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高遠町子育て支援センター移設の方向
伊那市は、利用者の少ない高遠町子育て支援センターを、統合により来年度廃園となる美篶東部保育園へ移設する方向で検討を進めている。
これは、10日開かれた高遠町地域協議会で、市側が説明した。
現在の高遠町子育て支援センターは、高遠町図書館に併設する形で2006年にオープンした。
伊那市が移転先として考えている美篶東部保育園の後利用については地元で利用したいとの要望がなかったため、市では、センター利用者にアンケートをして移設の方針を決めた。
理由として▽他の市内3施設が毎日開設しているのに対し、高遠町の支援センターは週3日の開設で利便性が低い▽利用者の数が一日平均13.5人で、富県の39・2人、上の原の36・7人、竜南の27.6人と比べると市内4施設の中で一番利用者が少ない▽移設することで美篶地域の利用者増加を図る竏窒唐ーている。
地域協議会の委員からは、「母親が気軽に通えるのは近くにあるから。存続させてほしいとのお母さんの意見を大事にしてほしい」といった意見があった。
これについて伊那市では、市内全体の施設の充実と利便性を考えた場合、移設が望ましい竏窒ニしている。
高遠町地域協議会では、次回1月下旬の協議会までに地域の意見を集約し、移設か存続か、協議会としての意思を決め伊那市に要望する竏窒ニしている。 -
みろくそば祭り
伊那市高遠町の弥勒で7日、そば祭りが行われ、多くの人が打ちたてのそばを味わった。
この日は約500食のそばが用意され、家族づれなど多くの人が、今年の新そばを味わった。
このそば祭りは、地域で使われなくなった畑や田んぼを有効利用するためソバを育てている「みろくそばの会」が開いた。
会では今年8月に種をまき、草刈りなどを協力して行って10月に収穫をした。台風などの被害もなく、今年は出来が良いという。
そばを打つのも会員同士で教え合い、そば祭りでは、1食500円でふるまった。
12年前から毎年行っていて、年々訪れる人も増えているという。
みろくそばの会会長の池上裕敏さんは、「口コミの影響もあって毎年好評を頂いている。来年以降も変わらずに続けていきたい」と話していた。 -
新酒「やまむろ」発表
地元高遠の酒米を使った「純米酒やまむろ」の新酒が9日、発表された。
この純米酒やまむろは酒米栽培・醸造・販売すべて地元でこなし、特産品ブランドとして4年前から販売を行っている。地元で取れた酒米「ひとごこち」が100%使用されている。
この日は、商品開発を行っている高遠うまい酒研究会や酒米を栽培している農事組合法人山室のメンバーなど11人が、新酒の出来と順調な販売が出来るよう鉾持神社中段にある松尾社で祈願した。
この後、醸造した仙醸で今朝絞られた新酒を味わった。
これまで直まきで酒米を栽培していたが、今年から田植えに切り替えたところ収穫の量も多く品質も良くなったという。
やまむろは、720ミリリットル入りで価格は1200円。限定600本で12日金曜日から高遠町の酒屋で販売される。 -
冬支度 雪吊り、雪囲い作業始まる
伊那市高遠町の満光寺で8日、庭の植木を雪から守る雪吊りや雪囲いの作業が始まった。
雪吊りは、木々の枝が雪の重みで折れないよう、保護するもの。
この日は、伊那広域シルバー人材センター東部地区高遠班のメンバー5人が作業にあたっていた。
作業は、長さ8メートルから12メートルの支柱を松に固定し、上から放射状にワラの縄を張り巡らせ、枝を吊る。
作業にあたった人達は、脚立などを使い、縄を下し、枝に結びつけていた。
この日作業した松は、樹齢が約500年の黒松で、武田信玄の弟、武田信廉が信玄の遺言により、この寺に植えたといわれている。
この松を一目見ると、極楽へ往生できると言う噂が広がり、極楽の松と呼ばれている。
庭のツツジなどには、雪よけのワラの帽子がかぶせられ、ボタンには雪囲いがされていた。
作業は10日頃に終わる予定という。 -
ニホンジカ広域捕獲
ニホンジカによる農作物や高山植物の被害を防ごうと、県や上伊那の市町村などでつく協議会は6日、伊那市高遠町の入笠牧場でシカの捕獲をした。
自治体の枠を超え、上伊那地区野生鳥獣保護管理対策協議会が捕獲を行うのは今年で5年目となる。
この日は、上伊那猟友会のメンバーら約100人が参加し、オス1頭、メス36頭を捕獲した。
上伊那地方事務所によると、昨年度、管内の野生鳥獣による農林業被害額は約2億1000万円。
そのうち、ニホンジカによる被害は約1億円と半分近くを占めている。
捕獲したニホンジカは、南アルプスの野生鳥獣被害について研究をしている信州大学農学部の竹田謙一准教授らが、大きさや体重を測定した後、解体し、栄養状態や妊娠しているかなどを調べていた。
また肉や血液は、県や国の調査機関に送られ、ジビエに適しているか、人体に影響のあるウィルスを保有しているかなどについて検査するという。
協議会では、伊那市長谷や高遠、中川村であと3回、個体調整を行い、約200頭のニホンジカを捕獲する計画。 -
保科正之ドラマ化署名30万人突破
高遠ゆかりの保科正之のNHK大河ドラマ化実現を目指して行なわれている署名が5日、30万人を突破した。
5日昼過ぎに駒ヶ根市の堀尾寛子さんが伊那市役所で署名をして30万人目となった。
30万人突破を記念して市役所では、記念のセレモニーが行なわれた。
29万9999人目は長谷の伊藤美恵子さん、30万1人目は西町の小林幸江さんだった。
3人には、大河ドラマをつくる会会長の小坂樫男伊那市長から保科正之についての本や、みはらしいちご園の入園権が贈られた。
保科正之大河ドラマ化に向けた署名活動は、旧高遠町時代の平成16年10月から100万人を目指してスタートし、4年2ヶ月で30万人を突破した。
これまでに全国組織が結成されるなど活動も広がりを見せている。大河ドラマをつくる会では、年明け早々にもNHKを訪れ、30万人突破を報告するとともに再度ドラマ化を要請したい竏窒ニしている。 -
高遠中学校のキャリアスタートウィーク
08年度の実施報告伊那市高遠町の高遠中学校では、地域ぐるみで子ども達の仕事への意識を育てるキャリアスタートウィークを実施している。
3日夜は、キャリアスタートウィーク実行委員会が高遠中で開かれ、学校職員やPTA、商工会職員などが参加して、今年度の実施報告などをした。
キャリアスタートウィークとは、文部科学省から指定を受けた中学校が、地域の事業所の協力を受け、5日以上という長期間の職場体験を行うもの。
高遠中では、長期間の実施は企業側の負担が大きくなるということで、6月と10月の2回に分けて行っている。
また、将来について親子で考え、働くことの意味や希望する職種への理解を深める機会としても活用されている。
実行委員会では、キャリアスタートウィーク実施後の生徒や保護者、事業所に対するアンケートの結果も公開された。
「体験が充実していたか」という生徒への質問では、ほぼ全員が「充実していた」と答えている。
保護者に対する「体験を通して子どもの成長を感じたか」という質問では、92%が「成長を感じた」と答えた。
また事業所に対する「来年以降協力するか」という質問では、100%近くの事業所が「協力したい」と答えている。
高遠中では今後、キャリアスタートウィークへの理解を深めてもらえるよう、地域の事業所などに呼びかけていくという。 -
さくらの里が高遠小に感謝状
伊那市高遠町の特別養護老人ホームさくらの里は27日、7月に寄贈された車イスのお礼にと、高遠小学校に感謝状を贈った。
高遠小学校の保健委員会のメンバーが、さくらの里を訪れ、伊藤順一所長から感謝状を受け取った。
高遠小学校は、児童会の呼びかけで保健委員会が中心となってアルミ缶などを集め、7月に車イス2台を贈った。
車イスは大変役に立っているということで、今回、感謝状が贈られることになった。
伊藤所長は、「よい贈り物をありがとう。大切に使っています。お年よりも喜ぶので、また遊びにきてください」と話していた。
子どもたちは歌を披露して、お年寄りと交流していた。
歌を披露したあとは、子ども達が車イスを押して、部屋までお年寄りを送っていた。 -
木曽屋の「絵島八割蕎麦」が農林水産省総合食料局長賞
信州そば品評会信州そばの品評会で、伊那市高遠町の木曽屋の「絵島八割蕎麦」が農林水産省総合食料局長賞を受賞した。 26日、品評会の表彰式が長野市で行われた。
この品評会は、信州そばの品質向上を目的に毎年行われている。
木曽屋の「絵島八割蕎麦」は、そば粉配合率70%以上の乾そばの部で、出品40点の中から選ばれた。
今回の農林水産省総合食料局長賞は2年連続の受賞。
熊谷和寛社長は、「生産者、製粉業者、加工業者の3者の連携がうまくできた。さらにいいものを作っていきたい」と話していた。 -
さくらホテルでカニバイキング
3980円でカニ食べ放題のバイキングが23日から、伊那市高遠町の高遠さくらホテルで始まる。
19日夜、そのカニバイキングの試食会が開かれ、ホテルを運営する伊那市観光株式会社社長の小坂樫男伊那市長やホテル従業員が料理を味わった。
カニバイキングは、一年間の感謝を込めて安い値段で豪華料理を楽しんでもらおうと毎年行われているもので、今年で3回目になる。
メーンのカニは、北海道やロシアで採れたもので、塩ゆでのみの調理で、カニのそのままの味を楽しむことができる。
カニバイキングは23日から12月7日まで。料金は1人3980円、プラス6300円で宿泊と朝食を付けることができる。
丸山拓料理長は、「市外から来る人が多いが、ぜひ地元の人たちにも味わってもらいたい」と話している。 -
特別養護老人ホームさくらの里で高遠高校生が交流
伊那市の高遠高校の生徒は19日、伊那市高遠町の特別養護老人ホームさくらの里でお年寄りと交流した。
高遠高校福祉コースの2年生と音楽コースの生徒がさくらの里を訪れ、歌を披露した。
高遠高校では、地域のお年寄りとの交流を深めようと、定期的にさくらの里を訪れている。
今回は、音楽コースの生徒が歌をうたい、福祉コースの生徒は、お年寄りの隣りでリズムをとりながら交流した。
秋にちなんだ童謡などが歌われると、お年寄りは口ずさんだりしながら楽しんでいた。
福祉コースの教諭は、「日常生活の中でお年寄りと触れ合う機会がない生徒が増えている。交流を通して、自然に手助けや話ができるようになってほしい」と話していた。 -
貸出本123万4567冊達成記念
高遠町図書館は19日、これまでに貸し出した本の総数が123万4567冊に達した記念イベントを開いた。
この日、ちょうど123万4567冊目となる本を借りたのは、友人とともに図書館を訪れていた高遠小学校の5年生、伊東ゆいさん。伊東さんは「びっくりしたけど嬉しい」と話していた。
開館22年目を迎える高遠町図書館では、これまでも貸し出し総数が100万冊に達した時などに、記念イベントをしてきた。
また、この日は伊東さんと、その前後に本を借りた2人に、花のポットなどが贈られた。
北山ひろみ館長は「ぜひこれからも、図書館を利用してください」と話した。
高遠町図書館では、利用者一人当たりが借りる本の数が多く、去年の一人当たり平均は8.4冊となっている。
これは、県内の図書館およそ100カ所の中でも、9番目に多いという。 -
動物などの木工作品紹介
石井紀男さん高遠美術館で伊那市高遠町在住の石井紀男さんの木工作品展「森の美術館」が19日から、信州高遠美術館で開かれている。
会場には動物や昆虫などをモチーフとした作品およそ45点が展示されている。
石井さんは10年前に伊那市に移り住み、伊那技術専門校で木工技術を学んだ。
その後、さまざまな木を使ったオブジェを制作してきたが、作品を多くの人に見てもらおうと今回初めて個展を開いた。
作品の一つ「フクちゃん」は、フクロウをモチーフとしていて、お腹の部分が時計になっている。
ブナ、ウォールナットなど6種類の木を使用して、木の質感を生かした。
また、動く作品が多いのも特徴。
石井さんは「小さい子供たちに見てもらい、平面ではない、立体の面白さを感じてもらいたい」と話していた。
作品展は12月21日(日)まで。 -
高遠高校でゴルフ実習
授業でゴルフを学んでいる高遠高校の3年生12人は18日、伊那市福島のゴルフ練習場西部グリーンパークでゴルフ実習をした。
高遠高校では、3年生の体育の選択授業の一環でゴルフを取り入れている。
これまで学校のグラウンドで素振りや、実際にボールを打ったりして練習をしてきた。
この日は、その総仕上げとしてプロのインストラクターによるレッスンを受けた。
講師を務めたのは公認のインストラクター夏野元樹さん。夏野さんは生徒たちに、「最初は大きなスイングをしないこと。手を止めて肩・腰という順に体でゴルフをすることが大事」とアドバイスしていた。
生徒たちは、練習場でフォームを確認しながらクラブを振った。その後、班ごとに練習場内のショートコースに出て実践的なゴルフを楽しんでいた。 -
もみじコンサート
美術館で合唱披露地元の合唱団が歌声を披露する、もみじコンサートが15日、伊那市高遠町の信州高遠美術館で開かれた。会場にはおよそ300人が集まり、美術館に響く歌声を楽しんでいた。
コンサートは、地元の小中学生のほか、高校や一般など9団体が参加した。
高遠の合唱団、高遠やますそコーラスは、50代から70代と幅広い年齢のメンバーが、詩に曲をつけた歌を混声合唱で披露した。
また高遠小学校の5、6年生は、アカペラでわらべうたなどを披露した。
ある関係者は、「多くの団体に参加してもらい、音楽を通して交流ができたと思うので良かった」と話していた。 -
パノラマ信州麺街道フェスタ開催
麺を通じて地域活性化へ国道361号を「麺街道」と位置づけ、地域活性化につなげていこうと、パノラマ信州麺街道フェスタ2008が15日から、伊那市高遠町の高遠城址公園で始まった。
麺街道フェスタは、麺を通じての情報発信や地域間での連携を深め、活性化につなげていこうと開かれたもので、第一弾として高遠藩ゆかりのそばが集った。
会場では、高遠藩主だった保科正之が「高遠そば」としてその名を広めたとされる福島県猪苗代町や山形県天童市などからブースが出ていて、県内外5カ所のそばを味わうことができる。
訪れた人たちは、麺やツユ、薬味の違いを味わっていた。
また高遠閣では、「信州そば発祥の地 高遠藩そば紀行」と題してシンポジウムも開かれた。
まず、そば打ち5段の腕前を持つ板倉敏和副知事と、伊那市そば打ち名人の会の三沢博人さんによるそば打ちの実演が行われた。
基調講演では、福島県でそばによる地域おこしのカリスマと呼ばれている唐橋宏さんが「温故知新の地域づくり」と題して講演し、そばを通じての地域活性化のあり方を自身の体験を交えて話した。
この信州麺街道フェスタは16日の午後3時まで。16日は引き続き各地のそばを味わうことができるほか、そば打ち講習会も計画されている。 -
高遠城址公園、秋まつり10万人達成
伊那市の高遠城址公園の秋まつりの来場者が、14日、10万人を突破した。
10万人目となったのは、兵庫県神戸市の伊藤かほるさんで、伊藤さんは伊那市などが行っている公募展「信州伊那高遠の四季展」に応募する油絵作品を作ろうと、今日公園を訪れていた。
伊藤さんと10万人前後の2人に、高遠饅頭などが贈られた。
城址公園の秋まつりは今年で7年目。回を重ねるごとに入場者数は増えており昨年は週間でおよそ2万2千人が来場した。
実行委員会の伊東義人会長は「桜の時期にもぜひ訪れてください」と語った。
秋まつりは16日(日)までで、15、16日は、信州そばに関するシンポジウムやそば打ち講習会などが予定されている。 -
高遠第4保育園の親子がスイートポテト作り
伊那市の高遠第4保育園の親子50組が11日、自分たちで収穫したサツマイモでスイートポテト作りに挑戦した。
この取り組みは保育参観に合わせて今年初めて企画したもの。
去年、食育をテーマとした講演会を開いたところ、好評だったため、今年は実際に自分たちで何か作ってみたいと、親子クッキングを企画した。
食材には子どもたちがこの秋に収穫したサツマイモを使用。ゆでたサツマイモをつぶし、バターと砂糖を混ぜた後、親子でサツマイモを丸めると、お団子サイズのスイートポテトが出来上がった。
親子は「おいしい」「こんなに簡単なら家でも作ってみたい」などと話しながら、一緒に作ったスイートポテトを味わっていた。 -
市議が保科公テレビ化に向けた署名活動
高遠城址公園で1日、伊那市議会議員でつくる保科正之のテレビドラマ化実現のための議員連盟が署名活動を行った。
署名活動は、この日始まった秋まつりに合わせ、県内外の多くの人に保科正之を知ってもらうとともに、NHKの大河ドラマ化実現に向け署名をしてもらおうと行った。
保科正之は、徳川家3代将軍家光の弟で、幼少時代を高遠城で過ごしている。
現在、およそ29万2千人分が集まっていて、秋まつりの休日を利用した活動で、節目の30万人を目指している。
議員らは、訪れた人たち1人1人に署名を呼びかけていた。
保科正之の大河ドラマを作る会では、署名が30万人に達した時点で一度NHKに署名を手渡す予定。
また会では、署名活動に協力できるボランティアの募集を始めていて、署名100万人に向け、さらに活動を進めていきたいとしている。 -
高遠北小学校で開校30周年記念式典
伊那市高遠町の高遠北小学校で1日、開校30周年の記念式典が行われた。
児童や来賓、地域住民などが出席して、30年の節目を祝った。
高遠北小学校は、昭和54年に長藤小学校、三義小学校、藤沢小学校の3校が統合し開校した。
現在、全校児童は66人と減少傾向だが、縦割り班で構成しての授業など全体での活動もしている。
田中茂校長は、「人数は減ってきているが、地域の方々からの協力は変わっていない。30年の節目を祝うとともに、これからも学校と地域が一緒になって良い学校にしていきたい」とあいさつした。
なお、高遠北小では30周年を記念して長藤、三義、藤沢の3小学校の写真などを来週いっぱい展示していて、一般の人でも見ることができる。 -
高遠城址公園 秋まつり
伊那市高遠町の高遠城址公園では1日、秋まつりが始まり、園内は多くの人でにぎわった。
1はオープンングセレモニーが行われ、テープカットで秋まつりの開幕を祝った。
高遠城址公園の秋まつりは、桜だけでなく紅葉の美しさも楽しんでもらおうと、秋まつり実行委員会が毎年開いているもので、今年で7回目になる。
まだ紅葉の見頃には少し早い高遠城址公園だが、イベントを楽しもうと多くの人が訪れていた。
地元を中心に県内外からクラフト作家が出店するクラフトハーツでは、およそ40店が出店し、手作り作品を持寄り店頭に並べていた。
また、公園北側の入口近くにある高遠閣では、新そばまつりとして1杯600円でそばがふるまわれ、訪れた人たちが打ちたてのそばの味を楽しんでいた。
秋まつり実行委員会の伊東義人会長は、「訪れた人たちが、商店街に足を運び、伊那市全体が活性化するようなイベントになっていってほしい」と話していた。
高遠城址公園の秋まつりは、16日まで開かれていて、15、16日には県内外のそばの味を楽しむことができるイベントも開かれる。
なお、伊那市観光協会によると、紅葉の見ごろは来週の9日頃になりそうだという。 -
伊澤修二先生記念音楽祭
旧高遠町出身で、現在の東京芸術大学の初代校長を務めた伊澤修二の功績をたたえる記念音楽祭が25日、伊那市の県伊那文化会館で開かれた。
伊澤修二先生記念音楽祭には、東京芸術大学音楽部のオーケストラのほか、市内の小学校や中学校、高校が参加し発表した。
伊澤修二が東京音楽学校、現在の東京芸術大学初代校長を務めた事が縁で始まったこの音楽祭は、今年で22回目を数える。
今回の音楽祭では、この日の為に結成された合唱団や市内の中学生がオーケストラと共演した。
また、市民合唱団とオーケストラの演奏で指揮をした芸大4年の道端大輝さんは、「芸大にとっても思い入れのある公演なのでいつまでも続いてほしい」と話していた。 -
高遠第2・3保育園でマツタケ狩り
伊那市の高遠第2第3保育園の園児は15日、地域のお年寄りと一緒にマツタケ狩りをした。
園児29人が、地区のお年寄りの案内で区の所有するマツタケ山に入った。
保育園とお年寄りは、2カ月に1回のペースで交流している。今回は、園児達にきのこ狩りを体験してもらい、とれたてを味わってもらおうと、お年寄りから呼びかけがあった。
園児達はキノコを見つけると、おじいちゃん、おばあちゃんに嬉しそうに見せ、食べられるものかどうか聞いていた。
一日で、松茸のほかにアミタケやコムソウ茸などさまざまな種類のキノコがとれた。
松茸は近いうちにおにぎりにしてみんなで味わい、ほかのキノコは家に持ち帰って家族で楽しむという。 -
ボランティア功労者に表彰状伝達
長年ボランティアとして福祉分野で活動してきた伊那市高遠町の高橋かつみさんに10日、厚生労働大臣の感謝状が贈られた。
伊那市の伊那合同庁舎で伝達式が行われ、高橋さんと、駒ヶ根市の1団体に宮坂正巳上伊那地方事務所長から感謝状が手渡された。
高橋さんは現在84歳。25年ほど前から地元のボランティアグループに入り、デイサービスセンター利用者の介助などを行ってきた。
その後、高遠町のボランティア団体が連携をとれるよう、連絡協議会を設置したほか、ボランティアの育成にも力を入れてきた。
最近では、定期的に地元のお年寄りを訪問したり、伊那市社会福祉協議会が一人暮らしのお年寄りを対象に配っているお弁当に、季節の花などを描いた絵手紙を添える活動などもしている。
今年度、全国で感謝状の伝達を受けた個人は21人、団体は37団体となっている。
【伊那ケーブルテレビジョン】 -
視聴覚教育功労者表彰 高遠町の長瀬康明さん
小中学生を対象とした映画上映会の開催など視聴覚教育に功績があったとして、伊那市高遠町の長瀬康明さんが功労者表彰を受けた。
この表彰は財団法人日本視聴覚教育協会が行っているもので8日、伊那市の伊那教育事務所で表彰状の伝達式があった。
長瀬さんは元教員で37年間にわたり県下各地の小学校で教育に関するビデオの上映などを行ってきた。
また教員退職後は上伊那視聴覚教育協議会の委員として学校や企業、地域に出向いて文化や、歴史に関する映画上映を行うなど視聴覚教育の振興に功績があったことが認められた。
長瀬さんは現在郷土史や考古学について研究していて、それらを映像で残し、地域の人たちに見てもらいたいと話している。
【伊那ケーブルテレビジョン】 -
高遠町高齢者慰安会
伊那市高遠町地区の高齢者慰安会が9日、高遠町文化体育館で開かれた。
高遠町地区の全地域から75歳以上のお年寄り370人が参加した。
この慰安会は、高齢者の長寿を祝い、高齢者同士の交流の場にしようと毎年行われている。
地区の合唱団や舞踊クラブ12団体が、歌や踊りを披露した。
高遠町オリジナルの健康体操を行っているグループ・いきいきサポーターの発表では、一緒に運動するお年寄りの姿が見られた。
また今年は、高遠町内3つの保育園の園児が、ダンスを発表した。
園児たちのダンスに、会場からはたくさんのおひねりが飛んでいた。
あるお年よりは、「本当にかわいらしい。自分達にもあんなころがあったと懐かしく感じる」と話していた。
【伊那ケーブルテレビジョン】 -
信州麺街道フェスタ08実行委員会
伊那市を信州そば発祥の地としてPRするイベント、パノラマ信州麺街道フェスタが来月、伊那市高遠町の高遠城址公園で開かれる。
9日、伊那公民館で第1回実行委員会が開かれ、そば店経営者ら11人が意見を交わした。
イベントでは、保科正之公の縁でそばが伝わったとされる会津若松など各地のそばを楽しめる。
また、そばのブランド化と地域経済について話し合うシンポジウムや、そば打ち講習会なども予定している。
伊那市内のそば屋をPRする「そばマップ」を作り、会場で配るという。
実行委員会の飯島進委員長は、「これまではそば屋同士の連携も少なく、PR活動が少なかった。このイベントを地域の活性化につなげていきたい」と話していた。
パノラマ信州麺街道フェスタは、来月15、16日に高遠城址公園で開かれる予定。
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高遠さくらホテルで松茸料理
地元伊那の松茸を使ったコース料理が、伊那市高遠町の高遠さくらホテルに登場した。
松茸づくしのコースは、毎年この時期に企画しているが、今年は伊那で採れた松茸のみを使っていて、さくらホテルによると、質・量ともにグレードアップしたという。
コースは、江戸時代に高遠藩の松茸が幕府に献上されていたことにちなんで、高遠の殿様コースと、大名コースの2種類ある。
高遠の殿様コースでは、焼き松茸、しゃぶしゃぶのほか、釜めし、土瓶蒸しなど10品。
1つのコースには、松茸およそ150グラム、本数にすると2本から3本ほどが使われている。
このコースの提供はすでに始まっていて、予約も多いという。
提供は今月20日までの予定だが、松茸の採れ具合によって期間を延長する可能性もあるという。
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高遠美術館で竹村新太郎油絵展
伊那市山寺の竹村新太郎さんの油絵展が19日まで、伊那市高遠町の信州高遠美術館で開かれている。
この作品展は、去年竹村さんが全国規模の芸術家団体「一水会」の会員になった記念に企画された。
今回は竹村さんが長年のテーマとしてきた御嶽山の作品など21点を展示した。
展示作品の一つ「御嶽雪霞」は、冬の御嶽に雪が降り始める直前の様子を描いたもので、昨年の一水会展で安井會太郎奨励賞を受けている。
また、普段は冬の御嶽を描くことが多い竹村さんだが、今回は冬だけでなく、四季の移ろいとともに姿を変える様子を描いている。
油絵展ではほかにも、地元の風景や家族などを描いた作品も展示している。
竹村さんは「作品を見た方々に、御嶽の神々しさを感じていただければ」と話していた。
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第4回信州伊那高遠の四季展
来年は9会場に来年8月に開かれる3年に一度の全国公募の絵画展「第4回信州伊那高遠の四季展」は、前回より大幅に展示会場を減らし、9会場で開催することが、6日に伊那市役所で開いた第2回実行委員会で決まった。
合併して名称を「信州伊那・高遠の四季展」と改め初めての開催となる今回は、第1回の委員会で、旧伊那地域の公共施設でも展示すること、前回の30会場から大幅に展示会場を減らし、一日で見て回れる会場数にすることが確認された。
メーンの信州高遠美術館の80点を含め高遠地域の4会場に230点が展示され、そのほかの会場は、伊那市西春近のかんてんぱぱホールに50点、いなっせに40点、伊那図書館に20点などとなっている。
第4回信州伊那高遠の四季展は、来年5月に作品の受付、6月に審査、8月1日にオープニングセレモニーが行われ、9月13日まで市内9会場で展示される。
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