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耕作放棄地で焼酎芋の収穫体験
伊那市東春近田原で22日、県外から訪れた人たちが焼酎芋の収穫作業を体験しました。
この日は、伊那市と交流のある東京都新宿区などからおよそ10人が参加しました。
これは、耕作放棄地を農業体験の場として活用していこうと、農事組合法人田原が新しく始めた取り組みです。
今年6月に苗植え作業が行われていて、再生を目指す耕作放棄地16ヘクタールのうち、2アールに300本の苗を植えました。
土を掘って芋が姿を現すと、周りからは「折らないように」と声があがり、慎重に掘り出していました。
新宿区から参加した参加者は「耕作放棄地でこんなに大きい芋が獲れると思わなかった。農業体験を通じてこれからも交流を深めていきたい」と話していました。
芋は焼酎に加工され、来年3月に参加者に送られる他、販売も実施する予定です。
焼酎には新宿区との交流の証として「友好」という名前が付けられることになっています。 -
伊那街道を歩こう会 明十橋たもとに道標の移設
江戸時代に活用され、50年にわたり、個人宅で保管されていた道標が、27日、伊那市坂下の明十橋のたもとに移設されました。
27日は、歴史の道 伊那街道を歩こう会の役員6人ほどが、コンクリートに穴をあけ、道標を立てる作業を行いました。
道標は、もともと、今回建てられた場所の道路の対角にありました。その後、道路の工事などの整備により打ち捨てられていた道標は、近くに住む福沢六朗さん宅で50年にわたり大切に保管されてきました。
今回、伊那市の地域づくり活動支援金事業の補助を受け、道標を、人目に着きやすい場所に、移設することになりました。
この辻は、昔、羽広道と伊那街道が交差する地点でした。江戸時代、文政8年、1825年に建立されたという道標には、右は江戸、左は善光寺とかかれています。
会員らは、道標が垂直になっているかどうかを確認しながら、コンクリートで底を固めるなどの作業をしていました。
伊那街道を歩こう会では、この道標の由緒を説明した看板を明日設置する予定です。 -
伊那小児童がカボチャ提灯づくり
伊那市の伊那小学校の児童は、29日に伊那北駅周辺などで行われるイベント、「伊那まちハッピーハロウィン」に向けて、27日カボチャの提灯作りを行いました。
27日は、伊那小学校のプールサイドで、カボチャ提灯づくりが行われました。
提灯作りを行ったのは、伊那小の3・4・6年の児童およそ120人です。
ハロウィンのイベントは、10年前から伊那市山寺八幡町の商店街が中心となり進めてきましたが、去年から、坂下・荒井・西町の商店街も参加しています。
今年は、イベントの名称を「伊那まちハッピーハロウィン」と変えて行うことになりました。
伊那小の子どもたちは、イベントが始まったときから、毎年提灯作りに参加しています。
子どもたちは、それぞれが考えたデザインにカボチャをくりぬいていました。
カボチャは400個用意され、そのうち、今日、児童が200個を提灯にしました。
伊那まちハッピーハロウィンは、29日午後2時から、伊那北駅北側広場で行なわれる予定です。
カボチャ提灯の点灯は、午後5時を予定しています。 -
志事(しごと)甲子園が高遠高生対象に講演
上伊那在住の経営者や社会人で作る地域活性化と人材育成などを目指すグループ「志事甲子園」は、27日、伊那市の高遠高校の2年生を対象に講演会を開きました。
講演会は、高遠高校の進徳館講座の一環で開かれ、2年生100人ほどが、文化体育館に集まり、話を聞きました。
志す事と書いて「しごと」と読む「志事甲子園」は、若者に夢を持ってもらうことや、伊那谷の素晴らしさをPRしようと、今年8月に結成されたグループです。
会社経営者や自営業、会社員など、上伊那を中心に12人で構成されています。
会の結成のきっかけとなったのが、化粧品の輸入・製造などを行う東京の日本ロレアル(株)で教育本部長を務める戸谷 益三さんです。
この日の講演会でコーディネーターを務めた戸谷さんは、ペアを作るゲームを織り交ぜ、挨拶やうなずきの大切さを生徒に訴えていました。
また、「何を聞いたかではなく、聞いて今から何をするかが大切」と話していました。
講演会では、美容師や社会保険労務士など、20代から40代の5人が、自分の高校時代などの映像を見せながら自分が仕事に就くまでの経過などを紹介していました。
林業士をしている金井渓一郎さんは「若いときに旅に出て欲しい。ツアーではなく、自分で計画して、世界を旅行をすることで見えてくる世界がある」と高校生に呼びかけていました。
志事甲子園では、今後も、進路選択に悩む高校生を対象に講演会を開いていきたいとしています。 -
自動車整備の全国大会に向け練習
伊那市中央のトモエ自動車商会の整備士、西村雄二さんと北澤修治さんが11月に東京で開かれる、全日本自動車整備技能競技大会に出場します。
25日は、大会を前に県自動車整備振興会伊那支部で公開練習が行われました。
自動車整備技能競技大会は、整備士の技術向上などを目的に日本自動車整備振興会連合会が開いているものです。
西村さんと北澤さんは9月に松本市で開かれた自動車整備技能競技県大会で優勝し全国大会出場を決めました。
競技は、2人1組で行われ、あらかじめ用意された車の故障箇所を探しだし修理するもので、競技時間は90分となっています。
公開練習で2人は手際よく車の点検を行い故障箇所を探しだしていました。
全日本自動車整備技能競技大会は11月5日に東京ビックサイトで開かれることになっていて、全国から53組が出場します。
西村さんと北澤さんは、車の故障にかんする様々な原因を想定した練習を繰り返し行い大会に臨むということです。 -
全日本ハイシニアソフトボール大会での健闘誓う
今月28日から伊那市で開催される全日本ハイシニアソフトボール大会に、伊那市の「イ縲怎iちゃんハイシニア」が出場します。
25日は、「イ縲怎iちゃんハイシニア」の伊藤易明監督ら3人が伊那市役所を訪れ白鳥孝伊那市長に大会出場のあいさつをしました。
ハイシニアソフトボール大会は、65歳以上のメンバーで構成するチームの大会です。
13チームが出場した県予選で「イ縲怎iちゃんハイシニア」は準優勝し、2位までに与えられる全国出場の切符を手にしました。
伊藤監督は、地元での開催なので上位に食い込み、大会を盛り上げたいと話していました。
大会は今月28日から3日間市内6つの球場で開かれることになっていて「イ縲怎iちゃんハイシニア」は初戦、美すずスポーツ公園運動場で山形県のチームと対戦することになっています。
期間中は、48チーム、およそ1500人が伊那市を訪れることから伊那市ソフトボール協会では、伊那市の魅力をPRする機会にしていきたいと話しています。 -
断水想定の災害応急給水訓練
上伊那地域に大型の地震が発生し断水したとの想定で26日、伊那市水道事業協同組合と伊那市の合同による災害応急給水訓練が行われました。
訓練では、伊那市から給水の要請を受けた組合加盟の企業が指定された配水池に集まりました。
これは、平成18年度に締結された「災害時における応急対策に関する協定」にもとづき初めて行われたものです。
協定では地震などによる断水時に組合に加盟している水道事業者が給水作業や水道の復旧にあたることなどが決められています。
26日は、組合に加盟している市内の水道事業社31社がエリア分けしている市内5か所の配水池などに集まり給水タンクに水を補給していました。
配水池には、災害時に水を運べるように500リットルの水が入る給水タンクが複数用意されています。
タンクに水を積んだ車は、給水場所として指定された、市役所駐車場に集まりポリタンクに水を移しかえていました。
訓練を終えた参加者からは、「地震の時などは、道路が通れないこともあるので配水池にたどりつくまで数本のルートを把握しておかなければならない」
「飲み水なのでタンクを常に清潔にしておく必要がある」といった声があがっていました。
市と組合では継続的に訓練を行い災害時に対応できる体制を整えたいとしています。 -
陶芸親子三人展
飯田市で陶芸をしている親子の三人展が26日、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで始まりました。
会場には日常使いの器などおよそ200点が展示されています。
展示をしているのは、飯田市の陶芸家、北沢正和さんと長男の耕作さん、二男の瑞樹さんの3人です。
北沢さん親子の作品は、身近な里山の動植物を描いた日常に使う食器と花器が中心です。
今回は、長男の耕作さんが作る異国情緒あるギリシャ風の壺も展示しています。
北沢さんは、「私達が住んでいる豊かな自然を日常の食器から感じてほしい」と話していました。
この陶芸親子三人展は31日(月)まで、かんてんぱぱホールで開かれています。 -
第2次伊那市男女共同参画計画諮問
伊那市の第2次男女共同参画計画策定のため、白鳥孝市長は25日、伊那市男女共同参画推進会議に計画の策定を諮問しました。
白鳥市長が推進会議の伊藤洋一会長に第2次男女共同参画計画の素案を手渡し、計画の策定を諮問しました。
第2次計画は、平成24年度から28年度までの5か年計画です。
素案では、施策の中に、仕事と生活の調和を意味するワーク・ライフ・バランスの実現に向けた取り組みの推進と、防災・災害対応体制の整備の2点を新たに加えています。
また、計画の推進状況を評価するための数値目標も新しく設定しました。
数値目標は、市民対象に行ったアンケート結果などを基に定めていて、ワーク・ライフ・バランスの認知度については現況15・3%のところ、平成28年度の目標を40%としています。
推進会議では、24人の委員が4つの分科会に分かれて素案を審議し、意見をまとめます。
市は答申を受け、今年度中に計画を策定したいとしています。 -
日本共産党市議団 市に申し入れ
日本共産党伊那市議団は、市の職員が市議会のホームページのアンケートサイト上で、匿名の市民を装い事実無根の内容のメールを送ったとして、伊那市に事実確認することなどを25日、申し入れました。
25日は、共産党伊那市議団の飯島光豊議員と前沢啓子議員が、伊那市役所で記者会見を開きました。
それによりますと、9月27日午後4時40分と午後8時3分の2回に分け、40代女性と60代男性から共産党市議を誹謗・中傷する内容のメールが、伊那市議会のアンケートサイトに投稿されたというものです。
この件について、10月8日と13日にそれぞれ該当する議員がこの事を知り、翌14日にメールを送った市職員から謝罪を受けたということです。
日本共産党伊那市議団は25日、白鳥孝伊那市長と伊藤泰雄議長に対し、事実内容を確認することや再発防止策が講じられるまでアンケートサイトを一時停止すること、結果について市民に公表することなどを申し入れしました。
この件について白鳥市長は25日の定例記者会見で「まだ内容はみていない。必要があれば検討したい」と話しています。 -
市議会基本条例の素案 確認
伊那市議会は、来年3月の制定を目指す市議会基本条例の素案を24日、確認しました。
24日は、議会改革特別委員会が伊那市役所で開かれ、6会派9人が素案の確認をしました。
市議会基本条例は、議会や議員の在り方を市民に対し明確にするとともに、基本的事項を定めることで、市政の発展や福祉の向上につなげていこうというものです。
素案は、議員の責務や活動原則、市長ら執行機関との関係、議員の政治倫理など、9章23条で構成されています。
議会改革特別委員会の黒河内浩委員長は、「市民により身近で信頼される議会となることを目指していく」と話していました。
素案は、12月の市報に掲載され、素案に対する市民の意見を募集していきます。
委員会では、その挙げられた意見をもとに内容を協議し、来年3月の制定を目指すとしています。 -
大森英明さんの写真展
富士山を18年間撮り続けている伊那市美篶の写真愛好家大森英明さんの写真展が24日から、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
大森さんは、18年前に富士山を撮影して以来、富士山一筋で写真を撮り続けています。
会場には、これまでに撮影した作品41点が並んでいます。
大森さんは「毎年同じ場所で撮っても、全て違う顔とドラマチックな表情を見せてくれる」と富士山の魅力について話します。
大森英明写真展は30日日曜日まで伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。 -
第12回邦楽子どものつどい
伊那三曲協会による「第12回邦楽子どものつどい」が23日、伊那市のいなっせで開かれました。
伊那三曲協会で琴や尺八、三味線を習う園児から高校生までおよそ40人が集まり、日ごろの練習の成果を披露しました。
幼い時から日本の音楽に親しんでもらおうと、始めた子どもだけの発表会は今年で12年目となります。
コンサートの最後の「三段の調」では、19人の子どもたちが琴、三味線、尺八の合奏を披露し、会場を楽しませていた。
三曲協会の吉田祐山会長「人前で演奏する事によって、技術面、精神面を高めると共に、人生の大きな糧にしてほしい」と話していました -
救命救急センター指定へ中病視察
長野県救急医療機能評価委員会は、来年4月に、救命救急センターの指定を目指す、伊那中央病院のセンターとしての機能が十分備わっているかを、24日視察しました。
この日は、長野県救急医療機能評価委員会の委員6人が、伊那市の伊那中央病院を視察しました。
伊那中央病院では、9月26日に、センター指定への申請依頼を県に提出しました。
これを受け、機能評価委員会は、施設や設備などのハード面や、受け入れ体制などのソフト面が、センターとして十分な機能があるか現地調査を行いました。
委員らは、病院担当者から説明を受けた後、平成25年に運用を開始予定の、新しい救命救急センターの建設地などを視察しました。
視察した報告書は、11月下旬頃、県に提出される事になっているということです。 -
地蜂の巣の重さ競う
地蜂の巣の重さを競うコンテストが23日、伊那市西箕輪のみはらしファームで行われました。
午前8時過ぎ、次々と段ボールに入れられた蜂の巣が持ち込まれ、煙幕で蜂を気絶させてから巣を取り出し重さを測っていました。
今年で14回目となるコンテストは、地蜂とも呼ばれるクロスズメバチの巣の重さを競うもので伊那市地蜂愛好会が毎年この時期に行っています。
今年は、伊那市を中心に諏訪地域などから28人がエントリーしました。
地蜂の巣は、7月初旬に野山で採取し、蜂にエサをやって徐々に成長させます。
今年は、夏の暑さで育てるのに苦労したという事ですが、蜂のエサとなる昆虫が多く、蜂にとっては良い環境だったということです。
審査の結果、伊那市地蜂愛好会会長の小木曽大吉さんが初優勝を果たしました。
巣の重さは5.87キロでした。 -
富県の民話「真菰が池のおしどり」紙芝居に
伊那市長谷に伝わる民話などを紙芝居にして語り伝えてきた「糸ぐるま」は、伊那市富県の民話、「真菰が池のおしどり」の切り絵紙芝居を製作し、16日、初披露しました。
会場となった北福地集落センターにはおよそ60人があつまり、地元で語り伝えられてきた、話に耳を傾けていました。
富県のとうこうじ東光寺に伝わる民話「まこも真菰が池のおしどり」は、つがいのおしどりを弓矢で射ぬき殺してしまった武士の話を通して命の大切さを伝える民話です。
北福地社会福祉協議会では、この民話を通して、地域の絆の大切さや、故郷への愛着を育んでもらおうと、糸ぐるまのくぼた久保田ふみこ文子さんに、紙芝居の製作を依頼しました。
依頼を受け久保田さんは、地元残る文献を調べたり、聞き取り調査を2カ月ほど行い、14枚で構成する「まこも真菰が池のおしどり」の紙芝居をつくりました。
久保田さんは「夫婦愛や、自分のした事を悔い改めるなど現代に通じるものがある。より多くの人に見てもらえるよう、発表していきたい」と話していました。
紙芝居を見たある男性は「昔、お爺さんさんから聞かせてもらった事を思い出した。今日紙芝居を見て、地域で語り伝えていかなければならいと改めて思った」と話していました -
伊那市美篶の畑房男さんが全国防犯協会連合会防犯栄誉銅章を受賞
伊那市美篶の「美篶小の子どもを守り育てる会」会員の畑房男さんが、全国防犯協会連合会防犯栄誉銅章を受賞しました。
17日は、箕輪町文化センターで防犯ボランティア地域交流会が開かれ、県防犯協会連合会の田中保専務理事から受賞者に表彰状が手渡されました。
美篶小の子どもを守り育てる会は、登下校時の児童の安全を守るための活動や、交通安全教育などを行っています。
畑さんは、平成9年に会長を務めた他、美篶青少年育成会の会長として、地域の子ども達の健全育成に携わってきました。
田中専務理事は「防犯活動は微力であるかもしれないが無力ではない。今後も地域の安全安心のために尽力してほしい」と話していました。 -
第25回伊澤修二記念音楽祭
伊那市の高遠町文化体育館などで22日「第25回伊澤修二記念音楽祭」が開かれ、地域の小・中学生や東京芸術大学の学生らが演奏を披露しました。
記念音楽祭は、伊澤修二の功績を称え毎年開催されているもので、今年で25回目になります。
小学生はこの日のために、東京芸術大学の山下薫子准教授から指導を受けていて、この日はその練習の成果を披露していました。
高遠小学校の5年生は、戦争・平和をテーマに音楽劇を披露しました。
児童らは劇のために戦争や沖縄について学んでいて、劇の最後には子ども達が世界平和を訴えていました。
会場を訪れたある女性は「伊澤修二の残したものがこうして子ども達に引き継がれているということはとても意味のある事だと思う。これからも続けてほしい」と話していました。
会場の高遠町文化体育館にはおよそ1000人が集まり、劇や演奏に聴き入っていました。 -
伊澤修二の縁で国際交流
旧高遠町出身で東京芸術大学の初代校長を務めた、伊澤修二の縁による国際交流会が21日夜、伊那市高遠町の仙醸蔵で開かれました。
高遠町を訪れたのは、アメリカ・ボストンにあるブリッジウォーター州立大学のフレッド・クラーク副学長ら4人です。
この日は、伊澤修二の生前からある、株式会社仙醸の旧酒蔵で交流会が開かれ、およそ50人が参加しました。
ブリッジウォーター州立大学は伊澤修二の留学先で、伊那市の市民グループ「伊澤修二を学ぶ会」は3年前に大学を訪れるなど大学と親交を深めています。
今回は、大学教授らが伊澤修二記念音楽祭に合わせて来日したことから交流会を企画しました。
会では、仙醸の黒河内貴社長が英語で酒蔵の紹介をしました。
また、交流の中心で東洋史の研究をしているウィンカイ・トゥ教授が、日本とアメリカの交流の歴史について説明していました。
参加した人たちは、歴史ある酒蔵の中、英語で交流を深めていました。
フレッド・クラーク上席副学長は「伊那市を訪れる事はとても特別な事。ぜひ伊那市のみなさんも大学に来てもらいたい」と話していました。
学ぶ会の米山喜雄代表は「もし交流がこの先も長く続いていくなら、子ども達が行き来できるような環境を作っていきたい」と話していました。
学ぶ会では、ブリッジウォーター大学を訪問するなど今後も交流を深めていきたいとしています -
野村陽子植物細密画館 来館者10万人突破
伊那市西春近のかんてんぱぱガーデン内にある野村陽子植物細密画館が、開館からおよそ2年で22日、来館者10万人を突破しました。
10万人目の来館者に、箕輪町出身で山梨県在住の植物細密画家、野村陽子さんから記念品が贈られました。
10万人目となったのは、友人に誘われ初めて訪れたという三重県津市の向田清子さんです。
向田さんには、フクジュソウを描いた野村さんの作品の複製版画が贈られました。
植物細密画館は、2009年11月3日の開館から、まもなく2年を迎えます。
身近な植物をテーマに描かれた野村さんの作品を常設展示していて、年3回ほど作品の入れ替えをしています。
現在は開館2周年記念展として原画44点が展示されています。 -
まちじゅう美術館 審査会
伊那市内の保育園児から絵を募集し、店舗に飾るまちじゅう美術館の審査会が21日伊那商工会館で開かれ、65作品が最優秀の会頭賞などに入賞しました。
会頭賞には、西春近南保育園のこたぎりれなちゃんの作品。
西春近北保育園のとだみゆちゃんの作品。
美篶保育園のやのあらたちゃんの作品。
緑ヶ丘敬愛幼稚園のカラサワマリエちゃんの作品。
竜東保育園のさくらいともやちゃんの作品の5つの作品が選ばれました。
まちじゅう美術館は、保育園児の絵を通して商店の活性化をはかろうと伊那商工会議所が開いていて今回で10回目の節目となります。
市内すべての保育園・幼稚園から668点が集まりました。
21日は、洋画家の須沢重雄さんを審査委員長に約10人が審査にあたりました。
入賞作品は、タウンステーションで、その他は、市内55店舗で11月に展示されることになっています。 -
伊那愛樹会が盆栽展
丹精込めた盆栽の展示会が21日からいなっせで始まりました。
伊那市や箕輪町の愛好者でつくる伊那愛樹会が毎年この時期に開いています。
今年は、天候不順で管理に苦労したというこでが、松を中心に手塩にかけて育てた30席が並んでいます。
古いもので120年から130年たっているものもあるということで、会では、「自分なりに形を作り、年々良くなっていく様を見るのが醍醐味」と話しています。
この盆栽展は、23日日曜までいなっせで開かれています。 -
信大農学部と西箕輪保の園児 中原寮で交流
南箕輪村の信州大学農学部の学生は21日、学校近くの西箕輪保育園の園児と交流をしました。
21日は、年中と年長園児およそ90人が、中原寮を訪れました。
信大と西箕輪保育園は、季節の行事など年間を通して交流しています。
今回は、今週23日に開かれる中原寮祭を前に、中原寮がどんなところなのか園児達にみてもらおうと開かれました。
交流では、東日本大震災が起きたことを受け、地震発生時にどんな行動をとればいいかを、学生らが園児達に分かりやすいように劇で説明しました。
劇は、安心安全の神様が現れてどんな行動をとればいいか教えてくれるというもので「すぐに机の下に隠れること」「万が一の際は大人の指示に従ってみんなで助け合うこと」などと園児達に呼びかけていました。
交流の最後には手づくりのクッキーが園児達に配られました。 -
旧井澤家住宅祈祷札 一般公開
平成16年、旧井澤家住宅を全面改築するための解体作業で天井裏から発見された祈祷札が、22日から伊那市西町の旧井澤家住宅で一般公開されます。
祈祷札は、大般若経を転読し、村の安全や五穀豊穣を祈った際に使われていたものと見られ、古いもので元文3年、1737年のものがあります。
祈祷札は、65枚見つかり、今回はそのうち20枚が展示されます。
伊那部宿に詳しい久保村覚人さんは、井澤家の建築された時代を特定するのに重要な資料。
当時の井澤家が裕福だったこともうかがい知ることができると話しています。
また今回は、井上井月が句に読んでいる江戸時代の漢詩人、大窪詩仏の屏風も公開されます。
伊那部宿を考える会の森功会長は、「所蔵品を本格的に公開するのは、今回が初めて」と話しています。
旧井澤家の所蔵品展は、22日から30日まで開かれます。 -
中尾歌舞伎 秋季公演まで2週間
11月6日の中尾歌舞伎秋季公演まで2週間。
昨夜は、役者たちの衣装合わせが行なわれました。
着付けを担当するのは、地元中尾の山崎咲子さんと加藤ふたば二葉さんです。
昭和61年の復活以来、20年以上にわたり裏方として舞台を支えています。
衣装をつけてもらい子どもたちもやる気まんまんです。
11月6日の演目は、「恋女房染分手綱 重の井子別れの段」。
母親の重の井が、わが子三吉に名乗ることもできずに別れていくという子別れのストーリーです。
衣装をつけた役者たちは、師匠の西村清典さんの指導のもと、稽古に励んでいました。
中尾歌舞伎秋季定期公演は、11月6日に中尾座で開かれます。 -
HANAHAUポリネシアンレビュー30日に発表会
フラダンスとタヒチアンダンスの教室「HANAHAUポリネシアンレビュー」の発表会が30日、駒ヶ根市文化会館で開かれます。
HANAHAUは、伊那市と飯田市に教室を置くグループで、30日は合同の発表会が開かれます。
メンバーは4歳から70代まで幅広く、伊那教室にはおよそ20人が通います。
21日は伊那教室に通うメンバー8人が、本番に向け練習しました。
8月に飯田市で開いた発表会で、訪れた人から感動したという声が多く寄せられたことから、上伊那の人にも見てもらいたいと思い急遽発表会を開く事にしました。
伊那教室の代表を務める宮崎祥子さんは「南国のゆったりしたリズムからタヒチアンの激しい踊りまで様々。是非多くの人に見てもらいたい」と話しています。
HANAHANUの発表会は30日日曜日駒ヶ根市文化会館大ホールで開かれます。 -
昭和22年美篶小卒業生 母校訪れる
昭和22年3月に、伊那市の美篶小学校を卒業した同窓生らが、19日、母校を訪れ、当時を懐かしみました。
昭和22年3月の、美篶小学校の卒業生は、現在76歳から、77歳になります。
19日は、6年3組の同窓会が開かれ、10人が母校を訪れました。
当時の面影が残されているのは、二宮金次郎の像、桜の木、美篶資料館の玄関部分のみです。
金次郎像については、美篶資料館専門委員会の矢島信之さんが解説しました。
矢島さんによると、戦中の小学生は、二宮金次郎の像に、登校時、下校時と頭を下げていたということです。
和17年の写真では、金次郎像は銅像ですが、昭和20年の写真では石像に変わっていることから、銅像は金属が必要な戦争中に、供出されたと考えられると話していました。
小学校在学中に、銅像から石像に変わっていると説明を受けると、卒業生たちは、当時の記憶をたどり、像の前で二宮金次郎の歌を歌ったり、写真撮影などをして、当時を懐かしんでいました。 -
西春近北小児童が林業体験
伊那市の西春近北小学校の5・6年生は、みどりの少年団の活動の一環で、20日、地域の山林の枝打ち作業などを行いました。
西春近北小学校は、緑化活動を行うみどりの少年団を結成しています。
その活動の一つとして、毎年、地域の山林の整備を行っています。
20日は、5・6年生66人が、ノコギリを使って枝打ちや、間伐を行いました。
整備したのは、西春近財産区が管理している沢渡区柳沢のモクナイ平と呼ばれる一帯の、9年生のヒノキ林50アールほどです。
西春近財産区の議員10人ほどが参加し、子どもたちに指導しました。
議員は、「節のない木を育てるために枝打ちが必要」「木がたくさん光をあびて大きく育つために、間伐が必要」などと子どもたちに説明していました。
6年生は、去年も林業体験をしているということで、慣れた様子で枝打ちをしていました。
子どもたちは、20日、平成18年豪雨で被害を受けた柳沢の前沢川の復旧の様子も見学していて、財産区の橋爪俊夫議長は、「作業を通して、ふるさとの自然を大切に守ろうという気持ちを育てて欲しい」と話していました。
なお、11月1日には、西春近南小学校の児童も、林業体験を行うことになっています。 -
雨どい・側溝などの放射線量測定
長野県は、空間放射線量が高い恐れのある、雨どい・側溝・草地などの測定を、20日、中南信の県の施設で行いました。伊那合同庁舎では、問題はありませんでした。
20日は、県の職員が、持ち運びできる高性能な測定器を使って、草地や側溝などの空間放射線量を測定しました。
この測定は、19日から、県内10の県施設を対象に行われています。
19日は、中南信5地域が対象で、伊那合同庁舎でも測定が行われました。
測定は、局地的に放射線量が高くなるおそれがあるといわれる雨どい・側溝などについて問題がないか確認しようと行われました。
合同庁舎では、月に一度の建物屋上・地上1メートルの定点調査に加えて、今回、草地・側溝・雨水ますの、地表と地上1メートルの高さで測定が行われました。
職員は、それぞれ5回測定し、その平均を記録していました。
伊那合同庁舎では、いずれの測定箇所でも、0.06縲・.08マイクロシーベルトで、定期的に測定している数値と比較しても差はなく、健康に問題のないことがわかりました。
長野県では、これらの測定結果などを、随時、県のホームページで公開しています。 -
伊那高女題材 後藤監督映画「いのちありて」完成
飯島町在住の映画監督、後藤俊夫さんが手掛けた、伊那弥生ヶ丘高校の前身、伊那高等女学校の学徒動員を題材にしたドキュメンタリー映画が完成しました。
20日、伊那弥生ヶ丘高校の人権平和学習として、伊那文化会館で映画が初めて上映されました。
作品は「いのちありて 伊那高女 学徒勤労動員の記録」です。
弥生ヶ丘高校の前身、伊那高等女学校の学徒勤労動員を題材にしています。
伊那高等女学校の第33回生は、昭和19年に学徒動員で名古屋市の航空機製造工場で働き、空襲で生徒1人が死亡しました。
映画は、第33回生がつづった文集「いのちありて」を基に、証言や現在の高校の様子などでまとめられていて、弥生ヶ丘高校の生徒9人もナレーションや朗読で出演しています。
映画は同日朝完成したばかりということで、上映後、後藤監督と映画に出演した生徒は、作品について懇談していました。
映画「いのちありて」は11月末、DVDでの販売を予定しています。