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高遠そばのそば打ち講座
伊那市高遠町の高遠閣で13日、高遠そばのそば打ち講座が開かれました。
そば打ち講座は、高遠町公民館が毎年開いているもので、伊那市内から16人が参加しました。
講座では、毎回地元の愛好会などが指導にあたっていて、13日は、高遠そば組合の飯島進組合長が指導しました。
そば粉と水を混ぜる作業で飯島さんは、「おいしいそばを作るには水加減が大切。そば粉1粒1粒に均等に水がまわるよう、丁寧に素早く混ぜて下さい」とアドバイスしていました。
参加者で、4年前に高遠町に移り住んだ男性は「普段料理はしないが、せっかく信州に来たのでそば打ちを覚えたいと思った。早く家族に食べさせたい」と話していました。
講座は全部で5回開かれ、最終日の20日には参加者に修了証が手渡されるということです。 -
この冬一番の冷え込み 伊那竏・.4度
12日の伊那地域は、この冬一番の冷え込みとなり、マイナス9.4度を記録しました。
伊那市の高遠城址公園では、積雪の季節に合わせて、桜の枝を支える支柱を設置する作業が行われました。
この冬一番の冷え込みとなった12日朝、伊那市の桜守、稲辺謙次郎さんら3人が城址公園で作業にあたっていました。
毎年11月頃から、雪の重みで枝が折れてしまわないように、積雪の時期に合わせて支柱が立てられます。
今日は、神社の屋根に掛かりそうな枝など3箇所に支柱を立てました。
一昨年の4月には花が咲いてから大雪となり、桜の枝が折れるという被害が発生しました。
老木となり、芯が弱くなってしまっている桜は、支柱で支える必要があるということです。
訪れた人たちの視界の邪魔にならないようにと、支柱は角度を揃えてたてられます。
心配りの桜守と手をかけられた桜が、今年も春の訪れを待ちます。 -
大人の自覚胸に 長谷地区成人式
年明けとともに、上伊那各地で成人式が行われ、新成人が大人の仲間入りを果たしました。
1日には伊那市長谷地区の成人式が長谷公民館で行われ、小学校時代に残したタイムカプセルを全員で開封しました。
今年成人を迎えるのは19人で、この日はそのうち16人が出席しました。
タイムカプセルの中から、成人の自分に宛てた手紙や思い出の品が出てくると、新成人らは思い出話に花を咲かせていました。
式では、池上謙長谷公民館長が「大人になったのと同時に権利と義務が生まれる。これまで吸収してきた知識を、地元長谷のために役立ててもらいたい」と式辞を述べました。
新成人を代表して保科勇介さんは「無事成人を迎えられたことに感謝したい。自覚と責任ある行動をとり、広い視野を持つようにしたい」と挨拶しました。 -
高遠小学校でひと足早く2学期の終業式
伊那市高遠町の高遠小学校で26日、上伊那ではひと足早く2学期の終業式が行われ、子ども達は冬休みに入りました。
26日は、全校児童238人がランチルームに集まり終業式を行いました。
式では、3年生と4年生が2学期に取り組んだことについて発表しました。
高遠町内を散策し地域のことについて調べた3年生は、「鉾持神社の階段は、1年の日数と同じ365段だったことが分かった」などと発表しました。
小池真利子校長は「2学期は、今がんばるべきことを考えながら学習している様子が見られた。3学期も目標を持ち、厳しさを乗り越えて頑張っていきましょう」と話しました。
この後各クラスでは、2学期がんばったことや、冬休みにやりたいことなどをそれぞれ発表しました。
上伊那の小中学校の終業式は、27日と28日がピークとなっています。 -
高遠町図書館クリスマスこどもひろば
伊那市立高遠町図書館では、クリスマススペシャル「こどもひろば」が24日開かれました。
親子およそ30人が、読み聞かせなどを楽しみました。
「こどもひろば」は毎月最終土曜日に開かれていて、読み聞かせや工作をしています。
22日はクリスマススペシャルで、ボランティアが絵本や紙芝居の読み聞かせをしました。
最後に、サンタクロースが図書館にやってくるようにと、みんなで歌をうたうと、サンタクロースが登場しました。
子どもたちは、順番に並んでプレゼントをもらっていました。 -
バス藤沢線は土日4→2往復に減便へ
JRバス関東が土日の運休の方針を示していた伊那市の路線バス「藤沢線」は、1日4往復から2往復へと減便となることが22日決まりました。
これは、22日開かれた伊那市地域公共交通協議会で決まったものです。
土日の「藤沢線」については、11月に開かれた会議でJR側から運休としたいとの考えが示されていました。
地元高遠町から、現行通りの運行を求める要望があがっていることや、地域への影響を考慮して、協議会が、これまでの半分となる2往復分を確保する事になりました。
そのほか、三義・長谷巡回バスと、長谷巡回バスの最終便についても、「廃止」とする考えが示されていましたが、予約制の乗り合いデマンドタクシーを運行させることで対応していくことも了承されました。 -
信州伊那高遠の四季展応援作家展
来年7月から開かれる信州伊那高遠の四季展のPRと協賛金を募るための作品展示即売会が、15日から、伊那市のかんてんぱぱホールで始まりました。
会場には、63人の作家から出品された177点が展示されています。
信州伊那高遠の四季展は、伊那市が主催する全国公募展で、来年5回目を迎えます。
これまで入賞した作家のほか、近隣市町村の有名作家に協力を呼びかけ、作品を展示販売しています。
作品は、通常よりも求めやすい価格に設定されていて、訪れた人が、気に入った作品の購入を予約するなどしていました。
売り上げの一部は、四季展の運営に役立てられます。
この信州伊那高遠の四季展応援作家展は、19日まで、かんてんぱぱホールで、20日と21日には伊那市役所に会場を移して開かれます。 -
満光寺で雪吊り作業
本格的な冬の訪れを前に伊那市高遠町の満光寺で13日、境内の松を雪から守る雪吊り作業が行われました。
満光寺の境内には、一目みるだけで極楽往生できるといわれている樹齢500年の松があり、13日はその松を含む3本に、雪吊りが行われました。
作業は、長さおよそ8メートルの支柱を松に対して垂直に立てます。
支柱の上部からおよそ100本の縄をらせん状に垂らし、松に結び付けていきます。
作業にあたった人達は、ロープが絡まないよう、1本1本確かめながら作業を進めていました。 -
日本画院展竏注。に息づく日本画の心
伊那市高遠町の信州高遠美術館で「日本画院展竏注。に息づく日本画の心」が、開かれています。
会場には、全国の会員や一般の作品54点が展示されています。
日本画院は、昭和13年設立の歴史ある会で、現在全国に176人の会員がいます。
人物や風景など、テーマを持たずに日常生活の中で感じた美しさを表現している点が特徴です。
信州高遠美術館での展示会は、会員同士の交流を目的に開かれたもので去年に続き2回目です。
上伊那地域からは、3作品が展示されています。
日本画院展は来月11日日曜日まで、伊那市高遠町の信州高遠美術館で開かれています。 -
新ごみ処理施設 暫定的な施設規模決定
新しいごみ中間処理施設の処理方式や施設の規模について検討する「施設整備検討委員会」は26日、プラントメーカーに対するアンケートで使用する暫定的な施設規模を決定しました。
アンケートに記載する暫定的な施設規模は、計画年間処理量をおよそ3万7千トン、年間稼働日数を280日、1日平均141トン処理する規模としています。
また、この施設規模に必要な焼却炉の数として、現在稼働している施設の実績や建設費、敷地面積などから2つが妥当としています。
2つの焼却炉で構成した場合、ごみをためておくごみピットの必要容量は9日分、5千300立方メートルとしています。
この数値をもとに、新ごみ中間処理施設で採用する焼却方式について、プラントメーカーにアンケート調査を行います。
アンケートは、国内プラント竏茶=[カー18社に対して行う予定で、委員会では12月初旬にアンケート用紙を送り、来年2月に集計、3月に処理方式の選定を行う計画です。 -
純米酒「やまむろ」の新酒完成
伊那市高遠町山室の酒米を使った、純米酒「やまむろ」の新酒が完成し町内酒販店の店頭に並んでいます。
新酒「やまむろ」は、高遠町内の酒販店で作る旨い酒研究会の加盟店8店で販売が始まりました。
高遠町山室地区で栽培されている酒米「ひとごこち」を使った純米酒で、呑み口がさわやかでピリッと辛いのが特徴です。
仕込みをしている高遠町の酒蔵仙醸では「収量が少なかったが、例年に比べて辛みのある良い味に仕上がった」と話しています。
新酒「やまむろ」は、800本限定で、高遠町内の酒販店8店で1本720ミリリットル入り1260円で販売されています。 -
仙醸蔵まつり 新酒味わう
伊那市高遠町の酒造メーカー株式会社仙醸で20日、仙醸蔵まつりが行われ、訪れた人が新酒を味わいました。
仙醸蔵まつりは、新酒を地域の人に味わってもらおうと仙醸が2年前から行っているものです。
会場には、販売や試飲コーナーなどのブースが設置された他、豚汁や粕汁が振舞われました。
その他にも、高遠そばや岩魚の塩焼きなど日本酒に合う食べ物が用意されました。
この日は、晩酌に日本酒は欠かせないという年輩の人から、家族連れやカップルなどで賑わいました。
蔵まつりでは、訪れた人全員に新酒のにごり酒がプレゼントされお土産に持ち帰っていました。 -
路線バス藤沢線 土日祝日減便
JRバス関東株式会社が運行している、伊那市高遠町の高遠駅と藤沢を結ぶ路線バス「藤沢線」が、来年4月から、土日祝日の運行を取り止める方針である事が21日わかりました。
21日、伊那市役所で開かれた、地域公共交通についての会議で、JRバス関東中央道支店のししくら宍倉こういち幸一支店長が、社の方針として土日祝日の運行を取り止める事を報告しました。
JRバス関東が運行する、藤沢線の利用者は、平日7便の合計が、50人から80人前後あるのに対して、土日8便の合計は、10人前後にとどまっていると言うことです。
JRバス関東では、現状の路線を維持する為の経費節減策として、来年4月から、土日祝日に限り、バスの運行をとり止めるとしています。
伊那市地域公共交通協議会では、地域への影響も考慮し、JRバス関東への財政支援をして、土日祝日の運行の、一定の便数を確保する方針です。 -
36災害の経験から三峰川の水害対策考える
今年で発生から50年を迎えた36災害から、三峰川の災害対策について学ぼうと19日、伊那市高遠町で三峰川みらいフォーラムが開かれました。
これは、伊那谷を襲った36災害を忘れることなく、その経験を活かしていこうと開かれたもので、会場にはおよそ40人が集まりました。
フォーラムでは、36災害の実体験を、伊那市高遠町在住の矢沢章一さんが、当時の映像を使いながら話しました。
当時消防団員として出動していた矢沢さんは「生臭いようななんとも言えない匂いがした。災害後はヘリコプターが唯一の交通手段という場所もいくつかあった」と当時の惨状について話しました。
また伊那市美篶在住の北原弘さんも当時消防団として出動していて「三峰川は堤防が決壊し、ものすごい勢いで濁流が流れ出た。霞堤防があったおかげで流れを戻す作業が順調にいった」と話していました。
対策について伊那市役所危機管理課防災係の埋橋進係長は「三峰川流域には危険が予想される重要水防区域が27か所ある。自然災害はいつ起きるかわからないので、川の流れや濁り、雲の流れなどを注意して見てもらいたい」と呼びかけていました。
フォーラムに参加した男性は「水の怖さというものを感じた。自然災害はいつ起きるかわからないので常に危機感を持つことが大事だと思う」と話していました。
フォーラムを開いた三峰川みらい会議の織井秀夫代表は「昔氾濫した場所にも人が住むようになった。今一度36災害を振り返り水害対策について考えてもらいたい」と話していました。 -
高遠高校 中国の高校生と交流
中国の高校生が、14日、伊那市の高遠高校を訪れ、授業体験などを通し、生徒たちと交流をしました。
中国の高校生の訪問は、外務省が行っている、日中21世紀交流事業の一環で行われ、この日は、中国の遼寧省の高校生、32人が、高遠高校を訪れました。
体験授業では、福祉、美術の2つのグループに別れ、折り紙と、手鏡の絵つけをしました。
このうち、福祉コースの折り紙体験では、高遠高校の生徒が、作り方を教えた後、一緒に、つるや手裏剣等を折りました。
わからない部分が出ると、生徒達は、英会話や漢字を書くことで、コミュニケーションを取っていました。
中国の生徒は、16日まで日本に滞在し、日本の高校生との交流の他、科学技術や防災などの施設見学をするということです。 -
山麓一の麺街道フェスタ
国道361号沿線地域のご当地麺料理を楽しめる「山麓一の麺街道フェスタ」が5日、6日の2日間、伊那市高遠町の高遠城址公園で開かれています。
今年で4年目を迎えた麺街道フェスタには、昨年と同じく5種類の麺料理が集まりました。
岐阜県高山市の高山ラーメンや木曽福島のすんきとうじそば、伊那のローメンやそばなどが販売されています。
麺街道フェスタは、「麺」と「街道」にスポットを当て、街道に隣接する地域の広域的な観光PRを目的に開かれています。
会場を訪れた人たちは、お目当ての麺料理を注文し、味わっていました。
山麓一の麺街道フェスタは6日も開かれます。 -
弘妙寺のイチョウ 見ごろ
伊那市高遠町荊口の弘妙寺のイチョウが、現在見ごろを迎えています。
弘妙寺の境内にある樹齢300年を越えるといわれるイチョウの木は、黄金色に色づき、見ごろとなっています。
9年前、このイチョウの枝の一部が寺の改修工事の際折れてしまいましたが、他の枝に引っかかりその後も枯れることなく成長していることから、強い生命力にあやかろうと受験生やその家族などがイチョウを見に訪れているということです。 -
高遠・長谷地域社協設立説明会
伊那市高遠町や長谷地区を対象に、地域社会福祉協議会の設立説明会が、29日、高遠町文化センターで開かれました。
説明会は、地域社協の活動を理解し、多くの地域で立ち上げてもらおうと、伊那市社会福祉協議会が開きました
市社協によりますと、区や常会などで組織する、地域社協は、旧伊那市には100ある一方、高遠町・長谷地域には12しかないということです。
市社協の職員は、「高齢化が進む中、住民が主体となり、福祉について特化し、課題について話し合うことが大切。地域で助け合い、支えあう、地域社協の設立が必要」と話していました。 -
高遠城址の秋まつり
紅葉の見ごろに合わせた高遠城址の秋まつりが3日から13日までの日程で行われます。
高遠城址公園には、およそ250本の楓があり、赤く色づいています。
伊那市観光協会では、紅葉に合わせ毎年秋まつりを開催していて今年で10回目となります。
すでに高遠城址公園には、県内外から紅葉狩りを楽しむ人たちが訪れています。
秋まつりの期間中は、高遠城址公園内で新そばまつりや、そば打ち体験が予定されています。
5日には、高遠囃子が、6日には高遠太鼓が披露されます。
また5日と6日には恒例となった「山麓一の麺街道フェスタ」が開催されます。
この他、菊花展も同時に行われることになっていて、伊那市観光協会では、桜の時期とはまた違った秋の装いの高遠城址公園を楽しんでもらいたいと話しています。
高遠城址の秋まつりは、3日から13日まで入場無料で開かれています。 -
伊那市消防団河南分団 園児と合同の消火訓練
伊那市消防団河南分団は、園児との合同による消火訓練を28日、高遠第四保育園で行いました。
28日は、河南分団の団員と高遠第四保育園の園児合わせておよそ60人が、合同で訓練を行いました。
合同訓練は、子ども達に消防団の仕事について理解を深め、興味を持ってもらおうと行われています。
訓練は、保育園の南側の山林から出火したとの想定で、団員らは保育園のプールの水を使い消火活動を行いました
河南分団では、今後も地域との交流を深めていきたいとしています。 -
弘妙寺のもみじ見頃
伊那市高遠町荊口の弘妙寺で、もみじが見頃を迎えています。
裏山一帯に、数え切れないほどのもみじが自生していて、赤く色づき、見頃を迎えています。
もみじは、今週いっぱい見頃だという事です。 -
志事(しごと)甲子園が高遠高生対象に講演
上伊那在住の経営者や社会人で作る地域活性化と人材育成などを目指すグループ「志事甲子園」は、27日、伊那市の高遠高校の2年生を対象に講演会を開きました。
講演会は、高遠高校の進徳館講座の一環で開かれ、2年生100人ほどが、文化体育館に集まり、話を聞きました。
志す事と書いて「しごと」と読む「志事甲子園」は、若者に夢を持ってもらうことや、伊那谷の素晴らしさをPRしようと、今年8月に結成されたグループです。
会社経営者や自営業、会社員など、上伊那を中心に12人で構成されています。
会の結成のきっかけとなったのが、化粧品の輸入・製造などを行う東京の日本ロレアル(株)で教育本部長を務める戸谷 益三さんです。
この日の講演会でコーディネーターを務めた戸谷さんは、ペアを作るゲームを織り交ぜ、挨拶やうなずきの大切さを生徒に訴えていました。
また、「何を聞いたかではなく、聞いて今から何をするかが大切」と話していました。
講演会では、美容師や社会保険労務士など、20代から40代の5人が、自分の高校時代などの映像を見せながら自分が仕事に就くまでの経過などを紹介していました。
林業士をしている金井渓一郎さんは「若いときに旅に出て欲しい。ツアーではなく、自分で計画して、世界を旅行をすることで見えてくる世界がある」と高校生に呼びかけていました。
志事甲子園では、今後も、進路選択に悩む高校生を対象に講演会を開いていきたいとしています。 -
第25回伊澤修二記念音楽祭
伊那市の高遠町文化体育館などで22日「第25回伊澤修二記念音楽祭」が開かれ、地域の小・中学生や東京芸術大学の学生らが演奏を披露しました。
記念音楽祭は、伊澤修二の功績を称え毎年開催されているもので、今年で25回目になります。
小学生はこの日のために、東京芸術大学の山下薫子准教授から指導を受けていて、この日はその練習の成果を披露していました。
高遠小学校の5年生は、戦争・平和をテーマに音楽劇を披露しました。
児童らは劇のために戦争や沖縄について学んでいて、劇の最後には子ども達が世界平和を訴えていました。
会場を訪れたある女性は「伊澤修二の残したものがこうして子ども達に引き継がれているということはとても意味のある事だと思う。これからも続けてほしい」と話していました。
会場の高遠町文化体育館にはおよそ1000人が集まり、劇や演奏に聴き入っていました。 -
伊澤修二の縁で国際交流
旧高遠町出身で東京芸術大学の初代校長を務めた、伊澤修二の縁による国際交流会が21日夜、伊那市高遠町の仙醸蔵で開かれました。
高遠町を訪れたのは、アメリカ・ボストンにあるブリッジウォーター州立大学のフレッド・クラーク副学長ら4人です。
この日は、伊澤修二の生前からある、株式会社仙醸の旧酒蔵で交流会が開かれ、およそ50人が参加しました。
ブリッジウォーター州立大学は伊澤修二の留学先で、伊那市の市民グループ「伊澤修二を学ぶ会」は3年前に大学を訪れるなど大学と親交を深めています。
今回は、大学教授らが伊澤修二記念音楽祭に合わせて来日したことから交流会を企画しました。
会では、仙醸の黒河内貴社長が英語で酒蔵の紹介をしました。
また、交流の中心で東洋史の研究をしているウィンカイ・トゥ教授が、日本とアメリカの交流の歴史について説明していました。
参加した人たちは、歴史ある酒蔵の中、英語で交流を深めていました。
フレッド・クラーク上席副学長は「伊那市を訪れる事はとても特別な事。ぜひ伊那市のみなさんも大学に来てもらいたい」と話していました。
学ぶ会の米山喜雄代表は「もし交流がこの先も長く続いていくなら、子ども達が行き来できるような環境を作っていきたい」と話していました。
学ぶ会では、ブリッジウォーター大学を訪問するなど今後も交流を深めていきたいとしています -
古地図と比較 城下町を散策
デジタル化した高遠町の古い地図と現在の様子を見比べながら散策する催しが16日、伊那市高遠町で行われました。
この催しは、今と昔の街並みの様子を比較し、歴史を感じてもらおうと、高遠町図書館などが開いたものです。
16日はおよそ20人が参加し、古い地図が入力された端末機iPadなどを持ち、高遠の商店街を歩きました。
古い地図は元禄10年、1697年に書かれた城下絵図で、端末機には、その場所の歴史や文化財などが入力されているほか、自分のいる場所が表示される仕組みになっています。
参加者は、昔の街並みと今の様子を比較しながら、高遠の歴史に触れていました。 -
伊那市観光協会推奨みやげ品に仙醸の甘酒2品
伊那市観光協会の推奨みやげ品登録証授与式が12日、市役所で行われ、株式会社仙醸の2種類の甘酒が新たに登録されました。
この日は、推奨みやげ品審査委員会の伊藤正委員長から、仙醸の営業部参事・伊東明さんに登録証が手渡されました。
今回新たに登録されたのは「蔵元仙醸仕込みあまざけ」と「赤そば高嶺ルビー入りあまざけ」の2つです。
伊藤委員長は「日本ならではの懐かしい甘さ。これからも自信を持って提供してほしい」と話していました。
登録された商品は、推奨みやげ品のシールを貼って販売できる他、伊那市観光協会のホームページで紹介されることになっています。 -
振り込め詐欺防止訓練
年金支給日を前に、伊那警察署は、振り込め詐欺防止訓練を13日、伊那市高遠町の八十二銀行高遠支店で行いました。
訓練には、高遠町と長谷の銀行や郵便局などの職員およそ20人が参加しました。
振り込め詐欺の被害を未然に防ごうと行われたもので、高遠地区では初めてです。
訓練では、伊那警察署のOBが扮するお年寄りが、「孫が会社のお金を使い込んでしまったので、大至急48万円を振り込みたい」と銀行を訪れました。
「孫が自分を頼ってきてくれているのでなんとかしてあげたい」というお年寄りに対し、職員は、「1度ご家族に電話で確認してみて」「お孫さんの携帯電話の番号が変わってないかだけでも確かめて」などと確認を促していました。
伊那警察署管内の今年の振り込め詐欺の被害は、13日現在3件で、被害総額はおよそ330万円となっています。 -
山林火災想定 防災ヘリと合同訓練
伊那消防組合の高遠消防署は、山林火災を想定し県の防災ヘリコプターと合同の防災訓練を、13日、美篶スポーツ公園場外離着陸場で行いました。
13日は高遠消防署の署員15人と、県の航空隊5人が訓練に参加しました。
訓練は、山の中腹で火災が発生し、狭い道路のため可搬ポンプを載せた軽トラックが鎮火しますが、飛び火して新たに山林火災が発生するという想定で行なわれました。
署員が要請して、ヘリが公園に到着しました。
署員は、ヘリを誘導し、ポンプ車からヘリに水を補給していました。
訓練は、山間地の多い高遠消防署管内で、山林火災が発生した場合大きな被害が予想されるとして迅速な対応を取れるようにと行われたものです。
合同訓練は年2回、伊那消防組合管内で行われていますが、高遠消防署が合同の山林火災訓練を行うのは今回が初めてです。
今回は、ポータブルのナビゲーションを使って、火災が起きた場所の座標を特定しヘリを誘導する訓練も初めて行われました。
山林に2回放水し、鎮火したとの想定で、消防署の幹部等もヘリに同乗し、鎮火を確認する偵察飛行も行われました。
消防署の署員らは、きびきびと、誘導や給水の訓練に取り組んでいました。
なお、航空隊によると、県内の山林火災で年間30縲・0件ほど出動するということです。 -
秋のローズガーデンで愛誓う
伊那市高遠町の、しんわの丘ローズガーデンで8日、結婚式が行われ、新しく夫婦になった2人が永遠の愛を誓いました。
しんわの丘ローズガーデンでの結婚式は、伊那市観光株式会社がローズガーデンをPRしようと平成21年から始まりました。
例年バラが見ごろとなる6月に行っていますが今年は、2度咲きのバラが咲き始めたことから、始めて秋の挙式を計画しました。
式を挙げたのは、宮田村出身の新朗、久保田祐貴さんと、埼玉県出身の新婦、光恵さんです。
2人は東京で知り合い、今年4月に入籍。
光恵さんがあこがれていた「ガーデン挙式」が高遠町のローズガーデンで行われていることを知り、式を挙げることを決めました。
2人は家族や友人に見守られ永久の愛を誓っていました。
しんわの丘ローズガーデンでは、23日にも結婚式が予定されています。 -
芸大准教授が小学生を指導
7月22日に開催される第25回伊澤修二記念音楽祭に参加する伊那市内の小学生が7日、東京芸術大学准教授から指導を受けました。
音楽祭に参加する市内の小学校3校のうち、伊那東小学校では2年生104人が指導を受けました。
音楽祭は、高遠町出身の伊澤修二が東京音楽学校、現在の東京芸術大学の初代学長を務めていたことが縁で毎年開かれています。
伊那東小の音楽祭への参加は、去年に続き2回目です。
7日は、東京芸術大学音楽学部の山下薫子准教授が指導にあたりました。
山下さんは「大きな声で叫ぶのではなく、心の中で思いを伝えてください」「最近うれしかったことを思い出して気持ちを込めてみましょう」などと、部分ごとにアドバイスを送っていました。
第25回伊澤修二記念音楽祭は22日土曜日に高遠町文化体育館で開かれ、伊那東小は、第一部に参加します。