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高遠ブックフェス今年は街歩きテーマ
今回で7回目となる本をテーマにしたイベント「高遠ブックフェスティバル」が、今月19日から23日まで伊那市高遠町の中心商店街を会場に開かれます。 9日は、ブックフェスティバルの実行委員会のメンバーとなっている高遠町図書館の職員が商店街各地に設置する本箱をもってイベントをPRしました。 今回のテーマは、まちあるき・本・まつりです。 空き店舗となっている旧いてふや(いちょうや)には、県内6軒の古本屋が出店します。 同じく空き店舗となっている旧ほていやでは、山の本をテーマにした古本や、伊那市内の本屋が選ぶ新刊が並ぶほか、期間中ブックカフェがオープンします。 ブックカフェでは、中村不折の書から着想を得たコーヒー・不折ブレンドの提供が行われます。 そのほか、高遠町出身の小説家、島村(しまむら)利(とし)正(まさ)のテキストを街中で集めるワークショップなどが企画されています。 高遠町の中心商店街には、写真撮影スポットや本棚を設置し、本を通して街中を散策する楽しみを提案するということです。 高遠ブックフェスティバルは、19日から23日まで高遠町商店街で開かれます。高遠町図書館ではひと箱古本市の出店者を募集しています。(高遠町図書館 電話94-3698)
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第55回兜陵祭に合わせて 創立90周年記念植樹
29日から2日間の日程で、伊那市高遠町の高遠高校の第55回兜陵祭が行われます。 28日は文化祭を前に、学校創立90周年を記念して校内の花壇にコナラやモミジなどを植樹しました。 第55回兜陵祭のテーマは、「Restart 新たな歴史の幕を開けろ!」です。 文化祭に合わせて今年学校創立90周年を迎える記念に、コナラやモミジなどの苗木をクラスごと1本ずつ、全部で9本植えました。 来年6月に長野県を会場に開催される「第67回全国植樹祭」に合わせて県の職員などで作る実行委員会が学校に苗木を90本贈呈し、生徒たちが6月から育ててきました。 全国植樹祭のポスターの原画に、芸術コース3年の中村実紘さんの作品が選ばれたことなどが縁で今回苗木が贈られました。 第55回兜陵祭は29日から2日間の日程で行われます。 1日目は校内祭で、一般公開は2日目の30日(日)午前10時30分からです。 実行委員会から贈られた苗木のうち70本は一般に配布されることになっていて、午前11時から正門付近で受け取ることができます。
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信州伊那高遠の四季展 最高賞に「灯明」
3年に1度全国公募で行われる第6回信州伊那高遠の四季展の最高賞に、広島県の高山博子さんの作品「灯明(とうみょう)」が選ばれました。 26日は審査結果の発表が信州高遠美術館で行われました。 最高賞の信州伊那高遠大賞に選ばれた、広島県の高山博子さんの「灯明(とうみょう)」です。 長谷に伝わる民話「孝行猿」の話を題材にしたもので、民話を題材にした作品が最高賞に選ばれたのは初めてです。 審査員は「民話を題材に選んだ点が良い。画面の構成や雰囲気作りも工夫されている」などと評価しました。 銀賞の「伊那市長賞」には、東京都の伊藤(いとう)悦男(えつお)さんの「城下町」が選ばれました。 銅賞の「信州高遠美術館賞」には、東京都の齊藤信一郎さんの「春の風景」、神奈川県の樋口幸子さんの「花園」、埼玉県の山川浩次郎さんの「老木の桜」の3点が選ばれました。 信州伊那高遠の四季展は市内の風景や行事、民俗などをテーマにした絵を3年に一度全国公募していて、319点の応募がありました。 第6回信州伊那高遠の四季展実行委員会の坂本勇実行委員長は、「地元のいいところを絵を通して再発見する機会にしていきたい」と話していました。 信州伊那高遠の四季展は、10月10日から25日まで、信州高遠美術館とかんてんぱぱホールで開かれます。
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“三義音頭”復活披露
かつて伊那市高遠町三義地区で歌われていた三義音頭が22日地元の寺、遠照寺で復活披露されました。 三義音頭を披露したのは遠照寺の宿泊学習に参加している三義子供会の小学生などおよそ20人です。 子供会の関係者が地域のお年寄りから三義音頭という歌があったということを聞き、会を中心にどのような歌かを調べてきました。 昭和23年1948年地元の人が作詞作曲し当時は区民運動会などで歌い踊られていたということです。 お年寄りから歌詞や曲調を聞いているなか譜面も見つかり宿泊学習の式典の中で地元役員らに披露しました。 子供会では踊りの振り付けについても調べることにしていて地元に残る歌として再び定着させていく考えです。
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高遠高校の生徒が乳児だっこ体験
伊那市の高遠高校福祉コースの2年生は、授業の一環で、20日乳児の抱っこ体験をしました。 この日は、高遠町保健センターで、6か月児健診があり、抱っこ体験はそれに合わせて行われました。 生徒たちは、お母さんたちからアドバイスを受けながら、赤ちゃんを抱っこしていました。 高遠高校福祉コースには「子どもの発達と保育」の科目があります。科目のなかで保育園実習などがあり、抱っこ体験もその一環です。 福祉コースには25人の生徒がいて、そのうち9人が体験を行いました。 中には、男子生徒に抱かれて泣き出してしまう赤ちゃんもいました。 福祉コースでは、10月にも、保育園実習を予定していて、子どもの成長などについて学ぶということです。
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伊那谷遺産登録を受けて 法華道に碑を建立
今年3月に伊那谷遺産100選に登録されたことを受け、伊那市高遠町芝平の法華道に、遺産登録を記念した碑が8日建立されました。 この日は、かつて芝平で生活をしていた住民が伊那市や諏訪市方面などから集まり、碑の建立に立ち会いました。 法華道は、伊那市高遠町から富士見町までを繋ぐ全長およそ22キロの道です。 芝平出身で伊那市の北原厚さんが笹やぶを刈るなどして古道を復活させました。 建てられた碑は、高さおよそ1メートル、幅が80センチです。 芝平地区は、50年程前までおよそ600人が暮らしていましたが、三六災害で住民は村を離れることを余儀なくされました。 伊那谷遺産100選には、芝平のものが3つあり、法華道の他に芝平石灰岩採掘場跡と芝平集落も登録されています。
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伊那市高遠町歴史博物館で歴史を学ぶ講座
伊那市高遠町の歴史博物館は、市内の中学生を対象に、見て触れて学ぶ講座「地域の実物史料から日本の歴史の流れをとらえよう」を4日から開いています。 講座は、学校で学んだ歴史的分野の内容を、夏休みの間にさらに理解してもらおうと開いているもので、今年で2年目です。 講座には、高遠中学校の生徒15人と市内の小学生3人が参加しました。 講師は、高遠町歴史博物館の笠原千俊館長が務めました。 始めに、歴史博物館や伊那市で保有している縄文・弥生時代の土器を実際に触って違いを感じていました。 この日は、時代とともに移り変わる人々の暮らしを学び、特に近世に焦点があてられていました。 笠原館長は「博物館の史料と中学校の指導が双方向的に関わることで、博物館が地域の学習センターとしての機能を担いたい」と話していました。
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高遠町勝間の歌と踊り 子どもに伝承
伊那市高遠町勝間に伝わる歌と踊りを子どもたちに伝えていこうと、29日夜、40年続く伝統の講習会が開かれました。 この日は、地区住民が公民館に集まりました。 勝間に伝わるのは、「龍勝寺山(りゅうしょうじやま)の姫小松(ひめこまつ)」と呼ばれる歌と踊りです。 講習会では、龍勝寺山の姫子松保存会のメンバーが指導し、子どもたちがならって歌を歌いました。 勝間地区では毎年この時期、子どもたちを集めて、姫小松の歌と踊りを伝えています。 地域に伝わる歌を後世に残していこうと、40年近く続く勝間の行事です。 伊那市高遠町勝間地区です。 勝間の山深い場所にに600年の古刹・龍勝寺はあります。 昔、龍勝寺には美しいお坊さんがいて、寺にあったりっぱな松にたとえて「姫小(ひめこ)松(まつ)」と呼ばれていました。 村の女性たちは、姫子松を一目見たいと寺に通いますが、格式高い龍勝寺には入れず、外から眺めるだけだったというお話です。 その龍勝寺に伝わる歌を紙芝居にしたものも披露されました。 読み手は、高遠中学校1年の伊藤 明耶(さや)さんが務めました。 最後には、歌に合わせて踊りました。 一晩中寝ないで盆踊りで踊り続けた時代もあったということです。 勝間地区では8月16日に、盆踊りを予定していて、龍勝寺山の姫子松の踊りを踊るということです。
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平岩兼雄さん宅のヤマユリ見ごろ
伊那市高遠町引持の平岩兼雄さん宅のヤマユリが見ごろとなっています。 熊野神社隣りにある平岩さん宅の敷地には、ヤマユリが群生していて、見ごろとなっています。 数株だったヤマユリが自然に増えていき、現在のようになったということです。 花は、1週間ほどは楽しめるということです。
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三宅小学校と高遠北小学校の児童が交流
伊那市と友好提携を結んでいる東京都三宅村の三宅小学校の児童が22日、伊那市を訪れ、高遠北小学校の児童と交流をしました。 22日は三宅小学校の5年生9人が高遠北小学校を訪れました。 高遠北小の5年生が伊澤修二記念音楽祭で演奏する太鼓を披露し、三宅小の児童を歓迎しました。 三宅村と旧高遠町は、江戸時代の絵島・生島事件を縁に昭和45年に友好提携を結んでいて、平成7年から小学校の交流が始まりました。 また、三宅小の児童も、島に伝わる神着木遣太鼓を演奏しました。 三宅島の祭りで踊られる「あじさい音頭」を披露し、高遠北小の児童も一緒になって踊っていました。 三宅小の児童はこのあと高遠町内のウォークラリーなどを行い、23日に東京へ帰る予定です。
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寒晒蕎麦 販売始まる
江戸時代に高遠藩が将軍に献上したとされる寒晒蕎麦の販売が、18日から、伊那市高遠町のそば店3店舗で始まりました。 高遠そば組合では、新たな地域おこしにつなげたいとしています。 寒晒蕎麦は、高遠そば組合が地域おこしにつなげようと3年前に復活させ、去年試験的に提供しました。 今年は本格的に販売しようと、去年の倍のおよそ90キロのそばの実が用意され、各店舗限定150食を提供します。 組合によりますと、そばの実を冬の冷たい水や風にさらすことで風味や保存性を高める効果があるということです。 また、アクが抜け甘みが増しモチモチとした食感が特徴ということです。 3連休初日の今日は、県内外から観光客が訪れ、普通のそばと食べ比べていました。 寒晒蕎麦は、ますやの他に華留運と壱刻でも提供されています。 価格は、3店舗共通で1人前1,200円となっています。
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高遠中学校2年生 仙丈ヶ岳登山前にニホンジカについて学習会
22日からの南アルプスの仙丈ヶ岳登山を前に伊那市高遠町の高遠中学校の2年生は、17日ニホンジカの食害について学びました。 これは、南アルプス食害対策協議会が、仙丈ヶ岳での鹿の食害や高山植物について理解を深めてから登山に臨んでもらおうと毎年行っているものです。 伊那市によりますと、南アルプスにはおよそ3万3,800頭のニホンジカが生息しているということです。 昨年度伊那市ではおよそ2,300頭を捕獲したということです。 この日は、信州大学農学部で南アルプスの鹿や自然植物について研究を行っている竹田謙一准教授が講師を務めました。 竹田さんは「食害によって鹿が嫌う高い再生力のあるマルバダケブキだけが目立ってしまっている場所もある。登山の時は山の自然や環境をよく観察して地域の自然について目を向けてもらいたい」と話しました。 高遠中学校の南アルプス仙丈ケ岳登山は、22日と23日に行われる予定です。
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高遠北小全校児童が「高遠そば」を学ぶ
伊那市高遠町の高遠北小学校の児童は、1年間、地元の名物「高遠そば」について学習します。 14日は、そばつゆに入れる焼き味噌用の大豆の苗を植えました。 この取り組みは、伊那市教育委員会が今年度進めている「暮らしの中の食」事業の一環で行なわれたもので、高遠北小学校では全校児童が高遠そばについて学習しています。 高遠そばは、麺つゆに辛み大根をおろしたものと焼き味噌を混ぜた辛つゆで食べるのが特徴です。 高遠北小学校では、1~2年生が大豆、3~4年生辛み大根、5~6年生がそばなどを栽培します。 14日は、1~2年生が学校近くの畑に焼き味噌用の大豆の苗を植えました。 6月の中旬に1度苗を植えましたが鹿や猿にほとんど食べられてしまいました。 そのため、防護ネットを先月下旬に設置しました。 児童たちは、スコップを使って穴を掘り、30センチ間隔で苗を植えていました。 14日植えた大豆は秋に収穫し味噌をつくる予定です。 また、6年生は薬味の内藤とうがらしの苗を植えていました。 伊那市教育委員会では、今年度、市内全小中学校で自分たちが育てたものを味わう「暮らしの中の食」事業に力を入れていきたいとしています。 高遠北小では秋に食材を収穫しそば打ちをして味わうということです。
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山争いの歴史 芝平山絵図虫干し行事
伊那市無形民俗文化財に指定されている「芝平山絵図虫干し行事」が12日伊那市高遠町の荒町公民館で行われました。 この行事は江戸時代の山争いをきっかけに作られた絵図を年に1回虫干しするものです。 12日は山争いに関係していた高遠町の芝平、御堂垣外、荒町、北原、栗田、四日市場の6地区の代表などおよそ20人が集まりました。 江戸時代の1708年に高遠の6つの村と諏訪の12の村が薪や建築材料として使う木材がとれる、芝平山の境界を巡り争いがおきました。 絵図はその争いを収めるため幕府が境界を定め双方に渡したものです。 それ以降高遠側の6つの村は絵図を持ち回りで保管し300年以上にわたり虫干しを行っています。 参加した各地区の代表は地域で長年にわたり保管されている絵図を感慨深げに眺めていました。 行事の最後には次に絵図の保管を担当する北原区の代表が受け取り書にサインをしていました。
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高遠高校でアウトリーチ授業
高遠高校芸術コースの音楽専攻と合唱部の生徒は8日、東京芸術大学の学生3人による演奏会形式の授業を受けました。 高遠高校と東京芸術大学は、高遠町出身の伊澤修二が東京芸術大学の初代校長を務めたことが縁で、交流を続けています。 授業は演奏会形式で行われ、受講した生徒18人は、芸大生の演奏に聞き入っていました。 指導した学生のうち相良夏美さんは、諏訪清陵高校の出身です。 相良さんが、母校で教育実習を行なった際、前の高遠高校校長で現在諏訪清陵高校の石城正志校長からアウトリーチ授業のことを聞き、今回訪れました。 相良さんは、「声は喉や鼻の奥にある空間を使い音を響かせている」「鍛えることは難しいが毎日の訓練で声量が増す」などとアドバイスしていました。 アウトリーチは、劇場や美術館、大学などが外で行う芸術活動です。
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高遠学園構想を提案
高遠高校振興会理事会が6日高遠高校で開かれ振興会理事の松田泰俊伊那市教育委員長が地域の小中学校と連携を図る高遠学園構想を提案しました。 高遠高校振興会理事会には伊那市や教育関係者など20人が出席しました。 高遠学園構想は高遠高校の生徒が定期的に中学校や小学校に出向き交流を深めていくものです。 出席者からは「生徒のなかで割合の多い東部中や春富中との連携も必要」「互いのニーズに合わせたものにしなければならない」といった意見が出ていました。 高遠高校では福祉や芸術などコース制の特長や魅力を発信し進学希望者の増加につなげたいとしています。
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グリーンファームに香茸どっと
伊那市の産直市場グリーンファームにこの時期としてはめずらしい香茸がどっと並びました。 3日ほど前、南アルプスのふもとからどっと持ち込まれたということです。 コウタケは、秋のキノコで、9月に入ってから入荷するのがふつうということで、担当者も驚いています。 コウタケは、高級キノコで、炊き込みごはんやホイル焼きにして味わいます。 珍しさも手伝って価格も高め。 100g400円の値がつけられています。
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倒木で国道361号一時通行止めに
伊那市の美篶と高遠町境の国道361号で、3日朝倒木があり、一時通行止めとなりました。 道路を管理する伊那建設事務所では、松くい虫による松枯れと昨夜からの雨が原因とみています。 倒木があったのは、伊那市高遠町鉾持の国道361号で、午前8時頃、道路北側の崖の上の赤松の木が落下しました。 これにより、現場は2時間近く通行止めになりました。 けが人や車両の被害はありませんでした。 道路に落ちた松の撤去作業が終了した午前9時44分に通行止めは解除されました。
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文化施設の職員を対象とした救急講習会
伊那市高遠町の文化施設の職員を対象とした救急講習会が2日高遠町歴史博物館地域間で開かれました。 2日は、高遠町歴史博物館、伊那市民俗資料館、高遠町図書館の職員7人が講習を受けました。 指導したのは応急手当普及員ので伊那市教育委員会の井坪聖さんです。 今年6月に歴史博物館と民俗資料館にAEDが設置されたことから、来館者の不測の事態へ対応できるようにと開かれました。 講習では、胸骨圧迫の方法やAEDの使い方を学びました。 参加者は人形を使い、実際の流れに沿って処置の仕方を確認していました。 井坪さんは、「処置の前に周りの状況を見て、自分の安全を確保してから行うことが大切。地震などで展示物が倒れてきそうな場合には、安全な場所に移動させてから行うと良い」などと指導していました。
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高遠第2・3保育園の存続求め住民有志の会設立
伊那市高遠町の高遠第2・3保育園の存続に向け地域住民有志は、存続と未来を考える会を6月30日に設立しました。 30日は、伊那市高遠町の荒町公民館で「高遠第2・3保育園の存続と未来を考える会」の設立総会が開かれ、園児の保護者や地区住民など50人余りが出席しました。 高遠第2・3保育園の園児数は、定員45人に対し現在19人で、来年度の園児数が定員の2分の1を上回る23人に達しない場合、平成29年度から休園となる見通しです。 保育園が休園となった場合、地域から子育ての核が無くなり、ゆくゆくは高遠北小学校の存続にも影響すると考え、会設立の運びとなりました。 今年度の活動としては、来年度入園する園児や、他の園に通う園児の保護者に対し、呼びかけを行う他、市の空き家バンクへの情報提供を推進していく事などが確認されました。 高遠第2・3保育園の園児数は現在19人で、地域から他の園に通っている園児は8人います。
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箕輪町の洋画家 向山さん個展
箕輪町木下の洋画家、向山和秋さんの個展が伊那市の伊那図書館で24日から始まりました。 会場には、人物画を中心に、1年以内に描き上げた作品41点が飾られています。 作品は、6号から300号と様々で、そのうちのほとんどが女性をモデルにした人物画です。 向山さんは、現在66歳。 50歳まで瓦職人でしたが、退職後の趣味として油絵を始めました。 美しく内面の輝く女性を限りなく追及して、日々描いているということです。 向山さんは、似顔絵も得意としていて、これまでに3万人以上の女性と子供を描いたということです。 この日も職場体験で取材に訪れていた、高遠中学校の生徒の似顔絵を描いていました。 向山和秋さんの個展は、7月4日土曜日まで伊那市の伊那図書館で開かれています。
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信州伊那高遠の四季展 審査会
伊那市高遠町の信州伊那高遠の四季展実行委員会は、市内の小中高校生から応募のあった郷土の風景画を22日、審査しました。 信州伊那高遠の四季展実行委員会が市内全ての学校に呼びかけ、小学校から31点、中学校から13点、高校から13点の郷土の風景画を描いた作品の応募がありました。 この日は、坂本勇委員長ら4人が審査しました。
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バラに囲まれ結婚式
残雪の中央アルプスを望みながら、バラに囲まれた会場で結婚式を挙げるローズウェディングが、20日、伊那市高遠町のしんわの丘ローズガーデンで行われました。 ローズウェディングは、満開のバラに囲まれて結婚式を挙げてもらおうと、高遠さくらホテルが10年ほど前から企画しているものです。 挙式を行ったのは、飯島町の松村博文さんと中川村の森岡五月さんです。 花を観賞することが好きな2人は、高遠さくらホテルがローズウェディングを行っていることを知り、今回この場所で式を挙げることにしたということです。 満開のバラと青空のもと2人は永遠の愛を誓い、家族や友人の他ローズガーデンを訪れた観光客から祝福されていました。
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伊那市公園管理収支 1,700万円の赤字に
伊那市は、今年の花見客の入場者数の落ち込みで、高遠城址公園などの公園管理収支は、1,700万円の赤字となる概算の収支見込みを19日市議会に報告しました。 19日開かれた伊那市議会経済建設委員会協議会に市側が報告しました。 収入は、高遠城址公園の入園料が83.1%を占めています。 今年は、悪天候だったことやツアーバスの貸切料金の値上げなどがひびき、去年より8万人少ない17万人で、7千215万円でした。 駐車場利用料などを含めた収入の合計は、8千688万円でした。 一方、支出は、高遠城址公園の管理委託料や清掃業務委託料、シャトルバス委託料など1億400万円で、収支は、1,700万円の赤字と見込んでいます。 去年は、2,000万円の黒字で、収入が3,700万円減りました。 伊那市では、黒字となる20万人を目指しており、来年は、御柱との相乗効果などに期待しています。
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園児数増に期待 信州型自然保育認定申請
伊那市の白鳥孝市長は今年度の園児数が定員の半数以下となっている高遠第二第三保育園について県の信州型自然保育認定の申請をしていることを明らかにしました。 関係者は特色ある保育で園児数増加につながればと期待しています。 これは15日伊那市役所で開かれた市議会一般質問で明らかにしたものです。 信州型自然保育は屋外での体験活動を重視する県の認定制度です。 豊かな自然環境で過ごすことにより感性を高め社会性を育むことを狙いとしています。 このような保育が行われていることにより社会的信頼が高まり移住の促進や子育てのコミュニティの広がりが期待されています。 高遠第二第三保育園は今年度定員45人に対し園児数が19人で定員の半数以下となっています。 市では園児数が定員の半数以下が2年続くと翌年度から休園にすると定めていることから関係者は信州型保育に認定され特色ある保育が行われることに期待しています。 白鳥市長は答弁で「保育園休園などに関する基準を見直すことはない。」としたうえで地域の中でどのように子どもを増やしていくかを議論することが大事だとの考えを示しました。 園児数減少を受け保護者会や地域の有志は「高遠第二第三保育園の存続と未来を考える会」を立ち上げることにしました。 保護者会と地元有志は30日に設立総会を開き、園存続に向けた取り組みについて協議することにしています。
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高遠高校生が観光客にチラシを配布
伊那市高遠町の高遠高校の3年生が13日、しんわの丘ローズガーデンのバラ祭りに合わせて、高遠の見どころを紹介したチラシを観光客に配りました。 13日は高遠高校情報ビジネスコースの3年生10人が、ループ橋のぼり口にある駐車場で、バラ祭りに訪れた観光客にチラシを配りました。 チラシは今年度から始まった「地域観光研究」の授業で制作したものです。 高遠の見どころを紹介するもので、生徒が町内を周り、店の写真を撮影したり、特徴を取材して作りました。 バラを見た後に商店街でお昼を食べてもらう狙いで、高遠そばやローメンが食べられる飲食店などが紹介されています。 13日は250枚が用意され、生徒たちは観光客に手渡していました。 チラシの配布は、14日と来週の土日にも行われます。
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空き家バンク 市内全域へ
伊那市の白鳥孝市長は、現在高遠、長谷地区のみで実施している空き家バンク登録制度を市内全域に広げ、さらに近隣市町村とも連携していく考えを12日に示しました。 市議会一般質問で議員の質問に答えたものです。 白鳥市長は、現在高遠と長谷地区のみで実施している空き家バンク登録制度を市内全域に拡大する考えを示しました。 さらに、広域的に取り組むべきだとして、近隣市町村とも連携する考えもあわせて示しました。 空き家バンク登録制度は、空き家を有効に活用し、田舎暮らしを求める都会などからのニーズにこたえ、人口増につなげようという取り組みで平成22年度から高遠と長谷地区でスタートしました。 これまでに、高遠で20件、長谷で2件契約にこぎつけたということです。 現在伊那市には、1か月に平均で20件ほどの移住定住に関する問い合わせがあることから、空き家バンクを市内全域に拡大するものです。 伊那市は不動産組合と連携し、できるだけ早い時期からこの取り組みをスタートさせる考えです。
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しんわの丘でバラ祭り始まる
バラの花が見ごろとなった伊那市高遠町のしんわの丘ローズガーデンでは6日からバラ祭りが始まり訪れた人たちを楽しませています。 しんわの丘ローズガーデンは広さおよそ8800平方メートルの敷地内におよそ170種類2100本のバラが植えられています。 中央アルプスの山並みを望むことができるビューポイントとなっていて毎年この時期にバラ祭りが開かれます。 祭り開催のオープニングセレモニーでは信州高遠藩鉄砲隊による演武が行われました。 またプレゼント抽選会も行われ当たった人にはバラの苗木が贈られていました。 しんわの丘ローズガーデンは高遠町に事業所がある伸和コントローロズ株式会社の社会貢献事業により整備されたものです。 バラ祭りは今年で8回を数え6月から10月はじめまで様々な種類のバラを楽しむことができます。 訪れた人たちは見ごろの花をカメラにおさめたり、散策したりしながら思い思いに楽しんでいました。 祭り期間中はバラの育て方相談や苗木の販売も行われます。 期間は28日までで入園料は高校生以上200円となっています。
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弘妙寺で「難を転ずる」南天植樹
東日本大震災以降、被災地を励まそうと、「難を転ずる」のごろ合わせから、南天を植えている伊那市高遠町の弘妙寺で、きょう、植樹が行われました。 弘妙寺では、震災以降、南天の植樹が行われていて、これまでに100本ほどが植えられています。 4日に植樹を行ったのは、塩尻市に本店を置き、スポーツ整体を行っている㈱スポーツフィジカルの従業員6人です。南天32本を植えました。 弘妙寺への南天の植樹は、東日本大震災の年に、福島から弘妙寺を訪れた夫婦が、復興を祈って始めたのがきっかけです。 難を転ずるのごろ合わせから、田中勲雄住職が、南天の木を勧めました。 田中住職の思いを知ったスポーツフィジカルは、震災以降ほぼ毎年植樹を行っていて、4年目となります。 スポーツフィジカルのほかに、これまでに10組ほどが、南天の木を、弘妙寺に植えているということです。
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高遠城址公園有料入園者数減 来年も誘客に力
今年の高遠城址公園さくら祭期間中の有料入園者数は15万8千人で、去年よりおよそ7万人減ったことが分かりました。 伊那市観光協会では、来年もイベントなどを行い誘客に力を入れるとしています。 2日は、伊那市高遠町の総合福祉センターやますそで今年の高遠城址公園さくら祭りの反省会が開かれ、祭り期間中の状況が報告されました。 観光協会によりますと、開花から散り終わりまでの有料入園期間中の入園者数は15万8,274人で、去年よりおよそ7万人減少したということです。 これは、入園料が有料化した昭和58年以降4番目に少ない人数です。 今年は天候に恵まれず、16日間の祭り期間中に晴れたのは4日間のみでした。 悪天候が続いたことや旅客バスの運転手の走行可能距離が昼間は上限500キロまでとする規制が設けられたことなどが重なり客足が伸びなかったとしています。 観光協会では、今年の状況をふまえ来年もイベントやPRに力を入れ、誘客に繋げるとしています。