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「山すそ」歌い継いで60年
発足60周年を記念する高遠やますそコーラスの演奏会が22日伊那市高遠町の信州高遠美術館で開かれました。
演奏会では童謡や歌謡曲など25曲を披露しました。
高遠やますそコーラスは1958年、昭和33年に女性コーラスグループとして発足しました。
平成元年から元音楽教師の田中眞郎さんが指導をするようになり演奏会では指揮を務めています。
平成8年に男性の加入で混声合唱団となり現在は約30人で活動しています。
60周年記念の演奏会では発足から18年間、指導にあたった元高遠小学校音楽教師の加藤弘子さんが作曲した「山峡の城下町」が歌われました。
高遠やますそコーラスのメンバーは「歌うことの楽しさを共感することができました。たくさんの人たちの支援で長きにわたり歌い継がれてきたことに感謝しています。」と話していました。
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ヤマユリ涼しげに咲く
伊那市高遠町引持の平岩兼雄さん宅のヤマユリが見頃となっています。
ヤマユリは自宅の裏山に群生していて今が見頃です。
当初は数株だったものが自然に増えていき今のようになったということです。
平岩さんは「暑いなかですがヤマユリを見ていると涼しさを感じます。」と話していました。
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高遠保育園起工式
来年4月の開園を目指し移転新築する伊那市高遠町の高遠保育園の安全祈願祭と起工式が18日、行われました。
18日は、市の関係者や建設業者など50人が出席し工事の安全を祈願しました。
新しい高遠保育園は、高遠小学校の南に建設されます。
園舎北側におよそ25台分の駐車場を、南側に園庭を整備します。
建物は鉄骨造平屋建てで、総事業費はおよそ6億4,500万円となっています。
敷地面積はおよそ5千平方メートルで、保育室は7室、未満児室は床暖房つきで2室、未満児専用の遊戯室を設けます。
建物は、地元産材が利用される他、太陽光発電やペレットボイラーが設置されます。
定員はこれまでと同じ120人を予定しています。
高遠保育園は、西高遠の第1保育園と下山田の第4保育園を統合し平成28年4月に開園しました。
現在は、第1保育園の園舎を利用しています。
駐車場スぺースがないことや施設が手狭になっていることから移転新築するものです。
現在使っている園舎の跡利用について伊那市では、「今年度中に結論を出したい」としています。
新しい保育園は、来年4月1日の開園を予定しています。
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4日連続猛暑日 熱中症に注意
17日の伊那地域の最高気温は35.6度で、3連休初日の14日から4日連続の猛暑日となりました。
伊那市山寺にあるキタノヤ電器では、今月に入りエアコンの取り付け作業に追われています。
エアコンの購入と取り付けの件数は、去年の同じ時期に比べて2倍近くになっているということです。
店によっては在庫がなく、注文から1週間ほどかかるところもあるということです。
北原國人会長は「この気候で大忙しだが、お客様に迷惑がかからないよう体制を整えて対応している。社員もバテてしまう」と話していました。
キタノヤ電器では、この日だけで10人近くからエアコンの購入申し込みがあったということです。 -
知事選を前に高校で投票呼びかけ
19日告示、来月5日投開票の長野県知事選挙を前に、県選挙管理委員会は高校生に関心を持ってもらおうと17日、啓発活動を行いました。
この日は伊那市高遠町の高遠高校で啓発活動が行われ、県や伊那市の職員らが玄関前で投票を呼びかけました。
職員らは高校生に「8月5日は長野県知事選挙です」と呼びかけながらポケットティッシュを配っていました。
高遠高校の3年生は「将来を決める大切なものなので、投票に行くことは大事だと思う」「自分の一票で左右されるかもしれないので投票に行きたいと思う」と話していました。
去年10月に行われた衆議院選挙では、上伊那地域の全体の投票率が66.77%だったのに対し、18歳・19歳の投票率は44.65%でした。
県選挙管理委員会では「これから社会に出ていく高校生に選挙をもっと身近に感じてもらい、是非投票に行ってもらいたい」と話していました。 -
寒ざらしそば14日から提供
江戸時代、高遠藩から将軍家に献上されていたとされる「寒ざらしそば」の提供が14日から始まりました。
伊那市高遠町のそば店壱刻です。
昼時になると、訪れた人たちが寒ざらしそばを注文し味わっていました。
寒ざらしそばは、そばの実を大寒から立春までの間清流にさらします。
その後寒風にさらして乾燥させます。
夏の暑さによるそばの劣化を防ぐためのもので、こうすることで甘みが増し、保存性が高まるということです。
高遠町のそば店でつくる高遠そば組合がこの取り組みを行って今年で5年目になります。
色は通常のそばよりも白く、もちもちした触感と甘みが特徴だということです。
寒ざらしそばの提供は壱刻・華留運・ますや・楽座 紅葉軒の4店舗で行われています。
価格は1人前1,200円で、各店限定150食です。
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「読書楼」地域住民に公開
旧高遠藩の藩校「進徳館」の最後の師範代とされる北原節堂の私塾「読書楼」が伊那市高遠町西高遠にあります。
読書楼はこれまで明治時代の建物とされていましたが、去年行われた調査で江戸時代中期の武家屋敷の可能性が高いことがわかりました。
7日は読書楼が地域の人に公開され、建物の所有者で北原節堂の玄孫にあたる北原俊史さんが説明をしました。
読書楼は、木造一部二階建てで、1階に4部屋、2階に茶室があります。
進徳館の最後の師範代とされる北原節堂の私塾でこれまで明治時代の建築とされていました。
去年8月北原さんが専門家に調査を依頼したところ、間取りが1830年頃の江戸時代の武家屋敷の図面と一致したということです。
さらに部屋の壁には柱の跡があり、改築した痕跡があることから、江戸時代中期の建築の可能性があるとしています。
ここに駕篭のためのスペースがあり、玄関には駕篭を乗り降りするための「式台」があることから、節堂は駕篭を使って高遠城へ行っていたことがうかがえるということです。
建物の活用については伊那市教育委員会と話し合い検討していくとしています。
なお読書楼は、一部近代様式に改築されていることから、俊史さんは「いずれは改築してしまった部分も昔の姿に戻したい」としています。
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高遠町総合支所 研究委員会発足
耐震性に課題があることなどから新築するとの方針が示されている伊那市高遠町の高遠町総合支所について、機能や規模、位置など広く意見を出し合う高遠町総合支所庁舎あり方研究委員会が3日、発足しました。
3日は、高遠町総合支所で初会合が開かれました。
委員会は、地域協議会の委員や区長会、地区推薦など34人で組織し、任期は1年です。
委員長は、地域協議会会長の伊藤岩雄さんが務めます。
委員会では、高遠町総合支所庁舎に関するこれまでの経過が報告されました。
高遠町総合支所は、昭和41年に建設されました。
建設から50年以上が経過していて、耐震性が不足しています。
保健センターへ機能を移転する案もありましたが、新築する方針が決まっています。
委員会の任務は総合支所庁舎の建設などに関する調査・研究で、庁舎の建設に関して具体的な方針を決定するものではないとしています。
研究終了後の庁舎の建設に向けた組織、進め方などについては、あらためて市と協議を行う計画です。
次回の委員会は、9月上旬に予定していて、中高生からも意見を聞きたいとしています。
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県内初 社会福祉法人連絡会議
伊那市内の社会福祉法人が、連携して情報を共有し、より広域的な課題に対応していこうと3日、県内初の社会福祉法人連絡会議が発足しました。
この日は初めての会議が伊那市福祉まちづくりセンターで開かれました。
連絡会議には市内の高齢者福祉施設や保育園、児童養護施設などの運営団体となっている社会福祉法人8団体から14人が参加しました。
初めての会議では、連携のあり方についてそれぞれ意見を出し合いました。
このうち、下校後に行き場のない子ども達の居場所として高齢者福祉施設などを開放してはどうかとの提案について、「子ども達が寄って勉強をしたり実習をしたりするぐらいなら対応できるが、型をつくってしまうとマンパワーが足りない」「怪我をしたときに誰が責任をとるのかなど難しい問題がある」などと各施設の担当者が意見を出し合っていました。
社会福祉法人法の改正で、地域福祉の広域化を進めていくことが求められるようになり、情報の共有や人材育成で互いに協力しようと市社協が市内の団体に提案したものです。
三井真理子事務局長は「連携をすることで情報を共有して、さらにそれぞれの業務を充実させられるような組織になっていけばうれしい」と話していました。
長野県によると、市町村単位で福祉法人の連絡組織が発足するのは県内では初めてのことだということです。 -
高遠小学校で木育授業
伊那市高遠町の高遠小学校で木育授業が23日に行われ、4年生が学習机の天板を上伊那産のカラマツで作ったものに付け替える作業を行いました。
4年生の児童43人が、保護者と一緒に作業を行いました。
児童らは、これまでついていた天板を取り外すと、上伊那産のカラマツでできた新しい天板に付け替えていました。
これは、幼いうちから木に親しんでもらい地域産材の利用促進につなげようと、伊那市と上伊那林業振興協議会が行っているものです。
毎年市内の小学4年生を対象に行っていて今年で5年目になります。
子ども達は、新しくなった天板に触れて感触を確かめていました。
天板のつけかえ作業は高遠北小学校でも29日に行われます。 -
関東甲信 過去最も早い梅雨明け
気象庁は29日、関東甲信地方が梅雨明けしたとみられると発表しました。
関東甲信地方の6月中の梅雨明けは、統計開始以降初めてだということです。
梅雨が明けた29日、伊那市高遠町の高遠保育園では地域のお年寄りを招いて七夕の飾り付けをしていました。
6月中の梅雨明けは、気象庁が統計を開始した1951年以降初めてで、平年より22日、去年より7日早い梅雨明けだということです。
子ども達はお年寄りに願い事を書いてもらうと、用意された笹に結びつけていました。 -
土砂災害危険個所をパトロール
6月の土砂災害防止月間に合わせて28日、伊那市高遠町で危険箇所のパトロールが行われ、県や市の担当者が状況などを確認しました。
この日は午前中に高遠町内3か所でパトロールが行われ、その後意見交換が行われました。
意見交換では「地域住民と危険箇所や避難場所を確認しておくことが必要だ」「災害は前兆が必ずある。地元の人が早めに危険を察知して連絡することが重要だ」などの意見が出ていました。
3か所のうち、土砂災害警戒区域に指定されている勝間の猫場沢では、土砂災害が発生した場合、土砂は国道152号を越えた先にあるグループホーム桜まで到達する可能性があることが確認されました。
パトロールと意見交換は、6月の土砂災害防止月間に合わせて毎年行われているもので、県や市、消防の関係者などおよそ30人が参加しました。
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入野谷在来種そば 新しい圃場で
入野谷在来種のそばの復活に取り組んでいる伊那そば振興会などは、今年から、より多くの種を採取するために新たな圃場で栽培を始めます。
伊那市長谷杉島にある15aの圃場です。
27日、7月に予定している種まきを前にシカやイノシシによる食害を防ぐための柵の設置作業が行われました。
そば店や地元住民、信州大学農学部などでつくる入野谷在来種復活夢プロジェクトは、これまで長谷浦の圃場で原種の栽培を行ってきました。
今年はその原種の種を増やして生産拡大へつなげようと新たな圃場を作りました。
栽培面積はこれまでの2倍以上になる見込みです。
種まきは7月19日、20日に行われる予定です。 -
震度7想定し災害対策本部訓練
伊那市は、伊那谷断層帯を震源とする震度7の地震が発生したとの想定で、災害対策本部訓練を26日、市役所で行いました。
午前8時、伊那地域を震源とする震度7の地震が発生したとの想定で訓練が始まり、市役所に災害対策本部が設置されました。
これを受け市の職員でつくる災害バイク隊が、現地調査のために集合しました。
市役所5階に設置された災害対策本部では、バイク隊からの報告を受け、被害状況をまとめて国や県・自衛隊に救助要請をしていました。
また、本部に新たな情報が入ると、現場の状況を確認するようバイク隊に指示が出されていました。
訓練は、災害が発生した場所が特定されていない状況で行われました。
竜西方面全域での災害という当初の情報が、訓練が進むにつれて西町・荒井地区が主な被災地だと絞り込まれました。
報道機関への記者会見も行われ、水や食料の確保、広報の方法などについて質問を受けていました。
伊那市では毎年この時期に訓練を行っていて、今回初めてバイク隊と災害対策本部が連携して訓練が行われました。
市職員は「訓練でこれだけ慌ててしまうので、本番はもっと慌てると思う。今回の課題について対策を立てていきたい」と話していました。
山口俊樹危機管理課長は「連携訓練は比較的うまくいったが、記者会見は課題が多かった。課題を次につなげられるように対策を立てていきたい」と話していました。
伊那市では、今回の訓練で得た課題を今後の防災対策に活かしていきたいとしています。 -
羊の放牧住民主体で継続
伊那市高遠町藤沢の住民有志でつくる伊那東部山村再生支援研究会は、耕作放棄地の景観形成につなげようと、25日、羊の放牧を行いました。
25日は、藤沢の放牧地に、信州大学農学部から借りた羊4頭が放されました。
この取り組みは、羊が耕作放棄地の草を食ることで景観形成につなげようと、今年で3年目です。
昨年度は5月から10月末まで放牧がおこなわれ、羊によって放牧地のほぼすべてとなる3250平方メートルの除草ができたというということです。
昨年度までは国の事業の一環で行われていましたが、景観形成に効果があったとして、今年から住民主体で行います。
いずれは羊の購入も検討しているということです。
放牧は10月までの予定となっています。
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ミクロネシア伝統の踊り披露
ミクロネシアの青少年が22日伊那市高遠町の高遠小学校を訪れ国に伝わる踊りを披露しました。
10歳から14歳の24人が高遠小学校の児童に踊りを披露しました。
ミクロネシアの子どもたちは祖国では収穫の感謝を表したりお祝いのときに踊るものだと説明していました。
高遠小学校の児童は民俗衣装を着て踊る伝統の踊りを興味深そうに鑑賞していました。
ミクロネシアと日本の交流は国際感覚を備えた青少年の育成を目的に独立行政法人国立青少年教育振興機構が行っているものです。
一行は25日まで高遠町に滞在し地域の人たちと交流したり日本の文化を学ぶということです。
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高遠高校 性被害防止講話
伊那市高遠町の高遠高校で、性被害を防止するための講話が21日に開かれました。
この日は、長野県警スクールサポーターの唐澤髙弘さんが、インターネットを使った性被害の現状や原因、対策について話しました。
去年県が確認した、児童・生徒の性被害者数は、児童買春が7人、児童ポルノが17人で増加傾向にあります。
これは県警に届け出があった数字で、実際にはさらに多くの人が被害に遭っているものと見られます。
講話では、別れた腹いせに元交際相手の裸の写真をSNSに公開する、いわゆる“リベンジポルノ”の事例が紹介されました。
唐澤さんは「たった1枚の画像でも撮影しない・送信しない・保存しないことを守ってほしい。1度公開された写真は世界中の人が見ることができ、完全に消すことはできない」と話していました。
講話には1年生およそ100人が参加し、唐澤さんの話に耳を傾けていました。 -
残業60時間 働き方改革へ
伊那市教育委員会が、市内の小中学校21校の教職員に対して行った時間外勤務の調査結果が19日、市総合教育会議で報告されました。
ひとりあたりの平均時間外勤務は1か月間でおよそ60時間となっています。
会議は市役所で開かれ、教職員の働き方改革の取組状況の報告の中で時間外勤務の調査結果が公表されました。
今年4月・5月に行った調査によると、最も多い学校では、平均81時間、最も少ない学校でも平均47時間で、全体の平均は60時間となっています。
ただ、前の年の同じ期間の調査に比べ、平均で2時間ほど少なくなっています。
市教育委員会では、今年5月から、中学校に部活動指導員が導入されたことや、タイムカードの導入による意識改革によるものではないかとしています。
4月には市内小中学校の校長ら6人ほどでつくる働き方改革委員会も立ち上がっていて、白鳥孝市長は「教職員の声を吸い上げ、改革に向けて検討を進めていってほしい」と呼びかけていました。 -
オールエイジミュージック
子どもからお年寄りまで楽しめる音楽会をテーマにミュージカルなどを上演する「オールエイジミュージック」が16日に伊那市のいなっせで開かれました。
伊那市高遠町山室でピアノ教室を開いている原葉子さんが企画したものです。
音楽会では、原さんのピアノ教室に通う子どもや公募で集まった子どもたちがミュージカルに出演しました。
食育をテーマにした物語で、甘いものが大好きな子ども達がお菓子の家の魔女に捕まってしまうというものです。
オールエイジミュージックは、子どもからお年寄りまで全ての世代の人が楽しめる音楽会として、去年11月に信州高遠美術館で1回目が行われ、今回で2回目になります。
音楽会には、出演者も含め上伊那を中心に150人ほどが参加しました。 -
しんわの丘バラ園でフラメンコショー
1,800株のバラが見ごろを迎えている伊那市高遠町のしんわの丘ローズガーデンで、フラメンコショーが、17日行われました。
踊りを披露したのは、高遠町のフラメンコ愛好者で作るグループ「ラス・デュエンデス」です。
バラ祭り開催中の恒例となったイベントで、華やかな香りが漂う満開のバラ園に、フラメンコの音楽が響いていました。
しんわの丘ローズガーデンは、現在満開となっています。
例年より1週間から10日ほど早いということですが、祭り最終日の24日頃までは楽しめるということです。
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高遠城址公園 桜を1本ずつ管理へ
伊那市は高遠城址公園のサクラ1本毎の場所や生育状況を調査し10年、20年先を見据えた保護育成計画を今年度策定します。
高遠遠城址公園にあるおよそ1,500本のタカトウコヒガンザクラには、番号札が付けられています。
伊那市ではこの番号を基に、平成28年度から2年かけGPSで場所を測定し、日照条件や土壌、桜の葉の付き具合など30項目を調査しました。
調査を行ったのは、平成11年から18年間、高遠城址公園の桜守をしていた稲辺謙次郎さんです。
伊那市では、調査したデータを整理しエリア毎に桜の生育や樹齢などを分析しています。
1本ずつ生育状況を調査する事で、市の担当者が桜守と共通の認識を持って管理できるようになると言います。
また、今回のデータを基に10年、20年後には長期的な視野で検証が行えると言います。
伊那市では今年度中に保護育成計画を策定することにしています。 -
農業の発展に貢献 知事表彰を報告
地域の農業の発展に功績があったとして、伊那市の美和土地改良区の北原幸彦理事長と、農事組合法人「山室」が知事表彰を受賞しました。
15日は伊那市長谷の美和土地改良区の北原理事長と、伊那市高遠町の農事組合法人「山室」の初代組合長の伊藤忠彦さんらが伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長に受賞の報告をしました。
北原さんは、20年以上土地改良区の役員を務め、用水路の維持管理に尽力しました。
農事組合法人「山室」は、平成17年に設立されました。
遊休荒廃地を出さないよう、22ヘクタールの農地で酒米や、麦などを栽培しています。
白鳥市長は「農業は地域を守る基盤となっている。今後も、地域が一体となり、農地を守って下さい」と話していました。 -
高遠高校 商店街の見どころをマップで紹介
伊那市高遠町の高遠高校の生徒は、しんわの丘ローズガーデンのバラ祭りに合わせて観光客に地元商店街を紹介するマップを、9日に配布しました。
ローズガーデンへのシャトルバスの発着点となっているループ橋下の駐車場で、情報ビジネスコースの3年生8人がマップを配りました。
高遠町の商店街の見どころを紹介するもので、お土産を買える店や、高遠そばを提供している店などが15店舗掲載されています。
高遠高校では2015年に初めてこのマップを作りました。毎年3年生が商店へ出向いて聞き取り調査をし、新しい情報を加えながら改良してきました。
全部で600部作製したマップは16日と23日にも配布する予定です。
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高遠町内の園児と施設利用者が歌で交流
伊那市高遠町の高遠保育園と高遠第2第3保育園の園児は7日、グループホーム桜を訪れ、お年寄りと交流しました。
施設を訪れたのは、高遠保育園と高遠第2第3保育園の年長園児40人です。
はじめに、園児たちが歌を3曲披露しました。
交流は、普段外出する機会が少ない利用者が地域の子どもたちと触れ合う場にしようと年に1回行われています。
園児がお年寄りの手を握り、曲に合わせてマッサージや肩たたきをしました。
グループホーム桜では「子ども達と会うと笑顔になり、元気が出てくる。生き生きとした姿が見られてよかった」と話していました。 -
高遠小学校コミュニティスクール 今年度の発足式
伊那市高遠町の高遠小学校は、地域住民や保護者、児童が一体となった学校づくりを進めるコミュニティスクールの今年度の発足式を、6日行いました。
この日は、ボランティアを行う地域住民18人が高遠小学校を訪れ、自己紹介をして児童と顔を合わせました。
高遠小学校でのコミュニティスクールの取り組みは今年度で2年目になります。
住民を代表して北條良三さんは「みなさんが健やかに成長する事を願って私たちも頑張ります」と挨拶しました。
児童会長の小松史歩さんは「みなさんから地域の事を教えてもらって感謝しています。これからも高遠小学校を応援してください」と話していました。
高遠小学校では190人の児童に対し220人の地域住民が登下校の見守りのほか野菜栽培の指導、読み聞かせなどのボランティアで学校に関わっているという事です。
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伸和コントロールズ たかずやの里応援チャリティコンサート
伊那市高遠町上山田に長野事業所がある伸和コントロールズ株式会社は、東春近の児童養護施設たかずやの里を応援するチャリティコンサートを、2日に信州高遠美術館で行いました。
地域貢献の一環として、しんわの丘ローズガーデンのバラ祭りに合わせてコンサートを毎年行っています。
今回は児童養護施設たかずやの里を応援するためコンサートの売り上げの全額を寄付する事にしました。
会場には募金箱も設置されました。
コンサートでは、東京を拠点に全国で活動するプロの音楽家7人が、クラシックなどを演奏しました。
伸和コントロールズは、毎年たかずやの里に寄付を行っているという事で「コンサートを通してより多くの人たちに施設を知ってもらいたい」と話していました。
500円で販売された約140人分のチケット代と募金は、6月末までにたかずやの里へ届けられるという事です。
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伊那ナイターソフトCATV杯 信濃路クラブが優勝
伊那ナイターソフトボール連盟の春季トーナメント「伊那ケーブルテレビ杯」決勝戦が5日夜に伊那市営野球場で行われ、信濃路クラブが2年ぶりの優勝を果たしました。
決勝戦は白と緑のユニフォームないのにクラブと青のユニフォーム信濃路クラブの対戦となりました。
試合は、初回0アウト3塁の場面でスクイズを決めるなど2点を先制した信濃路クラブが序盤から優位に進めます。
投げては佐々木和彦さんがテンポの良い投球を見せ、ないのにクラブ打線を押さえ込みました。
試合の結果、5対0で信濃路クラブがないのにクラブを破り、2年ぶりの優勝を果たしました。
試合の模様は、7月に121chで放送します。 -
高校の将来像を考える協議会 発足・初会合
県立高校の第2期高校再編に向け、上伊那地域の高校の将来像を考える協議会の初会合が、4日に開かれました。
協議会では今後、保護者や上伊那8校の校長などを対象に意見を聞き再編案の検討に反映させる計画です。
この日は委員およそ20人が出席しました。
会では、上伊那8校の校長や高校在学中・進学前の保護者、教育関係者、委員の推薦など、およそ30人を対象に意見を聞くことが確認されました。
7月下旬に行われる次回の会議までに、「少子高齢化やグローバル化などの社会変化」や「地域が求める人材確保」など長野県教育委員会が示す方針に対し、6人程度のグループヒアリングで5回に分けて意見を集めます。
この日県が示した旧第8通学区・上伊那地域の中学卒業生の推移予測では、2017年の1,856人に対し、2030年には2割少ない1,494人になるとしています。
再編計画の方向性について県では「少子化の進行を考えると、再編の実施を前提に将来像を考える必用がある」としています。
協議会は、市町村長や産業界、教育界やPTAの代表18人で構成され、来年1月頃成案をまとめる予定です。 -
さくら祭り有料入園者数 最も少ない人数に
今年度の高遠城址公園さくら祭りの有料入園者数は、11万9,747人で、昭和58年の有料化以降最も少ない人数となっています。
伊那市議会全員協議会が4日、市役所で開かれ、市が今年度の実績を報告しました。
今年は、全国的に桜の開花が早く、高遠城址公園でも過去最速の4月1日に開花宣言が行われ、5日に満開となりました。
開花翌日の2日から散り終わりの16日までの有料入園者数は、11万9,747人でした。
これは、有料化となった昭和58年以降、最も少ない人数となっています。
市では、見ごろが例年よりも2週間ほど早くツアー客のキャンセルが多かったことや、週末の悪天候が客足に影響したとみています。
さくら祭りの入園者数は、平成8年度の39万8千人をピークに減少傾向にあり、市では「花だけでなく街中への誘客などに力を入れていきたい」と話します。
期間中の運営収支は、収入が6,800万円、支出が5,900万円で、900万円ほどの黒字が見込まれます。
5日は、さくら祭り反省会が高遠町で開かれることになっています。
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入笠山で開山式
夏山シーズンを迎え、伊那市と富士見町にまたがる標高1955mの入笠山で3日、開山式が行われ、子どもからお年寄りまで登山者で賑わいました。
南アルプス最北部に位置する入笠山は、山頂近くまでゴンドラや車道が通じていて、登山口から頂上までは30分ほどで登ることができます。
3日は、県内外から多くの登山客が訪れ、頂上を目指して歩いていました。
標高1955mの入笠山頂上です。
3日は、天候にも恵まれ、中央アルプスや北アルプスの他、街並みなど360度のパノラマを楽しむことができました。
また、富士山を眺めることもできます。
登山者たちは頂上で、景色を楽しみながらお弁当を広げていました。
また、3日は登山口で山開きの神事が行われました。
伊那市と富士見町でつくる入笠山観光連絡協議会が毎年この時期に行っています。
伊那市や富士見町、JA上伊那などの関係者が出席し、今シーズンの安全を祈りました。
他に、諏訪アルプホルンクラブによる演奏も行われました。
入笠山では、これからクリンソウやスズランなどの花がシーズンを迎えます。