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浴衣姿で窓口対応
七夕を前に、JA上伊那では、職員が浴衣姿で窓口対応をした。
JA上伊那では七夕に合わせて浴衣での窓口業務を行っている。
このうち伊那市の伊那支所では、6人の職員が浴衣姿で接客を行っていた。
伊那支所では10年ほど前からこの時期に浴衣での接客を行っていて、ある職員は「普段とは違って、新しい気持ちになれる」と話していた。
支所では、七夕飾りが飾られていて
短冊に願いを書いた人には、ジュースとお菓子がプレゼントされた。
伊那支所では、浴衣での窓口対応を7日も行う。 -
デコレーショントラック愛好者が寄付
デコレーショントラックのチャリティー撮影会を開いた、岩本光市さんが5日、伊那市役所を訪れ、白鳥孝伊那市長に寄付金を手渡した。
岩本さんがチャリティー撮影会の会場を借りたお礼として伊那市に7万円を寄付した。
岩本さんは、トラックの荷台に絵を描いたり、装飾品をつけたりする、デコレーショントラックを趣味としている。
チャリティー撮影会は先月、伊那市高遠町の山田河原で行われ、岩本さんが全国の仲間に呼びかけたところ300台ほどのデコレーショントラックが集まったという。
今年が3回目の開催で当日は写真撮影会など、同じ趣味を持つ者同志、わきあいあいと過ごしたという。
岩本さんは、「長野県は地理的に日本の中心にあるので全国から集まってもらえる。来年も開催したい」と話していた。 -
青葉の会写真展
上伊那の写真愛好家でつくる「青葉の会」の作品展が、伊那市西箕輪の日帰り温泉施設「みはらしの湯」で開かれている。
写真展では雪解けの北アルプスと一面に咲いた菜の花を写した作品のほか諏訪大社御柱祭の氏子たちを写したもの、池田町のヤマザクラを写したものなど、さまざまな作品18点が展示されている。
青葉の会は、上伊那を中心とする写真愛好家でつくるグループで、現在は60代から80代の18人で活動している。
多くの人に自分たちの作品を見てもらおうと毎年みはらしの湯で作品展を開いている。
今回は、会員それぞれが各地で撮影してきた作品1点を持ちよった。
作品展は今月末まで、みはらしの湯で開かれている。 -
ごみの再利用など3R検討
伊那市ごみ減量化・資源化推進委員会が6日、開かれ、再利用やリサイクルなどを推進するための施策について検討した。
検討したのは、出すごみを減らす「リデュース」、使えるものを再利用する「リユース」、一度使ったものを別のものに再生させて利用する「リサイクル」の3Rの普及について。
3つの班に分かれて検討した。
そのうち、ある班では、ごみ減量のため、マイバックやマイハシを普及させるにはどうしたらよいかなどを話し合った。
委員からは、「ごみを出さない意識の高い人はいるが、そうでない人をどう巻き込んでいくかが課題」などといった意見が出されていた。
3Rについては、今後、各班から出された意見をまとめ、11月に白鳥市長に報告する予定。 -
オペラ「春香」64年ぶり伊那で上演へ
伊那市の名誉市民で、作曲家の故・高木東六さんが手がけたオペラ春香のオリジナル作品が、64年ぶりに伊那市で上演されることになった。
オペラ春香が上演されるのは、2012年6月に行われる市民による手作りの音楽会。
5日、高木東六さんの長女の緑さんや音楽会の北沢理光事務局長らが白鳥孝市長を表敬訪問した。
高木緑さんは、「伊那で作曲された春香が、伊那で上演されることが決まり嬉しく思う」と話していた。
北沢さんは「伊那で初めての市民オペラ。挑戦することは大変だが、新しい物を生み出すことは魅力とやりがいを感じる」と意欲を見せていた。
オペラ春香は、韓国の南原を舞台にした春香伝を基に1947年に作られた作品。
これまでに、オリジナル作品は1948年に東京と大阪で、一部アレンジした作品は2002年に横浜で上演された。
白鳥市長は「舞台成功に向け協力を検討していきたい」と話していた。
伊那市で2012年に行われる手づくりの音楽会に向け、9月から合唱団員の一般公募を始める。来年6月には1年前イベントを予定していて、2012年に向け、気運を盛り上げていきたいとしている。 -
伊那市安全会議 部会の事業計画報告
住民の安全について考える伊那市安全会議が2日、伊那市役所で開かれ、市の職員や警察、消防団など25人が出席した。
この会議は、市民の安全意識の向上を図ろうと開かれている。
安全会議は、交通安全部会や、保健部会、子ども安全部会など6つの部会を設けている。
この日は部会ごとの本年度事業計画が報告された。
本年度事業計画について保健部会では、冬に向けての新型インフルエンザ対策のマニュアル等の見直しや、連絡体制の整備など計画している。
また子ども安全部会では、火災や防犯情報等がパソコンや携帯電話に送られる「伊那市地域安心安全メール」を区長会や自主防災会などを通して保護者らに広めていくことを計画している。 -
深妙寺アジサイ見ごろ
アジサイ寺として知られる伊那市西春近の深妙寺では、アジサイが見ごろを迎えている。
深妙寺には、200種類2500株のアジサイが植えられている。
これは、現住職重盛快典さんの母、故・登美子さんが30年ほど前から植え始めたもので、現在は住職が引き継ぎ、檀家の協力を得ながら管理している。
境内には、33体の観音像が配置されていて、訪れた人達は、観音像を巡りながらアジサイを楽しんでいた。
深妙寺によると、今年の花の見ごろは例年並みで、7月中旬まで楽しめるという。 -
童謡の日に歌うコンサート
童謡や唱歌を歌う「みどりの丘合唱団」の初舞台、童謡の日に歌うコンサートが4日、伊那市のいなっせで開かれた。
みどりの丘合唱団は、上伊那地域の小学生から高校生の15人でつくられている。
コンサートは今年で4回目で、前回までは東京から合唱団が訪れ歌っていた。
今回は、上伊那地域の子ども達に歌ってもらおうと、コンサートに合わせ合唱団が結成された。
合唱団は5月に発足し、毎週土曜日に2時間ほど練習してきた。
コンサートに訪れた約150人の観客を前に、「どこかで春が」や「うみ」など19曲を披露した。
みどりの丘合唱団代表の北沢理光さんは、「涙ぐんで聞いてくれているお客さんもいて、演奏会として素晴らしい会になった」と話していた。
合唱団は、10月に行われる伊澤修二記念音楽祭に出演する予定で、新たに団員も募集している。 -
伊那市と上田市の諏訪形区同士が交流
伊那市西春近諏訪形区は4日、上田市の諏訪形自治会を招待し、諏訪形集落センターなどで交流会を開いた。
伊那市西春近諏訪形と上田市の諏訪形会は、同じ名前の自治組織として、1979年昭和54年に友好提携していて、今年で31年目になる。
1年おきに交互に訪問し、お互いの事業について理解を深め合っている。
今回は、伊那市が招待する番で、上田側からは24人が訪れた。
一行は、小林良幸区長の案内で、秋の建て御柱で使う1の柱を見学し、近くにある諏訪神社を参拝した。
上田市諏訪形区は、市南部の千曲川左岸の地区で、戸数は800戸ほど。地区内に諏訪神社はあるが、御柱の行事は行なわれていないという。
一行は、地区内の見学を終えると諏訪形集落センターへ。伊那市諏訪形の市民が歓迎の拍手で出迎え、交流会が始まった。
伊那市諏訪形の小林区長は、「この友好関係が末永く続くことを願いたい」と歓迎のあいさつをすると、上田市諏訪形の宮下修身自治会長は、「地域を挙げて今真田幸村のNHK大河ドラマ化に取り組んでいる」として協力を求めていた。
乾杯の合図で懇親会が始まると、会場は一気に和み、酒を酌み交わしながら、お互いの近況報告や、地域の自慢や課題などの話題で盛り上がっていた。 -
西町区民が古田人形芝居楽しむ
伊那市西町公民館で4日、県の無形文化財に指定されている箕輪町の「古田人形芝居」が上演された。区民ら約120人が芝居を楽しんだ。
地域に残る伝統芸能に親しんでもらおうと、西町区社会福祉協議会が企画した。
古田人形芝居保存会が生写朝顔話「宿屋の段」という演目を披露した。
離れ離れになった恋仲の朝顔と次郎左衛門の悲恋を描いた演目。
訪れた人たちは、人形のいきいきした動きに見入っていた。
芝居を見たある人は「本当に生きているような動きでびっくりした。地域に残る素晴らしい伝統芸能だと思う」と話していた。 -
市民踊りオープンレッスン始まる
8月の伊那まつり市民踊りに向けて、3日からオープンレッスンが始まった。会場内は、本番さながらの熱気に包まれていた。
オープンレッスンは、おどり振興会が毎年まつり前に開いていて、インストラクターが市民の指導にあたっている。
午後7時から市役所でダンシングオンザロードのドラゴン踊りのレッスンがあり、70人ほどが参加した。
参加者たちは、インストラクターから振付や足の運びなどの基本動作を教わった後、音楽にあわせて踊っていた。
小さい子どもの面倒を見ながら参加した若いお母さんグループも、会場の外で元気に踊っていて、早くもまつり本番の熱気であふれていた。
オープンレッスンは8月1日まで14回、市役所や勤労者福祉センター体育館、高遠町総合福祉センター、長谷公民館の4会場で行われる。
振興会では、「申し込みなどは必要ないので、気軽に参加してほしい」と呼びかけている。 -
子ども科学工作教室
小学生を対象にした子ども科学工作教室が3日、伊那市の伊那技術形成センターで開かれ、伊那市から辰野町の小学生52人が参加した。
教室は、伊那テクノバレー地域センターが子ども達にものづくりへの興味を持ってもらおうと、年に2回開いている。
上伊那地域の製造業10社から27人の技術者らが、ボランティアで指導にあたった。
子ども達は、電気の知識やメカの構造を教わった後、ドライバーやニッパなどを使い、六足歩行のロボットを組み立てていった。
伊那テクノバレー地域センターでは、11月末にも駒ヶ根市や宮田村の小学生を対象に科学工作教室を開く予定。 -
アマランサス若菜の間引き体験
雑穀アマランサスの若菜の間引き体験イベントが3日、伊那市荒井の畑で行われた。市内外から約30人が参加して、間引き作業を体験した。
イベントは、アマランサスを多くの人に知ってもらおうと、伊那地域アマランサス研究会が開いた。
アマランサスは人の背丈よりも大きくなるため、若菜のうちに間引きをして、よりよい生育を促す。
種子を調理するのが一般的とされているが、種を播いてから1カ月ほどの若菜は、葉や茎が柔らかく、おひたしやてんぷらなどにして味わうことができる。
この日は、観光で伊那市を訪れた時にアマランサスを食べ、興味をもったという松本市の参加者もいた。
研究会のあるメンバーは「さまざまな面でアマランサスに触れてもらい、多くの人に興味を持ってもらいたい」と話していた。 -
伊那市民プール オープン
伊那市民プールの今シーズンの営業が3日から始まった。初日はプールが無料開放され、オープンを楽しみにしていた子ども達が、あいにくの天候にも関わらず、流水プールやスライダーを楽しんでいた。
伊那市民プールは、例年2万人近くの人が利用しているが、昨年は8月の天候に恵まれず、利用者は1万5千人ほどに留まった。
プールを管理・運営する伊那市では「今シーズンは、晴天に恵まれて、多くの人にプールを楽しんでもらえたらうれしい」と話していた。
伊那市民プールの営業は8月29日までの予定で、開場時間は午前9時から午後5時まで。料金は一般600円、小中学生300円。 -
第52回長衛祭
南アルプスの開拓者として知られる竹沢長衛を偲ぶ長衛祭が3日、伊那市長谷と山梨県境の北沢峠で開かれた。一般登山客や長谷小学校の児童ら約150人が参加した。
竹沢長衛は、南アルプスの登山道を整備したほか、山小屋を建設するなど南アルプスの開拓者として知られている。
北沢峠には、昭和33年に69歳で亡くなった長衛のレリーフが飾られ、毎年開かれる長衛祭で花を手向け、その功績を偲んでいる。
参加者の中には、60年前に長衛と一緒に南アルプスを登ったという伊那市西春近の唐澤大八さんの姿もあった。
唐澤さんは当時、長衛と山小屋で3週間ほど生活を共にしたという。
唐澤さんは「長衛さんと山に登った時に、後ろを振り返って来た道を確認しないと遭難する危険があると教わった。60年振りにここへ来て、とても懐かしい」と話していた。
白鳥孝伊那市長は「山への愛着の精神、自然を守ることにより山からの恩恵を享受できるという教えを後世にも伝えていきたい」とあいさつし、その功績を偲んでいた。 -
伊那市保育園絵本指導計画完成
伊那市内24の公立保育園の保育士でつくる伊那市保育園読み聞かせ推進委員会は、季節や年齢に応じた絵本指導計画を作った。
計画は、4月からひと月ごと、年齢別にお勧め絵本のリスト、ポイント、簡単な紹介が掲載されていて、保育士の実践記録を書く欄も設けられている。
委員会では、今年度までに購入した1075冊を16のグループに分けて、この計画にそって市内24園を2ヶ月ごとに巡回させる計画。
計画書は、すべての保育士にいきわたるように320冊作成された。
推進委員会では、今後更に本を増やして、家庭にも貸し出しをして、読み聞かせを充実させていきたい考え。 -
青少年の非行防止街頭啓発
7月は、青少年の非行・被害防止全国強調月間。
1日は、県内一斉に街頭啓発活動が行われた。
伊那市のアピタ伊那店では、県や市町村、保護司会などの団体から25人が参加し、買い物客に万引き防止やインターネットの危険を呼びかけるチラシやティッシュを手渡し、健全育成を呼びかけた。
上伊那では、各地の大型店4店舗で71人が参加した。
伊那警察署によると、5月末現在、管内での少年による万引きの検挙人数は、16人で、前の年の7人に比べて倍以上増加している。
インターネットの架空請求メールや出会い系サイトによる被害はないが、警察では、万引き防止を呼びかけるとともに、身に覚えのない請求メールは無視したり、出会い系サイトは、利用しないよう注意を呼びかけている。 -
新山小で「たなばたコンサート」
伊那市の新山小学校で2日、たなばたコンサートが行われた。
たなばたコンサートは、合唱や合奏の発表の場にしようと毎年七夕の時期に開かれている。
コンサートには、新山小の全校児童31人の他に、高遠第四保育園の年長園児20人も参加した。新山保育園が休園となり、高遠第四保育園には新山地域から4人の園児が通っている。
新山小1、2年生は蜂の格好をして歌や鍵盤ハーモニカで演奏した。
5年生は3人しかいないが、2部合唱やオルガンアンサンブルを披露した。
園児達もステージに立ち、この日の為に練習してきた歌を元気いっぱい歌った。
佐々木 栄子教頭は「新山保育園が休園になっているのでコンサートを地域の園児と児童の交流の機会にしたい」と話していた。 -
「ハクビシン」など小動物の駆除に力
伊那市有害鳥獣対策協議会は、2日総会を開き、今年度は、ニホンジカやイノシシに加え、ハクビシンなどの小動物の駆除に力を入れていくことを確認した。
総会には、協議会を構成している伊那市やJA、猟友会など関係する団体の代表者らが出席し、今年度の事業計画などを決めた。
白鳥孝市長は、「有害鳥獣被害は、農家の耕作地放棄など意欲の低下につながると心配している。戦いを続けていかなくてはならない」とあいさつした。
今年度は、市民や猟友会から要望が多かったハクビシンなどの小動物駆除を充実させる。
捕獲する檻やくくりわなを200個協議会で購入し、猟友会を通じて貸し出す予定で、市内全域で駆除を進める。
協議会では、ハクビシンなどの小動物の捕獲奨励金を新たに設け、1頭あたり1,500円を交付する。
また、顕著な被害は報告されていないが、今のうちに手を打っておこうと、中央アルプスの山麓、西山地域での捕獲に初めて取り組む。
報告によると、有害鳥獣による21年度の農作物への被害は、290トンで20年度に比べて78トン増え、被害額は、4,100万円に上った。
捕獲量は、ニホンジカが595頭、イノシシは182頭、ニホンザルが94匹などとなっていて、いずれも前の年を上回っている。
被害をもたらす鳥獣は、シカ、イノシシ、ハクビシンの順となっている。
委員からは、平成21年度、6,000万円をかけた防護策の整備事業について、効果の検証を求める意見もあった。 -
花いっぱいコンテスト表彰式
伊那商工会議所商業連合協議会が主催する、花いっぱいコンテストの表彰式が28日、伊那市の通り町で行われた。
花いっぱいコンテストは、商業連合協議会が6月1日から30日まで行っている「まちじゅう花いっぱい運動」の一環として開かれたもので、今年で5回目。
市内の個人店舗約40店が参加した個店の部の最優秀賞に選ばれたのは、伊那市山寺の光印堂。光印堂は、店内外の両方でバラやサツキが今までにない飾られ方だったと評価された。
また、市内の中心商店街8団体から選ばれた団体の部最優秀賞は、通り町1丁目振興組合。通り町1丁目振興組合は、今年で3回目となる通り町バラ祭りを6月1日から15日まで行い、多くの商店主が参加して、花のある街づくりを行ったことが評価された。
伊那商工会議所商業連合協議会の平澤忠会長は「お客さんが町に出るのが楽しみになるようにしていきたい」と話していた。 -
地域の歴史、文化学ぶ
伊那市の美篶小学校の児童は28日、地域の人から文化や歴史を学んだ。
美篶小学校では、地域の人を講師に招いてクラブ活動を行っている。
美篶小地域探検クラブの子ども達は今回、美篶青島の矢島信之さんの案内で学校近くの、小山邦祐さん宅の水車を見学した。
矢島さんは「昔は美篶地区にもたくさんの水車があった。水車の足踏みうすを使って、精米に使った」と説明した。
また、当時の人達の生活を再現したジオラマなども見学した。
美篶小学校の地域探検クラブでは次回は芦沢と笠原で地域の歴史を学ぶ予定。 -
伊那市が下水道事業経営健全化計画の改訂版 示す
伊那市は経営状況が悪化している下水道事業について、整備区域の見直しなどを含む経営健全化計画の改訂版を発表した。
経営健全化計画の改訂版は30日伊那市役所で開かれた伊那市議会全員協議会で示された。
伊那市によると市の下水道事業は、平成19年度で約8億円、20年度では約5億円の損失が出ていて、21年度以降も大幅な損失が出ると見込んでいる。
原因としては、効率面からの検討がされないまま、市内全域に下水道整備を進めたことや水洗化率の低迷を挙げている。
市ではこれらを改善するため、事業費の圧縮や収入の確保、経費削減などを柱とする下水道事業経営健全化計画の改訂版をまとめた。
それによると、下水道整備区域の末広、野底棚沢川東、吹上、羽広工業団地、沢渡中上段、木裏原を浄化槽区域に変更すると想定している。
また平成21年3月現在で66.9%の水洗化率を啓発、促進策などにより平成24年3月には80%まで引き上げることを目標としている。
他に、下水道使用料を平成32年度までに4回15%ずつ改定し、現行のおよそ1.7倍にする計画だ。
この他、処理場の統廃合や職員数の削減にも取り組んでいく予定。
伊那市ではこれらから、平成27年度に単年度での黒字化をまた平成37年度には累積での黒字化を見込んでいる。
また下水整備区域から浄化槽区域に変更を予定している地域については、早い時期に住民説明会を開催したいとしている。 -
ちょっと語ろう伊那まつり
第40回の伊那まつりに向けてまつりの魅力づくりなどについて意見を交わす「ちょっと語ろう、伊那まつり」が28日夜、伊那市役所で行われた。
地域住民などで集まる伊那まつり委員会では市民がつくる市民まつりを目指し、プロジェクト会議を設置し議論を進めている。
今回、多くの市民から声を聞き、今後の会議の参考にしようと行われた。
一般市民ら33人が参加し、伊那まつりの魅力や今後のまつりのあり方について意見を交わした。
参加者は「踊りは一体感があり、踊っていると久しぶりに顔を合わす人もいる。地域住民の交流の場にもなっている」と魅力について話していた。
また、「どうせやるなら伊那市だから出来る事を考えて、全国に発信できる祭りにしていきたい」といった意見も出されていた。
伊那まつり改革プロジェクト会議では出された意見を参考に第40回の伊那まつりに向けて検討を進めていくとしている。 -
南ア北部地区山岳救助隊が訓練
夏山シーズン本番を迎え南アルプス北部地区山岳遭難防止対策協会救助隊は29日、伊那市長谷黒河内の岩場で訓練を行った。
夏山での万一の事故に備え、隊員同士の意思疎通を図ることなどを目的に毎年この時期に訓練を行っている。
南アルプス北部地区山岳救助隊は民間や行政など76人で組織されている。
訓練には20人が参加し、基礎となる命綱の結び方を確認したり、高さ約15メートルの岩場を登ったりした。
隊員達は、声を合わせてロープを引っ張ったり岩場を何回も登ったり降りたりしていた。
南アルプス北部地区山岳救助隊が管轄するエリアでは、平成21年度遭難が1件で命に別状はなかった。本年度に入ってから遭難などはない。
救助隊では秋にも訓練を行うことになっている。 -
荒井区ふるさと講座
伊那市荒井区の創造館の歴史について学ぶ、荒井区ふるさと講座が26日、開かれた。地区住民ら約60人が参加した。
荒井区では、創造館が開館したことをきっかけに、古くから地区にあった建物の歴史について学んでもらおうと講座を開いた。
旧上伊那図書館のあり方について考える、後利用基本計画策定委員会委員長だった春日博人さんが講師を務めた。
春日さんは、旧上伊那図書館が建てられた昭和5年頃の荒井区の様子について「周囲には小学校や役所などがあり、荒井区は教育・行政の中心地だった」と話していた。
また、創造館の造りについて「鉄筋コンクリートで、外壁には高遠焼きのタイルが張り付けられたモダンな建築様式」と説明していた。
春日さんは「創造館は上伊那図書館の歴史を継いだ貴重な建物。地元のみなさんにもたくさん利用してもらいたい」と話していた。 -
旧長藤中学校昭和33年度卒業生「燦燦会」が同級会
旧高遠町立長藤中学校の昭和33年度卒業生でつくる燦燦会の同級会が、27日から28日にかけて開かれた。
28日は、伊那市高遠町のしんわの丘ローズガーデンを訪れた。
燦燦会は、旧高遠町立長藤中学校の昭和33年度卒業生でつくる同級会で、本年度67歳になる。
中学を卒業してからすでに50年以上が経っているが、年に1度はみんなで集まり、同級会を開いている。
今回は同級生の一人、矢沢雄一さんが、伊那市振興公社の職員としてローズガーデンの管理をしていることから、バラ園の見学を企画した。
メンバーは、バラを見学しながら懐かしい友人との会話を楽しんでいた。 -
伊那市観光 単年度黒字を計上
伊那市観光の昨年度の売上高は約9億7千万円となり、単年度で360万円の黒字となった。
黒字となったのは、旧3市町村の事業を統合した平成19年度以来初めて。
これは、28日開かれた伊那市観光株主総会で報告された。
それによると、昨年度の伊那市観光の売上高は約9億7千万円となり、単年度で360万円の黒字となった。
これは、昨年度から経営統合した山小屋経営で黒字となっていることが大きく影響した。
山小屋経営のうち、長衛荘の売上高は1千万円増の5300万円となっている。
しかし羽広荘、高遠さくらホテル、仙流荘などの宿泊施設では、宿泊者の減少を受け売上高も前の年を下回った。
一方、長谷の入野谷は、分杭峠のゼロ磁場がパワースポットとして人気を集めている影響で利用者が増えていて、売上高も増加し7千万円を計上した。
みはらしの湯、さくらの湯も入場者は減少しているが、経営努力の結果、売上高は微増となった。 -
伊那消防署が映画撮影で雨降り演出
伊那消防署は28日、伊那市西春近下牧で行われた映画撮影で、消防車を使い、雨降りのシーンを演出した。
梅雨の中休みとなった同日、伊那市西春近下牧で漂泊の俳人井上井月を題材にした映画「ほかいびと」の撮影が行われた。
撮影したシーンは井月が夏の夕立にあい薬師堂で雨宿りをするという場面。
映画「ほかいびと」の北村皆雄監督によると、映画をつくる際、雨のシーンなどは専門家がいてその協力で撮影するという。
しかし今回の撮影は地元に応援してもらいたいという監督の意向もあり、伊那市と消防に協力を求めたところ、快諾を得られたという。
実際に放水を行った署員は、監督の指示に従い筒先を向ける方向や水圧を調節していた。
撮影は消防のほか、地元下牧の住民の協力もありスムーズに進められていた。
映画「ほかいびと」の撮影は来年3月まで続く予定。 -
伊那市消防団ポンプ操法・ラッパ吹奏大会
伊那市消防団のポンプ操法・ラッパ吹奏大会が27日行われ、上伊那大会に出場する優勝チームが決まった。
大会は、小型ポンプの部、自動車ポンプの部、ラッパ吹奏の部の3部門が行われた。
小型ポンプの部は24チームが出場し、4人一組になって給水管の接続、ポンプの操作、放水を行う。
自動車ポンプの部には9チームが出場した。5人一組で、自動車から2本のホースを延ばし放水する。
現在伊那市消防団には1156人が所属し、14の分団がある。
伊藤仁団長は「火災の現場では、安全、確実、迅速が基本。大会を通して切磋琢磨し、技術を向上させてほしい」と話していた。
大会の結果、優勝したのは自動車ポンプの部が伊那分団第2部、小型ポンプの部が手良分団第1部、ラッパ吹奏の部が富県・河南チームとなっている。
優勝チームは7月18日に開かれる上伊那大会に出場する。 -
南福地で「第1回蛍まつり」
伊那市富県南福地で、蛍の生息環境を整備している「南福地自然環境を守る会」は、26日夜、第1回蛍まつりを開いた。
祭りは、守る会が整備した水路近くのビニールハウスで開かれ、地区住民約70人が参加した。
会では、今年の蛍の発生数が、例年の数匹から数十匹に増えた事を受け、多くの人達と喜びを分かち合おうと、祭りを企画した。
同日は、雨や風の影響で、蛍を見つけることは出来なかったが、ハウスの明かりが地区を照らしていた。