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杉本組合長昭和伊南病院着任式
駒ケ根市長交代に伴い、1日付で新たに就任した杉本幸治伊南行政組合長は8日、昭和伊南総合病院で着任式に臨んだ=写真。杉本組合長は集まった職員約70人に対し「地域医療を取り巻く状況は大変厳しい。こんな時だからこそ、地域一丸となって医療を守っていかなければならない。市民の期待に応えられるよう、私も先頭に立って全力で取り組んでいきたい。一緒に頑張ろう」と呼び掛けた=写真。
杉本組合長は、国の施策を待っていては遅い、上伊那全体での医療連携を考えながら、緊急の課題である医師確保を図っていかなければならない竏窒ニ危機感もあらわに訴えた。 -
宮田小で児童会長選挙、清き一票投じて
宮田村宮田小学校は6日、新年度の児童会長を決める選挙を行った。4人の立候補者が立会演説会で・ス公約・スを訴え、3年生以上の有権者が清き一票を投じた。
5年生の各学級から4人が立候補。今月から教室訪問を行い、この日の投票前の演説会では最後のお願いをした。
「あいさつできる学校に。私自身が校門に立って率先したい」「問題があったら、委員会や全校の意見を聴いていきたい」など、各候補とも堂々と話して支持を求めた。
それぞれ意中の候補者を決めて投票。開票結果によって新たな会長らが決まった。 -
村の広報紙で地域の医療問題を特集
宮田村の広報紙「みやだ」は1月、2月両号で、「地域医療は今」と題して、地域の基幹医療機関でもある昭和伊南総合病院の医師不足問題や若い母親らを取材して特集記事を組んでいる。同村、駒ケ根市、飯島町、中川村の伊南4市町村の共同企画。独自の取材も織り交ぜながら住民に現状を伝えており、担当した宮田村企画情報係の上條雅典さんは「地域だけで簡単に解決できる問題ではないが、広く考えてもらうきっかけになれば」と話す。
伊南の各市町村は宮田村と同様に広報紙で同特集を掲載。
昭和伊南総合病院への取材も共同で行い、千葉茂俊院長ら関係者のインタビューや医師不足の現状分析をそれぞれ掲載した。
2月8日以降に各家庭に配られる「みやだ」2月号は、地域医療を守るために取り組む現場の声や開業医との連携などを紹介。
出産環境が整うために勉強会を開いているグループの活動にもふれ、出産期にあたる若い女性の声も拾っている。
「取材して思ったのが現場の大変さ」と上條さん。「医療全体の根本が変わらないと、地方の格差はますます広がるようにも感じる」と指摘する。
そのうえで住民一人ひとりが関心を高めることが改めて重要と感じたとも語り、2月号の最後も「今私たちにできること」をテーマにすえて、問題提起している。 -
宮田とうふ工房の「こだわりのもめん」が県品評会で審査長賞
宮田村の精密業マスダ(増田清社長)が経営する宮田とうふ工房の「こだわりのもめん」とうふが、第11回県豆腐品評会(県、県豆腐商工業協同組合主催)で上位3席の審査長賞を受けた。同工房の製品は2002年の品評会から7年連続で入賞を果たしたことになり、地元産大豆にこだわる豆腐づくりが改めて高い評価を受けた。
品評会には県内35工場から、もめん豆腐の部に42点、きぬごし豆腐の部に24点、その他の特殊豆腐の部に28点の計94点の応募があり、21点が入賞した。
05年にはきぬごし豆腐で県知事賞に輝いている同工房だが、今回の審査長賞で、きぬ、もめんの主力製品がいずれも県内トップ級の品質、味わいと評価されたことになる。
ほぼ宮田村内産の大豆「ナカセンナイ」をを用い、徹底して地元の原料にこだわる同工房。現在は宮田村や駒ケ根市の学校給食にも使われるほか、「安全安心の地元産」として愛好者も多い。
マスダの増田忠直相談役は「量や質にばらつきもある地元産大豆を使う難しさもあるが、日ごとの微妙な調整で品質も着実に向上している。心新たに消費者の皆さんに美味しい豆腐を届けていきたい」と話した。 -
自立支援法見直しに働きかけを、身障協が村長に要請
宮田村身体障害者福祉協会(川手巖治郎会長、52人)は6日、障害者自立支援法の抜本的見直しを国へ積極的に働きかけるよう、清水靖夫村長に要請書を提出した。要請は6項目に及び、障害者の雇用改善、相談員制度の存続など求めた。
自立支援法の施行の影響で県が廃止した障害者相談員は、県・上伊那の両身体障害者福祉協会の委嘱により本年度は存続。
要請に対し、村は2008年度も国の事業を活用しながら相談員2人を確保していきたい考えを説明した。
村職場における障害者の雇用機会拡大、障害者に対する福祉タクシー券の利便性向上、身障協の加入促進への協力、福祉担当部署の充実についても要請書には盛り込んだ。
清水村長は「自立支援法によって不安があってはならないと受けとめている。皆さんと情報を共有し、施策に反映していきたい」と答えた。
村は正式な回答を3月初めの身障協役員会に寄せる予定。 -
西保育園交通安全教室
今春から小学校に通う宮田村西保育園の年長園児が6日、公道を使って横断歩道の渡り方、信号機の見方などを学ぶ交通安全教室を行った。事故なく通学できるように、肌身で感じた。
村駐在所の中田祐記さんの指導で、まずは信号機のない交差点で横断歩道の渡り方を体験。
左右の安全確認をした後に、遠くのドライバーにも分かるように大きく手をあげて渡った。
信号機のある交差点では、青信号になったら横断することを徹底。
信号が点滅を始め、戸惑う園児の姿もあったが、中田さんは「渡っている途中で点滅したら、引き返すのではなく、注意して素早く渡ってください」と教えた。
この日は全園児対象の交通安全教室もあり、保護者の母親4人がペープサートで分かりやすく交通安全を呼びかけ。「道路では遊ばない」「手をあげて右左見て渡りましょう」と、園児も一緒に交通安全の約束を繰り返した。 -
宮田中吹奏楽部3月の定演、OB、OGに出演要請
宮田村宮田中学校吹奏楽部(津山碧部長)は、3月20日に村民会館で開く定期演奏会「スプリングコンサート」に同部出身のOB、OGにも出演してもらい一緒に盛り上げたいと呼びかけている。
同校の吹奏楽部の歴史は古く数十年の伝統を持つ。
出身者数は把握できていないが、定期演奏会が復活して3年目を迎える今年「先輩がたと一緒に演奏会がしたい」と、OB、OGへの出演呼びかけを始めた。
既に20人くらいが快諾し、準備も進めているが「もっと多く集まれば」と現役生徒たちの期待も高まるばかり。
OBが演奏する曲目はサウンドオブミュージックのメドレーや威風堂々、校歌など。
練習日程は3月15日から本番当日20日までの4日間を予定する。
「演奏から離れていた人でも取り組み易い楽曲を選んだ。協力してもいいという方はぜひご一報を」と顧問の瀧澤敏郎教諭。問い合わせは宮田中学校瀧澤さん85・2004、FAX85・5441。 -
教育美術展で宮田小の7人が入賞
読書感想画コンクールの堀井さんは中央審査へ宮田村宮田小学校3年の堀井満里奈さんが第19回読書感想画コンクール(毎日新聞社主催)の県審査で入選し、全国の作品が集まる中央審査に進んだ。また全国教育美術展(財団法人教育美術振興会主催)では同校2、3年の7人が入賞した。
全国教育美術展では、2年の北原颯也君、小松木蓮さん、3年の中山紗希さん、池上和人君が特選。
2年の笹古凌我君、3年の飯島依茉里さん、吉岡美奈さんは入選となった。
読書感想画コンクールは県審査で県内の小中学生あわせて38人が入選したが、中央審査に進んだのはそのうち7人。上伊那からは掘井さんと、中学校の部で伊那市高遠中学校の小松美穂さんの作品が選ばれた。 -
宮田版の栽培指針策定へ、大豆専門部会
宮田村の大豆栽培農家でつくる「大豆専門部会」(保科治男会長)はこのほど全体会議を開き、品質と生産性を高めようと宮田版の栽培指針を策定しようと取り組みを始めた。
農家によって違う除草剤の種類や使用時期などについて、一定の目安をつくり、農家全体の底上げを図る。
同村内では13年前から大豆栽培が始まり、昨年に専門部会が発足。
宮田産の大豆を用いて豆腐製品をつくる「宮田とうふ工房」の担当者も全体会議に出席し、「大豆の数量確保が一番の懸念。私どももも品質的に勉強して、おいしい製品をだしていきたい」と協力を求めた。 -
村長査定終了、新年度一般会計本年度並みの32億円台で固まる
宮田村の予算編成は村長査定を終え、2008年度の一般会計予算額は本年度当初と同じ32億円台で固まった。
県単農道、防災無線の整備などが本年度中に終わるため、普通建設事業費を中心に抑制。子育てや学校関連などが事業的にも手厚くしているという。
予算の発表は22日を予定している。 -
宮田小5、6組、山形村に遠征公演
演劇に力をいれる宮田村宮田小学校特別支援学級5、6組は5日、東筑摩郡山形村の福祉作業所に遠征した。同作業所の利用者とボランティアでつくる「しゃぼん玉劇団」や上田市真田地域ボランティア連絡協議会と劇を通じて交流。元気に楽しく演じる宮田村の子どもたちの取り組みは、他地域の人たちの心も見事に・スわしづかみ・スした。
練習を続けてきた劇「猫山」を上演した児童たち。今までとは勝手が違う見知らぬ人たちばかりの会場でも、堂々と臆することなく演じた。
終演時には満場の拍手で包まれ、「私たちよりずっと上手」「衣装も工夫して立派だ」と絶賛の声が。
自分たちの演技で笑ったり、驚いたり、時には考えたりしてくれた観客の姿に、子どもたちも大きな手応えをつかんだ様子。
「大きく演じるように心がけた」「せりふを一生懸命覚えた」など、感想も話した。
県内各地で公演する山形村福祉作業所の劇団「しゃぼん玉」の芝居も鑑賞。
音楽や踊りも取り入れた内容に、ある児童は「すごく楽しい」とじっと見入った。
交流会を実現させた同作業所の大池幸一郎所長は「年齢や障害の有無なんて関係ない。元気で頑張る姿にこそ、世の中の人たちを楽しませ、幸せにする力があるはず」と、5、6組の熱演に目を細めた。 -
公民館スキー教室、村のクラブ会員が熱心に指導
宮田村公民館のスキー教室は2日、伊那市の伊那スキーリゾートで開いた。小学生を中心に約70人が参加。宮田スキークラブの会員12人が丁寧に指導し、レベル別にスキーの楽しさを感じながら技術向上に励んだ。
小学校3年生を中心とした初心者のクラスは午前中、ゲレンデ下部で基礎技術をみっちり練習。
徐々にコツをつかみ、午後にはスキーを「ハ」の字に広げたボーゲンで滑走を楽しむ姿もみられた。
同教室は39回目を迎え、毎年スキークラブが全面協力。この教室をきっかけにスキーを始めた村民も多く、「まず楽しんで、そして続けてもらえれば」とクラブ代表の上條雅典さんは話していた。 -
ながーい太巻きつくって恵方巻き
宮田村の福祉交流施設なごみ家は4日、約40人が参加して全長10メートルにも達する太巻き寿司をつくり、食べて願い事をする節分の「恵方巻き」を行った。心あわせて・スながーい・ス太巻きが見事に完成。「今年も良い1年になりそう」と、かぶりついた。
2升5合の寿司飯に約50枚の海苔を用意し、ホウレンソウ、カンピョウ、タマゴ、デンプなど具材も豊かに彩り良く。
参加者が横並びになって、「せーの」と息をあわせて一気に巻いた。
海苔が足りずはみ出したりするなど微調整はあったが、見事な出来映えに「すごい」「上手にできた」と歓声があがった。
さっそく各20センチほどに切って、今年の恵方である「南南東」を向いてガブリ。口いっぱいにほおばり、家族や仲間の幸せを願った。
同施設で恵方巻きをするのは3年目で、昨年からは長い太巻きに挑戦している。
職員の鈴木幸子さんは「なごみ家は色々な人たちの出会いの場。節分の行事もひとりよりも、みんなで力をあわせるとまた楽しいでしょ」と話していた。 -
節分豆まき大会
宮田村のAコープ宮田店は3日、節分恒例の豆まき大会を開いた。豪華商品や半額券などが当る福豆がまかれ、家族づれなど多くの人たちでにぎわった。
福豆はヒーターや敷き毛布をはじめ豪華商品を300本用意した。
降雪のため、店舗内で行った豆まきに約150人が集まり、農協理事らが「鬼は外」「福はうち」の掛け声もろとも、福豆をばらまいた。
子どもも大人も夢中になって、福豆を拾い集めた。 -
スピードスケート国体2位の小林君が村長に入賞報告
冬季国体「長野かがやき国体」スピードスケート少年男子1万メートルと5千メートルで2位に入った上伊那農業高校3年の小林成光君(18)が1日、宮田村の清水靖夫村長、新井洋一教育長に入賞報告した。北安曇郡池田町の出身だが、高校の3年間は同村中越区の指導者宅に下宿して練習。・ス第2の故郷・スで実力を培ったことを話し、清水村長らは「親元を離れて根性がある。宮田の誇りだよ」と喜んだ。
多くの選手を輩出する指導者の新谷純夫さん宅に下宿。1月末のインターハイ1万メートルで目標にしていた表彰台(2位)にのぼり、直後の国体でも最後まで優勝を争い活躍した。
「新谷先生の支え、そして(上伊那農で)一緒にやってきた武井博史君の存在が大きい。多くの人に支えられて今の自分があると思う」と、宮田村で過ごした3年間の成長を村長らに披露。
今春から法政大学に進み競技を続けることも報告し「精神面が課題。大学でもっと鍛えてトップの選手に近づきたい」と意欲も語った。
清水村長、新井教育長は「感謝するその気持ちが大切。さらに上を目指して」と激励した。 -
園児が心の「鬼退治」、西保育園で節分豆まき
宮田村西保育園は1日、節分行事に親しもうと豆まき集会を開いた。子どもたちが元気よく心の中に潜む鬼たちを退治。「よい子になりますように」と福を招き入れた。
わがままな赤鬼、意地悪でいたずら好きの黄鬼、泣き虫の青鬼、好き嫌いが多い青鬼が園内に出没。
子どもたちは自分の胸に手を当てて、退治したい鬼を心に浮かべた。
新聞紙を丸めてつくった豆をまき・ス鬼退治・ス。「鬼は外、福は内」「こわくないよ。鬼さん出ていけ」と投げつけた。
たまらず鬼たちも「参った」と退散。園児たちは「やったー」と笑顔を広げた。 -
議長の小林氏今期限りで引退、宮田村議選に不出馬表明
任期満了に伴う3月の宮田村議選に、2期で議長の小林茂氏(71)=南割区=が出馬しない方針を決め1日、伊那毎日新聞の取材に今期限りでの引退を表明した。同選挙にからみ、不出馬を明らかにした現職は3人目となった。
後援会から慰留されていた小林氏だが「年齢的なことや世代交代を考えて、最後は自分の意思を通させてもらった」と話した。
後継候補については自ら進んで擁立などは行わない考えだが「私が退くことで、新しい人が出やすくなれば」とした。
南割区では複数の新人が噂されるが、具体的な動きにはなっていない。
3月の村議選に向けては、4期の山浦正弘氏(74)=町二区=、3期の片桐敏良氏(71)=中越区=が既に不出馬の意思を表明。
人口が村内で2番目に多い南割区を地盤にした小林氏の不出馬表明により、選挙2カ月をきった現在も模様眺めだった前哨戦にも変化が出始めそうだ。 -
伊南行政組合長に杉本駒ケ根市長
駒ケ根市長の交代に伴い、伊南行政組合は1日、新組合長に杉本幸治駒ケ根市長を選任した。任期は市長在任期間。
構成4市町村の首長らが集まって審議し、互選により決定した。組合長はこれまで中原正純前駒ケ根市長が務めていた。
杉本市長は同日付で駒ケ根市土地開発公社と同開発公社の理事長に就任した。任期はいずれも2年。 -
新市長を村長歓迎、ガッチリ握手交わして
駒ケ根市長選で初当選した杉本幸治市長が31日、就任あいさつのため宮田村役場を訪れた。清水靖夫村長は強く握手を交わして温かく出迎え「思いきって挑戦してください」と、新市長を激励した。
以前から知り合いでもあるという2人は、さっそく国道バイパスなど交通課題や昭和伊南総合病院の問題について意見交換。
清水村長は「病院については医師、さらに経営の問題もある。(新市長には)うんと頑張ってもらわないと」と期待を寄せ、杉本市長は「みなさんからアイデアを頂き、連携してやっていきたい」と答えた。
清水村長のはからいで、杉本市長が宮田村役場の職員を前に・ス演説・スする一幕も。
「病院も含め課題があるが、伊那谷はひとつとして取り組んでいきたい。皆さんの叱咤激励を今後も頂戴したい」と話した。 -
カイコのこともっと知ろうと宮田小3年2組がシルクミュージアム見学
カイコを育て学習に活かしている宮田村宮田小学校3年2組は31日、駒ケ根市のシルクミュージアムを見学。かつて村内や近隣地域でも盛んだった養蚕のさまざまな知識にふれた。
種の状態からカイコを飼育してきた同学級。立派な繭になり糸を取るのを控え、さらに学習を進めようと同ミュージアムを訪れた。
展示物を見学し、学芸員から熱心に話しを聞く姿も。農家でどのように飼われていたかなども見て感じ、ただ単に産業としてだけでなく、人々の生活の一部として息づいていたことにもふれた。
気になった展示をスケッチした子どもたち。「昔の人はカイコを育て、糸にするにも苦労したんだと思う」と話す女子もいた。 -
おやじ塾が初茶会
宮田村の60、70代の熟年男性が集う「おやじ塾」は29日、新年にふさわしく・ス初茶会・スを村民会館で開いた。茶道の流儀に親しみ、気持ちも新たに今年の活動をスタートした。
大日本茶道学会の小林仙敏さんの指導で、茶道の一端にふれたメンバー。以前にも体験したことがあるが、伝統の奥深さにもふれながら、茶を味わった。
おやじ塾は発足5年目。今までもさまざまな挑戦をしてきたが、今年も精力的な活動を計画している。 -
あさがおの会が歌会始め
宮田村の福祉交流施設なごみ家に隔月で集まり短歌に親しんでいる「あさがおの会」は28日、新春歌会を同所で開いた。新年にふさわしい清新な短歌の数々を寄せ・ス歌会始め・スとした。
新年らしく今年1年の無事を願ったり、待ち遠しい春の情景を詠んでみたり。
学校帰りの子どもたちと交わしたあいさつ、孫の口ぐせも家族の潤滑油であることなど、日常生活を見事にとらえた力作も揃った。
同会は3年前の1月になごみ家で開いた新春歌会をきっかけに発足。
この日も同会を指導する新谷悦郎さん、秀子さん夫妻=中越区=が添削し、メンバーは言葉ひとつで変わる短歌の世界の楽しさを思う存分満喫していた。 -
園児とお年寄りが豆まき交流
節分を前に30日、宮田村東保育園と隣接する村社会福祉協議会デイサービスセンターの豆まき交流会が始まった。手づくりの鬼の面をかぶった園児たちが、センターを訪問。利用者のお年寄りたちと豆を食べるなどしてふれあい、伝統の行事を一緒に楽しんでいる。
この日は年長ゆり組の子どもたちがデイセンターへ。
チビッコ鬼の登場に、おじいちゃん、おばあちゃんは「かわいいねぇ」と目尻を下げた。
「鬼は外、福は内」と元気に歌い、豆まきも。園児たちはみんなで取り組んでいるけん玉も披露し、歓声があがった。
交流会は31日も行われる。 -
気軽に利用できるギャラリーを商店街に、村内有志が空き店舗を活用
宮田村南割区の木工業三浦敏夫さんら村内の有志が3月初旬をめどに、中心商店街の町2区仲町の空き店舗を使って、誰もが気軽に作品を展示したり販売ができるギャラリーを開設しようと準備を進めている。「商店街にはシャッターが閉まっている店もあり寂しい。さまざまな人が交流できるスペースにして、活気を出すきっかけにもなれば」と賛同者を幅広く募っている。
店舗は約30平方メートルで、1平方メートルほどの区画にして出展希望者に貸し出す計画。木工や陶芸、絵画など多彩な手づくり作品を主に考えている。
気軽に利用できるよう、1区画あたりの月額使用料は千円ほどを予定。
「作品などを発表したくても機会や場所に恵まれない人も多い。村内にも色々な才能を持っている人も多く、発表の場になれば」と三浦さんは話す。
さらに中心商店街という立地条件を活かして、さまざまな情報が発信できるギャラリーにしていきたい考え。
遊具を置いたり、畳みを敷いたくつろぎげる場所も設け、子どもから大人まで自由に立ち寄れるスペースにしたいと夢はふくらむ。
現在は、三浦さんらが店舗を改装中。床と壁にはヒノキを敷きつめ、あたたかみのある空間になりそうだ。
出展などに関する問い合わせは三浦さん090・3142・3691まで。 -
宮田小で来入児の半日入学
宮田村宮田小学校は29日、4月に入学する来入児を対象に半日入学を行った。村内の年長保育園児が、1年生と交流するなかで春からの学校生活を垣間見た。
1年生はさまざまなゲームや手づくりの品を用意した・スお店屋さん・スを設けて、お出迎え。
やさしいお兄さん、お姉さんとのふれあいに、園児たちは大喜び。袋が満杯になるほど買い物を楽しみ、小学生になる期待も胸いっぱいにふくらませていた。 -
宮田小3年2組の9人が入賞、林業関係ポスターコンクール
宮田村宮田小学校3年2組の3人が、県の林業関係ポスターコンクールで県緑の基金理事長賞を受賞。上伊那管内を対象にした同コンクールでも2人が最優秀にあたる上伊那地方事務所長賞、4人が優秀賞を受け、めざましい成績を残した。同学級からは絵画や俳句などのコンクールで入選する児童が相次ぎ、ものをとらえ感じる心を養う日頃の成果が幅広く認められている。
松下太一君と中村花琳さんの2人は国土緑化・育樹部門で、県緑の基金理事長賞。中山紗希さんは同賞を野鳥愛護部門で受けた。
上伊那管内対象のコンクールでは、国土緑化・育樹部門で植木千尋さん、野鳥愛護部門で橋爪陽君が上伊那地方事務所長賞。
優秀賞にあたる上伊那山林協会長賞(国土緑化育樹部門)は林優奈さん、中村未帆さん、同じく上伊那猟友会長賞(野鳥愛護部門)は浦野咲紀さん、水上由信君が輝いた。
「色を塗る時にはみださないように心がけた」「細かいところも丁寧に書いた」など、力作が見事に選ばれて喜ぶ9人。
これからも描く楽しさ、表現する喜びを仲間とともに培っていく。 -
夏まつり「開催すべき」過半数で継続へ
宮田村が「みやだ夏まつり」の開催賛否などを問うために村内全戸を対象に実施したアンケート調査で、「開催すべき」が52・3%にのぼり過半数を超えたことが分かった。村産業建設課はこの結果をふまえ28日夜、まつりの継続意向を区長会に報告。一方で開催すべきと回答した半数近くは「方法を見直したうえで」と条件もつけており、同課では従来の日程や内容、運営方法などを白紙から再検討したうえで、開催にむけて準備を進めていく考えだ。
アンケートは昨年末に村内全戸にアンケート用紙を配布して実施。2658戸中1479件が回答し、回答率は55・6%だった。
開催すべきとしたなかで、「今まで通りの方法で」と答えたのは26・3%。「方法を見直したうえで」は26%だった。
「廃止したほうが良い」は38・8%、「分からない」は8・9%だった。
以前は毎年実施していた夏まつりだが、現在は隔年開催。踊り中心の内容にマンネリ化も指摘され、存廃の是非も毎回議論されてきたが、今年は開催年にあたる。
アンケートは踊りの内容についても聞き、42・9%が「若い人も参加できるよう踊りを考えるべき」と回答。
「全体の踊りはやめ、各区、グループでの出し物に変更すると良い」が14・8%で続き、「今まで通りが良い」は12・5%だった。
村産業建設課はアンケートに寄せられた意見なども考慮し、開催へむけて調整。「みんなが楽しく参加できるまつりにしたい」と話し、区長会でも説明して理解を求めた。 -
太田切川左岸の護岸河床復旧、3月末までに完工
昨年5、6月の出水で護岸と河床に被害が出た宮田村の太田切川左岸の復旧着工を前に25日夜、地元大田切区の住民に対する工事内容の説明会があった。施行主体の県やJR東海は、渇水期の3月末までに完工する計画を示した。
削られた護岸のコンクリートを打設し、河床には根固めのブロックを敷設する。
また、現場付近を渡るJR飯田線太田切川橋の根固め工事も平行して同時に行う。
川は盛土して右岸に流れがいくようにして工事を進めるが、地元住民から工事後は原状に戻すよう求めるなど要望もあがった。 -
議員報酬5%減額継続を自主的に申し入れ、村議会が村長に
宮田村議会は28日、議員報酬を新年度も村条例規定額から5%減額を継続し本年度と同額に据え置くよう、清水村長に申し入れた。
村の特別職報酬等審議会が先日、他町村の状況などを考慮に入れるなかで「村議の報酬は規定額に戻すべき」と清水村長に答申したが、村議会は「村民の感情的にも減額は継続すべき」と小林茂議長の提案で、この日の全員協議会で議論した。 減額継続を村長に求めることで意見が一致し、その後小林議長らが村長に申し入れ。村長は「理事者と相談して決めたい」と答えた。 -
主要文化体育施設、シルバーセンターを指定管理者にして管理委託
宮田村は4月から、村の主要な文化体育施設の管理について駒ケ根伊南広域シルバー人材センターを指定管理者にして委託する。28日の村議会臨時会に、指定に関する議案を上程して可決。契約期間は3年で、村教育委員会は「使用料やサービスは維持でき、村の経費削減にもつながる」としている。
委託するのは新田区にある総合公園「ふれあい広場」と、その周辺にある村文化会館、宮田球場、農業者トレーニングセンター、テニス場、宮田宿本陣旧新井家住宅、さらにつつじが丘など2カ所の村営グラウンド、中越の屋内運動場、村体育センター、村武道館。
公募せずにシルバー人材センターを選定した理由について、村教委は「既に駒ケ根市の体育施設で指定管理者としての実績があり、宮田村内の施設管理についても作業委託で内情を理解しているため」と説明する。
村民会館、図書館、子ども館は村の管理運営体制を継続する。
村文化会館には常駐職員が不在となるが、利用者のサービスが損なわれないような連絡体制をとる。
施設使用料も現行を上限に設定するなど「不便がかからないようにする」としており、2月18日の公民館登録団体説明会で利用者には理解を求める。
臨時議会では起債のうち金利が6・6%を超える552万円を繰り上げ償還する今年度補正予算案も可決した。村は当初今年度中に3700万円の繰り上げ償還を計画したが、残額分は08年度に盛り込む。