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高遠さくら祭り制限緩和し開催へ
今年の伊那市高遠町の高遠城址公園のさくら祭りはアルコール類の提供や園内での飲食などの制限を緩和しコロナ以前の形で祭りを実施する方針です。
22日は、高遠町総合福祉センターやますそで高遠城址公園さくら祭り対策打合せ会議が開かれ伊那市や商工会などの関係者50人が出席しました。
会議では、「これまでの様々な制限を緩和して実施する」との今年の開催方針が示されました。
感染対策として実施していた、入園時の検温や連絡先の記入は行わないとしています。
飲食では、出店者によるアルコールの提供が認められ、来場者はゴザやシートを持ち込んで園内で食事をする事ができます。
マスクの着用については推奨としていて、休憩所の高遠閣では、マスクの着用を徹底、検温も実施するという事です。
さくら祭りは、2020年は中止、去年と一昨年は制限をしての開催となっていて、今年は4年ぶりに概ねコロナ以前の形での開催となります。
高遠城址公園のさくら祭りの公園開きは来月25日の予定です。
なお市では有料入園者数について去年は9万人でしたが、今年は12万人を目標としています。
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県内で新たに上伊那29人を含む367人新型コロナ感染確認 死亡4人
長野県内で21日、新たに上伊那地域の29人を含む367人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。
また、県は、4人の死亡を発表しました。
県、長野市、松本市の発表によりますと感染が確認されたのは、
伊那保健所管内は29人、佐久保健所管内で71人、諏訪保健所管内で53人、飯田保健所管内で35人、松本保健所管内で29人、大町保健所管内で24人、長野保健所管内で18人、上田保健所管内で14人、
北信保健所管内で11人、木曽保健所管内で3人、長野市17人、松本市63人のあわせて367人です。
また県は、65歳以上で基礎疾患がある4人の死亡を発表しました。
午後4時現在、県内で感染が確認されたのは45万120人で入院は153人、死亡は842人です。
20日午後8時現在の確保病床使用率は18.7%となっています。
また、伊那保健所管内の高齢者施設で利用者12人の集団的な発生が疑われる事例があったことがわかりました。
なお、上田圏域の県独自の感染警戒レベルが、3から小康期に引き下げられます。 -
高遠城ゆかりの品 県宝指定へ答申
長野県文化財保護審議会は、宮田村の小田切家が所蔵する高遠城のゆかりの品106点を、新たに県宝に指定するよう、県教育委員会へきのう答申しました。
県宝へ指定するよう答申されたのは、宮田村の小田切康彦村長が所蔵する「高遠城二ノ丸厩稲荷本殿と上家、奉納品類」106点です。
これらは、ニノ丸にあった厩に祀られていた稲荷社の本殿など にあったとされる品々です。
廃城当時、厩に勤務していた小田切家に伝わったとされています。
審議会では、これらの品々は藩士の御厩稲荷(おうまやいなり)への信仰を知る事ができ、高遠藩や高遠城の歴史を知るうえで極めて貴重な資料だとしています。
県宝への正式指定は、次回の県教育委員会の定例会で決定し、県報に告示されます。
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高遠だるま市 3年ぶりに開催
伊那市高遠町に400年以上前から伝わるとされるだるま市が、11日、3年ぶりに開かれました。
鉾持神社参道には、大小さまざまなだるまが並び、訪れた人たちでにぎわいました。
だるま市は、五穀豊穣を願う鉾持神社の祈年祭に合わせ、江戸時代から400年以上続くとされています。
一昨年と去年は新型コロナの影響で中止となりましたが、今年3年ぶりに開かれました。
訪れた人たちは、自分に合ったサイズのだるまを見定めて買い求めていました。
訪れた人たちは境内で古くなっただるまを奉納すると、神社に参拝し手を合わせていました。 -
高遠城の劇場型歴史探訪ツアー開催へ
伊那市観光協会は高遠城の劇場型歴史探訪ツアーを3月2日に行います。
9日は主会場となる高遠城址公園で記者発表が開かれました。
発表会では武田家の家紋が入った鎧兜を着用して伊那市観光協会の職員がPRを行いました。
1582年の3月2日に武田家の最後の砦となる高遠城で城を守る信玄の五男、仁科五郎盛信と織田軍の戦いがありました。
ツアーは同じ日の3月2日にあわせて行われます。
2時間かけて公園内や周辺を巡る内容となっています。
高遠城の合戦を再現したストーリーとなっていて、ツアーの参加者は当日にタイムトラベルしたという設定で城跡内を巡ります。
大手門から本丸を目指すルートで歩き、ポイントごとにイベントが発生します。
イベントでは市内の演劇経験のある人が高遠ゆかりの歴史上の人物に扮して案内を行います。
台本は伊那市観光協会が作成し、高遠町歴史博物館が監修しました。
市観光協会が桜の時期以外にも高遠城の歴史を知ってもらおうと企画しました。
参加者は合戦印の3枚セットを記念にもらえるということです。
ツアーの募集受付は2月22日までで、定員は40人です。
参加費は税込み大人が4,990円、小中学生が1,500円となっています。
今回のツアーは伊那市高遠町にある旅行会社の伊那谷ツーリズムと共同主催で行われます。
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高遠藩の遺産 小中学生が見学
千曲市の県立歴史館で、入場を無料にする歴史館パートナーの日「KOAの日」が1月22日に開かれ、上伊那の小中学生の親子が歴史の一端に触れました。
県立歴史館では、高遠藩に焦点をあてた冬季企画展が現在開かれています。
電子部品製造のKOAが「歴史館のパートナーの日」として入場無料で上伊那の小中学生を招待しました。
参加したのは、親子34人で、職員から展示物の説明を受け、高遠藩が地域に残した遺物の意味について考えました。
歴史館入口ロビーには、KOAの企業紹介コーナーも用意され、地元企業が製造する電子部品についても学びました。
見学の最後には、質問タイムが設けられ、笹本正治特別館長が参加した子どもたちの質問に応えていました。
県立歴史館の冬季特別展「高遠藩の遺産~最後の藩主が残したもの~」は、2月26日まで開かれています。 -
だるま市を前に人形飾りの準備進む
江戸時代から続くとされる伊那市高遠町のだるま市が、11日土曜日に鉾持神社参道で行われます。
地域の福祉施設や保育園では、会場周辺に展示する人形飾りの準備が進められています。
現在製作が進められているのは、高さ1m30cmほどのうさぎのだるまです。
人形飾りづくりは、伊那市の介護予防事業「ひまわり会」の活動の一環として行っていて、特別養護老人ホームさくらの里の利用者と職員も参加しています。
段ボールと新聞紙を使って形にし、習字紙をのりで貼りつけていきます。
だるま市は、毎年2月11日の鉾持神社の祈年祭に合わせて開かれています。
新型コロナの影響で2年連続で中止となっていましたが、今年は3年ぶりに開催されます。 -
戦国バッグづくり講座
戦国時代の武将のサインや朱印をあしらった世界に一つだけのマイバッグを作る催しが、伊那市の伊那公民館で、4日に開かれました。
戦国時代の武将のサインにあたる「花押」、そして朱印。
織田信長の「天下布武」と書かれた朱印、武田勝頼の朱印などが用意されました。
参加者は花押や朱印をはさみで切り、無地のエコバッグにアイロンを使ってプリントしていました。
また、缶バッヂも作りました。
市内で保管されている古文書をデータ化し、活用する事業の一環です。
講座には、小学生から70代まで20人が参加しました。
人気の講座で、すぐに定員に達したということです。
この催しは、市民が歴史に興味をもち学習するきっかけにしてもらおうと、伊那市教育委員会が初めて開いたものです。
この催しは、18日(土)にも、高遠町図書館を会場に開かれる予定です。すでに定員に達しています。
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上伊那32人 県内480人感染確認 死亡は21人
長野県内で30日 新たに上伊那地域の32人を含む480人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。
県と松本市は、新型コロナ患者21人の死亡を発表しました。
県、長野市、松本市の発表によりますと感染が確認されたのは、
伊那保健所管内は32人、飯田保健所管内で73人、上田保健所管内で72人、松本保健所管内で61人、北信保健所管内で54人、諏訪保健所管内で40人、佐久保健所管内で22人、大町保健所管内で14人、長野保健所管内で11人、長野市35人、松本市66人のあわせて480人です。
なお、県と松本市は、65歳以上で基礎疾患がある21人の新型コロナ患者の死亡を発表しました。
午後4時現在、県内で感染が確認されたのは43万7,093人で入院は370人、死亡は815人です。
29日午後8時現在の確保病床使用率は35.5%となっています。
諏訪圏域と南信州圏域、松本圏域の県独自の感染警戒レベルは、5から4に引き下げられます。 -
高遠高校音楽専攻 定期演奏会
伊那市高遠町の高遠高校芸術コース 音楽専攻の定期演奏会が29日、高遠町総合福祉センターやますそで開かれました。
演奏会には音楽専攻と合唱部の生徒21人が出演しました。
演奏会では、学年ごとに工夫を凝らした演奏が披露されました。
このうち、今回が最後の演奏会となる3年生は、オリジナルのミュージカルを披露しました。
ある国の姫が村の青年と結ばれるまでを描いた物語です。
劇中の歌の作詞作曲も3年生が担当しました。
演奏会は、3年間の集大成として、また1,2年生の発表の場として開かれていて、去年は新型コロナの影響で中止となったため2年ぶりとなりました。
会場には保護者や卒業生、地域住民など約50人が訪れ演奏に耳を傾けていました。
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伊那地域 雪が降り真冬日
27日の伊那地域は南岸低気圧の影響で、雪が降りました。
27日の伊那地域の最低気温は氷点下3・8度、最高気温は氷点下0・8度と、真冬日になりました。
長野地方気象台によりますと、あすは晴れ間が見え、平地では雪の心配はないと予想しています。
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大判カルタで高遠町の歴史・文化学ぶ
伊那市高遠町の歴史について学ぶ、歴博わくわく教室がき22日、国立信州高遠青少年自然の家で開かれ参加者が大判カルタなどを楽しみました。
カルタは高遠町歴史博物館のオジリナルであいうえお順に44種類が作られました。
主に高遠町の歴史や文化に関するもので読み札に合わせたA2サイズの写真が会場に並べられました。
歴博わくわく教室は高遠町の歴史や伝統を楽しみながら学んでもらおうと高遠町歴史博物館が企画したもので伊那市内を中心に約60人の親子が参加しました。
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旧馬島家住宅でわら細工教室
伊那市民俗資料館が主催するわら細工教室が、15日、高遠町の旧馬島家住宅で開かれました。
教室には、市民14人が参加しました。
わらを使って、6つの米俵を組み合わせた「豊年俵」を作りました。
豊年俵は、6つの米俵と結びつけて「六俵(無病)息災」とも言われる縁起物だということです。
高遠町勝間に住む牧野晃さん90歳を中心に、縁起物を作った経験がある地域住民が手ほどきしました。
長さ5センチ、直径2.5センチほどの竹にわらを通し、両側から折り返して作ります。
牧野さんは、「折り返す際に、わらをきつく縛っておくと形が整います」とアドバイスしていました。
教室は、わら細工の技術を受け継いでいこうと、伊那市民俗資料館が去年から開いているものです。
15日と22日の2回を予定していて、半数以上が去年も参加したということです。
出来上がった豊年俵は、それぞれ家に持ち帰り飾ったるということです。
22日は、馬の置物を作ることになっています。 -
高遠石工探検隊 結成
伊那市高遠町の高遠小学校の6年生は、高遠石工講座の受講生と高遠石工探検隊を結成しました。
13日は、探検隊の初めての活動として高遠小学校の6年生31人が、伊那市観光協会が開いている「高遠石工講座」の受講生と、高遠石工の石仏を巡りました。
伊那市高遠町の建福寺では、守屋貞治の石仏を、見学していました。
受講生は「石仏が少し微笑んで見えるのが守屋貞治の石仏の特徴です」などと説明をしていました。
高遠小学校の6年生は、総合的な学習の時間に高遠石工について学んでいます。
このことから、伊那市観光協会に協力を依頼し、講座の受講生と探検隊を結成することになりました。
探検隊の活動は全部で4回を予定していて、高遠石工の石仏を巡るほか、高遠石工研究センターの担当者を講師に呼び、話を聞くということです。
市観光協会の担当者は「世代間の交流もしながら、お互いに学び合ってもらえればうれしい」と話していました。
高遠小学校では探検隊の活動をまとめ、2月の参観日で発表するということです。
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寒さを利用して日本酒の寒仕込み
17日朝の伊那地域の最低気温は氷点下5.3度で、2月下旬並みの寒さとなりました。
伊那市高遠町上山田の株式会社仙醸では、冬の寒さを利用して日本酒を仕込む「寒仕込み」がピークを迎えています。
今朝は杜氏4人が、酒米 金紋錦を使った純米大吟醸の仕込みを行っていました。
米が蒸しあがると、ベルトコンベアの上で冷ましていきます。
冷ました米はパイプを通り、タンクの中に入れられます。
このタンクの中には水と麹が入れられていて、1か月ほどかけて発酵させます。
仕込みの際、タンクの中の温度が高いと雑味が出て品質が下がってしまうため、寒さを利用し米を冷ますことが重要になるということです。
仙醸では9月から4月にかけて仕込みを行いますが、大吟醸や純米大吟醸は、寒さの厳しい12月から2月に行うということです。
金紋錦の純米大吟醸の仕込みは、20日まで3日に分けて行われます。
仙醸の寒仕込みのピークは2月まで続くということです。
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「高遠藩の遺産」県立歴史館で開催
千曲市屋代の長野県立歴史館で令和4年度冬季企画展が2月26日までの日程で、1月14日から始まりました。
企画展のテーマは「高遠藩の遺産」最後の藩主が残したもの。
およそ150年前、高遠藩最後の藩主としてこの地を治めた、内藤頼直の遺物とともに、郷土が生んだ人材に焦点を当て、3章からなるコーナーで紹介しています。
一般公開を前に13日に行われたセレモニーには、県立歴史館笹本正治特別館長や、白鳥孝伊那市長らが参加し、オープンを祝いました。
展示は、最後の高遠藩主、頼直が京都へ上る際、高遠の家臣らに残していった武具や道具など様々で、個人宅に今でも残る遺物を展示しています。
また、信州の教育の礎を築いた学問所「進徳館」のコーナーでは、藩が人材を、宝として敬ってきたことなどをうかがい知れる展示になっています。
県立歴史館学芸部 河野智枝さんに話を聞きました。
長野県立歴史館 冬季企画展「高遠藩の遺産」は2月26日まで。
空間デザイナー池上典さんによる高遠城の再現図を展示したコーナーなども見どころです。
期間中にはご覧のイベントを予定しているほか、江戸・大正時代の絵図から学ぶ展示、「千曲川・梓川はこう変わった」を開催しています。 -
新型コロナ 上伊那207人含む県内2,140人感染確認
長野県内で13日、新たに上伊那地域の207人を含む2,140人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。
また県は新型コロナ患者10人の死亡を発表しました。
県、長野市、松本市の発表によりますと感染が確認されたのは、伊那保健所管内は207人、諏訪保健所管内で224人、上田保健所管内で219人、長野保健所管内で202人、飯田保健所管内で200人、松本保健所管内で173人、佐久保健所管内で146人、北信保健所管内で69人、大町保健所管内で61人、木曽保健所管内で21人、長野市374人、松本市244人の合わせて2,140人です。
県は基礎疾患がある65歳以上の9人と65歳未満の1人、合わせて10人の死亡を発表しました。
午後4時現在、県内で感染が確認されたのは41万4,127人で入院は606人、死亡は751人です。
12日午後8時現在の確保病床使用率は52.6%となっています。 -
干支だるまの予約販売始まる
伊那市高遠町の商店主らでつくる霜町実業団による干支だるまの予約販売が始まっています。
こちらが霜町実業団が販売する卯年の干支だるまです。
毎年干支にちなんだだるまを作っていて今年で7年目となります。
白を基調にうさぎの顔が描かれていて高さは16センチ、幅13センチで今年は500個以上作ったということです。
価格は税込み1,600円で予約販売は来月6日までです。
来月11日の高遠だるま市に合わせて霜町駐車場特設ブースで予約した人への引き渡しのほか当日販売も行われるということです。
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小寒 そばの実を浸す
今日は二十四節気のひとつ小寒です。
大寒を前にこれから寒さが厳しくなる頃とされています。
伊那市の高遠そば組合は、そばを寒ざらしにするため、そばの実を川に浸す作業を行いました。
6日は、高遠そば組合の10人が伊那市長谷の粟沢川に、およそ200キロを小分けした袋を浸しました。
今朝の伊那地域の最低気温は氷点下6.7度で粟沢川の水温は1度でした。
寒ざらしそばは、江戸時代高遠藩が将軍家に献上していたとされていて、去年300年の節目を迎えました。
高遠そば組合は2002年に古文書に基づいて復活させ、試行錯誤を繰り返し2014年から高遠町内のそば店で寒ざらしそばの提供を行っています。
そばの実を冷たい水に浸すとアクが抜けて粘りが減り甘みも増すということです。
6日は、東京都西麻布でそば店を営む納剣児さんが訪れ作業の様子を見学しました。
納さんは、高遠そば組合のメンバーと縁があったことから一昨年から入野谷在来そばを自身の店で提供しています。
今年は、寒ざらしそばの提供も始めたいと今回足を運びました。
そばは、1か月川に浸し、立春の2月4日に引き上げる予定です。
そのあと乾燥させ、7月中旬から組合のそば店で提供されます。
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高遠町地域二十歳の集い
伊那市の高遠町地区の二十歳の集いは2日に、高遠町総合福祉センターやますそで開かれました。
出席者は、同級生との再会を懐かしんでいました。
高遠町地区は平成14年4月2日から、平成15年4月1日生まれの男性22人、女性27人、合わせて49人が対象です。式には35人が出席しました。
二十歳の集いには、中学校時代の恩師らも出席し、当時の思い出などを振り返っていました。
出席者を代表して、松崎 タオさんは「挨拶は、人とのつながりにおいてシンプルで重要なことだと中学時代から考えてきました。 新社会人としてこれからも感謝と敬意を持ち、挨拶を大切にしていきたい」と謝辞を述べました。
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木でできた手作りのスピーカー 小室晃さん
イヤホンやヘッドフォンとは違った音楽の楽しみ方、スピーカー。
伊那市高遠町の小室晃さんです。
小室さんはこのスピーカーを……手作りしています。
小室さんは、務めている木材加工の会社で仕事の傍ら、製作に取り組んでいます。 -
伊那市と会津若松市の子ども達が交流
伊那市と親善交流都市の福島県会津若松市の小学生らが26日、高遠町を訪れ、市内の小学生と交流しました。
伊那市を訪れたのは、会津若松市こども会の小学生などおよそ20人です。
伊那市からは、冬休みに入った富県小と高遠北小の児童13人が参加し、交流を深めました。
児童らは、記念品を渡し合ったあと、自己紹介を兼ねて名刺交換をしました。
会津若松市子ども会では、ジュニアリーダー育成を目的に、地域と関わりのある場所を訪れようと今回2泊3日のツアーを企画しました。
伊那市と会津若松市は、高遠藩主だった保科正之がのちに会津藩主となったことが縁で旧高遠町時代の平成12年から親善交流を行っています。
他に、それぞれの地域の特産品や郷土食、歴史について紹介していました。
会津若松市子ども会では、26日から2泊3日の日程で、静岡県や関東方面を訪れるということです。
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新型コロナ 上伊那252人含む県内2,453人感染確認
長野県内で24日、新たに上伊那地域の252人を含む2,453人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。
県、長野市、松本市の発表によりますと感染が確認されたのは、
伊那保健所管内は252人、上田保健所管内で262人、飯田保健所管内で250人、佐久保健所管内で234人、諏訪保健所管内で215人、松本・長野保健所管内でそれぞれ209人、北信保健所管内で88人、大町保健所管内で67人、木曽保健所管内で12人、長野市343人、松本市312人のあわせて2,453人です。
午後4時現在、県内で感染が確認されたのは36万9,407人で入院は654人、死亡は622人です。
23日、午後8時現在の確保病床使用率は57.8%となっています。 -
伊那地域で積雪 商店街で雪かき
22日の伊那地域は未明から朝方にかけて雪が降り、雪かきをする姿がみられました。
伊那市高遠町の商店街では、店の前の歩道の雪かきをしていました。
長野地方気象台によりますと、伊那地域では3センチの積雪を観測したということです。
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高遠生が長谷溝口を案内 オリジナルツアー
伊那市の高遠高校の2年生は、地域住民に長谷溝口地域を案内するオリジナルツアーを20日に行いました。
この日は、高遠高校の2年生4人が、高遠町や長谷を中心に集まった6人に、溝口露頭などを案内しました。
生徒は、溝口露頭には断層を境に3種類の岩があることや中央構造線は総延長1,000キロを超えることなどを説明していました。
生徒たちは、高遠高校独自の科目「地域の科学」を選択していて、南アルプスジオパークの歴史を学んだり、実際に南アルプス林道バスに乗って学習を進めてきました。
この日は、そのまとめとして、地域住民を招き、オリジナルツアーを行いました。
ツアーでは、溝口露頭のほかに2か所周り、参加者と交流を深めながら案内をしました。
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県内で新たに上伊那63人を含む976人新型コロナ感染確認
長野県内で12日、新たに上伊那地域の63人を含む976人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。
また県は新たに新型コロナ患者10人の死亡を発表しました。
県、長野市、松本市の発表によりますと、感染が確認されたのは、伊那保健所管内は63人、上田保健所管内で233人、飯田保健所管内で123人、松本保健所管内で95人、佐久と長野保健所管内でそれぞれ83人、北信保健所管内で69人、大町保健所管内で42人、諏訪保健所管内で33人、木曽保健所管内で3人、長野市66人、松本市83人のあわせて976人です。
また県は、65歳以上で基礎疾患のある7人と、基礎疾患のない3人の新たに10人の死亡を発表しました。
午後4時現在、県内で感染が確認されたのは33万8,505で入院は740人、死亡は547人です。
11日午後8時現在の確保病床使用率は68.4%となっています。 -
アトラクションやクラフト体験 高遠フェスティバル
アトラクションやクラフト体験ができるイベント「高遠フェスティバル」が11日に伊那市高遠町の国立信州高遠青少年自然の家で開かれました。
フェスティバルには、上伊那や諏訪市など県内からおよそ200人の園児や小学生の親子が参加しました。
このイベントは子どもたちに自然体験や生活体験をしてもらいたいと、国立信州高遠青少年自然の家が開きました。
施設全体に11の体験プログラムが設けられ、子どもたちが好きなものを選んで体験していました。
わんぱく広場では、ターザンロープに乗って楽しむ姿が見られました。
親子で松ぼっくりを使ったクリスマス飾りづくりや木の枝を使った枝でっぽうづくりをしていました。
高遠フェスティバルは雪遊びを中心に開かれていましたが、2021年は新型コロナの影響で中止となりました。
今回は、雪遊びではなく、アトラクションやクラフトづくりをして楽しんでもらおうと企画したということです。
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作家たちが見た四季 池上秀畝と郷土作家
伊那市高遠町で生まれ花鳥画や山水画を得意とした日本画家・池上秀畝の生誕150年記念プレ展示「作家達が見た四季-池上秀畝と郷土作家」が10日から、伊那市高遠町の信州高遠美術館ではじまりました。
展示は2024年に池上秀畝の生誕150年を迎えるのを前に、気運を高めていこうと企画されました。
会場には秀畝のほかに、江崎孝平や中村不折など伊那にゆかりのある作家の作品、24点が展示されています。
池上秀畝は明治7年高遠町に生まれ、昭和19年に70歳で亡くなった日本画家です。
祖父と父も画家で、秀畝は幼少期から絵に親しんでいたということです。
今回の展示では、信州高遠美術館が所蔵する「牡丹孔雀図」や扇型の紙に描かれた「傳神洞」などの花鳥画や山水画が展示されています。
池上秀畝生誕150年記念プレ展示「作家達が見た四季-池上秀畝と郷土作家」は、来年2月26日まで、信州高遠美術館で開かれています。(入館料 一般500円 高校生以下無料)
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団体客がマツタケを堪能
マツタケ料理を提供する伊那市高遠町の竹松旅館で7日、団体客がマツタケを堪能しました。
7日は、安曇野市から30人が訪れ、マツタケ三昧のコース料理を楽しみました。
マツタケのシーズンは終わりとなっていますが、竹松旅館では通年マツタケ料理を提供できるよう急速冷凍庫を導入しました。
急速冷凍すると鮮度も香りも保たれるということです。
訪れた人たちは、マツタケの寿司にすき焼きなどのコース料理を味わっていました。
竹松旅館によりますと、来年の4月頃まで提供できるということです。
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師匠の想いを受け継ぎ桜の冬支度
本格的な冬の到来を前に、伊那市高遠町の高遠城址公園では、桜の冬支度が行われています。
公園を管理する桜守の西村一樹さんは、今年特別な想いで作業を行っています。
伊那市振興公社の職員で、桜守の西村一樹さんです。
高遠城址公園の桜を管理し始めて18年目になります。
園内の桜の木を高所作業車に乗り1本ずつ確認しながら、雪の重みで枝が折れないように支柱のロープを結び直したり、枯れ枝を切る作業を行いました。
西村さんの元上司で桜守の師匠でもある稲辺謙次郎さんが11月、病気のため78歳で亡くなりました。
稲辺さんは16年間高遠城址公園の桜守を務め、西村さんは10年間一緒に仕事をしながら、技術を学びました。
稲辺さんが70歳で定年を迎えた後、後継者として公園の管理を受け継ぎました。
稲辺さんが引退した後も二人は親交を深めてきました。
作業は、来年1月中旬まで行われ、およそ1,000本の桜を整備するということです。
西村さんは稲辺さんの意思を引き継ぎ、春に綺麗な花を咲かせるため、この日も桜と向き合っています。