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天野惣平展
伊那市高遠町芝平(しびら)の旧三義小学校芝平分校で美術家、天野惣平さんが個展を開いている。
旧三義小学校芝平分校が天野さんの個展会場。
天野さんは、自宅近くのこの廃校で毎年1回個展を開いている。
入り口から中に入り、階段を上ると正面に作品が現れる。
天野さんは、空間が作品と話す。
中心にあるのは、麻をアクリルポリマーで固め、プレート状にしたものを筒状にしたもので、高さは2メートル67センチ、直径は50センチ。上からは照明が空洞となっている内部にあてられ、下にある麻が発光しているように反射している。
この筒状のオブジェは、もと教室だったこの場所で制作された。
会場を訪れた人が何かを感じて欲しいと天野さんは話している。
天野さんは、会場を訪れた人も作品の一部と話している。
21日は、伊那美術協会会長で工芸美術の木下五郎さん、洋画家の小林修一郎さんの姿もあった。
天野惣平展は、26日までで、明日は午後3時から作者を囲んでのパーティーも計画されている。 -
旧馬島家住宅で5月の節句特別展
伊那市高遠町の武家住宅・旧馬島家住宅で、5月の節句にちなんだ特別展が開かれている。
県宝に指定されている旧馬島家住宅は、伊那市の国道152号高遠バイパス沿いにある。
高遠町民族資料館を兼ねている旧馬島家では、5月の節句に合わせて、毎年武者飾りの特別展を開いている。
会場には、江戸時代・高遠藩士が所有していた甲冑や、明治から昭和にかけての幟旗、五月人形などが飾られている。
甲冑は、江戸時代・高遠藩士の山下元長という武士が所有していたというもので、伊那市の男性から借りて展示している。
また、同じ武士が所有していた夏と冬用の陣羽織も、一緒に展示されている。
幟旗や、鎧飾りは、高遠町地区などから民族資料館に寄付されたものが並べられている。
この、武者飾り特別展は、来月10日頃まで、旧馬島家住宅で開かれている。 -
バラまつり期間中 周遊バス運行へ
伊那市は、来月、伊那市高遠町のしんわの丘ローズガーデンで開かれるバラまつり期間に合わせ、高遠町を巡回する周遊バスを初めて運行する。
17日高遠町総合支所で開かれた、高遠町地域協議会の中で白鳥孝伊那市長が報告した。
伊那市によると、年々バラまつりに訪れる人は、増加傾向にあるが、多くの観光客がバラを見たら帰ってしまうという。
そこで、市では地域や商店街の活性化を目的に、今回初めて周遊バスを運行する。
バスは、まつり期間の、6月12・13日、19、20日4日間運行される。
ルートは、高遠町の商店街を経由して、しんわ丘ローズガーデンと高遠さくらホテルを結び周回する。
料金は1日乗り放題で、大人500円、小学生以下は無料で、利用した人に対しては、さくらホテルの入浴料の割引など特典がついているという。
白鳥市長は、「桜ばかりでなく、歴史と花の高遠町をPRし、通年観光のきっかけにしたい」と話していた。 -
高遠小児童が「孤軍高遠城」練習
伊那市の高遠小学校の5年生有志は、22日に開かれる進徳館開校150年記念・進徳館の日に披露する舞踊「孤軍 高遠城」の練習に励んでいる。
練習に励んでいるのは、高遠小学校の5年生の有志、10人。
放課後を利用して、週に1縲・回、練習している。
指導しているのは、学校近くに住む重盛 君子さん。
重盛さんは、舞踊の流派である市條流の名取。
孤軍高遠城は、高遠出身の作詞家・北原徳治さんの作詞により昭和41年につくられた。
高遠城主で武田信玄の五男・仁科五郎盛信が、織田軍に高遠城を攻められ、孤軍で奮闘するも討ち死にする様子を歌っている。
重盛さんの師匠である市條 敏久さんが振り付け、昭和60年から25年にわたり、高遠小学校の運動会で子ども達が披露してきた。
運動会では、子どもたちが踊りやすいようアレンジされていたが、元の振り付けが崩れてきたとして、今回、正しい振り付けを有志が学び、進徳館の日に披露することになった。
高遠小学校の児童が孤軍高遠城を披露する「進徳館の日」の行事は、22日(土)伊那市の進徳館・高遠閣を会場に行われる。 -
元高遠町長伊東義人さん春の叙勲報告
春の叙勲で旭日双光章を受賞した元高遠町長の伊東義人さんが11日、白鳥孝伊那市長に受賞の喜びを報告した。
伊東さんが受賞した旭日双光章は、行政分野などで顕著な功績があった人に贈られる勲章。
伊東さんは現在77歳。
昭和25年に現在の高遠町河南地区にあった旧河南村の職員になった。その後、平成4年12月から平成12年6月まで旧高遠町の助役を務め、平成12年11月から平成18年3月までの5年5カ月にわたり町長を務めた。
特に平成18年の市町村合併では、町民との懇談を重ねたり、意向調査を行うなど、町民の意見を聞きながら合併の推進に尽力したとして受章した。
白鳥市長は、「今回の受章は高遠時代の功績と、合併への尽力の結果。伊那市としても栄誉なこと」と祝福した。
伊東さんは、「身に余る光栄。旧高遠の町民の皆さんを代表していただいた。今後は地域に恩返ししていきたい。また、名君保科正之公の大河ドラマ化実現のため微力を尽くしていきたい」と話していた。 -
遠照寺でぼたん祭り開園
伊那市高遠町山室の遠照寺で9日、牡丹祭りの開園式が行われた。
開園式には檀家や地区の子どもら約50人が集まった。
開園式では花まつりも合わせて行われ、子どもたちが用意されたお釈迦様の像に甘茶をかけていた。
ぼたん寺として知られる遠照寺には、160種類、2千株のぼたんが植えられている。
牡丹祭りは今年で27年目を迎え、松井教一住職によると、昨年は期間中約5千人が訪れ賑わいをみせたという。
今年は4月に気温の低い日が続いたことから、開花が例年より遅れていて花の見ごろは今月20日頃から6月上旬と予想している。
境内への入園は、花が咲き始めたころから有料となり入園料は400円。
また牡丹祭り期間中は、地元そばの会による手打ちそばの販売も行われることになっている。 -
都立の高校生が伊那市で奉仕活動
東京都板橋区の東京都立北園高校の2年生が6日、伊那市高遠町の花の丘公園で、桜の枝の片付けなどの奉仕活動をした。
伊那市を訪れたのは東京都立北園高校の2年生320人。
高校生は、春の大雪で折れた桜の枝の片付けや、遊歩道の整備に取り組んだ。
北園高校は今年度から、長野県や信州大学と連携し、タフな人間力の育成を目指して信州で勉強合宿をしたり、奉仕活動をする信州北園プロジェクトに取り組んでいる。
今回の奉仕活動はその一環で、森林での作業を通して一人ひとりが何かを感じ、進路や環境を考えるきっかけにするという。
高校生は、斜面を行き来して桜の枝を運んだり、遊歩道の石を平らに埋め直す作業をしていた。
北園高校は8日まで滞在し、伊那市のますみヶ丘平地林で間伐材を使ったプランター作りなどもした。 -
伊那市商工会女性部が八重桜の花摘み
伊那市商工会女性部高遠支部の会員らが2日、伊那市高遠町文化体育館横で桜茶で使う八重桜の摘みとり作業をした。
八重桜は女性部が販売している桜茶「桜志津久」に使うもので、同日は会員約10人が摘み取り作業などにあたった。
今年は4月に気温の低い日が続いたことから、例年より開花が遅れ、作業も10日ほど遅くなったという。
作業が終わると摘み取った花を一面に広げ、枯れているものや虫のついているものなどを取り除く、選別を行った。
選別された花は一度塩で仮漬けし、その後蔭干ししてから本漬けを行ない来年の春まで寝かせる。
できあがった桜茶「桜志津久」お花見の時期に高遠城址公園を訪れた花見客に振る舞うほか、販売も行っている。
女性部では「高遠の特産品として作り続けていきたい」と話している。 -
高遠 花の丘公園八重桜見ごろ
伊那市高遠町の花の丘公園の八重桜が、見ごろを迎えている。
花の丘公園には100種類、約2千本の八重桜や山桜が植えられている。
伊那市観光協会によりますと、今年は咲き始めが遅い一方で、花の時期が長いという。
山際の桜はこれから開花を迎えるため、しばらく楽しめるという。 -
高遠城址公園花見 渋滞緩和にシャトルバス効果
今年、花見の時期に伊那市役所から高遠城址公園まで運行したシャトルバスの利用者は5820人で、渋滞緩和に効果があったことがわかった。
市役所発シャトルバスは、今年3日間運行し、4月10日の土曜日は2500人、11日の日曜日は2160人、18日の日曜日は1160人で、合計5820人が利用した。
市役所駐車場は約千台の車を停めることができることから、市では渋滞緩和に効果があったと話している。
高遠城址公園の今シーズンの入園者数は約27万人で、昨年より4500人ほどの減となっている。 -
保科正之生誕399年祭
旧高遠藩主保科正之の生誕祭が29日、伊那市高遠町で行われた。
神事は4年前から毎年、保科正之が生まれた5月7日付近に行っていて、今年は正之生誕399年。
この日は、雨のため地域間交流施設で神事が行われ、市の関係者やNHK大河ドラマの脚本家を務めたこともあるジェームス三木さんら約50人が参加した。
ジェームス三木さんは脚本をつくる上で「主人公に負の部分が見えると視聴者の共感が得られやすい。ドラマ化が実現した際にはそういう場面を見せていく必要がある」と話していた。
保科正之のHNK大河ドラマ化に向け平成16年10月からはじまった署名は、29日現在で38万2440人となっている。
これまで、ドラマ化実現に向け8回にわたりNHKに要請をしている。
伊那市観光協会では、大河ドラマ化実現に向け、今後も署名活動を続けていきたい竏窒ニしている。 -
高遠町歴史博物館特別展「高遠城~城郭の歴史と日常~」
高遠城の当時の構造や生活の様子を知ることができる特別展「高遠城縲恟驫sの歴史と日常縲怐vが、伊那市立高遠町歴史博物館で開かれている。
特別展では高遠城の歴史や、古文書、城内の発掘調査により出土した陶磁器など約200点が展示されている。
このうち陣太鼓は、織田軍による高遠城攻めの際に遠照寺に寄進された物といわれ、伊那市有形民俗民族文化財に指定されている。
城内の発掘調査で出土した陶磁器類は生産地が瀬戸美濃産、肥前産の物が多く、流通が盛んに行われていたことが分かる。
「信州高遠絵図」は、1931(昭和6)年に旧藩士の実話に基づいて作成された高遠城一帯の絵図で幕末の城内の様子が描かれている。
特別展は6月20日まで。 -
広勝寺落成式
伊那市高遠町藤沢の広勝寺の改修工事が終了し24日、落成の法要が行われた。工事関係者や檀家ら約100人が集まった。
広勝寺は約460年前、江戸時代中期に建立された寺。これまで茅葺き屋根の建物を使ってきたが、雨漏りするなど老朽化が激しかったため、85年ぶりに改修工事が行われた。
昨年6月に着工し、10カ月かけて改修工事を行った。
落成の法要では、新しい祭壇に野菜や祝い餅などが供えられた。
茅野憲雄住職は「多くの人の協力で素晴らしい寺になった。みなさんに愛される寺になるよう励んでいきたい」と話していた。 -
城址公園 折れた枝の伐採作業
花見シーズンが終了した伊那市の高遠城址公園で、23日から、雪の影響で折れた桜の枝の整備作業が本格的に始まった。
23日は、高遠閣東の堀で、折れた大きな枝を伐採し運び出すための作業を桜守が行った。
高遠城址公園の桜は、今月17日、雪の影響で倒木や枝が折れる被害が出たため、初めての入園禁止措置がとられた。
作業は、今月末まで行われ、被害のあった30本の桜の枝を切り直し、防腐剤を塗って補修するという。 -
高遠城址公園 22日から無料開放
桜が散り終わりに近づいた伊那市の高遠城址公園は、21日で有料期間を終了し、明日から無料開放される。
高遠城址公園の有料期間は、今月1日の公園開きから21日までの21日間となり、満開の期間は1週間でした。
今年は、17日の雪の影響で公園内の木が折れ、初めて入園禁止措置を午前中にとり、午後は無料で開放した。
伊那市では、これらの影響で、例年より1割程度入場者が減っているのではないかとみている。
今シーズンの入場者数は、5月中に集計される事になっている。 -
高遠美術館入館者50万人達成
伊那市高遠町の信州高遠美術館は19日、開館以来17年目で入場者数50万人を超え、セレモニーを行った。
50万人目になったのは、大阪府の三浦紀男さん、艶子さん夫妻。
50万人目の前後となった三重県の山川幸洋さん、百合子さん夫妻や、奈良県の竹田久美子さんら3組に花束や記念品が贈られ、50万人達成を祝った。
50万人目の三浦さんは、「思いがけないことでびっくりしている。今日はゆっくり散策したい」と話していた。
伊那市の北原明教育長は、「この美術館は、豊かな自然に囲まれている。季節毎に違った風景を楽しめるので、また伊那を訪れて下さい」とあいさつした。
信州高遠美術館は、平成4年10月にオープン。地元の画家中村不折などの作品約1200点を収蔵し、年間3万人ほどの利用がある。 -
木のアウトレット市
市場価格の10分の1ほどで木材が購入できる「木のアウトレット市」が17日から、伊那市高遠町の上伊那森林組合中部支所で開かれている。
17日は、薪ストーブに使う薪用木材などを目当てに、多くの人が会場を訪れ、軽トラックいっぱい、木材を積み込んでいた。
これは、上伊那森林組合が、毎年春と秋の2回、開いているもので、今年で6年目になる。
並んでいる木材はすべて、上伊那の里山を整備した時にでた木材。
これらは、一般的な木材の市場では規格外となってしまうが、安い価格で提供することで、地元の木を使ってもらおうとアウトレット市を開いている。
販売しているのは、丸太や板、薪用木材など、さまざまだが、どれも市場価格の10分の一ほどで購入することができるという。
木のアウトレット市は、18日も午前10時から午後2時まで、上伊那森林組合中部支所で開かれる。 -
高遠高校3年生と大学生がアンケート調査
高遠の魅力を再発見しようと、伊那市の高遠高校の生徒と愛知県の日本福祉大学経済学部の学生が17日、花見客でにぎわう高遠城址公園でアンケート調査を実施した。
17日は、高遠高校の情報ビジネスコースの3年生と、日本福祉大学経済学部の学生が、高遠城址公園を訪れた花見客に、アンケート調査を実施した。
高遠高校と日本福祉大学は、互いに連携して課題に取り組んでいて、去年から高遠町地区の活性化などをテーマに調査、研究を行っている。
今年度は、「高遠の魅力を再発見する」をテーマに掲げていて、その第1歩として、観光客にアンケートを行い、高遠の何が魅力か知ろうと考えた。
今後は、アンケートの回答を参考にして、高遠の魅力について考える予定。 -
高遠焼 唐木米之助・浦野真吾作品展
高遠焼の第一人者で高遠在住の唐木米之助さんと孫の浦野真吾さんの作品展が伊那市高遠町の喫茶店、アイダッシュで開かれている。
会場には、桜の色をイメージしたという壷をはじめとする唐木さんの作品22点と孫の浦野さんの作品44点の合わせて66点が並んでいる。
高遠焼は、江戸時代に月蔵山から高遠城内に水を引くために、土管を焼いたのが始まりとされている。
一時途絶えていたが、昭和50年に復活し、平成7年には、勝間の白山に登り窯が完成した。
今回並んでいる作品は、その登り窯で去年窯だしした新作で、上薬と窯が独特の風合いをかもし出している。
孫の浦野さんの作品は、祖父で師匠の唐木さんの作品とはひと味違い、透明感が漂う。
浦野さんは、伝統を守るべく10年ほど前に焼物の道に入った。
唐木米之助・浦野真吾作品展は、5月5日まで、伊那市高遠町西高遠のカフェ&ギャラリー、アイダッシュで開かれている。 -
桜奏会が高遠囃子
伊那市高遠町に古くから伝わる高遠囃子を保存継承している桜奏(おうそう)会は、15日夜夜満開の高遠城址公園で巡行した。
15日夜は、桜奏会のメンバー20人が、提灯を先頭に、太鼓や笛、三味線などを演奏しながら満開の桜のもと公園内を巡行した。
高遠囃子は、だるま市で有名な鉾持(ほこじ)神社の4月の例祭で、山車とともに囃し歩かれていたが、現在は、9月の燈籠祭りで演奏されている。
桜奏会では、花見客が大勢訪れるこの時期にも伝統の音色を楽しんでもらおうと10年ほど前から公園内での巡行を行っている。
高遠閣を発着点に桜雲橋を渡り公園を一周するコースで、往路はゆっくりとしたテンポの本囃子、復路は、テンポが速く賑やかなかえり囃子で巡行した。
桜奏会の北條良三会長は、「寒くて手がかじかんでしまうが、満開の桜の下で演奏するお囃子は独特の風情がある」と話していた。
高遠城址公園の桜の開花状況は、寒さも手伝って16日現在、まだ見頃となっている。 -
高遠町歴史博物館 収蔵庫完成
新しく建設された伊那市の高遠町歴史博物館の収蔵庫が完成し13日、竣工式が行われた。
13日は、市の関係者など40人が出席しテープカットなどをして完成を祝った。
平成8年に開館した博物館は、現在1000点を超える資料が保管されていて手狭となっていた。
新しい収蔵庫は、歴史博物館東側に隣接する形で建設された。
収蔵庫は鉄筋コンクリート平屋建てで、延べ床面積は約164平方メートル。
温度と湿度が調整しやすいよう、壁は木材を使った2重構造にした他、古文書などの書籍類を管理する稼働書庫や壁面に資料を固定するラックなどが備え付けられた。
また、雨の日でも荷物の出し入れが出来るトラックヤードも設けられた。
小坂樫男伊那市長は「貴重な資料を後世に残し、寄託などにも対応できる施設として活用していきたい」と挨拶した。
高遠町歴史博物館では、収蔵庫の内部の環境を整えてから資料などの運び込み作業を行うことにしている。 -
江戸芸かっぽれ披露
伊那市高遠町の高遠城址公園で14日、東京の大道芸人が江戸芸かっぽれを披露した。
この催しは花見客に楽しんでもらおうと伊那市観光協会が開いた。
光江流社中、桜川光江家元率いる20人が披露した。
桜川さんらのメンバーの中に高遠出身者がいたことなどが縁で訪れることになり、今年で2回目。
集まった花見客は、手拍子をしたり、一緒に踊るなどして楽しんでいた。
桜川さんによると、かっぽれは元気の出るおめでたい大道芸として江戸の末期に始まり、次第に寄席や歌舞伎などでも踊られるようになったという。
桜川さんは「満開の桜の元でやれてよかった。来年も訪れたい」と話していた。 -
伊那市議選立候補予定者25人
伊那市議会議員選挙告示まで1週間を切った。
13日までに立候補を予定しているのは25人で、定数21に対し4人オーバーとなっている。
12日から13日にかけ行われた立候補書類の事前審査では、立候補を予定している25派のうち24派が審査を済ませている。
伊那市長選挙、市議会議員選挙は18日告示、25日投開票となっている。 -
高遠城址公園 さくら茶のサービス
満開を迎えている伊那市の高遠城址公園で13日、伊那市商工会女性部高遠支部がさくら茶を振る舞った。
さくら茶は、八重桜の塩漬けにお湯を注いだもので毎年、女性部が観光客に振る舞っている。
3千杯のさくら茶と、名物の高遠まんじゅう千個が用意された。
天候にも恵まれ、高遠城址公園には多くの花見客が訪れ桜の木の下でさくら茶を味わっていた。
このさくら茶のサービスは14日も午前10時から行われることになっていて、女性部では「地元のみなさんにも味わってほしい」と地元からの来場も呼び掛けていた。 -
高遠城址で大野さん篠笛演奏
桜が満開を迎えている高遠城址公園で12日、日本の伝統楽器篠笛の演奏が行われた。
演奏したのは埼玉県在住でプロの篠笛奏者大野利可さん。
公園の中で行う予定だったが、雨となったため高遠閣で演奏会が開かれた。
演奏会は、公園を訪れた人たちに篠笛の演奏と桜を楽しんでもらおうと、3年前から開かれている。
この日は、1時間ほどの演奏の中で、自分で作曲したオリジナル曲や、春にちなんだ曲などを披露した。
訪れた人たちは、大野さんが奏でる篠笛の音色に聞き入っていた。 -
ポレポレの丘 11日開園
季節の花と伊那市を一望する眺めを楽しむことができる、伊那市高遠町のポレポレの丘が、11日開園する。
現在ポレポレの丘では、3万株を超えるスイセンの花が見頃を迎えている。
ポレポレの丘は、遊休荒廃地だった傾斜地を整備し、自然と触れ合える場所にしようと、信州高遠花摘み倶楽部が5年ほど前に造った。
敷地内にはメンバーが植えた花のほかに、オーナー制の花壇があり、思い思いの花が植えられている。
信州高遠花摘み倶楽部では今後、敷地内にサワガニやカブトムシを放して、子ども達が自然体験をできる場所も造っていくという。
ポレポレの丘は、入場料大人300円、子ども150円で、11日から9月末頃まで季節の花を楽しむことができる。 -
高遠城址公園ライトアップ
天下第一の桜として知られる伊那市の高遠城址公園のライトアップが6日から始まった。
公園内は日が沈み始めた午後6時に点灯された。
高遠城址公園には、126基のライトと、120基のボンボリが設置されている。
伊那市によると、高遠城址公園の夜桜は、日本経済新聞の「光に映える夜桜の名所ランキング」で、全国第2位に選ばれたという。
城址公園の「タカトオコヒガンザクラ」は、ソメイヨシノなどと比べて色が濃いのが特徴で、ライトアップされると、花びらの色をより感じることが出来るという。
8日現在、城址公園は5分咲きだが、訪れた人たちは、夜の桜を楽しんでいた。
高遠城址公園のライトアップは、咲き終わりまで行われる予定で、日没から午後10時まで点灯されている。 -
高遠城址公園 タカトオコヒガンザクラ開花
伊那市は5日、高遠城址公園のコヒガンザクラの開花を宣言した。
高遠城址公園の桜を管理している桜守2人が、開花の基準としている桜雲橋付近の桜が咲いているのを確認した。
天下第一の桜として知られる高遠城址公園の桜の開花は、昨年より1日早く、満開は11日頃と予想している。
今年の桜は、最近の15年の中でも、平成14年に次いで2番目に早い開花となっている。
桜守によると、今年は寒暖の差があり雪や雨が多かったため、つぼみが大きく、昨年以上の桜が楽しめそうだという。
同日はあいにくの雨模様となったが、公園内で早く咲く南ゲート付近では、訪れた人たちが花を写真に収めるなどして楽しんでいた。
今年の桜まつり期間中は、13日と14日に商工会女性部による桜茶のサービス、12日と15日には桜奏会による高遠ばやしの巡行、14日には保科正之公大河ドラマ化成就を祈願し江戸かっぽれが披露されるなど、ささまざまなイベントが行われることになっている。 -
小原交流センター竣工式
伊那市高遠町小原地区の新しい交流センターが完成し3日、竣工式が行われた。
関係者約50人が参加し、テープカットなどで完成を祝った。
小原交流センターは、老朽化が進んだことや、地域住民が増え手狭になったため、昨年10月から建て替え工事が始まった。
延べ床面積305平方メートルの木造平屋建てで、城下町にふさわしいシックなデザインになっている。
木材の90%以上に県産材を使用していて、国から木造公共施設整備事業として、総事業費の半分となる約3千万円の補助を受けている。
今後、公民館活動や地区の会議などで交流センターを利用していくという。 -
グループホーム『桜』開所
伊那市高遠町勝間に、認知症の高齢者を対象にしたグループホーム「桜」が完成し1日、開所式が行われた。
グループホーム桜は、特別養護老人ホーム「さくらの里」を運営する社会福祉法人高遠さくら福祉会が、老人ホームの隣に建設した。
開所式では、4人の利用者に理事長の山浦恭民さんから花束が贈られた。
山浦理事長は、「地域に愛され、信頼される施設にしていきたい」とあいさつした。
施設は、木造平屋建て、面積は約540平方メートル。
共有スペースの食堂と居間、台所などがある。
認知症の高齢者対象で、定員は18人、全室個室でベッドも備えられている。
すでに定員は埋まっていて、今月中に全員入所する予定。
このグループホームでは、入所者が料理や畑づくりなどを共同で行っていくという。