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高遠小学校で2分の1成人式
伊那市の高遠小学校で14日、10歳の節目を祝う2分の1成人式があった。
同校で2分の1成人式を行うのは10年目。4年生42人が参加し、保護者も集まって成長を祝った。
式で児童らは一人ずつ将来の夢を発表し「自分が作ったグライダーで空を飛び、世界一周をしたい」「聴いた人の心に残る素敵なピアニストになりたい」などと語った。
高遠町地域自治区長の伊藤俊規さんは、「人から愛され、頼られる人になってほしい」とあいさつ。
また鈴木孝敏校長は、「夢がこれから生きていく大事な道標になる。夢を実現するため、こつこつと努力してください」と呼びかけた。 -
伊那市民大学同窓会が押し花絵展
伊那市の市民大学の同窓生でつくる押し花絵教室の作品展が、高遠町のさくらホテルで開かれている。
さくらホテルのロビーには、教室に通う9人の作品32点が展示されている。
この押し花絵教室は、伊那市民大学の1期生らが卒業後に立ち上げたもので、発足して10年ほどになる。
その後は、市民大学の同窓生でつくる教室として、月に1度活動している。
最近では、童話やメルヘンなどを題材に取り組んできたということで、会場にも関係する作品が多く並んでいた。
この作品展は29日まで。 -
伊那市、南箕輪村で正月の成人式
正月成人式が、伊那市と南箕輪村で行なわれ、新成人が大人としての第一歩を踏み出した。
1日には、伊那市長谷地区成人式が行なわれ、対象者28人全員が出席した。
長谷公民館の伊藤智良館長は、「自然豊かな長谷の地に生まれ育ったことを誇りに思い、夢に向けて着実に歩みを進めてほしい」と激励した。
中学校時代の恩師、村松賢教諭は、当時の写真をスライドに映し、新成人との思い出を振り返った。
村松教諭は、「どこで暮らしていても、育った長谷に目を向け、感謝の気持ちを忘れないでほしい」と呼びかけていた。
新成人を代表して宮下瑛彦さんは「それぞれの道で、くじけることなく立ち向かって行けるよう努力していきたい」と誓いの言葉を述べた。 -
心肺停止の男性救助で感謝状
心肺停止状態となった男性に心臓マッサージを行い、命を救ったとして23日、伊那市高遠町の北原あさ子さんと田中均(ひとし)さんに感謝状が贈られた。
23日は高遠消防署で贈呈式があり、蟹沢昭二署長から2人に感謝状が手渡された。
北原さんは、特別養護老人ホームさくらの里の看護士で、救急救命講習を受けたことがあり、男性が倒れたとき心臓マッサージを行った。
また田中さんは自衛官で救急に連絡したのち北原さんと心臓マッサージを交代するなど迅速な措置をとった。
23日は命を救われた、伊那市高遠町の守屋武宣さんも式に出席し、北原さんと田中さん、また救急隊に「今こうしていられるのは皆さんのおかげです。」と感謝の気持ちを表していた。
守屋さんが倒れたのは、9月に高遠スポーツ公園で行われた、ナイターソフトの試合中だった。
心臓に病気をかかえる守屋さんが走塁していたところ突然倒れ、心肺停止状態になったという。
2人の救命措置により大事に至らず、今は病院を退院し日常生活に戻っている。
3人はナイターソフトの仲間でもあり、守屋さんは2人に感謝し、北原さんと田中さんは守屋さんの無事を喜んでいた。 -
保育園年長児の作品展
伊那市の高遠と長谷の保育園に通う年長児の作品展が、信州高遠美術館で開かれている。
会場には4つの保育園の年長児が描いた絵など81点が展示されている。
この作品展は、園児の作品を美術館に展示することで、作品を見に足を運んでもらい、小さいときから美術館に親しんでもらおうと毎年開かれている。
作品は市民ギャラリーに飾られていて、いも掘りや友達と遊んでいる様子を描いた作品などがある。
美術館では、「伸び伸びと描かれた作品を見てほしい」と話している。
園児作品展は来年1月10日まで。園児作品展のみの鑑賞は入館無料。 -
高遠弥勒そばまつり
地元産のそば粉を使った手打ちそばをふるまう、伊那市高遠町弥勒のそばまつりが13日、弥勒多目的集会施設で開かれ、多くの人がそばを味わった。
弥勒そばまつりは、地区内の遊休農地で育てたソバを多くの人に味わってもらおうと、弥勒そばの会が毎年開いている。
会場には高遠そば伝統の焼き味噌と辛み大根が用意され、訪れた人たちが独特の風味を味わっていた。
そば打ち体験コーナーでは、子ども達がそば打ちに挑戦していた。
弥勒そばの会の池上裕敏会長は、「地区の大きな行事のひとつ。大勢の人たちに弥勒で獲れたそばを味わってもらえてうれしい」と話していた。 -
清酒「やまむろ」新酒奉納式
伊那市高遠町でとれた酒米を使った純米酒「やまむろ」の新酒が完成し12日、奉納式が行われた。関係者約20人が出席した。
純米酒「やまむろ」は、高遠町山室で生産している酒米「ひとごこち」を使った酒で、高遠うまい酒研究会が企画し、山室の地区住民が生産、地元の酒蔵仙醸が醸造を行っている。
味はさわやかな飲み口でピリッと辛いのが特徴だという。
今年は長雨や日照不足の影響で酒米の収量は例年より少なかったということだが、味はこれまで以上だという。
純米酒「やまむろ」は720ミリリットル入りで、1本1260円。600本限定で、高遠町の酒販店9店で販売されている。 -
伊澤修二講演会
高遠出身で、東京藝術大学初代学長を務めた伊澤修二について学ぶ講演会が5日、伊那市の高遠町図書館で開かれた。
講演会は、地元出身でさまざまな功績を残してきた伊澤修二について学んでもらおうと高遠町図書館が開いた。
講師は高遠町図書館の初代館長で、このほど伊澤修二に関する著書を出版した森下正夫さんが務めた。
伊澤修二は1851年高遠町生まれで、東京藝術大学の学長を務めたほか、教育的視点から童謡、唱歌の振興に力を注いだ。
海外で生まれた曲「ちょうちょ」の日本語訳にも関わったとされている。
森下さんは伊澤修二の性格について、短気で怒りっぽかったと説明し、文部省勤務の時には雪投げをする子ども達を叱った警察に憤りを感じ、法務省にかけ合ったところ辞職させられたというエピソードを話した。
また伊澤修二が日本に西洋音楽を取り入れる際の話にも触れた。
ある聴講者は「地元出身の偉大な人。伊澤修二の残した功績を後の世代にも残していきたい」と話していた。 -
カフェアイダッシュ ギャラリー新装
伊那市高遠町のカフェ&ギャラリー・アイダッシュは、地元の芸術家の作品などを展示するギャラリーを新装し、28日オープンした。
アイダッシュでは以前から店内でギャラリーを開いていたが、さらに充実させようと今回展示スペースを新たに作った。
アイダッシュの主人、伊藤和人さんは、芸術文化の町高遠の地で芸術に親しんでもらおうと、また地元で作品づくりをしている人たちに展示してもらえるようにと、ギャラリーをオープンした。
現在展示されているのは、伊藤さんの父、明人さんが20年以上かけて集めている地元出身の芸術家の作品約60点。
洋画家の中川紀元や彫刻家の瀬戸団治、版画家の山口進など、高い評価を受けている作家の作品が並んでいる。
アイダッシュ主人の伊藤さんには、父明人さんが集めた素晴らしい作品を手元で眠らせたままにするのはもったいない竏窒ニいう思いもあったという。
作品展は12月30日まで。時間は午前11時縲恁゚後8時、入場無料。 -
信州伊那井月俳句大会
漂泊の俳人井上井月の業績を偲ぶ俳句大会が22日、伊那市の高遠城址公園内にある高遠閣で開かれた。
この信州伊那井月俳句大会は、江戸時代末期から明治初期にかけて活躍した俳人井上井月を偲ぼうと毎年開かれていて、今年で18回目。
各地から募集したところ、小中学生の部では8210句、一般では1093句が寄せられ、大会では優秀者が表彰された。
小中学生の部では、特選に選ばれた60人が表彰された。
信州井月会会長の春日愚良子さんが講評し、「子どもらしい伸び伸びとした作品がそろった。夢を育てるために、俳句を作ることは大切だと思う」と話していた。
また一般の部では、「コスモスを見ていて何も見ておらず」を詠んだ伊那市の春日敦子さんが、大賞に選ばれている。 -
高遠高校生ゴルフ実習
授業でゴルフを学んでいる高遠高校の3年生は17日、伊那市福島のゴルフ練習場西部グリーンパークでゴルフ実習を行った。
高遠高校では、3年生の体育の選択授業の一環でゴルフを取り入れている。
これまで、学校のグラウンドで素振りや、実際にボールを打つなどして練習してきた。
この日は、その総仕上げとしてプロのインストラクターによるレッスンを受けた。
講師を務めたのは公認インストラクターの夏野元樹さん。
夏野さんは、生徒たちに、「最初は大きなスイングをしないこと。手をとめて肩、腰という順に体でゴルフをすることが大事」とアドバイスしていた。
生徒たちは、練習場でフォームを確認しながらクラブを振っていた。
この後、班ごとに練習場内のショートコースに出て実践的なゴルフを楽しんでいた。 -
江崎孝坪作品展
伊那市高遠町出身の日本画家、江崎孝坪の仕事展が、県伊那文化会館で開かれている。
江崎孝坪は1904年に高遠町に生まれ、15歳の時に東京へ上京し、働きながら絵を学んだ。
歴史上の人物を得意としていて、戦後初の日展では特賞を受賞し、歴史小説の挿絵、歌舞伎や映画の美術などの分野でも活躍した。
会場には、日本画をはじめ挿絵原画や写真など100点が飾られ江崎孝坪の多彩な活動が紹介されている。
また、黒沢明監督の映画「七人の侍」の衣装デザインも手掛け、アカデミー賞の衣装デザイン賞にもノミネートされている。
江崎孝坪の仕事展は23日まで県伊那文化会館で開かれている。 -
東ティモール大使 北原巌男さんが高遠中で講演
東南アジア・東ティモール大使を務める伊那市高遠町出身の北原 巌男さんが、16日、高遠中学校で講演した。
北原さんは、高遠町荊口出身で、防衛施設庁長官などを歴任し、去年から、東ティモール大使を務めている。
今回は、北原さんが、一時帰国していることにあわせて、講演会が企画され、高遠中学校の全校生徒、約150人が話を聞いた。
はじめに、ノーベル平和賞を受賞している、東ティモールのラモス・ホルタ大統領から、高遠中の生徒に向けたビデオメッセージが上映された。
そのあと、北原さんが東ティモールの情勢などについて講演した。
東ティモールは、インドネシア・バリ島の東側に位置する、長野県と同じくらいの面積を持つ国。
ポルトガルに400年近く、植民地支配され、その後、インドネシアに占領されていたが、2002年5月に独立した。
独立する際には、20万人近くが亡くなっている。
北原さんは、現在は、治安も安定し始め、国を発展させる事や、人材教育が重要になっていると話していた。
北原さんは、「国際的に活躍する際に必要なのは、挨拶や掃除をする心など、高遠中学校で指導されていること。今は分からないと思いますが、辛いときに温かく迎えてくれるのはふるさと。知らず知らずのうちに誇りに思っている」と話していた。
そのあと、東ティモール伝統の布を高遠中学校にプレゼントした。
布には高遠の文字と桜がデザインされていた。
中学生は、お礼に校歌を歌って感謝の気持ちを伝えていた。
北原さんは、ともに口ずさみながら、校歌に聞き入っていた。 -
高遠小 音楽会
伊那市の高遠小学校で14日、音楽会が開かれた。
14日は、1年生から6年生までが、これまで練習してきた歌や合奏を披露した。
そのうち1年生は、オペレッタを披露した。
また、2年生はねじりはちまき姿でソーラン節を演奏し、音楽会を盛り上げていた。 -
全国高校文化祭写真部門最優秀賞
高遠高校 前澤れおさんが市長表敬訪問文科系の甲子園といわれている全国高校総合文化祭写真部門で最優秀賞を受賞した高遠高校2年生の前澤れおさんが11日、小坂樫男伊那市長を表敬訪問した。
前澤さんは、校長や写真部顧問と市役所を訪れ、小坂市長に喜びの報告をした。
前澤さんは、三重県で開かれた全国総合文化祭で、最優秀賞の文化庁長官賞に選ばれた。
作品は、昨年自宅で撮影した「夏と親父の夕涼み」。
縁側でギターを弾く父親を犬や弟がみつめる日常の一瞬の光景を切り取った。
「雑然と散らばっているようで実に見事なバランスが保たれている」との評価を受けた。
この写真は、現在校長室に飾ってあり、多くの人に見てもらおうと近く校内に展示される予定。 -
天野惣平展
伊那市高遠町芝平の造形家、天野惣平さんの個展が、伊那市旭町のアートギャラリーミヤマで開かれている。
作品を置くことにより空間全てを表現していると天野さん。春はカラー、冬はモノトーンで作品づくりをしている。
アートギャラリーミヤマでは、年に1回、使われなくなった学校を会場にすることもある。
銅版画に使われる和紙の一種、雁皮紙に版画で白黒の色をつけ、それを円形に敷いた上に紙風船のように折って空気を吹き込み配置した。
天野さんは、「この作品を見て理解するのではなく、個人個人がどのように感じるかが大切だ」と話している。
天野総平展は17日まで。 -
高遠北小で児童会まつり
伊那市の高遠北小学校で、今日、児童会が主催するまつり「みやのはら祭り」が行われた。
祭りでは、全校で育て収穫したサツマイモを、焼き芋や豚汁にして食べたり、さまざまなゲームをして楽しんだ。
児童会主催の「みやのはら祭り」は、年に1回行われる恒例行事で、学年の枠を越えて子ども達が交流できるよう縦割り班で楽しむ。
ゲームでは、何の動物のまねをしているかあてるジェスチャーゲームやジャンケンゲームなどが行われた。
このうちジャンケンゲームでは、メンバーがジャンケンに負けると全員が走らなければならないルールで、校庭では、ジャンケンの勝敗をめぐって歓声が上がっていた。
みやのはら祭りで優勝したチームには、手作りのメダルが贈られた。 -
グループホーム桜安全祈願祭
伊那市高遠町で8日、認知症患者のための「グループホーム桜」の安全祈願祭が行われた。
このグループホームを運営する高遠さくら福祉会や地元関係者などが集まり、神事が行われた。
グループホーム桜は、認知症の人たちが家事や趣味活動など、それまで自宅でしてきた日常生活を行いながら生活を送る場になる。
今回は地域に密着した施設にするため、利用者は伊那市内から募ることにした。
敷地は特別養護老人ホーム「さくらの里」の南隣りで、面積は約2200平方メートル、施設は木造平屋建て。
生活ユニットは2つで、1つのユニットで9人が一緒に生活する。
総事業費は1億5千万円。
来年3月に完成し、4月から開所する予定で、入所の受け付けはすでに始まっている。
詳しくはグループホーム桜開所準備室へ。 -
山麓一の麺街道フェスタ
国道361号に隣接する地域の麺を使ったご当地料理が集まる「山麓一の麺街道フェスタ」が7日、伊那市の高遠城址公園で始まった。
麺街道フェスタは、「麺」と「街道」にスポットを当て、街道沿いに隣接する地域の広域的な観光PRを目的に今年初めて開かれた。
会場には、地元の高遠そばやローメンのほか、361号線の最も西に位置する岐阜県高山市の高山ラーメンなど、6つのご当地麺料理の店が並んだ。
また高遠閣で、そばを世界にも発信していこうと「アマチュアそば打ち名人世界大会」が開かれ、そば打ち愛好家から素人の外国人まで32人が出場し、そば打ちの腕を競った。
そばの打ち方、そばの切り幅、並べ方などが審査の対象となり、審査員が出場者一人ひとりのそば打ちをチェックしていた。
大会の結果、南箕輪村の井口雅文さんが優勝、外国人枠の特別賞にモンゴル出身のエルデンバト・エルデンスブダさんが選ばれた。
麺街道フェスタは高遠城址公園で8日まで。 -
高遠町藤沢 広勝寺で上棟式
現在改修工事が行われている伊那市高遠町藤沢の広勝寺で7日、上棟式が行われた。
広勝寺は藤沢地区の集落から少し入った場所にある寺で、約460年前、江戸時代中期に建立された。
これまで茅葺き屋根を補修して使ってきたが、屋根が痛み雨漏りしていたことから、今回85年ぶりに改修工事が行われた。
この日は地域住民や工事関係者ら約40人が出席した。
建物が長く無事であることを祈念して、四隅の柱を酒や塩で清める儀式が行われた。
茅野憲雄住職は、「多くの人に支えられて改修することができた。とても立派な屋根が完成した」と話していた。
上棟式が終わると屋根の上から餅などがまかれ、訪れた人たちが拾い集めていた。 -
紅葉と桜の共演
伊那市高遠町の高遠さくらホテルの駐車場に植えられた桜が10月末に咲き始めた。現在、紅葉と桜の共演が楽しめる。
この桜は、「四季桜」と呼ばれるもので、さくらホテルができた17年ほど前に植えられた。
春・秋・冬と、年に3回花を咲かせるという。この桜は、11月中旬まで楽しめそうだ。 -
北海道犬による野生動物の追払い
来年度から本格化北海道犬による野生動物の追払い事業を進める伊那市は、来年度から委託農家を中心とした野生動物の追払いを本格化させる。
伊那市高遠町三義で31日、今年最後となる北海道犬の合同訓練が行われ、伊那市から委託を受けた「追払い実施者の会」のメンバー7人が参加した。
伊那市では、増加する野生動物による被害を防ごうと、平成19年から北海道犬による野生動物の追払い事業を進めている。
1年目は事業の第1段階として専門家によるリーダー犬の養成を行い、2年目となる今年は第2段階として市内各地域の協力農家に犬を貸し付け、養成と追払いを実施してきた。
これまでに、西春近のリンゴ園でサルの群れを追い払い、その後サルが現れなくなるなどの実績が報告されている。
来年度以降は第3段階として、地域ごと複数頭のチームを編成し、要望のあった地域の追払い体制を強化する。
伊那市では、各地域から協力者を募り、今後生まれる北海道犬の子どもを配置していきたい竏窒ニしている。 -
高遠城址の秋まつり始まる
伊那市高遠町の高遠城址公園で31日、秋まつりが始まった。オープニングセレモニーが行われ、テープカットで開幕を祝った。
高遠城址の秋まつりは、桜だけでなく紅葉の美しさも楽しんでもらおうと開かれていて、今年で8回目。
まつり実行委員会の伊東義人会長は、「多くの人に訪れてもらい、商店街にも足を運んでもらって伊那市全体が活性化してほしい」とあいさつした。
公園内では、とん汁や農産物などの販売、菊花展などが行われている。
県内外からクラフト作家が出店するクラフトハーツでは、手作り品を並べた店が多く並んでいた。
また公園内の高遠閣では、訪れた人たちが打ちたての新そばを味わっていた。
今年は、紅葉が昨年より1週間ほど早く、今が盛りということで、訪れた人たちは紅葉狩りを楽しんでいた。
高遠城址の秋まつりは11月15日まで。7日と8日には「山麓一の麺街道フェスタ2009」が開かれる。 -
信州DC 観光名所を視察
長野県とJRがタイアップして全国から観光客を誘客する「信州デスティネーションキャンペーン」に向け、観光名所の視察が29日、伊那市高遠町で行われた。
JRグループや全国の旅行代理店の関係者18人が参加した。
視察旅行は県などが企画したもので、旅行代理店などに名所を紹介して旅行プランの参考にしてもらい、信州を訪れてもらうねらいがある。
視察は1泊2日で、上下伊那の名所を巡る。
このうち高遠町の進徳館では、伊那市の職員が、江戸時代から残るかやぶき屋根の建物で、学問所として使われていたことなどを説明した。
ある旅行代理店の営業担当者は、「個人向けプランに高遠城址公園周辺と温泉をからめたプランを提案したい」と話していた。
信州デスティネーションキャンペーンは、現在プレキャンペーン期間中で、本番は来年秋を予定している。 -
高遠町地域協 地域課題の改善要望
伊那市高遠町地域協議会は28日、小坂樫男伊那市長に、地域が抱える課題について改善に取り組むよう要望した。
協議会の北原公雄会長ら3人が伊那市役所を訪れた。
協議会では旧高遠町時代から住民が協議していた「高遠町すみよい地域づくり計画書」について、どこまで計画が進んでいるか審議してきた。
その結果、過疎化対策や道路整備などが遅れているとして、今回市長に要望することにした。
内容は過疎集落支援や地域公共交通対策の充実、また有害鳥獣対策、商店街活性化策などを挙げている。
北原会長は、「地域の要望について来年度予算に反映させてもらい地域活性化と発展につなげていきたい」としている。 -
アマランサスの絵お礼プレゼント
伊那地域アマランサス研究会は26日、アマランサスの絵を描いた伊那市の園児にお礼のプレゼントを贈った。
伊那市内の保育園を代表して、26日は高遠第1保育園で、研究会加工部会の伊藤好部会長らが、園児にお絵描き帳を贈った。
研究会は、アマランサスに、より関心を持ってもらおうと、今年初めて園児の絵画作品展を計画した。
高遠第1保育園では、年長児26人が、自分たちで育てたアマランサスを描いた。
伊藤部会長は、「絵を描いてくれて本当にうれしい。アマランサスをぜひ覚えて、興味を持ってください」とあいさつした。
研究会の呼びかけで、今回は市内8つの保育園で年長児を中心に248人がアマランサスの絵を描いている。
絵画作品展は11月2日から13日まで、伊那市役所市民ホールで開かれ、すべての作品を展示する予定。 -
秋まつりに向け飾り菓子準備
伊那市内の菓子店で作る高遠菓子商組合は、高遠城址公園で31日から開かれる秋まつりに向け和菓子作りに追われている。
伊那市高遠町の菓子屋あかはねでは、今週末から開かれる「高遠城址の秋まつり」に向け飾り菓子作りが行われている。
地元の菓子屋4店で作る高遠菓子商組合は、地域活性化と和菓子の普及を目指して高遠城址公園で開かれる秋まつりに去年から共同制作の飾り菓子を出展している。
6月から構想を練り始め9月から制作を開始、現在まさに追い込みの時期に入っていて、徹夜する日も少なくないという。
モミジや枯れ葉など、秋らしいものをコンセプトに作品づくりが進められていて、モミジ、ツバキ、柿などすべてが和菓子で作られている。
高遠城址の秋まつりは31日土曜日からで、飾り菓子は高遠城址公園の北口近く、高遠閣の1階に展示される予定。 -
高遠町地域協 「まちづくり計画」検討結果まとまる
伊那市高遠町地域協議会が4月から検討を進めてきた「まちづくり計画」の進捗状況の評価についての結果がまとまった。
21日夜開かれた地域協議会で、3つの部会が検討してきた結果を報告した。
協議会では、旧高遠町の策定員会が平成17年に策定した合併後のまちづくり計画が実践できているかどうか、21の項目別にA縲廢の5段階で評価した。
実践できていると評価したAランクが多かったものは「福祉のまちづくり」。
「福祉のまちづくり」では、37項目中22項目がAランクと評価され、障害者就労施設の充実、宅幼老所への補助、保育園の現状維持が実践できていると評価された。
一方、実践できていないEランクが多いものは、「交通対策」と「定住対策」で、国道152号の歩道整備、横断歩道の設置、市営住宅の建設、町内で働ける場所の確保などが、実践されていないEランクとした。
高遠町地域協議会では、評価結果を28日に小坂樫男市長に報告し、実践できていない項目については、問題点を指摘し、実践するための提言をすることになっている。 -
伊澤修二先生記念音楽祭へ
芸大生が高校生に合唱指導24日に開かれる伊澤修二先生記念音楽祭を前に、高遠高校の生徒らが14日、東京芸術大学の学生から合唱の指導を受けた。
高遠高校や辰野高校の合唱部員ら約20人が集まり、東京芸術大学音楽部の大学院で指揮を学ぶ田中祐子さんから指導を受けた。
「伊澤修二先生記念音楽祭」は、高遠町出身の伊澤修二をたたえようと始まった。
伊澤修二が初代学長を務めた東京芸術大学の学生も学生オーケストラとして演奏を披露していて、一般市民などでつくる合唱団との合同演奏も行っている。
高遠高校の生徒は毎年この合唱に参加して、現在、音楽祭に向け練習を重ねている。
この日の指導で田中さんは、今回の合唱曲が十字架に張り付けられたキリストを見た聖母マリアの悲しみを歌ったものであることを説明した。
田中さんは、「合唱祭では若いみなさんが一番の戦力となると思うので頑張ってください」などと話していた。
音楽祭では地元の小中学生なども演奏する。
第23回伊澤修二先生記念音楽祭は、24日に伊那市の県伊那文化会館などで開かれる。 -
藤沢ウォーキング
地域の歴史を学びながら歩く第1回藤沢ウォーキングが11日、伊那市高遠町で開かれた。
11日は、地区住民80人が参加し秋空の下、藤沢御堂垣外地区を歩いた。
このイベントは、地域の歴史や文化をあらためて知ろうと高遠町公民館藤沢分館が今年初めて開いた。
去年までは秋の運動会を行っていたが、年々参加者が減少傾向にあるため今年、ウォーキングイベントを企画した。
参加者は朝9時に藤沢多目的集会施設を出発し約3キロ先の藤沢城址を目指した。
途中、江戸時代の宿泊所跡の門や「建御名方神」が祀られている諏訪社などを見学した。
藤沢分館の保科増昭分館長は、「予想以上に参加していただいた。来年も継続してこのイベントを行っていきたい」と話していた。