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「なんでも鑑定団」の北原照久さんが高遠町で講演会
テレビ番組「開運!なんでも鑑定団」で馴染みのブリキおもちゃのコレクター北原照久さんの講演館が10日、伊那市高遠町の総合福祉センターやますそであった。約100人が集まり、北原さんの話に耳を傾けた。
北原さんは両親が伊那市の出身であることもあり、、伊那市の「ふるさと大使」を務めている。今年4月には、伊那市商工会が企画した「おもちゃ博物館」を監修。講演会は、おもちゃ博物館の開館最終日の締めの企画として行われた。
北原さんは、「世界的な不況と言われているが、その中で、商店街の活性化に向けた取り組みの一歩が踏み出せた。成功や失敗といった結果よりも、行動したことが大切。継続して活動してほしい」とアドバイスを送った。
また、講演会の後には北原さんによるお宝鑑定があり、来場者は、ネットオークションで落札したミニカーや、子どものころに買ってもらったレコードなどを持ち寄った。
鑑定額が予想価格より上回ると会場からは拍手が起こり、持ち主は意外な結果に喜んでいた。 -
春の叙勲 瑞宝小綬章 荒井孝さん
伊那市高遠町在住の荒井孝さんは、地方自治功労で瑞宝小綬章を受章した。
現在83歳で、NPO法人伊那芸術文化協会理事を務めている。
1956(昭和31)年、伊那北高校を卒業後、県職員に採用された。
県消防学校長、県人事委員会事務局長を歴任し、平成9年に県伊那文化会館館長となり、平成10年に定年退職した。
県職時代は、「地域の住民の方々に役立つ仕事か、という観点で見て、いい仕事をしたいとやってきた」という。
救急隊員に救急救命士の資格のある人を配置することが急務となり、救急救命士養成のための体制づくりにも尽くした。
「なるべく早く救急救命士の国家試験を受けられるようにとやってきた。それが今、救急職員の中に救急救命士が増えてきているので、役に立ったかなと思う」
今の県政については、「もっと分かりやすい、身近な県政にしないといけないのかなと思う」と話した。 -
保科正之公講演会
旧高遠藩主保科正之を祭る神事と、正之に関する講演会が29日、伊那市高遠町で開かれた。
神事は3年前から毎年、正之が生まれた5月7日付近に行っている。
今年は正之生誕398年。会場には、保科正之の大河ドラマ化実現のための全国組織、上伊那の市町村議員連盟など50人が参列した。
小坂樫男伊那市長は、「大河ドラマ化は必ずや実現すると確信している。これからもご協力いただきたい」とあいさつした。
そのあと開いた講演会は、4月4日に建立した正之と母お静の像の建立記念として開いた。
講演者のうち、江戸幕府を築いた徳川家康から数えて18代目となる徳川恒孝さんは、戦国時代から江戸時代への変化について説明した。
徳川さんは、江戸時代に貨幣経済が発展し経済状態が安定していたことを話し、「正之公の政治は儒教を基礎としたモラルの高いものだった。正之公は経済安定のキーマンだった」と解説していた。 -
囲いワナでニホンジカ捕獲
伊那市高遠町の入笠牧場に設置しているニホンジカ捕獲用の柵で、シカ9頭が初めて捕獲されたことが30日、分かった。
JA上伊那によると、捕獲したのは26日で、メスのニホンジカ9頭。
シカは、その日のうちに猟友会が駆除した。
入笠牧場には、県や伊那市、JAなどが、一昨年11月から囲いワナとして柵を設置しているが、今までニホンジカの捕獲には至っていなかった。
JA上伊那では、「人の出入りが少ない時期で、シカの警戒心が薄れたため捕獲できたのではないか」としている。 -
「ローズガーデン・ウエディング」
しんわの丘ローズガーデンで6月高遠さくらホテルは、しんわの丘ローズガーデンを全国に発信していこうと、人前結婚式を行うカップルを募集している。
題して「ローズガーデン・ウエディング」。ジューンブライドで、バラが見頃となる6月に予定している。
しんわの丘ローズガーデンは、8040平方メートルの敷地に126種類、2600本のバラが植えられている。
人前結婚式は、そんなバラに囲まれて式を挙げてもらおうというもので、挙式費用や衣装代、記念写真代は無料。
全国から2組を募集し、6月5日と13日に挙式を予定している。
募集はすでに始まっていて、名古屋や三重などの中京方面から申し込みや問い合わせがあるという。
このローズガーデン・ウエディングは、伊那市観光株式会社の観光戦略として、しんわの丘ローズガーデンを広く全国に知ってもらい、高遠のバラのブランド力を高めていこうというねらいがある。
高遠城址公園の桜が終わり、今は花の丘公園が見頃。そして、これからローズガーデンのバラが始まる。
高遠さくらホテルでは、ガーデンウエディングの雰囲気を高めようと、さくらホテルにあるベルを台座ごと外してローズガーデンに移設する計画をしている。
さくらホテルでは、花見シーズンに弁当の販売を今シーズン初めて行った。
その結果、1万2千円の殿様弁当を30個売り上げるなど一定の成果を挙げた。
バラの季節は、昨年に引き続きローズランチの提供も予定していて、ウエディングとの相乗効果に期待している。
さくらホテルでは、「中央アルプス千畳敷での挙式に対抗できるような名所としてのブランド化をさらに進めていきたい」と話している。 -
高遠町地域協議会、部会を設けて合併後のまちづくり検証へ
伊那市高遠町地域協議会が24日夜、開かれ、総務、社会、経済の3つの部会を設置し、合併後のまちづくりについて、検証することを決めた。
部会で検証するのは平成17年度に高遠まちづくり委員会が旧高遠町に提出した「まちづくりの提言」についてで、総務部会は自治組織や定住対策など、社会部会は福祉や保健医療など、経済部会は観光や農業振興などについて検証する。
各部会は合議制。項目別に提言の実践状況を5段階評価するほか、実践できていない項目などは、問題点を指摘。実践するための提案もする。
各部会による検証は9月までで、結果は地域自治区長を通じて市に提出する。
高遠町地域協議会の北原公雄会長は「まちづくりの提言を検証することで、地域の振興に役立てたい」と語った。 -
花の丘公園 八重桜一部満開
さまざまな種類の八重桜が楽しめる伊那市高遠町の花の丘公園で、早咲きの種類が見ごろとなっている。
「ハナガサ」など白っぽい色の花を咲かせる品種は8分咲き、「関山」など濃いピンク色の花を咲かせる品種は3分咲き。
花の丘公園は高遠城址公園の花見シーズンが終わってからも楽しめる第二の花の公園として、平成元年から植樹を進めてきた。
現在は、八重桜や山桜を中心に100種類2千本の桜を楽しむことができる。
伊那市観光協会によると、満開は29日頃だという。 -
城址公園入園者数25万6千人
高遠城址公園の今年のさくら祭り期間中の有料入園者数は約25万6千人で、去年より4万人ほど少ない結果となった。
城址公園の有料での入園は今月19日で終了していて、公園開きとなった1日からの有料入園者数は25万6千人だった。
有料入園者数が25万人台まで落ち込んだのは平成4年の25万1千人以来となる。
原因について伊那市観光協会高遠支部では、満開の期間が3日間と短かったことに加え、インターネットによる桜のライブ映像配信で見ごろの時期に花見客が集中したことなどを挙げている。
伊那市では、高速道路料金定額1000円の影響などにより交通渋滞が起きたことなどを来年への反省に挙げた。 -
八重桜摘み取り
伊那市商工会高遠支部女性部のメンバーは22日、さくら茶に使う八重桜の摘み取り作業をした。
伊那市高遠町の高遠町文化体育館横には女性部が25年ほど前に植えた3本の八重桜がある。
この桜は現在満開に近い状態で、メンバーらは咲いた花を摘みとっては袋に詰め込んでいた。
八重桜は塩付けにして1年間寝かせ、「桜志津久」という商品名で販売する。
桜志津久は1袋50グラム入り500円で販売していて、今年は約1800袋を作った。
また女性部では毎年、城址公園を訪れた人たちをもてなそうと、さくら茶のサービスを行っていて、今年は2日間で6千カップを用意したという。
花は摘み取ったあと、商品として出せるものと出せないものとに選別し、塩で仮漬けする。
その後1日干して本漬けし、来年の花見シーズンまで寝かせることになっている。 -
高遠城址公園で篠笛の演奏
桜が散り終わりとなった高遠城址公園で20日、日本の伝統楽器篠笛の演奏が行われた。
演奏したのは神奈川県在住でプロの篠笛奏者大野利可さん。
大野さんは4年前、伊那市で初めて演奏会を開いたことがきっかけで、去年から市内で篠笛の講座の講師を務めている。
演奏会は訪れた人たちに篠笛を楽しんでもらおうと企画したもので、今年で2回目。
大野さんは1時間ほどの演奏の中で、自分で作曲したオリジナル曲や、春にちなんだ曲などを披露した。
訪れた人たちは篠笛が奏でる音色に聞き入っていた。
城址公園の桜は現在「散り終わり」。20日から入園料と市が管理する駐車場は無料となっている。 -
ポレポレの丘プレオープン
四季を通じてさまざまな花が楽しめる伊那市高遠町のポレポレの丘が29日、リニューアルオープンする。
19日はプレ・オープンとなり、園が開放された。
ポレポレの丘は、桜の時期だけでなく通年で楽しめる花の名所を高遠町につくろうと、信州高遠花摘み倶楽部が2005年から始めた。
遊休農地だった土地2.5ヘクタールを活用し、60種類以上の花や木を植えている。
ポレポレの丘では現在、花壇を無償で貸し出すマイガーデン制度を取り入れているほか、見せる野菜作りにも取り組んでいる。
ハーブなど香りの強い花と野菜を共に植えると、防虫などの効果があるということで、無農薬で野菜を栽培している。
今回新たにカフェや、犬が走り回ることができるドックランスペースを設けた。
カフェでは、公園内で栽培された野菜や果物を使ったケーキやハーブティーなどを提供する。
プレ・オープンには関西などから観光客が訪れていて、花の香りを楽しんでいた。
赤羽久人理事長は、「見る、作る、食べるとさまざまな形で楽しめる。のんびり、ゆったりと1日いても楽しんでもらえると思う」と話していた。
カフェなどは29日にオープンする予定で、29日からは入園料大人300円となる。 -
行政相談委員天野さんに感謝状
16年の長きに渡り行政相談委員を務めたとして、伊那市高遠町の天野達郎さんが、総務大臣感謝状を受けた。
伝達式が17日、伊那市役所で行われ、総務省長野行政評価事務所の折山芳夫所長から感謝状が手渡された。
天野さんは、平成5年から今年3月まで8期16年間、行政相談委員を務めてきた。
相談は毎月1回行われていて、道路の修理や近所とのトラブルなど、身の回りで困ったことについての相談を受けた。
天野さんによると、ここ2、3年は年金についての相談が多くなっていて、相談日に行政の担当者に来てもらったこともあったという。
天野さんは、旧高遠町で町職員や収入役を務めていたが、相談を受けてみると、在職当時は聞けなかったような問題を抱えている人もいたといい、「困っている人はたくさんいると感じた。それまで気付かなかったことに気付かされ、勉強になった16年だった」と振り返った。 -
水上熊野神社の枝垂れ桜見ごろ
高遠城址公園の桜は散り終わりとなったが、桜前線は山里へと上っている。
伊那市高遠町藤沢の国道152号沿いにある熊野神社。神社入り口にあるシダレザクラが満開で今がちょうど見ごろ。この桜もこの時期の人気スポットの一つになっている。 -
高遠でチューリップ見ごろ
伊那市高遠町の山田河原駐車場近くの花壇では、チューリップが花を咲かせ、ドライバーの目を楽しませている。
山田河原駐車場からは、高遠城址公園へ向かう花見客を乗せたシャトルバスが運行している。
その近くの花壇ではチューリップが花を咲かせ、訪れた人を出迎えている。
この花壇は伊那市振興公社東部支所が管理していて、早咲きのものから遅いものまで全部で7千個のチューリップの球根が植えられている。
伊那市振興公社によると、チューリップは来月中ごろまで楽しむことができ、その後はカンナやダリアが花を咲かせるという。 -
グラウンドを花見客に貸し出し
高遠城址公園の花見客が最も多くなる土日に合わせ、伊那市の高遠高校は11日、訪れた花見客に学校のグラウンドを駐車場として貸し出した。
グラウンドの貸し出しは高遠高校が毎年行っているもので、この日も午前8時半からグラウンドを無料で開放し、生徒や保護者、教諭らが車の誘導や案内図の配布を行った。
高遠高校では、主に諏訪方面からの花見客の受け入れを行っていて、300台分の駐車スペースは2時間ほどで満車になった。
ある生徒は、「高遠の桜は満開もきれいだし、散っているところもきれい。遠くから来てくれている人たちに、花見を楽しんで帰ってもらいたい」と話していた。
グラウンドの貸し出しは、来週の土日も行う。 -
花見客に高遠そばをPR
花見客に高遠そばをPRしようと、伊那市そば打ち名人の会が8日、高遠城址公園の花見客に手打ちそばを販売した。
そば打ち名人の会が観桜期に合わせて手打ちそばを販売するのは、今回初めての試み。高遠そばの味を県内外から訪れる花見客に知ってもらおうと企画した。
昼時になると、高遠町歴史博物館の中庭に設けたブースに観光客が集まり、名人の会のメンバーが作った手打ちそばを味わっていた。
手打ちそばの販売は15日までの1週間行われる予定で、名人の会では今年の秋に開催する「麺街道フェスタ」のPRにもつなげたい竏窒ニしている。 -
高遠城址公園 桜満開
天下第一の桜として知られる伊那市の高遠城址公園のコヒガンザクラが10日、満開となった。
伊那市の最高気温は午後2時27分に25度を記録し今年初めての夏日となった。
9日の5分咲きから一気に開花が進み、10日午前には8分咲き、午後には満開となった。
公園内は、県内外からの花見客で賑わっていて、周辺の道路では若干の混雑もみられた。
高遠城址公園は、5.4ヘクタールに1500本のコヒガンザクラがあり、濃いピンク色の花を咲かせている。
樹齢130年に及ぶ古木が20本、50年以上のものが500本あるとされている。
この日は、満開となった桜の下でごちそうを広げる花見客の姿が見られた。
高遠城址公園のさくらの見ごろは15日ごろ、19日ころまでは楽しめるという。 -
高遠城址公園で桜茶のサービス
伊那市の高遠城址公園で9日、伊那市商工会高遠支部女性部が桜茶を振る舞った。
桜茶は八重桜の塩漬けにお湯を注いだもので、3千杯用意された。
観光振興に役立てようと、桜の塩漬けを作り土産品として販売している女性部が、毎年行っている。
会場では、桜茶と一緒に高遠饅頭の試食も用意され、観光客などがお茶と一緒に味わっていた。
女性部では、「桜の下で桜茶を飲み、桜にどっぷりと浸ってほしい。桜の塩漬けはお菓子や漬物などにも使えるので花見のお土産にしてほしい」と話していた。
この桜茶のサービスは10日も行われる。 -
高遠の御堂垣外で春祭り
伊那市高遠町の御堂垣外地区で5日、およそ60年ぶりとなる春祭りが行われた。
会場の公民館広場には、屋台が出るなどして、多くの地区住民が訪れ、公民館ではフラダンスのグループによる発表が行われた。
御堂垣外地区では、みこしや屋台、演芸などがある大きな祭りは60年近く行われていなかった。
そこで、地区の活性化のためにと今回祭りが計画された。
この祭りを盛り上げようと、高遠北小学校の新1年生の保護者と1年生によるフラメンコもあった。
祭りに訪れた地域の人たちは、おひねりを投げるなどして踊りを楽しんでいた。
祭りを計画した地区の祭事部では、「活気があっていい。地区の活性化につながると思うので来年以降も続けていきたい」と話していた。 -
高遠城址公園の桜 開花宣言
伊那市は6日、高遠城址公園の桜が開花したと発表した。
“天下第一の桜”として知られる高遠城址公園の桜の開花は去年より3日早く、伊那市では11日土曜日前後が見ごろと予想している。
公園の中で最も早く咲く南ゲート付近では、訪れた人たちが花を写真に納めるなどして楽しんでいた。
公園中央の本丸や桜雲橋近くでは、つぼみの赤みが増し、遠方から訪れた花見客らが園内を散策していた。
また屋台の店主らは、今年は長野市で善光寺の御開帳が行われていることから相乗効果があるとして、観光客の集客アップを期待していた。
今年の桜まつり期間中は9日と10日に伊那市商工会女性部によるさくら茶のサービス、また9日と13日には桜奏会による高遠ばやしの巡行、15日には保科正之公大河ドラマ化成就祈願として江戸かっぽれなど、さまざまなイベントを行い、全国から訪れる花見客を出迎えることにしている。
伊那市では高遠城址公園の桜の見ごろを11日前後、また、春日公園と伊那公園は10日頃と予想している。 -
保科正之公像完成
名君保科正之公とその生みの親お静の立像、またその顕彰碑などが完成した。
4日、像や顕彰碑が建立された伊那市高遠町の歴史博物館前で除幕式が行われ、関係者約100人が集まった。
正之公の像は晩年の肖像画を元に高遠藩主だった20代の頃をイメージして造られた。
お静像も残っていた肖像画を元に高遠で過ごした30代の頃を再現している。
また、お静地蔵は、東京の寺、成就院に、お静が正之の幸せを願い寄進した石仏と同じ形で、3体並んでいる。
正之公の功績をたたえる顕彰碑も建立された。
総工費は約770万円。
これら石仏の建立にあたり個人や団体763件から約1千万円の寄付が寄せられたという。
式の中で建立実行委員会会長の小坂樫男伊那市長は、「この地を訪れた人たちに正之公の功績を知ってもらうとともに、大河ドラマ化を実現させたい」とあいさつした。
実行委員会では、29日に正之公生誕398年記念講演会を開催するほか、記念誌も発刊し、大河ドラマ化実現と市の観光の発展につなげていきたい竏窒ニ話している。 -
おもちゃ博物館オープニング
高遠城址公園のさくら祭りに合わせて出店する「おもちゃ博物館」が4日、オープンした。
伊那市高遠町の国道361号沿いの「おもちゃ博物館」前でテープカットが行われた。
今年初めてとなるこの企画は、全国から集まる花見客に城址公園だけではなく商店街にも足をのばしてもらい、地域の活性化につなげようと伊那市商工会が企画した。
おもちゃ博物館は、テレビ番組「開運なんでも鑑定団」に出演している北原照久さんが監修していて、店内には北原さんのコレクションが並んでいる。
商工会では北原さんの母親が高遠町出身ということから、この企画を北原さんに相談したところ、快く引き受けてくれたという。
期間中は、おもちゃ博物館の出店にあわせ商店街の25店舗がそれぞれ1点ずつ北原さんのコレクションを展示する。
それぞれの店をまわり5つのスタンプを集めた人の中から抽選で、北原さん鑑修のブリキのおもちゃが当たるスタンプラリーも開催される。
おもちゃ博物館出店の最終日となる5月10日には、伊那市高遠町総合福祉センターで北原さんの講演会も計画されている。
伊那市商工会では、「商店街がにぎやかになるイベントとして成功させたい」と話している。
おもちゃ博物館の館内は、販売コーナーと特設コーナーに分かれていて、特設コーナーは入場料が大人200円、小中学生が100円となっている。 -
本の家でライブペインティング
東京都在住の画家・星加海さんが3日、伊那市高遠町のブックカフェ「本の家」で、ライブペインティングを披露した。
星加さんは、朝日新聞でイラストを連載するなど全国的に活躍している。
この日は約7平方メートルの店の壁に、ペンキで手早く作品を描いていった。
星加さんは「テーマは“本の町の広場“。大人も子どもも、本を見ながらくつろいでいる作品にしたい」と話していた。
ライブペインティングは4日も午前9時ころから行われ、絵を完成させる予定。 -
高遠さくらだるま今日から販売
伊那市高遠町の高遠さくらホテルは1日から、高遠桜だるまの販売を始めた。
ダルマは、高遠城址公園のさくら祭りの開催に合わせ、伊那市の新たな名物にしていこうと作られたもの。
ダルマには桜が描かれていて、高さ15センチのものが1500円、12センチのものが1200円で販売する。 -
高遠城址公園で公園開き
伊那市高遠町の高遠城址公園で1日、公園開きが行われ、市や県などの関係者およそ100人が集まった。
市では当初、公園開きを今月4日に予定していたが、長野地方気象台の開花予想日が2日だったことから、予定を早め、この日公園開きを行うことにした。
小坂樫男伊那市長は「花見客向けの弁当の開発や、まつり期間中のおもちゃ博物館の開催など、経済効果を見込んだ新たな取り組みが始まっている。全国から多くの人が訪れることを期待している」とあいさつした。
また、伊那市の琴同好会の演奏もあり、公園開きに花を添えた。
公園開きではほかに、高遠町の保育園児らが桜雲橋をわたり、さくら祭りの始まりを祝った。
園内におよそ1500本あるタカトオコヒガンザクラは県の天然記念物に指定されている。
昭和58年、1983年に有料化となって以来、去年までに累計でおよそ705万人が訪れている。
公園を管理している伊那市では、桜の開花を4日ごろ、また見ごろは10日前後と予想している。 -
高遠で山林火災
31日午前9時50分ごろ、伊那市高遠町西高遠で山林を焼く火事があった。この火事によるけが人はいない。
伊那警察署の発表によると、火事は西高遠の猪鹿山で発生。500平方メートルほどを焼き、1時間20分後に消し止められた。
火災発生当時は、上伊那森林組合が間伐作業中だった。
伊那署で出火の原因などを調べている。 -
校名「高遠高校」で決着
高遠高校の第2次校名検討委員会が30日開かれ、これまで通りの「高遠高校」に決まった。
平成18年度に検討が始まってから2年が経過しての決着となった。
この日、高遠高校で検討委員会が開かれ、委員8人が出席した。
校名については平成17年度に、創立80周年を迎えたことから、学校、保護者、同窓会などで組織する「将来の高遠高校を考える会」で校名変更の案が出た。
しかし同窓会などから「変更ありき」だとして、反対する声があり、関係者の間で混乱が起きていた。
考える会ではアンケートを実施し、それを受けた検討委員会では、高遠高校が最も多かったことなどから、現状通りとする案が出され、了承された。
校名決定に時間がかかったことについて学校では、「県の高校改革プラン実施計画が始まる中、もし校名が変更になった場合、さまざまな混乱が予測されたため」と説明している。 -
高遠町子育て支援センター閉所式
来年度から美篶東部保育園の跡地に移転する伊那市の高遠町子育て支援センターで27日、閉所式があった。
約30組の親子が集まり、慣れ親しんだセンターで最後の交流を楽しんだ。
式では、白鳥孝副市長が「美篶東部保育園はここから近い所にある。施設も広いので、幅広い友達と交流ができると思う」と話した。
また、指導員の三澤昌江さんは、子どもたちのために作ってきた手作りおもちゃを一人ひとりにプレゼントした。
高遠町子育て支援センターは平成19年に開所し、主に高遠町地区の親子が利用してきた。
しかし、ほかの地区から通いにくいなどといった理由もあり、利用者が少なく、施設も手狭だったため、今年度で閉園となる美篶東部保育園に移転されることになった。
新しいセンターは来月1日に開所する予定で、移転後は美篶子育て支援センターとなる。 -
「新城藤原神社の由来と宝物」特別展
高遠城址公園にある「新城藤原神社」に関する歴史的資料を集めた特別展が、伊那市の高遠町歴史博物館で開かれている。
会場には、神社の歴史に関する資料や奉納品など60点が展示されている。
新城藤原神社は、江戸時代後期、高遠城主内藤家が、子孫の繁栄を願って建てた神社が基となっている。
明治時代の廃藩置県によって城の外へ移転したが、地域住民の強い要望で再び城址公園内に建立された。
展示会では、内藤家の残した書籍や、明治時代の住民が県に神社の建立を申請した書類などが並べられている。
また、普段は神社の中にあり見ることが出来ない絵馬も展示されている。
中でも、日本画家・池上秀畝の父、池上秀花の絵馬「騎馬武者」は、武士の時代を象徴するもので見所のひとつとなっている。
この特別展は6月28日まで。 -
高遠城址公園にぼんぼり設置
桜の名所、高遠城址公園で桜の開花を前に24日、ぼんぼりの飾り付けが行われた。
高遠城址公園観光協議会のメンバー80人が参加し、杭を打ちつける作業などを手際よく行っていた。
今年のぼんぼりは、去年並みの140基集まった。ぼんぼりは桜まつり期間中の夜、点灯される。
高遠城址公園の桜の開花予想は4月2日。公園開きは4月1日に行われる。