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高遠第2・3保育園の存続求め住民有志の会設立
伊那市高遠町の高遠第2・3保育園の存続に向け地域住民有志は、存続と未来を考える会を6月30日に設立しました。 30日は、伊那市高遠町の荒町公民館で「高遠第2・3保育園の存続と未来を考える会」の設立総会が開かれ、園児の保護者や地区住民など50人余りが出席しました。 高遠第2・3保育園の園児数は、定員45人に対し現在19人で、来年度の園児数が定員の2分の1を上回る23人に達しない場合、平成29年度から休園となる見通しです。 保育園が休園となった場合、地域から子育ての核が無くなり、ゆくゆくは高遠北小学校の存続にも影響すると考え、会設立の運びとなりました。 今年度の活動としては、来年度入園する園児や、他の園に通う園児の保護者に対し、呼びかけを行う他、市の空き家バンクへの情報提供を推進していく事などが確認されました。 高遠第2・3保育園の園児数は現在19人で、地域から他の園に通っている園児は8人います。
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箕輪町の洋画家 向山さん個展
箕輪町木下の洋画家、向山和秋さんの個展が伊那市の伊那図書館で24日から始まりました。 会場には、人物画を中心に、1年以内に描き上げた作品41点が飾られています。 作品は、6号から300号と様々で、そのうちのほとんどが女性をモデルにした人物画です。 向山さんは、現在66歳。 50歳まで瓦職人でしたが、退職後の趣味として油絵を始めました。 美しく内面の輝く女性を限りなく追及して、日々描いているということです。 向山さんは、似顔絵も得意としていて、これまでに3万人以上の女性と子供を描いたということです。 この日も職場体験で取材に訪れていた、高遠中学校の生徒の似顔絵を描いていました。 向山和秋さんの個展は、7月4日土曜日まで伊那市の伊那図書館で開かれています。
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信州伊那高遠の四季展 審査会
伊那市高遠町の信州伊那高遠の四季展実行委員会は、市内の小中高校生から応募のあった郷土の風景画を22日、審査しました。 信州伊那高遠の四季展実行委員会が市内全ての学校に呼びかけ、小学校から31点、中学校から13点、高校から13点の郷土の風景画を描いた作品の応募がありました。 この日は、坂本勇委員長ら4人が審査しました。
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バラに囲まれ結婚式
残雪の中央アルプスを望みながら、バラに囲まれた会場で結婚式を挙げるローズウェディングが、20日、伊那市高遠町のしんわの丘ローズガーデンで行われました。 ローズウェディングは、満開のバラに囲まれて結婚式を挙げてもらおうと、高遠さくらホテルが10年ほど前から企画しているものです。 挙式を行ったのは、飯島町の松村博文さんと中川村の森岡五月さんです。 花を観賞することが好きな2人は、高遠さくらホテルがローズウェディングを行っていることを知り、今回この場所で式を挙げることにしたということです。 満開のバラと青空のもと2人は永遠の愛を誓い、家族や友人の他ローズガーデンを訪れた観光客から祝福されていました。
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伊那市公園管理収支 1,700万円の赤字に
伊那市は、今年の花見客の入場者数の落ち込みで、高遠城址公園などの公園管理収支は、1,700万円の赤字となる概算の収支見込みを19日市議会に報告しました。 19日開かれた伊那市議会経済建設委員会協議会に市側が報告しました。 収入は、高遠城址公園の入園料が83.1%を占めています。 今年は、悪天候だったことやツアーバスの貸切料金の値上げなどがひびき、去年より8万人少ない17万人で、7千215万円でした。 駐車場利用料などを含めた収入の合計は、8千688万円でした。 一方、支出は、高遠城址公園の管理委託料や清掃業務委託料、シャトルバス委託料など1億400万円で、収支は、1,700万円の赤字と見込んでいます。 去年は、2,000万円の黒字で、収入が3,700万円減りました。 伊那市では、黒字となる20万人を目指しており、来年は、御柱との相乗効果などに期待しています。
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園児数増に期待 信州型自然保育認定申請
伊那市の白鳥孝市長は今年度の園児数が定員の半数以下となっている高遠第二第三保育園について県の信州型自然保育認定の申請をしていることを明らかにしました。 関係者は特色ある保育で園児数増加につながればと期待しています。 これは15日伊那市役所で開かれた市議会一般質問で明らかにしたものです。 信州型自然保育は屋外での体験活動を重視する県の認定制度です。 豊かな自然環境で過ごすことにより感性を高め社会性を育むことを狙いとしています。 このような保育が行われていることにより社会的信頼が高まり移住の促進や子育てのコミュニティの広がりが期待されています。 高遠第二第三保育園は今年度定員45人に対し園児数が19人で定員の半数以下となっています。 市では園児数が定員の半数以下が2年続くと翌年度から休園にすると定めていることから関係者は信州型保育に認定され特色ある保育が行われることに期待しています。 白鳥市長は答弁で「保育園休園などに関する基準を見直すことはない。」としたうえで地域の中でどのように子どもを増やしていくかを議論することが大事だとの考えを示しました。 園児数減少を受け保護者会や地域の有志は「高遠第二第三保育園の存続と未来を考える会」を立ち上げることにしました。 保護者会と地元有志は30日に設立総会を開き、園存続に向けた取り組みについて協議することにしています。
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高遠高校生が観光客にチラシを配布
伊那市高遠町の高遠高校の3年生が13日、しんわの丘ローズガーデンのバラ祭りに合わせて、高遠の見どころを紹介したチラシを観光客に配りました。 13日は高遠高校情報ビジネスコースの3年生10人が、ループ橋のぼり口にある駐車場で、バラ祭りに訪れた観光客にチラシを配りました。 チラシは今年度から始まった「地域観光研究」の授業で制作したものです。 高遠の見どころを紹介するもので、生徒が町内を周り、店の写真を撮影したり、特徴を取材して作りました。 バラを見た後に商店街でお昼を食べてもらう狙いで、高遠そばやローメンが食べられる飲食店などが紹介されています。 13日は250枚が用意され、生徒たちは観光客に手渡していました。 チラシの配布は、14日と来週の土日にも行われます。
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空き家バンク 市内全域へ
伊那市の白鳥孝市長は、現在高遠、長谷地区のみで実施している空き家バンク登録制度を市内全域に広げ、さらに近隣市町村とも連携していく考えを12日に示しました。 市議会一般質問で議員の質問に答えたものです。 白鳥市長は、現在高遠と長谷地区のみで実施している空き家バンク登録制度を市内全域に拡大する考えを示しました。 さらに、広域的に取り組むべきだとして、近隣市町村とも連携する考えもあわせて示しました。 空き家バンク登録制度は、空き家を有効に活用し、田舎暮らしを求める都会などからのニーズにこたえ、人口増につなげようという取り組みで平成22年度から高遠と長谷地区でスタートしました。 これまでに、高遠で20件、長谷で2件契約にこぎつけたということです。 現在伊那市には、1か月に平均で20件ほどの移住定住に関する問い合わせがあることから、空き家バンクを市内全域に拡大するものです。 伊那市は不動産組合と連携し、できるだけ早い時期からこの取り組みをスタートさせる考えです。
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しんわの丘でバラ祭り始まる
バラの花が見ごろとなった伊那市高遠町のしんわの丘ローズガーデンでは6日からバラ祭りが始まり訪れた人たちを楽しませています。 しんわの丘ローズガーデンは広さおよそ8800平方メートルの敷地内におよそ170種類2100本のバラが植えられています。 中央アルプスの山並みを望むことができるビューポイントとなっていて毎年この時期にバラ祭りが開かれます。 祭り開催のオープニングセレモニーでは信州高遠藩鉄砲隊による演武が行われました。 またプレゼント抽選会も行われ当たった人にはバラの苗木が贈られていました。 しんわの丘ローズガーデンは高遠町に事業所がある伸和コントローロズ株式会社の社会貢献事業により整備されたものです。 バラ祭りは今年で8回を数え6月から10月はじめまで様々な種類のバラを楽しむことができます。 訪れた人たちは見ごろの花をカメラにおさめたり、散策したりしながら思い思いに楽しんでいました。 祭り期間中はバラの育て方相談や苗木の販売も行われます。 期間は28日までで入園料は高校生以上200円となっています。
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弘妙寺で「難を転ずる」南天植樹
東日本大震災以降、被災地を励まそうと、「難を転ずる」のごろ合わせから、南天を植えている伊那市高遠町の弘妙寺で、きょう、植樹が行われました。 弘妙寺では、震災以降、南天の植樹が行われていて、これまでに100本ほどが植えられています。 4日に植樹を行ったのは、塩尻市に本店を置き、スポーツ整体を行っている㈱スポーツフィジカルの従業員6人です。南天32本を植えました。 弘妙寺への南天の植樹は、東日本大震災の年に、福島から弘妙寺を訪れた夫婦が、復興を祈って始めたのがきっかけです。 難を転ずるのごろ合わせから、田中勲雄住職が、南天の木を勧めました。 田中住職の思いを知ったスポーツフィジカルは、震災以降ほぼ毎年植樹を行っていて、4年目となります。 スポーツフィジカルのほかに、これまでに10組ほどが、南天の木を、弘妙寺に植えているということです。
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高遠城址公園有料入園者数減 来年も誘客に力
今年の高遠城址公園さくら祭期間中の有料入園者数は15万8千人で、去年よりおよそ7万人減ったことが分かりました。 伊那市観光協会では、来年もイベントなどを行い誘客に力を入れるとしています。 2日は、伊那市高遠町の総合福祉センターやますそで今年の高遠城址公園さくら祭りの反省会が開かれ、祭り期間中の状況が報告されました。 観光協会によりますと、開花から散り終わりまでの有料入園期間中の入園者数は15万8,274人で、去年よりおよそ7万人減少したということです。 これは、入園料が有料化した昭和58年以降4番目に少ない人数です。 今年は天候に恵まれず、16日間の祭り期間中に晴れたのは4日間のみでした。 悪天候が続いたことや旅客バスの運転手の走行可能距離が昼間は上限500キロまでとする規制が設けられたことなどが重なり客足が伸びなかったとしています。 観光協会では、今年の状況をふまえ来年もイベントやPRに力を入れ、誘客に繋げるとしています。
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伊那と台湾の高校生が交流
伊那市高遠町の高遠高校の生徒は、台湾から教育旅行に訪れた生徒たちと2日、書道や音楽など芸術を通して交流しました。 2日、高遠高校を訪れたのは台湾南投県の三育高級中学の高校生11人です。 伊那市観光協会ではインバウンド事業の一環で平成24年から長野県と連携して海外からの旅行団を受け入れています。 三育高級中学は台湾の中心にある中高一貫校で、全校生徒は300人と小さな学校だということです。 2日は、高遠高校の芸術コースを視察し体験しました。 書道コースでは、縦1.6m横3.2mの紙に高遠高校の生徒が歓迎の言葉を書きました。 台湾の生徒たちはこの後、書道を体験しました。 台湾では書道の授業がないため生徒たちは初めて書道を体験したということです。 高遠高校の生徒たちは、筆の持ち方や書き方を教えていました。 続いて、音楽コースの生徒と交流しました。 台湾でも歌われている「仰げば尊し」を日本語の歌詞で歌いました。 最後は、情報ビジネスコースの生徒たちが町内を案内していました。 高遠高校の生徒たちは英語やジェスチャーで会話をしていました。 白山橋では、南アルプスを眺めたり記念撮影をしていました。 台湾の生徒たちは2日、市内に農家民泊をしてあすは山梨県に移動するということです。 県によりますと今年度は台湾や中国などの教育旅行団を120校受け入れるということです。
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入笠山で山開き
伊那市と富士見町にまたがる標高1,955メートルの入笠山が30日、山開きとなり、子どもからお年寄りまで多くの登山客で賑わいました。 南アルプスの最北部にある入笠山は、山頂近くまでゴンドラリフトや車道が通じているため、比較的登りやすい山とされています。 30日は、県内外から多くの人が訪れ、家族や友人と頂上を目指して歩いていました。 登山口からおよそ30分で頂上に着きます。 南には、仙丈や甲斐駒ヶ岳などの南アルプス、西には木曽駒ケ岳や宝剣岳などの中央アルプス、北には北アルプスと諏訪湖が見え、東には八ヶ岳を間近にみることができるなど、360度の大パノラマが広がります。 天気がいい時には、富士山を眺めることができます。 頂上に着くと訪れた人達は、写真を撮ったり、カップ麺や弁当などを味わっていました。
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若手作家による高遠エフェクト 始まる
7人の若手作家によるアート展 高遠エフェクトが、28日から、伊那市高遠町の信州高遠美術館で始まりました。 28日は、7人のうち5人の作家が美術館に集まり、オープニング式典が行われました。 この高遠エフェクトは、伊那市高遠町出身で、現在は横浜市在住の染色家・藤沢 まゆさんと、中川村在住の画家・北島 遊さんが、地元で若手作家の展示会を開きたいと企画し、伊那谷ゆかりの作家や共感しあえる仲間に声をかけ実現しました。 藤沢まゆさんの作品は、日本の染色の伝統技術を用いて染めた絵がキャンバスを飛び出して展示されています。 繊維を使うアーティスト高須賀 活良さんの作品は、様々な自然の草花で染めた織物を展示しています。 伊那市出身で、さいたま市在住のムカイヤマ達也(たつや)さんは、油彩画を展示しています。 坂巻 弓華さんの作品はドローイングで、日記のように、思いや感じたことをつづっています。 神奈川県出身の大石 真央さんの作品は、綿や羊毛を使ったものです。 中川村在住の北島遊さんは、地元中川の風景を描き出しました。 北海道出身で、名古屋市在住の齋藤 麗さんは、紙とロウを使って高遠を表現しました。 展示会に参加しているのは、20代から30代の若手作家で、既成概念にない新しい表現を見てもらいたいと、美術館に今回の企画を提案しました。 会期中の週末は作家による、ワークショップ・イベントが企画されています。 6月20日と21日には染色教室やライブペイント、7月11日と12日には、コンサートやオリジナルグッズづくりなどが行われます。 大石さんの作品をかぶって、展示ケースの中で写真撮影できる企画もあります。 この高遠エフェクトは、7月12日(日)まで信州高遠美術館で開かれていて、入館料は一般500円となっています。
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どろんこ運動会
伊那市高遠町山室のNPO法人フリーキッズビレッジは24日、近くの田植え前の田んぼでどろんこ運動会を開きました。 どろんこ運動会には自然体験に訪れた東京の子どもや地元住民などおよそ60人が参加しました。 フリーキッズビレッジでは、自然に触れ合ってもらおうと 毎年どろんこ運動会を開いていて、今年で5年目です。 23日は子供から大人まで5つのチームに分かれて、田んぼの中の石を集め、どれだけ高く積めるか競うゲームなどをしました。 参加者は、「泥が暖かい」「ぬるぬるして気持ちいい」などと言いながら泥の感触を楽しんでいました。
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造形作家天野惣平さん 作品展
伊那市高遠町出身の造形作家、天野惣平さんの作品展が、伊那市高遠町の旧三義小学校芝平分校で開かれています。 廃校の教室を使った会場に置かれているのは、麻で1つ1つ形を作って並べた作品です。 天野さんは高遠町出身の61歳で、武蔵野美術大学を卒業後、テンペラやフレスコなどの技法を学ぶためイタリアに留学しました。 帰国してからも油絵を中心に作品を手がけ、15年程前からは立体作品をつくっています。 この会場での作品展は9回目で、廃校となった学校の教室の空間や周りの自然と合わせて作品を展示しているということです。 作品に題名はなく、見る角度や時間帯、見る人の感性でそれぞれ違った捉え方をしてもらいたいと話していました。 天野惣平さんの作品展は27日まで、伊那市高遠町の旧三義小学校芝平分校で開かれています。
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進徳館の日 元最高裁判事の那須弘平さん講演
高遠藩の藩校「進徳館」の教育精神を見つめ直し、受け継いでいこうと23日、恒例の進徳館の日の行事が行われ、高遠城址公園内にある高遠閣では伊那市富県出身で元最高裁判事の那須弘平さんが講演しました。 23日は、市内からおよそ150人が訪れました。 講演では、戦後最高裁創設に尽くした二人の高遠人、1869年生まれで枢密院顧問を務めた伊沢多喜男と、1908年高遠藩の内藤家に生まれ、裁判官となった内藤頼博について話しました。 二人は戦後の新憲法制定に伴う裁判所の構成について議論を交わしたということです。 那須さんは、「伊沢は最高裁判事に有識人を多く入れるよう主張し、15人の判事のうち5人が裁判官以外の有識人となった。戦後の最高裁の在り方を決める大切な議論だった」などと話していました。 伊那市では、高遠藩の藩校、進徳館で行われていた教育の精神を現代にも生かしていこうと、毎年5月に進徳館の日を設け、式典や講演などを行っています。
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高遠高校生徒が中学生に美術指導
伊那市の高遠高校で美術を専攻している生徒は、21日、高遠中学校の美術の時間に行われた写生会で、絵の描き方を指導しました。 この日は、高遠中学校の写生会が学校周辺の施設や寺などで開かれ、全校生徒が自分で選んだ風景を描きました。 中学生を指導したのは、高遠高校芸術コースで美術を専攻している2年生と3年生14人です。 地域の小学校や中学校との連携を深めようと行われたもので、今年で3年目です。 高校生は、中学生の絵を見てアドバイスをしたり、質問に答えるなどしていました。 高遠高校では、来月、書道専攻の生徒が高遠小学校で書道を指導する事になっているほか、音楽専攻の生徒が、7月に高遠北小の音楽会に参加する事になっています。
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高遠第2・3保育園児 馬耕を見学
伊那市高遠町の農家、林亮さんが、馬を使って田んぼを耕す馬耕を園児に見てもらおうと20日、高遠第2第3保育園の園児を田んぼに招待しました。 今ではほとんど見ることがなくなりましたが、馬耕は、昭和30年代頃まで実際に行われていました。 馬耕で3aの田んぼを耕したのは、伊那市高遠町の農家、林亮さん33歳です。 保育園から2キロほどを歩いて園児も到着し、農耕馬に声援を送っていました。 林さんは、4年前の東日本大震災で、機械を動かす電気や燃料などが不足したことから、いざという時のために、今回初めて馬耕に挑戦し、自分の子どもが通う保育園を招待しました。 この日は、伊那市高遠町で馬の調教をしている、「うまや七福」から、10歳のオーストリア産の農耕馬、オスのビンゴを借りてきました。 背中に、スキと呼ばれる道具を取り付け、力強く引っ張っていました。 この日は、地元の人たちも農作業の手を休めて、昔懐かしい馬耕を見学していました。 休憩時間には、農耕馬のビンゴに園児が草や人参をあげていました。 耕した田んぼは、水を張り、農耕馬にクワを付けて代掻きを行うということです。
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伊那市観光協会 来年度から法人へ
伊那市観光協会の平成27年度の総会が20日、伊那市浄水管理センターで開かれ、来年度から法人化されることが承認されました。 伊那市観光協会の総会には、役員ら25人が出席し、来年度から一般社団法人伊那市観光協会とすることが決まりました。 これは、組織の体制強化のためで、市と観光協会の役割分担が明確になってきたことを受けて、法人化するものです。 これにより、市の関係機関が同行しない商談などでは旅行代理店などに対して、有利になるということです。 また、伊那市観光協会の高遠支部は平成27年度をもって解散することが報告されました。
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例年より早く遠照寺でボタン見ごろ
伊那市高遠町山室の遠照寺ではボタンが見頃となり花を楽しむ人たちで賑わっています。 標高およそ960メートルにある遠照寺はボタン寺として親しまれていて毎年この時期は花を楽しむ人たちが訪れます。 先週暖かい日が続いたことから例年より1週間ほど早く見頃となりました。 1982年、昭和57年に植えてから毎年その数を増やし現在境内にはおよそ170種類2000株があります。 18日は平日にもかかわらず多くの人が訪れ花の色や形、香りを楽しんでいました。 また松井教一住職も境内でボタンの説明をするなど訪れた人たちを出迎えていました。 松井住職によりますと花の見頃は今週いっぱい続くということです。 入園料は400円で中学生以下は無料となっています。
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ダンスや体操で運動不足解消
ダンスや体操などを体験する、伊那市総合型地域スポーツクラブのイベントが10日、伊那市高遠町の高遠スポーツ公園文化体育館で開かれました。 伊那市総合型地域スポーツクラブには、ダンスや体操、手芸など104の教室があります。 今回、教室をPRしようと、楽々エンジョイ運動塾と題した体験イベントが開かれました。 参加者は、簡単に出来る体操やダンスなど9つの教室のレッスンを体験しました。 このうち、ベリーダンス教室では、参加者たちが腰を振りながらダンスで汗をながしていていました。 途中の休憩時間には、ジャグリング教室の生徒がお手玉や中国コマを使ったジャグリングを披露していました。 ある参加は、「たくさん教室があることがわかり、とても良い運動になった。」と話していました。 伊那市総合型地域スポーツクラブでは今後もこうしたイベントを開き、活動をPRしていきたいとしています。
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高遠満光寺で花祭り
お釈迦様の誕生日を祝う花祭りの行事が8日伊那市高遠町の満光寺で行われました。 花祭りには、高遠第1、第4、長谷保育園の園児36人が招かれ、花見堂のお釈迦様にあま茶をかけて供養していました。 この花祭りは、伊那市高遠町、長谷地域の26か寺で組織する東部仏教会が開いたものです。 お釈迦様の誕生日は、4月8日と言われていますが、肌寒く花も少ないことや高遠城址公園の花見時期と重なることなどから毎年ひと月遅れで行われています。 花祭りには、各寺の総代など70人が参加し、花見堂の前で静かに手を合わせていました。
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ジャンボマス放流
天竜川漁業協同組合は、GWに釣りを楽しんでもらおうと伊那市高遠町の高遠ダム上流などで2日ジャンボマスを放流しました。 2日は、高遠ダムと辰野町の横川ダムの上流で、40センチほどのジャンボマス合わせて200キロを放流しました。 毎年4月29日に行われていましたが、家族連れにも釣りを楽しんでもらおうと、今年は連休初日の2日に放流しました。 初めて渓流釣りに来たある男の子は、「大きな魚をたくさん釣りたい」と話していました。 長野地方気象台によりますと、2日の伊那地域の最高気温は29.2度で、7月下旬並みとなりました。 連休中は、3日まで気温が高いということですが、4日の夕方に雨が降り、それ以降暑さも落ち着く見通しです。
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竹久夢二の孫 みなみさんお話し会
伊那市高遠町の信州高遠美術館で開かれている竹久夢二展に合わせ、夢二の孫の竹久みなみさんのお話し会が2日開かれました。 竹久夢二は明治17年生まれの「大正ロマン」を象徴する画家です。 夢二の孫で、現在81歳の竹久みなみさん。 昭和8年生まれで、翌年の昭和9年に夢二は亡くなっています。 みなみさんは、「夢二は甘党でおはぎが大好きだった。今でもお彼岸にはおはぎを食べて昔をしのびます」と話していました。 会場にはおよそ60人が訪れ、みなみさんの話に耳を傾けていました。
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~春の叙勲 旭日単光章~ 山川文雄さん
受章について山川さんは「そんな器ではないので断ってきたが、方々から電話がくるので受けることにした。」と話します。 中小企業振興功労で旭日単光章を受章した伊那市高遠町西高遠の山川文雄さんは大正15年生まれの89歳。 伊那市西箕輪与地の出身で名古屋の軍需工場に勤め、戦後地元に戻りました。 昭和33年、高遠町の山川燃料店に婿入りし後継者となりました。 昭和58年高遠町商工会会長に就任し平成7年までの4期12年間務めました。 会長時代は商店街の活性化に尽力し無料駐車場の整備や道路拡幅、歩道の設置事業などを手がけました。 城下町の人間の気風というか、「俺の家にいくら財宝が眠っているか分からないのに、その調査もしないでいきなり道路を広げるとは何事だ。」と反発を受けて何回も何回も討論会をやった。 「今は良かったと思っている。道路、歩道を広げて良かった。来てくれたお客さんたちが安心して買い物ができる町並みができたので良かったと思っている。」と話します。 また当時手狭だった商工会館建設にも着手し昭和61年に完成しました。 商工会館建設では仲が良かった当時の北原三平町長と山川さんとで「大広間を役場職員が集まる時使ってもいい」という条件付きで建てることが決まったということです。 地域振興の第一線からは身を引きましたが今も高遠町を大切に思う心に変わりはありません。 今の伊那市商工会について山川さんは「会長を中心によく会員がまとまってやっている。小さい商工会ではあるけれど大丈夫だと思う。」と話していました。
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高遠城址公園入園者16万人にとどまる
天下第一の桜の名所としてしられる高遠城址公園。 今年は、雨が続くなど気象条件が悪く、旅客バス500キロ規制問題などもあり、16万人ほどの入園者数にとどまったことがわかりました。 23日の高遠城址公園です。21日に桜は散り終わりとなり、祭り期間は終了となりました。園内に設置されていた露店も、撤収の作業を進めていました。 伊那市によりますと、最終的な集計結果はまだ出ていませんが、今年はおよそ16万人が、有料で入園しました。 開花から散り終わりまでの有料入園期間は、6日から21日までの16日間で、うち晴れたのは4日間でした。 去年の有料入園者数は、23万人ほどでした。有料期間は、9日から25日までの17日間で、うち晴れたのは12日間でした。 ここ数年間では、平成23年の東日本大震災の年は、15万3000人ほどに落ち込みましたが、今年はそれに次ぐ、低い数字にとどまりました。 今年は、長距離の旅客バスの運転手一人当たりの運転の上限を昼間は500キロまでとする規制がかかり、その影響も大きかったとみています。 伊那市では、今回の入園者数の減少について、原因を分析し、来年以降につなげていきたいとしています。
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花見客 桜求め弘妙寺へ
伊那市高遠町の高遠城址公園の桜はあと数日で終わりになろうとしています。 そんななか花見客は桜を求め今が見頃となっている高遠町荊口の弘妙寺まで足を伸ばし桜を楽しんでいます。 伊那地域は20日も雨降りとなりました。 高遠城址公園では開花宣言以降悪天候が続き入園者数も低調となっています。 そんななか県外から訪れた花見客は桜を求めて標高の高い高遠町荊口の弘妙寺を訪れています。 寺がある山室川沿いを昇るとそこには満開の桜が見えてきます。 高遠城址公園は標高およそ800メートルでそこから230メートルほど高い標高1030メートルほどにある弘妙寺の桜は今が見頃となっていて県外から訪れた人たちで賑わっていました。 境内にはタカトオコヒガンザクラやしだれ桜などおよそ70本の桜があります。 田中勲雄住職によりますと境内の桜は今日現在9割ほどの開花で今週いっぱいは楽しめるということです。
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高遠城址公園で桜奏会が高遠囃子の巡行
桜がライトアップされた伊那市の高遠城址公園で観光客をもてなそうと、高遠囃子の巡行が、17日夜に行われました。 演奏を行ったのは、高遠に江戸時代から伝わる高遠囃子の保存と伝承を行っている桜奏会のメンバー20人です。 太鼓や笛などを手に持ち、ライトアップされた桜の下、公園内を巡りました。 桜奏会によりますと、高遠囃子は、江戸時代の中期、1700年代に高遠の商人が江戸や大阪から持ち帰ったものを地元に伝えたとされています。 高遠閣を出発し、桜雲橋を渡ってテンポがゆっくりな本囃子を演奏しながら公園を1周しました。 二の丸まで戻ると、今度は、テンポが速い帰り囃子を奏でながら、元きた道を逆に進んでもう1周しました。 桜奏会の北條良三会長は、「城下町の情緒を感じてもらいたい」と話していました。 伊那市によりますと、高遠城址公園の桜は、現在、花の落下が盛んですが、雨など降らなければ桜吹雪も含めて来週火曜日頃まで楽しめそうだということです。
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高遠桜伊那餃子限定販売
伊那市内の飲食店10店舗が加盟する伊那餃子会は、高遠城址公園で1日100食限定の高遠桜伊那餃子を17日と18日に販売しています。 高遠城址公園三の丸に伊那市を食でアピールするローメン、ソースかつ丼、餃子の屋台が出ています。 中でも伊那餃子会は、ピンク色の餃子、高遠桜伊那餃子を1日100食限定で販売しています。 皮には、桜の塩漬けを練りこみ、具には、桜の葉を細かく刻んで入れました。 口に含むとふんわりと桜の香りがします。 5個500円、10個800円で18日も限定100食販売されます。