-
上伊那111人含む県内1,488人の新型コロナ感染確認
長野県内で4日新たに、上伊那地域の111人を含む1,488人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。
県、長野市、松本市の発表によりますと、感染が確認されたのは、伊那保健所管内は111人で、
伊那市で54人、箕輪町で9人、南箕輪村で5人、駒ヶ根市で18人、
辰野町・中川村でそれぞれ4人、飯島町で2人、宮田村で15人
松本保健所管内で154人、諏訪保健所管内で149人、長野保健所管内で130人、
佐久保健所管内で125人、飯田保健所管内で110人、上田保健所管内で103人、
北信保健所管内で45人、大町保健所管内で43人、木曽保健所管内で3人、
県外12人、長野市292人、松本市211人の合わせて1,488人です。
午後4時現在、県内で感染が確認されたのは18万1,087人で、入院は463人、死亡は303人です。
また、3日午後8時現在の確保病床使用率は55.9パーセントとなっています。
-
中尾歌舞伎秋季公演 親子招待
伊那市長谷に伝わる農村歌舞伎「中尾歌舞伎」の秋季公演に向けての稽古が1日から始まりました。
今回の公演は、市内の親子先着150人が招待されます。
1日は、中尾歌舞伎保存会のメンバー8人が中尾座に集まり秋の公演に向けての稽古をスタートさせました。
秋の公演は、子どもたちに地域の伝統芸能を伝えようと伊那ロータリークラブの特別公演として行われます。
市内在住の小学生親子150人を招待します。
今回、上演する演目は「人情噺 文七元結」です。
博打好きの男長兵衛と、その娘で父の借金を返すために身売りするお久など江戸時代の町民の気質と人情が表現された作品です。
この演目は、披露するのは平成28年以来で、子どもたちにもわかりやすい作品になっているということです。
今回の演目を演じる10人のうち2人が、初舞台を踏みます。
昨夜は、台本の読み合わせが行われ、ベテランの役者が若手の役者にアドバイスを送っていました。
伊那ロータリークラブの特別公演は、11月3日の午後1時30分から中尾座で開かれます。
尚、歌舞伎の観劇を希望する小学生親子は、来月3日~17日まで長谷公民館で電話予約を受け付けます。 -
伊那商工会議所建設部会 鹿嶺高原展望テラス備品購入に寄付
伊那商工会議所建設部会は、伊那市長谷の鹿嶺高原に整備された木製テラスの備品購入に充ててもらおうと伊那市に200万円を29日寄付しました。
29日は、完成を記念したセレモニーが開かれ、伊那商工会議所建設部会の池田幸平部会長が伊那市の伊藤徹副市長に目録を手渡しました。
伊那商工会議所では、南アルプス観光魅力創出特別委員会を設置し、鹿嶺高原をより親しまれる場所にしてほしいと、伊那市にテラスの設置を要望してきました。
テラスは8月上旬に完成したもので、面積は200平方メートルです。
唐木和世会頭は「皆さんの協力で伊那谷を盛り上げ、楽しい場所にしていきたい」と話していました。
伊藤副市長は「さらに魅力的な場所になるよう頂いた寄付で備品などを用意していきたい」と感謝していました。
-
県内で新たに上伊那94人含む844人新型コロナ感染確認 松本市で13人死亡
長野県内で29日、新たに上伊那地域の94人を含む844人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。
新規感染者が1,000人を下回るのは、8月8日以来です。
なお、松本市は、感染していた男女13人の死亡を発表しました。
県、長野市、松本市の発表によりますと、感染が確認されたのは、伊那保健所管内は94人で、伊那市で57人、箕輪町で8人、南箕輪村で4人、駒ヶ根市で13人、辰野町で2人、飯島町で4人、中川村と宮田村でそれぞれ3人です。
諏訪保健所管内で97人、佐久保健所管内で80人、松本保健所管内で74人、上田保健所管内で71人、飯田保健所管内で55人、
長野保健所管内で44人、北信保健所管内で38人、大町保健所管内で11人、木曽保健所管内で5人、県外4人、長野市142人、松本市129人の合わせて844人です。
死亡した松本市の13人は、12人が基礎疾患のある感染患者で、60代以上が11人、60歳未満が2人です。
午後4時現在、県内で感染が確認されたのは16万9,157人で、入院は494人、死亡は278人です。 -
ドローンと災害バイク隊が連携し孤立集落を支援
伊那市のドローンを使った買い物支援サービス「ゆうあいマーケット」の取り組みと職員有志で作る災害バイク隊が連携し、災害時に孤立した集落に物資を届ける訓練が23日初めて行われました。
訓練は、大型の台風の接近のため、大規模な土砂流出があり、長谷の集落が孤立したとの想定で行われました。
市の職員で作る伊那市災害バイク隊が長谷に向かって出発しました。
伊那市長谷中尾座です。
孤立している中尾地区の住民にドローンとバイクが連携し支援物資を運ぶ訓練です。
ドローンで運ばれてきた支援物資をバイクに乗せ、災害バイク隊の隊員が住民のもとへ向かっていきました。
この様子は、スマートフォンで撮影し、市役所の災害対策本部に中継されました。
去年9月の大雨では長谷中尾で土砂流出があり、現場より奥の集落が一晩孤立しました。
訓練は、全国的に多発している大雨による洪水災害に対応しようと行われたもので、初動対応や体制づくりなどが確認されました。
-
伊那市の御城印 新たに4場が追加で合計11城に
伊那市高遠町の一般社団法人環屋は、これまでの市内7つの城の御城印に加え、新たに4種類の販売を始めました。
こちらが11日から販売が始まった4種類の御城印です。
西春近の小出城跡、長谷溝口の大徳王寺城址、東春近の保谷沢城跡、高遠町小原の小原城跡の4種類です。
価格は、1枚300円です。
環屋では、2019年から御城印の販売を始めていて、11日から高遠町観光案内所でも取り扱うようになりました。
高遠城址をはじめとする市内7城の御城印に、今回新たに4城が加わり全部で11城となりました。
これを記念して、11城全てを集めると登城制覇御城印がプレゼントされます。
高遠町観光案内所と環屋の2か所で購入することができます。 -
入野谷在来種のそばの播種作業
伊那市高遠町と長谷村で古く栽培されていた、入野谷在来種のそばの復活に取り組む、入野谷在来種復活夢プロジェクトは、伊那市長谷浦の圃場でそばの播種作業を7月25日に行いました。
7月25日は信州そば発祥の地伊那そば振興会や入野谷そば振興会、信州大学などでつくる入野谷在来種復活夢プロジェクトのメンバーおよそ15人が作業を行いました。
およそ10アールある畑に、500グラム分の入野谷在来種の種をまきました。
この取り組みは今年で6年目となります。
在来種が一般的に流通しているそばと交配しないように、他の圃場から離れた浦で栽培しています。
入野谷在来種復活夢プロジェクトによりますと、そばは10月に収穫を予定しています。
今年はおよそ100キロの収穫量を見込んでいて、そばは全て種として活用します。
-
馬の背ヒュッテ営業再開
南アルプス仙丈ヶ岳にある山小屋「馬の背ヒュッテ」の営業が29日から再開しました。
標高2630mに立つ馬の背ヒュッテは、民間所有の山小屋で令和2年から休業していました。
それを伊那市が購入し今年度、直営で営業を再開しました。
管理運営は、株式会社ファーストアッセント伊那支店に委託し、管理人は以前も女将をしていた斎藤しのぶさんが務めます。
新型コロナ感染対策も行われていて定員も従来の80人から45人となっています。
厨房ではスタッフが食事をつくり伊那の間伐材でできた経木の活用にも取り組みます。
この時期、仙丈ケ岳はゴゼンタチバナやヨツバシオガマなど様々な高山植物で彩られています。
また、タイミングがよければライチョウに出会う事ができます。
営業期間は10月10日までで、利用料金は1泊2食付き1万2000円から、定員は45人で完全予約制です。
-
上伊那174人を含む県内1,626人の新型コロナ感染確認
長野県内で23日新たに、上伊那地域の174人を含む1,626人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。
上伊那と県内の感染者数は、共に過去最多を更新しました。
県、長野市、松本市の発表によりますと、感染が確認されたのは、伊那保健所管内は174人で、
伊那市で50人、箕輪町で23人、南箕輪村で12人、駒ヶ根市で56人、辰野町で18人
飯島町で5人、中川村で2人、宮田村で8人、
佐久保健所管内で236人、上田保健所管内で186人、飯田保健所管内で126人、
長野保健所管内で124人、諏訪保健所管内で121人、松本保健所管内で79人、
北信保健所管内で30人、大町保健所管内で28人木曽保健所管内で19人
県外15人、長野市332人、松本市156人の合わせて1,626人です。
午後4時現在、県内で感染が確認されたのは92,113人で入院は163人、死亡は206人です。
また県は、木曽圏域の県独自の感染警戒レベルを3に、北アルプス圏域の感染警戒レベルを4に引き上げました。
-
長谷小学校で1学期終業式
伊那市長谷の長谷小学校で22日、1学期の終業式が行われ、子どもたちは23日から夏休みを迎えます。
22日は、伊那市・箕輪町・南箕輪村の小中学校合わせて9校で1学期の終業式が行われました。
長谷小学校では、全校児童53人が体育館に集まり、代表の児童5人が1学期の思い出や頑張ったことを発表しました。
児童は「漢字を丁寧に書くことができました」「1学期はとても暑くて大変でした。2学期は音楽会があるので楽しみです」などと話していました。
塩澤秀彦校長は「家の手伝いをしたり、勉強や運動をして自分を成長させる夏休みにしてください」と児童たちに呼び掛けていました。
終業式では最後に校歌を斉唱しました。
式が終わると5年生の教室では、担任から通知表が児童に手渡されました。
長谷小学校の夏休みは来月18日までの27日間です。
上伊那の小中学校の終業式は、25日26日がピークとなっています。
-
みなまつり 8月6日実施へ
伊那商工会議所青年部などは、中止となった今年の伊那まつりの代替イベント「みなまつり」の概要について、20日発表しました。
20日は、みなまつりを共催するみはらしファーム、伊那ローメンズクラブ、伊那商工会議所青年部、伊那青年会議所、菓匠Shimizuが事務局をつとめるNPO法人の5団体の関係者が、伊那市役所で会見を開きました。
みなまつりは、8月6日に伊那市内で行われる計画です。
新型コロナ対策として分散型のイベントとなっていて、昼の部は伊那市駅前ロータリーやいなっせ北側広場、みはらしファームなど、市内5か所で様々なイベントが行われる計画です。
また、夜の部は午後8時から、市内8か所で、花火の打ち上げを行うという事です。
-
そば名称 商標登録申請
臨時総会では、高遠そばと入野谷在来そばの名称を、特許庁に地域団体商標登録の申請をしたことを明らかにしました。
商標登録をする事により、地域ブランドを守り、新たな地域活性化が期待できるということです。
2021年の1月に「入野谷在来そば」などが、振興会が知らないところで商標登録の出願をされていたことなどから登録について検討していました。
登録には法人格が必要なため、高遠そば組合と入野谷そば振興会が伊那市商工会に加入し、商工会として6月8日付で出願しました。
今後、1年ほどかけて、特許庁による審査が行われるということです。
-
前長谷総合支所の解体工事前に閉庁式
伊那市長谷の前の長谷総合支所で解体工事を前に、30日閉庁式が行われました。
閉庁式には長谷総合支所の職員と工事業者およそ10人が出席しました。
式は縮小して行われ、工事の安全祈願のみ行われました。
前の総合支所は昭和34年に旧長谷村役場として建てられました。
施設の老朽化に伴い建て替えられることになりました。
長谷総合支所は事務所機能を気の里ヘルスセンター栃の木に仮移転して業務を行っています。
7月4日からは庁舎の解体工事が始まり、新庁舎は令和5年度中の完成を目指しています。
-
長衛祭 3年ぶりの開催
南アルプスの開拓者としてしられる竹澤長衛を偲ぶ、長衛祭が南アルプス北沢峠で行われました。
長衛祭には、伊那市や山梨県南アルプス市、山岳関係者など80人が参加し献花台に花を手向けました。
竹澤長衛は、長谷出身で南アルプスで登山道を整備したり山小屋を建設するなど南アルプスの開拓に尽力しました。
その功績を偲び伝えていこうと実行委員会が毎年行っていましたが、新型コロナの影響もあり、去年、一昨年は中止し、今年は、出席者を関係者に限定し、3年ぶりの開催となりました。
白鳥孝伊那市長は、「自然との共存という長衛の思いを受け継ぎ、守っていきたい」と話していました。
-
前長谷総合支所庁舎の備品譲渡会
伊那市の長谷総合支所は老朽化に伴い建て替えが進められています。
それに伴い、旧長谷村役場時代から使用してきた備品類や日用品などを100円均一で販売する譲渡会が24日、開かれました。
譲渡会は、これまで使われてきた備品などを市民に活用してもらおうと今日から3日間開かれています。
24日と25日の2日間は事前予約制で、長谷の住民と団体などが対象です。
午前9時になると事前予約をした20人が訪れました。
備品類は、旧長谷村時代から使われてきた、ソファーや椅子、棚などおよそ800点あります。
中には、ハクビシンの置物や炊き出しで使われたガス炊飯器などもありました。
長谷に伝わる民話、孝行猿が描かれた飾り皿もあります。
どれも100円均一で販売され、訪れた人たちは、気に入った机や椅子などを購入していました。
昭和36年に旧長谷村役場に入庁した中山晶計さんは当時を懐かしんでいました。
備品類の譲渡会は、24日から3日間開かれ、最終日の26日は、誰でも購入することができます。
伊那市では、売り上げ金を新しい庁舎の備品購入に充てるということです。
-
南ア北部地区山岳遭難防止対策協会が救助訓練
夏山シーズンを前に、南アルプス北部地区山岳遭難防止対策協会の救出と搬送訓練が16日に伊那市長谷黒河内の戸台谷で行われました。
訓練は登山口から15メートル下の急斜面に落ちてけがをした遭難者を救出する想定で行われました。
隊員が救助者を背負い、ロープを使って引き上げていきました。
訓練には南アルプス北部地区山岳遭難防止対策協会の救助隊員と伊那警察署山岳高原パトロール隊員の22人が参加しました。
隊員たちは声を掛け合いながら救助を行っていきました。
救助訓練は毎年、岩場訓練や冬山訓練など4回行っているということです。
2021年度、南アルプス北部で起きた山岳遭難事故は4件でした。
このうち1件は南アルプス北部地区山岳遭難防止対策協会救助隊が救助したということです。
前年度と比べて2件増加しているということです。
-
バーチャル動画でダムツアー
国土交通省中部地方整備局天竜川ダム統合管理事務所は、伊那市長谷の美和ダムや中川村の小渋ダムの内部を360度のバーチャル映像で楽しめる動画の配信を始めました。
美和ダム内の360度映像では、三峰川右岸の入り口から入り、ダムの内部の通路を横断して最深部まで行く映像です。
VR映像では、自分の見たい方向を360度見ることができます。
ツアーコースは270m、最深部は64.5mで、階段は300段ほどあります。
こちらの動画はコースの前半部分を紹介したもので4分ほどとなっています。
またスマートフォンでも楽しむことができ、角度や方向を変えれば視点も変えることができます。
美和ダムには、コロナ前は毎年、1万人ほどがダム見学に訪れていて、内部ツアーも200人ほどが体験していました。
しかしコロナ禍で、内部ツアーの受け入れが難しい状況となったため、今回、自宅でもダムを楽しんでもらいたいと動画を作成しました。
360度が楽しめるVRの他にも、ドローンによる空撮映像も含め、現在4本が公開されています。
今後もさらに順次動画を追加し、全部で8本を公開する予定で6月下旬にはすべて出そろうということです。
-
地元農産物でジェラート販売へ
地元農産物の生産者でつくる伊那市長谷の農業法人ファームはせ株式会社は、採れたての野菜や果物を使ったジェラートの販売を、来月1日から始めます。
ジェラートは、地元の農産物を広くPRしようと伊那市長谷の道の駅南アルプスむら長谷内にある直売所で販売します。
ファームはせが運営する直売所では、長谷を中心とした生産者が持ち込んだ採れたての野菜の他、加工品などを販売しています。
これまで自社工場でアイスクリームを製造販売していましたが、食材をより活用しやすいジェラートに着目し、去年から準備を進めてきました。
販売を計画しているジェラートは、ミルクやストロベリーなど9種類で、季節ごと旬な野菜や果物を使った物も予定しています。
アスパラガスを使ったジェラートです。
アスパラガスそのものの味が楽しめるということです。
ジャムなどで活用される野菜、ルバーブを使ったジェラートです。
甘酸っぱさとフルーツの様な味わいが楽しめるということです。
この他にも、はちみつを使ったジェラートもあります。
価格は、400円から500円を予定しています。
コンセプトは、カラーとハートをかけ合わせたカラート。
彩りあふれる農産物で心と体をみたすという意味が込められています。
現在、店内のソフトクリーム売り場を改修していて、来月1日午前9時のオープンを予定しています。
-
長谷総合支所機能を仮移転
伊那市長谷の長谷総合支所の現地建て替えのため、6日から気の里ヘルスセンター栃の木に事務所機能が仮移転しました。
GW中に職員が移転作業を行い、6日から気の里ヘルスセンター栃の木の多目的スペースを活用して総合支所の業務を移しました。
これまでの庁舎は、長谷村役場として昭和34年に建設されました。
施設の老朽化に伴い建て替えることになりました。
伊那市では、防災上のリスクが低いことや新たな用地を取得する必要がないとして現地での建て替えとしています。
また近くにあるケーブルテレビ施設を改修し南アルプス北部地区山岳遭難防止対策協会などの事務所が入る計画です。
6日は、開所式が行われ白鳥孝市長は、「市民目線での業務をお願いしたい」と訓示し、新庁舎建設については、「長谷の特色を活かし、地域住民にとっても象徴になる建物にしたい」と話していました。
気の里ヘルスセンターは、乳児検診や高齢者の健康教室などの福祉施設として平成16年に旧長谷村が整備しました。
仮庁舎には、これまでと同様に総務課、市民福祉課、山岳高原観光課、農林建設課が入り職員22人体制で業務を行います。
長谷総合支所新庁舎は、令和5年度中の完成を目指し、今年度から本格的な工事が始まります。
-
戦争番組 DVD鑑賞会
伊那市長谷非持のJazz Café蔵ZENで伊那ケーブルテレビが制作した戦争に関する番組の鑑賞会が5日開かれました。
5日は店主の中山善治夫妻と知人の3人が番組を鑑賞しました。
中山さんは、終戦から77年が過ぎ記憶が風化しつつある今、戦争がもたらした地域での悲劇を知り、平和の尊さを改めて感じてもらおうと企画しました。
上映したのは2020年に伊那ケーブルテレビが制作し、民放やケーブルテレビ局が参加する番組コンクールで優秀賞を受賞した「戦後75年目の懺悔-私は教え子を満州に送った」です。
青年学校の教師として満州に教え子を送り出した事を悔やんでいる、伊那市福島の三澤豊さんにスポットを当てたドキュメンタリーです。
鑑賞会は7日も長谷の蔵ZENで開かれます。
-
中尾歌舞伎春季公演「一谷嫩軍記 熊谷陣屋の段」熱演におひねり
伊那市長谷中尾に続く農村歌舞伎「中尾歌舞伎」の2年ぶりの春季公演が、29日、中尾座で行われました。
演目は「一谷嫩軍記 熊谷陣屋の段」で7年振りの公演となりました。
熊谷陣屋の段は、源平合戦の時代の物語です。源義経に仕える主人公の熊谷直実は、平敦盛の命を助けよとの密命を受けます。
直実はやむなく息子を身代わりとして差し出すという物語です。直実の妻・相模は、身代わりとなったわが子の首を抱いて嘆き悲しみます。
公演は新型コロナ感染対策として、一般には公開せず、賛助会員のみを招いて行われました。
会員の熱演に会場からはおひねりが飛んでいました。
伊那ケーブルテレビでは、春季公演の模様を7日午後2時からご覧のチャンネルで再放送します。
-
Wakka Agri(ワッカアグリ)関東農政局長賞
農林水産省が行っている「未来につながる持続可能な農業推進コンクール」で、伊那市長谷で稲作経営を行うWakka Agri(ワッカアグリ)が、関東農政局長賞を受賞しました。
28日は、伊那合同庁舎で表彰伝達式が行われ、上伊那地域振興局の竹村 浩一郎局長から、株式会社ワッカアグリの細谷啓太さんに、関東農政局長賞が伝達されました。
「未来につながる持続可能な農業推進コンクール」は農林水産省が、有機農業や生産工程管理に積極的に取り組む農業者を表彰するものです。
ワッカアグリは、伊那市長谷の中山間地域でアメリカの市場を目指した有機米づくりを行っていて、昨年度の有機農業・環境保全型農業部門で関東農政局長賞を受賞しました。
なお今回の表彰では、御代田町の農業法人が最高賞の農林水産大臣賞に次ぐ、農産局長賞を受賞しています。
-
上伊那33人含む県内460人感染
長野県内できょう新たに、上伊那地域の33人を含む460人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。
県、長野市、松本市の発表によりますと、感染が確認されたのは、伊那保健所管内は33人で、伊那市で19人、箕輪町と南箕輪村でそれぞれ1人、駒ヶ根市で9人、辰野町で1人、 飯島町で2人、長野保健所管内で45人、松本保健所管内で41人、上田保健所管内で30人、飯田保健所管内で28人、諏訪保健所管内で27人、北信保健所管内で26人、佐久保健所管内で19人、大町保健所管内で8人、県外1人、長野市145人、松本市57人の合わせて460人です。
午後4時現在、県内で感染が確認されたのは61,504人で入院は161人、死亡は178人です。 -
南アルプス林道バスが今シーズンの運行開始
伊那市営南アルプス林道バスの今シーズンの運行が25日から始まりました。
伊那市長谷の南アルプス林道バス営業所で、テープカットが行われ運行開始を祝いました。
新型コロナ感染防止のため、車内は換気を行い、会話は控えるよう呼びかけています。
運行期間は11月15日までの予定で、6月14日までは歌宿まで、15日からは北沢峠まで運行するということです。
バスは例年およそ4万人が利用していますが、去年は新型コロナの影響や大雨の土砂崩落による通行止めが続き、2万5,264人でした。
-
玄立寺の枝垂れ桜見ごろ
伊那市長谷非持の玄立寺の枝垂れ桜が見ごろを迎えています。
玄立寺の枝垂れ桜は、例年高遠城址公園の桜より2週間ほど遅く見ごろを迎えます。
境内には、およそ20本の枝垂れ桜が植えられていて、現在満開となっています。
桜は、天気が良ければ今週いっぱい楽しめるということです。
-
戸台の化石ミニ企画展
伊那市長谷の南アルプスむら長谷ビジターセンターでは「戸台の化石ミニ企画展」が開かれています。
この企画展では戸台で見つかったアンモナイトの化石など、およそ30点が展示されています。
展示されている資料は長谷公民館に保存されているものです。
今回、桜の時期に合わせより多くの人に知ってもらい「戸台の化石資料館」にも足を運んでもらおうと、伊那市が開きました。
戸台の化石は石や砂、泥などが積もってできた地層の重さによって、つぶれた状態で見つかるのが特徴です。
北海道で見つかったアンモナイトと比較された写真も展示されています。
この企画展は22日まで、南アルプスむら長谷ビジターセンターで開かれています。
-
市長選2派 市議選27派が出席
任期満了に伴い4月17日告示、24日投開票で行われる伊那市長選挙、伊那市議会議員選挙の立候補届出手続等説明会が23日開かれ、市長選には現職と新人の2派が、市議選には定数21に対し候補者未定の1派を含む27派が出席しました。
23日は市役所で説明会が開かれ、出席者が伊那市選挙管理委員会などから注意事項や書類の取り扱いなどの説明を受けました。
市長選には表明順に無所属で新人の八木択真さんと無所属で現職の白鳥孝さんの2派が出席しました。
定数21の市議選には、現職14派、新人12派、擁立を模索する1派の合わせて27派が出席しました。
党派別では日本共産党3、公明党2、日本維新の会1、無所属20、未定1となっています。
市長選、市議選は4月11日、12日に立候補届出書類の事前審査が行われ、17日告示、24日投開票となっています。 -
農ある暮らしについて内村節さん講演会
伊那市長谷地区で農業を軸に地域おこしに取り組んでいる「南アルプス山麓地域振興プロジェクト推進協議会」は「これからの中山間地域の農ある暮らしについて」の講演会を2月23日にオンラインで開きました。
講師は哲学者の内山節さんが務め、協議会の松田泰俊会長などおよそ80人がオンラインで参加しました。
講演の中で内山さんは「農ある暮らしをしたい人が増えている。都市部のシステム化された仕事につきたくないと思う人たちが魅力を感じている」と話しました。
内山さんは群馬県上野村と東京で暮らしながら、生活に密着した原理や知恵を探求しています。
内山さんは農業の持続性について「最近は収益を求めすぎて、うまくいかないと辞めてしまうことが多いが、縄文時代から耕作は行われており、これほど持続性のある産業は農業以外にはない」と話していました。
講演会は2020年にも行われましたが、新型コロナの影響で状況が変わっている今、改めて農ある暮らしについて考えてほしいと開かれました。
-
江副行昭さん 回顧展
伊那市で約40年間制作に取り組んできたガラス工芸作家の江副行昭さんが3月末で長谷非持のアトリエを閉鎖するのを前に、回顧展が江副ガラススタジオ・ギャラリーで22日から始まりました。
ギャラリーには、江副さんがこれまで制作してきた300点余りが展示されています。
江副さんは佐賀県出身の89歳です。20代のころから70年近くに渡りガラス作品を制作してきました。
江副さんは、日本の畳に合う和風の作品を作ろうと、高遠の土とガラスを混ぜ熔かして作る「熔壌ガラス」を考案しました。
1982年には、高遠町に「高遠スタジオグラスセンター」を設立。
1995年には長谷にアートヴィレッジ信州を開き、工房を構えました。
江副さんはこれまでの作家人生の中で、オリンピックに作品を通して携わったことが思い出深いと話します。
この作品は、1998年の長野オリンピックのスピードスケートで選手のスタート順を決めるくじを入れた「ドローポット」です。
こちらは、去年開かれた東京オリンピックに向け2016年に制作した作品です。
弟子で後継者として認めていた江口智子さんが2017年に病気のため亡くなり、熔壌ガラスが制作できなくなったため、最後の作品となりました。
江副さんの回顧展は27日まで伊那市長谷の江副ガラススタジオ・ギャラリーで開かれています。
-
美和発電所で安全祈願祭と起工式
伊那市高遠町にある美和発電所の大規模改修工事の安全祈願祭と起工式が22日、行われました。
式には県企業局や県議会、伊那市の関係者などおよそ30人が出席しました。
昭和33年に建設された美和発電所は今年で64年が経ち、老朽化が進んでいます。
改修工事により、最大出力が現在の12,200kWからおよそ13.000kWに増える計画です。
事業費はおよそ72億円で、建物は取り壊し、その場で建て替え令和7年4月の完成を目指しています。