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映像作家の北村さんが井月の映画撮影
漂泊の俳人、井上井月を題材にしたドキュメンタリー映画の製作が、伊那を舞台に進められている。
伊那市美篶の笠原薬師堂で28日、地元住民の協力のもと地区の伝統行事、数珠まわしの撮影があった。
井月の映画を製作しているのは、伊那市出身で、現在東京都でNHKのドキュメンタリー番組を手掛けるなど映像作家として活躍している北村皆雄さん。
北村さんは、井月の生き様や井月の愛した伊那の美しさを伝えようと、映画製作の構想を温めてきた。
北村さんは、井月を研究し、文化事業や観光事業につなげようと活動する社団法人井月顕彰会のメンバーでもあり、映画製作は顕彰会の事業の一つにもなっている。
映画は、伊那に残る伝統文化や風景を映像で綴ることで、井月の過ごした伊那や井月の思いを辿ろうというもので、今回は数珠まわしが撮影された。
映画は2時間ほどのドキュメンタリーで、2011年3月の完成を目指す。
今年の冬には撮影スタッフを増やし、本格的な撮影を始めるという。 -
信州高遠ドリームコンサート
伊那市高遠町の「国立高遠青少年自然の家」の利用者によるコンサートが28日、伊那市民会館で開かれた。
信州高遠ドリームコンサートは、青少年団体の発表の場を設け、広く一般の人たちに活動を理解してもらい、団体ごとの交流の場にしてもらおうと、今回初めて開かれた。
コンサートには、県内外から9団体、約200人が参加し、それぞれ練習してきた歌やダンスを披露した。
このうち、辰野町の信州豊南短期大学の三味線部は、津軽じょんがら節や秋田音頭などを演奏した。
またこの春、保育園を卒園し、4月から小学校に入学する高遠町の子どもたちは、「ドキドキドン一年生」など元気良く歌っていた。
主催した高遠青少年自然の家のスタッフは、「県内外から多くの人に集まってもらいうれしい。素晴しい交流の場になった」と話していた。 -
高遠町子育て支援センター閉所式
来年度から美篶東部保育園の跡地に移転する伊那市の高遠町子育て支援センターで27日、閉所式があった。
約30組の親子が集まり、慣れ親しんだセンターで最後の交流を楽しんだ。
式では、白鳥孝副市長が「美篶東部保育園はここから近い所にある。施設も広いので、幅広い友達と交流ができると思う」と話した。
また、指導員の三澤昌江さんは、子どもたちのために作ってきた手作りおもちゃを一人ひとりにプレゼントした。
高遠町子育て支援センターは平成19年に開所し、主に高遠町地区の親子が利用してきた。
しかし、ほかの地区から通いにくいなどといった理由もあり、利用者が少なく、施設も手狭だったため、今年度で閉園となる美篶東部保育園に移転されることになった。
新しいセンターは来月1日に開所する予定で、移転後は美篶子育て支援センターとなる。 -
城取茂美さん 笑い療法士2級認定
伊那市西箕輪公民館長の城取茂美さんは、笑いからの健康づくりをする笑い療法士の2級に県内でただ1人認定された。
城取さんは3年前の2006年7月9日、3級に認定された。
そして今回、全国で390人の中から40人が2級に認定され、城取さんは県内でただ1人、2月28日付けで認定された。
2級になったことで、病院などからの派遣要請に対し応じなければならない時があったり、心のケアへのバックアップが盛り込まれるなど責任が3級に比べて重くなる。
城取さんは、13年間務めた公民館長を今年3月末で引退する。
平成14年から始めた西箕輪地区での脳いきいき出前講座は、当初各地区持ち回りで年4回だったのが、おととしから7地区すべての地区で1カ月に1回行なわれるようになった。
27日は、公民館長としては最後の講座が上戸集落センターで行なわれ、小気味良いしゃべり口調で会場を沸かせていた。
今年度末で後進に道を譲る城取さん。4月からは、笑い療法士として、伊那市内全域で活躍することになっている。 -
中小企業融資 前年比180%増
伊那商工会議所が窓口となり、中小企業に無担保、無保証人で貸し付けている小規模事業者経営改善資金融資、通称マル経融資の今年度の貸し付けが、前の年と比べて180%増の2億3千万円になることが分かった。
27日開いた伊那商工会議所の通常総会の場で報告された。
マル経融資は、国民生活金融公庫が全国の中小企業を対象に貸し付けているもので、各商工会議所がその窓口を担っている。
担保や保証人が必要なく、事業拡大のための設備投資費や経営を安定させるための運転資金として借り入れることができ、上限額は1千万円。
昨年度、伊那商工会議所がこの制度で融資を行った総額は約1億8400万円。
経済危機のあおりを受けた今年度は、各企業とも厳しい経営を迫られ、融資金額は前の年と比べて180%増の2億3千万円となり、貸し付け件数も10件ほど多い約50件となっている。
融資の内容も、事業拡大を目的とする設備投資費は少なく、事業を維持するための運転資金として借り入れを行う事業者がほとんどで、厳しい経営状況が垣間見える。
こうした状況を受け、伊那商工会議所では来年度、経営支援に関する事業を充実させたり、雇用対策などに力を入れ、中小企業の支援を行っていく予定。 -
伊那北高校ジョイントコンサート
伊那北高校音楽部と吹奏楽部によるジョイントコンサートが26日夜、伊那市の伊那文化会館であった。
コンサートは合唱班、弦楽班、吹奏楽部の学生合わせて140人が練習の成果を披露した。
普段別々に活動する各班が合同演奏をすることで定期演奏会などとは一味違ったステージを披露するジョイントコンサートは今年で30回目。
このうち合唱班は合唱組曲などを披露し、ステージの合間には弦楽班とのジョイント演奏もあった。
会場には多くの人達が訪れさまざまに繰り広げられる演奏に聞き入っていた。
また合唱班、弦楽班、吹奏楽部すべてが合同で演奏する最後のジョイントステージでは、2曲を披露し息の合った歌声や音色を響かせていた。
伊那北高校の渡辺節教諭は、「合同で練習する期間が少ない中でしたが、とても楽しめるコンサートが出来て良かった」と話していた。 -
伊那谷新酒まつり 4月11日開催
伊那谷の蔵元が持ち寄った新酒を春日公園の満開の桜の中で楽しむ、伊那谷新酒まつりが今年も行われる。祭りは、4月11日を予定している。
26日、伊那谷新酒まつりを企画している、西町の商店主などでつくるルネッサンス西町の会の向山等会長や、伊那市の蔵元がPRのため記者会見を開いた。
伊那谷新酒まつりは、平成15年から行われていて、今年で7回目。伊那谷8つの蔵元の新酒と地ビールが楽しめる。
7枚つづり千円と、3枚つづり500円のグラス付きチケットを買い求め、好きなお酒を楽しむスタイルになっている。
今年も、子ども連れにも楽しんでもらえるようにと、太鼓の演奏やバルーンアートなどを企画しているほか、利き酒コンテストも開く。
今年初めての取り組みとして、店では販売していない各蔵元の秘蔵の酒も用意する予定だという。
新酒まつりは、4月11日午後3時から春日公園で開く。
チケット購入の先着120人には、300ミリリットルの地酒がプレゼントされるという。 -
美篶笠原で火事
26日午前11時20分ごろ、伊那市美篶笠原で土蔵脇の廃材を焼く火事があった。
伊那警察署の発表によると、住人が土手を焼いていたところ、土蔵の脇においてあった廃材に火が燃え移り、廃材5立方メートルほどを焼いた。火は、30分ほどで消し止められた。
この火事による実害はなかった。
伊那消防署では、3月と4月は屋外でのたき火や土手焼きなどが周囲に燃え広がって発生する火災が多いとして▽火をつけたら絶対に離れない▽火を付けるときはバケツなどを準備し、きちんと消す▽風の強い日には土手焼きなどをしない竏窒ネどと呼び掛けている。 -
農村振興実施計画承認
課題山積長野県の食と農業農村振興計画を審議する上伊那地区部会が26日、伊那市の伊那合同庁舎であった。上伊那の来年度の農業振興実施計画を承認したが、課題は山積している。
承認した実施計画は、長野県の農業の方向性を示した「食と農業農村振興計画」を進めていくためのもので、具体的な数値目標も示している。
来年度計画では、水稲で、もみを田んぼに直接播く直播の面積を拡大しようとしていて、現在の215ヘクタールから239ヘクタールを目指す。
しかし近年、直播の田んぼで雑草が生えてくるようになり、参加した委員からは、「直播を増やしたくても、雑草対策ができなければ無理」といった意見が出た。
またリンゴ栽培では、農家の高齢化が進んでいることから、栽培しやすい低い木に切り替えようとしているが、苗木の数が十分に確保されていないのが現状。
遊休農地については、来年度計画で約250ヘクタールの解消を目指す。
しかし、市町村の対応が遅れているため、実際の遊休農地の解消は進んでおらず、今年度は目標とした137ヘクタールの約1割、わずか15ヘクタールしか解消できなかった。
委員からは、「数値目標を定めるなら、架空の数字ではだめ。もう少し時間をかけて議論すべき」などといった意見が出た。 -
新規学校卒業者求人手続説明会
伊那職業安定所は26日、来年度の新規学校卒業者の求人を考えている企業を対象とした説明会を伊那市の伊那技術形成センターで開いた。
上伊那の企業の人事担当者ら70人ほどが説明会に参加した。
この説明会は、新卒者の採用を考えている企業を対象に毎年開いている。
説明会の中で、伊那公共職業安定所の野口博文所長は、「来年度の新卒者の就職はこれまでで最悪の氷河期となることが予想され、大変心配している。厳しい情勢だが、優秀な人材を確保できるチャンスでもある」と求人に対して企業に協力を求めていた。
伊那職安によると、今年度の新卒者の採用の内定取り消しは、全国でおよそ1600件あったという。上伊那では採用の内定取り消しはなかった。
この日の説明会では、内定取り消しを防ぐために厚生労働省が示した指針の説明もあった。 -
伊那市市勢要覧完成
市町村合併後の伊那市を紹介する市勢要覧2009が完成した。
要覧は、68ページにわたって伊那市の歴史、文化、産業が大きな写真と共に掲載されている。
合併後初めて制作されたもので、旧3市町村が融合した新伊那市の魅力を紹介している。
また、映像による紹介としてDVDも付いている。
市町村合併特別交付金300万円を使って3千部制作し、企業誘致や観光PRに活用していくという。
また、市内の各図書館や公共施設にも配られる。 -
シニア大学OBがタオルなど寄付
県のシニア大学のOBでつくる長寿社会開発センター上伊那支部は21日、タオルやペットボトルのふたなどを伊那市社会福祉協議会に寄付した。
書道や短歌など約30のグループで集めたタオルやペットボトルのふたをグループ長が持ち寄った。
今回の寄付は、上伊那支部のメンバーが地域貢献として出来るボランティアをやっていこう竏窒ニ初めて行った。
タオルや布14キロ、ペットボトルのふた5キロ、プルタブ3キロが寄付された。
田中国光会長は、「みんなが少しずつでも持ち寄ればたくさんの数が集まる。地域の福祉に利用してもらいたい」と話していた。 -
観光ボランティアガイド講座
間近に迫った花見シーズンを前に24日、高遠城址公園で観光ボランティア養成講座が開かれた。
講座は、伊那市内の案内をするボランティアを養成しようと、伊那市観光協会が開いている。
市内全域の観光案内を目的とした講座だが、この日は花見の時期を前に現地での見学が行われた。
受講者約70人は、いくつかの班に分かれ、観光客に聞かれやすい公園内のトイレの位置から、城址公園の歴史、また園内から見える山などを確認していた。
参加した女性は、「現地を見て参考になりました。人に伝えるにはそれなりに知識が必要なので心配ですが、頑張って勉強します」と話していた。
受講生によるガイドは、観光客のピークが予想される4月11日から行われる。 -
市観光協会推奨みやげ品審査会
伊那市観光協会推奨のみやげ品の審査会が25日、伊那市役所で開かれた。商工会議所の職員などが、新しく登録を希望する7品と登録更新の4品について審査した。
観光協会推奨のみやげ品審査会は、伊那市の観光事業の発展につなげようと毎年行っているもので、現在48品が登録されている。
選ばれたみやげ品は、伊那市観光協会推奨の商品としてシールを貼り、販売することができる。
新しく登録を希望するみやげ品の中には、木で作ったオカリナ「ユカイナ」や、伊那市が普及を目指す雑穀アマランサスの入ったそばなどが並び、委員がパッケージのデザインや材料表示、伊那らしさなどを審査した。
伊藤正審査委員長は、「どれも伊那市らしさのあるみやげ品だった。推奨品シールが訪れた人たちの目にとまり、たくさん買ってもらえたらうれしい」と話していた。
審査の結果は4月8日に発表される予定。 -
青野恭典さん写真展「伊那路の花巡り」
東京都在住の写真家、青野恭典さんの写真展「伊那路の花巡り」が26日から、伊那市のかんてんぱぱホールで始まる。
会場には、青野さんがこれまで春から夏の時期に撮影した伊那谷の花の写真50点が並んでいる。
青野さんは桜や菜の花、レンゲなど、伊那谷の季節の花を毎年何千枚も撮っている。特に桜は、全国各地を回った中でこれほど良い木、花のある地域は無いと感じたという。
写真展「伊那路の花巡り」の会期は8月24日まで。 -
新山保育園で卒園式
来年度から休園となる伊那市の新山保育園で25日、卒園式が行われた。
式では保育士や地域の人たちが見守る中、本年度唯一の卒園生、竹内遥希君が両親とともに入場した。
遥希君と園児らは、一緒に新山保育園の歌を歌った。
卒園式では、山崎富子園長から卒園証書が手渡された。
山崎園長は、「遥希君はあいさつや返事がきちんとできました。小学校では元気な1年生になってください」と祝いの言葉を送った。
また父の堅さんは、「自分が通った保育園を子どもが卒園することは感慨深いものがあります。残念ながら休園により、そのような思いはいったん止まってしまいますが、これまで支えてくれた先生に感謝します」と、お礼の言葉を述べた。
この日はほかに、ボランティアとして長年にわたり保育園の庭の手入れなどを行ってきた地元の柴和好さんと、児童民生委員として子どもたちと交流してきた小原佑季子さんに感謝の気持ちを伝えようと、園児から花束が贈られた。
新山保育園の園舎は休園後も子どもたちの交流の場として利用されることになっている。
また、新山から新たに保育園に入る園児1人を含め、10人が来年度から高遠第4保育園に通う。
伊那市によると、新山保育園の園児募集は休園となってからも毎年続け、園児の数が20人以上となった場合は運営を再開するという。 -
はつらつ手良塾修了
見どころマップ完成伊那市手良の公民館活動「はつらつ手良塾」の修了生が、地域の見どころなどをまとめたマップを完成させました。
手良塾は地域の60歳代を対象にした講座で、24日夜は修了式が行われ、宮原達明公民館長から修了証が手渡された。
手良塾では地域への理解をより深めてもらおうと、活動の中でマップづくりをしてきた。
マップに掲載されている写真もほとんどが塾生が撮影した。
マップには神社や石碑など見どころが解説付きで18カ所紹介されているほか、それらをつなぐコースが記されている。
ほかには地区内の大木、古木がある場所や古くから伝わる行事も紹介されている。
このマップは手良地区の住民に全戸配布されているほか、希望者には1部100円で手良公民館で販売している。
塾生らは、「歴史のある手良の良さを知るための参考にしてもらいたい」と話している。 -
高遠城址公園にぼんぼり設置
桜の名所、高遠城址公園で桜の開花を前に24日、ぼんぼりの飾り付けが行われた。
高遠城址公園観光協議会のメンバー80人が参加し、杭を打ちつける作業などを手際よく行っていた。
今年のぼんぼりは、去年並みの140基集まった。ぼんぼりは桜まつり期間中の夜、点灯される。
高遠城址公園の桜の開花予想は4月2日。公園開きは4月1日に行われる。 -
伊那中央病院 小児科医師など増へ
伊那中央病院の小児科と地域救急医療センターの医師が、4月から増えることが分かった。
24日開いた伊那中央行政組合議会で小坂樫男組合長が示した。
それによると、小児科は現在の4人から5人、地域救急医療センターは4人から6人、外科は1人補充で6人になる。
ただし、産婦人科は現在の7人から1人減って6人になる見通しという。
小坂組合長は、「産婦人科医師の確保など早急な対応に努めたい」と話していた。 -
美篶東部保育園閉園式
保育園の統廃合で今年度いっぱいで廃止となる伊那市の美篶東部保育園で24日、卒業式と閉園式が行われた。
卒園式では、山崎富子園長から最後の卒園となる6人に卒園証書が手渡され、子どもたちは元気よく返事をして受け取っていた。
同園は、園舎の老朽化や園児数の減少などにより今年度をもって閉園し美篶中央保育園と統合することになっている。
卒業式の後、園児や地域住民をはじめ歴代の園長ら150人が出席し閉園式があった。
最初に、地元笠原の獅子舞が披露された。
式の中で小坂樫男伊那市長は、「新しい美篶保育園がさらに充実して素晴らしい子どもたちの生きる力を育んでいただきたい」とあいさつした。
この後、美篶東部保育園の歴史がスライドを使って紹介されたほか、園児全員がリズム体操を発表した。
また、廊下には開園当初からこれまでの写真が置かれ、訪れた地域住民は懐かしそうに当時を振り返っていた。
美篶東部保育園は昭和31年に開園し、これまで約900人が巣立っている。
今後、美篶東部保育園は子育て支援センターとして利用される。
新しい美篶保育園は4月4日に開園式と入園式が行われる。 -
松本空港キャラバン隊来伊
信州まつもと空港のキャラバン隊が23日、伊那市役所を訪れ、まつもと空港の一層の利用を呼びかけた。
この日は、松本市や塩尻市の行政担当者や大町市の大町レディースなど約10人が市の観光課を訪れ、「空港の利用促進に協力してほしい」と呼びかけた。
周辺市町村や県などで組織する「信州まつもと空港利用促進協議会」では毎年、利用者の伸び悩みが課題となっているまつもと空港の利用を促すために、キャラバン隊をつくり、県内外でPR活動をしている。
キャラバン隊の小笠原貞純隊長は、「まつもと空港は上伊那から最も近くにある空港。その分、ほかより移動時間を短縮できる。駐車場は何日利用しても無料なので、ぜひ利用してほしい」と話していた。
まつもと空港は現在、福岡、大阪、札幌の3都市に定期便が出ている。 -
剣心館跳躍素振り大会
上伊那の子どもたちが通う剣道教室「伊那剣心館」は21日、日頃の稽古の成果を披露する跳躍素振り大会を開いた。
大会は、太鼓の音に合わせて何回素振りを続けられるかを競うもので、一年間の練習の成果を試す場として毎年、年度末に行っている。
この日は、伊那市を中心に45人の子どもたちが大会に参加し、記録更新を目指した。
初めのうちは全員、力強く竹刀を振っていたが、2千回を超えると疲れの表情を見せ、30人ほどが脱落した。
4千回を超えると残りは5人に絞り込まれ、これまでの最高記録4050回を超えると次々に力尽き、最後まで残った南箕輪中学校2年の白鳥結希君が4250回で優勝した。
大会を終え、剣心館師範の矢野昌史さんは、「剣道を通して体を鍛え、精神を磨き、立派な大人に成長してほしい」と話していた。 -
全日本中学生ソフトボール大会出場
東部中の北野まきさん3月末に開かれる都道府県対抗全日本中学生ソフトボール大会に、県選抜チームのメンバーとして出場する東部中学校の北野まきさんが23日、小坂樫男伊那市長に出場のあいさつをした。
北野さんと、父親の浩さん、名越監督が市役所を訪れた。
北野さんは、東部中学校ソフトボール部の副キャプテン。昨年、2年生だが3年生に混ざってレギュラーとしてチームを支え、各大会で活躍したことが評価され、今回の選抜メンバー17人の1人に選ばれた。
北野さんは、「チームも自分も強くなれるよう、今までの練習の成果を出して頑張りたい。目標は一つ勝つこと」と話した。
大会は今月28日から30日まで三重県で開催される。 -
財政比較分析表公表
伊那市は総務省の基準に基づいた平成19年度の財政比較分析表を公表した。
分析表は、全国の市町村を人口や産業構造により分類し伊那市と同じグループの団体と比較可能な指標を用いて作った。
それによると、公債費による財政負担の程度を示す実質公債費比率は19・9%となっている。
この数字は低いほどよく、伊那市は同じグループの平均を5・5ポイント上回っている。
これについて市では、体育施設などの大型事業の償還が本格化したことなどを理由に挙げていて、「今後は借入額の抑制や高利率の資金の繰上償還などにより平成24年度には18%を下回るよう努めていく」としている。
また財政構造の弾力性を判断する経常収支比率は94・9%となっている。
この数字も低いほどよく、伊那市は同じグループの平均を6・7ポイント上回っている。
これについて市では、「行政改革の推進による経常経費の削減と公債費の適正な管理を行い、数値の低下を目指す」としている。
ほかに自治体の財政力を示す指標の財政力指数は0・53で平均を0・19ポイント下回っている。
市では財政基盤の強化と安定を図るため、人件費をはじめとする義務的経費の削減に取り組みながら、税収増につながる企業誘致活動に力を入れる竏窒ニしている。 -
「新城藤原神社の由来と宝物」特別展
高遠城址公園にある「新城藤原神社」に関する歴史的資料を集めた特別展が、伊那市の高遠町歴史博物館で開かれている。
会場には、神社の歴史に関する資料や奉納品など60点が展示されている。
新城藤原神社は、江戸時代後期、高遠城主内藤家が、子孫の繁栄を願って建てた神社が基となっている。
明治時代の廃藩置県によって城の外へ移転したが、地域住民の強い要望で再び城址公園内に建立された。
展示会では、内藤家の残した書籍や、明治時代の住民が県に神社の建立を申請した書類などが並べられている。
また、普段は神社の中にあり見ることが出来ない絵馬も展示されている。
中でも、日本画家・池上秀畝の父、池上秀花の絵馬「騎馬武者」は、武士の時代を象徴するもので見所のひとつとなっている。
この特別展は6月28日まで。 -
伊那まつり委員会、第40回記念まつりに向け、プロジェクトチーム発足へ
伊那まつり委員会は、まつり全体のあり方を検討するプロジェクトチームを、第40回の記念まつりに向け、発足する。
これは、23日に開かれた伊那まつり委員会で報告さた。
今年で37回目を迎える伊那まつりも、市民まつりとして定着してきており、昨年はのべ8万3千人が訪れた。
それと同時に、踊りの方法など、見直すべき事柄も出てきており、3年後の第40回伊那まつりまでに内容を充実させるため、プロジェクトチームを設けることにした。
プロジェクトチームには委員会のメンバーほか、一般の人にも加わる予定で、今年の伊那まつり前に立ち上げる。
また、委員会では、伊那まつり企画会議が提案した第37回伊那まつりのテーマ、キャッチフレーズを承認したほか、実行委員長に、荒井区長の御子柴貞さんを選出した。 -
地価公示竏宙ノ那市ではいなっせ付近が6・1%マイナス
国土交通省は23日、平成21年1月1日現在の地価公示価格を発表した。
県内の地価の状況は、商業地は17年連続、住宅地は12年連続下落。下落幅も拡大している。
調査は全国の約2万8227カ所で実施。県内では45市町村341地点で行われた。
エリア内の各市町村で下落幅の最も大きい地点は、次の通り。
伊那市は、荒井の「いなっせ」付近の商業地が1平方メートル当り、8万1800円から7万6800円と6・1パーセントマイナス。
箕輪町は、松島の中心市街地商店街の商業地が、1平方メートル当り、4万8500円から4万6千円と5・2パーセントマイナス。
南箕輪村は、沢尻の住宅地が、1平方メートル当り、2万2900円から2万2400円と2・2パーセントマイナスとなっている。
県全体では、商業地が17年連続下落し、前の年と比べ4・2パーセントマイナス、住宅地が、12年連続下落し、前の年と比べ、マイナス3・1パーセントとなっている。 -
集落ビジョン策定委員会、下殿島地区の活性化について考える
伊那市東春近下殿島地区の活性化について考える集落ビジョン策定委員会が22日夜、伊那市内で開かれた。
同委員会は、地区住民が意見を出し合いよりよい集落作りを目指そうと昨年1月から伊那市が各地で進めているもの。下殿島集落策定ビジョン委員会は昨年6月に発足した。
委員は区長や小中学校のPTAなどの団体27人で構成しこれまで9回にわたって地区の課題について検討してきた。
この日は、将来像についての16のスローガン等を検討した。
農業をしている人の6割が70歳以上の下殿島では農業坦い手確保として農業法人の設立や家庭菜園などの設置を対策としてあげている。
また、下殿島土蔵に伝わる獅子舞などの伝統文化についてはパンフレットやホームページの作成をし情報発信していきたいとしている。
田中美喜男委員長は「みんなが住んでいて良かったと思える集落を作っていきたい」と話していた。 -
春の高校伊那駅伝開かれる
男子32回、女子25回の春の高校伊那駅伝が22日、伊那市陸上競技場を発着点に行われ、男子は広島の世羅高校が、女子は兵庫の須磨学園が優勝した。
男子は正午過ぎ、雨の中、一斉に伊那市陸上競技場をスタート。6区間42.195キロをタスキでつないだ。
1区は伊那市の中心商店街を駆け抜けるコースで、いなっせ周辺では雨の中多くの人たちが声援を送った。
また2区は、今年から環状北線を通るコースに変更。
美篶青島のナイスロード沿いでは、参加校の名前の入った凧を持った区民らが、選手達に大きな声援を送った。
コース変更に伴い、延長された高遠町商店街での折り返し地点でも、多くの人達が大きな声援を送っていた。
佐久長聖は2位。4連覇はならなかった。
上伊那勢は、男子で上伊那農業が県内2位に入賞、伊那北は県内4位。
女子は伊那西が県内8位だった。
大会には県内外から男子78チーム・女子は56チーム合わせて134チームが出場した。 -
園児がグラウンドゴルフ
伊那市の伊那西部保育園の園児たちが19日、ちょっと変わったゴルフを楽しんだ。
子どもたちが遊んでいるこのゴルフは、保育園の近くに住む唐沢幸一さんが考えた。
唐沢さんは、子どもたちに喜んでもらおうと、ゴルフの道具を手作りし保育園に寄贈した。
玉は自宅にあった軟式テニスのボールに色を塗ったもので、ベニヤ板で組み立てた箱をゴールにした。
ある園児は「転がるのが楽しい。玉が入るともっと楽しい」と話していた。