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さくらホテルでカレーフェア
暑い夏を元気にのりきってもらおうと、高遠さくらホテルでは、今年カレーフェアを開催します。
高遠さくらホテルを経営している伊那市観光株式会社では、暑い夏、涼しい高遠湖を眺めながら、カレーを食べて元気を出してもらおうと今年初めてカレーフェアを開く。
カレーは9種類用意され、値段はどれも1000円程度。カレーを食べると、800円の入浴が半額の400円になるサービスもある。
カレーフェアは11日(土)からで、ランチ限定。 -
高遠の四季展中高生の部入賞決定
全国公募の絵画展「第4回信州伊那高遠の四季展」中高生の部の審査会が6日、開かれ、最高賞の金賞には伊那市の高遠中学校2年、北原早希さんの作品が選ばれた。
中高生の部は今回初めて設けられた。
市内の中学校と高校から69点の作品が寄せられた。
金賞に選ばれた北原さんの作品「建福寺の階段」は、高遠町にある寺院の石段を描いた作品。題材の石段を堂々と描き、微妙な色使いで石の表情をさまざまに表現している点が評価された。
また、銀賞には長谷中学校2年の池上陽介くんの作品「柱と彫刻」と、高遠中学校1年の北原正暁くんの「樹林寺」が選ばれた。
応募作品69点は25日から来月9日まで、市役所の市民ホールに展示する。 -
高遠高校の生徒が園児と交流
伊那市の高遠高校の生徒21人は23日、学校近くの高遠第一保育園を訪れ、園児と体を動かして交流した。
高遠高校では毎年、福祉コースと芸術コース音楽専攻の2年生の生徒が授業の一環で保育園に訪れ交流している。
グループに分かれて未満児から年長児の部屋で本を一緒に読んだり、ボール遊びをした。
保育士を目指しているある生徒は、「子どもたちと楽しい時間を過ごし良い勉強になった。将来の目標に向かって頑張りたい」と話していた。
高遠高校では今後、交流での感想をまとめる。
また、7月にも高遠第4保育園で交流会を行う。 -
第4回信州伊那高遠の四季展
最高賞は森本千穂さんの日本画「凛」3年に1度の全国公募の絵画展「第4回信州伊那高遠の四季展」の入選作品が20日、発表となり、最高賞の信州伊那高遠大賞に、愛知県の森本千穂さんの日本画「凛」が選ばれた。
今回は全国から487点の応募があった。
そのうち、最高賞に選ばれた森本さんの「凛」は、雪の中でたくましく立っているリンゴの木を描いている。画面の構成なども高く評価された。
銀賞にあたる伊那市長賞には、千葉県の田所雅子さんの油絵「さくら」が選ばれた。中央に少女2人が描かれており、作品全体で桜の柔らかさを表現している。
銅賞にあたる信州高遠美術館賞には、駒ヶ根市の加納恒徳さんの油絵「雪の山里」ほか、千葉県、愛知県から応募した二人の作品が選ばれている。
審査員の一人、日本芸術院会員の塗師祥一郎さんは「それぞれ力作だったが、個性ある作品を選ぶことができた」と講評した。
このほかにも奨励賞20点、秀作50点、入選275点が選ばれた。
入選作品は8月から始まる第4回信州伊那高遠の四季展で展示する。期間は8月1日から9月13日まで、信州高遠美術館をメイン会場に市内7会場で展示される。 -
伊那市成人式 今年度から伊那地区も公民館単位で開催
伊那市の成人式は、本年度から伊那地区も公民館単位に分けて開催する。高遠町・長谷地区は例年通り1月1日2日に、伊那地区は8月のお盆中に開催を予定する。
伊那市では、合併に伴い、成人式の旧3市町村の統一を含めて検討してきた。
検討を進める中で、小規模にして各地域の特色をもった成人式を行う方針が出され、今年度から実施する。
これまでも公民館単位で開催してきた高遠町・長谷地区は、例年通り1月1日、2日に開催。伊那地区では、従来地区で独自に成人式を行ってきた手良地区が8月14日に開催する以外は、8月15日を予定している。
本年度の伊那市の成人式対象者は、市内の中学校を卒業した人と現在在住している人で、5月1日現在859人。
伊那市では、対象者が希望する地区の成人式に出席できるよう、住所が変更になっている人などに対し柔軟に対応していきたい竏窒ニしている。 -
伊那市高遠町の飯嶋ちづるさん
青年海外協力隊でエクアドルへ伊那市高遠町の飯嶋ちづるさんは22日、青年海外協力隊員として南米エクアドルへ渡り、養護学校の教員として活動する。
飯嶋さんが17日、伊那市役所を訪れ、小坂樫男市長に出発のあいさつをした。
飯嶋さんは伊那市高遠町小原出身の34歳。
これまで11年間、東京都の特別支援学校で知的障害や身体障害のある子どもの教育に携わってきた。
派遣先は南米エクアドルの公立養護学校。そこでは現地の教員とともに、障害に合わせた教育プログラムの作成や授業の助言などをする。
飯嶋さんは、教材を作るのが得意で、日本から木のパズルなど手作りの教材を持っていくという。
出発は6月22日で、1年9カ月後に帰国する。 -
ローズガーデンで2組目の挙式
バラが見ごろを迎えた伊那市高遠町のしんわの丘ローズガーデンで13日、結婚式が行われた。
伊那市観光が無料招待した二組目で、マイケル マシアスさんと母親が高遠出身の山岸理絵さんが人前式を挙げた。
しんわの丘ローズガーデンは、8千平方メートルの敷地に128種類、2600株のバラが植えられていて、今ちょうど見頃を迎えている。
そんなバラに囲まれて、二人は永遠の愛を誓っていた。 -
高遠小児童が福祉体験
伊那市の高遠小学校の児童は9日、障害者や高齢者の擬似体験をした。
高遠小学校では疑似体験を通じ高齢者や障害者の不自由さを実感することで、社会福祉への理解と関心を高めようと体験会を開いている。
3年生から6年生までの児童が、アイマスクをして視覚障害者の体験をしたり、学校の周辺で車椅子に乗るなどした。
高齢者体験では、専用の器具を着用して、日常の動作を行い、筋力の衰えや視力の低下した状態を実際に体験した。
子ども達は、実際に歩いてみたり、紙に書いてある文字を読んだりしていた。
高遠小では、「思いやりの心をもって接することを体験を通して感じてほしい」と話していた。 -
小学生が入笠山にミヤマシロチョウのえさとなるメギの木を植樹
県の天然記念物ミヤマシロチョウを守っていこうと、伊那市の高遠小学校と高遠北小学校の4年生が9日、入笠山にミヤマシロチョウのえさとなるメギの木を植樹した。
植樹作業は、ミヤマシロチョウの保護を目的に平成15年から行われている。
児童らは、最初に県自然観察インストラクターの征矢哲雄さんからミヤマシロチョウについて説明を受けた。
その後、グループに分かれて穴を掘り、メギの苗木100本を植樹。メギはトゲがあるため伐採が進み、それを食べるミヤマシロチョウが絶滅の危機にあるという報告がされている。
旧高遠町が平成12年から13年に実施した自然環境調査でも、ミヤマシロチョウの減少が確認された。
ミヤマシロチョウは標高1500メートルから2千メートルの山岳地帯に生息し、7月上旬から下旬にかけて発生する。
7月には征矢さんを中心とするグループが、入笠山でミヤマシロチョウの生息調査を実施する予定。 -
しんわの丘でローズガーデンウエディング
伊那市高遠町のしんわの丘ローズガーデンで5日、結婚式が行われた。
伊那市観光がローズガーデンを全国に発信しようと無料挙式を募集したところ、11の都県から55組の応募があった。
その中から選ばれたのが、三重県在住の恩田竜二さん、美和さん夫妻。
二人は同じ職場で知り合い、2001年に結婚式を挙げた。ご主人の竜二さんは、当時バレーボールの実業団選手。結婚から3年目、試合を間近に控えた竜二さんは事故で脊椎損傷の大けがを負い下半身完全まひの体になってしまった。
結婚から8年が過ぎ、ローズガーデン挙式の募集を知った二人は、改めて誓いをたてようと応募した。
5日は、小雨が降るあいにくの天候となったが、そんな二人を祝福しようと50人が参列した。
式は、竜二さんから美和さんへのブーケプロポーズに始まり、指輪の交換、結婚証明書への署名、誓いの口づけと幸せの時間が流れていった。
伊那市観光社長の小坂樫男市長も立会人として参列。代表の署名もした。
最後は、バラの花びらに包まれた二人。妻の美和さんは、「心に残る結婚式になった」と感謝していた。
高遠さくらホテルから移設された愛の鐘が二人の新たな門出を祝福しているようだった。
しんわの丘ローズガーデンでは13日にも、もう一組の結婚式が行なわれる。 -
高遠消防署水難救助訓練
夏の行楽シーズンを前に、伊那市の高遠消防署は4日、水難事故の発生に備えて訓練をした。
高遠ダムで釣り人がボートから転落したとの想定で訓練し、119番通報が伊那消防署に入り、高遠消防署の当直職員が現場に駆けつけた。
これまでの訓練には、さまざまな想定が与えられていたが、今回はより実践的な訓練にしようと、隊員が現場で救助方法を判断し行動していた。
高遠消防署管内には3つのダム湖があり、夏の行楽シーズン中、いつ水難事故が発生するかわからないとして、毎年訓練をしている。
隊員らは、ボートを湖に浮かべ、釣り人に見立てた人形を救助していた。
また、非番の隊員も応援に駆けつけ搬送した。
高遠消防署の蟹澤昭二署長は、「少ない人数で実践的な訓練が出来たと思う。災害発生時に迅速に対応できるように生かしていきたい」と話していた。
なおこの日は、19人の消防隊員全員が、ボートなどを使った水難救助の研修を受けたという。 -
入笠山で放牧
標高約1800メートルの伊那市高遠町の入笠牧場に4日、牛が放牧された。
牛の放牧は、牧場に草が茂る夏の期間を利用して毎年行っており、牛の足腰を強くすることや、酪農家の夏の間の労働負担を軽くすることなどを目的としている。
牛約50頭が、上下伊那、諏訪地域から運び込まれた。ほとんどが生後6カ月から2、3歳くらいまでのホルスタインで、体重や健康状態を一頭ずつチェックした後、放牧した。
近年は酪農家が減少しているため、運び込まれる牛も少なくなっているという。
牛が過ごす牧草地の入り口は、山頂近くにあるため、最後に関係者全員で牛を追い、誘導した。
昨年は、ニホンジカの食害で牧草が不足し、予定より早く牛を下牧させた。
今年もニホンジカの食害はあるが、放牧を前に約50頭のニホンジカを駆除したほか、防護柵や捕獲用のおりを設置するなどの対策をとっている。
そのため現状では、草不足の心配はないという。
放牧した牛は、約4カ月間を牧場で過ごし、10月初旬に元の牧場に帰る。
放牧は5日も行い、50頭ほどが運び込まれる予定。 -
遊休農地荒廃防止で牛放牧
遊休農地の荒廃を防ごうと3日、伊那市高遠町荒町の本沢牧場で牛の放牧が行われた。
放牧は牛が雑草を食べることで遊休農地が荒廃するのを防ごうと地元住民やJA上伊那などが毎年行っている。
この日は地元のほか箕輪町の牧場から、妊娠しているメス牛6頭が運ばれてきた。
牛は体重測定や健康検査のあと、牧場に放された。
この日は近くの保育園児も放牧の様子を見学に訪れ、大きな牛がおいしそうに草を食べる様子を見て喜んでいた。
牧場の広さは約3・2ヘクタールで、牛を管理する地元農家のグループ「あすなろ会」では、同牧場でのソバの栽培も計画している。
牛は雑草がなくなる9月下旬頃まで牧場で過ごす予定。 -
タカトオコヒガンザクラ 児童が挿し木
タカトオコヒガンザクラを増やそうと1日、高遠北小学校の児童が桜の挿し木をした。
信州大学農学部の井上直人教授の指導のもとで行っている取り組み。
高遠北小学校の3、4年生約20人が、長さ30センチほどの桜の枝のいらない葉を切り落とし、その後プランターに入った土に挿した。
作業した理科室には、桜を育てるための温室も造られ、プランターを2カ月間保管する。
井上教授によると、温室の温度を23度に保ち、夜も照明をつけておくことで根が張りやすくなるという。
8月に桜を屋外に移植し、児童らは桜が育つ様子を観察することにしている。 -
ローズガーデンバラ祭り始まる
伊那市高遠町にある「しんわの丘ローズガーデン」で1日から、バラ祭りが始まった。
バラ祭りは地域活性化などを目的として去年から開かれているもの。
この日はオープニングセレモニーがあり、木のオカリナ「ユカイナ」の演奏が披露された。
ローズガーデンには現在、124種約2600本のバラが植えられている。
バラ祭りは14日まで開かれる予定で、期間中はバラの苗木販売や、園内で結婚式が予定されている。
訪れた人たちは、園内を歩きながら咲きはじめのバラを楽しんでいた。
見ごろは今週末から来週にかけて。 -
都会の人たちが田植え体験
都会の人たちに田植えを体験してもらう田植え交流会が30日、伊那市高遠町で開かれた。
交流会は、体験を通して都市と農村の交流を深めようと行っているもので、今年で10年目。
都会からの参加者が田んぼのオーナーとなり、田植えから稲刈りまでを体験する。
オーナーになると60kgの米が保障される。
年々参加者が増えているということで、今年は勝間や山室など3会場で田植えが行われた。
このうち勝間の田んぼでは、東京や埼玉など関東方面から210人が参加して田植えをした。
参加者のうち半分以上が田植え初体験。Tシャツ短パン姿に着替え、慣れない足もとに悪戦苦闘しながら、約40アールの田んぼにコシヒカリの苗を植えていた。
10月には収穫を体験する。 -
新宿区の中学生が農業体験
伊那市と友好提携を結ぶ東京都新宿区の中学生が25日、高遠町の水田で田植えを体験した。
これは、普段口にしている米がどのように作られているのかを知ると同時に、農家の苦労を感じてもらおうと中学校が企画した。
1年生約100人が高遠町の水田を訪れ、農事組合法人「らいふ」のメンバーなどから指導を受けながら、田植え作業に励んだ。
田植えを初めて体験する生徒も多く、泥の感触に戸惑いながら、苗を植えていった。
徐々に慣れてくると、手際よく植える生徒の姿も見られた。
この日植えた米は収穫後、中学生らに届けられるという。 -
木内克彫刻デッサン展
伊那市高遠町の信州高遠美術館で、彫刻家の故木内
克の作品展が開かれている。
木内克は、明治25年に茨城県に生まれ、29歳の時にフランスへ渡り15年間陶芸を学んだ。
今回展示しているのは粘土を焼いて作る「テラコッタ」と呼ばれる素焼きの作品。
木内克は30年間、同じ女性をモデルにして裸婦を題材とした作品を作り続けた。
信州高遠美術館では木内克の作品を300点所蔵しているが、今回はその中でも代表的な作品41点を並べた。
会場にはほかに、作品を作る前に描いたデッサン画も展示している。
木内克彫刻デッサン展は7月27日まで。 -
152バイパス東高遠工区の橋の名前「若宮橋」に決まる
工事が進められている国道152号高遠バイパス東高遠工区にかかる橋の名前を「若宮橋」とする方針が決まった。
これは21日に開かれた高遠町地域協議会で決まった。
国道152号高遠バイパス東高遠工区は、旧馬島家住宅付近から的場のループ橋付近をつなぐもので「若宮地区にかかっていて分かりやすい」とのことから、検討の結果、橋の名前は「若宮橋」とする方針が決まった。
地域協の検討結果は伊那市長に報告し、市長が最終決定する予定。
なお、東高遠工区の工事は来年3月の完了を目指している。 -
遠照寺のボタン 見ごろ
“ぼたん寺”として知られる伊那市高遠町の遠照寺のボタンが、見ごろを迎えている。
遠照寺には160種類約2千株のボタンが植えられている。
今年は、18日の温かさで一気に咲き、例年より3日ほど早く開花。今年のボタンは例年以上に鮮やかな色が出たという。
遠照寺のボタンは20年以上前に、先代の住職の妻、松井智恵子さんが「先代の供養に」と3株植えたのが始まりで、今では2千株まで増えた。
19日は、多くの人が訪れ境内を散策したり、ボタンを撮影したりして咲き誇ったボタンを楽しんでいた。
ボタンは27日ごろまで楽しめる。
入場料は大人400円、高校生以下は無料。 -
高遠高校で福祉公開授業
伊那市の高遠高校で12日、一般の人に普段の授業を見学してもらう公開授業が行われた。
公開授業は、開かれた学校づくりを進めるために行っている。
福祉コース2年生の介護の授業が公開された。
見学したのは、高校の教員になったばかりで、研修に訪れた池田詩穂さんと、大学4年生で教員を目指している黒沢淳さんの2人。
授業は、体の不自由な人をベッドから車いすに移動させる方法を体験するもので、生徒たちは介護するときの体の使い方などを学んでいた。
高校教諭の池田さんは、「違う先生の授業を見られて新鮮な気持ち。授業で生かしていきたい」と話した。
大学生の黒沢さんは、「先生2人体制で、一人ひとりが集中できるような工夫があった。教育実習の参考にしたい」と話していた。
高遠高校では、9月に一般対象の公開授業を予定しているほか、希望があれば見学を随時受け付けるという。 -
木内克彫刻デッサン展
伊那市高遠町の信州高遠美術館で、彫刻家の故木内克の作品展が開かれている。
木内克は、明治25年に茨城県に生まれ、29歳の時にフランスへ渡り15年間陶芸を学んだ。
今回展示しているのは粘土を焼いて作る「テラコッタ」と呼ばれる素焼きの作品。
木内克は30年間、同じ女性をモデルにして、裸婦を題材とした作品を作り続けた。
信州高遠美術館では木内克の作品を300点所蔵しているが、今回はその中でも代表的な作品41点を並べた。
会場にはほかに、作品を作る前に描いたデッサン画も展示している。
木内克彫刻・デッサン展は7月27日まで。 -
「なんでも鑑定団」の北原照久さんが高遠町で講演会
テレビ番組「開運!なんでも鑑定団」で馴染みのブリキおもちゃのコレクター北原照久さんの講演館が10日、伊那市高遠町の総合福祉センターやますそであった。約100人が集まり、北原さんの話に耳を傾けた。
北原さんは両親が伊那市の出身であることもあり、、伊那市の「ふるさと大使」を務めている。今年4月には、伊那市商工会が企画した「おもちゃ博物館」を監修。講演会は、おもちゃ博物館の開館最終日の締めの企画として行われた。
北原さんは、「世界的な不況と言われているが、その中で、商店街の活性化に向けた取り組みの一歩が踏み出せた。成功や失敗といった結果よりも、行動したことが大切。継続して活動してほしい」とアドバイスを送った。
また、講演会の後には北原さんによるお宝鑑定があり、来場者は、ネットオークションで落札したミニカーや、子どものころに買ってもらったレコードなどを持ち寄った。
鑑定額が予想価格より上回ると会場からは拍手が起こり、持ち主は意外な結果に喜んでいた。 -
春の叙勲 瑞宝小綬章 荒井孝さん
伊那市高遠町在住の荒井孝さんは、地方自治功労で瑞宝小綬章を受章した。
現在83歳で、NPO法人伊那芸術文化協会理事を務めている。
1956(昭和31)年、伊那北高校を卒業後、県職員に採用された。
県消防学校長、県人事委員会事務局長を歴任し、平成9年に県伊那文化会館館長となり、平成10年に定年退職した。
県職時代は、「地域の住民の方々に役立つ仕事か、という観点で見て、いい仕事をしたいとやってきた」という。
救急隊員に救急救命士の資格のある人を配置することが急務となり、救急救命士養成のための体制づくりにも尽くした。
「なるべく早く救急救命士の国家試験を受けられるようにとやってきた。それが今、救急職員の中に救急救命士が増えてきているので、役に立ったかなと思う」
今の県政については、「もっと分かりやすい、身近な県政にしないといけないのかなと思う」と話した。 -
保科正之公講演会
旧高遠藩主保科正之を祭る神事と、正之に関する講演会が29日、伊那市高遠町で開かれた。
神事は3年前から毎年、正之が生まれた5月7日付近に行っている。
今年は正之生誕398年。会場には、保科正之の大河ドラマ化実現のための全国組織、上伊那の市町村議員連盟など50人が参列した。
小坂樫男伊那市長は、「大河ドラマ化は必ずや実現すると確信している。これからもご協力いただきたい」とあいさつした。
そのあと開いた講演会は、4月4日に建立した正之と母お静の像の建立記念として開いた。
講演者のうち、江戸幕府を築いた徳川家康から数えて18代目となる徳川恒孝さんは、戦国時代から江戸時代への変化について説明した。
徳川さんは、江戸時代に貨幣経済が発展し経済状態が安定していたことを話し、「正之公の政治は儒教を基礎としたモラルの高いものだった。正之公は経済安定のキーマンだった」と解説していた。 -
囲いワナでニホンジカ捕獲
伊那市高遠町の入笠牧場に設置しているニホンジカ捕獲用の柵で、シカ9頭が初めて捕獲されたことが30日、分かった。
JA上伊那によると、捕獲したのは26日で、メスのニホンジカ9頭。
シカは、その日のうちに猟友会が駆除した。
入笠牧場には、県や伊那市、JAなどが、一昨年11月から囲いワナとして柵を設置しているが、今までニホンジカの捕獲には至っていなかった。
JA上伊那では、「人の出入りが少ない時期で、シカの警戒心が薄れたため捕獲できたのではないか」としている。 -
「ローズガーデン・ウエディング」
しんわの丘ローズガーデンで6月高遠さくらホテルは、しんわの丘ローズガーデンを全国に発信していこうと、人前結婚式を行うカップルを募集している。
題して「ローズガーデン・ウエディング」。ジューンブライドで、バラが見頃となる6月に予定している。
しんわの丘ローズガーデンは、8040平方メートルの敷地に126種類、2600本のバラが植えられている。
人前結婚式は、そんなバラに囲まれて式を挙げてもらおうというもので、挙式費用や衣装代、記念写真代は無料。
全国から2組を募集し、6月5日と13日に挙式を予定している。
募集はすでに始まっていて、名古屋や三重などの中京方面から申し込みや問い合わせがあるという。
このローズガーデン・ウエディングは、伊那市観光株式会社の観光戦略として、しんわの丘ローズガーデンを広く全国に知ってもらい、高遠のバラのブランド力を高めていこうというねらいがある。
高遠城址公園の桜が終わり、今は花の丘公園が見頃。そして、これからローズガーデンのバラが始まる。
高遠さくらホテルでは、ガーデンウエディングの雰囲気を高めようと、さくらホテルにあるベルを台座ごと外してローズガーデンに移設する計画をしている。
さくらホテルでは、花見シーズンに弁当の販売を今シーズン初めて行った。
その結果、1万2千円の殿様弁当を30個売り上げるなど一定の成果を挙げた。
バラの季節は、昨年に引き続きローズランチの提供も予定していて、ウエディングとの相乗効果に期待している。
さくらホテルでは、「中央アルプス千畳敷での挙式に対抗できるような名所としてのブランド化をさらに進めていきたい」と話している。 -
高遠町地域協議会、部会を設けて合併後のまちづくり検証へ
伊那市高遠町地域協議会が24日夜、開かれ、総務、社会、経済の3つの部会を設置し、合併後のまちづくりについて、検証することを決めた。
部会で検証するのは平成17年度に高遠まちづくり委員会が旧高遠町に提出した「まちづくりの提言」についてで、総務部会は自治組織や定住対策など、社会部会は福祉や保健医療など、経済部会は観光や農業振興などについて検証する。
各部会は合議制。項目別に提言の実践状況を5段階評価するほか、実践できていない項目などは、問題点を指摘。実践するための提案もする。
各部会による検証は9月までで、結果は地域自治区長を通じて市に提出する。
高遠町地域協議会の北原公雄会長は「まちづくりの提言を検証することで、地域の振興に役立てたい」と語った。 -
花の丘公園 八重桜一部満開
さまざまな種類の八重桜が楽しめる伊那市高遠町の花の丘公園で、早咲きの種類が見ごろとなっている。
「ハナガサ」など白っぽい色の花を咲かせる品種は8分咲き、「関山」など濃いピンク色の花を咲かせる品種は3分咲き。
花の丘公園は高遠城址公園の花見シーズンが終わってからも楽しめる第二の花の公園として、平成元年から植樹を進めてきた。
現在は、八重桜や山桜を中心に100種類2千本の桜を楽しむことができる。
伊那市観光協会によると、満開は29日頃だという。 -
城址公園入園者数25万6千人
高遠城址公園の今年のさくら祭り期間中の有料入園者数は約25万6千人で、去年より4万人ほど少ない結果となった。
城址公園の有料での入園は今月19日で終了していて、公園開きとなった1日からの有料入園者数は25万6千人だった。
有料入園者数が25万人台まで落ち込んだのは平成4年の25万1千人以来となる。
原因について伊那市観光協会高遠支部では、満開の期間が3日間と短かったことに加え、インターネットによる桜のライブ映像配信で見ごろの時期に花見客が集中したことなどを挙げている。
伊那市では、高速道路料金定額1000円の影響などにより交通渋滞が起きたことなどを来年への反省に挙げた。