地方の時代映像祭で入賞
伊那ケーブルテレビジョンが制作した番組「伊那谷を襲った36災縲・0年を超えて語り継ぐ縲怐vが、第31回地方の時代映像祭2011ケーブルテレビ部門で、選奨を受賞しました。
19日には、大阪府の関西大学で贈賞式が行われました。
地方の時代映像祭は、NHKや日本民間放送連盟などが主催していて、地方からこの国を問うをテーマに、1980年から開催されています。
「伊那谷を襲った36災縲・0年を超えて語り継ぐ」は、南信地域に甚大な被害をもたらした昭和36年の梅雨前線豪雨・36災から50年という節目にあたり制作した番組で、今年の正月特番として放送しました。
災害の体験者の証言を軸に、災害の概要や発生のメカニズムなども盛り込み、スタジオに有識者らを招いて構成した番組です。
審査員からは、「東日本大震災が発生した今年、過去の災害を後世に伝える重要性が再認識される中で、記憶を伝えていく取り組みが評価できる」と講評されました。
グランプリには、NHK仙台放送局が制作した「NHKスペシャル果てなき苦闘 巨大津波 医師たちの記録」が選ばれています。 -
路線バス藤沢線 土日祝日減便
JRバス関東株式会社が運行している、伊那市高遠町の高遠駅と藤沢を結ぶ路線バス「藤沢線」が、来年4月から、土日祝日の運行を取り止める方針である事が21日わかりました。
21日、伊那市役所で開かれた、地域公共交通についての会議で、JRバス関東中央道支店のししくら宍倉こういち幸一支店長が、社の方針として土日祝日の運行を取り止める事を報告しました。
JRバス関東が運行する、藤沢線の利用者は、平日7便の合計が、50人から80人前後あるのに対して、土日8便の合計は、10人前後にとどまっていると言うことです。
JRバス関東では、現状の路線を維持する為の経費節減策として、来年4月から、土日祝日に限り、バスの運行をとり止めるとしています。
伊那市地域公共交通協議会では、地域への影響も考慮し、JRバス関東への財政支援をして、土日祝日の運行の、一定の便数を確保する方針です。 -
伊那市議会 今年の冬の節電を伊那市や市民に呼び掛ける為の要請書 提出
伊那市議会は、今年の冬の節電を伊那市や市民に呼び掛ける為の要請書を21日、白鳥孝市長に提出しました。
21日は、伊那市議会の電力・エネルギー問題等対策特別委員会の飯島進委員長ら3人が、白鳥市長に要請書を手渡しました。
委員会は、福島第一原発の事故や、浜岡原発の停止措置を受け、伊那市の節電や新エネルギー施策の推進などを目的に今年6月に設置されました。
中部電力では、今年の冬の電力需要に対する予備率は、7%程度とみています。
これは、冬季を通じて安定供給の目安となる適正予備率の8%から10%を下回ります。
こうしたことから伊那市議会では、市や市民に対し生活や生産活動に支障のない範囲での節電の協力を求めるものです。
白鳥市長は「要請内容を参考にしながら10%の削減を目標に、取り組んでいきたい」と話しました。
伊那市では、今年の7月から9月までの3か月間、使用電力とピーク時の最大電力の削減に取り組み、電力量は36.6%、ピーク時の最大電力は38.6%の削減を達成し、目標を大きく超える節電に成功しました。
市では、この夏取り組んだエレベーターの計画停止や空調稼働時間の短縮などに加え、衣類を1枚多く羽織るなどウォームビズを推進していく考えです。 -
タウンステーション伊那まちのシャッターのデザイン 伊那西高校2年の小田切花香さんの作品
伊那市のタウンステーション伊那まちのシャッターのデザインに、伊那西高校2年の小田切花香さんの作品が選ばれました。
最優秀賞に選ばれた小田切さんの作品は、「花と音楽の街」というコンセプトにあっている点や、色彩豊かで賑やかな点などが評価されました。
シャッターアートは、伊那市の中心市街地の再生に取り組んでいる伊那まちの再生やるじゃん会の中のタウンステーション委員会が、休業日や夜間の商店街を賑やかにしようと企画したものです。
9月下旬から1か月間、市内の高校に呼びかけ、4校から27点の応募がありました。
審査会で委員からは、「他の作品も素晴らしいものが多い」という声が上がりました。
このことから委員会では、生徒の作品をシャッターに描いてもらいたいという商店を、来年1月下旬から募集するということです。 -
感触でも鑑賞できる作品展 遠き道-日本画の現在展
視覚に障害のある人にも作品を楽しんでもらおうという展覧会が19日から伊那文化会館で始まりました。
絵の横にあるレリーフは、手で触って描かれているものがわかるようにと日本画を元に作られたものです。
19日から伊那文化会館で始まった「遠き道竏駐坙{画の現在展」には、2006年の第91回院展で内閣総理大臣賞を受賞した故・小谷津雅美さんの作品「桜韻」など、国内を代表する日本画家の作品、37点が並んでいます。
展覧会は、視覚に障害のある人も楽しめる工夫をして4年前から全国各地で開かれていて、長野県での開催はこれが初めてです。
視覚に障害がある人でも楽しめるようにと会場にはラジオが用意され、ラジオを持って作品に近付くと、作品の紹介が流れるようになっています。
また、作者が日本画と同じ材質で作品の一部を作り、作品の質感を手で感じることができるものもあります。
展覧会実行委員会の森賢司代表は「健常者でも障害のある人でも誰でも楽しめるようにと工夫して展示しています。ぜひ多くの方に見に来ていただけたら」と多くの来場を呼び掛けていました。
「遠き道竏駐坙{画の現在展」は来月18日まで伊那文化会館で開かれています。
また今月26日には展示作品の作者を招いてのワークショップも予定されていて、関係者が多くの参加を呼びかけています。 -
連合長野が車いす搬送車を寄贈
連合長野は14日、伊那市山寺の福祉施設、伊那ゆいま縲怩驍ノ車いす搬送車を寄贈しました。
寄贈されたのは、車いす利用者を搬送できる軽自動車です。
連合長野は10年前から、福祉貢献のための「ふれ愛資金カンパ」事業を行っていて、組合員から集まった善意の資金で寄付をしています。
今年は県内3つの福祉施設などに車いす搬送車を寄贈します。
伊那ゆいま縲怩驍ノ送られた車両は4人乗りで、電動で車椅子の乗り降りができるようになっています。
伊那ゆいま縲怩驍ヘ、長野県福祉事業団が運営する生活介護と就労継続支援を行う施設で、40人が通所しています。
現在車いす搬送車は1台ありますが、通所者の送迎などで車が足りない状況だったということです。 -
えびす講祭り
商売繁盛や五穀豊穣を願うえびす講祭りが20日、伊那市西町のえびす神社で行われました。
えびす講祭りは、神社ができた大正15年から続く恒例行事です。
毎年農作業が一段落するこの時期に行われるのがならわしです。
19日開催の予定でしたが雨のため順延となり、20日に行われました。
境内では宝投げが行われ、訪れた人は手をのばして福を呼び込んでいました。 -
らくがきなくし隊ボランティア作業
上伊那塗装広告事業協同組合は17日、伊那市の伊那北駅前の歩道橋で、らくがきを消すボランティア作業を行いました。
作業には、組合の塗装部会員10人が参加しました。
日本塗装工業会などは、11月16日を「いいいろ塗装の日」と定めていて、この日に合わせて組合では毎年、上伊那地域の公共物のらくがきを消すボランティアをしています。
同日は、歩道橋の落書きを消すため、やすりをかけ、丁寧にペンキを塗っていました。
組合がこれまでにらくがきを消した場所は、その後らくがきがなくなるなど作業の効果が出ているということです。 -
迫力のプレー! bjリーグ 伊那で初開催
今年から日本プロバスケットボールリーグ「bjリーグ」に新規参入した信州ブレイブウォリアーズの試合が18日、19日の2日間、伊那市で初めて開催されました。
18日夜に、伊那市の勤労者福祉センター体育館でbjリーグの試合が行われ、会場にはおよそ700人が訪れました。
bjリーグは、2005年にスタートした日本初のプロバスケットボールリーグで、今年新規参入した信州ブレイブウォリアーズを含め、19チームが加盟しています。
地域密着を趣旨としていて、信州の攻撃になるとチアリーダーや会場アナウンスと一緒に観客も応援していました。
試合は、第2クオーターに逆転した宮崎が最後までリードを守りきり、82対71で勝利しました。
試合を観戦したある女の子は「試合には負けてしまったけど、みんなで盛り上がってとても楽しかったです」と話していました。
青木幹典ヘッドコーチは「伊那での試合は初開催だったが、盛り上がって応援してくれて力になった。次は勝利をプレゼントしてあげられるように頑張りたい」と話していました。
長野県出身の宇都宮正選手は「伊那市の観客は初めての試合とは思えないぐらい元気な応援で、プレーしていてもやりやすかった。チームがプレーオフに進出できるように頑張りたい」と話していました。
なお、19日に行われた信州-宮崎戦は82対79で宮崎が勝ちました。