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高遠城址公園 桜の開花予想4月6日
日本気象協会は6回目の全国の桜の開花予想を23日に発表しました。 それによりますと高遠城址公園の開花は4月6日と予想されています。 日本気象協会では、今年の開花は去年より1日遅く、平年より6日早い4月6日と予想しています。 満開は去年より3日遅く平年より5日早い4月12日と予想しています。 日本気象協会は、今週から来週にかけての冷え込みで少し開花が足踏みするが、それでも平年より早く開花するとコメントしています。
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高遠消防署に新車両導入
高遠消防署に新しい消防車が導入され、18日に上伊那広域消防本部で入魂式が行われました。 白鳥孝上伊那広域連合長はじめ、関係職員およそ40人が出席しました。 これまで使用していた照明車が老巧化したため、照明機能も備えたポンプ車が入れ換えで配備されました。 5人乗りで、消防ホースを10本積める電動ホースカーを積んでいることなどが特徴です。 これまで高遠消防署にはポンプ車が配備されていなかったため、消火活動は、広域消防本部の他の消防署に応援を要請していました。 今回の配備で、より迅速な消火活動にあたれるようになります。 なお、伊南北消防署には救助工作車が入れ換えで配備されました。
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いきいきサポーター高遠 コンテストで最優秀賞受賞
伊那市高遠町で介護予防の体操指導を行っているいきいきサポーター高遠は、6日に麻績村で開催された「しあわせ信州ご当地体操コンテスト」で、最優秀賞を受賞しました。 いきいきサポーター高遠は、月に2回伊那市高遠町の総合福祉センターやますそで定例会を開いている他、高遠町内12のおたっしゃ教室に出向き、介護予防の体操を指導しています。 現在、サポーターは50代から80代の75人です。 6日に麻績村で開かれたコンテストには、県内の7チームが参加しました。 いきいきサポーター高遠はコンテストでオリジナル曲に合わせて体操を披露しました。 筋肉と脳のトレーニングをバランス良く取り入れている点などが評価され、1位にあたる最優秀賞を受賞しました。 また、同じく伊那市から出場したいきいきサポーター伊那は、特別賞にあたる麻績村長賞を受賞しました。
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石工の道具 使い方学ぶ
高遠石工守屋貞治の調査・研究をしている高遠石工研究センターは、19日勉強会と調査報告会を伊那市のいなっせで開きました。 高遠石工の流れをくむ高遠町の北原石材店店主北原多喜夫さんです。 北原さんは、貞治が愛した高遠産の青石を持参し、のみやつちなど石工の道具の使い方を紹介しました。 調査報告会では、三重県志摩片田にある貞治作の延命地蔵菩薩を訪れた時の様子を高精細な4K映像で紹介しました。 この地蔵は、明治政府の廃仏毀釈の中、地元の庄屋の尽力で伊勢から片田に運ばれ、津波の塚の守り神として願いをかなえてくれる伝説の石仏として今も大切にされています。 映像では、近くの海女が手を合わせていました。 今後は運ばれた経緯などを詳しく調査するとしています。 さらに研究センターでは、高遠町の建福寺の三十三観音を貞治の最高傑作と位置づけました。 関係者は、「調査を進めるにつれて、高遠には優れた作品が多く残っているということが改めてわかった。」と話しています。
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高遠城址公園近くで発生した土砂崩落 「花見客に影響ほぼ無し」
伊那市は、今月16日に発生した高遠町の高遠城址公園の近くの土砂崩落について、花見客への交通の影響はほぼ無いとの見解を今日示しました。 これは、18日伊那市役所で開かれた市議会全員協議会で報告されたものです。 土砂崩落は、今月16日に発生しました。 現場は高遠城址公園の近くで、さくら祭り期間中、一般車両が高遠城址公園から市内へと向かう経路になっていることから、花見客への影響が心配されていました。 花見客の交通については、高遠城址公園からループ橋を通って市内へ向かうルートがあるため、影響はほとんど無いとしています。 道路を管理する伊那建設事務所では、きのうから地質調査を始めていて、来週からコンクリートを吹き付ける仮復旧を行うということです。 高遠城址公園の公園開きが4月1日に予定されていることから、工期は3月末までを予定しているということです。 伊那市では「花見に来た人が安全で楽しめるよう努めたい」としています。
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高遠町で土砂崩落 復旧のめどたたず
16日午前7時40分頃、伊那市高遠町の高遠城址公園の近くの県道で土砂崩落が発生し現在も通行止めとなっています。 この崩落によるけが人はいませんでした。 伊那建設事務所によりますと土砂崩落が発生したのは伊那市高遠町の県道芝平高遠線です。 崩落現場では、幅10メートル、高さ12メートルにわたり法面が崩れ20立方メートルの土砂が道路を覆っています。 この崩落により、殿坂交差点から白山橋交差点が16日の午前8時頃から通行止めとなっています。 現場近くに住む西村博さんは、きのうから異変があったと話します。 伊那建設事務所では、さらに崩落が発生する恐れがある事から、土砂を取り除くなどの復旧作業は当面行わないという事です。 この場所はさくら祭り期間中一般車両が高遠城址公園から市内へと向かう経路となっていて、伊那市では県からの報告をうけ交通規制の対策を検討するとしています。 復旧のめどはたっていません
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上伊那初 さくらの湯が木質ペレットを使ったボイラーの運用開始
伊那市高遠町の日帰り温泉施設さくらの湯は、木質ペレットを燃料に使用したボイラーの運用を15日から始めました。 木質ペレットは、間伐材を細かく砕いて粉状にし、固めたものです。 上伊那森林組合が作った「ピュア1号」で、日本木質ペレット協会から全国第1号の認証を受けています。 機械は、電源スイッチを押すと外のタンクから自動でペレットが運ばれ燃焼し、温められたお湯が配管を通って温泉設備や給湯に送られます。 さくらの湯では、これまで灯油ボイラーを使っていましたが、老朽化により機械を替える際に、環境に配慮したペレット燃料の導入を決めたということです。 さくらの湯では、ペレット燃料のPRとして、4月中旬からゴールデンウィーク前まで、小学生の入浴料金300円を100円にするキャンペーンを行います。
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高遠中学校がさくらの里に車椅子寄付
伊那市高遠町の高遠中学校は、福祉活動の一環として車椅子を特別養護老人ホームさくらの里に贈りました。 14日に贈呈式が高遠中学校で行われました。 式では、生徒から、目録と車椅子の写真パネルがさくらの里の西村安司施設長に贈られました。 生徒会長の林龍之介くんは、「先輩方から引き継いできた活動が地域に役立っていることが嬉しい。」と話しました。 高遠中学校では、年に3回町の人たちからアルミ缶を回収し、それを換金したお金で車椅子をさくらの里へ贈っています。 学校では、今後もこの活動を続け、町の福祉に貢献していきたいとしています。 さくらの里からは、お礼に図書券2万円分が贈られました。
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東ティモール協会 北原巖男会長講演
日本東ティモール協会会長で、元東ティモール特命全権大使を務めた伊那市高遠町出身の北原巖男さんが、13日、伊那市のJA上伊那本所で講演しました。 北原さんは、伊那市高遠町出身で、伊那市ふるさと大使です。 中央大学卒業後、当時の防衛庁に入り、官房長、防衛施設庁長官などを歴任。 退官後、2008年から2014年まで東ティモールの特命全権大使を務め、現在は、日本東ティモール協会会長として、友好親善、文化交流などを進めています。 東ティモール民主共和国は、岩手県と同じくらいの面積で東南アジアに位置し、2002年にインドネシアの占領から独立しました。 占領下では、人口80万人のうち20万人が虐殺された歴史を持ちます。 現在は平和になり、平均年齢は18歳の若い国です。 北原さんは、「東日本大震災のときには、小さな国にとって大金である100万ドルを日本に贈ってくれた。リーダーたちは、国民を一番に考え、ユーモアにあふれた素晴らしい人物」と話していました。 この講演会は、上伊那の5つのロータリークラブが開いたもので、一般も含め100人ほどが、講演を聞きました。
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郷土芸能を語り継ぐ集い
地域に伝わる芸能を披露する郷土芸能を語り継ぐ集いが13日伊那市高遠町の高遠さくらホテルで開かれました。 集いには、上伊那と木曽地域から20団体が出演し、地域に伝わる歌や踊りを披露しました。 このうち高遠囃子保存会桜奏会は、町内の仲町と霜町に伝わるお囃子を披露しました。 高遠囃子は、江戸時代から城下町に伝承されていて、8つの地区にそれぞれ違う曲が伝わっています。 郷土芸能を語り継ぐ集いは、各団体で作る実行委員会が開いているもので、今年で12回目です。 北原紀孝実行委員長は、「地域に継承されている文化を後世に伝えていってほしい」と話していました。
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集団移住で廃村となった芝平の住民がふるさとへ
過疎による集団移住で廃村となった伊那市高遠町芝平のかつての住民でつくる全国芝平会は、12日ふるさとを訪れました。 12日は県内のほか東京都から14人が集まり、離村の碑の前で手を合わせました。 昭和20年頃、芝平にはおよそ100戸500人が住んでいて、林業や養蚕で栄えていました。 その後産業の移り変わりで村外への移住者が増え、昭和53年には全住民が集団移住し廃村となりました。 12日は芝平の諏訪神社にも訪れました。 諏訪神社では、かつて毎年10月に秋祭りが行われ、住民が踊りや太鼓を奉納しました。 子どもが生まれた際には必ずお参りをするなど、人々の集まる場所だったということです。 戦時中には、出征する兵士をここで見送りました。 全国芝平会は、ふるさとを忘れないようにしようと3年に一度集まっていて、芝平を訪れたのは2回目となります。
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啓蟄 ポレポレの丘でスイセン咲き始め
5日は二十四節気の一つ「啓蟄」です。 大地が暖まり冬眠していた虫が穴から出てくるころとされています。 5日の伊那地域の最高気温は15.1度で4月上旬並みとなりました。 伊那市高遠町のポレポレの丘では、例年より3週間早くスイセンが咲き始めています。 ポレポレの丘を管理する高遠花摘み倶楽部の赤羽久人理事長によりますと、冬の間暖かい日が多かったことから、早く咲き始めたということです。 長野地方気象台によりますと9日日ころまでは気温が高い日が続くということです。
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閉園となる高遠第4保育園さよならの会
伊那市の高遠第4保育園は、今年度末をもって閉園となります。 3日は、地域の人々や卒園した人たちを招いて、さよならの会を開きました。 この日、未満児から年長まですべてのクラスが歌や劇、リズムなどを発表し、地域の人たちに披露しました。 年少は、大きなサツマイモを収穫する劇を行いました。 年少クラスだけではサツマイモを抜くことができず、会場みんなの声援をうけて、やっと収穫していました。 最後の卒園児となる年長には、特別養護老人ホームさくらの里の利用者が作ったコサージュがプレゼントされました。25日に行われる卒園式で身につけます。 年長は、保育園での思い出を発表しました。 そのあと、これまでの卒園生の写真や、子どもたちの普段の様子などの映像が上映されました。 高遠第4保育園は、昭和53年に開園しました。 保育園の統廃合により閉園となります。 さよならの会は、4日、5日も予定していて、保育園を開放し映像の上映などを行います。 3月25日の卒園式の後、閉園式が行われ、38年の歴史に幕を下ろします。
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伊那ロータリー顕彰丸田さん
伊那ロータリークラブは、長年地域の環境美化活動に貢献したとして、伊那市高遠町の丸田 武男さんにロータリー顕彰を送りました。 18日は、伊那ロータリークラブの小坂(おさか)樫男(かしお)会長から、丸田武男さんに顕彰が贈られました。 現在77歳となる丸田さんは、南箕輪中学校の校長を最後に、教職を退職した後ごみ拾いを始めました。 高遠市街地から始め、高遠大橋から小原、白山トンネル周辺まで範囲を広げ、週4日ほどごみを拾っています。 ごみ拾いは、17年間続いています。 丸田さんは、「教え子たちのごみを拾う姿に影響を受けた。健康のために歩くついでにごみを拾っている」と話していました。 伊那ロータリークラブでは、地域に貢献した人を毎年顕彰していて、今回で37回目となります。
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旧馬島家住宅で雛人形展
伊那市高遠町の県宝、旧馬島家住宅では江戸時代から平成にかけてのひな人形が飾られています。 ひな人形はおよそ200体あり24日は伊那市の伊那北小学校の3年生が社会見学で訪れ、時代ごとの雛人形の特徴について職員から説明を受けました。 馬島家には江戸時代中期に作られた享保雛が保管されています。 享保雛は、面長の顔と切れ長の目で能面のような表情が特徴だということです。 享保の改革により倹約が進められ、それ以前の豪華な作りから質素な作りに変化したということです。 この雛人形展は、高遠城址公園の花見シーズンが終わる4月28日まで、旧馬島家住宅で展示されることになっています。
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伊那市 地名調査報告会
伊那市が3年前から進めている今年度の地名調査の報告会が、23日、市役所で開かれました。 この日は、長谷非持、高遠長藤、山寺、境の4グループが調査結果を報告しました。 このうち、高遠長藤地区は、地域の古老への聞き取りや文献から地名の由来などを調べました。 弥勒(みろく)地区は、鎌倉時代から文献に名が記されていて、古くから弥勒菩薩を祀っていたことから命名されたと推測されています。 高遠石工を代表する名工・守屋貞治が生まれた塩供(しおく)地区は、この地方の塩の集配を行う人たちが集められ、その人々が住み着いたことからついたのではないかということです。 伊那市では、平成25年度から、公民館・分館単位で地名調査に取り組んでいます。 今年度を合わせるとこれまでに82グループが調査を行い、かかわった人々は800人にのぼります。 来年度は、これまでのまとめの年として、各地区の取り組みを報告するシンポジウムなどを開きたいとしています。
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地震に強い家づくりを考える勉強会
大規模地震に備え、地震に強い家づくりを考える勉強会が20日、伊那市高遠町の高遠町図書館で開かれました。 勉強会では、伊那市美原の建築士丸山幸弘さんが「地震災害から考える家づくり」について話しました。 丸山さんは、「地震災害に備えるためには家を建てる地盤の選び方が最も重要だ」と説明しました。 伊那市の市街地にも活断層が通っているほか、河岸段丘の上は特にリスクが高いということです。 丸山さんは、「山間地や傾斜地など、盛り土や切り土をした場所は地滑りが起こりやすい。どういう地盤なのか調べてから土地を選び家を建てたほうが良いです」と話していました。 勉強会は、市内の建築設計事務所7社で作る信州伊那谷スタイルの建築を創る会が開きました。
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山村地域活性化をテーマにセミナー
伊那市の山村地域の活性化をテーマにしたセミナーが19日、伊那市高遠町の総合福祉センターで開かれました。 セミナーでは東京農業大学の上原巌教授が「信州・伊那谷の身近で新たなバイオマスの発信」というテーマで話をしました。 上原教授は高遠町の山林に多くあるカラマツは空気を浄化する作用があるほかカラマツの木炭を使った挿し木苗は根付きがよいと説明しました。 またバイオマスとは燃料だけでなく医薬品としての用途もあるとしたうえで、「樹木のもつ香りや薬用成分を生かした新たなバイオマスとして活用できるのではないか」と話していました。 セミナーは国の山村活性化支援交付金を活用して開かれたもので会場にはおよそ70人が集まりました。 高遠町の藤沢地区が山村活性化のモデル地区となっていて伊那市では地元と行政、大学などが連携して地域資源をいかした活性化策を模索していくことにしています。
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伊那まつり テーマは「つなぐ」
今年の第44回伊那まつりの実行委員会が19日、伊那市役所で開かれ、テーマは「つなぐ」に決まりました。 今年伊那市が合併して10周年にあたることからテーマを「つなぐ」としました。 伊那、高遠、長谷をつなぎ、未来へつなげるとともに、勘太郎まつりと合わせて通算60回に向け新しい時代の魅力ある伊那まつりを目指すとしています。 基本コンセプトは「みんなが主役、誰もが参加できる市民総参加の魅力ある市民まつり」としています。 これらは伊那まつり委員会に報告され正式に決定されることになっています。 今年は8月6日に市民おどり、7日に花火大会が行われます。
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高遠城址公園の開花予想は4月5日、満開は4月10日
気象予報会社ウェザーニューズは、18日、全国の桜の名所の開花予想を発表しました。 それによりますと、高遠城址公園は、4月5日開花、満開は4月10日と予想しています。 18日の高遠城址公園です。 陽のあたる公園南側でも、まだ固いつぼみです。 ウェザーニューズでは、開花は去年と同じ日で平年より3日早い、4月5日と予想しています。 五分咲きは8日、満開が10日、散り始めが13日と予想しています。 ウェザーニューズによりますと、去年の12月から年明けにかけ記録的な暖かさとなりましたが、1月中旬から気温が下がったため全国的に開花時期に大きな影響はないという事です。
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伊那フィルハーモニー交響楽団 校歌の録音終了
伊那フィルハーモニー交響楽団が、創立30周年記念事業として去年から進めてきた市内すべての小中学校の校歌の録音作業が14日に終了しました。 3月6日にはお披露目会を開き学校と合同で校歌の演奏を披露する事になっています。 14日は伊那北小学校など6校の校歌の録音が伊那市のいなっせ6階ホールで行われました。 本番前の練習では学校の教諭の歌に合わせて演奏し、歌詞をききながらイメージを膨らませました。 伊那フィルハーモニー交響楽団は1985年、昭和60年に発足し、去年創立30周年を迎えました。 校歌の録音はCDにして学校に配布するためのもので、去年2回行い、今日、最終日となりました。 これまで小学校15校、中学校6校の市内すべての小中学校の校歌の伴奏をオーケストラ版に編曲し録音を行ってきました。 校歌を録音したCDは来月10日から各学校に配布される予定です。 また、来月6日には、市内11校の児童、生徒とともに校歌を演奏する「校歌お披露目会」を開く事になっています。
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福を求めて だるま市盛況
伊那市高遠町で11日伝統のだるま市が開かれ、縁起物のだるまを買い求める人たちで賑わいました。 だるま市は鉾持神社の五穀豊穣を願う祈念祭に合わせて行われているもので、江戸時代から続くとされています。 訪れた人たちは神社へ続くおよそ300段の石段を上り古くなっただるまを奉納していました。 その後神社で参拝し無病息災や家内安全を願っていました。 参道には露天が立ち並び参拝を終えた人たちが新しいだるまを買い求めていました。 露天の前では値引き交渉が行われ、訪れた人たちは気に入っただるまを買い求めていました。 11日は天候にも恵まれ参道は縁起物のだるまを買い求める人たちで1日賑わっていました。
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だるま市を前に 園児が人形飾りを見学
伊那市高遠町の商店街には、11日のだるま市に訪れた人たちを出迎える人形飾りが設置されています。 10日は、高遠町内の保育園児が人形飾りを見学しました。 だるま市を前に伊那市高遠町の商店街では、恒例の人形飾りが展示されています。 今年は、6団体が制作しただるまの張りぼてや映画のキャラクター、今年の干支申をモチーフにしたものなどが、商店街に展示されています。 10日は、高遠町内の保育園児が商店街を散策し人形飾りを見学しました。 だるま市は11日伊那市高遠町の鉾持神社参道を中心に行われます。
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遠隔授業 来年度から伊那市内の小学校でも実施
伊那市はインターネットのテレビ会議システムを使った学校間の遠隔授業を、来年度小学校でも実施する計画です。 インターネットを活用した遠隔授業は今年度、長谷中学校と東部中学校で行われました。 来年度は、新山小学校、手良小学校、長谷小学校、高遠北小学校でも実施する計画です。 生徒数の少ない小規模校と生徒数の多い大規模校を結ぶ事で、多様な意見に触れる事ができるなどメリットがあるとしています。 今年度は、少子化・人口減少に対応した活力ある学校教育を推進するための文科省の事業で実施しました。 8日に開かれた伊那市総合教育会議で、来年度は小規模の小学校でも実施する事が報告されました。 新山、手良、長谷、高遠北の4つの小学校では、通常の教科の他に総合的な学習や行事なども視野に入れ遠隔合同授業を実施する方針です。
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立春~寒ざらしそば引きあげ
伊那市の高遠そば組合は、大寒に長谷の川に投入した寒ざらしそばを、立春の4日、引きあげました。 この日は、伊那市長谷市野瀬の粟沢川から、さらしていたそばを引き上げました。 大寒の先月21日に投入しました。さらしていたのは90キロでおよそ600食分になります。 そばをトラックに積んで、高遠町西高遠の旧高遠第一保育園に移動しました。 そこで、管理しながら1週間ほど乾燥させます。 湿っているため夜は凍り、昼は溶けるのを繰り返しながら乾燥するということで、それにより甘みが増すということです。 乾燥させたそばは冷蔵庫で保管し、7月16日、17日、18日の3日間限定で、1食1200円で提供する予定です。 提供店は、壱刻、華留運、ますや、楽座紅葉軒の4軒です。
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文化財防火デーに合わせ火災訓練
1月26日は文化財防火デーです。 これに合わせて伊那市教育委員会は、県宝に指定されている高遠町の旧馬島家住宅で火災訓練を行いました。 訓練には、民俗資料館や歴史博物館の職員など10人が参加しました。 河川敷の枯草を燃やした火が風にあおられ、旧馬島家住宅の土蔵に延焼する恐れがあるとの想定で行われました。 火災が発生したことを消防署に通報すると、入館者役の職員を安全な場所に避難させていました。 文化財防火デーは、世界最古の木造建造物である奈良県の法隆寺金堂で昭和24年1月26日に火災が発生したのを契機に制定され、今年で62回を数えます。 市教育委員会では、毎年高遠消防署に協力してもらい、高遠町の資料館や寺などで火災訓練を行っています。 消火栓を使った訓練では、「長い間使われていない場合、小石やサビが出る可能性があるのでホースをつなげる前に水を出すこと」など、火災発見から消火までの一連の手順を署員から教わっていました。 教育委員会では、火災に限らず不足の事態に対応できるよう今後も様々な訓練を行っていきたいとしています。
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福澤美喜男さんの叙勲を祝う会
去年の秋の叙勲で旭日中綬章を綬章した伊那市高遠町出身の福澤美喜男さんの叙勲を祝う会が、23日、高遠さくらホテルで開かれました。 伊那市高遠町下山田に生まれた福澤さんは、昭和28年に高遠高校を卒業し日本大学農獣医学部に入学しました。 卒業後は、東京聖徳大学の教授として食品学の研究や管理栄養士の育成に勤めた他、学長になってからは大学運営に携わってきました。 去年11月の秋の叙勲で長年の功績が認められ、旭日中綬章を綬章しました。 23日は、高校や大学時代の同級生などおよそ50人が集まり綬章を祝いました。 発起人代表の伊藤脩さんは、「長年の労苦が報いられ心からおめでとうといいたい」と挨拶した他、白鳥孝伊那市長は、「今後も故郷の伊那谷に足しげく通ってもらい、食についての話しなどをしてもらいたい」と祝辞を述べました。
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高遠でまちづくりについての講演会
去年10月にNPO法人「日本で最も美しい村」連合への新規加盟が認定された伊那市高遠町で、まちづくりについて考える講演会が、22日開かれました。 「美しいまちづくり」と題して開かれた講演会では、連合副会長で伊那食品工業株式会社の塚越寛会長が地域づくりについて話しました。 日本で最も美しい村連合は、日本の農山漁村の景観や文化を守りながら地域資源を活かしていこうと、2005年に7町村の自治体で発足しました。 去年10月に木曽町で開かれた記念大会で高遠町が新たに加わり、現在全国の62町村が加盟しています。 塚越さんは、高遠が連合に加わったことについて「住民に共通の目的ができたことでそこから連帯感が生まれお互いに協力するようになる」と話しました。 また今後については、「住民一人ひとりが訪れた人に気配りをすることで感動を生み、それが口コミで広がっていく。初めて訪れた人のことを考えながら街づくりを進めていく必要がある」と話していました。 会場には、地域住民などおよそ180人が集まり、塚越さんの話に耳を傾けていました。
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2月11日のだるま市に合わせ人形飾り準備
江戸時代から続く恒例のだるま市が、2月11日に伊那市高遠町で開かれます。 商店主らでつくる実業団や企業などでは、祭りを盛り上げる人形飾りの製作が始まっています。 伊那市高遠町の旧北條ストアーです。 ここでは、霜町実業団のメンバー13人が人形を製作しています。 霜町では、半世紀以上前から毎年人形を展示していて、今年は18日から作業を始めました。 今年のテーマは、「高遠モンキーパーク」です。 去年11月のラグビーワールドカップで活躍した日本代表の一場面を干支の猿で表現します。 作業は、人形を作る班と背景を描く班に分かれて行います。 人形を作る班は、発砲スチロールをヤスリやのこぎりで削り、猿の顔を作っていました。 背景を描く班は、完成予想図を見ながら色を塗っていました。 だるま市は、毎年2月11日に鉾持神社で行われる祈念祭に合わせて開かれていて、参道には縁起物の福だるまの露店が並び2万人近い参拝客で賑わいます。 今年も、去年と同じ6団体が人形飾りを展示します。 祭りの雰囲気を盛り上げようと地元の商店主らでつくる実業団が始めたということですが、商店の数も減り実業団で製作するのは霜町だけとなっています。 メンバーらは、「だるま市での売り上げがいいと花見シーズンの売上が良くなると言われているので、一丸となって盛り上げたい」と意気込みます。 作業は週5日行われ、祭りの数日前には完成させて展示することになっています。
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高遠高校卒業制作展 2月1日まで
伊那市高遠町の高遠高校芸術コースの3年生による卒業制作展「第15回芸術フェスティバル」が16日から、信州高遠美術館で始まりました。 卒業制作展は、芸術コースの集大成の場として毎年開かれていて、会場には美術専攻と書道専攻の生徒12人の作品およそ70点が並んでいます。 美術専攻の生徒は、大小さまざまな油絵を1人2点制作した他、高遠焼の浦野真吾さんの協力を得て作った陶芸作品を展示しています。 書道専攻の生徒は、お手本通りに忠実書く臨書の他、好きな漢字一文字で字の力強さや流れを表現した作品などを展示しています。 作品には、3年間の思い出など生徒のコメントが添えられています。 高遠高校芸術コース卒業制作展は、来月1日月曜日まで、信州高遠美術館で開かれています。 なお、24日には音楽専攻の生徒による演奏会も開かれます。開演13時~